JP2896749B2 - 掘削用ビット及びその製造方法 - Google Patents

掘削用ビット及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば掘削装置の先端
に設けられて岩盤又は地山等の掘削に用いられるビット
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の掘削用ビットは、典型的には図
4に示すように、刃先としてのチップ1と、これを保持
する基体であるシャンク2とからなる。チップ1は岩盤
等の結合組織の破壊を行う主体であって、硬度が非常に
高いものである必要があるため超硬合金が使用され、シ
ャンク2には炭素鋼あるいはニッケル・クロム・モリブ
デン鋼(以下、Ni−Cr−Mo鋼という)が使用され
ている。
【0003】上述の掘削用ビットは、従来、以下のよう
な工程を経て製造される。 (1) まず、炭素鋼あるいはNi−Cr−Mo鋼からなる
素材丸棒を切削加工することによってシャンク2を切り
出し、その全体の硬度及び靭性を高めるために熱処理
(真空焼入れ及び真空焼戻し)を行う。 (2) 次に、別に準備した超硬合金(例えばJIS H5
501 G1〜3)からなるチップ1に溶融した銀ろう
材あるいは黄銅ろう材3を塗布し、これをシャンク2の
先端に形成された孔部2aに嵌合する。 (3) この工程による嵌合物を再度700〜900℃に加
熱することによって、前記ろう材3を再溶融し、前記孔
部2aとチップ1との間の隙間を埋める。 (4) 次いで、前記孔部2aからの溢出ろう材等によって
チップ1及びシャンク2の表面に付着した物質を、鋼粒
の高速吹き付け(ショットピーニング)によって除去す
る。 (5) さらに、シャンク2におけるチップ1の近傍部分を
高周波焼き入れによって部分硬化させ、前記(3) の加熱
工程でろう材3を再溶融させた際の熱履歴によって低下
した硬度を回復させることもある。 (6) 表面の研磨、塗装を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術による掘削用ビットの製造方法によれば、以下に
列挙するような問題がある。
【0005】a.上述のような多くの工程を必要とする
ので作業が煩雑であり、とくに(2)(3)の工程によるろう
付けは熟練を要する作業であるため、品質のばらつきが
大きくなることが避けられない。 b.チップ1とシャンク2の孔部2aとの間の隙間に
は、ろう材3が完全に充填される必要があるが、チップ
1の圧入嵌合の際に閉じ込められる空気等によって、チ
ップ1と前記孔部2aとの間にある程度の空隙が発生す
ることは避けられず、実際に製品を切断してその断面を
観察してみると、ろう材3は70〜80%程度しか充填
されておらず、したがって接合強度のばらつきが大き
く、掘削時に、チップ1に対する保持強度の不足によっ
て破損される恐れがある。 c.チップ1を空気中で加熱するので、これを構成する
超硬合金の組織に熱劣化を起こし(η相の発生)、耐摩
耗性の低下を招来する。 d.ろう付けによってチップを保持した構造のビット
は、過酷な条件で使用されると、ビットの表面温度が摩
擦熱によって700〜800℃に上昇して、ろう材3の
軟化温度域あるいは融点温度に達してしまうことがあ
り、このためチップ1に対するシャンク2の保持能力が
低下し、チップ1が脱落してしまうことがある。また、
製造上の制約によりシャンク2の硬度の上限はHR C4
5〜50程度に過ぎず、使用時にはその支持肩部2bも
地山の土石に接触されるから、この部分の摩耗によって
もチップ1に対する支持強度が低下する。 e.チップ1ばかりでなくシャンク2の支持肩部2bも
摩耗するので、ある程度摩耗が進行したらビット全体を
交換する必要があり、不経済である。 f.土石や岩盤を破砕するチップの掘削性能は、硬度が
高ければ高いほど優れているが、一方、その先端から基
端に至る軸方向においては、振動、衝撃等に対する耐負
荷特性(靭性)が求められ、一般には、硬度と靭性は反
比例する。従来の製造方法では、チップ全体を物性の均
一なバルク材として製作せざるを得ないため、掘削対象
の地盤等の質によっては、硬度のみを重視したチップは
前記負荷によって破壊されてしまうことがある。したが
って、このような地盤を掘削対象とする場合には、硬度
を低くして靭性を向上させたチップを選定したものを用
いる必要があり、煩雑な対応を余儀なくされている。
【0006】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、製造工程
数を減少させ、掘削時の耐摩耗性及び機械的強度に優れ
た掘削用ビットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、本発明に係る掘削用ビ
ットは、岩盤又は地山に対する掘削主体となる頭頂部材
及び機器への取付部であるシャンク部材からなり、前記
頭頂部材は、シャンク部材に一体的に融着接合されると
共に、このシャンク部材側の基端から先端へ向けて硬度
が高くなる硬度傾斜を与えた超硬合金からなるものであ
る。
【0008】また、上記掘削用ビットを得るための手段
として、本発明に係る掘削用ビットの製造方法は、頭頂
部材成形用の焼結ダイ内に前記頭頂部材の先端側となる
部分よりも基端側となる部分のバインダ含有率が高くな
るような配合傾斜で超硬合金焼結用の粉末材料を充填す
るか、あるいは前記焼結ダイ内における前記頭頂部材の
先端側となる部分にCoをバインダとする超硬合金焼結
用の粉末材料を充填すると共に前記焼結ダイ内における
他の部分にFe又はNiをバインダとする超硬合金焼結
用の粉末材料を充填し、この充填された粉末材料の基端
に鋼材からなるシャンク部材を圧接させて前記粉末材料
を加圧しながら焼結することによって頭頂部材を成形す
ると共にこの頭頂部材を前記シャンク部材に融着接合さ
せるものである。
【0009】
【作用】本発明の掘削用ビットは、掘削主体となる頭頂
部材の硬度が、先端側ほど高くなる硬度傾斜が与えられ
ているので、シャンク部材と融着接合された基端側ほど
靭性が高くなっており、掘削に必要な硬度及び耐負荷特
性を兼ね備えたものである。頭頂部材はその基端がシャ
ンク部材と融着接合されているため、ろう付けの場合の
ように掘削による発熱程度の温度で融着接合状態が破壊
されてしまうようなことはなく、摩耗によって頭頂部材
とシャンク部材との融着接合強度が低下することもな
い。
【0010】本発明の掘削用ビットの製造方法によれ
ば、頭頂部材成形用の焼結ダイ内に、頭頂部材の先端側
となる部分よりも基端側となる部分のバインダの含有率
が高くなるような配合傾斜をもって超硬合金焼結用の粉
末材料を充填し、加圧しながら焼結を行うことによっ
て、先端側の硬度が高く、基端側の硬度が低くなると共
に靭性が高くなる硬度傾斜を有する頭頂部材が得られ
る。この時の焼結法としては、例えば公知の放電プラズ
マ焼結法によることが好ましい。また、前記焼結ダイ内
における頭頂部材の先端側となる部分にはCoをバイン
ダとする粉末材料を充填し、他の部分にはFe又はNi
をバインダとする粉末材料を充填して焼結を行うことに
よっても、先端側の硬度が高く、基端側の硬度が低くな
ると共に靭性が高くなる硬度傾斜を有する頭頂部材が得
られる。前記焼結に際しては、前記焼結ダイに充填され
た粉末材料の基端に鋼材からなるシャンク部材を圧接さ
せることによって、前記粉末材料の焼結による頭頂部材
の成形と同時に前記シャンク部材との融着接合が行わ
れ、すなわち頭頂部材とシャンク部材が一体化された掘
削用ビットが得られる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係る掘削用ビットの好適な
一実施例を一部切断して示すもので、すなわちこの掘削
用ビットは、超硬合金からなり岩盤又は地山に対する掘
削部となる頭頂部材10と、この頭頂部材10の基端に
一体的に融着接合され図示されていない地盤掘削装置等
に取り付けられるシャンク部材20とからなる。なお、
図1の参照符号Wは頭頂部材10の基端とシャンク部材
20との融着接合層を示す。頭頂部材10は略円錐形を
呈するものであって、最も硬度が高い先端側部分10a
と、最も硬度が低い基端側部分10cと、その中間の硬
度の中腹部分10bからなる硬度傾斜が与えられてい
る。
【0012】上述の構造を有する掘削用ビットの製造に
おいては、まず図2(A)に示すように、頭頂部材10
と対応する円錐状に凹んだ成形面31を有するカーボン
製焼結ダイ30内の底部に、第一層目の粉末材料11と
してCoが10〜15%配合されたWC−Co粉末を充
填し、その上であって前記焼結ダイ30内の中腹部に、
第二層目の粉末材料12としてCoが20〜25%配合
されたWC−Co粉末を充填し、更にその上であって前
記焼結ダイ30内の上部に、第三層目の粉末材料13と
してCoが40〜45%配合されたWC−Co粉末を充
填し、これによって、前記頭頂部材10の先端側となる
部分よりも基端側となる部分のCoバインダ含有率が高
くなるような配合傾斜を与える。次に、図2(B)に示
すように、前記頭頂部材10の基端側部分10cとなる
前記第三層目の粉末材料13の上面に、Ni−Cr−M
o鋼、工具鋼、ダイス鋼又は炭素鋼の棒材から切り出し
切削加工したシャンク部材20の先端面21を接触さ
せ、この状態で前記焼結ダイ30内の粉末材料11〜1
3を上下から加圧しながら放電プラズマ焼結機の電極間
に挟んでパルス電圧を印加する。
【0013】この放電プラズマ焼結法によると、パルス
電圧が印加された時の粉末材料11〜13の各粒子の互
いの接触部に極めて高温の放電プラズマが生じると共
に、放電によって各粒子が瞬時に加熱され、互いに融着
状態となって焼結される。この時、電界によるイオンの
高速移動により材質の拡散が行われるので、第一層目の
粉末材料11が焼結された先端側部分10aと、それよ
りもCoの配合の多い第二層目の粉末材料12が焼結さ
れた中腹部分10bと、更にそれよりもCoの配合の多
い第三層目の粉末材料13が焼結された基端側部分10
cの間で、連続的に材質が変化する傾斜拡散結合組織を
有する頭頂部材10が得られる。そして、WC−Coの
超硬合金はCoの配合率が高いほど硬度が低くかつ靭性
が高くなることから、焼結された頭頂部材10は先端側
部分10aへ向けて硬度が高く、基端側部分10cへ向
けて靭性が高くなる硬度傾斜を有するものとなる。焼結
条件としては、焼結温度1,000〜1,200℃、圧
力100〜300kg、放電時間1〜5分で十分な硬度
と強度が発現される。
【0014】また、基端側部分10cとなる第三層目の
粉末材料13の各粒子とこれに圧接したシャンク部材2
0の先端面21との接触面においても、上記と同様の作
用によって融着接合が行われ、連続的な傾斜拡散結合組
織による融着接合層Wが形成される。また、超硬合金か
らなる頭頂部材10の焼結工程と、この頭頂部材10と
シャンク部材20との融着接合工程が同時に行われるの
に加え、放電プラズマ焼結法では、通常の焼結法のよう
な、予め焼結用粉末材料を所定の形状に圧縮成形すると
いった予備成形工程が不要であるため、工程数を削減し
て製造コストを低減することができる。
【0015】なお、第一層目の粉末材料11としてCo
が10%配合されたWC−Co粉末を充填し、第二層目
の粉末材料12としてCoが20%配合されたWC−C
o粉末を充填し、第三層目の粉末材料13としてCoが
40%配合されたWC−Co粉末を充填し、上述の条件
で焼結したところ、頭頂部材10のビッカース硬度は先
端側部分10aにおいてHv1,250〜1,300、
中腹部分10bにおいてHv800〜900、基端側部
分10cにおいてHv220〜500であり、かつその
硬度変化が連続的であった。
【0016】一般に、超硬合金とはWC−Co合金をい
い、WC粒子間をCoをバインダとして結合した組成を
有するが、Coの代わりにFe又はNi等をバインダと
して用いることもできる。例えば、第一層目の粉末材料
11としてWC−Coを用い、第二層目の粉末材料12
としてWC−Niを用い、第三層目の粉末材料13とし
てWC−Feを用いるといった適宜組み合わせによる材
料傾斜を与えることによって、各層間で互いに材質の補
完が行われるので、図3(A)に示すCoの配合傾斜を
与えて焼結した頭頂部材と、図3(B)に示すCo,N
i,Feによる材料傾斜を与えて焼結した頭頂部材との
比較から明らかなように、目的に応じた硬度傾斜が得ら
れる。また、Coは近年世界的に資源不足の傾向にあ
り、市況も高騰しているため、上記のような材料傾斜に
よって硬度傾斜を与えることによってCoの使用量を低
減させることは、製造コストの低減に大いに寄与するも
のである。
【0017】このようにして製作された掘削用ビット
は、高硬度による耐摩耗性の向上及び強靭性による耐負
荷特性の向上といった相矛盾する要求を有効に解決する
ことができる。すなわち、優れた耐摩耗性を必要とする
頭頂部材10は、その先端側部分10aで最も硬度が高
く、基端側部分10cへ向かって靭性が高くなる。この
ため、優れた掘削性能と、振動、衝撃等に対する優れた
耐負荷特性とを兼ね備えており、頭頂部材10とシャン
ク部材20は融着接合されて連続した傾斜組織を有する
ため、掘削時の振動や衝撃等の負荷によって頭頂部材1
0がシャンク部材20から分離されてしまうこともな
い。
【0018】また、頭頂部材10は、図4の従来例にお
けるチップ1及びこれを支持するシャンク2の支持肩部
2bを含む部分をなすものであって、岩盤又は地山との
接触面全体を担うため、シャンク部材20は摩耗されな
い。このため、摩耗による頭頂部材10の脱落といった
事態も生じ得ない。
【0019】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (1) 超硬合金からなる頭頂部材の焼結工程と、この頭頂
部材とシャンク部材との融着接合工程が同時に行われる
ので、工程数が減少し、ろう付のような人手による熟練
作業を必要としないので、製造コストを低減すると共に
品質を均一化することができる。 (2) 頭頂部材とシャンク部材の間に、ろう付けの場合の
ような空隙が発生せず、しかも頭頂部材とシャンク部材
の接合部は融着による連続した拡散結合組織が形成され
るので、掘削時の摩擦熱によって前記接合部が軟化又は
溶融して頭頂部材が脱落したりすることがない。 (3) 頭頂部材は硬度と靭性を機能傾斜させた連続組織か
らなるため、掘削対象の岩盤又は地山の質によって硬度
の高いものを選定したり靭性の高いものを選定するとい
った煩雑な対応が不要である。 (4) 頭頂部材の超硬合金にCo,Fe,Niによる材料
傾斜を与えて硬度傾斜させたことによって、Coの配合
傾斜により硬度傾斜させる場合に比較して安価に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る掘削用ビットの好適な一実施例を
一部切断した断面と共に示す側面図である。
【図2】上記掘削用ビットの製造方法の一実施例を示す
説明図である。
【図3】上記実施例において、Coの配合傾斜を与えて
焼結した頭頂部材と、Co,Ni,Feによる材料傾斜
を与えて焼結した頭頂部材との機能を比較した説明図で
ある。
【図4】従来の掘削用ビットの一例を一部切断した断面
と共に示す側面図である。
【符号の説明】
10 頭頂部材 10a 先端側部分 10c 基端側部分 11〜13 粉末材料 20 シャンク部材 30 焼結ダイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮腰 康樹 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 (72)発明者 高橋 英徳 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 (72)発明者 鴨田 秀一 北海道札幌市北区北19条西11丁目1番地 北海道立工業試験場内 (72)発明者 明石 保 北海道赤平市字赤平594番地の1 住友 石炭鉱業株式会社 北海道技術研究所内 (72)発明者 高山 紘明 岡山県高梁市落合町阿部1212番地 イー グル工業株式会社 岡山工場内 (56)参考文献 特開 平4−309698(JP,A) 特公 昭63−26163(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 10/00 B22F 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩盤又は地山に対する掘削主体となる頭
    頂部材及び機器への取付部であるシャンク部材からな
    り、 前記頭頂部材は前記シャンク部材に一体的に融着接合さ
    れると共に、このシャンク部材側の基端から先端へ向け
    て硬度が高くなる硬度傾斜を与えた超硬合金からなるこ
    とを特徴とする掘削用ビット。
  2. 【請求項2】 頭頂部材成形用の焼結ダイ内に前記頭頂
    部材の先端側となる部分よりも基端側となる部分のバイ
    ンダ材含有率が高くなるような配合傾斜で超硬合金焼結
    用の粉末材料を充填し、 この充填された粉末材料の基端に鋼材からなるシャンク
    部材を圧接させて前記粉末材料を加圧しながら焼結する
    ことによって頭頂部材を成形すると共にこの頭頂部材を
    前記シャンク部材に融着接合させることを特徴とする請
    求項1に記載の掘削用ビットの製造方法。
  3. 【請求項3】 頭頂部材成形用の焼結ダイ内における前
    記頭頂部材の先端側となる部分にCoをバインダとする
    超硬合金焼結用の粉末材料を充填し、 頭頂部材成形用の焼結ダイ内における他の部分にFe又
    はNiをバインダとする超硬合金焼結用の粉末材料を充
    填し、 この充填された粉末材料の基端に鋼材からなるシャンク
    部材を圧接させて前記粉末材料を加圧しながら焼結する
    ことによって頭頂部材を成形すると共にこの頭頂部材を
    前記シャンク部材に融着接合させることを特徴とする請
    求項1に記載の掘削用ビットの製造方法。
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