JP2894442B2 - 可変長ショートセル・スイッチ - Google Patents

可変長ショートセル・スイッチ

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JP2894442B2
JP2894442B2 JP22901197A JP22901197A JP2894442B2 JP 2894442 B2 JP2894442 B2 JP 2894442B2 JP 22901197 A JP22901197 A JP 22901197A JP 22901197 A JP22901197 A JP 22901197A JP 2894442 B2 JP2894442 B2 JP 2894442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル自動車
電話システムや携帯電話システムのような移動体通信シ
ステムなどに見られるATM(Asynchronou
s Transfer Mode)通信において低速音
声通信などに用いられる可変長のショートセルのスイッ
チングを行う可変長ショートセルスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】ATM通信において、低速音声(低速音
声とは、64Kbpsの音声信号を圧縮することにより
作られた32Kbps、16Kbps、8Kbpsなど
の低速な圧縮音声信号をいう)などで大きくなりがちな
遅延を低く抑制するため、この低速音声信号をセルより
長さが短い可変長のショートセルとして扱うことがある
が既存のATMスイッチは可変長のショートセルをその
ままスイッチングできないため、1つのショートセルを
1つのATMセルのペイロードに収容し、ペイロードの
残りの部分はダミーのパディングを挿入するパーシャル
フィルや、複数の同一相手先のショートセルを1つのA
TMセルのペイロードに多重し、ATMスイッチングを
行う方法などがある。
【0003】図7は例えば、特開平5−30131号公
報に示されている従来のバス型セルスイッチの構成を示
すブロック図であり、このバス形セルスイッチは固定長
のパケットであるセルをスイッチングするものである。
図7において、101はセルが乗り合うセルバス、20
1はセルバス上のセルの入出力を制御するセルバス制御
部、301〜30nは回線・端末インタフェース部、5
1はセルのスイッチングを行うセルスイッチ回路、6は
インタフェース処理回路、7は外部インタフェースであ
る。
【0004】次に、図7に示した従来のバス型セルスイ
ッチの動作について説明する。複数の回線・端末インタ
フェース部301〜30nに共通に接続されたセルバス
101によって複数の回線・端末インタフェース部30
1〜30n間でデータ(セルともいう)の交換接続が行
なわれる。
【0005】例えば、まず、回線・端末インタフェース
部301において、外部インタフェース7から入力され
たデータ(セル)はインタフェース処理回路6によって
受信処理された後、セルスイッチ回路51によってセル
バス制御部201の指示に従いセルバス101に出力さ
れる。そして各回線・端末インタフェース部301〜3
0nはセルバス101上に出力させたセルのヘッダに書
き込まれたアドレスと自分のアドレスとを照合すること
により、自分宛てのセルのみをセルスイッチ回路51が
受信し、インタフェース処理回路6を経て当該セルを外
部インタフェース7へ出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のバス型セルスイ
ッチは上記のように構成されていたので、圧縮された低
速音声などをセル化すると、セルのペイロード長分蓄積
するのに時間がかかり、セル化遅延が大きくなってしま
うという問題点があった。
【0007】また、遅延を低く抑制するために、低速音
声などを可変長のショートセルとして扱うと、1つのシ
ョートセルを1つのATMセルのペイロードに収容し、
ペイロードの残りの部分はダミーのパディングを挿入す
るパーシャルフィルとするか、あるいは複数の同一相手
先のショートセルを1つのATMセルのペイロードに多
重してから、ATMスイッチングを行うため、スイッチ
ング容量、バッファの使用効率が悪くなったり、スイッ
チング遅延が大きくなったりするという問題点があっ
た。
【0008】この発明はこのような問題点を解決するた
めに為されたものであり、ATM通信において、低速音
声などを効率よく、しかも低遅延でスイッチングさせる
可変長ショートセルスイッチを実現させることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る可変長
ショートセルスイッチは、可変長のショートセルにおい
て、 H/W主体でショートセル単位にバッファリン
グ、スイッチングを行うバス型可変長ショートセルスイ
ッチを実現するものである。
【0010】第2の発明に係る可変長ショートセルスイ
ッチは、ショートセルバス制御部・アービタ部が回線・
端末インタフェース部あるいは共通トランク部に対して
可変長ショートセルのバス帯域を必要な分だけダイナミ
ックに割り当てるものである。
【0011】第3の発明に係る可変長ショートセルスイ
ッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の調
停の手順として回線・端末インタフェース部あるいは共
通トランク部が要求を出し、ショートセルバス制御部・
アービタ部がこの要求に対して送出許可を出すものであ
る。
【0012】第4の発明に係る可変長ショートセルスイ
ッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の調
停の手順としてショートセルバス制御・アービタ部が複
数の回線・端末インタフェース部あるいは複数の共通ト
ランク部の内から特定のものを指定して送出指示を出す
ものである。
【0013】第5の発明に係る可変長ショートセルスイ
ッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の調
停の決定方式はスロットの実装位置により自動的に優先
順位が決定するデージチェーン方式を用いるものであ
る。
【0014】第6の発明に係る可変長ショートセルスイ
ッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の調
停の決定方式は、ショートセルバス制御部・アービタ部
が順番に従い送出権を回線・端末インタフェース部ある
いは共通トランク部に与え、それそれが順送りされ各回
線・端末インタフェース部あるいは共通トランク部は自
分の順番が過ぎた直後では一回りするまで待つ必要があ
るが公平なラウンドロビン方式を用いるものである。
【0015】第7の発明に係る可変長ショートセルスイ
ッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の調
停の決定方式はショートセルバス制御部・アービタ部が
固定的に優先順位をつけ、優先順位の高いものから送出
権を与えていく固定優先順位方式を用いるものである。
【0016】第8の発明に係る可変長ショートセルスイ
ッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の調
停の決定方式は固定優先順位のパターンを複数種類持
ち、セルバス制御部・アービタ部がこのパターンを状況
に応じて切り替える切り替え固定優先順位方式を用いる
ものである。
【0017】第9の発明に係る可変長ショートセルスイ
ッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の調
停の決定方式は優先順位の変更が可能な可変優先順位方
式を用いるものである。
【0018】第10の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の
調停の決定方式は送出権を順送りしながら送信するサイ
クル中での送出権の与えられる回数が送信元である回線
・端末インタフェース部あるいは共通トランク部により
異なる重みづけサイクル方式を用いるものである。
【0019】第11の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の
調停の決定方式は重みづけサイクルの変更が可能な可変
重みづけサイクル方式を用いるものである。
【0020】第12の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルバスへのショートセルの送出の
調停の決定方式は複数の優先順位を持つ場合、ショート
セル長により優先順位を切り替えたり、ショートセル長
により上記ショートセルの送出順番をずらしたり、とば
したりするものである。
【0021】第13の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、入力ショートセルバッファのたまり具合によ
り優先順位を設けたり、優先順位パターンを切り替えた
り、ショートセルの送出サイクルとその重みづけ等を変
更したりするものである。
【0022】第14の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、入力ショートセルバッファのたまり時間によ
り優先順位を設けたり、優先順位パターンを切り替えた
り、ショートセルの送出サイクルとその重みづけ等を変
更するものである。
【0023】第15の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、入力ショートセルバッファでのショートセル
の廃棄数または廃棄率により優先順位を設けたり、優先
順位パターンを切り替えたり、ショートセルの送出サイ
クルとその重みづけ等を変更したりするものである。
【0024】第16の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、低速音声圧縮レートにより可変長ショートセ
ルのセル長に偏りがある場合にその偏ったセル長のパタ
ーンをコード化するものである。
【0025】第17の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルバス制御部・アービタ部がショ
ートセル周期パルスを出力したり、入力したショートセ
ル長をそのまま出力したり、ショートセル長をコード化
したりして、ショートセル周期パルスあるいはその指示
信号を出力するものである。
【0026】第18の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、入出力ショートセルバッファあるいはそれぞ
れの論理的な送信キューを入・出方路情報とQoS(Q
uality of Service)クラス毎に持つ
ものである。
【0027】第19の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、入出力バッファを論理的に、QoSクラス毎
のFIFOで構成するものである。
【0028】第20の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、入出力バッファをそれぞれ共通、あるいはす
べて共通バッファで構成し、それぞれのQoSクラス毎
に論理的な送信キューをもち、空きバッファ管理を行う
ものである。
【0029】第21の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルタイミング周期生成において、
一定周期(例えば8KHzのフレームタイミングまたは
その倍数あるいは、10mSのタイミングあるいはその
倍数)で、必ず、ショートセルの先頭が来るように制御
し、一定周期の最後にダミーのパディングを挿入し、調
整するものである。
【0030】第22の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルタイミング周期生成において、
一定周期(例えば8KHzのフレームタイミングまたは
その倍数あるいは、10mSのタイミングあるいはその
倍数)で、必ず、ショートセルの先頭が来るように制御
し、一定周期の最後にダミーのアイドルショートセルを
挿入し、調整するものである。
【0031】第23の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルバスへ送出するショートセルの
一定周期の途中でショートセルがなくなった場合でも、
ショートセルバス制御部・アービタ部が上記周期の残り
の領域へダミーのパディングまたはアイドルショートセ
ルを挿入し、調整するものである。
【0032】第24の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルバスへ送出するショートセルの
一定周期の途中でショートセルがなくなったときに、新
たにショートセルバスへ送出できるショートセルが発生
した場合、ショートセルバス制御部・アービタ部が次の
一定周期まで上記ショートセルの上記ショートセルバス
への送出を待たせるものである。
【0033】第25の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、ショートセルバスへ送出するショートセルの
一定周期の途中でショートセルがなくなったときに、新
たにショートセルバスへ送出できるショートセルが発生
した場合、ショートセルバス制御部・アービタ部はパデ
ィングまたは、アイドルショートセルの挿入を打ち切る
ものである。
【0034】第26の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、入出力バッファがオーバフロー状態またはそ
れに近い状態になった場合、ショートセルバス制御部・
アービタ部は強制的にQoSクラスやバッファたまり時
間を制御したり、新たに発生したショートセルを廃棄し
たりするものである。
【0035】第27の発明に係る可変長ショートセルス
イッチは、出力バッファがオーバフロー状態またはそれ
に近い状態になった場合、送出側はショートセルをショ
ートセルバスへ送出することを見合わせるものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明に係るバス型ショートセル
スイッチの構成の一実施の形態を示すブロック図であ
る。この実施の形態では、データをセル単位ではなくセ
ルよりも短い長さを持ち、可変長のショートセルを単位
として取り扱うものである。図2は図1に示すバス型シ
ョートセルスイッチの詳細構成を示すブロック図であ
る。また、図3は可変長であるショートセルの配列状態
を示す説明図である。また、図4はショートセルのフォ
ーマット構成例を示す構成図である。以下、図1、図2
を用いて本発明に係る可変長ショートセル・スイッチの
一実施の形態を説明する。
【0037】本発明に係るバス型ショートセルスイッチ
は、外部との入出力を行うインタフェース終端処理とイ
ンタフェースフォーマットから可変長ショートセルフォ
ーマットへの変換またはその逆の変換を行うインタフェ
ース処理回路6とショートセルスイッチ回路5とを備え
る回線・端末インタフェース部301〜30nあるい
は、ハンドオーバ処理など回線端末インタフェース単位
ではなく共通的に処理することが望ましい処理を集中的
に処理する共通トランク処理回路8とショートセルスイ
ッチ回路5とを備える共通トランク部401〜40nか
らの可変長のショートセルをショートセルバス制御部・
アービタ部2からの指示に従い、上り下り共用であるシ
ョートセルバス1上に送出し、異なる、あるいは同一の
回線・端末インタフェース部301〜30nあるいは、
共通トランク部401〜40nがショートセルバス制御
部・アービタ部2からの指示に従い、ショートセルバス
1上からショートセルを受信することによりスイッチン
グを行う。
【0038】この構成により、ショートセルバス1にシ
ョートセルを出力した回線・端末インタフェース部30
1〜30nあるいは、共通トランク部401〜40n自
身が上記ショートセルを受信する折り返しも可能であ
る。また、複数あるいは全ての回線・端末インタフェー
ス部301〜30nあるいは、複数あるいは全ての共通
トランク部401〜40nがショートセルを受信するマ
ルチキャスト・ブロードキャストも可能である。
【0039】まず、図2に示す入力側回路11におい
て、入力アドレス変換・テーブル回路12は、図3、4
に示す入力ショートセル17の入力方路情報とショート
セルヘッダ内の入力ショートセルコネクション識別子と
を装置内のスイッチングアドレス(QoSクラス情報を
含む)に変換する。
【0040】次に、このスイッチングアドレスを基にし
て入方路・QoSクラス分離部13がショートセルを入
方路・QoSクラスに応じて分離して入力ショートセル
バッファ14に入方路・QoSクラス毎に格納する。次
に、バス送出制御・優先制御回路15は、ショートセル
バス1へショートセルの送出を行うわけであるが、各回
線・端末インタフェース部301〜30nあるいは、共
通トランク部401〜40nが勝手にショートセルバス
1へショートセルの送出を行っては衝突が発生してしま
うため、この衝突が発生しないようにショートセルバス
制御・アービタ部(2)が調停を行う。
【0041】調停の手順は例えば、(1)各回線・端末
インタフェース部301〜30nあるいは、共通トラン
ク部401〜40nが要求を出しショートセルバス制御
・アービタ部2がこの要求に対して送出許可を出すリク
エスト方式、(2)ショートセルバス制御・アービタ部
2が回線・端末インタフェース部301〜30nあるい
は、共通トランク部401〜40nの内から特定のもの
を指定して送出指示を出す指名方式などがある。
【0042】また調停の決定方式には(1)スロットの
実装位置により優先順位が自動的に決定されるデージチ
ェーン方式、(2)ショートセルバス制御・アービタ部
2が回線・端末インタフェース部301〜30nあるい
は、共通トランク部401〜40nに対して順番に従い
送出権を与え、この送出権が順送りされ各回線・端末イ
ンタフェース部あるいは、共通トランク部は自分の順番
が過ぎた直後では一回りするまで待つ必要があるが公平
なラウンドロビン方式、(3)ショートセルバス制御・
アービタ部2が固定的に優先順位をつけ優先順位の高い
ものから送出権を与えていく固定優先順位方式、(4)
固定優先順位のパターンを複数種類持ち状況に応じてそ
のパターンを切り替える切り替え固定優先順位方式、
(5)さらに優先順位を変更可能に構成し状況に応じて
優先順位を変更する可変優先順位方式、(6)サイクル
に従い順送りしながら送信することはラウンドロビン方
式と同様であるが、優先順位・帯域に応じて重み付けを
行い、サイクル中での送出権の与えられる回数が送信元
により異なる重みづけサイクル方式、(7)さらに重み
づけサイクルを変更可能なように構成し状況に応じ重み
づけサイクルを変更する可変重みづけサイクル方式など
があり、調停方式はそのシステムにより調停手順(1)
〜(2)と調停の決定方法(1)〜(7)との組み合わ
せにより柔軟に構成できる。
【0043】そして上記(4)切り替え固定優先順位方
式、(5)可変優先順位方式および(7)可変重みづけ
サイクル方式において入力ショートセルバッファ(ある
いは出力ショートセルバッファ)のバッファのたまり具
合、バッファへのたまり時間、さらにショートセル廃棄
数や廃棄率により、固定優先順位のパターンの切り替
え、優先順位の切り替え、および重みづけサイクルを切
り替えることにより、ショートセルバスの帯域と入力シ
ョートセルバッファ(あるいは出力ショートセルバッフ
ァ)容量を有効に使用して効率的で柔軟なショートセル
スイッチを実現することができる。
【0044】また、入力ショートセルバッファあるいは
出力ショートセルバッファがオーバーフロー状態、また
はそれに近い状態になった場合、強制的にQoSクラス
やバッファたまり時間を調節したり、新しく発生(送出
可能となった)したショートセルを廃棄したりすること
によりバッファのオーバーフローを抑制するように制御
してもよい。
【0045】また、出力ショートセルバッファがオーバ
ーフロー状態、またはそれに近い状態になった場合、送
出側であえてショートセルバスへの送出を見送り(それ
によりダミーのパディングまたはアイドルショートセル
の挿入が起こる場合もある)、バッファのオーバーフロ
ーを抑制するように制御してもよい。
【0046】さらに、上記方法によりショートセルバス
1への送出権を得た送出元である回線・端末インタフェ
ース部301〜30nあるいは、共通トランク部401
〜40nは該当ショートセルのショートセル長をショー
トセルバス制御・アービタ部2へ出力する。送信元がシ
ョートセル長をショートセルバス制御・アービタ部2に
伝える方法として、該当ショートセルヘッダ内のショー
トセル長(図4でショートセルペイロード長と示されて
いるものがショートセル長である)そのもののを用いる
方法と、タイミングに余裕を持たせて、ショートセルバ
ス制御・アービタ部2で処理しやすいように該当ショー
トセルヘッダ内のショートセル長とは別にバスまたは個
別線により前もって該当ショートセルのショートセル長
を出力してもよい。あるいは、同時に出力してもよい。
【0047】また、ショートセル長を低速音声に限定す
ると圧縮方法により特定のショートセル長に集中する場
合があり、その特性を生かし、いくつかのショートセル
長のパターンに絞り、そのパターンをコード化したショ
ートセル長情報でも同様の効果が得られる。
【0048】なお、例えば、ショートセル長により複数
の優先順位を持つ場合やショートセル長が大きい場合に
は優先順位を下げる方式やショートセルバスへの送出順
番をずらしたり、とばしたりするなど、ショートセル長
を調停の決定に用いることも本発明の範疇である。
【0049】ショートセルバス制御・アービタ部2は、
受信したショートセル長に基づき、ショートセル長周期
を決定し、ショートセル周期に基づいた送出指示また
は、ショートセル周期信号を出力する。
【0050】あるいはショートセル長、コード化された
ショートセル長でも同様の効果がある。
【0051】ショートセルバス1への送出権を得た送出
元は、該当のショートセルを入方路・QoSクラス多重
部16を介して、ショートセルバス1へ送出する。
【0052】そのとき、バスタイミング制御回路31は
ショートセルバス制御・アービタ部2からのショートセ
ル長周期に基づいた送出指示あるいはショートセル周期
信号によりショートセルをショートセルバス1へ送出す
る。
【0053】一方、出力側回路21では、バスタイミン
グ制御部31がショートセルバス制御・アービタ部2か
らのショートセル長周期に基づいた送出指示あるいはシ
ョートセル周期信号によりショートセルバス1からショ
ートセルを入力し、そのショートセルのスイッチングア
ドレスをスイッチング情報として受信すべきアドレスが
設定されているアドレスフィルタ22を通すことにより
アドレスが一致している場合はコネクションを設定し、
コネクションが設定されているショートセルのみ受信す
る。
【0054】受信したショートセルを出方路・QoSク
ラス分離部23が分離して出力ショートセルバッファ2
4に出方路・QoSクラス毎に格納する。この出力ショ
ートセルバッファ24に格納されたショートセルは出力
要求に応じて、出方路・QoSクラス多重部25を介し
て多重され、出力アドレス変換テーブル26はスイッチ
ングアドレスを出方路情報および出力ショートセルコネ
クション識別子に変換し、出力ショートセル27として
送信する。
【0055】ここで、入力ショートセルバッファ、出力
ショートセルバッファを論理的に、QoSクラス毎のF
IFOで構成してもよい。これにより、効率のよい可変
長ショートセルスイッチを容易に実現できる。
【0056】また、入力ショートセルバッファ、出力シ
ョートセルバッファのそれぞれを共通バッファで、ある
いはすべて共通バッファで構成し、それぞれのQoSク
ラス毎に論理的な送信キューをもち、空きバッファ管理
を行うことにより、特定のQoSクラス、出方路に集中
した場合でも、バッファ容量を柔軟に、効率よく使用で
きる。
【0057】なお、本実施の形態では入力側回路11は
入力アドレス変換テーブル12を用いて入力方路情報と
ショートセルヘッダ内の入力ショートセルコネクション
識別子とをスイッチングアドレスに変換し、出力側回路
21は出力アドレス変換テーブル26を用いてスイッチ
ングアドレスを出力方路情報と出力ショートセルコネク
ション識別子に変換しているが、入力側回路11が入力
アドレス変換テーブル12を用いて直接、出力方路情報
と出力ショートセルコネクション識別子に変換してもよ
い。
【0058】さらに、入力方路情報、出力方路情報がな
く単一の方路の場合でも同様である。
【0059】実施の形態2.図5は本発明に係る可変長
ショートセルスイッチの別の実施の形態を示すタイミン
グ図であり、ショートセルの周期にエラーが発生した場
合にダミーのパディング挿入により一定周期復帰の方法
を示すものである。また、図6は、図5と同様である
が、ショートセルの周期にエラーが発生した場合にアイ
ドルショートセルの挿入により一定周期復帰の方法の一
実施の形態を示すタイミング図である。以下、図5、図
6を用いて本発明の一定周期復帰方法の一実施の形態を
説明する。
【0060】ショートセルは可変長のため、本発明に係
るショートセルスイッチは毎ショートセルタイミングで
ショートセル周期を生成することにより効率よくショー
トセルバス帯域を使用しているが、そのため、ショート
セル周期がこわれてエラーが発生するとスイッチングで
きなくなる。
【0061】そこで、例えば8KHzのフレームタイミ
ングやその倍数によるマルチフレームタイミングあるい
は、10mSのタイミングやその倍数によるマルチフレ
ームタイミングなどの一定周期で可変長のショートセル
の先頭が必ず来るように制御することにより、可変長の
ため毎ショートセルタイミングで生成されるショートセ
ル周期がこわれた場合でも、次の一定周期タイミングで
ショートセル周期復帰が容易にできる。
【0062】そして、ショートセルは可変長であるた
め、その一定周期に丁度ショートセルが隙間なく収まら
ない場合がある。このため、対策として一定周期の残り
の部分には、例えば全データ”ALL 0”のパディン
グまたは、例えばショートセルコネクション識別子=0
のアイドルショートセルを挿入することにより、次の一
定周期にショートセルのまたがりが発生しないようにす
ることができる。
【0063】さらに、一定周期の途中で全ての端末・回
線インタフェース部301〜30nまたは共通トランク
部401〜40nからの送出ショートセルがなくなった
場合でもショートセルの残りの部分にダミーのパディン
グまたはアイドルショートセルを挿入することにより、
ショートセルバスにごみを出さずショートセル周期を正
常に保持することが可能になる。
【0064】仮に一定周期の途中でパディングまたは、
アイドルショートセルが挿入されたときに、回線・端末
インタフェース部301〜30nまたは共通トランク部
401〜40nからショートセルバス1に送出するショ
ートセルが発生した場合、パディングまたはアイドルシ
ョートセルを送出した後、次の一定周期から送出する方
法か、上記パディングを打ち切ったりまたは上記アイド
ルショートセルの挿入を打ち切るかすることにより、シ
ョートセルバスの帯域を有効に使用する方法を実現する
ことができる。
【0065】
【発明の効果】第1の発明によれば、可変長ショートセ
ルスイッチをハードウェア主体で実現するので、低速音
声などを短時間で処理でき、スイッチング容量、バッフ
ァの使用効率を大幅に改善し、低遅延のスイッチングが
可能となるという効果を奏する。
【0066】また、第2の発明によれば、ショートセル
バス制御部・アービタ部が回線・端末インタフェース部
あるいは共通トランク部に対して可変長ショートセルの
バス帯域を必要な分だけダイナミックに割り当てるの
で、ダイナミックで柔軟にバスの帯域を使用できるとい
う効果を奏する。
【0067】また、第3の発明によれば、ショートセル
バスへのショートセルの送出の調停の手順として、リク
エスト方式を用いることにより、可変長ショートセルス
イッチが容易に実現できるという効果を奏する。
【0068】また、第4の発明によれば、ショートセル
バスへのショートセルの送出の調停の手順として、ショ
ートセルバスへのショートセルの送出の調停の手順とし
てショートセルバス制御・アービタ部が複数の回線・端
末インタフェース部あるいは複数の共通トランク部の内
から特定のものを指定して送出指示を出すので、ショー
トセルスイッチが容易に実現できるという効果を奏す
る。
【0069】また、第5の発明によれば、ショートセル
バスへのショートセルの送出の調停の決定方式として、
デージチェーン方式を用いるので、可変長ショートセル
スイッチが容易に実現できるという効果を奏する。
【0070】また、第6の発明によれば、ショートセル
バスへのショートセルの送出の調停の決定方式として、
ラウンドロビン方を用いるので、可変長ショートセルス
イッチが容易に実現できるという効果を奏する。
【0071】また、第7の発明によれば、ショートセル
バスへのショートセルの送出の調停の決定方式として、
固定優先順位方式を用いるので、可変長ショートセルス
イッチが容易に実現できるという効果を奏する。
【0072】また、第8の発明によれば、ショートセル
バスへのショートセルの送出の調停の決定方式として、
切り替え固定優先順位方式を用いることにより状況に応
じて優先順位の変更が可能となり、より柔軟にバスの帯
域を使用できるという効果を奏する。
【0073】また、第9の発明によれば、ショートセル
バスへのショートセルの送出の調停の決定方式として、
可変優先順位方式を用いることにより状況に応じて優先
順位の変更が可能となり、より柔軟にバスの帯域を使用
できるという効果を奏する。
【0074】また、第10の発明によれば、ショートセ
ルバスへのショートセルの送出の調停の決定方式とし
て、重みづけサイクル方式を用いることにより、柔軟な
帯域設定が可能となるという効果を奏する。
【0075】また、第11の発明によれば、ショートセ
ルバスへのショートセルの送出の調停の決定方式とし
て、可変重みづけサイクル方式を用いることにより、状
況に応じて柔軟な帯域設定が可能となるという効果を奏
する。
【0076】また、第12の発明によれば、ショートセ
ルバスへのショートセルの送出の調停の決定方式とし
て、複数の優先順位を持つ場合、ショートセル長により
優先順位切り替えたり、ショートセル長によりショート
セルの送出順番をずらしたりとばしたりすることによ
り、より大きなショートセル長のショートセルによりシ
ョートセルバス帯域を占有され、より短いショートセル
(ショートセルバスの占有時間が短い)がショートセル
バスに送出することを圧迫しないという効果を奏する。
【0077】また、第13の発明によれば、入力ショー
トセルバッファ(または出力セルバッファ)のセルのた
まり具合により優先順位を設けたり、優先順位パターを
切り替えたり、ショートセルの送出サイクルとその重み
付け等を変更したりするので、ショートセルバス帯域と
入力ショートセルバッファ(または出力セルバッファ)
容量を有効に使用できるという効果を奏する。
【0078】また、第14の発明によれば、入力ショー
トセルバッファ(または出力セルバッファ)のセルのた
まり時間により優先順位を設けたり、優先順位パターン
を切り替えたり、ショーセルの送出サイクルとその重み
付け等を変更したりするので、ショートセルバス帯域と
入力ショートセルバッファ(または出力セルバッファ)
容量を有効に使用できるという効果を奏する。
【0079】また、第15の発明によれば、入力ショー
トセルバッファ(または出力セルバッファ)のセルの廃
棄数や廃棄率等により優先順位を設けたり、優先順位パ
ターンを切り替えたり、ショートセルの送出サイクルと
その重み付け等を変更したりするので、ショートセルバ
ス帯域と入力ショートセルバッファ(または出力セルバ
ッファ)容量を有効に使用できるという効果を奏する。
【0080】また、第16の発明によれば、低速音声圧
縮レートにより可変長ショートセルのセル長に偏りがあ
る場合にその偏ったセル長のパターンをコード化するの
で、簡単な制御でバス帯域を必要な分だけダイナミック
に割り当てることができるという効果を奏する。
【0081】また、第17の発明によれば、ショートセ
ルバス制御部・アービタ部はショートセル周期パルスを
出力したり、入力したショートセル長をそのまま出力し
たり、ショートセル長をコードで表し出力したりして、
ショートセル周期パルスあるいはその指示信号を出力す
るので、ショートセルの周期が可変でも、ショートセル
を正常に送出できるという効果を奏する。
【0082】また、第18の発明によれば、入出力ショ
ートセルバッファを論理的に入出方路毎、QoSクラス
毎に持つことにより、複数の方路、複数のQoSクラス
に容易に対応できるという効果を奏する。
【0083】また、第19の発明によれば、入出力バッ
ファを論理的に、QoSクラス毎のFIFOで構成する
ことにより、効率のよい可変長ショートセルスイッチを
容易に実現できるという効果を奏する。
【0084】また、第20の発明によれば、入出力バッ
ファをそれぞれ共通、あるいはすべて共通バッファで構
成し、それぞれのQoSクラス毎に論理的な送信キュー
をもち、空きバッファ管理を行うので、特定のQoSク
ラス、出方路に集中した場合でも、バッファ容量を柔軟
に、効率よく使用できるという効果を奏する。
【0085】また、第21の発明によれば、ショートセ
ルタイミングの一定周期で必ずショートセルの先頭が来
るようにし、一定周期の最後にダミーのパディングを挿
入するので、一度ショートセル周期指示信号に誤りがあ
っても復帰でき、ショートセルの送出が再び正常に行え
るという効果を奏する。
【0086】また、第22の発明によれば、ショートセ
ルタイミングの一定周期で必ずショートセルの先頭が来
るようにし、一定周期の最後にダミーのアイドルショー
トセルを挿入するので、一度ショートセル周期指示信号
に誤りがあっても復帰でき、ショートセルの送出が再び
正常に行えるという効果を奏する。
【0087】また、第23の発明によれば、ショートセ
ルバスへ送出するショートセルの一定周期の途中でショ
ートセルがなくなった場合でも、ショートセルバス制御
部・アービタ部は上記周期の残りの領域へダミーのパデ
ィングまたはアイドルショートセルを挿入し、調整する
ので、次の処理が正常に行えるという効果を奏する。
【0088】また、第24の発明によれば、ショートセ
ルバスへ送出するショートセルの一定周期の途中でショ
ートセルがなくなったときに、新たにショートセルバス
へ送出できるショートセルが発生した場合、ショートセ
ルバス制御部・アービタ部は次の一定周期まで待たせる
ので、ショートセルを正常に送出できるという効果を奏
する。
【0089】また、第25の発明によれば、ショートセ
ルバスへ送出するショートセルの一定周期の途中でショ
ートセルがなくなったときに、新たにショートセルバス
へ送出できるショートセルが発生した場合、ショートセ
ルバス制御部・アービタ部はパディングまたは、アイド
ルショートセルの挿入を打ち切るので、ショートセルを
正常に送出できるという効果を奏する。
【0090】また、第26の発明によれば、入出力バッ
ファがオーバフロー状態またはそれに近い状態になった
場合、ショートセルバス制御部・アービタ部は強制的に
QoSクラスやバッファたまり時間を制御したり、新た
に発生したショートセルを廃棄したりするので、入出力
バッファでのオーバフローの発生を防止できるという効
果を奏する。
【0091】また、第27の発明によれば、出力バッフ
ァがオーバフロー状態またはそれに近い状態になった場
合、送出側はショートセルをショートセルバスへ送出す
ることを見合わせるので、出力バッファでのオーバフロ
ーの発生を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバス型ショートセルスイッチの
構成の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すバス型ショートセルスイッチの詳
細構成を示すブロック図である。
【図3】 可変長であるショートセルの配列状態を示す
説明図である。
【図4】 ショートセルのフォーマット構成例を示す構
成図である。
【図5】 本発明に係る可変長ショートセルスイッチの
別の実施の形態を示すタイミング図である。
【図6】 ショートセルの周期にエラーが発生した場合
にアイドルショートセルの挿入により一定周期復帰の方
法の一実施の形態を示すタイミング図である。
【図7】 従来例のバス型セルスイッチの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ショートセルバス 2 ショートセルバス制御部・アービタ部 5 ショートセルスイッチ回路 6 インタフェース処理回路 7 外部インタフェース 8 共通トランク処理回路 11 入力側回路 12 入力アドレス変換テーブル 13 入方路・QoSクラス分離 14 入力ショートセルバッファ 15 バス送出制御回路 16 入方路・QoSクラス多重 17 入力ショートセル 21 出力側回路 22 アドレスフィルタ 23 出方路・ QoSクラス分離 24 出力ショートセルバッファ 25 出方路・ QoSクラス多重 26 出力アドレス変換テーブル 27 出力ショートセル 31 バスタイミング制御回路 51 セルスイッチ回路 101 セルバス 201 セルバス制御部 301〜30n 回線・端末インタフェース部 401〜40n 共通トランク部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長のATMセルよりも短い可変長の
    ショートセルが乗り合うショートセルバスと、 このショートセルバスに接続されたショートセルバス制
    御部・アービタ部と、 このショートセルバス制御部・アービタ部に上記ショー
    トセルバスを介して接続された複数の回線・端末インタ
    フェース部または共通トランク部とを備え、上記回線・
    端末インタフェース部は外部との入出力を行うインタフ
    ェース終端処理とインタフェースフォーマットから可変
    長ショートセルフォーマットへの変換またはその逆の変
    換を行うインタフェース処理回路と、 上記ショートセルバス制御部・アービタ部の制御の下で
    上記インタフェース処理回路からの可変長のショートセ
    ルを上記ショートセルバスへ出力したり、上記ショート
    セルバスからデータを受信して上記インタフェース処理
    回路へ出力したりすることによりショートセルスイッチ
    ングを実現する第1のショートセルスイッチ回路とを備
    え、上記共通トランク部はハンドオーバ処理など回線端
    末インタフェース単位ではなく共通的に処理することが
    望ましい処理を集中的に処理する共通トランク処理回路
    と、上記ショートセルバス制御部・アービタ部の制御の
    下で、上記共通処理回路からのデータを上記ショートセ
    ルバスへ出力したり、上記ショートセルバスからデータ
    を受信して上記共通処理回路へ出力したりすることによ
    りショートセルスイッチングを実現する第2のショート
    セルスイッチ回路とを備え、 上記第1または第2のショートセルスイッチ回路は、可
    変長ショートセルのヘッダに書き込まれたショートセル
    コネクション識別子情報にもとづき相手先にスイッチン
    グするための入力側回路と出力側回路と、バス送出・受
    信ショートセルのバスタイミング制御回路とを備え、 上記入力側回路は、 外部から入力される可変長ショートセルの入力方路情報
    と上記入力ショートセルコネクション識別子情報から相
    手先の出方路情報と出力ショートセルコネクション識別
    子情報とQoS(Quality of Servic
    e)クラス情報に変換する入力アドレス変換テーブル回
    路と、 入力アドレス変換テーブル回路を介して入力した入力シ
    ョートセルをQoSクラスに応じて分離する入方路Qo
    Sクラス分離部と、 QoSクラス毎に設けられ、上記入方路QoSクラス分
    離部によって振り分けられた入力ショートセルを対応す
    るQoSクラスに格納する入力ショートセルバッファ
    と、 QoSクラスに応じて優先制御を行い、入方路QoSク
    ラス多重部へ出力するバス送出制御回路と、 バス送出制御回路からのショートセルをQoSクラスで
    多重して上記ショートセルバスへ出力する入方路QoS
    クラス多重部とを備え、 上記出力側回路は、 上記ショートセルバス上に出力された可変長のショート
    セルの内から、出方路情報と出力ショートセルコネクシ
    ョン識別子情報により、自分宛ての出力ショートセルの
    みを選択するアドレスフィルタと、 アドレスフィルタで選択された出力ショートセルをQo
    Sクラスに応じて分離する出方路QoSクラス分離部
    と、 QoSクラス毎に設けられ、上記出方路QoSクラス分
    離部によって振り分けられた出力ショートセルを対応す
    るQoSクラスに格納する出力ショートセルバッファ
    と、 出力ショートセルバッファに格納された出方路ショート
    セルを読み出してQoSクラスで多重する出方路QoS
    クラス多重部と、 この多重された出方路ショートセルを自分宛ての出方路
    情報と出力ショートセルコネクション識別子情報とQo
    Sクラス情報から出力方路情報と上記出力ショートセル
    コネクション識別子情報に変換して外部へ出力する出力
    アドレス変換テーブル回路とを備えたことを特徴とする
    可変長ショートセル・スイッチ。
  2. 【請求項2】 回線・端末インタフェース部あるいは共
    通トランク部は、ショートセルバスへ可変長のショート
    セルを送出する場合に、ショートセルヘッダ内のショー
    トセル長あるいはタイミングに余裕を持たせるため前も
    って又は同時に別個のバスあるいは個別線でショートセ
    ル長をショートセルバス制御部・アービタ部に申告し、
    このショートセルバス制御部・アービタ部は上記申請さ
    れたショートセル長に基づき、ショートセル周期を生成
    し、このショートセル周期の期間にバス送出許可を上記
    回線・端末インタフェース部あるいは共通トランク部に
    与えることを特徴とする請求項1記載の可変長ショート
    セル・スイッチ。
  3. 【請求項3】 ショートセルバスへのショートセルの送
    出の調停の手順として回線・端末インタフェース部ある
    いは共通トランク部が要求を出し、ショートセルバス制
    御部・アービタ部が上記要求に対して送出許可を出すこ
    とを特徴とする請求項1記載の可変長ショートセル・ス
    イッチ。
  4. 【請求項4】 ショートセルバスへのショートセルの送
    出の調停の手順としてショートセルバス制御・アービタ
    部が複数の回線・端末インタフェース部あるいは複数の
    共通トランク部の内から特定のものを指定して送出指示
    を出すことを特徴とする請求項1記載の可変長ショート
    セル・スイッチ。
  5. 【請求項5】 ショートセルバスへのショートセルの送
    出の調停の決定方式はスロットの実装位置により自動的
    に優先順位が決定するデージチェーン方式を用いること
    を特徴とする請求項1記載の可変長ショートセル・スイ
    ッチ。
  6. 【請求項6】 ショートセルバスへのショートセルの送
    出の調停の決定方式は、ショートセルバス制御部・アー
    ビタ部が順番に従い送出権を回線・端末インタフェース
    部あるいは共通トランク部に与え、それそれが順送りさ
    れ各回線・端末インタフェース部あるいは共通トランク
    部は自分の順番が過ぎた直後では一回りするまで待つ必
    要があるが公平なラウンドロビン方式を用いることを特
    徴とする請求項1記載の可変長ショートセル・スイッ
    チ。
  7. 【請求項7】 ショートセルバスへのショートセルの送
    出の調停の決定方式はショートセルバス制御部・アービ
    タ部が固定的に優先順位をつけ、優先順位の高いものか
    ら送出権を与えていく固定優先順位方式を用いることを
    特徴とする請求項1記載の可変長ショートセル・スイッ
    チ。
  8. 【請求項8】 ショートセルバスへのショートセルの送
    出の調停の決定方式は固定優先順位のパターンを複数種
    類持ち、ショートセルバス制御部・アービタ部がこのパ
    ターンを状況に応じて切り替える切り替え固定優先順位
    方式を用いることを特徴とする請求項1記載の可変長シ
    ョートセル・スイッチ。
  9. 【請求項9】 ショートセルバスへのショートセルの送
    出の調停の決定方式は優先順位の変更が可能な可変優先
    順位方式を用いることを特徴とする請求項1記載の可変
    長ショートセル・スイッチ。
  10. 【請求項10】 ショートセルバスへのショートセルの
    送出の調停の決定方式は送出権を順送りしながら送信す
    るサイクル中での上記送出権の与えられる回数が送信元
    である回線・端末インタフェース部あるいは共通トラン
    ク部により異なる重みづけサイクル方式を用いることを
    特徴とする請求項1記載の可変長ショートセル・スイッ
    チ。
  11. 【請求項11】 ショートセルバスへのショートセルの
    送出の調停の決定方式は重みづけサイクルの変更が可能
    な可変重みづけサイクル方式を用いることを特徴とする
    請求項10記載の可変長ショートセル・スイッチ。
  12. 【請求項12】 ショートセルバスへのショートセルの
    送出の調停の決定方式は複数の優先順位を持つ場合、シ
    ョートセル長により優先順位を切り替えたり、上記ショ
    ートセル長により上記ショートセルの送出順番をずらし
    たりとばしたりすることを特徴とする請求項1記載の可
    変長ショートセル・スイッチ。
  13. 【請求項13】 入力ショートセルバッファのたまり具
    合により優先順位を設けたり、優先順位パターンを切り
    替えたり、ショートセルの送出サイクルとその重みづけ
    等を変更したりすることを特徴とする請求項1記載の可
    変長ショートセル・スイッチ。
  14. 【請求項14】 入力ショートセルバッファのたまり時
    間により優先順位を設けたり、優先順位パターンを切り
    替えたり、ショートセルの送出サイクルとその重みづけ
    等を変更したりすることを特徴とする請求項1記載の可
    変長ショートセル・スイッチ。
  15. 【請求項15】 入力ショートセルバッファでのショー
    トセルの廃棄数または廃棄率により優先順位を設けた
    り、優先順位パターンを切り替えたり、ショートセルの
    送出サイクルとその重みづけ等を変更したりすることを
    特徴とする請求項1記載の可変長ショートセル・スイッ
    チ。
  16. 【請求項16】 低速音声圧縮レートにより可変長ショ
    ートセルのセル長に偏りがある場合にその偏ったセル長
    のパターンをコード化することを特徴とする請求項1記
    載の可変長ショートセル・スイッチ。
  17. 【請求項17】 ショートセルバス制御部・アービタ部
    はショートセル周期パルスを出力したり、入力したショ
    ートセル長をそのまま出力したり、ショートセル長をコ
    ードで表し出力したりして、ショートセル周期パルスあ
    るいはその指示信号を出力することを特徴とする請求項
    1記載の可変長ショートセル・スイッチ。
  18. 【請求項18】 入出力ショートセルバッファあるいは
    それぞれの論理的な送信キューを入・出方路情報とQo
    S(Quality of Service)クラス毎
    に持つことを特徴とする請求項1記載の可変長ショート
    セル・スイッチ。
  19. 【請求項19】 入出力バッファを論理的に、QoSク
    ラス毎のFIFOで構成することを特徴とする請求項1
    記載の可変長ショートセル・スイッチ。
  20. 【請求項20】 入出力バッファをそれぞれ共通、ある
    いはすべて共通バッファで構成し、それぞれのQoSク
    ラス毎に論理的な送信キューをもち、空きバッファ管理
    を行うことを特徴とする請求項1記載の可変長ショート
    セル・スイッチ。
  21. 【請求項21】 ショートセルタイミング周期生成にお
    いて、一定周期(例えば8KHzのフレームタイミング
    またはその倍数あるいは、10mSのタイミングあるい
    はその倍数)で、必ず、ショートセルの先頭が来るよう
    に制御し、一定周期の最後にダミーのパディングを挿入
    し、調整することを特徴とする請求項1記載の可変長シ
    ョートセル・スイッチ。
  22. 【請求項22】 ショートセルタイミング周期生成にお
    いて、一定周期(例えば8KHzのフレームタイミング
    またはその倍数あるいは、10mSのタイミングあるい
    はその倍数)で、必ず、ショートセルの先頭が来るよう
    に制御し、一定周期の最後にダミーのアイドルショート
    セルを挿入し、調整することを特徴とする請求項1記載
    の可変長ショートセル・スイッチ。
  23. 【請求項23】 ショートセルバスへ送出するショート
    セルの一定周期の途中でショートセルがなくなった場合
    でも、ショートセルバス制御部・アービタ部は上記周期
    の残りの領域へダミーのパディングまたはアイドルショ
    ートセルを挿入し、調整することを特徴とする請求項1
    記載の可変長ショートセル・スイッチ。
  24. 【請求項24】 ショートセルバスへ送出するショート
    セルの一定周期の途中でショートセルがなくなった後
    に、新たにショートセルバスへ送出できるショートセル
    が発生した場合、ショートセルバス制御部・アービタ部
    がは次の一定周期までショートセルのショートセルバス
    への送出を待たせることを特徴とする請求項1記載の可
    変長ショートセル・スイッチ。
  25. 【請求項25】 ショートセルバスへ送出するショート
    セルの一定周期の途中でショートセルがなくなった後
    に、新たにショートセルバスへ送出できるショートセル
    が発生した場合、ショートセルバス制御部・アービタ部
    はパディングまたは、アイドルショートセルの挿入を打
    ち切ることを特徴とする請求項1記載の可変長ショート
    セル・スイッチ。
  26. 【請求項26】 入出力バッファがオーバフロー状態ま
    たはそれに近い状態になった場合、ショートセルバス制
    御部・アービタ部は強制的にQoSクラスやバッファた
    まり時間を制御したり、新たに発生したショートセルを
    廃棄したりすることを特徴とする請求項1記載の可変長
    ショートセル・スイッチ。
  27. 【請求項27】 出力バッファがオーバフロー状態また
    はそれに近い状態になった場合、送出側はショートセル
    をショートセルバスへ送出することを見合わせることを
    特徴とする請求項1記載の可変長ショートセル・スイッ
    チ。
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