JP2000162778A - 銀塩拡散転写法に従って改良された印刷版を作製するための画像形成要素の製造法 - Google Patents

銀塩拡散転写法に従って改良された印刷版を作製するための画像形成要素の製造法

Info

Publication number
JP2000162778A
JP2000162778A JP32988299A JP32988299A JP2000162778A JP 2000162778 A JP2000162778 A JP 2000162778A JP 32988299 A JP32988299 A JP 32988299A JP 32988299 A JP32988299 A JP 32988299A JP 2000162778 A JP2000162778 A JP 2000162778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
image
receiving layer
image receiving
silver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32988299A
Other languages
English (en)
Inventor
Marcus Jonckheere
マルクス・ジヨンクヘーレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JP2000162778A publication Critical patent/JP2000162778A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/06Silver salts
    • G03F7/07Silver salts used for diffusion transfer

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像通りの露出及び現像の後、画像領域に白
点を示さない優れた印刷性を有する平版印刷版の作製の
ためのアルミニウムに基づくモノ−シートDTR材料の
製造法を提供すること。 【解決手段】 本発明に従えば、アルミニウム支持体の
粗面化され且つ陽極酸化された面上に(i)物理現像核
を含有する受像層、(ii)該受像層と水透過性関係で
ハロゲン化銀乳剤を含有する感光層及び(iii)場合
により該受像層と水透過性関係にある抗応力層を示した
順序でコーティングする段階を含んでなり、該受像層が
設けられた該アルミニウム支持体を、該感光層のコーテ
ィングに用いられるコーティングヘッドの前方である機
械の領域において少なくとも45%の相対湿度に保つこ
とを特徴とする銀塩拡散転写画像形成要素の製造法が提
供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は印刷版の作製のための銀塩拡散
転写画像形成要素の製造法に関する。
【0002】さらに特定的には、本発明は、向上した平
版性を有する印刷版の作製のための銀塩拡散転写画像形
成要素の製造法に関する。
【0003】
【発明の背景】以下においてDTR−法と呼ばれる銀錯
体拡散転写反転法の原理は、例えば、US−P−2 3
52 014及びAndree Rott and E
dith Weydeによる“Photographi
c Silver Halide Diffusion
Processes”−The Focal Pre
ss−London and New York,(1
972)の本に記載されている。
【0004】DTR−法においては、情報通りに露光さ
れた写真ハロゲン化銀乳剤層材料の非現像ハロゲン化銀
がいわゆるハロゲン化銀溶剤を用いて可溶性銀錯体化合
物に転換され、それは受像要素中に拡散することがで
き、そこで一般に物理現像核の存在下で現像薬を用いて
還元され、写真材料の露光領域に得られる黒色銀画像に
関して反転した画像濃度値を有する銀画像(「DTR−
画像」)を形成する。
【0005】DTR−画像保有材料は平版印刷版として
用いることができ、その場合DTR−銀画像領域は水−
受容性インク−反発性背景上に水−反発性インク受容性
領域を形成する。
【0006】DTR−画像は、写真ハロゲン化銀乳剤材
料に関して別の要素であるシート又はウェブ材料の受像
層に(いわゆる2−シートDTR要素)又はモノ−シー
ト要素とも呼ばれる、少なくとも1層の写真ハロゲン化
銀乳剤層をそれと水透過性関係にある受像層と一体的に
含むいわゆる単一−支持体−要素の受像層に形成するこ
とができる。DTR法によるオフセット印刷版の作製に
好ましいのは後者のモノ−シート型である。
【0007】2つの主な型のモノ−シートDTR材料は
既知であり、それはその異なる層配置及び処理の故に区
別される。第1の型のモノ−シートDTR材料は、支持
体、一般に紙又はポリエステルなどの樹脂支持体上に、
ハロゲン化銀乳剤層及び表面層として物理現像核を含有
する受像層を、示した順序で含んでなる。情報通りの露
出及びDTR法に従う現像の後、銀画像が表面層に形成
される。下の層は本来親水性であり、表面上に形成され
る銀画像は疎水性であるか又は疎水性とされることがで
きるので、かくして得られる版をさらなる処理なしで用
いることができる。これらの型の印刷版は典型的には約
10000コピーの低い印刷耐久性を有する。
【0008】他方、物理現像核を含有する受像層ならび
にその上にハロゲン化銀乳剤層が設けられた親水性支持
体を含んでなるモノ−シートDTR材料は既知である。
情報通りの露出及びDTR−法に従う現像の後、受像層
に銀画像が形成される。平版印刷版を得るためには、次
いで今この時点では不要なハロゲン化銀乳剤層を除去し
て受像層に形成された銀画像を露出させることが必要で
ある。該除去は一般に要素を冷水又は温水で濯ぐことに
より行われる。この型の印刷版は、例えば、EP−A−
278 766、EP−A−483 415及びEP−
A−410 500に開示されている。
【0009】後者の型の印刷版のための好ましい支持体
として、粗面化され且つ陽極酸化されたアルミニウム箔
が用いられ、一般に高い印刷耐久性を得ることができ
る。そのような型の支持体は、感光性コーティングとし
てハロゲン化銀の代わりに感光性樹脂を有する画像形成
要素を用いた印刷版(以下、PS−版と呼ぶ)の作製に
関して周知であり、例えば、DE−P−3 717 7
57、EP−A−167751、DE−P−3 036
174、US−P−4 336 113、US−P−
4 374 710、US−P−3 980 539、
US−P−3072 546、US−P−3 073
765、US−P−3 085 950、US−P−3
935 080及びUS−P−4 052 275に
開示されている。
【0010】しかしながら、PS−版のための支持体と
して用いるためのアルミニウム箔に課せられる要求は、
銀塩拡散転写法で用いるためのアルミニウム箔に課せら
れる要求と異なる。事実、PS−版のための支持体とし
て通常用いられるアルミニウム箔は、銀塩拡散転写法に
従って印刷版を作製するためには適していない。
【0011】優れた印刷性を有する印刷版、すなわち画
像領域における優れたインキ受容性を有し、汚染(st
aining)又はトーニング(toning)と呼ば
れる非−画像領域におけるインキ受容性がなく、高い印
刷耐久性を有する印刷版をDTR法に従って得るため
に、物理現像核を含有する受像層及び他の層のアルミニ
ウム箔への付着が全体的に堅固であることが必要であ
る。最近、種々の層のコーティングの間に小さい気泡が
アルミニウム支持体上に形成されることが観察された。
これは現像の後に印刷領域におけるホワイトスポット
(white spots)を生ずる。0.1〜1mm
の直径を有するこれらの欠陥のある版は低い質のプリン
トを与える。従って、該欠陥に対する解決案が必要であ
る。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的は、優れた印刷性を有する
平版印刷版の作製のためのアルミニウムをベースとする
モノ−シートDTR材料の製造法を提供することであ
る。
【0013】本発明のさらなる目的は、画像通りの露出
及び現像の後、画像領域上にホワイトスポットを示さな
いアルミニウムをベースとするモノシートDTR材料の
製造法を提供することである。
【0014】本発明のさらなる目的は以下の記載から明
らかになるであろう。
【0015】
【発明の概略】本発明に従えば、アルミニウム支持体の
粗面化され且つ陽極酸化された面上に、(i)物理現像
核を含有する受像層、(ii)該受像層と水透過性関係
にあるハロゲン化銀乳剤を含有する感光層及び(ii
i)場合により該受像層と水透過性関係にある抗応力層
を示した順序でコーティングする段階を含んでなり、該
受像層が設けられた該アルミニウム支持体を、該感光層
のコーティングに用いられるコーティングヘッドの前方
である機械の領域において少なくとも45%の相対湿度
に保つことを特徴とする銀塩拡散転写画像形成要素の製
造法が提供される。
【0016】
【発明の詳細な記述】コーティング機のコーティングヘ
ッドの前方の領域は巻戻し領域(unwinding
area)とも呼ばれる。この領域では、コーティング
されるべき要素が種々のローラー上に導かれ、好ましく
は少なくとも1つのローラーは導電性であり、コーティ
ングヘッドに導かれる前方で接地される。導電性ローラ
ーは金属から成る。好適には、接地は、好ましくは炭素
又は十分に導電性の金属の少なくとも1つのブラシであ
る。アルミニウム支持体は少なくとも5秒間、より好ま
しくは少なくとも10秒間、最も好ましくは少なくとも
15秒間、該領域に保たれる。該受像層が設けられた該
アルミニウム支持体は、好ましくは感光層のコーティン
グに用いられる機械の該コーティングヘッドの前方の領
域において好ましくは少なくとも55%、より好ましく
は少なくとも60%の相対湿度に保持される。
【0017】本発明は、アルミニウム支持体の粗面化さ
れ且つ陽極酸化された面上に、(i)物理現像核を含有
する受像層、(ii)該受像層と水透過性関係にあるハ
ロゲン化銀乳剤を含有する感光層ならびに(iii)場
合により該受像層と水透過性関係にある抗応力層を示し
た順序で含んでなる画像形成要素を提供する。
【0018】本発明に従って用いるための画像形成要素
のアルミニウム支持体は、純粋なアルミニウム又はその
アルミニウム含有率が少なくとも95%であるアルミニ
ウム合金から作ることができる。支持体の厚さは通常約
0.13〜約0.50mmの範囲である。
【0019】箔の粗面化及び陽極酸化は、本発明に従っ
て高い質のプリントを作成することを可能にする平版印
刷版を得るために必要である。シーリングは必要ではな
いが、印刷結果をさらに向上させることができる。好ま
しくはアルミニウム支持体は100μm2当たり500
又はそれより多いピットを有し、ピットの直径は0.0
3〜0.30μmであり、ピットの平均直径は0.05
〜0.20μmである。好ましくは、アルミニウム箔は
0.2〜1.5μmのCLA値を有する粗さ、0.4〜
2.0μmの厚さを有する陽極酸化層を有し、重炭酸塩
水溶液で後処理される。
【0020】本発明に従うと、アルミニウム箔の粗面化
は先行技術において周知の方法に従って行うことができ
る。アルミニウム基質の表面を機械的、化学的又は電気
化学的粗面化によりあるいはこれらの組み合わせにより
粗面化し、ハロゲン化銀乳剤層のアルミニウム支持体へ
の満足できる付着性を得、版の表面上で非−印刷領域を
形成するであろう領域に優れた保水性を与えることがで
きる。
【0021】電気化学的粗面化法が好ましく、それは平
版印刷版のために用いる時に通常望ましい非常に微細で
平均した粒子を有する大きな平均表面積の均一な表面粗
さをそれが形成できるからである。
【0022】主にアルミニウム箔の表面から脂性物質を
除去するために、好ましくは粗面化の前に脱脂処理を行
う。
【0023】従って、アルミニウム箔を界面活性剤及び
/又はアルカリ性水溶液を用いる脱脂処理に供すること
ができる。
【0024】好ましくは、粗面化にアルカリを含有する
水溶液を用いる化学的エッチング段階が続く。化学的エ
ッチングは好ましくは少なくとも25℃、より好ましく
は少なくとも30℃の温度で行われる。少なくとも40
℃、より好ましくは少なくとも50℃の温度で酸性水溶
液を用いる処理により化学的エッチング段階を行うこと
もできる。
【0025】粗面化及び任意の化学的エッチングの後、
アルミニウム箔を陽極酸化するが、それは以下の通りに
行うことができる。
【0026】酸を含有する溶液中に陽極として沈められ
た粗面化されたアルミニウム箔に電流を通過させる。0
〜70℃の温度範囲内で1〜70重量%の電解質濃度を
用いることができる。1〜8g/m2のAl23.H2
の陽極酸化フィルム重量を得るために、陽極電流密度を
1〜50A/dm2そして電圧を1〜100Vの範囲内
で変化させることができる。陽極酸化されたアルミニウ
ム箔を続いて10〜80℃の温度範囲内で脱イオン水を
用いて濯ぐことができる。
【0027】陽極酸化段階の後に、陽極表面に後処理を
適用することができる。陽極酸化により形成される酸化
アルミニウム層の孔の後処理は、アルミニウム陽極酸化
の技術分野における熟練者に既知の方法である。この方
法は、例えば、“Belgisch−Nederlan
ds tijdschrift voor Opper
vlaktetechnieken van mate
rialen”,24ste jaargang/ja
nuari 1980に“Sealing−kwali
teit en sealing−controle
van geanodiseerd Aluminiu
m”の表題の下に記載されている。陽極酸化された多孔
質アルミニウム表面の後処理の種々の型が存在する。
【0028】好ましくは、該後処理は、粗面化され且つ
陽極酸化されたアルミニウム支持体を、EP−A−56
7 178に開示されている通り重炭酸塩を含有する水
溶液を用いて処理するかあるいはポリビニルホスホン酸
の溶液を用いて処理することにより行われる。
【0029】好ましくは、上記の段階のそれぞれを濯ぎ
段階で隔て、特定の段階で用いる液が前の段階の液で汚
染されるのを避ける。
【0030】画像の鮮鋭度及びその結果として、印刷さ
れる最終的コピーの鮮鋭度を向上させるために、陽極酸
化層を例えばJA−Pu−58/14 797に記載さ
れている通りハレーション防止色素又は顔料を用いて全
体的に着色することができる。
【0031】上記の通りのアルミニウム箔の製造に続
き、アルミニウム箔に直後に物理現像核を含む溶液をコ
ーティングすることができ、あるいは後の段階で該溶液
をコーティングすることができる。
【0032】物理現像核を含有する受像層は、好ましく
は、親水性結合剤を含まないが、表面の親水度を向上さ
せるために、少量ないし該層の合計重量の最高で80重
量%までの親水性コロイド、例えばポリビニルアルコー
ルを含むことができる。
【0033】本発明に従って用いるために好ましい現像
核は、重金属の硫化物、例えばアンチモン、ビスマス、
カドミウム、コバルト、鉛、ニッケル、パラジウム、白
金、銀及び亜鉛の硫化物である。本発明と関連して特に
適した現像核は硫化パラジウム核である。他の適した現
像核は塩類、例えばセレニド類、ポリセレニド類、ポリ
スルフィド類、メルカプタン類及びハロゲン化錫(I
I)である。重金属、好ましくは銀、金、白金、パラジ
ウム及び水銀をコロイド形態で用いることができる。
【0034】本発明のアルミニウム支持体はモノ−シー
トDTR材料の製造に特に適している。モノ−シートD
TR材料を得るための本発明の方法に従えば、上記の通
りに製造され、受像層が設けられたアルミニウム箔に該
受像層と水透過性接触において感光層を設けられる。
【0035】互いに水透過性接触をしている層は、互い
に連続しているか又は単数もしくは複数の水透過性層に
よってのみ互いに隔てられている層である。水透過性層
の性質は、それが水又は水溶液に含有される化合物、例
えば現像薬又は錯体化銀の拡散を実質的に妨げないか又
は束縛しないようなものである。
【0036】本発明に従って用いられる感光層は、親水
性コロイド結合剤及び少なくとも1種のハロゲン化銀乳
剤を含み、ハロゲン化銀乳剤の少なくとも1つが感光性
であるいずれの層であることもできる。
【0037】本発明に従って用いられる単数もしくは複
数の写真ハロゲン化銀乳剤は、例えば、P.Glafk
idesにより“Chemie et Physiqu
ePhotographique”,Paul Mon
tel,Paris(1967)において、G.F.D
uffinにより“Photographic Emu
lsion Chemistry”,The Foca
l Press,London(1966)において及
びV.L.Zelikman et alにより“Ma
king and Coating Photogra
phic Emulsion”,The Focal
Press,London(1966)において記載さ
れている通り、種々の方法に従って可溶性銀塩及び可溶
性ハロゲン化物から製造することができる。
【0038】本発明に従って用いるために、単数もしく
は複数のハロゲン化銀乳剤は好ましくは主に塩化銀から
成るが、1モル%〜40モル%の範囲の割合の臭化銀が
存在することができる。最も好適には、少なくとも70
モル%の塩化銀を含有するハロゲン化銀乳剤を用いる。
【0039】ハロゲン化銀粒子の平均寸法は0.10〜
0.70μm、好ましくは0.25〜0.45μmの範
囲であることができる。
【0040】好ましくは、沈澱段階の間又は後に、イリ
ジウム及び/又はロジウム含有化合物あるいは両者の混
合物を加える。添加されるこれらの化合物の濃度はAg
NO 3のモル当たり10-8〜10-3モル、好ましくはA
gNO3のモル当たり10-7〜10-5モルの範囲であ
る。
【0041】化学熟成段階の間に、例えばアリルイソチ
オシアナート、アリルチオウレア及びチオ硫酸ナトリウ
ムなどの硫黄−含有化合物を加えることにより、乳剤を
化学的に増感することができる。還元剤、例えばBE−
P−493 464及び568 687に記載されてい
るような錫化合物ならびにポリアミン類、例えばジエチ
レントリアミン又はアミノメタン−スルホン酸の誘導体
も化学増感剤として用いることができる。他の適した化
学増感剤は、貴金属及び貴金属化合物、例えば金、白
金、パラジウム、イリジウム、ルテニウム及びロジウム
である。化学増感のこの方法はR.KOSLOWSK
Y,Z.Wiss.Photogr.Photophy
s.Photochem.46,65−72(195
1)の文献に記載されている。
【0042】その高い感光度の故に好ましいネガティブ
−作用性ハロゲン化銀と別に、乳剤層にポジティブ銀画
像を作り、受像層上にネガティブ画像を作る直接−ポジ
ティブハロゲン化銀乳剤を用いることもできる。
【0043】本発明に従って用いるのに適した直接ポジ
ティブハロゲン化銀乳剤はあらかじめカブリが与えられ
た又は主に内部潜像を形成するハロゲン化銀乳剤であ
る。
【0044】DTR−要素のハロゲン化銀乳剤は、それ
に対してDTR要素が設計されている露出源の分光発光
に従って分光的に増感することができる。
【0045】可視分光領域のための適した増感色素に
は、F.M.Hamerにより“The Cyanin
e Dyes and Related Compou
nds”,1964,John Wiley & So
nsにおいて記載されているもののようなメチン色素が
含まれる。この目的のために用いることができる色素に
は、シアニン色素、メロシアニン色素、錯体シアニン色
素、錯体メロシアニン色素、等極性シアニン色素(ho
mopolar cyanine dyes)、ヘミシ
アニン色素、スチリル色素及びヘミオキソノール色素が
含まれる。特に有用な色素はシアニン色素、メロシアニ
ン色素、錯体メロシアニン色素に属するものである。
【0046】通常の光源、例えばタングステン光の場
合、緑増感色素が必要である。アルゴンイオンレーザー
による露出の場合、青増感色素が導入される。赤光発光
源、例えばLED又はHeNeレーザーによる露出の場
合、赤増感色素が用いられる。半導体レーザーによる露
出の場合、近赤外に適した特殊な分光増感色素が必要で
ある。適した赤外増感色素は、中でもUS−P−2 0
95 854、2 095 856、2 955 93
9、3 482 978、3 552 974、3 5
73 921、3 582 344、3 623 88
1及び3 695888に開示されている。
【0047】本発明と関連して好ましい青増感色素、緑
増感色素、赤増感色素及び赤外増感色素はEP−A−5
54 585に記載されている。
【0048】赤又は近赤外領域における感度の向上のた
めに、いわゆる超色増感剤を赤又は赤外増感色素と組み
合わせて用いることができる。適した超色増感剤はRe
search Disclosure Vol 28
9,May 1988,item 28952に記載さ
れている。分光増感剤は、水溶液、有機溶媒中の溶液又
は分散液の形態で写真乳剤に加えることができる。
【0049】ハロゲン化銀乳剤は通常の乳剤安定剤を含
むことができる。適した乳剤安定剤は、アザインデン
類、好ましくはテトラ−もしくはペンタ−アザインデン
類、特にヒドロキシ又はアミノ基により置換されたもの
である。この種の化合物はBIRRによりZ.Wis
s.Photogr.Photophys.Photo
chem.47,2−27(1952)に記載されてい
る。他の適した乳剤安定剤は、中でも複素環式メルカプ
ト化合物である。
【0050】本発明と関連するハロゲン化銀乳剤層中の
結合剤として、親水性コロイド、通常タンパク質、好ま
しくはゼラチンを用いることができる。しかしながら、
ゼラチンを部分的に又は全体的に合成、半合成又は天然
ポリマーで置き換えることができる。好ましくはハロゲ
ン化銀乳剤層は、その10重量%水溶液が36℃及びp
H6において、1000s-1の剪断速度で20mPa.
sより低い粘度を有する少なくとも1種のゼラチン種を
もっと高い粘度のゼラチンと組み合わせて含有する。該
低粘度ゼラチン対もっと高粘度のゼラチンの重量比は好
ましくは>0.5である。
【0051】好ましくは単数もしくは複数のゼラチン層
は硬膜されない。硬膜されないとは、下塗りされたポリ
エチレンテレフタレートフィルムベース上にそのような
ゼラチン層を1.2g/m2の乾燥厚さでコーティング
し、57℃及び35%の相対湿度で3日間乾燥し、30
℃の水に浸けた時に、該ゼラチン層の95重量%より多
くが5分以内に溶解することを意味する。
【0052】ハロゲン化銀乳剤はpH制御成分を含有す
ることができる。好ましくは少なくとも1層のゼラチン
含有層をゼラチンの等電点以上のpH値でコーティング
し、コーティングされる該ゼラチン含有層と下記に言及
する中間層の間の相互作用を避ける。さらに好ましく
は、該中間層に連続するゼラチン層をゼラチンの等電点
以上のpH値でコーティングする。最も好ましくはすべ
てのゼラチン含有層をそれらのゼラチンの等電点以上の
pH値でコーティングする。カブリ防止剤、現像促進
剤、湿潤剤及びゼラチンのための硬膜剤などの他の成分
が存在することができる。
【0053】ハロゲン化銀乳剤層は、散乱光を吸収し、
かくして画像の鮮鋭度を向上させる光−スクリーニング
色素を含むことができる。適した吸光色素は、中でもU
S−P−4 092 168、US−P−4 311
787及びDE−P−2 453 217に記載されて
いる。
【0054】本発明に従って用いるために適したハロゲ
ン化銀乳剤の組成、製造及びコーティングに関するさら
なる詳細は、例えば、Product Licensi
ngIndex,Vol.92,December 1
971,publication 9232,p.10
7−109に見いだすことができる。
【0055】好ましくは、画像形成要素はまた受像層と
感光層(パケット)の間に中間層を含んでなり、画像形
成要素の処理により該層(パケット)を除去してそれに
より受像層に形成される銀画像が露出するのを容易にす
る。
【0056】1つの態様の場合、中間層は、EP−A−
410 500に開示されているように、0.01〜
2.0g/m2の比率でコーティングされ、少なくとも
1種の非−タンパク質性親水性フィルム−形成ポリマ
ー、例えばポリビニルアルコールを含んでなり、場合に
よりハレーション防止色素又は顔料を含んでなることが
できる水−膨潤性中間層である。
【0057】他の態様の場合中間層は、0.2μm以上
の平均直径を有し、少なくとも1種のエチレン性不飽和
モノマーの重合により製造された疎水性ポリマービーズ
を含んでなる層である。好ましくは該中間層は乾燥条件
下において該疎水性ポリマービーズをその合計重量の最
高で80%の量で含んでなる。さらなる詳細はEP−A
−483 415に開示されている。
【0058】さらに別の態様の場合、中間層は数平均寸
法が0.1μm以上の水不溶性無機化合物の粒子を含む
層である。好ましくは該中間層は該水不溶性無機化合物
を少なくとも0.1g/m2の量で含んでなる。さらな
る詳細はEP−A−723195に開示されている。
【0059】さらに別の態様の場合、中間層は融点が少
なくとも50℃のアルカリ不溶性非−ポリマー性有機化
合物の粒子を含んでなる層であり、該粒子は0.1μm
〜10μmの数平均寸法を有する。好ましくは該中間層
は該アルカリ不溶性非−ポリマー性有機化合物を少なく
とも0.1g/m2の量で含んでなる。さらなる詳細は
EP−A−750 227に開示されている。
【0060】さらに別の態様の場合、中間層は重縮合に
より得られ得るアルカリ不溶性ポリマー性有機化合物の
粒子を含んでなる層であり、該粒子は0.02μm〜1
0μmの数平均寸法を有する。好ましくは該中間層は重
縮合により得られ得る該アルカリ不溶性ポリマー性有機
化合物を少なくとも0.1g/m2の量で含んでなる。
さらなる詳細はEP−A−773 474に開示されて
いる。
【0061】該中間層はすべて0.2〜1μmの数平均
直径を有する顔料粒子、例えばCaCO3、TiO2、B
aSO4、Al23、SiO2、ZnO2などを含んでな
ることができる。
【0062】該ハロゲン化銀乳剤含有層と該中間層の間
に存在することができる補足的中間層に、中でもハレー
ション防止色素又は顔料、現像薬、ハロゲン化銀溶剤、
塩基前駆体及び腐食防止物質などの1種又はそれ以上の
成分を導入することができる。
【0063】画像形成要素は、場合により、ゼラチン及
び好ましくは上記の層がコーティングされるアルミニウ
ム支持体の粗面化され且つ陽極酸化された面の平均粗さ
深度Rzより大きい重量平均直径を有する艶消剤を少な
くとも30mg/m2含んでなる上層(抗応力層)を含
有することができる。
【0064】該艶消剤は、水不溶性アルカリ可溶性有機
ポリマー又はコポリマー、例えばアクリル酸とアクリル
酸メチルのコポリマーであることができる。より好まし
くは、該艶消剤はシリカなどの水不溶性無機化合物であ
る。最も好ましくは、該艶消剤はアルカリ−不溶性有機
ポリマー又はコポリマー、例えば(メタ)アクリル酸メ
チルのポリマー又はコポリマーである。特に好ましい艶
消剤はスチレン、メタクリル酸メチル及びマレイン酸の
コポリマーである。
【0065】好ましくは、艶消剤は、上記の層がコーテ
ィングされるアルミニウム支持体の粗面化され且つ陽極
酸化された面の平均粗さ深度Rzより大きい、好ましく
は該平均粗さ深度の1.2倍より大きい、より好ましく
は該粗さ深度の1.3倍より大きい重量平均直径を有す
る。該艶消剤の重量平均直径の上限はあまり重要ではな
いが、実施上の理由から好ましくは15μm以下、より
好ましくは10μm以下である。
【0066】本発明の画像形成要素のための支持体とし
て適した粗面化され且つ陽極酸化されたアルミニウム箔
の平均粗さ深度は好ましくは2μm〜6μm、より好ま
しくは2.5μm〜5μmの範囲である。
【0067】場合により、該抗応力層は該平均粗さ深度
より大きい重量平均直径を有する少なくとも30mg/
2の艶消剤、より好ましくは50〜500mg/m2
該艶消剤、最も好ましくは100〜200mg/m2
該艶消剤を含む。
【0068】場合により、抗応力層は好ましくは非硬膜
ゼラチン又はゼラチン混合物を、好ましくは0.2〜2
g/m2、より好ましくは0.4〜1.75g/m2、最
も好ましくは0.6〜1.25g/m2の量で含む。
【0069】好ましくは、該非硬膜ゼラチン又はゼラチ
ン混合物の少なくとも50重量%、より好ましくは少な
くとも75重量%、最も好ましくは少なくとも90重量
%が、その10重量%水溶液が36℃及びpH6におい
て、1000s-1の剪断速度で35mPa.sより低
い、より好ましくは30mPa.sより低い粘度を有す
る1種又はそれより多いゼラチン種に属する。
【0070】該抗応力層は、その10重量%水溶液が3
6℃及びpH6において、1000s-1の剪断速度で3
5mPa.sより低い粘度を有する非硬膜ゼラチンを1
種より多く含んでなることができるが、実施上の理由か
ら、該層は1種のみのそのようなゼラチンを含んでなる
のが好ましい。
【0071】該抗応力層は、該抗応力層を介する処理液
の拡散を促進するために、0.2〜3μmの平均直径を
有する小粒子、例えば艶消剤を含有することができる。
【0072】抗応力層は乳剤層を保有している支持体の
面上にある画像形成要素の表面層である。
【0073】抗応力層及びハロゲン化銀乳剤を含有する
層は、画像形成要素の該受像層と水透過性関係になけれ
ばならない。
【0074】本発明に従うと、画像形成要素はその特定
の用途に従う装置において情報通りに露出することがで
きる。感光性ハロゲン化銀乳剤の露出のために広い選択
肢のカメラが市場に存在する。水平、垂直及び暗室型カ
メラならびに接触−露出装置を、いずれの特定の種類の
リプログラフィー作業にも合うように利用することがで
きる。本発明の画像形成要素を、中でもレーザー記録計
及び陰極線管を用いて露出することもできる。
【0075】本発明に従うと、該感光層に銀画像を形成
し、非還元ハロゲン化銀又は形成されるその錯体を感光
層から該受像層に画像通りに拡散させ、そこに銀画像を
与えるための、情報通りに露出された画像形成要素の現
像及び拡散転写は、単数もしくは複数の現像薬及び単数
もしくは複数のハロゲン化銀溶剤の存在下でアルカリ性
水溶液を用いて行われる。現像薬及び/又はハロゲン化
銀溶剤はアルカリ性水溶液中ならびに/又は画像形成要
素中に導入することができる。
【0076】好ましくはハロゲン化銀溶剤はアルカリ性
水溶液中において、0.05重量%〜5重量%そしてよ
り好ましくは0.5重量%〜2重量%の量で用いられ
る。
【0077】ハロゲン化銀のための錯体化剤として作用
するハロゲン化銀溶剤は、好ましくは、水溶性チオ硫酸
塩又はチオシアン酸塩、例えばチオ硫酸ナトリウム、カ
リウムもしくはアンモニウム及びチオシアン酸ナトリウ
ム、カリウムもしくはアンモニウムである。
【0078】本発明と関連して用いることができるさら
に別のハロゲン化銀溶剤は、例えば亜硫酸塩、アミン
類、2−メルカプト安息香酸、環状イミド化合物、例え
ばウラシル、5,5−ジアルキルヒダントイン類、アル
キルスルホン類及びオキサゾリドン類である。
【0079】本発明と関連して用いるためのさらに別の
ハロゲン化銀溶剤はアルカノールアミン類である。本発
明と関連して用いることができるアルカノールアミン類
の例は次式:
【0080】
【化1】 [式中、X及びX’は独立して水素、ヒドロキシル基又
はアミノ基を示し、l及びmは0又は1もしくはそれよ
り大きい整数を示し、nは1もしくはそれより大きい整
数を示す]に相当する。該アルカノールアミン類は、好
ましくは0.1重量%〜5重量%の濃度でアルカリ性処
理液中に存在することができる。しかしながら、アルカ
ノールアミンの一部又は全部が画像形成要素の1つ又は
それより多い層に存在することができる。
【0081】本発明と関連して用いるためのさらに別の
好ましいハロゲン化銀溶剤はチオエーテル類である。好
適に用いられるチオエーテル類は以下の一般式: Z−(R1−S)t−R2−S−R3−Y [式中、Z及びYはそれぞれ独立して水素、アルキル
基、アミノ基、アンモニウム基、ヒドロキシル、スルホ
基、カルボキシル、アミノカルボニル又はアミノスルホ
ニルを示し、R1、R2及びR3はそれぞれ独立して、置
換されていることができ且つ場合により酸素架橋を含む
ことができるアルキレンを示し、tは0〜10の整数を
示す]に相当する。上記の式に対応するチオエーテル化
合物の例は、例えばUS−P−4 960 683及び
EP−A 554 585に開示されている。
【0082】さらに別の適したハロゲン化銀溶剤は、
1,2,4−トリアゾリウム−3−チオレート類、好ま
しくは少なくとも3つのフッ素原子を含有するC1−C8
アルキル基、C4−C10炭化水素基ならびに少なくとも
3つのフッ素原子を含有するC1−C8アルキル基及び/
又はC4−C10炭化水素基により置換された4−アミノ
基から成る群より選ばれる少なくとも1つの置換基で置
換された1,2,4−トリアゾリウム−3−チオレート
類である。
【0083】種々のハロゲン化銀溶剤の組み合わせを用
いることができ、少なくとも1種のハロゲン化銀溶剤を
画像形成要素の適した層に導入し、少なくとも1種の他
のハロゲン化銀溶剤を現像液に加えることもできる。
【0084】アルカリ性処理液は現像薬も含有すること
ができる。この場合、アルカリ性処理液は現像液と呼ば
れる。他方、現像薬のいくらか又は全部が写真材料又は
画像形成要素の1つ又はそれより多い層中に存在するこ
とができる。現像薬のすべてが画像形成要素に含有され
る場合、アルカリ性処理液はアクチベータ又は活性化液
と呼ばれる。
【0085】本発明に従って用いるためのハロゲン化銀
現像薬は、好ましくは、補助現像薬と組み合わされた好
ましくはp−ジヒドロキシベンゼン型のもの、例えばヒ
ドロキノン、メチルヒドロキノン又はクロロヒドロキノ
ンであり、補助現像薬は1−フェニル−3−ピラゾリド
ン−型現像薬及び/又はp−モノメチルアミノフェノー
ルである。特に有用な補助現像薬は1−フェニル−3−
ピラゾリドンである。特にそれが写真材料中に導入され
る場合にさらにもっと好ましいのは、ヒドロキシ、アミ
ノ、カルボン酸基、スルホン酸基などの親水性置換基に
よりその水溶性が向上している1−フェニル−3−ピラ
ゾリドンである。1つ又はそれより多い親水性基で置換
された1−フェニル−3−ピラゾリドンの例は、例えば
1−フェニル−4,4−ジメチル−2−ヒドロキシ−3
−ピラゾリドン、1−(4−カルボキシフェニル)−
4,4−ジメチル−3−ピラゾリドンなどである。しか
しながら他の現像薬を用いることができる。
【0086】ヒドロキノン−型現像薬の好ましい量は、
1リットル当たり0.05モル〜0.40モルの範囲内
であり、二次現像薬の好ましい量は1リットル当たり
1.8x10-3〜2.0x10-1モルの範囲内である。
【0087】本発明に従うアルカリ性水溶液はさらに亜
硫酸塩、例えば亜硫酸ナトリウムを1リットル当たり4
0g〜180g、好ましくは1リットル当たり60〜1
60gの範囲の量で、他のハロゲン化銀溶剤と組み合わ
せて含むことができる。
【0088】現像薬、ハロゲン化銀溶剤及び亜硫酸塩に
関して示した量の範囲は、これらの化合物がアルカリ性
水溶液の一部を成している場合でも又はそれらを含む層
にアルカリ性水溶液を適用した時に層から溶解した場合
でも、DTR−処理の間にアルカリ性水溶液中に溶質と
して存在するこれらの化合物の量に適用される。
【0089】本発明に従って用いるのに適したアルカリ
性水溶液は、好ましくは少なくとも0.3g/lの量
で、より好ましくは少なくとも0.6g/lの量でアル
ミニウムイオンを含んでなり、乳剤がアルカリ性水溶液
で膨潤した場合に輸送ローラーに乳剤層が粘着するのを
防ぐのが好ましい。
【0090】アルカリ性処理液は好ましくは9〜14そ
してより好ましくは10〜13のpHを有するが、現像
されるべきハロゲン化銀乳剤材料の型、意図される現像
時間及び処理温度に依存する。
【0091】温度及び時間などの処理条件は、処理され
るべき材料の機械的強度が悪影響を受けず、分解が起こ
らなければ、広い範囲内で変えることができる。
【0092】アルカリ処理液のpHは、有機又は無機ア
ルカリ性物質又はそれらの組み合わせにより確立するこ
とができる。適した無機アルカリ性物質は、例えばナト
リウム及びカリウムの水酸化物、リン酸及び/又はケイ
酸のアルカリ金属塩、例えばリン酸三ナトリウム、ナト
リウム又はカリウムのオルト珪酸塩、メタ珪酸塩、ヒド
ロジ珪酸塩ならびに炭酸ナトリウムなどである。適した
有機アルカリ性物質は、例えばアルカノールアミン類で
ある。後者の場合、アルカノールアミン類はpHを与え
るか又はそれを助け且つハロゲン化銀錯体化剤として働
く。
【0093】アルカリ性水溶液は、さらに、受像層に得
られる銀画像の疎水性を向上させるために疎水化剤を含
むことができる。一般に、これらの化合物はメルカプト
基又はチオレート基及び1つ又はそれより多い疎水性置
換基を含有する。特に好ましい疎水化剤は、DE−A−
1 228 927及びUS−P−4 563 410
に記載されているようなメルカプト−1,3,4−チア
ジアゾール、2−メルカプト−5−ヘプチル−オキサ−
3,4−ジアゾール及び長鎖(少なくとも炭素数5)ア
ルキル置換メルカプトテトラゾールである。疎水化剤は
単独で又は互いに組み合わせて用いることができる。
【0094】これらの疎水化化合物は、好ましくは1リ
ットル当たり0.1〜3gの量でそして好ましくは1−
フェニル−5−メルカプトテトラゾールと混合してアル
カリ性水溶液に加えることができ、後者の化合物は例え
ば1リットルの溶液当たり50mg〜1.2gの量で用
いることができ、溶液は該化合物の溶解を促進するため
の少量のエタノールを含むことができる。
【0095】アルカリ性水溶液は、例えば酸化防腐剤、
カルシウム−封鎖化合物、スラッジ−防止剤及び潜在硬
膜剤を含む硬膜剤などの他の成分を含むことができる。
【0096】既知の方法に従うアルカリ性水溶液の再生
はもちろん、溶液に現像薬及び/又はハロゲン化銀溶剤
が導入されていてもいなくても可能である。
【0097】現像は−多くの場合必要でないが−いわゆ
る安定化液を用いて停止することができ、それは実際
は、好ましくは5〜7の範囲内のpHを有する酸性停止
浴である。
【0098】オルトリン酸二水素ナトリウム及びオルト
リン酸水素二ナトリウムの混合物を含んでなり且つ該範
囲内のpHを有する緩衝停止浴組成物が好ましい。
【0099】現像及び拡散転写は種々の方法で、例えば
ローラーでこすることにより、吸収手段、例えば綿又は
スポンジの栓を用いて拭うことにより、あるいは処理さ
れるべき材料を液体組成物に浸けることにより開始させ
ることができる。好ましくはそれを自動的に運転される
装置で行う。それは通常18℃〜30℃の範囲内の温度
でそして5秒〜5分の時間内に行われる。
【0100】受像層における銀画像の形成の後、まだベ
ース上に存在する過剰のアルカリ性水溶液を、好ましく
は箔を1対の絞りローラーを介して案内することにより
除去することができる。
【0101】かくして物理現像核の層に得られる銀画像
を続いて、画像形成要素を処理して物理現像核を含有す
る層の上の層をすべて除去し、それによりアルミニウム
支持体の画像形成された表面を露出することにより露出
させる。
【0102】本発明の特に好ましい態様に従うと、物理
現像核を含有する層の上のすべての層を濯ぎ水で洗い落
とすことにより物理現像核の層の銀画像を露出させる。
【0103】濯ぎ水の温度は広く変えることができる
が、好ましくは30℃〜50℃であり、より好ましくは
35℃〜45℃である。
【0104】支持体の親水性表面の画像形成された表面
を、非−銀画像部分の親水性及び銀画像の新油性を向上
させる化学的処理に供することができる。
【0105】この化学的後−処理は、好ましくは、銀画
像のインキ−受容性及び/又はラッカー−受容性を強化
する少なくとも1種の化合物及び親水性表面のインキ−
反発性を向上させる少なくとも1種の化合物を含んでな
り、多くの場合に仕上げ液と呼ばれる平版印刷組成物を
用いて行われる。
【0106】仕上げ液のために適した成分は、例えば、
メルカプト基を含有する有機化合物、例えばアルカリ性
溶液の場合に前記で言及した疎水化化合物である。好ま
しい化合物は次式:
【0107】
【化2】 [式中、R5は水素又はアシル基を示し、R4はアルキ
ル、アリール又はアラルキルを示す]の1つに相当す
る。最も好適に用いられる化合物はR4が炭素数が3〜
16のアルキルを示す上記の式の1つに従う化合物であ
る。該単数もしくは複数の疎水化剤は好ましくは0.1
g/l〜10g/lの合計濃度、より好ましくは0.3
g/l〜3g/lの合計濃度で仕上げ液に含まれる。
【0108】親水性表面領域の新油性インキ−反発性を
向上させる添加剤は、例えば、炭水化物、例えばアラビ
アゴムなどの酸性多糖類、カルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸のプロピレング
リコールエステル、ヒドロキシエチル澱粉、デキストリ
ン、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、ポリスチレンスルホン酸、エチレンオキシド及び/
又はプロピレンオキシドと水もしくはアルコールとの反
応生成物であるポリグリコール類ならびにポリビニルア
ルコールである。場合によりソルビトール、グリセロー
ル、グリセロールのトリ(ヒドロキシエチル)エステル
及びロート油などの吸湿性物質を加えることができる。
【0109】好ましくは、さらに、単数もしくは複数の
界面活性化合物も仕上げ液に加える。その濃度は、版を
仕上げる時に仕上げ液が過度の発泡を示さなければ、広
い範囲内で変えることができる。好ましい界面活性化合
物はアニオン性又は非−イオン性界面活性化合物であ
る。
【0110】US−A−4 563 410に開示され
ている適した仕上げ液は、4,000の分子量を有する
ポリエチレンオキシドの溶液中にメルカプトトリアゾー
ルの溶液を含む組成物である。さらに別の適した仕上げ
液は中でもUS−A−4 062 682及びEP−A
−681 219に記載されている。
【0111】仕上げ液を用いる処理を開始する時点に、
銀パターンを保有する表面は乾燥状態又は湿潤状態であ
ることができる。一般に仕上げ液を用いる処理は長くか
からず、通常約30秒以下であり、それは処理及び露出
段階の直後に、好ましくは30℃〜60℃の範囲内の仕
上げ液の温度で行うことができる。
【0112】仕上げ液は種々の方法で、例えばローラー
でこすることにより、吸収手段、例えば綿又はスポンジ
の栓を用いて拭うことにより、あるいは処理されるべき
材料を仕上げ液中に浸けることにより適用することがで
きる。印刷版の画像−疎水化段階は、仕上げ液で満たさ
れた狭い溝を有する装置を介して印刷版を導き、溝の最
後において過剰の液を除去する2つの絞りローラーの間
に印刷版を輸送することにより自動的に行うこともでき
る。
【0113】銀画像を保有する支持体の親水性表面が仕
上げ液で処理されたらすぐに、それは印刷版として用い
る準備ができている。
【0114】以下の実施例は本発明を例示するものであ
るが、本発明はそれらに制限されるものではない。すべ
ての部、パーセンテージ及び比率は特にことわらない限
り重量による。
【0115】
【実施例】実施例1 厚さが0.30mmのアルミニウム箔(AA1050)
を、65℃において25g/lの水酸化ナトリウムを含
有する水溶液に箔を浸けることにより脱脂した。次いで
12g/lの塩酸、7gの硫酸塩イオン及び7g/lの
アルミニウムイオンを含む水溶液中で、35℃の温度に
おいて交流を用いて箔を電気化学的に粗面化し、4μm
の平均粗さ深度を有する表面トポロジーを形成した。次
いで0.85%の水酸化ナトリウムを含む水溶液を用
い、37℃において120秒間アルミニウム版の汚れを
除去した。続いて箔を1%のアルミニウムイオンを含有
する15%硫酸水溶液中で55℃において陽極酸化に供
し、3.0g/m2のAl2 3.H2Oの陽極酸化フィル
ムを前面に形成し、10g/lのNaHCO3を含む水
溶液を用いて45℃において30秒間処理し、次いで脱
イオン水を用いて濯ぎ、乾燥した。
【0116】上記の各段階を濯ぎ段階で隔て、特定の段
階で用いる液が前の段階の液で汚染されるのを避けた。
【0117】粗面化され且つ陽極酸化され、後処理され
たアルミニウム支持体に、2mg/m2のAgoを物理現
像核として含有する銀−受容性層をコーティングするこ
とにより画像形成要素Iを得た。
【0118】次いで受像層を有する支持体を感光層をコ
ーティングする機械の巻戻し領域に20%の相対湿度で
入れる。次いでポリビニルアルコール及びLEVANY
LROTTM(赤顔料に関するBayer A.G.の商
品名)の水性組成物から中間層を乾燥銀−受容性層上
に、得られる乾燥層がm2当たり120mgのポリビニ
ルアルコール及び250mgのLevanyl Rot
の重量を有するようなやり方で設けた。
【0119】同時に、AgXの1モル当たり1ミリモル
の4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラアザインデン及びAgXの1モル当たり2.2ミリ
モルの1−(3−(2−スルホベンズアミド))フェニ
ル−5−メルカプト−テトラゾールを含有する実質的に
非硬膜の感光性ネガティブ−作用性カドミウム非含有の
オルソクロマチックに増感されたゼラチン塩化ヨウ化銀
乳剤層(99.8/0.2モル%)を中間層上にコーテ
ィングし、ハロゲン化銀をm2当たり2.50gの硝酸
銀に相当する量で設け、乳剤層のゼラチン含有率は1.
50g/m2であり、それは21mPa.sの粘度を有
する0.7g/m2のゼラチン及び14mPa.sの粘
度を有する残りの量のゼラチンから成った。
【0120】最後に硬膜剤を含まず、10〜12mP
a.sの粘度を有する0.7g/m2のゼラチン(Ko
epffのゼラチン K 7598)、60mg/m2
のLEVANYL ROTTM及び3.5μmの重量平均
直径を有する140mg/m2の艶消剤としてのスチレ
ン、メタクリル酸メチル及びマイレン酸のコポリマーを
含む抗応力層を感光性乳剤層に上塗りした。
【0121】受像層を有する支持体を、感光層をコーテ
ィングする機械の巻戻し領域に45%の相対湿度で入れ
る以外は画像形成要素Iと同じ方法で画像形成要素II
を得た。
【0122】受像層を有する支持体を、感光層をコーテ
ィングする機械の巻戻し領域に80%の相対湿度で入れ
る以外は画像形成要素Iと同じ方法で画像形成要素II
Iを得た。
【0123】該画像形成要素を試験ターゲットと接触さ
せて置き、それを介して製版用カメラで露出した。次の
段階で各試料を、以下の組成を有する新しく作られた現
像液に24℃で10秒間浸けた: カルボキシメチルセルロース 4g 水酸化ナトリウム 22.5g 無水亜硫酸ナトリウム 120g ヒドロキノン 20g 1−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリジノン 6g 臭化カリウム 0.75g 無水チオ硫酸ナトリウム 8g エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩 2g 脱イオン水 1000mlとする量 pH(24℃)=13 開始された拡散転写を20秒間続けさせ、受像層に銀画
像を形成させた。
【0124】現像されたハロゲン化銀乳剤層、中間層及
び抗応力層をアルミニウム箔から除去するために、現像
されたモノシートDTR材料を40℃においてLP 8
2(Agfa−Gevaert,Belgiumにより
販売されているプロセッサの商品名)で、噴射水を用い
て5秒間濯いだ。
【0125】次に、アルミニウム箔の画像形成された表
面をLP 82(BelgiumのAgfa−Geva
ert,N.V.により販売)において15秒間、仕上
げ液を用いて45℃で処理し、非−画像領域の水−受容
性を強化し、画像領域を親油性インキ−受容性とした。
仕上げ液は以下の組成を有した: GEBOTM(Chemische Fabrik Chem−Y,Gmbh,Germanyにより販売 されている界面活性剤に関する商標) 250mg ポリエチレングコリール 3000 75g 硝酸カリウム 12.5g クエン酸 20.0g 2−メルカプト−5−ヘプチル−オキサ−3,4−ジアゾール 2.0g NaH2PO4.2H2O 20.0g 5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン 200mg 水酸化ナトリウム 13.0g 水 1000mlとする量 pH(20℃)=5.9 かくして作製した印刷版を同じ条件下での印刷に用い
た。印刷版を同じオフセット印刷機(HEIDELBE
RG GTO−46)上に搭載した。湿し液としてRo
tamaticを50%で用い、インキとしてKast
and Ehinger,A.F.,Germany
からのK+E 123Wを用いた。圧縮可能なゴムブラ
ンケットを用いた。
【0126】画像領域におけるホワイトスポットの数及
び直径により印刷版の質を判断した。結果を表1に示
す。該項目に関するより低い数値がより良い版を与える
ことはもちろんである。
【0127】
【表1】 表1の結果から、画像形成要素Iが多数のホワイトポイ
ントを示し、本発明に従う画像形成要素II及びIII
が全くもしくはわずかにしかホワイトポイントを示さな
いことが明らかである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム支持体の粗面化され且つ陽
    極酸化された面上に、(i)物理現像核を含有する受像
    層、(ii)該受像層と水透過性関係にあるハロゲン化
    銀乳剤を含有する感光層及び(iii)場合により該受
    像層と水透過性関係にある抗応力層を示した順序でコー
    ティングする段階を含んでなり、該受像層が設けられた
    該アルミニウム支持体を、該感光層のコーティングに用
    いられるコーティングヘッドの前方である機械の領域に
    おいて少なくとも45%の相対湿度に保つことを特徴と
    する銀塩拡散転写画像形成要素の製造法。
  2. 【請求項2】 該受像層が設けられた該アルミニウム支
    持体を該機械の該領域において少なくとも55%の相対
    湿度に保つ請求項1に記載の銀塩拡散転写画像形成要素
    の製造法。
  3. 【請求項3】 該受像層が設けられた該アルミニウム支
    持体を該機械の該領域において少なくとも60%の相対
    湿度に保つ請求項2に記載の銀塩拡散転写画像形成要素
    の製造法。
  4. 【請求項4】 該受像層が設けられた該アルミニウム支
    持体を該機械の該領域において少なくとも45%の相対
    湿度に少なくとも5秒間保つ請求項1〜3のいずれかに
    記載の銀塩拡散転写画像形成要素の製造法。
  5. 【請求項5】 該受像層が設けられた該アルミニウム支
    持体を該機械の該領域において少なくとも45%の相対
    湿度に少なくとも10秒間保つ請求項4に記載の銀塩拡
    散転写画像形成要素の製造法。
  6. 【請求項6】 該機械の該領域において、該受像層が設
    けられた該アルミニウム支持体を種々のローラー上に導
    き、少なくとも1つのローラーが導電性であり且つ接地
    されている請求項1〜5のいずれかに記載の銀塩拡散転
    写画像形成要素の製造法。
  7. 【請求項7】 (i)請求項1〜6のいずれかの方法に
    従って製造された銀塩拡散転写画像形成要素を画像通り
    に露光し; (ii)少なくとも1種の現像薬及び少なくとも1種の
    ハロゲン化銀溶剤の存在下で画像形成要素にアルカリ性
    水溶液を適用し; (iii)画像形成要素を処理して該受像層の上の層を
    除去し、それにより該受像層に形成された銀画像を露出
    させる段階を含んでなる平版印刷版の作製法。
JP32988299A 1998-11-23 1999-11-19 銀塩拡散転写法に従って改良された印刷版を作製するための画像形成要素の製造法 Pending JP2000162778A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP98203954.7 1998-11-23
EP19980203954 EP1004934B1 (en) 1998-11-23 1998-11-23 A method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000162778A true JP2000162778A (ja) 2000-06-16

Family

ID=8234374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32988299A Pending JP2000162778A (ja) 1998-11-23 1999-11-19 銀塩拡散転写法に従って改良された印刷版を作製するための画像形成要素の製造法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1004934B1 (ja)
JP (1) JP2000162778A (ja)
DE (1) DE69806018D1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4116695A (en) * 1974-09-12 1978-09-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of producing a support for a printing plate
EP0658809B1 (en) * 1993-12-17 1999-06-16 Agfa-Gevaert N.V. A sealed package for imaging elements for making lithographic printing plates according to the silver salt diffusion transfer process
JP3522923B2 (ja) * 1995-10-23 2004-04-26 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀感光材料

Also Published As

Publication number Publication date
DE69806018D1 (de) 2002-07-18
EP1004934B1 (en) 2002-06-12
EP1004934A1 (en) 2000-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6040109A (en) Method for preparing an image element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
JP2864004B2 (ja) 銀塩拡散転写法による改良された印刷版を作るための像形成材料
US5597676A (en) Method for making improved imaging elements suitable for use in silver salt diffusion transfer process
JPH08295084A (ja) 平版印刷版における支持体として用いるためのアルミニウム箔の製造法
US6027851A (en) Method for preparing an aluminum foil for use as a support in lithographic printing plates
US5635330A (en) Finisher at 30°-60° C. in method for making an offset printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
US6146808A (en) Method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
US5712076A (en) Imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
JP2905156B2 (ja) 銀塩拡散転写法に従い改良された印刷版を製造するための像形成要素
EP0947353B1 (en) A method for preparing an aluminum foil for use as a support in lithographic printing plates
JP2000162777A (ja) 銀塩拡散転写法に従って改良された印刷版を作製するための画像形成要素の製造法
JP2902371B2 (ja) 銀塩拡散転写法に従う平版印刷版の作製法
US6071668A (en) Method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
JP2905145B2 (ja) 銀塩拡散転写法に従つて印刷版を製造するための画像形成要素の保存安定性の改良
US6054247A (en) Method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
US6096474A (en) Method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
JP2000162778A (ja) 銀塩拡散転写法に従って改良された印刷版を作製するための画像形成要素の製造法
EP0971268B1 (en) A method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
US6146807A (en) Method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
US6136496A (en) Imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
JP2000162765A (ja) 銀塩拡散転写法に従って改良された印刷版を作製するための画像形成要素
JPH117133A (ja) 銀塩拡散転写法に従うオフセツト印刷版の作製法
EP0945756B1 (en) A method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
US6103444A (en) Method for preparing an imaging element for making an improved printing plate according to the silver salt diffusion transfer process
JP2883973B2 (ja) 銀塩拡散転写法による改良された印刷版を作るための像形成材料