JP2895732B2 - 高オレフィン濃度lpgおよび高品質ガソリンの製造方法 - Google Patents

高オレフィン濃度lpgおよび高品質ガソリンの製造方法

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JP2895732B2 JP981294A JP981294A JP2895732B2 JP 2895732 B2 JP2895732 B2 JP 2895732B2 JP 981294 A JP981294 A JP 981294A JP 981294 A JP981294 A JP 981294A JP 2895732 B2 JP2895732 B2 JP 2895732B2
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RISAACHI INST OBU PETORORYUUMU PUROSESHINGU SHINOPETSUKU
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CHAINA PETOROKEMIKARU CORP
RISAACHI INST OBU PETORORYUUMU PUROSESHINGU SHINOPETSUKU
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般的には高品質ガソリンおよ
びオレフィン濃度の高い液化石油ガス(LPG)の新規
な製造方法に関し、より詳しくは石油炭化水素を接触転
化し、高オクタン価ガソリンを高い総収率で製造し、ま
たプロピレンおよびブチレン濃度の高いLPGを製造す
る方法に関する。
【0002】従来、プロピレン、ブチレンおよびガソリ
ンは、流動接触分解(FCC)または熱分解の様な、石
油画分の触媒性または熱的分解により製造されている。
熱分解はエチレンの製造を目的としているが、幾つかの
欠点を有する。製品のカソリン画分は一般的に品質が悪
く、芳香族化合物類およびジオレフィン類の濃度が高
い。その上、熱分解は、その高温分解(700℃を超え
る)のために、反応器の製造に高価な材料を必要とす
る。さらに、熱分解には、気体状生成物の精製および高
度の分離が必要である。流動接触分解は、熱分解の温度
よりはるかに低い温度で行なうことができ、低炭素オレ
フィン類を製造することもできる。一例として、ドイツ
民主共和国特許第152,356号では、原料としてガ
ソリンまたは減圧軽油を使用し、触媒として無定形シリ
カ−アルミナを使用することにより、固定床または移動
床式の反応器中、反応温度600〜800℃、接触時間
0.1〜1.5秒間で、50重量%のC2 −C4 オレフ
ィン類が得られている。
【0003】日本国特許出願公開第60−222,42
8号では、C5 〜C25パラフィン性炭化水素類またはナ
フサを原料として使用し、ZSM−5ゼオライトを触媒
として使用している。600〜700℃より低い反応温
度および20〜300/時間のLHSVで約30重量%
のC2 −C4 オレフィンが得られている。米国特許第
4,980,053号および中国特許第1004878
B号にはより多くの例が記載されており、そこでは様々
な沸騰範囲の石油画分、残渣油、または原油が原料とし
て使用されている。ZSM−5および希土類元素型Y
(REY)ゼオライトの複合材料、またはZSM−5お
よび超安定型Y(USY)ゼオライトの複合材料が触媒
として使用されている。この方法により、流動床または
移動床反応器を使用し、500℃〜600℃、1.5〜
3.0×105 Pa、重量空間速度(WHSV)0.2
〜2.0/時間、および触媒/油比2〜12の条件下
で、プロピレンとブチレンの総収率は約40重量%に達
し得る。
【0004】従来のFCC製法は、50重量%以上のガ
ソリンを製造できるが、LPG収率は8〜13重量%以
下であり、プロピレンとブチレンの合計収率は10重量
%未満である。その上、ガソリンのオクタン価は通常、
混合ガソリン商品の必要条件を満たすことができない。
【0005】10年以上にわたって特許文献は、ZSM
−5添加剤を接触分解触媒と組合わせて使用することに
より、分解ガソリンのオクタン価を高め、アルキレート
の収率を増加できることを示している。米国特許第4,
368,114号は、Jolietサワー重質軽油(沸騰範囲
212〜513℃)を原料として使用している。触媒組
成物は25%ZSM−5ゼオライト含有添加剤およびSu
per D 分解触媒(Grace-Davison の製品、その組成は1
7% RENaY/クレー・SiO2)の混合物である。混合物が
Super D 中に0.1〜0.5重量%のZSM−5ゼオラ
イトを含む場合、反応温度574℃、WHSV20/時
間、および触媒/油比3で、得られるC5 + ガソリンの
収率は47〜53.7体積%で、リサーチ法オクタン価
(RONC)は90.1〜91.4である。その上、L
PG収率は30.4〜37.1体積%であり、プロピレ
ンとブチレンの合計収率は15.2〜19.6体積%で
ある。
【0006】米国特許第4,522,705号でも、前
記したJolietサワー重質軽油が原料として使用されてい
る。使用されている触媒はHEZ−53分解触媒(Enge
lhard Corpp.の製品で、Yゼオライトを含む)およびZ
SM−5ゼオライト含有添加剤の混合物である。この混
合物は、0.25〜2.0重量%のZSM−5ゼオライ
トを含む。反応は515℃、WHSV15.5/時間で
行なわれる。得られるC5 + ガソリンの収率は39.5
〜46.6体積%で、RONCは90.1〜92.0で
あり、プロピレンとブチレンの総収率は15.1〜2
4.2体積%である。
【0007】米国特許第4,818,738号でも、使
用されている原料は上記と同じである。使用されている
触媒は、REY分解触媒とZSM−5ゼオライト含有添
加剤の混合物であり、25%のZSM−5ゼオライトを
含む。この混合物は、添加剤対REY分解触媒の比率が
重量で1:50で製造されている。FCC製法の通常の
運転条件下で、C5 + ガソリンの収率は47.5体積%
で、RONCは90.8であり、プロピレンとブチレン
の総収率は23.9体積%である。
【0008】ヨーロッパ特許第229,609号では、
沸騰範囲204〜538℃の軽油が原料として使用され
ている。触媒は、ZSM−5ゼオライト含有添加剤、お
よびOctacat 分解触媒(活性成分は40%USY、マト
リックスはカオリンクレーおよびシリカ−アルミナゾル
結合剤)の混合物であり、1.25〜1.5重量%のZ
SM−5ゼオライトを含む。反応温度493〜498℃
で、生成物の収率は、C5 + ガソリンが53.1〜5
5.4体積%で、RONCが92.6〜93.0であ
り、LPGが19.6〜21.4体積%であり、プロピ
レンとブチレンが14.8〜14.9体積%である。
【0009】ZSM−5添加剤をFCC触媒に加えるこ
とにより、製品ガソリンのオクタン価が高くなるだけで
はなく、LPG中のプロピレンおよびブチレンの収率も
増加する。米国特許第3,758,403号に記載され
ている様に、ZSM−5添加剤を、細孔径が7オングス
トロームを超えるゼオライトを含む分解触媒に加えるこ
とにより、ガソリンオクタン価およびプロピレンとブチ
レンの総収率の両方が高くなる。特に、5〜10%のH
ZSM−5を含むREY分解触媒を使用する場合、沸騰
範囲204〜316℃の軽油を、482〜486℃、L
HSV4/時間および触媒/油比1.5で処理し、C5
+ ガソリンとアルキレートの混合物を97.3〜98.
6のRON(+3mlTEL)で得ることができ、C5 +
ガソリンの収率は46.4〜55.3体積%、プロピレ
ンとブチレンの総収率は19.8〜24.7体積%であ
る。
【0010】本発明の目的は、3種類のゼオライトを含
む複合材料触媒を使用し、沸騰範囲が異なる石油画分、
残渣、または原油の原料を、プロピレンおよびブチレン
の濃度が高いLPG、および高品質のC5 + ガソリンに
高収率で接触転化する方法を提供することである。
【0011】本発明のさらなる目的は、以下の説明およ
び請求項から明らかであろう。
【0012】本発明は、プロピレンおよびブチレンの濃
度が高いLPGを製造するための、および高オクタン価
ガソリンを製造するための、炭化水素を接触転化する新
規な方法を提供する。この新規な製法では、ライザーま
たは流動床反応器中で、予め加熱した炭化水素原料を、
3種類のゼオライト成分を含む固体の酸性触媒と接触さ
せる。触媒のゼオライト成分は、(1)ペンタシル構造
を有し、希土類元素を含む高シリカゼオライト(以下Z
RPと呼ぶ)、(2)REYゼオライト、および(3)
高シリカYゼオライトを含む。炭化水素原料は反応器中
で、480℃〜550℃、130〜350 KPa、WHS
V 1〜150/時間、触媒/油比4〜15、蒸気対炭
化水素原料の重量比0.05〜0.12:1の条件下で
転化される。反応後、使用済み触媒を取り出し、再生装
置に送り、そこで空気と接触させることにより再生す
る。再生された触媒は反応器に戻り、工程を繰り返す。
【0013】(1)触媒 本発明の触媒は、10〜40重量%の、3種類のゼオラ
イト、すなわち(1)ZRP、(2)REYおよび
(3)高シリカYゼオライトからなる活性成分を含む。
触媒の残りの部分は、触媒マトリックスにより形成され
る。マトリックスは、結合剤として、10〜40重量%
(触媒に対して)のシリカおよび/またはアルミナを含
む天然カオリンまたはハロイサイトを含む、全合成また
は半合成のシリカ−アルミナからなる。触媒中の活性成
分の重量百分率は、ZRPゼオライトが3〜50重量
%、REYゼオライトが12〜75重量%、および高シ
リカYゼオライトが12〜75重量%である。
【0014】本発明で使用するZRPゼオライトは、本
出願者により米国特許出願第07/820,385号、
1992年1月14日提出またはヨーロッパ特許出願第
92200061.7号、1992年1月10日提出に
記載されている様に、ペンタシル構造を有し、希土類元
素を含む高シリカゼオライトである。ZRPの化学式
は、無水状態で、(酸化物のモル数で)0.01〜0.
30 RE2O3・0.4〜1.0 Na2O ・Al2O3 ・20〜6
0 SiO2 と表示することができる。ZRPゼオライトの
X線回折データを表1に示す。
【0015】 表1 ゼオライトZRPのX線回折パターン ZRP H−ZRP* d(Å) 100I/I0 d(Å) 100I/I0 11.17 40 11.18 37 10.01 35 10.01 40 9.76 12 9.75 10 7.45 4 7.44 3 7.08 1.5 7.09 1.5 6.71 6 6.72 3.5 6.37 8 6.37 7 6.01 11 6.00 11 5.72 10 5.71 8 5.58 10 5.58 9 5.37 3 5.38 2 5.15 3 5.14 3 5.04 5 5.05 5 4.985 8 4.983 8 4.621 6 4.620 6 4.366 10 4.369 7 4.267 13 4.265 12 4.090 5 4.085 2 4.010 9 4.010 7 3.861 100 3.856 100 3.819 74 3.817 72 3.755 41 3.752 36 3.720 49 3.719 39 3.650 28 3.652 2 3.591 7 3.593 4 3.481 29 3.479 6 3.447 13 3.447 11 *H−ZRP 水素交換型 ZRPによるn−ヘキサンの吸着対ZRPによるシクロ
ヘキサンの吸着の比はHZSM−5による吸着の比の2
〜4倍であるので、ZRPの細孔径はHZSM−5のそ
れよりも小さい。ゼオライトの希土類元素成分は、ZR
Pゼオライトの合成で種晶として使用される希土類元素
含有フォージャサイトに由来する。本発明では、クリス
タライトサイズが2〜3ミクロンであるH型ZRPを使
用するのが好ましい。
【0016】本発明で使用するREYゼオライトは、N
aYを希土類元素陽イオンで交換することにより製造さ
れる。この交換反応に続いて、か焼しても、か焼しなく
てもよい。得られるREYゼオライトに含まれる、5〜
19重量%の希土類元素はRE2O3 の形態である。REY
ゼオライトのクリスタライトの大きさは0.5〜10ミ
クロン、好ましくは0.8〜2ミクロンである。
【0017】高シリカYゼオライトは、様々な化学的お
よび/または物理−化学的方法により製造することがで
きる。その様な方法の例としては、水熱処理、酸抽出、
骨格脱アルミナおよびシリカ濃縮、および SiCl4処理、
等がある。本発明では、その様な方法を使用して、Na2O
含有量が4重量%を越えない、好ましくは1重量%未満
であるゼオライトYの安定化した製品を得る。さらに、
結晶の単位セルサイズは24.5Åを越えないものであ
り、シリカ/アルミナの比(モル)は8〜15の範囲内
あるいはそれ以上であるべきである。その上、高シリカ
Yゼオライトのクリスタライトの大きさは0.5〜10
ミクロン、好ましくは0.8〜2ミクロンである。
【0018】本発明により使用できる合成マトリックス
は、SiO2含有量が70重量%以下である無定形シリカ/
アルミナまたはシリカ/マグネシアゲルである。合成マ
トリックスは、同時ゲル化または段階的沈殿により製造
される。触媒のかさ密度を増加させるために、適当量の
クレーを合成マトリックス複合材料と混合することがで
きる。
【0019】本発明で使用できる半合成マトリックス
は、クレーおよび結合剤の複合材料である。カオリンク
レーおよびハロイサイトクレーの様な、従来分解触媒の
マトリックスとして使用されているクレーを使用するこ
とができる。結合剤としてはゾルまたはゲル状態のアル
ミナ、シリカまたはシリカ−アルミナの様な結合剤を使
用する。
【0020】(2)原料 本発明で使用する炭化水素原料は、沸騰範囲の異なった
石油画分、残渣または原油である。特に、これらの原料
は、ナフサ、軽質軽油、減圧軽油および残渣、等を含む
直留画分、または2種類以上の上記物質の所望の比率の
混合物でよい。あるいは、原料は、上記の物質を、ある
量の、好ましくは30重量%未満の、コーカー軽油、脱
アスファルト油または他の二次処理画分と混合したもの
でよい。本発明の触媒には、原料中に高濃度のニッケル
を含むことができ、ニッケル含有量が15ppm までの残
渣、および処理画分と混合した重油も処理できる。
【0021】(3)方法および運転条件 本発明の新規な方法を以下に説明する。予め加熱された
炭化水素原料が、ライザーまたは流動床反応器中で、Z
RP、REYおよび高シリカYゼオライトを含む固体の
酸性触媒と接触する。接触転化は、温度480〜550
℃、好ましくは500〜535℃、反応圧力130〜3
50KPa 、好ましくは130〜250KPa 、WHSV
1〜150/時間、好ましくは3〜80/時間、および
触媒/油比4〜15、好ましくは5〜10の条件下で行
なわれる。原料を効率的に噴霧するために、蒸気または
他のガスを、蒸気対炭化水素原料の比率が重量で0.0
5〜0.12:1になる様に、原料中に吹込んで混合す
ることができる。転化された生成物とコークスが堆積し
た使用済み触媒との混合物は、一連のサイクロンを通過
する間に互いに分離される。次いで使用済み触媒は、ス
トリッパーを通過し、そこで吸着した炭化水素が除去さ
れ、再生装置中に導入される。再生装置中では、580
〜730℃、好ましくは650〜700℃の温度で使用
済み触媒が空気と接触することにより、使用済み触媒上
に堆積したコークスが燃焼して除去される。再生された
高温の触媒は反応器に戻り、そこで炭化水素原料と接触
し、反応および再生が繰り返し行なわれる。生成物は、
精留塔および吸収−安定化機構を通り、H2 −C2 、L
PG、ガソリン、軽質サイクルオイルおよび重質残渣油
に分離される。重質残渣は、反応器に再循環させて転化
することができる。あるいは、重質残渣および軽質サイ
クルオイルの両方を反応器に戻して再循環させて転化す
ることもできる。本方法では、触媒は平衡状態で20,
000ppm 以上のニッケルを許容することができる。
【0022】上記の運転条件は一般的な場合に対してで
ある。条件は、原料特性および予想される生成物の所望
の収率分布に応じて調節することができる。本発明の新
規な方法は、従来のFCC装置に類似した、特別に設計
された装置でも、あるいは改良された(LPG分離装
置、凝縮装置、および圧縮装置容量、の拡大、等)既存
のFCC装置でも行うことができる。
【0023】本発明の方法により、プロピレンおよびブ
チレンの濃度が高いLPGを高収率で製造することがで
き、また同時に、アンチノック能力および安定性を強化
したガソリンを高収率で製造することができ、さらにデ
ィーゼル画分をも製造できる。その上、本発明の方法に
より製造される製品の品質は、従来の流動接触分解法に
より製造された製品の品質と同等である。
【0024】ライザーパイロットプラントで得た結果
は、LPG収率30〜40重量%、その内の67〜75
重量部はプロピレンおよびブチレンである(すなわちプ
ロピレンおよびブチレンの総収率は20〜30重量%に
なる)、C5 + ガソリン収率45〜55重量%、RON
Cが91〜95、モーター法オクタン価(MONC)8
0〜84、誘導期間500〜1000分間、および実在
ガム0〜3mg/100mlの収率(原料に対する)を示し
ている。LPGと総液体生成物の合計は90重量%にも
なる。LPG対H2 −C2 の重量比は8〜13:1まで
である。以下の実施例は、本発明により提供される新規
な接触転化方法をさらに説明するが、本発明の範囲を制
限するものではない。
【0025】以下の実施例に関連する原料の特性を表2
に示す。 表2 : 原料の特性 A B C D E F 密度(20℃) 0.8560 0.8871 0.8572 0.8995 0.8672 0.8612 (g/cm3) コンラドソン 0.22 0.22 0.17 0.22 3.81 2.12 炭素(wt%) UOP(K) 12.11 12.0 12.1 11.7 11.9 12.6 H(wt%) 13.24 --- 13.57 11.70 --- 13.94 C(wt%) 86.52 --- 85.92 85.95 --- 85.76 塩基性窒素 420 --- 357 693 --- 600 (ppm) Ni(ppm) 0.49 --- 0.1 3.6 11.3 3.3 V (ppm) 0.03 --- <0.1 <0.1 0.1 <0.1 沸騰範囲 319-504 243-507 243-490 224-482 >308 >291 (℃) *パラフィン基原油
【0026】実施例で使用する触媒Aは下記の様にして
製造した。 1.マトリックススラリーとして、アルミナヒドロゲル
(Al2O3 20重量%)1200グラムをハロイサイトク
レー(固体含有量50重量%)950グラムと十分に混
合した。 2.A.H−ZRPゼオライト(米国特許出願第07/
820,385号またはヨーロッパ特許出願第9220
0061.7号に記載の実施例8の手順により製造)7
1グラム、 B.REY214グラム、 C.DASYゼオライト(水熱脱アルミナ法により製造
した高シリカYゼオライト、SiO2/Al2O3 =8〜9)1
43グラム、および D.脱陽イオン水514グラム を混合して均質なスラリーを形成した。 3.上記2種類のスラリーを混合し、均質化し、噴霧乾
燥させ、次いで洗浄し、フラッシュ乾燥させた。
【0027】〔実施例1〕この実施例は、本発明の方法
が、様々な原油、または軽油と他の処理画分の混合物か
ら得た軽油を転化するのに好適であることを立証する。
接触転化を、実験室規模の流動−固定床装置で、触媒A
を使用し、表3に示す様々な炭化水素の原料で、515
℃、130KPa 、WHSV14/時間、触媒/油比8お
よび蒸気対原料炭化水素重量比0.07:1で行なっ
た。結果を表3に示す。表3 実施例1から得た生成物の重量百分率分布 製品 \ 原料 A B D G 2 −C2 2.45 2.65 2.76 2.86 LPG 32.43 22.82 22.50 29.05 C3 = 10.30 7.15 6.55 8.02 C4 = 7.87 5.55 5.19 7.12 ガソリン(C5 + -205℃) 46.99 48.43 46.68 42.89 205〜330℃ 9.16 13.34 14.74 10.85 >330℃ 4.62 7.41 6.98 5.93 コークス 5.35 5.35 6.34 8.42 転化、重量% 86.22 79.25 78.28 83.22
【0028】〔実施例2〕この実施例は、本発明の方法
が、様々な石油画分および原油の接触転化に好適である
ことを立証する。接触転化を、実験室規模の流動−固定
床装置で、3600ppm のニッケルで汚染した触媒Aお
よび様々な種類の炭化水素の原料を使用し、実施例1に
記載したのと同じ運転条件下で行なった。結果を表4に
示す。表4 実施例2から得た生成物の重量百分率分布 製品 \原料 直留 直留 ガソリン 軽質軽油 F E H 2 −C2 1.74 2.55 2.45 2.45 3.17 LPG 29.37 30.96 29.90 27.78 28.63 C3 = 6.76 7.09 9.32 9.00 8.20 C4 = 5.39 5.92 7.43 9.73 6.42 ガソリン(C5 + -205℃) 61.44 38.05 46.52 45.26 42.34 205〜330℃ 3.29 19.32 9.56 8.56 10.75 >330℃ 0.00 3.84 4.45 4.80 コークス 4.16 9.12 7.73 11.50 10.31 転化、重量% 96.71 80.68 86.60 86.99 84.45 表4の直留ガソリンは沸点が200℃未満の画分であ
り、軽質軽油は沸点範囲が200〜330℃の画分であ
る。触媒は人口的にニッケルで汚染させた。その手順を
以下に記載する。 1.ナフテン酸ニッケル2.564キログラムを軽質軽
油50リットルに溶解させた。 2.工程1で得たナフテン酸ニッケル/軽質軽油の混合
物を供給系統に一定速度で24時間ポンプで送り込ん
だ。 3.触媒50キログラムをライザー反応器中に入れ、触
媒対ナフテン酸ニッケル(7.8%ニッケル)の重量比
を50:2.564にした。 4.供給系統にポンプで送り込まれたナフテン酸ニッケ
ル/軽質軽油混合物は触媒と接触し、反応し、その結
果、ニッケルが触媒上に堆積した。 5.その後、上記と同じ条件下で、純粋な原料炭化水素
を触媒にさらに24時間接触させた。得られた触媒は3
600ppm のニッケルで汚染された。
【0029】〔実施例3〕この実施例は、本発明の方法
が、ニッケル含有量の高い炭化水素原料の接触転化に好
適であることを立証する。接触転化を、3600ppm の
ニッケルで汚染した、および汚染していない触媒Aを使
用し、ライザーパイロットプラント試験装置で、圧力1
99KPa 、触媒/油比8で行なった。結果を表5に示
す。表5 実施例3から得た生成物の重量百分率分布 原料 F F E 触媒A上のNi、ppm 0 3600 3600 反応温度、℃ 515 514 515 WHSV、hr-1 73 74 74 蒸気/原料(重量/重量) 0.101 0.099 0.100 生成物分布、重量% 2 −C2 3.27 2.86 2.86 LPG 35.60 33.91 31.91 C3 = 11.41 11.17 10.92 C4 = 13.94 13.51 17.93 C5 + ガソリン 44.18 44.52 43.99 205〜330℃ 10.55 10.45 9.46 >330℃ 0.35 1.92 2.27 コークス 6.05 6.34 9.51 転化、重量% 89.10 87.63 88.27 2種類のニッケル含有量の炭化水素原料を使用した。原
料Eはニッケル含有量が11.3ppm であり、原料Fは
ニッケル含有量が3.3ppm である。
【0030】〔実施例4〕この実施例は、本発明の方法
において、運転条件を変えることにより、生成物分布を
調節できることを立証する。接触転化を、3600ppm
のニッケルで汚染した触媒Aおよび原料F(実施例5か
ら)を使用し、実施例3に記載したライザーパイロット
プラント試験装置で、圧力199KPa 、触媒/油比8で
行なった。結果を表6に示す。表6 実施例4から得た生成物の重量百分率分布 反応温度、℃ 500 514 529 WHSV、hr-1 78 74 71 蒸気/原料(重量/重量) 0.103 0.099 0.104
生成物分布、重量% 2 −C2 2.25 2.86 4.49 LPG 31.69 33.91 36.87 C3 = 9.72 11.17 13.47 C4 = 13.10 14.51 15.18 C5 + ガソリン 44.85 44.52 41.24 >200℃ 16.06 12.37 11.95 コークス 5.15 5.34 5.45 転化、重量% 83.94 87.63 88.05
【0031】〔実施例5〕この実施例は、本発明の方法
が、様々な様式の運転に好適であることを立証する。接
触転化を、3600ppm のニッケルで汚染した触媒Aお
よび原料Fを使用し、実施例3に記載したライザーパイ
ロットプラント試験装置で、515℃、130KPa 、触
媒/油比8で行なった。結果を表7に示す。表7 実施例5から得た生成物の重量百分率分布 運転様式 単流 残渣循環 残渣+LCO 循環 WHSV、hr-1 73 74 76 蒸気/原料(重量/重量) 0.101 0.105 0.102 生成物分布、重量% 2 −C2 2.86 3.17 3.65 LPG 33.91 33.70 34.91 C3 = 11.17 11.20 11.41 C4 = 13.95 13.63 14.22 C5 + ガソリン 44.85 44.34 53.97 205〜330℃ 10.41 11.05 --- >330℃ 1.63 --- --- コークス 6.34 6.74 7.47 転化、重量% 87.96 88.95 100.00
【0032】〔実施例6〕この実施例は、本発明の方法
が、高収率でのLPGの製造およびアンチノック性およ
び安定性が良好なガソリンの製造に使用できることを立
証する。接触転化を、3600ppm のニッケルで汚染し
た触媒Aおよび様々な種類の原料を使用し、実施例3に
記載したライザーパイロットプラント試験装置および実
施例1に記載した実験室規模の流動−固定床装置で行な
った。これらの試験は、触媒/油比8、および異なった
反応温度および様々な運転様式で行なった。結果を表8
に示す。表8 実施例6から得た生成物の重量百分率分布 試験装置 ライザーパイロットプラント 実験室規模固定−流動床 原料 F A C B 運転様式 残渣 残渣 単流 単流 単流 単流 単流 循環 +LCO 循環 反応温度(℃) 500 500 515 530 515 530 515 生成物分布、(重量%) LPG 29.8 32.1 35.6 36.9 32.4 29.4 22.3ガソリン 45.9 54.1 44.2 41.2 47.0 46.1 48.2 ガソリン特性 RON(C) 92.6 9.14 94.2 93.0 92.7 95.1 93.9 MON(C) 80.9 80.7 81.6 81.2 81.2 82.6 82.5 誘導期間(分) 825 1110 735 525 実在ガム 2 2 0 2 mg/100ml
【0033】〔実施例7〕この実施例は、本発明の新規
な方法により得られるLPG生成物はプロピレン、n−
ブチレンおよびイソ−ブチレン濃度が高いことを立証す
る。接触転化を、3600ppm のニッケルで汚染した触
媒Aおよび原料Fを使用し、実施例3に記載したライザ
ーパイロットプラント試験装置で圧力199KPa および
触媒/油比8で行なった。結果を表9に示す。表9 実施例7から得た生成物の重量百分率分布 反応パラメータ 反応温度、℃ 500 515 530 500 WHSV、hr-1 63 84 81 84 蒸気/原料(重量/重量) 0.108 0.099 0.104 0.105 運転様式 単流 単流 単流 残渣循環 生成物分布 C3 = 収率、重量% 9.72 11.17 13.47 9.83 C3 = /LPG、重量% 30.70 32.94 36.53 32.18 C3 = /(C3 0+C3 = ) 、重量% 86.4 86.1 88.4 84.7 総C4 = 収率、重量% 12.34 12.90 14.51 11.36 iC4 = 収率、重量% 3.93 4.67 4.73 4.35 C4 = /LPG、重量% 41.33 39.84 41.17 38.40 C4 = /(C4 0+C4 = ) 、重量% 64.50 65.30 70.81 62.41
【0034】〔実施例8〕この実施例は、本発明の方法
により得られる乾性ガスの収率が低いことを立証する。
接触転化を、3600ppm のニッケルで汚染した触媒A
および原料Fを使用し、実施例3に記載したライザーパ
イロットプラント試験装置で、圧力199KPaおよび触
媒/油比8で行なった。結果を表10に示す。表10 実施例8から得た生成物の重量百分率分布 反応温度、℃ 500 514 529 500 515 WHSV、hr-1 78 84 81 87 86 蒸気/原料 (重量/重量) 0.103 0.099 0.104 0.101 0.102 運転様式 単流 単流 単流 残渣+LCO 残渣+LCO 循環 循環 生成物分布、重量% 2 −C2 2.25 2.86 4.49 3.55 3.65 LPG 1.69 33.91 36.87 32.69 34.91 ガソリン 44.85 44.52 41.24 53.84 53.97LPG/H2 −C2 14.1 11.9 8.2 9.2 9.6
【0035】〔実施例9〕この実施例は、本発明の方法
により、添加剤を使用する従来の接触分解法と比較し
て、(1)乾性ガスおよびコークスの収率がより低くな
り、(2)LPG、プロピレンおよびブチレンの収率が
より高くなり、(3)特性が改良されたガソリン製品が
製造されることを立証する。2つの方法を比較するため
に、接触分解および本発明の接触転化を、原料Eを使用
し、実施例3に記載したライザーパイロットプラント試
験装置で行なった。その違いは、接触分解では添加剤B
と混合した従来の分解触媒LWC−33を使用し、一方
接触転化では触媒Aを使用したことである。触媒A中の
ZRPの比率は、LWC−33と添加剤Bの混合物中の
ZSM−5の比率と同じである。結果を表11に示す。表11 実施例9から得た生成物の重量百分率分布 触媒 A LWC−33+B 反応温度、℃ 500 500 520 生成物分布、重量% 2 −C2 2.77 3.00 3.61 LPG 30.52 20.40 21.49 C3 = 9.80 6.91 7.11 C4 = 11.85 8.42 9.61 ガソリン(C5 + -205℃) 45.05 47.40 48.00 205〜330℃ 13.14 18.30 16.80 >330℃ --- --- --- コークス 8.52 10.90 10.10 損失 1.00 --- --- 転化、重量% 86.86 81.70 83.20 ガソリンのRON(C) 92.8 --- --- MON(C) 81.5 77.6 79.3誘導期間、分 825 485 421 この実施例における上記の添加剤Bは、HZSM−5、
疑似ベーマイトおよびハロイサイトの複合材料であり、
従来の半合成分解触媒と同じ方法により、スラリー形
成、混合、均質化、噴霧乾燥、等により製造した。その
組成は、20%HZSM−5/15% Al2O3・65重量
%ハロイサイトとして表わすことができよう。LWC−
33は Lan Zhou Refineryにより製造販売されている従
来のREY触媒である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨッギン フオ 中華人民共和国.ベイジン,ハイディア ン ディストリクト,スエユアン ロー ド 18 (72)発明者 ツェユー ワン 中華人民共和国.ベイジン,ハイディア ン ディストリクト,スエユアン ロー ド 18 (72)発明者 ヤーミン ワン 中華人民共和国.ベイジン,ハイディア ン ディストリクト,スエユアン ロー ド 18 (72)発明者 ユーカン ルー 中華人民共和国.ベイジン,ハイディア ン ディストリクト,スエユアン ロー ド 18 (56)参考文献 特開 平3−45513(JP,A) 特開 平1−110635(JP,A) 特公 昭54−37162(JP,B2) 米国特許5232675(US,A)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレンおよびブチレンの濃度が高い
    LPG、および高オクタン価ガソリンを接触転化により
    製造する方法であって、 (1)予め加熱した炭化水素原料を、ライザーまたは流
    動床反応器中で、ペンタシル構造を有し、希土類元素を
    含む高シリカゼオライト(ZRP)、希土類元素−Yゼ
    オライト(REY)および高シリカYゼオライトを含む
    3種類のゼオライト性活性成分を含む固体の酸性触媒と
    接触させること、および (2)該原料を反応器中で、温度約480℃〜約550
    ℃、圧力約130 KPa〜約350 KPa、重量空間速度1
    〜150/時間、および触媒−対−油の比4〜15で転
    化することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 該接触転化が、温度500℃〜535
    ℃、圧力130 KPa〜250 KPa、重量空間速度3〜8
    0/時間、および触媒−対−油の比5〜10で行なわれ
    ることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 該3種類のゼオライト性活性成分が該触
    媒の10〜40重量%を構成し、該触媒の残りの部分
    が、シリカまたはシリカ/アルミナ結合剤を含むマトリ
    ックスを含むことを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 該ZRPゼオライトの特徴が、 A.(酸化物のモル数で)0.01〜0.30 RE2O3
    0.4〜1.0 Na2O ・Al2O3 ・20〜60 SiO2の無
    水状態における式、 B.下記のX線回折パターン:d(Å) 100I/I0 11.17 40 10.01 35 9.76 12 7.45 4 7.08 1.5 6.71 6 6.37 8 6.01 11 5.72 10 5.58 10 5.37 3 5.15 3 5.04 5 4.985 8 4.621 6 4.366 10 4.267 13 4.090 5 4.010 9 3.861 100 3.819 74 3.755 41 3.720 49 3.650 28 3.591 7 3.481 293.447 13 C.HZSM−5よりも2〜4倍高い、n−ヘキサン対
    シクロヘキサンの吸着容量の比率を有することを特徴と
    する請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 該ZRPゼオライトが水素交換された形
    態であることを特徴とする請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 該炭化水素原料が、ナフサ、軽質軽油、
    減圧軽油および残渣を含む直留画分、または所望の比率
    で混合された2種類以上の上記の画分の混合物であるこ
    とを特徴とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 該残渣原料がニッケル含有量の高い重質
    炭化水素であることにより反応器内に平衡状態で20,
    000ppm 以上のニッケルが含まれる請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 該触媒が平衡状態で20,000ppm 以
    上のニッケル当量で許容できることを特徴とする請求項
    1の方法。
  9. 【請求項9】 残渣、または製品中の軽質サイクルオイ
    ル画分が残渣と共に反応器中に循環されて再転化される
    ことを特徴とする請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 さらに、接触転化の後、触媒をストリ
    ッピングおよび再生し、ストリッピングおよび再生され
    た触媒を反応器に戻して再使用することを含むことを特
    徴とする請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 該原料にガスを加え、該原料の噴霧化
    を促進することを特徴とする請求項1の方法。
  12. 【請求項12】 該ガスが蒸気であり、該蒸気が該原料
    に蒸気−対−原料の重量比0.05〜0.12:1で加
    えられることを特徴とする請求項1の方法。
  13. 【請求項13】 該直留画分が、コーカー軽油、脱アス
    ファルト油、他の二次処理画分、またはそれらの混合
    物、または原油と混合されることを特徴とする請求項6
    の方法。
  14. 【請求項14】 該直留画分と混合された、該コーカー
    軽油、脱アスファルト油、他の二次処理画分、またはそ
    れらの混合物が、該原料の30重量%以下であることを
    特徴とする請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 該REYゼオライトの5〜19%が R
    E2O3の形態であり、該REYゼオライトのクリスタライ
    トサイズが0.5〜10ミクロンであることを特徴とす
    る請求項1の方法。
  16. 【請求項16】 該高シリカYゼオライトの Na2O 含有
    量が4重量%を越えず、該高シリカYゼオライトのクリ
    スタライトサイズが0.5〜10ミクロンであることを
    特徴とする請求項1の方法。
  17. 【請求項17】 該マトリックスが SiO2 70重量%以
    下を含む無定形のシリカ/アルミナまたはシリカ/マグ
    ネシアゲルであることを特徴とする請求項3の方法。
  18. 【請求項18】 プロピレンおよびブチレンの濃度が高
    いLPG、および高オクタン価ガソリンを接触転化によ
    り製造する方法であって、 (1)予め加熱した炭化水素原料を、ライザーまたは流
    動床反応器中で、ペンタシル構造を有し、希土類元素を
    含む高シリカゼオライト(ZRP)、希土類元素−Yゼ
    オライト(REY)および高シリカYゼオライトを含む
    3種類のゼオライト性活性成分およびマトリックスを含
    む固体の酸性触媒と接触させること、および (2)該原料を反応器中で、温度約480℃〜約550
    ℃、圧力約130KPa〜約350KPa 、重量空間速度1
    〜150/時間、および触媒−対−油の比4〜15およ
    び蒸気−対−原料の比0.05〜0.12:1で転化す
    ること、 ここで該触媒の特徴が、 (1)該ZRPゼオライトの無水状態における式が0.
    01〜0.30 RE2O3・0.4〜1.0 Na2O ・Al2O3
    ・20〜60 SiO2 であり、 (2)該ZRPゼオライトが水素交換された形態であ
    り、 (3)該REYゼオライトの5〜19%が RE2O3の形態
    であり、該REYゼオライトのクリスタライトサイズが
    0.5〜10ミクロンであり、 (4)該高シリカYゼオライトの Na2O 含有量が4重量
    %を越えず、高シリカYゼオライトのクリスタライトサ
    イズが0.5〜10ミクロンであり、 (5)該マトリックスが SiO2 70重量%以下を含む無
    定形のシリカ/アルミナまたはシリカ/マグネシアゲル
    であることを特徴とする方法。
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