JP2894439B2 - Atm無線帯域制御装置 - Google Patents
Atm無線帯域制御装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
(ATM:Asynchronus Transfer
Mode)を用いて転送される情報を、無線により伝
送する無線ATM伝送の帯域制御装置に関するものであ
る。
(ATM:Asynchronus Transfer
Mode)を用いて転送される情報を、無線により伝
送する無線ATM伝送の帯域制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】広帯域ISDN(Integrated
Service DigitalNetwork)の
主流技術としてATMが注目されている。図28はこの
ATMにおいて用いられるセルの構造を示すセル構造図
である。図28において、2801はATMにおいて用
いられるセル、2802はセル2801の制御情報を含
むセルヘッダ、2803はセル2801のデータ情報や
音声情報を含むセル情報部である。ATMでは音声、デ
ータ、画像、ファクシミリなど、あらゆる情報を一定長
に区切ってセル情報部2803を作成し、さらにセル2
801の交換に必要な論理チャネル(VCI:Virt
ual Call Indicater)などの情報を
含むセルヘッダ2802をセル情報部に付与してセル2
801を作成する。このセル2801の形式でデータを
統一的に伝送することが可能である。
Service DigitalNetwork)の
主流技術としてATMが注目されている。図28はこの
ATMにおいて用いられるセルの構造を示すセル構造図
である。図28において、2801はATMにおいて用
いられるセル、2802はセル2801の制御情報を含
むセルヘッダ、2803はセル2801のデータ情報や
音声情報を含むセル情報部である。ATMでは音声、デ
ータ、画像、ファクシミリなど、あらゆる情報を一定長
に区切ってセル情報部2803を作成し、さらにセル2
801の交換に必要な論理チャネル(VCI:Virt
ual Call Indicater)などの情報を
含むセルヘッダ2802をセル情報部に付与してセル2
801を作成する。このセル2801の形式でデータを
統一的に伝送することが可能である。
【0003】しかしながら、LAN間通信のような広域
網データ通信にATMを適用する場合は、データをのせ
たセルの廃棄率を低く抑えないと通信効率が非常に悪く
なるということが明らかになってきている。これに対し
て、例えば1996年電子情報通信学会総合全国大会S
B−10−5”ABRサービスクラスの品質評価”で
は、ネットワークの負荷に応じてATM端末が送信レー
トを調節する方法がセル廃棄率を低く抑えるための有効
な対策となることが示されている。
網データ通信にATMを適用する場合は、データをのせ
たセルの廃棄率を低く抑えないと通信効率が非常に悪く
なるということが明らかになってきている。これに対し
て、例えば1996年電子情報通信学会総合全国大会S
B−10−5”ABRサービスクラスの品質評価”で
は、ネットワークの負荷に応じてATM端末が送信レー
トを調節する方法がセル廃棄率を低く抑えるための有効
な対策となることが示されている。
【0004】図29はこの送信レートを調節する方法を
説明するための構成図である。図29において、290
1は送信側のATM端末、2902は受信側のATM端
末、2903はATM交換網、2904はATM交換網
内のATM交換機を示す。図30はこの送信レートを調
節する方法を示すためのシーケンス図であり、ATM端
末2901の正常状態の送信シーケンスを示している。
また図31は図30の情報フローに現れるトラヒックを
制御するためのトラヒック制御セル(以下、RMセルと
いう)のフォーマットを示すRMセル構造図である。図
31において、3101はセル、3102はRMセルを
示すヘッダの例、3103はセル3101の情報部、3
104は情報部3103に含まれる送信許容レートを示
す。
説明するための構成図である。図29において、290
1は送信側のATM端末、2902は受信側のATM端
末、2903はATM交換網、2904はATM交換網
内のATM交換機を示す。図30はこの送信レートを調
節する方法を示すためのシーケンス図であり、ATM端
末2901の正常状態の送信シーケンスを示している。
また図31は図30の情報フローに現れるトラヒックを
制御するためのトラヒック制御セル(以下、RMセルと
いう)のフォーマットを示すRMセル構造図である。図
31において、3101はセル、3102はRMセルを
示すヘッダの例、3103はセル3101の情報部、3
104は情報部3103に含まれる送信許容レートを示
す。
【0005】まず、図30に基づいて送信レートを調整
する方法を説明する。送信側のATM端末2901はあ
らかじめ決められている回数(データ通信を(Nrm−
1)回送信とする。ここでNrm:Number ce
lls/RMinterval)セルを送信するたび
に、RMセル(これをフォワードRMセルと呼ぶ)を一
回送信する。受信側のATM端末2902はこのRMセ
ルを折り返して送信側のATM端末2901へ返送する
(これをバックワードRMセルと呼ぶ)。このRMセル
は図30に示すATM端末2901が送信して良い転送
レートを示す送信許容レート3104を含んでいる。受
信側のATM端末2902はバックワードRMセルを折
り返す際に自身で処理可能な転送レートを3104に示
す送信許容レートに設定する。バックワードRMセルは
ATM転送はATM交換網2903を介して送信側のA
TM端末2901へ送られるが、その際設定されている
送信許容レートがATM交換機2904(以下、ノード
という場合がある)は自身が処理可能な転送レートにR
Mセルの送信許容レート3104を再設定して中継す
る。このように、送信側にバックワードRMセルが到着
した場合には、そのセルが通るルートに設けられた各ノ
ードが処理可能な転送レートの最小値が送信許容レート
に設定されることになる。このバックワードRMセルを
受信したATM端末2901は受信したRMセルの送信
許容レート3104に従ってセルの送信間隔を調整し転
送を継続する。これによりネットワークの状態にダイナ
ミックに追従した転送制御の実現が可能となる。
する方法を説明する。送信側のATM端末2901はあ
らかじめ決められている回数(データ通信を(Nrm−
1)回送信とする。ここでNrm:Number ce
lls/RMinterval)セルを送信するたび
に、RMセル(これをフォワードRMセルと呼ぶ)を一
回送信する。受信側のATM端末2902はこのRMセ
ルを折り返して送信側のATM端末2901へ返送する
(これをバックワードRMセルと呼ぶ)。このRMセル
は図30に示すATM端末2901が送信して良い転送
レートを示す送信許容レート3104を含んでいる。受
信側のATM端末2902はバックワードRMセルを折
り返す際に自身で処理可能な転送レートを3104に示
す送信許容レートに設定する。バックワードRMセルは
ATM転送はATM交換網2903を介して送信側のA
TM端末2901へ送られるが、その際設定されている
送信許容レートがATM交換機2904(以下、ノード
という場合がある)は自身が処理可能な転送レートにR
Mセルの送信許容レート3104を再設定して中継す
る。このように、送信側にバックワードRMセルが到着
した場合には、そのセルが通るルートに設けられた各ノ
ードが処理可能な転送レートの最小値が送信許容レート
に設定されることになる。このバックワードRMセルを
受信したATM端末2901は受信したRMセルの送信
許容レート3104に従ってセルの送信間隔を調整し転
送を継続する。これによりネットワークの状態にダイナ
ミックに追従した転送制御の実現が可能となる。
【0006】近年、ATMセルを無線を用いて伝送する
という試みがなされている。例えば1996年電子情報
通信学会総合大会B−544”広帯域ワイヤレスアクセ
ス方式”に示されている。図32は上述のATMを用い
た無線ATM伝送装置の構成例を示す図である。図32
において、3201はATM交換網と接続されATMセ
ルを無線により子局と送受する無線基地局、3202は
無線基地局3201内に設けられた無線部、3203は
無線基地局3201内に設けられATM処理部、320
4はATM端末と接続されATMセルを無線により子局
と送受する無線アダプタA、3205は無線アダプタA
3204内に設けられた無線部、3206は無線アダプ
タA3204内に設けられATM処理部、3207はA
TM端末と接続されATMセルを無線により子局と送受
する無線アダプタB、3208は無線アダプタB320
7内に設けられた無線部、3209は無線アダプタB3
207内に設けられATM処理部、3210はATMセ
ルの送受を行うATM端末A、3211はATMセルの
送受を行うATM端末B、3212はATM端末A32
10と無線アダプタA3204で構成される子局A、3
213はATM端末B3211と無線アダプタB320
7で構成される子局B、3214はATM交換網、32
15はATM回線である。
という試みがなされている。例えば1996年電子情報
通信学会総合大会B−544”広帯域ワイヤレスアクセ
ス方式”に示されている。図32は上述のATMを用い
た無線ATM伝送装置の構成例を示す図である。図32
において、3201はATM交換網と接続されATMセ
ルを無線により子局と送受する無線基地局、3202は
無線基地局3201内に設けられた無線部、3203は
無線基地局3201内に設けられATM処理部、320
4はATM端末と接続されATMセルを無線により子局
と送受する無線アダプタA、3205は無線アダプタA
3204内に設けられた無線部、3206は無線アダプ
タA3204内に設けられATM処理部、3207はA
TM端末と接続されATMセルを無線により子局と送受
する無線アダプタB、3208は無線アダプタB320
7内に設けられた無線部、3209は無線アダプタB3
207内に設けられATM処理部、3210はATMセ
ルの送受を行うATM端末A、3211はATMセルの
送受を行うATM端末B、3212はATM端末A32
10と無線アダプタA3204で構成される子局A、3
213はATM端末B3211と無線アダプタB320
7で構成される子局B、3214はATM交換網、32
15はATM回線である。
【0007】次に動作について説明する。無線基地局3
201において、ATM交換網3214から受信したA
TMセルは、子局毎に分離され、無線部3202を通じ
て各子局に伝送される。無線部3202を通じて各子局
から受信した情報は多重されATM交換網3214に送
出される。子局A3212において、無線部3205を
通じて無線基地局3201から受信した情報はATM端
末A3210に送信される。ATM端末A3210から
受信したATMセルは、無線部3206を通じて無線基
地局3201に送信される。子局B3213についても
子局A3212と同様の動作である。なお、子局から無
線基地局方向のことを上り方向、無線基地局から子局方
向のことを下り方向と呼ぶ。
201において、ATM交換網3214から受信したA
TMセルは、子局毎に分離され、無線部3202を通じ
て各子局に伝送される。無線部3202を通じて各子局
から受信した情報は多重されATM交換網3214に送
出される。子局A3212において、無線部3205を
通じて無線基地局3201から受信した情報はATM端
末A3210に送信される。ATM端末A3210から
受信したATMセルは、無線部3206を通じて無線基
地局3201に送信される。子局B3213についても
子局A3212と同様の動作である。なお、子局から無
線基地局方向のことを上り方向、無線基地局から子局方
向のことを下り方向と呼ぶ。
【0008】無線を用いた情報伝送では、有限資源であ
る周波数帯域を有効に利用することが重要である。ひと
つの無線基地局が、複数の子局を収容する場合、一般に
同一周波数を複数の子局で時間軸方向で分割してアクセ
スする手法が取られる。本方法をTDMA(Time
Division Multiple Access)
と呼ぶ。図33は無線基地局と子局間の無線区間のTD
MAフレームフォーマットの例を示すTDMAフレーム
フォーマット図である。図33において、3300はT
DMAフレーム、3301と3304は、無線基地局、
子局双方の無線部が使用するアクセスチャネル(Ac
h)、3302と3305は、それぞれの子局との間で
制御情報を送受するためのコントロールチャネル(Cc
h)、3303と3306は、それぞれの子局との間で
ユーザ情報を送受するためのユーザチャネル(Uc
h)、である。ユーザチャネル3303、3306は上
り方向について各子局の送信レートに応じて動的に割当
が可能である。また、下り方向についてもATM回線網
から各子局への送信レートに応じて動的に割当が可能で
ある。各子局について、上り下り双方のユーザチャネル
をいくつ割り当てるかを決定するのは無線基地局であ
る。よって上り方向のユーザチャネルを動的に割り当て
るためには、各子局の送信レートに関する情報を上りの
コントロールチャネル3302を使用して、随時基地局
に通知する必要がある。
る周波数帯域を有効に利用することが重要である。ひと
つの無線基地局が、複数の子局を収容する場合、一般に
同一周波数を複数の子局で時間軸方向で分割してアクセ
スする手法が取られる。本方法をTDMA(Time
Division Multiple Access)
と呼ぶ。図33は無線基地局と子局間の無線区間のTD
MAフレームフォーマットの例を示すTDMAフレーム
フォーマット図である。図33において、3300はT
DMAフレーム、3301と3304は、無線基地局、
子局双方の無線部が使用するアクセスチャネル(Ac
h)、3302と3305は、それぞれの子局との間で
制御情報を送受するためのコントロールチャネル(Cc
h)、3303と3306は、それぞれの子局との間で
ユーザ情報を送受するためのユーザチャネル(Uc
h)、である。ユーザチャネル3303、3306は上
り方向について各子局の送信レートに応じて動的に割当
が可能である。また、下り方向についてもATM回線網
から各子局への送信レートに応じて動的に割当が可能で
ある。各子局について、上り下り双方のユーザチャネル
をいくつ割り当てるかを決定するのは無線基地局であ
る。よって上り方向のユーザチャネルを動的に割り当て
るためには、各子局の送信レートに関する情報を上りの
コントロールチャネル3302を使用して、随時基地局
に通知する必要がある。
【0009】図34はこの従来の無線基地局のATM処
理部の構成を示す構成図である。図において、3400
は、無線基地局のATM処理部、3401は、無線部か
らの受信データを蓄える受信バッファ、3402は、無
線部への送信データを蓄える送信バッファ、3403
は、各子局の送信バッファ長の監視情報をモニタする子
局側送信バッファ長モニタ部、3404は、周期的に起
動され、各子局の送信バッファ長の監視情報から、適切
な上り方向の無線帯域を割り当てる帯域算出部、340
5は、帯域割当要求により、無線部と連携して帯域を割
り当てる帯域割当部である。図35はこの従来の無線ア
ダプタのATM処理部の構成を示す構成図である。35
00は、無線アダプタの、ATM処理部、3501は、
無線部への送信データを蓄える送信バッファ、3502
は、送信バッファ長を監視し、無線基地局に通知する送
信バッファ監視部、3503は、無線部からの受信デー
タを蓄える受信バッファである。
理部の構成を示す構成図である。図において、3400
は、無線基地局のATM処理部、3401は、無線部か
らの受信データを蓄える受信バッファ、3402は、無
線部への送信データを蓄える送信バッファ、3403
は、各子局の送信バッファ長の監視情報をモニタする子
局側送信バッファ長モニタ部、3404は、周期的に起
動され、各子局の送信バッファ長の監視情報から、適切
な上り方向の無線帯域を割り当てる帯域算出部、340
5は、帯域割当要求により、無線部と連携して帯域を割
り当てる帯域割当部である。図35はこの従来の無線ア
ダプタのATM処理部の構成を示す構成図である。35
00は、無線アダプタの、ATM処理部、3501は、
無線部への送信データを蓄える送信バッファ、3502
は、送信バッファ長を監視し、無線基地局に通知する送
信バッファ監視部、3503は、無線部からの受信デー
タを蓄える受信バッファである。
【0010】次に動作について説明する。無線アダプタ
のATM処理部3500では、ATM端末から受信した
ATMセルを送信バッファ3501に蓄積し、無線部に
よりTDMAフレームの割り当てられた上りユーザチャ
ネルで送信する。送信バッファ長監視部3502が、当
該送信バッファの待ち行列長を監視し、当該子局に割り
当てられた上りコントロールチャネルを用いて無線基地
局3403に送信する。一方無線基地局のATM処理部
3400では、無線部からTDMAフレームの上りユー
ザチャネルにより受信したユーザチャネル情報を受信バ
ッファに蓄積し、多重化した後ATM回線に送信する。
子局側送信バッファ長モニタ部3403では、各子局か
ら送られてくる子局の送信バッファ長情報をモニタし、
送信バッファ長テーブルに蓄積する。周期Tで起動され
る帯域算出部3403では、送信バッファ長テーブル内
の情報から各子局に割り当てるべき上りユーザチャネル
数を算出し、帯域割当部3405に対し、帯域の割当を
要求する。
のATM処理部3500では、ATM端末から受信した
ATMセルを送信バッファ3501に蓄積し、無線部に
よりTDMAフレームの割り当てられた上りユーザチャ
ネルで送信する。送信バッファ長監視部3502が、当
該送信バッファの待ち行列長を監視し、当該子局に割り
当てられた上りコントロールチャネルを用いて無線基地
局3403に送信する。一方無線基地局のATM処理部
3400では、無線部からTDMAフレームの上りユー
ザチャネルにより受信したユーザチャネル情報を受信バ
ッファに蓄積し、多重化した後ATM回線に送信する。
子局側送信バッファ長モニタ部3403では、各子局か
ら送られてくる子局の送信バッファ長情報をモニタし、
送信バッファ長テーブルに蓄積する。周期Tで起動され
る帯域算出部3403では、送信バッファ長テーブル内
の情報から各子局に割り当てるべき上りユーザチャネル
数を算出し、帯域割当部3405に対し、帯域の割当を
要求する。
【0011】しかしながら、このようなユーザチャネル
の割当方法では、上り方向に各子局毎の送信レートに関
する情報を随時送信する必要があり、無線帯域を制御情
報に使用することとなり、本来のデータを伝送するセル
の数を減らすことになる。また、ひとつの無線基地局に
割り当てられる無線帯域は有限であり、複数の子局が、
同時に多くの送信レートを必要と場合には、子局に対
し、十分な無線帯域を割り当てられない場合がある。従
来の技術では、このような場合、子局側の送信バッファ
で、バッファあふれが起こり、セル廃棄が発生する可能
性があった。
の割当方法では、上り方向に各子局毎の送信レートに関
する情報を随時送信する必要があり、無線帯域を制御情
報に使用することとなり、本来のデータを伝送するセル
の数を減らすことになる。また、ひとつの無線基地局に
割り当てられる無線帯域は有限であり、複数の子局が、
同時に多くの送信レートを必要と場合には、子局に対
し、十分な無線帯域を割り当てられない場合がある。従
来の技術では、このような場合、子局側の送信バッファ
で、バッファあふれが起こり、セル廃棄が発生する可能
性があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のAT
M無線帯域制御装置は上述のように構成されているの
で、上り方向に各子局毎の送信レートに関する情報を随
時送信する制御情報チャネルが必要となり、チャネル
(周波数)帯域を有効に利用できないという課題があっ
た。また、ひとつの無線基地局に割り当てられる無線帯
域は有限なので、複数の子局が同時に多くの送信レート
を要求した場合には、子局に対して十分な無線帯域を割
り当てられず、子局側の送信バッファにおいてデータの
オーバーフローが起こり、セル廃棄が発生する可能性が
高いという課題があった。
M無線帯域制御装置は上述のように構成されているの
で、上り方向に各子局毎の送信レートに関する情報を随
時送信する制御情報チャネルが必要となり、チャネル
(周波数)帯域を有効に利用できないという課題があっ
た。また、ひとつの無線基地局に割り当てられる無線帯
域は有限なので、複数の子局が同時に多くの送信レート
を要求した場合には、子局に対して十分な無線帯域を割
り当てられず、子局側の送信バッファにおいてデータの
オーバーフローが起こり、セル廃棄が発生する可能性が
高いという課題があった。
【0013】本発明は上述の課題を解決する為になされ
たもので、上り方向の送信レートに関する情報の送信を
必要としないので周波数帯域の有効利用が図れ、また要
求にそう十分な無線帯域の割当がない場合にも、子局側
送信バッファでのセル廃棄を回避した無線帯域制御装置
を得る。
たもので、上り方向の送信レートに関する情報の送信を
必要としないので周波数帯域の有効利用が図れ、また要
求にそう十分な無線帯域の割当がない場合にも、子局側
送信バッファでのセル廃棄を回避した無線帯域制御装置
を得る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るATM無
線帯域制御装置は、複数のATM無線子局の通信帯域を
制御する無線基地局において、各子局からのトラヒック
制御セル(以下、フォワードRMセルという)を受信す
ると、このフォワードRMセルに記載された現在セル・
レート(以下、CRCという)をコネクション毎に記憶
する現在セル・レート記憶手段と、各コネクションが要
求するセル・レートを割り当て可能無線伝送レートに納
めて各コネクション毎に記憶する要求送信レート記憶手
段と、所定のタイミングで各コネクション毎に記憶され
たCCRを子局単位で合計して子局のCCRを求め、更
に全子局のCCRを合計して得られる上り回線のCCR
を割り当て可能無線伝送レートと比較して上り回線のC
CRが割り当て可能無線伝送レートより小さい場合は、
各子局毎の無線帯域を設定し、比較して上り回線のCC
Rが割り当て可能無線伝送レートより大きい場合は、セ
ル・レートを圧縮して要求送信レートとして要求送信レ
ート記憶手段に転送して記憶し、この転送した要求送信
レートに基づいて各子局毎の無線帯域を設定する帯域算
出手段と、ATM回線からのトラヒック制御セル(以
下、バックワードRMセルという)を受信すると、この
バックワードRMセルに記載の送信許容レート(以下、
ERという)を記憶した要求送信レートと比較して、E
Rが小さい場合にはこのERを要求送信レートに置き換
えて対応子局に伝送するバックワードRMセル処理手段
とを備えた。
線帯域制御装置は、複数のATM無線子局の通信帯域を
制御する無線基地局において、各子局からのトラヒック
制御セル(以下、フォワードRMセルという)を受信す
ると、このフォワードRMセルに記載された現在セル・
レート(以下、CRCという)をコネクション毎に記憶
する現在セル・レート記憶手段と、各コネクションが要
求するセル・レートを割り当て可能無線伝送レートに納
めて各コネクション毎に記憶する要求送信レート記憶手
段と、所定のタイミングで各コネクション毎に記憶され
たCCRを子局単位で合計して子局のCCRを求め、更
に全子局のCCRを合計して得られる上り回線のCCR
を割り当て可能無線伝送レートと比較して上り回線のC
CRが割り当て可能無線伝送レートより小さい場合は、
各子局毎の無線帯域を設定し、比較して上り回線のCC
Rが割り当て可能無線伝送レートより大きい場合は、セ
ル・レートを圧縮して要求送信レートとして要求送信レ
ート記憶手段に転送して記憶し、この転送した要求送信
レートに基づいて各子局毎の無線帯域を設定する帯域算
出手段と、ATM回線からのトラヒック制御セル(以
下、バックワードRMセルという)を受信すると、この
バックワードRMセルに記載の送信許容レート(以下、
ERという)を記憶した要求送信レートと比較して、E
Rが小さい場合にはこのERを要求送信レートに置き換
えて対応子局に伝送するバックワードRMセル処理手段
とを備えた。
【0015】また基本構成に更に、フォワードRMセル
を受信して、このフォワードRMセルが呼設定要求であ
ると、CCRとして記憶する値をフォワードRMセルに
記載の初期セル・レートにするシグナリングモニタを付
加した。
を受信して、このフォワードRMセルが呼設定要求であ
ると、CCRとして記憶する値をフォワードRMセルに
記載の初期セル・レートにするシグナリングモニタを付
加した。
【0016】また更に、帯域算出手段は、全子局のCC
Rを合計して得られる上り回線のCCRを割り当て可能
無線伝送レートと比較して、上り回線のCCRが割り当
て可能無線伝送レートより大きい場合はセル・レートを
圧縮して要求送信レートとして要求送信レート記憶手段
に転送して記憶して後、一定遅延時間後に各子局毎の無
線帯域を設定する帯域算出手段とした。
Rを合計して得られる上り回線のCCRを割り当て可能
無線伝送レートと比較して、上り回線のCCRが割り当
て可能無線伝送レートより大きい場合はセル・レートを
圧縮して要求送信レートとして要求送信レート記憶手段
に転送して記憶して後、一定遅延時間後に各子局毎の無
線帯域を設定する帯域算出手段とした。
【0017】また更に、要求送信レート記憶手段は設定
時刻も記憶するようにし、各子局からのフォワードRM
セルを受信すると、このフォワードRMセルに記載の現
在セル・レートと対応する要求送信レート記憶手段に記
載の設定時刻との差の反応時間相当を記憶する帯域割り
当て遅延時間記憶手段を付加し、また帯域算出手段は、
全子局の合計上り回線CCRが割り当て可能無線伝送レ
ートより大きい場合はセル・レートを圧縮して要求送信
レートとすると共に、帯域割り当て遅延時間記憶手段に
記載の対応する反応時間相当を参照して所定遅延時間後
に各子局毎の無線帯域を設定する帯域算出手段とした。
時刻も記憶するようにし、各子局からのフォワードRM
セルを受信すると、このフォワードRMセルに記載の現
在セル・レートと対応する要求送信レート記憶手段に記
載の設定時刻との差の反応時間相当を記憶する帯域割り
当て遅延時間記憶手段を付加し、また帯域算出手段は、
全子局の合計上り回線CCRが割り当て可能無線伝送レ
ートより大きい場合はセル・レートを圧縮して要求送信
レートとすると共に、帯域割り当て遅延時間記憶手段に
記載の対応する反応時間相当を参照して所定遅延時間後
に各子局毎の無線帯域を設定する帯域算出手段とした。
【0018】また更に、各子局からのフォワードRMセ
ルを受信すると、このフォワードRMセルに記載の要求
サービス品質を記憶する要求サービス品質記憶手段を付
加し、また帯域算出手段は、全子局の合計上り回線CC
Rが割り当て可能無線伝送レートより大きい場合は要求
サービス品質記憶手段に記載の対応する要求サービス品
質によりセル・レートを圧縮して要求送信レートとする
ようにした。
ルを受信すると、このフォワードRMセルに記載の要求
サービス品質を記憶する要求サービス品質記憶手段を付
加し、また帯域算出手段は、全子局の合計上り回線CC
Rが割り当て可能無線伝送レートより大きい場合は要求
サービス品質記憶手段に記載の対応する要求サービス品
質によりセル・レートを圧縮して要求送信レートとする
ようにした。
【0019】また更に、帯域算出手段は、全子局の合計
上り回線CCRが割り当て可能無線伝送レートより大き
い場合はセル・レートを圧縮して要求送信レートとする
と共に、バックワードRMセル処理手段に各子局への通
知を要求するようにした。
上り回線CCRが割り当て可能無線伝送レートより大き
い場合はセル・レートを圧縮して要求送信レートとする
と共に、バックワードRMセル処理手段に各子局への通
知を要求するようにした。
【0020】また更に、帯域算出手段は、現在セル・レ
ート記憶手段に記憶している現在セル・レートの変化を
検出して、変化が生じると全子局の合計上り回線CCR
と割り当て可能無線伝送レートとを比較するようにし
た。
ート記憶手段に記憶している現在セル・レートの変化を
検出して、変化が生じると全子局の合計上り回線CCR
と割り当て可能無線伝送レートとを比較するようにし
た。
【0021】
実施の形態1.本実施の形態では、制御チャネルによる
専用の上り方向の送信レートの送信をやめ、各コネクシ
ョン毎に送信レートを規定する情報をRMセルに乗せて
各子局に通知するようにした基本的な動作と、呼設定と
呼解放との関連動作を説明する。図1は本発明に係る無
線ATM基地局の本実施の形態を示すATM処理部(A
TM無線帯域制御装置)の構成図である。図において、
100はこの発明に係る無線ATMトラヒック制御手段
であるATM処理部である。101はATM処理部中の
シグナリングモニタ部A、102は同じくフォワードR
Mセルモニタ部A、103は帯域算出部A、104は帯
域割り当て部、105はバックワードRMセル処理部、
106は現在セルレートテーブル、107は要求送信レ
ートテーブルA、108はRMセル分離部、109は受
信バッファ、110は送信バッファである。また、図2
はシグナリングモニタ部Aの動作を示すフローチャート
であり、図3はフォワードRMセルモニタ部Aの動作を
示すフローチャートである。図4はコネクション毎の現
在セルレートテーブル(記憶手段)106中のデータの
構成例を示す図であり、図5は帯域算出部Aの動作を示
すフローチャートであり、図6はコネクション毎の要求
送信レートテーブルA(記憶手段)107中データの構
成例を示す図である。図7はRMセル分離部の動作を示
すフローチャートであり、図8はバックワードRMセル
処理部の動作を示すフローチャートである。
専用の上り方向の送信レートの送信をやめ、各コネクシ
ョン毎に送信レートを規定する情報をRMセルに乗せて
各子局に通知するようにした基本的な動作と、呼設定と
呼解放との関連動作を説明する。図1は本発明に係る無
線ATM基地局の本実施の形態を示すATM処理部(A
TM無線帯域制御装置)の構成図である。図において、
100はこの発明に係る無線ATMトラヒック制御手段
であるATM処理部である。101はATM処理部中の
シグナリングモニタ部A、102は同じくフォワードR
Mセルモニタ部A、103は帯域算出部A、104は帯
域割り当て部、105はバックワードRMセル処理部、
106は現在セルレートテーブル、107は要求送信レ
ートテーブルA、108はRMセル分離部、109は受
信バッファ、110は送信バッファである。また、図2
はシグナリングモニタ部Aの動作を示すフローチャート
であり、図3はフォワードRMセルモニタ部Aの動作を
示すフローチャートである。図4はコネクション毎の現
在セルレートテーブル(記憶手段)106中のデータの
構成例を示す図であり、図5は帯域算出部Aの動作を示
すフローチャートであり、図6はコネクション毎の要求
送信レートテーブルA(記憶手段)107中データの構
成例を示す図である。図7はRMセル分離部の動作を示
すフローチャートであり、図8はバックワードRMセル
処理部の動作を示すフローチャートである。
【0022】以下、図を用いて本発明のATM無線帯域
制御装置の動作を説明する。各子局から受信するATM
セルは、受信バッファ109を経由して、ATM回線側
に送出されるとともに、シグナリングモニタ部A101
と、フォワードRMセルモニタ部A102に入力され
る。関連動作として、シグナリングモニタ部A101で
は、呼の設定要求か、または呼の開放要求かを知るため
に、受信したATMセルの中からシグナリングセルのみ
を抽出し、ATMセルのVCI値がシグナリングセルで
あることを示す”5”以外の値のセルについては全て無
視、即ち廃棄する(ステップS201、S202,S2
03、以後、ステップの呼称を省略する)。次に、シグ
ナリングセルを組み立て、シグナリングメッセージを生
成する(S204)。シグナリングメッセージが「呼設
定メッセージ」の場合は、図4に示す現在セルレートテ
ーブル106にレコードを登録するとともに、現在セル
レートの初期値としてある固定値を設定する(S20
6)。さらに、図6に示す要求送信レートテーブルA1
07にレコードを登録する(S207)。シグナリング
メッセージが「呼解放メッセージ」の場合は(S20
8)、図4に示す現在レートテーブルおよび図6に示す
要求送信レートテーブルAを、呼設定メッセージから得
られるVPI/VCIで検索し、一致したレコードを削
除する(S209)。
制御装置の動作を説明する。各子局から受信するATM
セルは、受信バッファ109を経由して、ATM回線側
に送出されるとともに、シグナリングモニタ部A101
と、フォワードRMセルモニタ部A102に入力され
る。関連動作として、シグナリングモニタ部A101で
は、呼の設定要求か、または呼の開放要求かを知るため
に、受信したATMセルの中からシグナリングセルのみ
を抽出し、ATMセルのVCI値がシグナリングセルで
あることを示す”5”以外の値のセルについては全て無
視、即ち廃棄する(ステップS201、S202,S2
03、以後、ステップの呼称を省略する)。次に、シグ
ナリングセルを組み立て、シグナリングメッセージを生
成する(S204)。シグナリングメッセージが「呼設
定メッセージ」の場合は、図4に示す現在セルレートテ
ーブル106にレコードを登録するとともに、現在セル
レートの初期値としてある固定値を設定する(S20
6)。さらに、図6に示す要求送信レートテーブルA1
07にレコードを登録する(S207)。シグナリング
メッセージが「呼解放メッセージ」の場合は(S20
8)、図4に示す現在レートテーブルおよび図6に示す
要求送信レートテーブルAを、呼設定メッセージから得
られるVPI/VCIで検索し、一致したレコードを削
除する(S209)。
【0023】一方、帯域制御のために、フォワードRM
セルモニタ部A102で、受信したATMセルの中から
RMセルのみを抽出する。ATMセルのペイロードタイ
プ(以下、PTという)値がRMセルであることを示
す”6”以外のセルについては全て無視、即ち廃棄する
(S301,S302,S303)。次に、”6”のR
Mセルについては、コネクションを識別するATMセル
ヘッダ内のVPI/VCI値を取り出し、図4に示す現
在セルレートテーブル106を索引し、RMセル中の現
在セルレート(以下、CCR:Current Cel
l Rateという)を現在セルレートテーブル106
に設定する(S304)。
セルモニタ部A102で、受信したATMセルの中から
RMセルのみを抽出する。ATMセルのペイロードタイ
プ(以下、PTという)値がRMセルであることを示
す”6”以外のセルについては全て無視、即ち廃棄する
(S301,S302,S303)。次に、”6”のR
Mセルについては、コネクションを識別するATMセル
ヘッダ内のVPI/VCI値を取り出し、図4に示す現
在セルレートテーブル106を索引し、RMセル中の現
在セルレート(以下、CCR:Current Cel
l Rateという)を現在セルレートテーブル106
に設定する(S304)。
【0024】帯域算出部A103は本実施の形態では、
固定周期(T)で起動され、図4に示す現在セルレート
テーブル106から各コネクション毎のCCRを子局単
位で足し合わすことで、子局毎の送信レートを得る(S
501)。さらに子局毎の送信レートを足し合わすこと
で、全子局の上り回線の総送信レートを得ることが出来
る(S502)。全子局の上り回線の総送信レートと、
あらかじめ与えられる上り回線として割当可能な無線伝
送レート(R)を比較して(S503)、全子局の上り
回線の総送信レートのほうが小さい場合は、各子局毎の
送信レートを収容するために必要な無線チャネル算出
し、帯域割当部に要求する(S504)。上述のS50
3で全子局の上り回線の総送信レートと、割当可能な無
線伝送レートを比較して、全子局の上り回線の総送信レ
ートのほうが大きい場合は、セル・レートを圧縮して、
各子局の送信レートの比率に従って割当可能な無線伝送
レート(R)を分割することで各子局毎に要求送信レー
トを算出し、更に各子局毎の要求送信レートから各コネ
クション毎の要求送信レートを算出する。そして、図6
に示す要求送信レートテーブルA107にコネクション
毎にその値を記憶する(S505)。また、各子局毎の
送信レートを収容するために必要な無線チャネル算出
し、帯域割当部104に要求する(S506)。
固定周期(T)で起動され、図4に示す現在セルレート
テーブル106から各コネクション毎のCCRを子局単
位で足し合わすことで、子局毎の送信レートを得る(S
501)。さらに子局毎の送信レートを足し合わすこと
で、全子局の上り回線の総送信レートを得ることが出来
る(S502)。全子局の上り回線の総送信レートと、
あらかじめ与えられる上り回線として割当可能な無線伝
送レート(R)を比較して(S503)、全子局の上り
回線の総送信レートのほうが小さい場合は、各子局毎の
送信レートを収容するために必要な無線チャネル算出
し、帯域割当部に要求する(S504)。上述のS50
3で全子局の上り回線の総送信レートと、割当可能な無
線伝送レートを比較して、全子局の上り回線の総送信レ
ートのほうが大きい場合は、セル・レートを圧縮して、
各子局の送信レートの比率に従って割当可能な無線伝送
レート(R)を分割することで各子局毎に要求送信レー
トを算出し、更に各子局毎の要求送信レートから各コネ
クション毎の要求送信レートを算出する。そして、図6
に示す要求送信レートテーブルA107にコネクション
毎にその値を記憶する(S505)。また、各子局毎の
送信レートを収容するために必要な無線チャネル算出
し、帯域割当部104に要求する(S506)。
【0025】RMセル分離部108では、ATM回線か
らATMセルを受信すると、ATMセルのPT値がRM
セルであることを示す”6”以外のセルについてはその
まま送信バッファに移す(S701,S702,S70
3)。RMセルの場合はバックワードRMセル処理部に
セルを移動する(S704)。
らATMセルを受信すると、ATMセルのPT値がRM
セルであることを示す”6”以外のセルについてはその
まま送信バッファに移す(S701,S702,S70
3)。RMセルの場合はバックワードRMセル処理部に
セルを移動する(S704)。
【0026】バックワードRMセル処理部105は、バ
ックワードRMセル受信する毎に起動され、バックワー
ドRMセルのVPI/VCI値によって、図6に示す要
求送信レートテーブルA107を索引し、該当する要求
送信レートを抽出(S801)し、受信したバックワー
ドRMセル内のER(Explicit Rate:送
信許容レート)値と比較し(S802)、要求送信レー
トのほうが小さい場合は、ERフィールドに上書きして
(S803)、子局に送出する(S804)。要求送信
レートの方が大きい場合は、そのまま子局に送出する
(S804)。
ックワードRMセル受信する毎に起動され、バックワー
ドRMセルのVPI/VCI値によって、図6に示す要
求送信レートテーブルA107を索引し、該当する要求
送信レートを抽出(S801)し、受信したバックワー
ドRMセル内のER(Explicit Rate:送
信許容レート)値と比較し(S802)、要求送信レー
トのほうが小さい場合は、ERフィールドに上書きして
(S803)、子局に送出する(S804)。要求送信
レートの方が大きい場合は、そのまま子局に送出する
(S804)。
【0027】この実施の形態によれば、各子局の現在の
送信レートをフォワードRMセルのCCRフィールドに
てモニタ出来るので、特別なコントロールチャネルを必
要としない。また、無線帯域の割り当てが不可能な場合
にもバックワードRMセルにて子局の送信レートをコン
トロールするので、子局の送信バッファにおけるセル廃
棄の可能性が低いATM無線伝送がを提供できるという
効果がある。
送信レートをフォワードRMセルのCCRフィールドに
てモニタ出来るので、特別なコントロールチャネルを必
要としない。また、無線帯域の割り当てが不可能な場合
にもバックワードRMセルにて子局の送信レートをコン
トロールするので、子局の送信バッファにおけるセル廃
棄の可能性が低いATM無線伝送がを提供できるという
効果がある。
【0028】実施の形態2.本実施の形態では、基本動
作に関連して現在セルレートに初期記憶する値を最も適
切と考えられる値に設定する動作を説明する。図9は本
実施の形態におけるATM処理部(ATM無線帯域制御
装置)の構成図である。図9において、図1と同符号の
ものは図1の要素と同一または相当の要素を示す。また
901はシグナリングモニタ部Bである。本実施の形態
の装置は実施の形態1にて説明した装置とはシグナリン
グモニタ部の動作が異なる。また、図10は図9に示す
シグナリングモニタ部B901の動作を説明するフロー
チャートである。
作に関連して現在セルレートに初期記憶する値を最も適
切と考えられる値に設定する動作を説明する。図9は本
実施の形態におけるATM処理部(ATM無線帯域制御
装置)の構成図である。図9において、図1と同符号の
ものは図1の要素と同一または相当の要素を示す。また
901はシグナリングモニタ部Bである。本実施の形態
の装置は実施の形態1にて説明した装置とはシグナリン
グモニタ部の動作が異なる。また、図10は図9に示す
シグナリングモニタ部B901の動作を説明するフロー
チャートである。
【0029】次に、図9に示すシグナリングモニタ部B
901の動作を図10を用いて説明する。シグナリング
モニタ部B901において、シグナリングセルからシグ
ナリングメッセージを組み立てた結果(S1004)、
「呼設定メッセージ」の場合、シグナリングメッセージ
内の初期セルレート(以下、ICR:Initial
Cell Rateという)を取り出し、図4に示す現
在セルレートテーブルにレコード生成時、現在セルレー
トの初期値として設定する(S1006)。
901の動作を図10を用いて説明する。シグナリング
モニタ部B901において、シグナリングセルからシグ
ナリングメッセージを組み立てた結果(S1004)、
「呼設定メッセージ」の場合、シグナリングメッセージ
内の初期セルレート(以下、ICR:Initial
Cell Rateという)を取り出し、図4に示す現
在セルレートテーブルにレコード生成時、現在セルレー
トの初期値として設定する(S1006)。
【0030】この実施の形態によれば、呼設定時の初期
セルレートにもとづく無線帯域割当が可能であるので、
呼設定直後から最適な帯域割当が可能となる効果があ
る。
セルレートにもとづく無線帯域割当が可能であるので、
呼設定直後から最適な帯域割当が可能となる効果があ
る。
【0031】実施の形態3.本実施の形態では、各子局
に帯域を狭くする場合には、各子局側における対応遅れ
を予測して基地局での帯域割り当てを狭くする動作を遅
らせる場合を説明する。図11は実施の形態におけるA
TM処理部の構成図である。図11において、図1と同
符号要素は同一または相当要素を示す。また、1011
は帯域算出部Bである。本実施の形態の装置は実施の形
態1にて説明した装置とは帯域算出部の動作が異なる。
また、図12は図11に示す帯域算出部Bの動作を説明
するフローチャートである。
に帯域を狭くする場合には、各子局側における対応遅れ
を予測して基地局での帯域割り当てを狭くする動作を遅
らせる場合を説明する。図11は実施の形態におけるA
TM処理部の構成図である。図11において、図1と同
符号要素は同一または相当要素を示す。また、1011
は帯域算出部Bである。本実施の形態の装置は実施の形
態1にて説明した装置とは帯域算出部の動作が異なる。
また、図12は図11に示す帯域算出部Bの動作を説明
するフローチャートである。
【0032】次に、図11に示す帯域算出部Bの動作を
図12を用いて説明する。帯域算出部B1101が、全
子局の上り回線の総送信レートと、あらかじめ与えられ
る上り回線として割当可能な無線伝送レートを比較して
(S1203)、全子局の上り回線の総送信レートのほ
うが大きい場合は、各子局の送信レートの比率に従って
割当可能な無線伝送レート(R)を分割することで各子
局毎に要求送信レートを算出し、各子局毎の要求送信レ
ートから各コネクション毎の要求送信レートを算出す
る。そして、図6に示す要求送信レートテーブルA10
7にコネクション毎に記憶する(S1205)。また、
各子局毎の送信レートを収容するために必要な無線チャ
ネル算出し、予め定めた固定遅延時間Tdc遅延した
後、帯域割当部に要求する(S1206)。
図12を用いて説明する。帯域算出部B1101が、全
子局の上り回線の総送信レートと、あらかじめ与えられ
る上り回線として割当可能な無線伝送レートを比較して
(S1203)、全子局の上り回線の総送信レートのほ
うが大きい場合は、各子局の送信レートの比率に従って
割当可能な無線伝送レート(R)を分割することで各子
局毎に要求送信レートを算出し、各子局毎の要求送信レ
ートから各コネクション毎の要求送信レートを算出す
る。そして、図6に示す要求送信レートテーブルA10
7にコネクション毎に記憶する(S1205)。また、
各子局毎の送信レートを収容するために必要な無線チャ
ネル算出し、予め定めた固定遅延時間Tdc遅延した
後、帯域割当部に要求する(S1206)。
【0033】この実施の形態によれば、バックワードR
Mセルが子局に到着し、子局が送信レートを抑制する前
に、帯域割当部による無線帯域の減少が起こらないよう
にして、子局の送信バッファ中のデータの待ち行列長の
増加を防ぐことが出来るという効果がある。
Mセルが子局に到着し、子局が送信レートを抑制する前
に、帯域割当部による無線帯域の減少が起こらないよう
にして、子局の送信バッファ中のデータの待ち行列長の
増加を防ぐことが出来るという効果がある。
【0034】実施の形態4.上述の実施の形態では全コ
ネクションに対して同じ固定遅延時間だけ遅らせたが、
より木目細かく各コネクション毎の応答遅れに基づい
て、基地局での対応する帯域を狭くする動作を制御する
場合を説明する。図13は本実施の形態におけるATM
処理部の構成図である。図13において、図1と同符号
の要素は同一または相当要素を示す。また、1302は
フォワードRMセルモニタ部Bであり、1301はシグ
ナリングモニタ部Cであり、1303は帯域算出部Cで
あり、1305は要求送信レートテーブルBであり、1
306は新たに追加した帯域割当遅延テーブルである。
本実施の形態の装置は、実施の形態1の装置とは、帯域
割当部が参照する帯域割当遅延テーブルを作成するため
に、フォワードRMセルモニタ部、シグナリングモニタ
部、帯域算出部の動作が異なり、要求送信レートテーブ
ルの形態が異なる。また、図14は図13に示すフォワ
ードRMセルモニタ部B1302の動作を説明するフロ
ーチャートである。図15は図13に示すシグナリング
モニタ部C1301の動作を説明するフローチャートで
ある。図16はコネクション毎の要求送信レートテーブ
ルB1305中のデータの構成例を示す図であり、図1
7は図13に示す帯域算出部C1303の動作を説明す
るフローチャートであり、図18はコネクション毎の帯
域割当遅延テーブル1306中のデータの構成例を示す
図である。
ネクションに対して同じ固定遅延時間だけ遅らせたが、
より木目細かく各コネクション毎の応答遅れに基づい
て、基地局での対応する帯域を狭くする動作を制御する
場合を説明する。図13は本実施の形態におけるATM
処理部の構成図である。図13において、図1と同符号
の要素は同一または相当要素を示す。また、1302は
フォワードRMセルモニタ部Bであり、1301はシグ
ナリングモニタ部Cであり、1303は帯域算出部Cで
あり、1305は要求送信レートテーブルBであり、1
306は新たに追加した帯域割当遅延テーブルである。
本実施の形態の装置は、実施の形態1の装置とは、帯域
割当部が参照する帯域割当遅延テーブルを作成するため
に、フォワードRMセルモニタ部、シグナリングモニタ
部、帯域算出部の動作が異なり、要求送信レートテーブ
ルの形態が異なる。また、図14は図13に示すフォワ
ードRMセルモニタ部B1302の動作を説明するフロ
ーチャートである。図15は図13に示すシグナリング
モニタ部C1301の動作を説明するフローチャートで
ある。図16はコネクション毎の要求送信レートテーブ
ルB1305中のデータの構成例を示す図であり、図1
7は図13に示す帯域算出部C1303の動作を説明す
るフローチャートであり、図18はコネクション毎の帯
域割当遅延テーブル1306中のデータの構成例を示す
図である。
【0035】次に、図13に示すフォワードRMセルモ
ニタ部B1302の動作を図14を用いて説明する。フ
ォワードRMセルモニタ部1302では、受信したAT
Mセルの中からRMセルのみを抽出するため、ATMセ
ルのPT値がRMセル以外のセルについては全て無視し
て廃棄する(S1401,S1402,S1403)。
次に、コネクションを識別するATMセルヘッダ内のV
PI/VCI値を取り出し、現在セルレートテーブル1
06を索引し、RMセル中のCCRを現在セルレートテ
ーブル106に設定する(S1404)。次に図16に
示す要求送信レートテーブルBをVPI/VCIにて索
引し、要求送信レートと設定時刻を得る(S140
5)。当該要求送信レートとCCR値が等しい場合(S
1407)は、図18に示す帯域割当遅延テーブルをV
PI/VCIにて索引し、現在時刻と当該設定時刻との
差を設定する(S1407)。
ニタ部B1302の動作を図14を用いて説明する。フ
ォワードRMセルモニタ部1302では、受信したAT
Mセルの中からRMセルのみを抽出するため、ATMセ
ルのPT値がRMセル以外のセルについては全て無視し
て廃棄する(S1401,S1402,S1403)。
次に、コネクションを識別するATMセルヘッダ内のV
PI/VCI値を取り出し、現在セルレートテーブル1
06を索引し、RMセル中のCCRを現在セルレートテ
ーブル106に設定する(S1404)。次に図16に
示す要求送信レートテーブルBをVPI/VCIにて索
引し、要求送信レートと設定時刻を得る(S140
5)。当該要求送信レートとCCR値が等しい場合(S
1407)は、図18に示す帯域割当遅延テーブルをV
PI/VCIにて索引し、現在時刻と当該設定時刻との
差を設定する(S1407)。
【0036】シグナリングモニタ部C1301では、受
信したATMセルの中からシグナリングセルのみを抽出
する(S1501,S1502,S1503)。次に、
シグナリングメッセージを生成する(S1504)。シ
グナリングメッセージが「呼設定メッセージ」の場合は
(S1505)、現在セルレートテーブル106にレコ
ードを登録するとともに、現在セルレートの初期値とし
てある固定値を設定する(S1506)。さらに、図1
6に示す要求送信レートテーブルB1305と図18に
示す帯域割当遅延テーブル1306にレコードを登録す
る(S1507)。シグナリングメッセージが「呼解放
メッセージ」の場合(S1508)は、現在レートテー
ブル106、要求送信レートテーブルB1305および
帯域割当遅延テーブル1306を、呼設定メッセージか
ら得られるVPI/VCIで検索し、一致したレコード
を削除する(S1509)。
信したATMセルの中からシグナリングセルのみを抽出
する(S1501,S1502,S1503)。次に、
シグナリングメッセージを生成する(S1504)。シ
グナリングメッセージが「呼設定メッセージ」の場合は
(S1505)、現在セルレートテーブル106にレコ
ードを登録するとともに、現在セルレートの初期値とし
てある固定値を設定する(S1506)。さらに、図1
6に示す要求送信レートテーブルB1305と図18に
示す帯域割当遅延テーブル1306にレコードを登録す
る(S1507)。シグナリングメッセージが「呼解放
メッセージ」の場合(S1508)は、現在レートテー
ブル106、要求送信レートテーブルB1305および
帯域割当遅延テーブル1306を、呼設定メッセージか
ら得られるVPI/VCIで検索し、一致したレコード
を削除する(S1509)。
【0037】帯域算出部C1303は固定周期(T)で
起動され、現在セルレートテーブル106から各コネク
ション毎のCCRを子局単位で足し合わして、子局毎の
送信レートを得る(S1701)。さらに各子局の送信
レートを合計して上り回線の総送信レートを得る(S1
702)。全子局の上り回線の総送信レートと、あらか
じめ与えられる上り回線として割当可能な無線伝送レー
ト(R)を比較して(S1703)、全子局の上り回線
の総送信レートのほうが小さい場合は、各子局の送信レ
ートを収容するための無線チャネルを算出し、帯域割当
部104に要求する(S1704)。上述のS1703
で、全子局の上り回線の総送信レートのほうが大きい場
合は、セル・レートを圧縮して、各子局の送信レートの
比率に従って割当可能な無線伝送レートを分割すること
で各子局毎に要求送信レートを算出し、更に各子局毎の
要求送信レートから各コネクション毎の要求送信レート
を算出する。そして図16に示す要求送信レートテーブ
ルB1305にコネクション毎に現在時刻とともに記憶
する(S1705)。また、VPI/VCIにて図18
に示す帯域割当遅延テーブル1306を索引し、得られ
た帯域割当遅延時間に固定係数をかけあわせた時間だけ
遅延させたのち(S1706)、各子局毎の送信レート
を収容するための無線チャネルを算出し、帯域割当部1
04に要求する(S1707)。
起動され、現在セルレートテーブル106から各コネク
ション毎のCCRを子局単位で足し合わして、子局毎の
送信レートを得る(S1701)。さらに各子局の送信
レートを合計して上り回線の総送信レートを得る(S1
702)。全子局の上り回線の総送信レートと、あらか
じめ与えられる上り回線として割当可能な無線伝送レー
ト(R)を比較して(S1703)、全子局の上り回線
の総送信レートのほうが小さい場合は、各子局の送信レ
ートを収容するための無線チャネルを算出し、帯域割当
部104に要求する(S1704)。上述のS1703
で、全子局の上り回線の総送信レートのほうが大きい場
合は、セル・レートを圧縮して、各子局の送信レートの
比率に従って割当可能な無線伝送レートを分割すること
で各子局毎に要求送信レートを算出し、更に各子局毎の
要求送信レートから各コネクション毎の要求送信レート
を算出する。そして図16に示す要求送信レートテーブ
ルB1305にコネクション毎に現在時刻とともに記憶
する(S1705)。また、VPI/VCIにて図18
に示す帯域割当遅延テーブル1306を索引し、得られ
た帯域割当遅延時間に固定係数をかけあわせた時間だけ
遅延させたのち(S1706)、各子局毎の送信レート
を収容するための無線チャネルを算出し、帯域割当部1
04に要求する(S1707)。
【0038】上述の構成は、要は要求送信レートテーブ
ルBに設定した時刻と、実際に得られるフォワードRM
セルの現在時刻との差を見て帯域割り当ての時刻を制御
できればよいので、各種の変形が考えられる。この実施
の形態によれば、バックワードRMセルを子局に送出し
てから、実際に無線帯域を割り当てるまでの時間を、子
局の特性に応じて変更することが出来るので、各子局毎
に木目細かくバックワードが到着し送信レートを抑制す
る前に無線帯域の減少が起こらないように制御出来るの
で、きめ細かく子局の送信バッファの待ち行列長の増加
を制御出来る効果がある。
ルBに設定した時刻と、実際に得られるフォワードRM
セルの現在時刻との差を見て帯域割り当ての時刻を制御
できればよいので、各種の変形が考えられる。この実施
の形態によれば、バックワードRMセルを子局に送出し
てから、実際に無線帯域を割り当てるまでの時間を、子
局の特性に応じて変更することが出来るので、各子局毎
に木目細かくバックワードが到着し送信レートを抑制す
る前に無線帯域の減少が起こらないように制御出来るの
で、きめ細かく子局の送信バッファの待ち行列長の増加
を制御出来る効果がある。
【0039】実施の形態5.上述の各実施の形態では全
コネクションを同じ割合で要求送信レートとして抑えた
が、コネクションによってはセル廃棄が生じてはいけな
いという高伝送品質を要求するものもある。以下はそう
した要求に対処する場合を説明する。図19は本実施の
形態におけるATM処理部の構成図である。図19にお
いて、図1と同符号の要素は同一または相当部分を示
す。また、1901はシグナリングモニタ部Dであり、
1902は帯域割当部Dであり、1903は要求サービ
ス品質テーブルである。本実施の形態の装置は実施の形
態1の装置とはシグナリングモニタ部と帯域算出部の動
作が異なる。また、図20は図19に示すシグナリング
モニタ部Dの動作を説明するフローチャートであり、図
21はコネクション毎の要求サービス品質テーブル19
03中のデータの構成例を示す図であり、図22は図1
9に示す帯域算出部Dの動作を説明するフローチャート
である。
コネクションを同じ割合で要求送信レートとして抑えた
が、コネクションによってはセル廃棄が生じてはいけな
いという高伝送品質を要求するものもある。以下はそう
した要求に対処する場合を説明する。図19は本実施の
形態におけるATM処理部の構成図である。図19にお
いて、図1と同符号の要素は同一または相当部分を示
す。また、1901はシグナリングモニタ部Dであり、
1902は帯域割当部Dであり、1903は要求サービ
ス品質テーブルである。本実施の形態の装置は実施の形
態1の装置とはシグナリングモニタ部と帯域算出部の動
作が異なる。また、図20は図19に示すシグナリング
モニタ部Dの動作を説明するフローチャートであり、図
21はコネクション毎の要求サービス品質テーブル19
03中のデータの構成例を示す図であり、図22は図1
9に示す帯域算出部Dの動作を説明するフローチャート
である。
【0040】次に、図19に示すシグナリングモニタ部
D1901の動作を図20を用いて説明する。シグナリ
ングモニタ部D1901では、受信したATMセルの中
からシグナリングセルのみを抽出する(S2001,S
2002,S2003)。次に、シグナリングメッセー
ジを生成する(S2004)。シグナリングメッセージ
が「呼設定メッセージ」の場合は(S2005)、現在
セルレートテーブル106にレコードを登録し、現在セ
ルレートの初期値としてある固定値を設定する(S20
06)。さらに、要求送信レートテーブルA107にレ
コードを登録する(S2007)。また、図21に示す
要求サービス品質テーブル1903にレコードを登録
し、VPI/VCI値とサービス品質を設定する(S2
008)。シグナリングメッセージが「呼解放メッセー
ジ」の場合は(S2009)、現在セルレートテーブル
106、要求送信レートテーブルA107およびサービ
ス品質テーブル1903を、呼設定メッセージから得ら
れるVPI/VCIで検索し、一致したレコードを削除
する(S2010)。
D1901の動作を図20を用いて説明する。シグナリ
ングモニタ部D1901では、受信したATMセルの中
からシグナリングセルのみを抽出する(S2001,S
2002,S2003)。次に、シグナリングメッセー
ジを生成する(S2004)。シグナリングメッセージ
が「呼設定メッセージ」の場合は(S2005)、現在
セルレートテーブル106にレコードを登録し、現在セ
ルレートの初期値としてある固定値を設定する(S20
06)。さらに、要求送信レートテーブルA107にレ
コードを登録する(S2007)。また、図21に示す
要求サービス品質テーブル1903にレコードを登録
し、VPI/VCI値とサービス品質を設定する(S2
008)。シグナリングメッセージが「呼解放メッセー
ジ」の場合は(S2009)、現在セルレートテーブル
106、要求送信レートテーブルA107およびサービ
ス品質テーブル1903を、呼設定メッセージから得ら
れるVPI/VCIで検索し、一致したレコードを削除
する(S2010)。
【0041】帯域算出部D1902は固定周期(T)で
起動され、現在セルレートテーブル106から各コネク
ション毎のCCRを子局単位で足し合わして、子局毎の
送信レートを得る(S2201)。さらに子局毎の送信
レートを合計して上り回線の総送信レートを得る(S2
202)。全子局の上り回線の総送信レートと、あらか
じめ与えられる上り回線として割当可能な無線伝送レー
ト(R)を比較して(S2203)、全子局の上り回線
の総送信レートのほうが小さい場合は、各子局の送信レ
ートを収容するための無線チャネルを算出し、帯域割当
部104に要求する(S2204)。上述のS2203
で、全子局の上り回線の総送信レートのほうが大きい場
合は、セル・レートを圧縮するために、図21に示す要
求サービス品質テーブル1903を参照し、高いサービ
ス品質が要求されるコネクションを優先的に無線伝送レ
ートに割り当てていき(S2205)、サービス品質が
それほど要求されないコネクションはその後に割り当て
る(S2206)。こうして、各子局毎に要求送信レー
トを算出し、更に各コネクション毎の要求送信レートを
算出し、要求送信レートテーブルA107にコネクショ
ン毎に記憶する(S2207)。また、各子局毎の送信
レートを収容するための無線チャネルを算出し、帯域割
当部104に要求する(S2208)。
起動され、現在セルレートテーブル106から各コネク
ション毎のCCRを子局単位で足し合わして、子局毎の
送信レートを得る(S2201)。さらに子局毎の送信
レートを合計して上り回線の総送信レートを得る(S2
202)。全子局の上り回線の総送信レートと、あらか
じめ与えられる上り回線として割当可能な無線伝送レー
ト(R)を比較して(S2203)、全子局の上り回線
の総送信レートのほうが小さい場合は、各子局の送信レ
ートを収容するための無線チャネルを算出し、帯域割当
部104に要求する(S2204)。上述のS2203
で、全子局の上り回線の総送信レートのほうが大きい場
合は、セル・レートを圧縮するために、図21に示す要
求サービス品質テーブル1903を参照し、高いサービ
ス品質が要求されるコネクションを優先的に無線伝送レ
ートに割り当てていき(S2205)、サービス品質が
それほど要求されないコネクションはその後に割り当て
る(S2206)。こうして、各子局毎に要求送信レー
トを算出し、更に各コネクション毎の要求送信レートを
算出し、要求送信レートテーブルA107にコネクショ
ン毎に記憶する(S2207)。また、各子局毎の送信
レートを収容するための無線チャネルを算出し、帯域割
当部104に要求する(S2208)。
【0042】上述の要求サービス品質は、低いと高いの
2種類としたが、品質レベルを多様にして要求サービス
品質の種類を多くして、対応して帯域を割り当てるよう
にしてもよい。この実施の形態によれば、各コネクショ
ンに要求されるサービス品質により、高いサービス品質
が要求されるコネクションを優先的に無線帯域を割り当
てるので、ユーザの要求伝送品質に応じた無線帯域割当
ができる効果がある。
2種類としたが、品質レベルを多様にして要求サービス
品質の種類を多くして、対応して帯域を割り当てるよう
にしてもよい。この実施の形態によれば、各コネクショ
ンに要求されるサービス品質により、高いサービス品質
が要求されるコネクションを優先的に無線帯域を割り当
てるので、ユーザの要求伝送品質に応じた無線帯域割当
ができる効果がある。
【0043】実施の形態6.更に各子局への割り当て制
御時間を短縮した装置を説明する。即ち、ATM回線か
らのバックワードRMセルに制御情報を乗せるだけでな
く、セル・レートを圧縮する必要が生じると、RMセル
を生成して各子局に通知する場合を説明する。図23は
本実施の形態におけるATM処理部の構成図である。図
23において、図1と同符号の要素は同一または相当部
分を示す。また、2301は帯域算出部Eである。本実
施の形態の装置は実施の形態1の装置とは帯域算出部の
動作が異なる。また、図24は図23に示す帯域算出部
Eの動作を説明するフローチャートであり、図25は図
23に示すバックワードRMセル処理部の動作を説明す
るフローチャートである。
御時間を短縮した装置を説明する。即ち、ATM回線か
らのバックワードRMセルに制御情報を乗せるだけでな
く、セル・レートを圧縮する必要が生じると、RMセル
を生成して各子局に通知する場合を説明する。図23は
本実施の形態におけるATM処理部の構成図である。図
23において、図1と同符号の要素は同一または相当部
分を示す。また、2301は帯域算出部Eである。本実
施の形態の装置は実施の形態1の装置とは帯域算出部の
動作が異なる。また、図24は図23に示す帯域算出部
Eの動作を説明するフローチャートであり、図25は図
23に示すバックワードRMセル処理部の動作を説明す
るフローチャートである。
【0044】帯域算出部E2301が、全子局の上り回
線の総送信レートと、あらかじめ与えられる上り回線と
して割当可能な無線伝送レート(R)を比較して(S2
403)、全子局の上り回線の総送信レートのほうが大
きい場合は、セル・レートを圧縮して、各子局の送信レ
ートの比率に従って要求送信レートを算出し、更に各コ
ネクション毎の要求送信レートを算出する。そして、要
求送信レートテーブルA107にコネクション毎に記憶
する(S2405)。また、各子局毎の送信レートを収
容するための無線チャネルを算出し、帯域割当部104
に要求する(S2406)。さらにバックワードRMセ
ル処理部105に、バックワードRMセルの送信を要求
する(S2407)。
線の総送信レートと、あらかじめ与えられる上り回線と
して割当可能な無線伝送レート(R)を比較して(S2
403)、全子局の上り回線の総送信レートのほうが大
きい場合は、セル・レートを圧縮して、各子局の送信レ
ートの比率に従って要求送信レートを算出し、更に各コ
ネクション毎の要求送信レートを算出する。そして、要
求送信レートテーブルA107にコネクション毎に記憶
する(S2405)。また、各子局毎の送信レートを収
容するための無線チャネルを算出し、帯域割当部104
に要求する(S2406)。さらにバックワードRMセ
ル処理部105に、バックワードRMセルの送信を要求
する(S2407)。
【0045】本実施の形態では、バックワードRMセル
処理部105は、バックワードRMセルを受信するた
び、および帯域算出部からバックワードRMセルの送出
を要求された時点の両方で起動される。なお、その他の
処理は他の実施の形態と同様である。
処理部105は、バックワードRMセルを受信するた
び、および帯域算出部からバックワードRMセルの送出
を要求された時点の両方で起動される。なお、その他の
処理は他の実施の形態と同様である。
【0046】この実施の形態によれば、帯域算出部で全
子局の上り回線の総送信レートのほうが割り当て可能レ
ート(R)より大きい場合、すぐにバックワードRMセ
ルが送信されるので、迅速な送信レートの変更ができ
る。
子局の上り回線の総送信レートのほうが割り当て可能レ
ート(R)より大きい場合、すぐにバックワードRMセ
ルが送信されるので、迅速な送信レートの変更ができ
る。
【0047】実施の形態7.図26は本実施の形態にお
けるATM処理部の構成図である。図26において、図
1と同符号の要素は同一または相当部分を示す。また2
601は立ち上げ周期算出部である。本実施の形態の装
置は実施の形態1の装置に帯域算出部A103の一部と
して立ち上げ周期算出部2601を追加する。また、図
27は図26に示す立ち上げ周期算出部2601の動作
を説明するフローチャートである。
けるATM処理部の構成図である。図26において、図
1と同符号の要素は同一または相当部分を示す。また2
601は立ち上げ周期算出部である。本実施の形態の装
置は実施の形態1の装置に帯域算出部A103の一部と
して立ち上げ周期算出部2601を追加する。また、図
27は図26に示す立ち上げ周期算出部2601の動作
を説明するフローチャートである。
【0048】立ち上げ周期算出部2601は、固定周期
Tよりも短かい周期Tsで起動され、フォワードRMセ
ルモニタ部A102により設定される現在セルレートテ
ーブル106を監視し、前周期の現在セルレートと比較
して、変化が有った場合(S2702)に帯域算出部A
103を起動する(S2703)。
Tよりも短かい周期Tsで起動され、フォワードRMセ
ルモニタ部A102により設定される現在セルレートテ
ーブル106を監視し、前周期の現在セルレートと比較
して、変化が有った場合(S2702)に帯域算出部A
103を起動する(S2703)。
【0049】この実施の形態によれば、現在セルレート
に変更が有った場合、即時に帯域の算出が行われるの
で、より迅速な周波数割当が可能となる。
に変更が有った場合、即時に帯域の算出が行われるの
で、より迅速な周波数割当が可能となる。
【0050】
【発明の効果】上述のようにこの発明によれば、要求送
信レート記憶手段と帯域算出手段とバックワードRMセ
ル処理手段を設けたので、各子局の現在の送信レートを
フォワードRMセルのCCRフィールドにてモニタ出
来、特別なコントロールチャネルを必要とせず、帯域を
広く使用できる効果がある。また、無線帯域の割り当て
が不可能な場合にもバックワードRMセルで子局の送信
レートを制御するので、子局の送信バッファにおけるセ
ル廃棄を減らせる効果もある。
信レート記憶手段と帯域算出手段とバックワードRMセ
ル処理手段を設けたので、各子局の現在の送信レートを
フォワードRMセルのCCRフィールドにてモニタ出
来、特別なコントロールチャネルを必要とせず、帯域を
広く使用できる効果がある。また、無線帯域の割り当て
が不可能な場合にもバックワードRMセルで子局の送信
レートを制御するので、子局の送信バッファにおけるセ
ル廃棄を減らせる効果もある。
【0051】また更に、呼設定時の初期セルレートにも
とづいて最初に、無線帯域割当をするので、呼設定直後
から最適な帯域割当ができる効果がある。
とづいて最初に、無線帯域割当をするので、呼設定直後
から最適な帯域割当ができる効果がある。
【0052】また更に、基地局の帯域割り当てを子局の
通知より遅らせるようにしたので子局の送信バッファの
待ち行列長の増加を防ぐことが出来る効果がある。
通知より遅らせるようにしたので子局の送信バッファの
待ち行列長の増加を防ぐことが出来る効果がある。
【0053】また更に、基地局の帯域割り当ての遅れを
子局の特性に応じてきめ細かく変更するので、各子局の
送信バッファの待ち行列長の増加を細かく管理出来る効
果がある。
子局の特性に応じてきめ細かく変更するので、各子局の
送信バッファの待ち行列長の増加を細かく管理出来る効
果がある。
【0054】また更に、各コネクションに要求されるサ
ービス品質に応じてコネクションに対する無線帯域の優
先割り当てを行うので、ユーザの要求に応じた無線帯域
割当ができる効果がある。
ービス品質に応じてコネクションに対する無線帯域の優
先割り当てを行うので、ユーザの要求に応じた無線帯域
割当ができる効果がある。
【0055】また更に、上り回線の総送信レートを制御
するタイミングを早くしたので、全子局の上り回線の総
送信レートを絞る必要がある場合は、即時にバックワー
ドRMセルを送信し、迅速な送信レートの変更ができる
効果がある。
するタイミングを早くしたので、全子局の上り回線の総
送信レートを絞る必要がある場合は、即時にバックワー
ドRMセルを送信し、迅速な送信レートの変更ができる
効果がある。
【0056】また更に、現在セルレートに変更が有った
場合、即時に帯域の算出が行われるようにしたので、よ
り迅速な周波数割当ができる効果がある。
場合、即時に帯域の算出が行われるようにしたので、よ
り迅速な周波数割当ができる効果がある。
【図1】 本発明の実施の形態1における無線ATM基
地局のATM処理部(ATM無線帯域制御装置)の構成
図である。
地局のATM処理部(ATM無線帯域制御装置)の構成
図である。
【図2】 図1に示すシグナリングモニタ部Aの動作を
示すフローチャート図である。
示すフローチャート図である。
【図3】 図1に示すフォワードRMセルモニタ部Aの
動作を示すフローチャート図である。
動作を示すフローチャート図である。
【図4】 図3のフローチャート図に示されたコネクシ
ョン毎の現在セルレートテーブル(記憶手段)中のデー
タの構成例を示す図である。
ョン毎の現在セルレートテーブル(記憶手段)中のデー
タの構成例を示す図である。
【図5】 図1に示す帯域算出部Aの動作を示すフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図6】 図5のフローチャート図に示されたコネクシ
ョン毎の要求送信レートテーブルA(記憶手段)中のデ
ータの構成例を示す図である。
ョン毎の要求送信レートテーブルA(記憶手段)中のデ
ータの構成例を示す図である。
【図7】 図1に示すRMセル分離部の動作を示すフロ
ーチャート図である。
ーチャート図である。
【図8】 図1に示すバックワードRMセル処理部の動
作を示すフローチャート図である。
作を示すフローチャート図である。
【図9】 本発明の実施の形態2における無線ATM基
地局のATM処理部の構成図である。
地局のATM処理部の構成図である。
【図10】 図9に示すシグナリングモニタ部Bの動作
を説明するフローチャート図である。
を説明するフローチャート図である。
【図11】 本発明の実施の形態3における無線ATM
基地局のATM処理部の構成図である。
基地局のATM処理部の構成図である。
【図12】 図11に示す帯域算出部Bの動作を説明す
るフローチャート図である。
るフローチャート図である。
【図13】 本発明の実施の形態4における無線ATM
基地局のATM処理部の構成図である。
基地局のATM処理部の構成図である。
【図14】 図13に示すフォワードRMセルモニタ部
Bの動作を説明するフローチャート図である。
Bの動作を説明するフローチャート図である。
【図15】 図13に示すシグナリングモニタ部Cの動
作を説明するフローチャート図である。
作を説明するフローチャート図である。
【図16】 図15のフローチャート図に示されたコネ
クション毎の要求送信レートテーブルB中のデータの構
成例を示す図である。
クション毎の要求送信レートテーブルB中のデータの構
成例を示す図である。
【図17】 図13に示す帯域算出部C1303の動作
を説明するフローチャート図である。
を説明するフローチャート図である。
【図18】 図17のフローチャート図に示されたコネ
クション毎の帯域割当遅延テーブル中のデータの構成例
を示す図である。
クション毎の帯域割当遅延テーブル中のデータの構成例
を示す図である。
【図19】 本発明の実施の形態5における無線ATM
基地局のATM処理部の構成図である。
基地局のATM処理部の構成図である。
【図20】 図19に示すシグナリングモニタ部Dの動
作を説明するフローチャート図である。
作を説明するフローチャート図である。
【図21】 図20のフローチャート図に示されたコネ
クション毎の要求サービス品質テーブル中のデータの構
成例を示す図である。
クション毎の要求サービス品質テーブル中のデータの構
成例を示す図である。
【図22】 図19に示す帯域算出部Dの動作を説明す
るフローチャート図である。
るフローチャート図である。
【図23】 本発明の実施の形態6における無線ATM
基地局のATM処理部の構成図である。
基地局のATM処理部の構成図である。
【図24】 図23に示す帯域算出部Eの動作を説明す
るフローチャート図である。
るフローチャート図である。
【図25】 図23に示すバックワードRMセル処理部
の動作を説明するフローチャート図である。
の動作を説明するフローチャート図である。
【図26】 本発明の実施の形態7における無線ATM
基地局のATM処理部の構成図である。
基地局のATM処理部の構成図である。
【図27】 図26に示す立ち上げ周期監視部の動作を
説明するフローチャート図である。
説明するフローチャート図である。
【図28】 ATMにおいて用いられるセルの構造を示
す図である。
す図である。
【図29】 送信レートを調節する方法を説明するため
のATMシステム構成図である。
のATMシステム構成図である。
【図30】 従来の送信レートを調節する方法を説明す
るためのシーケンス図である。
るためのシーケンス図である。
【図31】 図30の情報フローに現れるトラヒック制
御セルのフォーマットを示す図である。
御セルのフォーマットを示す図である。
【図32】 従来のATMを用いた無線ATM伝送装置
の構成例を示す図である。
の構成例を示す図である。
【図33】 無線基地局と子局間の無線区間のTDMA
フレームフォーマットの例を示す図である。
フレームフォーマットの例を示す図である。
【図34】 従来の無線基地局のATM処理部の構成を
示す図である。
示す図である。
【図35】 従来の無線アダプタのATM処理部の構成
を示す図である。
を示す図である。
100 ATM処理部、101 シグナリングモニタ部
A、102 フォワードRMセルモニタ部A、103
帯域算出部A、104 帯域割り当て部、105 バッ
クワードRMセル処理部、106 現在セルレートテー
ブル、107要求送信レートテーブルA、108 RM
セル分離部、109 受信バッファ、900 ATM処
理部、901 シグナリングモニタ部B、1100 A
TM処理部、1011 帯域算出部B、1300 AT
M処理部、1301 シグナリングモニタ部C、130
2 フォワードRMセルモニタ部B、1303 帯域算
出部C、1305 要求送信レートテーブルB、130
6 帯域割当遅延テーブル、1900 ATM処理部、
1901 シグナリングモニタ部D、1902帯域割当
部D、1903 要求サービス品質テーブル、2300
ATM処理部、2301 帯域算出部E、2600
ATM処理部、2601 立ち上げ周期算出部、280
1 セル、2802 セルヘッダ、2803 セル情報
部、2901 送信側のATM端末、2902 受信側
のATM端末、2903 ATM交換網、2904 A
TM交換機、3101 セル、3102 ヘッダ、31
03 情報部、3104 送信許容レート、3201
無線基地局、3202 無線部、3203 ATM処理
部、3204 無線アダプタA、3205 無線部、3
206 ATM処理部、3207 無線アダプタB、3
208 無線部、3209 ATM処理部、3210
ATM端末A、3211 ATM端末B、3212 子
局A、3213 子局B、3214 ATM交換網、3
215 ATM回線、3300 TDMAフレーム、3
301 アクセスチャネル(Ach)、3302 コン
トロールチャネル(Cch)、3303 ユーザチャネ
ル(Uch)、3304 アクセスチャネル(Ac
h)、3305 コントロールチャネル(Cch)、3
306 ユーザチャネル(Uch)、3400 ATM
処理部、3401 受信バッファ、3402 送信バッ
ファ、3403 子局側送信バッファ長モニタ部、34
04 帯域算出部、3405 帯域割当部、3500A
TM処理部、3501 送信バッファ、3502 送信
バッファ監視部、3503 受信バッファ。
A、102 フォワードRMセルモニタ部A、103
帯域算出部A、104 帯域割り当て部、105 バッ
クワードRMセル処理部、106 現在セルレートテー
ブル、107要求送信レートテーブルA、108 RM
セル分離部、109 受信バッファ、900 ATM処
理部、901 シグナリングモニタ部B、1100 A
TM処理部、1011 帯域算出部B、1300 AT
M処理部、1301 シグナリングモニタ部C、130
2 フォワードRMセルモニタ部B、1303 帯域算
出部C、1305 要求送信レートテーブルB、130
6 帯域割当遅延テーブル、1900 ATM処理部、
1901 シグナリングモニタ部D、1902帯域割当
部D、1903 要求サービス品質テーブル、2300
ATM処理部、2301 帯域算出部E、2600
ATM処理部、2601 立ち上げ周期算出部、280
1 セル、2802 セルヘッダ、2803 セル情報
部、2901 送信側のATM端末、2902 受信側
のATM端末、2903 ATM交換網、2904 A
TM交換機、3101 セル、3102 ヘッダ、31
03 情報部、3104 送信許容レート、3201
無線基地局、3202 無線部、3203 ATM処理
部、3204 無線アダプタA、3205 無線部、3
206 ATM処理部、3207 無線アダプタB、3
208 無線部、3209 ATM処理部、3210
ATM端末A、3211 ATM端末B、3212 子
局A、3213 子局B、3214 ATM交換網、3
215 ATM回線、3300 TDMAフレーム、3
301 アクセスチャネル(Ach)、3302 コン
トロールチャネル(Cch)、3303 ユーザチャネ
ル(Uch)、3304 アクセスチャネル(Ac
h)、3305 コントロールチャネル(Cch)、3
306 ユーザチャネル(Uch)、3400 ATM
処理部、3401 受信バッファ、3402 送信バッ
ファ、3403 子局側送信バッファ長モニタ部、34
04 帯域算出部、3405 帯域割当部、3500A
TM処理部、3501 送信バッファ、3502 送信
バッファ監視部、3503 受信バッファ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04Q 7/38
Claims (7)
- 【請求項1】 複数のATM無線子局の通信帯域を制御
する無線基地局において、 上記各子局からのトラヒック制御セル(以下、フォワー
ドRMセルという)を受信すると、上記フォワードRM
セルに記載された現在セル・レート(以下、CRCとい
う)をコネクション毎に記憶する現在セル・レート記憶
手段と、 各コネクションが要求するセル・レートを割り当て可能
無線伝送レートに納めて各コネクション毎に記憶する要
求送信レート記憶手段と、 所定のタイミングで上記各コネクション毎に記憶された
CCRを子局単位で合計して子局のCCRを求め、更に
全子局のCCRを合計して得られる上り回線のCCRを
割り当て可能無線伝送レートと比較して上記上り回線の
CCRが割り当て可能無線伝送レートより小さい場合
は、各子局毎の無線帯域を設定し、 比較して上記上り回線のCCRが割り当て可能無線伝送
レートより大きい場合は、セル・レートを圧縮して要求
送信レートとして上記要求送信レート記憶手段に転送し
て記憶し、上記転送した要求送信レートに基づいて各子
局毎の無線帯域を設定する帯域算出手段と、 ATM回線からのトラヒック制御セル(以下、バックワ
ードRMセルという)を受信すると、上記バックワード
RMセルに記載の送信許容レート(以下、ERという)
を上記記憶した要求送信レートと比較して、ERが小さ
い場合には該ERを上記要求送信レートに置き換えて対
応子局に伝送するバックワードRMセル処理手段とを備
えたことを特徴とするATM無線帯域制御装置。 - 【請求項2】 フォワードRMセルを受信して、上記フ
ォワードRMセルが呼設定要求であると、CCRとして
記憶する値を上記フォワードRMセルに記載の初期セル
・レートにするシグナリングモニタを付加したことを特
徴とする請求項1記載のATM無線帯域制御装置。 - 【請求項3】 帯域算出手段は、全子局のCCRを合計
して得られる上り回線のCCRを割り当て可能無線伝送
レートと比較して、上記上り回線のCCRが割り当て可
能無線伝送レートより大きい場合はセル・レートを圧縮
して要求送信レートとして上記要求送信レート記憶手段
に転送して記憶して後、一定遅延時間後に各子局毎の無
線帯域を設定する帯域算出手段としたことを特徴とする
請求項1記載のATM無線帯域制御装置。 - 【請求項4】 要求送信レート記憶手段は設定時刻も記
憶するようにし、各子局からのフォワードRMセルを受
信すると、該フォワードRMセルに記載の現在セル・レ
ートと上記対応する要求送信レート記憶手段に記載の設
定時刻との差の反応時間相当を記憶する帯域割り当て遅
延時間記憶手段を付加し、 帯域算出手段は、全子局の合計上り回線CCRが割り当
て可能無線伝送レートより大きい場合はセル・レートを
圧縮して要求送信レートとすると共に、上記帯域割り当
て遅延時間記憶手段に記載の対応する反応時間相当を参
照して所定遅延時間後に各子局毎の無線帯域を設定する
帯域算出手段としたことを特徴とする請求項3記載のA
TM無線帯域制御装置。 - 【請求項5】 各子局からのフォワードRMセルを受信
すると、該フォワードRMセルに記載の要求サービス品
質を記憶する要求サービス品質記憶手段を付加し、 帯域算出手段は、全子局の合計上り回線CCRが割り当
て可能無線伝送レートより大きい場合は、上記要求サー
ビス品質記憶手段に記載の対応する要求サービス品質に
よりセル・レートを圧縮して要求送信レートとすること
を特徴とする請求項1記載のATM無線帯域制御装置。 - 【請求項6】 帯域算出手段は、全子局の合計上り回線
CCRが割り当て可能無線伝送レートより大きい場合は
セル・レートを圧縮して要求送信レートとすると共に、
バックワードRMセル処理手段に各子局への通知を要求
するようにしたことを特徴とする請求項1記載のATM
無線帯域制御装置。 - 【請求項7】 帯域算出手段は、現在セル・レート記憶
手段に記憶している現在セル・レートの変化を検出し
て、変化が生じると全子局の合計上り回線CCRと割り
当て可能無線伝送レートとを比較するようにしたことを
特徴とする請求項1記載のATM無線帯域制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3393197A JP2894439B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | Atm無線帯域制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3393197A JP2894439B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | Atm無線帯域制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10233774A JPH10233774A (ja) | 1998-09-02 |
JP2894439B2 true JP2894439B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=12400269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3393197A Expired - Lifetime JP2894439B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | Atm無線帯域制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894439B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-18 JP JP3393197A patent/JP2894439B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10233774A (ja) | 1998-09-02 |
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