JP2900700B2 - 縮小投影露光方法 - Google Patents
縮小投影露光方法Info
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- JP2900700B2 JP2900700B2 JP12151292A JP12151292A JP2900700B2 JP 2900700 B2 JP2900700 B2 JP 2900700B2 JP 12151292 A JP12151292 A JP 12151292A JP 12151292 A JP12151292 A JP 12151292A JP 2900700 B2 JP2900700 B2 JP 2900700B2
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- JP
- Japan
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- photomask
- light
- projection exposure
- pattern
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子の製造工程
で用いられる縮小投影露光方法に関し、特に位相シフト
法を用いた縮小投影露光方法に関する。
で用いられる縮小投影露光方法に関し、特に位相シフト
法を用いた縮小投影露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の光集積化・高密度化は
年々進み、その設計ルールは0.5μm近くになってき
ている。このような微細化のため、光ソグラフィにおい
ては縮小投影露光装置の高NA化・短波長化が進められ
てきた。
年々進み、その設計ルールは0.5μm近くになってき
ている。このような微細化のため、光ソグラフィにおい
ては縮小投影露光装置の高NA化・短波長化が進められ
てきた。
【0003】しかし、縮小投影露光装置においてレンズ
の高NA化により解像力は向上するものの、焦点深度は
逆に減少する。そのため焦点深度の点からこれ以上のレ
ンズの高NA化により解像力の向上は難しくなってい
る。
の高NA化により解像力は向上するものの、焦点深度は
逆に減少する。そのため焦点深度の点からこれ以上のレ
ンズの高NA化により解像力の向上は難しくなってい
る。
【0004】そこで、近年、位相シフト法と呼ばれる、
マスクを透過する光の位相を選択的に反転させることに
より、解像力を向上させる方法が提案されている。
マスクを透過する光の位相を選択的に反転させることに
より、解像力を向上させる方法が提案されている。
【0005】以下、位相シフト法およびそのフォトマス
クについて簡単に述べる。図3(a)に一般的な位相シ
フトマスクの断面図を示す。石英などの透明基板21上
にクロムなどの遮光材料22により所定のパターンが形
成されている。そして隣り合う開口部の一方に位相シフ
タ23と呼ばれる透明膜のパターンが形成されている。
位相シフタ23は通常SOG,SiO2 などの材料が用
いられ、その厚さtは、t=λ/(n−1)となるよう
に選ばれている。ここに、λは露光光の波長であり、n
は位相シフタ材料の屈折率である。このような位相シフ
トマスクを用い、フォトレジストの塗布された半導体基
板上に縮小投影露光を行なう。このとき、図中の2つの
開口部を透過した光の位相はたがいに180°異なり、
半導体基板上では、図3(b)に示すような光の振幅分
布が得られる。そして振幅の2乗で与えられる光強度は
図3(c)のようになり、2つの開口は分離して解像さ
れる。
クについて簡単に述べる。図3(a)に一般的な位相シ
フトマスクの断面図を示す。石英などの透明基板21上
にクロムなどの遮光材料22により所定のパターンが形
成されている。そして隣り合う開口部の一方に位相シフ
タ23と呼ばれる透明膜のパターンが形成されている。
位相シフタ23は通常SOG,SiO2 などの材料が用
いられ、その厚さtは、t=λ/(n−1)となるよう
に選ばれている。ここに、λは露光光の波長であり、n
は位相シフタ材料の屈折率である。このような位相シフ
トマスクを用い、フォトレジストの塗布された半導体基
板上に縮小投影露光を行なう。このとき、図中の2つの
開口部を透過した光の位相はたがいに180°異なり、
半導体基板上では、図3(b)に示すような光の振幅分
布が得られる。そして振幅の2乗で与えられる光強度は
図3(c)のようになり、2つの開口は分離して解像さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の位相シフト
法の縮小投影露光方法においては、ホトマスクが同一の
透明基板上に遮光パターンと位相シフタを形成している
ため、ホトマスクの製造および検査・修正が難かしいと
いう問題点があった。
法の縮小投影露光方法においては、ホトマスクが同一の
透明基板上に遮光パターンと位相シフタを形成している
ため、ホトマスクの製造および検査・修正が難かしいと
いう問題点があった。
【0007】たとえば、石英基板上にクロムにより遮光
パターンを形成した後、SOGにより位相シフタを形成
する場合、下地の段差によりSOGの塗布膜厚が不均一
になるという問題があった。またSOGの熱処理により
遮光パターンが変質したり、熱処理時の応力により遮光
パターンがずれるなどの問題があった。
パターンを形成した後、SOGにより位相シフタを形成
する場合、下地の段差によりSOGの塗布膜厚が不均一
になるという問題があった。またSOGの熱処理により
遮光パターンが変質したり、熱処理時の応力により遮光
パターンがずれるなどの問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の縮小投影露光方
法は、遮光材料のパターンとそれに対応した位相シフタ
をそれぞれ異なる透明基板上に形成しこれら2つのホト
マスクを重ね合せて縮小投影露光を行なう。
法は、遮光材料のパターンとそれに対応した位相シフタ
をそれぞれ異なる透明基板上に形成しこれら2つのホト
マスクを重ね合せて縮小投影露光を行なう。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のホトマスクの断面図であ
る。石英でできた透明基板3上にクロム等の遮光材料4
のパターンが成された第1のホトマスク1と、透明基板
5上に第1のホトマスク1のパターンに対応した位相シ
フタ6をSOG等により形成した第2のホトマスク2を
数μmに近接し固定する。ここで、第2のホトマスク2
の周辺部には、その内部の位相シフタ6より弱干高い層
を形成し、位相シフタ6と第1のフォトマスク1の遮光
材料4のパターンは接触しないようにしてある。この
後、この2枚のホトマスクを縮小投影光学系であるステ
ッパに載置し、従来と同様にして露光すればよい。
る。図1は本発明の一実施例のホトマスクの断面図であ
る。石英でできた透明基板3上にクロム等の遮光材料4
のパターンが成された第1のホトマスク1と、透明基板
5上に第1のホトマスク1のパターンに対応した位相シ
フタ6をSOG等により形成した第2のホトマスク2を
数μmに近接し固定する。ここで、第2のホトマスク2
の周辺部には、その内部の位相シフタ6より弱干高い層
を形成し、位相シフタ6と第1のフォトマスク1の遮光
材料4のパターンは接触しないようにしてある。この
後、この2枚のホトマスクを縮小投影光学系であるステ
ッパに載置し、従来と同様にして露光すればよい。
【0010】次に本発明の縮小投影露光方法の第2の実
施例について図面を参照して説明する。図2は本発明の
第2の実施例を示した図である。本実施例においては、
遮光パターンを有する第1のホトマスク11と位相シフ
タを有する第2のホトマスク12は分離している。第2
のホトマスク12のパターンを透過照明により第1のホ
トマスク11上にレンズ系13により投影する。そして
第2のホトマスク12により選択的に位相を反転された
光により第1のホトマスク11を照明し、レンズ系14
によりホトレジストの塗布された半導体基板15上に縮
小投影露光を行なう。本実施例においては、第1のホト
マスク11と第2のフォトマスク12は分離しているの
で、誤って接触させ、ホトマスクを損傷させる危険がな
いという利点がある。
施例について図面を参照して説明する。図2は本発明の
第2の実施例を示した図である。本実施例においては、
遮光パターンを有する第1のホトマスク11と位相シフ
タを有する第2のホトマスク12は分離している。第2
のホトマスク12のパターンを透過照明により第1のホ
トマスク11上にレンズ系13により投影する。そして
第2のホトマスク12により選択的に位相を反転された
光により第1のホトマスク11を照明し、レンズ系14
によりホトレジストの塗布された半導体基板15上に縮
小投影露光を行なう。本実施例においては、第1のホト
マスク11と第2のフォトマスク12は分離しているの
で、誤って接触させ、ホトマスクを損傷させる危険がな
いという利点がある。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、使用する
ホトマスクの遮光パターンと位相シフタをそれぞれ別々
の透明基板上に形成したので、それぞれの製造が容易に
なり、検査も従来技術で十分行なえるようになる。ま
た、位相シフタは遮光パターンに比較し破損しやすい
が、この場合も位相シフタだけを交換することができ
る。
ホトマスクの遮光パターンと位相シフタをそれぞれ別々
の透明基板上に形成したので、それぞれの製造が容易に
なり、検査も従来技術で十分行なえるようになる。ま
た、位相シフタは遮光パターンに比較し破損しやすい
が、この場合も位相シフタだけを交換することができ
る。
【図1】本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を説明する構成図。
【図3】従来の位相シフトマスクの縦断面図。
1 第1のホトマスク 2 第2のホトマスク 3 透明基板 4 遮光材料 5 透明基板 6 位相シフタ 11 第1のホトマスク 12 第2のホトマスク 13 レンズ系 14 レンズ系 15 半動体基板 21 透明基板 22 遮光材料 23 位相シフタ
Claims (1)
- 【請求項1】 照明光の位相を変える位相シフト層を透
明な基板上に設けた第2のホトマスクのパターンを第2
の光学系を介して、透明な基板上に原画パターンを遮光
膜により形成した前記第1のマスク上に投影することに
より、前記第2のマスクにより選択的に位相を反転され
た光により前記第1のマスクを照明し、前記第2のマス
クにより選択的に位相を反転された光により照明された
前記第1のマスクのパターンを第1の光学系を介して感
光基板上に縮小投影することを特徴とする縮小投影露光
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12151292A JP2900700B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 縮小投影露光方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12151292A JP2900700B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 縮小投影露光方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05315219A JPH05315219A (ja) | 1993-11-26 |
JP2900700B2 true JP2900700B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=14813040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12151292A Expired - Fee Related JP2900700B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 縮小投影露光方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900700B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP12151292A patent/JP2900700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05315219A (ja) | 1993-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990216 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |