JP2894878B2 - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性流体の流量を測
定する電磁流量計に係わり、電極からリード線を用いず
に信号を取り出す構造を採用し、滲透性流体や電極部の
温度,圧力に起因する硬化変形等に強い機能を有する電
磁流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電磁流量計の測定原理は、「導
体が磁界内を移動するとき、導体の両端に起電力が誘起
する」という電磁誘導の法則を利用することにより、測
定管の外側に磁界発生装置を設けるとともに、この磁界
発生装置から発生する磁界を測定管内を流通する導電性
流体に直角に作用させ、このとき当該導電性流体に誘起
する起電力を測定管に対向設置される一対の接液形電極
で検出し、導電性流体の流速または流量に比例する信号
を測定する構成をとっている。
【0003】図7はかかる電磁流量計の一方の接液形電
極の取付け構造を示す図である。この接液形電極の取付
けは、測定管1の電極取付け相当部分に電極取付け孔2
をあける一方、測定管1内側にテフロン(四弗化エチレ
ン樹脂)、ポリエチレン樹脂、ゴムなどの柔軟性ある電
気絶縁性ライニング3を施すが、このとき接液形電極4
の電気的絶縁を確保する観点からライニング3の一部を
前記電極取付け孔2に食い込むように施した後、電極頭
部が測定管1の内側に位置するごとくして接液形電極4
を電極取付け孔2に挿入する。そして、測定管外側から
突出された接液形電極4の後端側に構造部材の熱膨張お
よび熱収縮を吸収する弾性部材5を介してネジ6にて締
め付けることにより、測定管1に接液形電極4を取り付
けている。7は電気絶縁性電極位置規制部材、8はラグ
である。
【0004】従って、以上のような電極取付け構造のも
のは、測定管1に電極取付け孔2を設ける一方、電極頭
部の周縁部を器状に加工してライニング3に当接するこ
とにより、測定管1内部の高圧流体に対する気密性を保
持する構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
電極取付け構造のものでは、安価なライニング材を用い
た場合、比較的高温(例えば80°C〜160°C内
外)、かつ、高圧(例えば10kg/cm2 〜50kg/cm2
内外)の条件下で流体を流したとき、当該ライニング材
が容易に軟化変形し、図7のようなネジタイプの電極4
の場合には電極頭部がシールの目的で締めるネジ圧に負
けてライニング3にもぐり込み、接液形電極4が本来の
検出機能を十分に果たせなくなる。
【0006】また、導電性流体が高温、かつ、高圧でな
い場合でも、滲透しやすい流体,つまりNH3 ,ClO
2 ,HCl,HFなどを含む流体を扱うとき、図7のよ
うな従来形電磁流量計の電極取付け部分に微小な欠陥が
あっても流体が簡単に漏れ出る危険性があり、電磁流量
計の各製造段階で細心の注意を払う必要がある。
【0007】また、蒸留水のほか、甘味料や医薬品など
の有機物を溶解させた蒸留水、ボイラ用水などの如き低
電気伝導度の液体の場合には、一対の接液形電極4−4
間の流体インピーダンスが非常に高いので、当該電極
4,4の表面積を大きく形成してインピーダンスを下げ
る工夫をしているが、実際上,かかる表面積の大きな電
極(面電極)を測定管1に気密性よく取り付けることは
非常に困難であり、電磁流量計の設置後に種々のトラブ
ルを起こす原因にもなる。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、接液形電極の取付け後の気密性を十分に確保でき、
かつ、測定管に電極取付け孔をあけずに接液形電極を取
付け可能とし、しかも、接液形電極を有効に利用しつつ
流体の流量を静電容量的に検出する電磁流量計を提供す
ることを目的とする。また、本発明の他の目的は、流体
の流量を静電容量的に検出するに際し、外来ノイズなど
の影響を受けないようにする電磁流量計を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1に対応す
る発明は、測定管の接液面に接液面電極を設け、この接
液面電極の裏面側に対向するように非接液の静電対向電
極を配置し、静電容量的に流体の流量を測定する電磁流
量計であって、前記接液面電極は、前記測定管内の一部
を構成する電気絶縁性接液ライニング表面の電極取付け
相当部分にメタリコン,溶射,塗布またはメッキなどに
よって接液面電極用導電性物質を設けた構成である。
【0010】
【0011】
【0012】次に、請求項およびに対応する発明
は、測定管内の一部として施される電気絶縁性接液ライ
ニングの図7のような従来形電磁流量計の電極取付け相
当部分に接液面電極を設け、かつ、前記電気絶縁性接液
ライニングの内部に非接液の静電対向電極を設けるが、
さらに当該電気絶縁性接液ライニングの外側にシールド
ドライブ用静電シールドを配置し、外来ノイズなどの影
響をなくする構成である。このとき、シールドドライブ
用静電シールドは、電気絶縁性接液ライニングの内部に
設けてもよい。なお、静電対向電極は、導電性物質を絶
縁物を介して複数層にわたって構成したものを用いても
よい。
【0013】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、接液面電極は、測定管内の
一部を構成する電気絶縁性接液ライニング表面の電極取
付け相当部分にメタリコン,溶射,塗布またはメッキな
どによって接液面電極用導電性物質を取り付けたので、
定管に電極取付け用の孔をあけずに接液形電極を取り
付けることができ、しかも、接液面電極の裏側に対向さ
せて非接液の静電対向電極を配置すれば、前記接液形電
極を有効に利用しつつ流体の流量を静電容量的に測定す
ることができる。
【0014】また、請求項および請求項に対応する
発明では、非接液の静電対向電極の外側を囲むようにシ
ールドドライブ用静電シールドを設け、この静電シール
ドに静電対向電極と同電位のローインピーダンスの電圧
を印加するようにすれば、ハイインピーダンスで流量測
定信号を測定しても外来ノイズなどの影響を受けずに確
実に流量を測定できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するに先立ち、
本発明電磁流量計を実現する過程で見出だされた原理に
ついて図1を参照して説明する。
【0016】一般に、従来の接液形電極を用いた電磁流
量計は、図1(a)に示すような構成で表すことができ
る。すなわち、測定管11に対向するように一対の接液
形電極12,12が設置され、かつ、これら電極12,
12にはそれぞれカップリングコンデンサ13,13を
介して信号変換部14が接続されている。
【0017】従って、この電磁流量計は、アースライン
15を零電位としてそれぞれの接液形電極12,12か
ら流体の流速または流量に比例する異極性で同レベルの
起電力を取り出し、信号変換部14に導入する構成と考
えられる。
【0018】ゆえに、同図(a)の構成は、電気的には
同図(b)→同図(c)に示すような等価回路で表すこ
とができる。16は起電力、17は液抵抗である。従っ
て、同図(c)の電磁流量計が従来形の一般的な電磁流
量計の等価的回路であると言える。
【0019】そこで、本発明に係わる電磁流量計におい
ては、同図(c)または同図(d)に示す例えば0.1
μF 程度のカップリングコンデンサ13の機能を果たす
べく、当該コンデンサ13の一方の電極を接液面電極1
8とし、この接液面電極18に気密または絶縁部材によ
る絶縁層19を介して非接液形の静電容量電極(静電対
向電極)20を設けることにある。
【0020】しかし、例えば口径15〜100mm程度の
小形電磁流量計では、図2に示す如く電極18,20に
よって構成される静電容量電極部の容量が数PF〜数10
PF程度であるので、信号測定入力系の入力インピーダン
スが数10GΩとなり、外来ノイズやリーク電流による
ノイズの影響を受けやすくなり、これらノイズの除去手
段を講ずる必要がある。
【0021】本発明に係わる電磁流量計は、以上のよう
な原理を踏まえつつ実現するに至ったもので、以下、そ
の実施例について図3を参照して説明する。この電磁流
量計は、流体の流速に応じた信号を取り出す信号測定系
30と、所定の信号を伝送する信号伝送系40と、信号
測定系30から送られてくる信号から流体の流速または
流量に比例する信号に変換する信号変換系50とによっ
て構成されている。
【0022】この信号測定系30は、例えばセラミック
ス、プラスチックスゴムライニング施工,非磁性金属な
どによって形成された所望とする口径の測定管31を有
し、この測定管31の外側には前記信号変換系50を構
成する励磁回路51から送られてくる励磁電流を受けて
磁界を発生する一対の励磁コイル32a,32bからな
る磁界発生装置が配置され、さらにこれら構成要素の外
側にコアのみまたはコア兼外筐33が設けられている。
この測定管31または測定管内部の流体は外筐33を介
して適宜に接地されている。
【0023】なお、同図の信号伝送系40および信号変
換系50において、41a,41bは測定信号線、42
は励磁用信号線、52,52′はインピーダンス変換用
プリアンプ、53,53′はプリアンプ52,52′に
て変換された低インピーダンス信号、54はクロック発
生源、55はクロック発生源54からのクロックに基づ
いて所定の周期ごとに信号をサンプリングして流体の流
速または流量に比例する信号に変換する信号変換部であ
る。
【0024】以下、前記信号測定系30において特に本
発明の要旨と係わる電極の取付け構成について述べる。
この電極取り付け構成は、測定管内の一部を構成する電
気絶縁性接液ライニング34の電極取り付け相当部分の
所要とする範囲にわたって例えばPt,Au,Ta,T
i,C,TiNなどの導電性物質をメタリコンすること
により、接液面電極35,35′を取付けるものであ
る。メタリコンとは接液ライニング34表面に加熱溶融
導電性粉末を吹き付けて付着させることをいう。また、
ここでいう接液ライニング34は、測定管31がセラミ
ックスまたはプラスチックスであれば、既に電気絶縁性
を保持しているので、そのセラミックスまたはプラスチ
ック自体がそのままライニング34としての機能を果た
しており、また測定管31が金属管の場合にはその内側
にゴムまたはプラスチックスなどを施してライニング3
4とするものである。
【0025】また、接液面電極35,35′の取付け
は、電気絶縁性接液ライニング34の電極取り付け相当
部分に以上のような導電性物質を溶射,塗布またはメッ
キなどの手段により取付けてもよい。また、測定管内の
一部を構成する電気絶縁性接液ライニング34にゴム、
プラスチックなどの柔軟性ライニングを用いる場合、こ
のライニング34の電極取付け相当部分に電気伝導性充
填材を充填することにより、ライニング34の表面に導
電性を付与し接液面電極35,35′とすることもでき
る。
【0026】さらに、接液面電極35,35′の裏面側
に電気的絶縁物例えば電気絶縁性接液ライニング34を
介して対向するように静電対向電極36,36′が配置
されている。この静電対向電極36,36′の取付けに
あっては、ライニング34の外側に接液面電極35,3
5′と同様に電気伝導性物質をメタリコン、溶射,塗布
またはメッキなどの手段によって取付けるとか、或いは
電気伝導性物質の面板体を張り付けてもよいが、その
他、例えば未焼成,未硬化,未加硫等の2枚の電気絶縁
性ライニング材に電気伝導性物質を挟み込んだ後、ライ
ニング34がセラミックスの場合には所要の温度で焼成
し、熱可塑性プラスチックスの場合には溶融成型し、熱
硬化性プラスチックスの場合には硬化剤を加えて硬化さ
せ、ゴムの場合には加硫剤を加えて同様に所要の温度で
加硫処理することにより、ライニング34の内部に静電
対向電極36,36′を作り込んでもよい。測定管31
が薄くても良い場合には図3のごとく測定管31の外側
に静電対向電極36を配置してもよい。
【0027】しかし、以上のように接液面電極35,3
5′と静電対向電極36,36′とを対向させた電磁流
量計であっても、前述したように信号測定系30の入力
インピーダンスがハイインピーダンスの場合には、外来
ノイズやリーク電流によるノイズの影響を受けやすくな
る。
【0028】そこで、本発明の電磁流量計においては、
図3に示すように静電対向電極36,36′の外側、さ
らに具体的には測定管31の一部を構成するライニング
34の外側に静電対向電極36,36′の外側を囲むよ
うにシールドドライブ用静電シールド37,37′を設
けるとか、或いはライニング34内部に静電対向電極3
6,36′とともにシールドドライブ用静電シールド3
7,37′を設け、前記インピーダンス変換用プリアン
プ52,52′から入力信号電圧とほぼ同じで低インピ
ーダンスとされた信号を前記静電シールド37,37′
に与えることにより、前記外来ノイズやリーク電流によ
るノイズを阻止することにある。56,56′はプリア
ンプ用シールドである。
【0029】このように外来ノイズなどを除去できる理
由は、静電対向電極36,36′にて検出されるハイイ
ンピーダンスの起電力をEs ,−Es とすると、この起
電力Es ,−Es はそのまま対応するプリアンプ52,
52′に送られ、ここでローインピーダンスに変換され
た信号es ,−es (es =Es ,−es =−Es )を
作って前記静電シールド37,37′に印加するので、
静電対向電極36,36′と静電シールド37,37′
とが同電位となり、この間で電流が流れないので、静電
シールド37,37′で外部からの飛び込みノイズを受
け止め、静電対向電極36,36′には何ら影響を与え
ないためである。
【0030】ところで、口径の小さな測定管31の場合
には静電対向電極36,36′の面積が小さく、それに
伴って検出容量も小さいために外来ノイズなどの影響を
受けやすく、そのために以上のような静電シールド3
7,37′を設け、検出起電力Es ,−Es と同電位の
低インピーダンス信号es ,−es を印加している。
【0031】しかし、逆に,測定管31の口径が大きく
なると、その口径の大きさに比例的に静電対向電極3
6,36′の面積も大きくなるが、それに伴って容量も
著しく大きくなる。その結果、信号の応答速度が遅くな
り、流体の流速変化に追随して適切に流量を測定できな
い問題がある。
【0032】そこで、接液面電極35,35′の裏面に
対向する非接液の静電対向電極36,36′について、
図4に示すように絶縁層を介して複数層の静電対向電極
36a,36b,…,36a′,36b′,…を配置す
ることにより、直列的な静電容量を有する構成とし、容
量を減少する構成としてもよい。しかし、測定の目的に
そう場合には、測定管31の口径の大きさに応じて静電
対向電極36,36′の面積を大きくしてもよい。
【0033】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、測定管内の一部を構成する電気絶縁性接液ライニン
グ34の表面に導電性物質の接液面電極35,35′を
設け、かつ、この接液面電極35,35′の裏面に対向
するようにライニング内に静電対向電極36,36′を
設け、前記接液面電極35,35′を有効に利用しつつ
流体の流量を静電容量的に検出するので、従来の一般的
な電磁流量計のように電極取付けのために電極取付け孔
を設ける必要がなく、また測定管31の口径の大小や流
体の温度,圧力の大きさに左右されずに確実に気密性を
確保できる。
【0034】また、以上のような電磁流量計において静
電対向電極36,36′の外側にシールドドライブ用静
電シールド37,37′を設け、インピーダンス変換用
プリアンプ52,52′から低インピーダンスで信号電
圧と同電位に電圧を印加したことにより、外来ノイズや
リーク電流によるノイズの影響を確実に防止することが
できる。
【0035】なお、上記一実施例として、ライニング3
4の表面に接液面電極35を付設したが、このような構
成の場合には接液面電極35の端部が流体などによって
剥離する場合がある。そこで、かかる剥離現象をなくす
手段として、図5に示すように接液面電極35の周縁部
より内側部分に多数の孔35a,…を形成し、ライニン
グ34が同図(c)に示すように各孔35a,…を介し
て接液面電極35の前後部に跨がるように固着すれば、
接液面電極端部の剥離を防止することができる。38は
絶縁ブッシュである。
【0036】また、図5(a)に示すように各接液面電
極35、静電対向電極36および静電シールド37など
を導電性粉末高含有ゴムを用いて構成したものでもよ
い。同図において34a,34b,34cはライニング
絶縁層、35Aは導電性粉末としてカーボンを用いたカ
ーボン高含有ゴム面電極、36Aはカーボン高含有ゴム
静電対向電極、37Aはカーボン高含有ゴムシールドド
ライブ用静電シールドである。38aは金属リング端子
である。
【0037】次に、図6(b)は測定管31としてセラ
ミックス、各種電極材に白金サーメットを用いた例であ
る。同図において35Bは白金サーメット面電極、35
Aは白金サーメット静電対向電極、37Aは白金サーメ
ットシールドドライブ用静電シールドである。
【0038】図2、図6(b)では、口径の大きさに比
例的に接液電極35が大きくなるが、接液電極35に対
向する静電対向電極36の大きさを、接液電極35より
小さくおさえて35と36間で決まる容量を小さくした
例を示した。口径が大きい電磁流量計については、接液
電極35は一定の大きさとして各口径共通にすることも
可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。
【0040】請求項1においては、接液面電極の取付け
後の気密性を十分に確保でき、かつ、測定管に電極取付
け孔をあけずに接液面電極を取付けでき、しかも、接液
形電極を有効に利用しつつ流体の流量を静電的に測定で
きる。
【0041】次に、請求項およびでは、流体の流量
を静電容量的に検出するに際し、測定入力系がハイイン
ピーダンスであっても外来ノイズなどの影響を受けずに
正確に流体の流量を測定できる。さらに、請求項にお
いても、測定管の口径の大きさ、ひいては静電対向電極
の面積が大きくなっても、流量信号を応答性よく測定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる電磁流量計を実現する至った
基本原理を説明する図。
【図2】 小口径の測定管を用いたときの入力インピー
ダンスについて説明する図。
【図3】 本発明に係わる電磁流量計の一実施例を示す
全体構成図。
【図4】 静電対向電極の多層化構成図。
【図5】 接液面電極の変形例を示す図。
【図6】 各電極の変形例を示す図であって、同図
(a)は各電極にカーボン高含有ゴムを用いた図、同図
(b)は各電極に白金サーメットを用いた図。
【図7】 従来の電磁流量計における接液形電極の取付
け構造図。
【符号の説明】30 …信号測定系、31…測定管、32a,32b…励
磁コイル、33…コアのみまたはコア兼外筐、34…ラ
イニング、35,35′…接液面電極、36,36′,
36A,36B,……非接液の静電対向電極、37,3
7′…シールドドライブ用静電電極、40…信号伝送
系、50…信号変換系、52,52′…インピーダンス
変換用プリアンプ、55…信号変換部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定管の接液面に接液面電極を設け、こ
    の接液面電極の裏面側に対向するように非接液の静電対
    向電極を配置し、静電容量的に流体の流量を測定する電
    磁流量計であって、 前記接液面電極は、前記測定管内の一部を構成する電気
    絶縁性接液ライニング表面の電極取付け相当部分にメタ
    リコン,溶射,塗布またはメッキなどによって接液面電
    極用導電性物質を設けた ことを特徴とする電磁流量計。
  2. 【請求項2】 測定管内の一部を構成する電気絶縁性接
    液ライニング表面の電極取付け相当部分に接液面電極を
    設け、また、前記電気絶縁性接液ライニングの内部に静
    電対向電極を設け、かつ、当該電気絶縁性接液ライニン
    グの外側にシールドドライブ用静電シールドを配置した
    ことを特徴とする電磁流量計。
  3. 【請求項3】 測定管内の一部を構成する電気絶縁性接
    液ライニング表面の電極取付け相当部分に接液面電極を
    設け、また、前記電気絶縁性接液ライニングの内部に静
    電対向電極およびシールドドライブ用静電シールドを配
    置したことを特徴とする電磁流量計。
  4. 【請求項4】 静電対向電極は、絶縁物を介して複数層
    によって構成させたことを特徴とする請求項1〜3の何
    れかに記載の電磁流量計。
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