JP2904032B2 - 同軸線路の接続構造 - Google Patents

同軸線路の接続構造

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JP2904032B2
JP2904032B2 JP6315970A JP31597094A JP2904032B2 JP 2904032 B2 JP2904032 B2 JP 2904032B2 JP 6315970 A JP6315970 A JP 6315970A JP 31597094 A JP31597094 A JP 31597094A JP 2904032 B2 JP2904032 B2 JP 2904032B2
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卓也 鈴木
芳夫 蓑輪
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸線路の接続構造に
係り、特に同軸コネクタから電気機器内に取り込む同軸
線路における外導体の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】同軸コネクタから電気機器内に取り込む
同軸線路における外導体の接続構造としては、従来、例
えば図3に示すものが知られている。図3(a)におい
て、ケース1は、例えば円筒状のもので、その開口側端
面に円盤状のカバー2bが図示しないねじで固定され
る。このカバー2bの外表面に同軸コネクタ3が固定さ
れ、同軸コネクタ3の中心導体4がカバー2bの裏面か
らケース1内に入り込むが、カバー2bの裏面に円筒状
の第2シェル5bがこの中心導体4に対する(第2)外
導体を構成するものとして一体的に突設される。
【0003】また、ケース1の内部には、ケース1に入
り込む中心導体4の先端位置付近にプリント板6がケー
ス1の開口側端面にほぼ平行して固定され、プリント板
6には中心導体4の先端が突き抜ける穴が設けられる
が、この穴の周辺の第2のシェル5bに対面する基板面
にグランドパターン7が形成され、グランドパターン7
に有底円筒状の第1のシェル8bが中心導体4に対する
(第1)外導体を構成するものとして半田付け固定され
ている。
【0004】図3(b)に示すように、第1のシェル8
bは、円筒部が4分割され底部に支持される板ばね構
造、即ち、筒を拡開する方向に弾性力を持つものとして
形成され、第2のシェル5b内に入り込むとその弾性力
で第1のシェル8bが第2のシェル5bに密着し、両者
が電気的に接続される。
【0005】つまり、第1のシェル8bは電気機器の第
1部材たるプリント板6、つまりケース1に固定され、
第2のシェル5bは該電気機器の第2部材たるカバー2
bに固定されるが、カバー2bをケース1に設定すれ
ば、第1のシェル8bと第2のシェル5bが密着接続さ
れ、全体として中心導体4に対する外導体が形成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の同軸線路の接続
構造では、第1のシェルの制作は、丸棒部材を旋削して
有底円筒状に制作し、その後円筒部にすり割りを入れて
板ばねを形成するという2段階の旋削工程を要するの
で、部品制作費用が高価になるという問題がある。
【0007】また、上述した例で言えば、カバー2bは
ケース1の端面にねじで固定されるが、第1のシェル8
bと第2のシェル5bは共に円筒状に形成されるので、
両者を嵌合させたのみでは、カバー2bとケース1の取
り付け位置は定まらず、更にカバー2bとケース1の穴
位置を合わせる必要があり、接続作業が繁雑であるとい
う問題もある。
【0008】本発明は、このような従来の問題に鑑みな
されたもので、その目的は、シェルを安価に制作できる
と共に、第1のシェルと第2のシェルを嵌合させるのみ
でシェルが固定される部材同士の位置合わせを不要にで
きる同軸線路の接続構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の同軸線路の接続構造は次の如き構成を有す
る。即ち、第1発明の同軸線路の接続構造は、筒状に形
成されその筒を拡開する方向への弾性力を有する第1の
シェルで構成される第1外導体と、第1のシェルに嵌合
する第2のシェルで構成される第2外導体とが第1のシ
ェルがその弾性力によって第2のシェルに密着すること
により接続され同軸線路の外導体を形成する同軸線路の
接続構造において; 第1のシェル及び第2のシェル
は、それぞれ断面が正方形である; ことを特徴とす
る。
【0010】第2発明の同軸線路の接続構造は、第1発
明において、第1のシェルの正方形断面の一辺の長さ
は、同軸線路の中心導体径d1 に対し、直径d2 =d1
exp(Z0 √ε/60)の円に内接する正方形の一辺
の長さと外接する正方形の一辺の長さとの間の値である
(但し、εは空気の誘電率、Z0 は所要のインピーダン
ス); ことを特徴とする。
【0011】第3発明の同軸線路の接続構造は、第1発
明において、第1のシェルは、正方形の4方に長さm
(m≦λ/4:λは中心導体を流れる信号の波長)の帯
状片を形成した十字型の金属薄板の各帯状片を折り曲げ
て形成される; ことを特徴とする。
【0012】また、第4発明の同軸線路の接続構造は、
第1発明において、第1のシェルは電気機器を構成する
第1部材に固定され、第2のシェルは該電気機器を構成
する第2部材に固定される; ことを特徴とする。
【0013】
【作用】次に、以上の如く構成される本発明の同軸線路
の接続構造の作用を説明する。本発明では、第1のシェ
ル及び第2のシェルは、それぞれ断面が正方形であるの
で、弾力性を有する第1のシェルは、金属薄板の汎用金
型による折り曲げ加工で形成でき、部品制作費用を低減
できる。第1のシェル及び第2のシェルは、方向性を持
って嵌合するので、第4発明のように電気機器に適用し
た場合、それらが固定される電気機器の部材同士の位置
合わせを不要にでき、作業性が一段と向上する。なお、
第1のシェルの寸法を第2発明、第3発明のように設定
すれば、電圧定在波比(VSWR)を良好にできる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、従来(図3)と同一構成部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施
例に係る同軸線路の接続構造を示す。図1において、第
1のシェル8aと第2のシェル5aは、それぞれ断面が
正方形に形成される。図示例では、図1(b)に示すよ
うに、第2のシェル5aは、嵌合面(内面)だけでな
く、外周も正方形状に形成してある。
【0015】そして、第1のシェル8aの正方形断面の
一辺の長さaは、同軸線路の中心導体4の径d1 に対
し、εを空気の誘電率、Z0 を所要のインピーダンス
(50Ωまたは75Ω)とすれば、直径d2 =d1 ex
p(Z0 √ε/60)の円に内接する正方形の一辺の長
さと外接する正方形の一辺の長さとの間の値となるよう
に設定してある。
【0016】また、第1のシェル8aは、一辺の長さが
aの正方形の4方に長さmの帯状片を形成した十字型の
金属薄板の各帯状片を折り曲げて形成され(図1
(c))、各帯状片に板ばねの機能を実現させるように
してある。
【0017】以上の寸法限定は、VSWRを所望の値に
するためである。例えば、中心導体4の径d1 を2.0
7mm、Z0 を50Ω、εを1として、直径d2 は4.8
mmとなるので、この直径d2 に内接する正方形の一辺の
長さa1 は3.4mm、外接する正方形の一辺の長さaは
4.8mmと得られ、これから一辺の長さaを4mmと設定
して反射損失を測定すると、図2に示す特性が得られ
た。
【0018】図2の実測値によれば、反射損失は、0〜
3GHzの周波数帯域で20dBであり、従って、VSW
Rはほぼ1.2である。一般にDC〜3GHzの周波数帯
域で使用される同軸コネクタのVSWRは1.2〜1.
3であることから、本発明の同軸線路の接続構造は、電
気特性上十分使用可能であることが示された。なお、帯
状片の長さmもVSWRに影響するので、中心導体4を
流れる信号の波長λに対しm≦λ/4の範囲であること
が望ましい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同軸線路
の接続構造では、第1のシェル及び第2のシェルは、そ
れぞれ断面が正方形であるので、弾力性を有する第1の
シェルは、金属薄板の汎用金型による折り曲げ加工で形
成でき、部品制作費用を低減できる効果がある。また第
1のシェル及び第2のシェルは、方向性を持って嵌合す
るので、第4発明のように電気機器に適用した場合、そ
れらが固定される電気機器の部材同士の位置合わせを不
要にでき、作業性が一段と向上する効果がある。なお、
第1のシェルの寸法を第2発明や第3発明のように設定
すれば、電圧定在波比(VSWR)を良好にできる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る同軸線路の接続構造を
示し、(a)は側面断面図、(b)は(a)中のC−C
矢視断面図、(c)は第1のシェルの折り曲げ加工の説
明図である。
【図2】本発明の同軸線路の接続構造の電気的特性の実
測図である。
【図3】従来の同軸線路の接続構造を示し、(a)は側
面断面図、(b)は(a)中のC−C矢視断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 2a カバー 3 同軸コネクタ 4 中心導体 5a 第2のシェル 6 プリント板 7 グランドパターン 8a 第1のシェル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−31082(JP,U) 実開 昭59−134288(JP,U) 実開 平2−80968(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 17/04 501

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成されその筒を拡開する方向へ
    の弾性力を有する第1のシェルで構成される第1外導体
    と、第1のシェルに嵌合する第2のシェルで構成される
    第2外導体とが第1のシェルがその弾性力によって第2
    のシェルに密着することにより接続され同軸線路の外導
    体を形成する同軸線路の接続構造において; 第1のシ
    ェル及び第2のシェルは、それぞれ断面が正方形であ
    る; ことを特徴とする同軸線路の接続構造。
  2. 【請求項2】 第1のシェルの正方形断面の一辺の長さ
    は、同軸線路の中心導体径d1 に対し、直径d2 =d1
    exp(Z0 √ε/60)の円に内接する正方形の一辺
    の長さと外接する正方形の一辺の長さとの間の値である
    (但し、εは空気の誘電率、Z0 は所要のインピーダン
    ス); ことを特徴とする請求項1に記載の同軸線路の
    接続構造。
  3. 【請求項3】 第1のシェルは、正方形の4方に長さm
    (m≦λ/4:λは中心導体を流れる信号の波長)の帯
    状片を形成した十字型の金属薄板の各帯状片を折り曲げ
    て形成される; ことを特徴とする請求項1に記載の同
    軸線路の接続構造。
  4. 【請求項4】 第1のシェルは電気機器を構成する第1
    部材に固定され、第2のシェルは該電気機器を構成する
    第2部材に固定される; ことを特徴とする請求項1に
    記載の同軸線路の接続構造。
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JPH08153556A JPH08153556A (ja) 1996-06-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59134288U (ja) * 1983-02-25 1984-09-07 日本アンテナ株式会社 同軸コネクタ
JPH0231082U (ja) * 1988-08-22 1990-02-27
JPH0280968U (ja) * 1988-12-13 1990-06-21

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