JP2902371B2 - 銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の作製法 - Google Patents

銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の作製法

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/06Silver salts
    • G03F7/07Silver salts used for diffusion transfer

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は銀塩拡散転写法に従う改良され
た平版印刷版の作製法に関する。
【0002】
【発明の背景】以下DTR−法と称する銀錯体拡散転写
反転法の原理は例えばUS−P−2,352,014及
びAndre Rott and Edith Wey
deによる“Photographic Silver
Halide Diffusion Process
es”−The Focal Press−Londo
n and New York,(1972)の本に記
載されている。
【0003】DTR−法においては、情報通りに露光さ
れた写真ハロゲン化銀乳剤層材料の非現像ハロゲン化銀
がいわゆるハロゲン化銀溶剤を用いて可溶性銀錯体化合
物に変換され、それは受像要素中に拡散することを許さ
れ、そこで一般に物理現像核の存在下で現像薬を用いて
還元され、写真材料の露光領域に得られる黒色銀画像に
関して反転した画像濃度値を有する銀画像(「DTR−
画像」)を形成する。
【0004】DTR−画像含有材料は平版印刷版として
用いることができ、その場合DTR−銀画像領域は水−
受容性インク−忌避性表面上に水−忌避性インク受容性
領域を形成する。
【0005】DTR−画像は、写真ハロゲン化銀乳剤材
料に関して別の要素であるシート又はウェブ材料の受像
層に(いわゆる2−シートDTR要素)、又はモノ−シ
ート要素とも呼ばれ、少なくとも1層の写真ハロゲン化
銀乳剤層をそれと水透過性関係で受像層と一体的に含む
いわゆる単一−支持体−要素の受像層に形成されること
ができる。DTR法によるオフセット印刷版の製造に好
ましいのは後者のモノ−シート型である。
【0006】2つの型のモノ−シートDTRオフセット
印刷版が存在する。例えばUS−P−4,722,53
5及びGB−1,241,661に開示されている第1
の型に従うと、支持体はハロゲン化銀乳剤層及び受像層
として働く物理現像核を含む層が示された順序で設けら
れる。情報通りの露光及び現像の後、画像形成された要
素は乳剤層を除去せずに印刷版として用いられる。
【0007】第2の型のモノ−シートDTRオフセット
印刷版に従うと、ほとんどの場合に陽極酸化アルミニウ
ムである親水性支持体に物理現像核の層及びハロゲン化
銀乳剤層が示された順序で設けられる。情報通りの露光
及び現像の後、画像形成された要素は乳剤層を除去する
処理がなされ、銀画像を有する支持体が残され、それが
印刷版として用いられる。そのような型の平版印刷版
は、例えばUS−P−3,511,656に開示されて
いる。
【0008】他の印刷版に関し、第2の型のモノ−シー
トDTRオフセット印刷版に属するオフセット印刷版
は、使い尽された化学薬品(chemistry)にお
いて作製された場合も新しい化学薬品において作製され
た場合と同様の優れた印刷性、例えば高い印刷耐久性、
印刷領域における優れたインク受容性及び非−印刷領域
におけるインク受容性のないことが必要である(汚染が
ないこと)。さらに印刷版は高い解像力を示すことが望
ましい。
【0009】第2の型のモノシートオフセットDTR印
刷版に属するオフセット印刷版はほとんどの点において
新しい化学薬品で作製されると優れた印刷性を有する。
しかしこれらの印刷版は使い尽された化学薬品において
作製されると劣った印刷性を示す。従ってこの型の印刷
版の改良の余地がまだある。
【0010】
【発明の概略】本発明の目的は使い尽された化学薬品に
おいて作製された場合に改良された印刷性、主に改良さ
れた印刷耐久性及びインク受容性を有するオフセット印
刷版の作製法の提供である。
【0011】本発明のさらなる目的は下記の説明から明
らかになるであろう。
【0012】本発明に従えば、 (a)支持体の親水性表面上に、(i)物理現像核を含
有する受像層及び(ii)該受像層と水透過性関係にあ
る1種又はそれ以上のハロゲン化銀乳剤を含む感光層
を、示されている順序で含む画像形成要素を画像通りに
露光し、 (b)現像主薬及びハロゲン化銀溶剤の存在下で画像形
成要素にアルカリ性水溶液を適用して該受像層に銀画像
を形成せしめ、 (c)画像形成要素を処理して該受像層の上の層を除去
し、それにより該受像層に形成される該銀画像を露出せ
しめる 段階を含み、該アルカリ性水溶液が0.000モル/l
〜0.0015モル/lの範囲の量のチオ硫酸塩、及び
0.000モル/l〜0.0030モル/lの量の無機
臭化物塩、及び0.1ml〜10ml/lの範囲の量の
アミノアルコールを含有し、該1種又はそれ以上のハロ
ゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀の合計量(AgNO3
して表す)が2gAgNO31/m2以下であることを特
徴とする銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の作製法が提
供される。
【0013】
【発明の詳細な記述】上記の方法を適用することにより
DTR法に従って使い尽された化学薬品において作製さ
れた場合でも改良された印刷性、例えば印刷耐久性及び
インク受容性を有する第2の型の平版印刷版が得られ
る。
【0014】本発明のアルカリ性水溶液は0.0010
モル/lより少量のチオ硫酸塩を含むのが好ましく、チ
オ硫酸塩を全く含まないがより好ましい。
【0015】本発明のアルカリ性水溶液は0.0020
モル/lより少量の無機臭化物塩を含むのが好ましく、
無機臭化物塩を全く含まないのがより好ましい。最も好
ましくはそれらは該溶液中で低分子量化合物として存在
する、又は高分子量化合物中に挿入されている臭化アン
モニウム、臭化ホスホニウム、臭化スルホニウムなどの
有機臭化物塩も0.0030モル/lより少量、及び特
に好ましくは0.0010モル/lより少量で含み、最
も好ましくは含まない。
【0016】本発明に従うと、該感光層において銀画像
を形成し、非還元ハロゲン化銀又は形成されるその錯体
を感光層から該受像層に画像通りに拡散させてそこに銀
画像を作製するための、情報通りに露光された画像形成
要素の現像及び拡散転写は、現像主薬、0.1ml/l
〜10ml/lの範囲のアルカノールアミン及び場合に
よりさらなるハロゲン化銀溶剤の存在下でアルカリ性水
溶液を用いて行われる。現像主薬及び/又は場合による
さらなるハロゲン化銀溶剤はアルカリ性水溶液に、及び
/又は画像形成要素に挿入することができる。
【0017】本発明に関連して用いるのに適したアルカ
ノールアミン類は第3、第2又は第1の型のものである
ことができる。本発明と関連して用いることができるア
ルカノールアミン類の例は次式:
【0018】
【化1】
【0019】[式中、X及びX’は独立して水素、ヒド
ロキシル基又はアミノ基を示し、l及びmは0あるいは
1又はそれ以上の整数を示し、nは1又はそれ以上の整
数を示す]に対応する。用いられるのが好ましいアルカ
ノールアミン類は、例えばジエタノールアミン、N−メ
チルエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−エ
チルジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、
N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−エチル−
2,2’−イミノジエタノールなど、又はそれらの混合
物である。
【0020】本発明に従うより好ましいアミノアルコー
ル類は第1アミノアルコール類、例えばエタノールアミ
ン、4−アミノブタノール、3−アミノプロパノールで
あり、最も好ましいのは2−アミノエチル−アミノエタ
ノールである。
【0021】該アミノアルコール類は好ましくはアルカ
リ性水溶液の1l当たり0.3〜5mlの量で、より好
ましくはアルカリ性水溶液の1l当たり0.5〜3ml
の量で用いられる。
【0022】アルカリ性水溶液中のさらなるハロゲン化
銀溶剤は、好ましくは0.05重量%〜5重量%、より
好ましくは0.5重量%〜2重量%の量で用いられる。
本発明と関連して用いることができるさらなるハロゲン
化銀溶剤は例えばアミン類、2−メルカプト安息香酸、
環状イミド化合物、例えばウラシル、5,5−ジアルキ
ルヒダントイン、アルキルスルホン類、チオシアナート
類及びオキサゾリドン類である。
【0023】本発明と関連して用いるためのさらに別の
好ましいさらなるハロゲン化銀溶剤はチオエーテル類で
ある。用いるのが好ましいチオエーテル類は以下の一般
式: Z−(R1−S)t−R2−S−R3−Y [式中、Z及びYはそれぞれ独立して水素、アルキル
基、アミノ基、アンモニウム基、ヒドロキシル、スルホ
基、カルボキシル、アミノカルボニル又はアミノスルホ
ニルを示し、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して、置
換されていることができ、場合により酸素架橋を含むこ
とができるアルキレンを示し、tは0〜10の整数を示
す]に対応する。上記の式に対応するチオエーテル化合
物の例は、例えばUS−P−4.960.683及びE
P−A 554,585に開示されている。
【0024】さらに別の適したハロゲン化銀溶剤は1,
2,4−トリアゾリウム−3−チオレート類、好ましく
は少なくとも3つのフッ素原子を含むC1−C8アルキル
基、C4−C10炭化水素基、ならびに少なくとも3つの
フッ素原子を含むC1−C8アルキル基及び/又はC4
10炭化水素基により置換された4−アミノ基から成る
群より選ばれる少なくとも1つの置換基で置換された
1,2,4−トリアゾリウム−3−チオレート類であ
る。
【0025】種々のハロゲン化銀溶剤の組み合わせを用
いることができ、少なくとも1つのさらなるハロゲン化
銀溶剤を画像形成要素の適した層に導入し、少なくとも
1つの他のさらなるハロゲン化銀溶剤を現像液に加える
こともできる。
【0026】アルカリ処理液は現像主薬も含むことがで
きる。この場合、アルカリ処理液は現像液と呼ばれる。
他方、現像主薬のいくらか又は全部が写真材料又は画像
形成要素の1層又はそれ以上の層に存在することができ
る。現像主薬の全部が画像形成要素に含まれる場合、ア
ルカリ処理液はアクチベーター又は活性化液と呼ばれ
る。
【0027】本発明に従って用いるためのハロゲン化銀
現像主薬はp−ジヒドロキシベンゼン型のもの、例えば
ヒドロキノン、メチルヒドロキノン又はクロロヒドロキ
ノンが好ましく、1−フェニル−3−ピラゾリドン−型
現像主薬及び/又はp−モノメチルアミノフェノールで
ある補助現像薬と組み合わされているのが好ましい。特
に有用な補助現像薬は1−フェニル−3−ピラゾリドン
類である。特に写真材料中に導入される場合にさらに好
ましいのは、例えばヒドロキシ、アミノ、カルボン酸
基、スルホン酸基などの親水性置換基により水に対する
溶解度が向上した1−フェニル−3−ピラゾリドン類で
ある。1つ又はそれ以上の親水性基により置換された1
−フェニル−3−ピラゾリドン類の例は例えば1−フェ
ニル−4,4−ジメチル−2−ヒドロキシ−3−ピラゾ
リドン、1−(4−カルボキシフェニル)−4,4−ジ
メチル−3−ピラゾリドンなどである。しかし他の現像
主薬を用いることもできる。
【0028】ヒドロキノン−型現像主薬の好ましい量
は、1リットル当たり0.05モル〜0.40モルの範
囲であり、第2現像薬の好ましい量は1リットル当たり
1.8x10-3〜2.0x10-1モルの範囲である。
【0029】本発明に従うアルカリ性水溶液はさらに亜
硫酸塩、例えば亜硫酸ナトリウムを1リットル当たり4
0g〜180g、好ましくは1リットル当たり60〜1
60gの範囲の量で、他のハロゲン化銀溶剤と組み合わ
せて含むことができる。
【0030】現像主薬、ハロゲン化銀溶剤及び亜硫酸塩
に関して示されている量の範囲は、これらの化合物がア
ルカリ性水溶液の一部を形成している場合でも、又はそ
れらを含む層から、それにアルカリ性水溶液を適用した
時に溶解した場合でも、DTR−処理の間にアルカリ性
水溶液に溶解物として存在するこれらの化合物の量に適
用される。
【0031】本発明に従って用いるのに適したアルカリ
性水溶液は、好ましくは少なくとも0.3g/lの量
で、より好ましくは少なくとも0.6g/lの量でアル
ミニウムイオンを含み、乳剤がアルカリ性水水溶液で膨
潤した場合に輸送ローラーに乳剤層が粘着するのを防ぐ
のが好ましい。
【0032】アルカリ処理液のpHは9〜14であるの
が好ましく、10〜13であるのがより好ましいが、現
像されるべきハロゲン化銀乳剤材料の型、意図される現
像時間及び処理温度に依存する。
【0033】温度及び時間などの処理条件は、処理され
るべき材料の機械的強度が悪影響を受けず、分解が起こ
らなければ、広い範囲内で変えることができる。
【0034】アルカリ処理液のpHは、有機又は無機ア
ルカリ性物質又はそれらの組み合わせにより確立するこ
とができる。適した無機アルカリ性物質は、例えばナト
リウム及びカリウムの水酸化物、リン酸及び/又はケイ
酸のアルカリ金属塩、例えばリン酸三ナトリウム、オル
トシリケート類、メタシリケート類、ナトリウム又はカ
リウムのヒドロジシリケート類、ならびに炭酸ナトリウ
ムなどである。適した有機アルカリ性物質は、例えばア
ルカノールアミン類である。後者の場合、アルカノール
アミン類はpHを与えるか、又はそれを助け、ハロゲン
化銀錯体化剤として働く。
【0035】アルカリ性水溶液はさらに、受像層で得ら
れる銀画像の疎水性を向上させるための疎水化剤を含む
ことができる。一般にこれらの化合物はメルカプト基又
はチオレート基、及び1つ又はそれ以上の疎水性置換基
を含む。特に好ましい疎水化剤はDE−A 1,22
8,927及びUS−P 4,563,410に記載さ
れているようなメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ル類、2−メルカプト−5−アルキル−オキサ−3,4
−ジアゾール類、3−メルカプト−5−アルキル−1,
2,4−トリアゾール類、ならびに長鎖(少なくとも5
炭素原子)アルキル置換メルカプトテトラゾール類であ
る。疎水化剤は単独で、又は互いに組み合わせて用いる
ことができる。
【0036】これらの疎水化化合物は、好ましくは1リ
ットル当たり0.1〜3gの量で、及び好ましくは1−
フェニル−5−メルカプトテトラゾールと混合してアル
カリ性水溶液に加えることができ、後者の化合物は例え
ば1リットルの溶液当たり50mg〜1.2gの量で用
いることができ、溶液は該化合物の溶解を促進するため
の少量のエタノールを含むことができる。
【0037】アルカリ性水溶液は、例えば酸化保護剤、
カルシウム−封鎖化合物、スラッジ−防止剤、及び潜在
硬膜剤を含む硬膜剤などの他の成分を含むことができ
る。
【0038】既知の方法に従うアルカリ性水溶液の再生
はもちろん、溶液が現像薬を挿入されていてもいなくて
も、可能である。
【0039】現像は−多くの場合必要でないが−いわゆ
る安定化液を用いて停止することができ、それは実際
は、好ましくは5〜7の範囲のpHを有する酸性停止浴
である。
【0040】オルトリン酸二水素ナトリウム及びオルト
リン酸水素二ナトリウムの混合物を含み、該範囲内のp
Hを有する緩衝停止浴組成物が好ましい。
【0041】現像及び拡散転写は種々の方法で、例えば
ローラーでこすることにより、吸収手段、例えば綿又は
スポンジの栓を用いて拭うことにより、あるいは処理さ
れるべき材料を液体組成物に浸けることにより開始する
ことができる。それらは自動的に運転される装置で進行
するのが好ましい。それらは通常18℃〜30℃の範囲
の温度で、及び5秒〜5分の時間で行われる。
【0042】支持体の親水性表面上の銀画像の形成の
後、まだベース上に存在する過剰のアルカリ性水溶液
を、好ましくは箔を1対の絞りローラーに導くことによ
り除去することができる。
【0043】続いて、かくして物理現像核の層に得られ
る銀画像を、画像形成要素を処理して物理現像核を含む
層の上の層をすべて除去し、それにより親水性支持体の
画像形成された表面を露出することにより、露出する。
【0044】本発明の特に好ましい実施態様に従うと、
物理現像核の層の銀画像は、物理現像核を含む層の上の
すべての層を濯ぎ水で洗浄することにより露出される。
【0045】濯ぎ水の温度は広く変えることができる
が、30℃〜50℃が好ましく、35℃〜45℃がより
好ましい。
【0046】支持体の親水性表面の画像形成された表面
に、非−銀画像部分の親水性及び銀画像の親油性を増す
ための化学的処理を施すことができる。
【0047】この化学的後−処理は、銀画像のインク−
受容性及び/又はラッカー−受容性を向上させる少なく
とも1つの化合物、ならびに親水性表面のインク−忌避
性を向上させる少なくとも1つの化合物を含む、多くの
場合仕上げ液と呼ばれる平版印刷組成物を用いて行われ
るのが好ましい。
【0048】仕上げ液のための適した成分は、例えば前
記でアルカリ溶液に関して言及された疎水化化合物のよ
うなメルカプト基を含む有機化合物である。好ましい化
合物は次式の1つ:
【0049】
【化2】
【0050】[式中、R5は水素又はアシル基を示し、
4はアルキル、アリール又はアラルキルを示す]に対
応する。用いるのが最も好ましい化合物は、R4が炭素
数が3〜16のアルキルを示す上記の式の1つに従う化
合物である。該疎水化剤は、好ましくは0.1g/l〜
10g/lの合計濃度、より好ましくは0.3g/l〜
3g/lの合計濃度で仕上げ液中に含まれる。
【0051】親水性表面領域の親油性インク−忌避性を
向上させる添加剤は、例えば炭水化物、例えばアラビア
ゴムなどの酸性多糖類、カルボキシメチルセルロース、
アルギン酸ナトリウム、アルギン酸のプロピレングリコ
ールエステル、ヒドロキシエチル澱粉、デキストリン、
ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
ポリスチレンスルホン酸、エチレンオキシド及び/又は
プロピレンオキシドと水又はアルコールの反応生成物で
あるポリグリコール類、ならびにポリビニルアルコール
である。場合により吸湿性物質、例えばソルビトール、
グリセロール、グリセロールのトリ(ヒドロキシエチ
ル)エステル及びロート油を加えることができる。
【0052】さらに界面活性化合物も仕上げ液に加える
ことが好ましい。その濃度は、印刷版が仕上げられる時
に仕上げ液が過度の発泡を示さなければ、広い範囲内で
変えることができる。好ましい界面活性化合物はアニオ
ン性又は非イオン性界面活性化合物である。
【0053】US−A−4.563.410に開示され
ている通り、適した仕上げ液は分子量が4,000のポ
リエチレンオキシドの溶液中にメルカプトトリアゾール
の溶液を含む組成物である。さらに適した仕上げ液は中
でもUS−A 4.062.682に記載されている。
【0054】仕上げ液を用いる処理が開始される時点に
おいて、銀パターンを有する表面は乾燥又は湿潤状態で
あることができる。一般に仕上げ液を用いる処理は長時
間かからず、通常約30秒より長くなく、処理及び露出
段階の直後に、好ましくは30℃〜60℃の範囲の仕上
げ液の温度において行うことができる。
【0055】仕上げ液は種々の方法で、例えばローラー
を用いてこすることにより、吸収手段、例えば綿又はス
ポンジの栓で拭うことにより、あるいは処理されるべき
材料を仕上げ液中に浸すことにより適用することができ
る。印刷版の画像−疎水化段階も、仕上げ液が満たされ
た狭い溝を有する装置を通して印刷版を導き、溝の末端
において印刷版を過剰の液体を除去する絞りローラーの
間に運ぶことにより自動的に進行させることができる。
【0056】銀画像を有する支持体の親水性表面が仕上
げ液で処理されたらすぐに、それは印刷版として用いら
れる用意ができている。
【0057】本発明に従うと、画像形成要素はその特定
の用途に従う装置において情報通りに露光することがで
きる。感光性ハロゲン化銀乳剤の露光のための広い選択
肢のカメラが市場に存在する。水平、垂直及び暗室型の
カメラ、ならびに接触露光装置をいずれの特定の種類の
リプログラフィーの仕事に合わせるためにも利用でき
る。本発明の画像形成要素は中でもレーザー記録計及び
陰極線管を用いて露光することもできる。
【0058】オフセット印刷版の作製のために本発明で
用いるための画像形成要素は、支持体の親水性表面上に
(i)受像層としての物理現像核の層及び(ii)該受
像層と水透過性関係にある1種又はそれ以上のハロゲン
化銀乳剤を含む感光層を、示されている順序で含み、該
1種又はそれ以上のハロゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀
の合計(AgNO3として表される)は1m2当たり2g
以下のAgNO3、より好ましくは1m2当たり1.75
g以下のAgNO3である。
【0059】該1種又はそれ以上のハロゲン化銀乳剤中
のハロゲン化銀の合計(AgNO3として表される)の
最小量はあまり重要ではないが、少なくとも1m2当た
り0.9gのAgNO3が好ましく、少なくとも1m2
たり1.1gのAgNO3がより好ましい。
【0060】互いに水透過性接触をしている層とは、互
いに連続しているか、又は水透過性層によってのみ互い
に隔てられている層である。水透過性層の性質は、それ
が水の、又は水溶液に含まれる化合物、例えば現像薬又
は錯体化銀の拡散を実質的に妨げない又は制限しないと
いう性質である。
【0061】画像形成要素は支持体の親水性表面上に種
々の層をコーティングすることにより製造されるのが好
ましい。別の場合、US−P5,068,165に開示
されている通り、層を一時的に保持しているベースから
種々の層を逆の順序で該受像層に積層することができ
る。
【0062】支持体の該親水性表面は、柔軟性支持体上
にコーティングされた親水性結合剤及び硬膜剤を含む硬
膜親水性層であることができる。
【0063】そのような親水性結合剤は例えばEP−A
450,199に開示されており、従ってその記載事項
は引用することにより本明細書の内容となる。好ましい
硬膜親水性層はアルデヒドを用いて硬膜された部分的修
飾デキストラン又はプルランを含み、これらは例えばE
P−A514,990に開示されており、従ってその記
載事項は引用することにより本明細書の内容となる。よ
り好ましい親水性層はテトラアルキルオルトシリケート
を用いて硬膜され、好ましくはSiO2及び/又はTi
2を含むポリビニルアルコールの層であり、ここで該
ポリビニルアルコール対該テトラアルキルオルトシリケ
ートの重量比は0.5〜5であり、これらは例えばGB
−P1,419,512、FR−P2,300,35
4、US−P−3,971,660、US−P4,28
4,705、EP−A405,016及びEP−A45
0,199に開示されており、従ってその記載事項は引
用することにより本明細書の内容となる。
【0064】柔軟性支持体は不透明又は透明の、例えば
紙支持体又は樹脂支持体であることができる。紙支持体
が用いられる場合、片側又は両側にアルファ−オレフィ
ンポリマーがコーティングされたものが好ましい。有機
樹脂支持体、例えばポリ(エチレン−テレフタレート)
フィルム又はポリ−アルファ−オレフィンフィルムを用
いることもできる。そのような有機樹脂フィルムの厚さ
は、0.07〜0.35mmに含まれるのが好ましい。
これらの有機樹脂支持体には親水性接着層がコーティン
グされているのが好ましく、それはシリカ又は二酸化チ
タンなどの水に不溶性の粒子を含むことができる。
【0065】支持体の該親水性表面は、親水性金属性支
持体、例えばアルミニウム箔であることができる。
【0066】本発明に従って用いるための画像形成要素
のアルミニウム支持体は、純粋なアルミニウム又はその
アルミニウム含有率が少なくとも95%であるアルミニ
ウム合金から作ることができる。支持体の厚さは通常約
0.13〜約0.50mmの範囲である。
【0067】平版オフセット印刷のためのアルミニウム
又はアルミニウム合金箔の製造は、以下の段階を含む:
研磨、陽極酸化及び場合により箔のシーリング。
【0068】箔の研磨及び陽極酸化は、本発明に従って
高品質のプリントを製造することを可能にする平版印刷
版を得るために必要である。シーリングは必要ではない
が、さらに印刷結果を向上させることができる。アルミ
ニウム箔は0.2〜1.5μmのCLA値を有する粗
さ、0.4〜2.0μmの厚さの陽極酸化層を有し、重
炭酸塩水溶液でシーリングされているのが好ましい。
【0069】本発明に従うと、先行技術において周知の
方法に従ってアルミニウム箔の粗面化を行うことができ
る。アルミニウム基質の表面を機械的、化学的又は電気
化学的研磨により、あるいはこれらの組み合わせにより
粗面化し、ハロゲン化銀乳剤層のアルミニウム支持体へ
の満足な接着性を得、印刷版表面上に非−印刷領域を形
成する領域に優れた保水性を与えることができる。
【0070】電気化学的研磨法は、平版印刷版に用いら
れる場合に通常望ましい非常に微細で平均化された粒子
を有し、平均表面積が大きな均一な表面粗さを形成する
ことができるので好ましい。
【0071】電気化学的研磨は交流又は直流を用い、電
解質溶液を含む塩酸及び/又は硝酸中で行うことができ
る。電気化学的研磨において用いることができる他の水
溶液は例えばH2SO4、H3PO4などの酸であり、それ
らは必要ならさらに1種又はそれ以上の腐食防止剤、例
えばAl(NO33、AlCl3、硼酸、クロム酸、硫
酸塩、塩素化物、硝酸塩、モノアミン類、ジアミン類、
アルデヒド類、リン酸塩、H22などを含む。
【0072】本発明と関連する電気化学的研磨は単−相
又は3−相交流を用いて行うことができる。アルミニウ
ム板に適用される電圧は10〜35Vが好ましい。3〜
150Amp/dm2の電流密度が5〜240秒間用い
られる。電気化学的研磨溶液の温度は5〜50℃で変化
させることができる。電気化学的研磨は10Hz〜30
0Hzの交流を用いて行うのが好ましい。
【0073】粗面化の前に、主にアルミニウム箔の表面
から脂性物質を除去するために脱脂処理を行うのが好ま
しい。
【0074】従って、アルミニウム箔に界面活性剤及び
/又はアルカリ性水溶液を用いて脱脂処理を施すことが
できる。
【0075】粗面化の後に、酸を含む水溶液を用いた化
学的エッチング段階が続くのが好ましい。化学的エッチ
ングは、好ましくは少なくとも30℃、より好ましくは
少なくとも40℃、最も好ましくは少なくとも50℃で
行われる。
【0076】エッチング水溶液において用いるのに適し
た酸は好ましくは無機酸であり、最も好ましくは強酸で
ある。エッチング水溶液中の酸の合計量は少なくとも1
50g/lが好ましい。化学的エッチングの持続時間は
3秒〜5分が好ましい。
【0077】粗面化及び場合による化学的エッチングの
後に、アルミニウム箔は陽極酸化され、それは以下の通
りに行うことができる。
【0078】硫酸、リン酸、シュウ酸、クロム酸、又は
有機酸、例えばスルファミド酸、ベンゼンスルホン酸な
ど、あるいはそれらの混合物を含む溶液中に陽極として
沈められた研磨されたアルミニウム箔に電流を通す。0
〜70℃の温度範囲内で1〜70重量%の電解質濃度を
用いることができる。1〜8g/m2のAl23・H2
の陽極酸化フィルム重量を得るために陽極電流密度は1
〜50A/dm2で、及び電圧は1〜100Vの範囲内
で変えることができる。陽極酸化されたアルミニウム箔
は続いて10〜80℃の温度範囲内で脱イオン水を用い
て濯ぐことができる。
【0079】陽極酸化段階の後に、シーリングを陽極表
面に施すことができる。陽極酸化により形成される酸化
アルミニウムの孔のシーリングは、アルミニウム陽極酸
化の技術分野における熟練者に既知の方法である。この
方法は、例えば“Belgish−Nederland
s tijdschrift voor Opperv
laktetechnieken van mater
ialen”,24ste jaargang/jan
uari 1980において、“Sealing−kw
aliteit en sealing−contro
le vangeanodiseerd Alumin
um”という標題の下に記載された。多孔性陽極酸化ア
ルミニウム表面の種々の型のシーリングが存在する。
【0080】該シーリングは研磨され、陽極酸化された
アルミニウム支持体を重炭酸塩を含む水溶液で処理する
ことにより行うのが好ましく、これはEP−A 567
178に開示されており、従ってその記載事項は引用す
ることにより本明細書の内容となる。
【0081】上記の段階のそれぞれは濯ぎの段階により
隔てられ、特定の段階で用いられる液体が前段階の液体
で汚染されるのを避けるのが好ましい。
【0082】画像の尖鋭度を向上させるため、及びその
結果として最終的印刷コピーの尖鋭度を向上させるため
に、陽極酸化層を例えばJA−Pu−58−14,79
7に記載されているようなハレーション防止色素又は顔
料を用いて全体的に着色することができる。
【0083】上記の通りの支持体の親水性層の製造に続
き、直後に物理現像核を含む溶液を該親水性層にコーテ
ィングすることができ、あるいは後の段階で該溶液をコ
ーティングすることができる。
【0084】物理現像核を含む受像層は親水性結合剤を
含まないことができるが、該層の合計重量の最高で例え
ば80重量%の量の親水性コロイド、例えばポリビニル
アルコールを含み、表面の親水性を向上させるのが好ま
しい。
【0085】本発明に従って用いるために好ましい現像
核は重金属の硫化物、例えばアンチモン、ビスマス、カ
ドミウム、コバルト、鉛、ニッケル、パラジウム、白
金、銀及び亜鉛の硫化物である。本発明に関連して特に
適した現像核は硫化パラジウム核である。他の適した現
像核は塩類、例えばセレニド類、ポリセレニド類、ポリ
スルフィド類、メルカプタン類、及び錫(II)ハライ
ド類である。重金属、好ましくは銀、金、白金、パラジ
ウム及び水銀をコロイド形態で用いることができる。
【0086】本発明に従って用いられる感光層は、親水
性コロイド結合剤及び少なくとも1種のハロゲン化銀乳
剤を含むいずれの層であることもでき、ハロゲン化銀乳
剤の少なくとも1つが感光性である。
【0087】本発明に従って用いられる写真ハロゲン化
銀乳剤は、例えばP.Glafkidesにより“Ch
emie et Physique Photogra
phique”,Paul Montel,Paris
(1967)において、G.F.Duffinにより
“Photographic Emulsion Ch
emistry”,The Focal Press,
London(1966)において、及びV.L.Ze
likman et alにより“Makingand
Coating Photographic Emu
lsion”,The Focal Press,Lo
ndon(1966)において記載されている通り、種
々の方法に従って可溶性銀塩及び可溶性ハライド類から
製造することができる。
【0088】本発明に従って用いるためにハロゲン化銀
乳剤は主に塩化銀から成るのが好ましいが、0.1モル
%〜40モル%の範囲の割合の臭化銀及び0.01モル
%〜2モル%の範囲の割合のヨウ化銀が存在することが
できる。少なくとも90モル%、より好ましくは少なく
とも99モル%の塩化銀を含み、臭化銀を含まないハロ
ゲン化銀乳剤を用いるのが最も好ましい。
【0089】ハロゲン化銀粒子の平均粒径は0.10〜
0.70μmの範囲であることができ、0.25〜0.
45μmが好ましい。
【0090】沈澱段階の間に、イリジウム及び/又はロ
ジウム含有化合物又は両方の混合物を加えるのが好まし
い。添加されるこれらの化合物の濃度はAgNO3の1
モル当たり10-8〜10-3モル、好ましくはAgNO3
の1モル当たり10-7〜10-5モルの範囲である。
【0091】乳剤は化学熟成段階の間に、例えばアリル
イソチオシアナート、アリルチオウレア及びチオ硫酸ナ
トリウムなどの硫黄−含有化合物を加えることにより化
学的に増感することができる。還元剤、例えばBE−P
493,464及び568,687に記載されている
ような錫化合物、ならびにポリアミン類、例えばジエチ
レントリアミン又はアミノメタンスルホン酸の誘導体も
化学増感剤として用いることができる。他の適した化学
増感剤は貴金属及び貴金属化合物、例えば金、白金、パ
ラジウム、イリジウム、ルテニウム及びロジウムであ
る。化学増感のこの方法はR.KOSLOWSKY,
Z.Wiss.Photogr.Photophys.
Photochem.46,65−72(1951)の
文献に記載されている。
【0092】DTR−要素のハロゲン化銀乳剤は、それ
に対してDTR要素が設計されている露光源の分光発光
に従って分光的に増感することができる。
【0093】可視分光領域のための適した増感色素類に
は、F.M.Hamerにより“The Cyanin
e Dyes and Related Compou
nds”,1964,John Wiley & So
nsにおいて記載されているようなメチン色素類が含ま
れる。この目的のために用いることができる色素類には
シアニン色素類、メロシアニン色素類、錯体シアニン色
素類、錯体メロシアニン色素類、等極性シアニン色素
類、ヘミシアニン色素類、スチリル色素類及びヘミオキ
ソノール色素類が含まれる。特に有用な色素類はシアニ
ン色素類、メロシアニン色素類、錯体メロシアニン色素
類に属するものである。
【0094】従来の光源、例えばタングステン光の場
合、緑増感色素が必要である。アルゴンイオンレーザー
による露光の場合、青増感色素が挿入される。赤光発光
源、例えばLED又はHeNeレーザーによる露光の場
合、赤増感色素が用いられる。半導体レーザーによる露
光の場合、近赤外に適した特殊な分光増感色素が必要で
ある。適した赤外増感色素類は、中でもUS−P 2,
095,854、2,095,856、2,955,9
39、3,482,978、3,552,974、3,
573,921、3,582,344、3,623,8
81及び3,695,888に開示されている。
【0095】本発明と関連して好ましい青増感色素、緑
増感色素、赤増感色素及び赤外増感色素はEP−A 5
54,585に記載されている。
【0096】赤又は近赤外領域における感度の向上のた
めに、いわゆる超色増感剤を赤又は赤外増感色素類と組
み合わせて用いることができる。適した超色増感剤はR
esearch Disclosure Vol 28
9,May 1988,item 28952に記載さ
れている。分光増感剤は、水溶液、有機溶媒中の溶液又
は分散液の形態で写真乳剤に加えることができる。
【0097】ハロゲン化銀乳剤は通常の乳剤安定剤を含
むことができる。適した乳剤安定剤はアザインデン類、
好ましくはテトラ−もしくはペンタ−アザインデン類、
特にヒドロキシ又はアミノ基により置換されたものであ
る。この種の化合物はBIRRによりZ.Wiss.P
hotogr.Photophys.Photoche
m.47,2−27(1952)に記載されている。他
の適した乳剤安定剤は、中でもヘテロ環式メルカプト化
合物である。
【0098】ハロゲン化銀乳剤層は通常ゼラチンを親水
性コロイド結合剤として含む。種々の粘度を有する種々
のゼラチンの混合物を用いて層の流体学的性質を調節す
ることができる。しかしゼラチンの代わりに、又はそれ
と一緒に1種又はそれ以上の天然及び/又は合成親水性
コロイド類、例えばアルブミン、カゼイン、ゼイン、ポ
リビニルアルコール、アルギニン酸又はそれらの塩、セ
ルロース誘導体、例えばカルボキシメチルセルロース、
修飾ゼラチン、例えばフタロイルゼラチンなどを用いる
ことができる。ハロゲン化銀乳剤層は、その10重量%
水溶液が36℃及びpH6において、1000s-1の剪
断速度で20mPasより低い粘度を有する少なくとも
1種のゼラチン種を、もっと高い粘度のゼラチンと組み
合わせて含むのが好ましい。該低粘度ゼラチン対もっと
高粘度のゼラチンの重量比は>0.5であるのが好まし
い。
【0099】ゼラチン層は実質的に非硬膜であるのが好
ましい。実質的に非硬膜とは、下塗りされたポリエチレ
ンテレフタレートフィルムベース上にそのようなゼラチ
ン層を1.2g/m2の乾燥厚さでコーティングし、5
7℃及び35%の相対湿度で3日間乾燥し、30℃の水
に浸けた時に、該ゼラチン層の95重量%以上が5分以
内に溶解することを意味する。
【0100】ハロゲン化銀乳剤は、pH制御成分を含む
ことができる。少なくとも1層のゼラチン含有層がゼラ
チンの等電点以上のpH値でコーティングされ、該ゼラ
チン含有塗布層と、下記で言及する中間層の間の相互作
用を避けるのが好ましい。該中間層に連続するゼラチン
層をゼラチンの等電点以上のpH値でコーティングする
のがより好ましい。ゼラチン含有層のすべてをそれらの
ゼラチンの等電点以上のpH値でコーティングするのが
最も好ましい。カブリ防止剤、現像促進剤、湿潤剤及び
ゼラチンのための硬膜剤などの他の成分が存在すること
ができる。ハロゲン化銀乳剤層は、散乱光を吸収し、か
くして画像の尖鋭度を向上させる光−スクリーニング色
素を含むことができる。適した吸光色素は、中でもUS
−P 4,092,168、US−P 4,311,7
87及びDE−P 2,453,217に記載されてい
る。
【0101】本発明に従って用いるために適したハロゲ
ン化銀乳剤の組成、製造及びコーティングに関するさら
なる詳細は、例えばProduct Licensin
gIndex,Vol.92,December 19
71,publication 9232,p.107
−109に見いだすことができる。
【0102】本発明に従うと、該画像形成要素は感光層
の上に、及びそれらと水透過性関係で、非硬膜ゼラチン
を0.60〜1.75g/m2の範囲の量で、より好ま
しくは0.80〜1.25g/m2の範囲の量で含む最
上組成物(抗応力組成物)を含むのが好ましい。
【0103】該非硬膜ゼラチンの好ましくは少なくとも
50重量%、より好ましくは少なくとも75重量%、最
も好ましくは少なくとも90重量%が、その10重量%
水溶液が40℃及びpH6において、1000s-1の剪
断速度で20mPasより低い、より好ましくは15m
Pasより低い粘度を有する1種又はそれ以上のゼラチ
ン種に属する。
【0104】抗応力組成物は、その10重量%水溶液が
40℃及びpH6において、1000s-1の剪断速度で
20mPasより低い粘度を有する1種以上の非硬膜ゼ
ラチンを含むことができるが、実際的理由から、該組成
物はそのようなゼラチンを1種だけ含むのが好ましい。
非硬膜ゼラチンの混合物が用いられる場合、非硬膜ゼラ
チンの該混合物の10重量%水溶液が40℃及びpH6
において、1000s-1の剪断速度で20mPasより
低い粘度を有するのが好ましい。
【0105】抗応力組成物は、該抗応力組成物を介した
処理液の拡散を向上させるために、0.2〜10μmの
平均直径を有する小粒子、例えば艶消し剤を含むことが
できる。
【0106】抗応力組成物は1層以上の層を含むことが
できるが、実際的理由から、該組成物は1層から成るの
が好ましい。
【0107】画像形成要素は支持体の親水性表面上の受
像層と感光層(パケット)の間に中間層も含み、受像形
成要素の処理により該層(パケット)を除去し、それに
より受像層に形成れさる銀画像を露出するのを容易にす
るのが好ましい。
【0108】1つの実施態様の場合、中間層は0.01
〜2.0g/m2の比率でコーティングされ、少なくと
も1種の非−タンパク質性親水性フィルム−形成ポリマ
ー、例えばポリビニルアルコールを含み、場合によりE
P−A−410500に開示されているハレーション防
止色素又は顔料を含んでいることができる水−膨潤性中
間層である。
【0109】他の実施態様の場合、中間層は平均直径が
0.2μm以上であり、少なくとも1種のエチレン性不
飽和モノマーの重合により製造される疎水性ポリマービ
ーズを含む層である。乾燥条件下における該中間層は該
疎水性ポリマービーズをその合計重量の最高80%の量
で含むのが好ましい。さらなる詳細はEP−A−483
415に開示されている。
【0110】さらに別の実施態様の場合中間層は、数平
均寸法が0.1μm以上の水不溶性無機化合物の粒子を
含む層である。該中間層は該水不溶性無機化合物を少な
くとも0.1g/m2の量で含むのが好ましい。さらな
る詳細はEP−A−94203779.7に開示されて
いる。
【0111】さらに別の実施態様の場合、中間層は融点
が少なくとも50℃のアルカリ不溶性非−ポリマー性有
機化合物の粒子を含む層であり、該粒子は0.1μm〜
10μmの数平均寸法を有する。該中間層は該アルカリ
不溶性非−ポリマー性有機化合物を少なくとも0.1g
/m2の量で含むのが好ましい。さらなる詳細はEP−
A−95201713.5に開示されている。
【0112】さらに別の実施態様の場合中間層は、重縮
合により得られ得るアルカリ不溶性ポリマー性有機化合
物の粒子を含む層であり、該粒子は0.02μm〜10
μmの数平均寸法を有する。該中間層は重縮合により得
られ得る該アルカリ不溶性ポリマー性有機化合物を少な
くとも0.1g/m2の量で含むのが好ましい。さらな
る詳細はEP−A−95203052.6に開示されて
いる。
【0113】該ハロゲン化銀乳剤含有層と該中間層の間
に存在することができる補足的中間層に、中でもハレー
ション防止色素又は顔料、現像薬、ハロゲン化銀溶剤、
塩基前駆体及び腐食防止物質などの1つ又はそれ以上の
成分を挿入することができる。
【0114】感光層を含む層パケットを受像層の上に積
層することにより画像形成要素が作製される場合、中間
層は感光層の上に設けられ、中間層が上層となる。
【0115】以下の実施例は本発明を例示するが、それ
に本発明を制限することはない。すべての部、パーセン
テージ及び比率は他に指示がなければ重量による。
【0116】
【実施例】
実施例1(比較実施例) 厚さが0.30mmのアルミニウム箔(AA1050)
を、10%のリン酸を含む水溶液に箔を浸けることによ
り脱脂し、続いて2g/lの水酸化ナトリウムを含む水
溶液中でエッチングした。次いで4g/lの塩酸及び4
g/lの硼酸を含む水溶液中で、35℃の温度において
交流を用いて箔を電気化学的に研磨し、0.6μmの平
均中心線粗さRaを有する表面トポロジーを形成した。
次いで30%の硫酸を含む水溶液を用い、60℃におい
て120秒間アルミニウム版の汚れを除去した。続いて
200g/lの硫酸水溶液中で箔に陽極酸化を施し、
3.0g/m2のAl23の陽極酸化フィルムを形成
し、次いで20g/lのNaHCO3を含む水溶液を用
いて45℃において30秒間処理し、次いで脱イオン水
で濯ぎ、乾燥した。
【0117】研磨され、陽極酸化され、後処理されたア
ルミニウム支持体に、1.1mg/m2のPdSを物理
現像核として含む銀−受容性層をコーティングすること
により画像形成要素を得た。
【0118】次いで水性組成物から乾燥銀−受容性層上
に、得られる乾燥層がm2当たり0.5gの重量のポリ
メチルメタクリレートビーズを有するように、中間層を
設け、該組成物は: 1.0μmの平均直径を有するポリメチルメタクリレートビーズの 等量の水及びエタノールの混合物中の20%分散液 50ml Helioechtpapierrot BL (Bayer AG,D−5090 Leverkusen, West−Germanyにより販売されている 色素の商標) 2.5g サポニン 2.5g オレイルメチルタウリン酸ナトリウム 1.25g 脱イオン水 300ml (pH値:5.6) を含んだ。
【0119】続いて、AgXの1モル当たり1ミリモル
の4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラアザインデン及びAgXの1モル当たり2.2モル
の1−(3−(2−スルホベンズアミド))フェニル−
5−メルカプト−テトラゾールを含む実質的非硬膜感光
性ネガ−作用カドミウム非含有ゼラチン塩化ヨウ化銀乳
剤層(99.8/0.2モル%)を中間層上にコーティ
ングし、ハロゲン化銀はm2当たり2.50gの硝酸銀
に相当する量で設けられ、乳剤層のゼラチン含有率は
1.58g/m2であり、21mPa.sの粘度を有す
る0.7g/m2のゼラチン及び14mPa.sの粘度
を有する残りのゼラチンを含んだ。
【0120】最後に感光性乳剤層に硬膜剤を含まず、1
0〜12mPasの粘度を有する1g/m2のゼラチン
(KoepffのゼラチンK 7598)を含む抗応力
層を上塗りした。かくして画像形成要素Aが得られた。
【0121】画像形成要素Bは、ハロゲン化銀を1m2
当たり1.80gの硝酸銀に相当する量で与え、乳剤層
のゼラチン含有量が1.14g/m2であり、21mP
asの粘度を有するゼラチンを0.50g/m2含み、
残りのゼラチンが14mPasの粘度を有する以外は、
画像形成要素Aと同一の方法で得た。
【0122】これらの画像形成要素A及びBのそれぞれ
の4つの試料を製版用カメラにおいてステップウェッジ
を介して同じに露光した。それぞれの画像形成要素の露
光された1つの試料を新しく作られた現像液Kで処理し
た。それぞれの画像形成要素の露光された1つの試料
を、そこで1リットルの現像液当たり5.8m2の露光
画像形成材料を処理して疲労した現像液Kで処理した。
それぞれの画像形成要素の露光された1つの試料を、無
水チオ硫酸ナトリウム又は臭化カリウムを含まず、1m
l/lのアミノエチル−アミノエタノールを含む以外は
現像液Kと同一の組成を有する、新しく作られた現像液
Lで処理した。最後にそれぞれの画像形成要素の露光さ
れた1つの試料を、そこで1リットルの現像液当たり
5.8m2の露光画像形成材料を処理することにより疲
労した現像液Lで処理した。
【0123】現像液Kは以下の組成を有した: カルボキシメチルセルロース 4g 水酸化ナトリウム 22.5g 無水亜硫酸ナトリウム 120g ヒドロキノン 20g 1−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリジノン 6g 臭化カリウム 0.75g 無水チオ硫酸ナトリウム 8g エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩 2g 硫酸アルミニウム・18水 8.4g 脱イオン水 1000mlとする量 pH(24℃)=13 画像形成要素の露光された試料を上記の現像液に24℃
において10秒間沈めた。開始された拡散転写を20秒
間続けさせ、受像層に銀画像を形成させた。
【0124】現像されたハロゲン化銀乳剤層及び中間層
をアルミニウム箔から除去するために、現像されたモノ
シートDTR材料をLP82(Agfa−Gevaer
t,Belgiumにより販売されるプロセッサーの商
品名)において40℃で噴射水を用いて5秒間濯いだ。
【0125】次にアルミニウム箔の画像形成された表面
をLP82(Agfa−Gevaert,N.V. o
f Belgiumにより販売)中で、仕上げ液を用い
て45℃で処理し、非−画像領域の水−受容性を向上さ
せ、画像領域を親油性インク−受容性とした。仕上げ液
は以下の組成を有した: Gebo(Chemische Fabrik Chem−Y, Gmbh,Germanyにより販売されている 界面活性剤の商品名) 250mg ポリエチレングリコール3000 100mg 硝酸カリウム 12.5g クエン酸 20.0g 2−メルカプト−5−ヘプチル−オキサ− 3,4−ジアゾール 2.0g NaH2PO4・2H2O 20.0g 5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン 200mg 水酸化ナトリウム 13.0g 水 1000mlとする量 pH(20℃)=5.9 かくして作製された印刷版を同一条件下における印刷に
用いた。印刷版を同じオフセット印刷機(HEIDEL
BERG GTO−46)に取り付けた。湿し液として
Rotamaticを50%で用い、インクとしてKa
st andEhinger,A.G.,German
yからのK+E 123Wを用いた。圧縮可能なゴムブ
ランケットを用いた。
【0126】銀収率、インク受容性及び印刷耐久性の基
準により印刷版の質を判定した。結果を表1に示す。
【0127】
【表1】
【0128】−a)AgNO3:は画像形成要素のハロ
ゲン化銀の量(AgNO3として表される)である。
【0129】−b)Devel:は画像形成要素の露光
された試料の処理に用いられる現像液である;exhは
疲労した現像液を示す。
【0130】−c)Ag−収率:は中実領域上で測定さ
れる完成印刷版上の銀の量(AgNO 3として表され
る)である。
【0131】−d)Ink Acc:は印刷版のインク
受容性である。これは印刷版の印刷領域上のインク受容
性がまだ完全でない理由で捨てなければならないコピー
の数として表される。
【0132】−e)Prin End:は印刷版の印刷
耐久性である。これは印刷版の印刷領域上のインク受容
性がもはや完全でなくなるまでに激しい条件下で印刷版
から印刷することができるコピーの数として表される。
【0133】表1の結果から、処理液が無水硫酸ナトリ
ウム及び臭化カリウムを含むがアミノエチル−アミノエ
タノールを含まない場合、2.5g/m2又は1.8g
/m2のハロゲン化銀を有する画像形成要素から得られ
る印刷版のインク受容性及び印刷耐久性が、画像形成要
素が処理される処理液の疲労度の明確な関数であること
が明らかである(すなわち疲労した処理液において結果
が明らかに悪い)(比較実施例)。2.5g/m2のハ
ロゲン化銀を有する画像形成要素から得られる印刷版の
インク受容性及び印刷耐久性は、処理液が無水硫酸ナト
リウムも臭化カリウムも含まず、アミノエチル−アミノ
エタノールを含む場合でさえ、画像形成要素が処理され
る処理液の疲労度の明確な関数である(すなわち疲労し
た処理液において結果が明らかに悪い)(比較実施
例)。しかし1.8g/m2のハロゲン化銀を有する画
像形成要素から得られる印刷版のインク受容性及び印刷
耐久性は、処理液が無水硫酸ナトリウムも臭化カリウム
も含まず、アミノエチル−アミノエタノールを含む場
合、画像形成要素が処理される処理液の疲労度によりほ
とんど影響を受けない(すなわち結果は新しい、及び疲
労した処理液においてほとんど同じである(本発明の実
施例)。
【0134】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0135】1.(a)支持体の親水性表面上に、
(i)物理現像核を含有する受像層及び(ii)該受像
層と水透過性関係にある1種又はそれ以上のハロゲン化
銀乳剤を含む感光層を、示されている順序で含む画像形
成要素を画像通りに露光し、 (b)現像主薬及びハロゲン化銀溶剤の存在下で画像形
成要素にアルカリ性水溶液を適用して該受像層に銀画像
を形成せしめ、 (c)画像形成要素を処理して該受像層の上の層を除去
し、それにより該受像層に形成される該銀画像を露出せ
しめる 段階を含み、該アルカリ性水溶液が0.000モル/l
〜0.0015モル/lの範囲の量のチオ硫酸塩、及び
0.000モル/l〜0.0030モル/lの量の無機
臭化物塩、及び0.1ml〜10ml/lの範囲の量の
アミノアルコールを含有し、該1種又はそれ以上のハロ
ゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀の合計量(AgNO3
して表す)が1m2当たり2g以下のAgNO3であるこ
とを特徴とする銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の作製
法。
【0136】2.該アルカリ性水溶液が0.0010モ
ル/lより少量のチオ硫酸塩を含む上記1項に記載の方
法。
【0137】3.該アルカリ性水溶液が0.0020モ
ル/lより少量の無機臭化物塩を含む上記1又は2項に
記載の方法。
【0138】4.該アミノアルコールが第1アミノアル
コールである上記1〜3項のいずれかに記載の方法。
【0139】5.該第1アミノアルコールが2−アミノ
エチル−アミノエタノールである上記4項に記載の方
法。
【0140】6.該アミノアルコールをアルカリ性水溶
液1l当たり0.5〜3mlの量で用いる上記1〜5項
のいずれかに記載の方法。
【0141】7.該1種又はそれ以上のハロゲン化銀乳
剤中のハロゲン化銀の合計量(AgNO3として表され
る)が1m2当たり1.75gより少量のAgNO3であ
る上記1〜6項のいずれかに記載の方法。
【0142】8.該1種又はそれ以上のハロゲン化銀乳
剤中のハロゲン化銀の合計量(AgNO3として表され
る)が1m2当たり少なくとも0.9gのAgNO3であ
る上記1〜7項のいずれかに記載の方法。
【0143】9.支持体の該親水性表面が、柔軟性支持
体上にコーティングされた親水性結合剤及び硬膜剤を含
有する硬膜親水性層である上記1〜8項のいずれかに記
載の方法。
【0144】10.支持体の該親水性表面がアルミニウ
ム箔である上記1〜8項のいずれかに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−83060(JP,A) 特開 平7−13334(JP,A) 欧州特許出願公開549831(EP,A 1) 特許5340690(US,P) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/07,7/00,7/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)支持体の親水性表面上に、(i)
    物理現像核を含有する受像層及び(ii)該受像層と水
    透過性関係にある1種又はそれ以上のハロゲン化銀乳剤
    を含む感光層を、示されている順序で含む画像形成要素
    を画像通りに露光し、 (b)現像主薬及びハロゲン化銀溶剤の存在下で画像形
    成要素にアルカリ性水溶液を適用して該受像層に銀画像
    を形成せしめ、 (c)画像形成要素を処理して該受像層の上の層を除去
    し、それにより該受像層に形成される該銀画像を露出せ
    しめる 段階を含み、該アルカリ性水溶液が0.000モル/l
    〜0.0015モル/lの範囲の量のチオ硫酸塩、及び
    0.000モル/l〜0.0030モル/lの量の無機
    臭化物塩、及び0.1ml〜10ml/lの範囲の量の
    アミノアルコールを含有し、該1種又はそれ以上のハロ
    ゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀の合計量(AgNO3
    して表す)が2gAgNO3/m2以下であることを特徴
    とする銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の作製法。
JP35590596A 1995-12-27 1996-12-25 銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の作製法 Expired - Fee Related JP2902371B2 (ja)

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DE4428661B4 (de) * 1993-08-13 2004-07-01 Mitsubishi Paper Mills Limited Lithographische Druckplatte
EP0677790A1 (en) * 1994-03-25 1995-10-18 Agfa-Gevaert N.V. A method for making lithographic printing plates according to the silver salt diffusion transfer process

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