JP2892895B2 - バルーンカテーテル - Google Patents

バルーンカテーテル

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JP2892895B2 JP5005080A JP508093A JP2892895B2 JP 2892895 B2 JP2892895 B2 JP 2892895B2 JP 5005080 A JP5005080 A JP 5005080A JP 508093 A JP508093 A JP 508093A JP 2892895 B2 JP2892895 B2 JP 2892895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば医療分野及び工業
分野において用いられる内視鏡に併用されるバルーンカ
テーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バルーンカテーテルとして図1
0(A)に示す構成のものが知られている。図10
(A)中、1はカテーテル本体である。このカテーテル
本体1にはバルーン膨張用の送気管路2と造影用の送液
管路3とが設けられている。この場合、送気管路2の先
端部はカテーテル本体1の外周面に形成された送気管路
開口部2aに連通されている。
【0003】さらに、このカテーテル本体1の先端部外
周面には弾性材料によって形成された膨脹可能な筒状の
バルーン4が送気管路開口部2aを覆う状態で配設され
ている。この場合、バルーン4の先端部は送気管路開口
部2aの前方に配置された糸縛り部5aおよび接着剤塗
布部5bからなる先端固定部5によってカテーテル本体
1の外周面に固定され、同様にこのバルーン4の後端部
は送気管路開口部2aの後方に配置された糸縛り部6a
および接着剤塗布部6bからなる後端固定部6によって
カテーテル本体1の外周面に固定されている。
【0004】そして、送気管路2を通したバルーン4内
への流体の供給動作に応じてバルーン4の両端固定部
5,6間の変形部7が図10(A)中に一点鎖線で示す
ように膨脹されるようになっている。
【0005】ところで、この種のバルーンカテーテルと
して例えば実公平3−24191号公報や、実公平1−
11260号公報にはカテーテル本体1の先端に突起部
を設け、この突起部に略風船状のバルーン4の一端開口
部を被せて固定する構成のものが示されている。
【0006】また、例えば特公平4−3230号公報、
特公昭45−5239号公報にはカテーテル本体1上に
バルーン4の長さだけ細径部を設け、この細径部の部分
にバルーン4を配設し、カテーテル本体1の外径寸法と
バルーン4の外径寸法とを略一致させた構成のものが示
されている。
【0007】さらに、特開昭52−25491号公報に
はカテーテル本体1の先端部を丸く太径にして蠕動によ
る挿入性の向上を図る構成のものが示され、USP49
27412にはカテーテル本体1の先端部が太く、バル
ーン4の外径寸法と略一致している構成のものが示され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来からバルーンカテ
ーテルを使用して胆石等を回収する作業時には胆管等の
体腔内にバルーン4を収縮させた状態でカテーテル本体
1の先端部を胆石等の回収物の前方まで挿入したのち、
バルーン4を膨張させた状態で、カテーテル本体1を手
元側に引っ張ることにより、膨張状態のバルーン4で、
胆石等の回収物を引っ掛けて手元側に回収するようにな
っている。
【0009】しかしながら、図10(A)に示すように
カテーテル本体1上にバルーン4の両端を糸縛り部5
a,6aおよび接着剤塗布部5b,6bからなる固定部
5,6によって固定しただけのものではバルーン4を膨
張させた状態で、胆石等を回収するために後方へカテー
テル本体1を引っ張り、バルーン4に後方から負荷を加
えた際に、図10(B)に示すようにバルーン4の後端
固定部6の部分が破損し、バルーン4の後端固定部6に
おける糸縛り部6aがずれて、バルーン4の後端部が前
方へ移動するおそれがある。
【0010】さらに、バルーン4の後端固定部6の部分
が破損した場合にはバルーン4の先端固定部5の部分に
も過大な負荷が作用するので、続いてこの先端固定部5
の部分も破損し、図10(C),(D)に示すようにバ
ルーン4全体が前方へ移動してバルーン4がカテーテル
本体1から取れてしまうおそれがある。
【0011】また、実公平3−24191号公報や実公
平1−11260号公報、特公平4−3230号公報や
特公昭45−5239号公報、特開昭52−25491
号公報やUSP4927412ではカテーテル本体1に
おけるバルーン4の前方部分が若干太くなっているた
め、バルーン4の脱落を規制し得るが、実公平3−24
191号公報や実公平1−11260号公報では突起部
にバルーン4を被せるため、カテーテル本体1の先端部
の外径が太くなる問題がある。
【0012】さらに、特公平4−3230号公報、特公
昭45−5239号公報、特開昭52−25491号公
報、USP4927412でもカテーテル本体1におけ
るバルーン4の前方部分が太いか、もしくはカテーテル
本体1の先端からバルーン4までの部分が一様の太さと
なるため、体内への挿入性が悪くなるおそれがある。
【0013】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、バルーン膨張状態でバルーンに外力が
加わり、バルーンの後端部が移動しても、バルーンの前
端部が移動することがなく、バルーンの脱落を防ぐこと
ができるとともに、挿入性を良くすることができるバル
ーンカテーテルを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はバルーン膨張用
管路と送液管路を並設したカテーテル本体の先端部近傍
の外周面に径方向に膨脹・収縮可能なバルーンが被嵌さ
れるとともに、このバルーンの両端部に前記カテーテル
本体の外周面に固定される固定部が形成され、前記バル
ーン膨張用管路を通した前記バルーン内への流体の供給
動作に応じて前記バルーンの両端固定部間の変形部が膨
脹されるバルーンカテーテルにおいて、前記カテーテル
本体の先端側に前記バルーンの先端固定部が抜けること
を防止するバルーン係止部を一体的に設けるとともに、
前記カテーテル本体の先端部外周面に前記バルーン係止
部よりも小径で、軸方向に所定長さの直線部を持って
径部を一体的に形成し、かつ前記バルーン係止部と前記
小径部をなだらかにつなげたことを特徴とするバルーン
カテーテルである。
【0015】
【作用】バルーンに後方から負荷が加わり、バルーンの
後端固定部の部分が破損してバルーンの後端部が前方へ
移動した際に、バルーン係止部によってバルーンの先端
固定部がカテーテル本体の先端側に抜けることを防止す
るとともに、カテーテル本体の先端部外周面の小径部に
よってカテーテル本体の挿入性を良くするようにしたも
のである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を参照し
て説明する。図1はバルーンカテーテルの要部構成を示
すもので、11はカテーテル本体である。このカテーテ
ル本体11にはバルーン膨張用の送気管路(バルーン膨
張用管路)12と造影用の送液管路13とが並設されて
いる。この場合、送気管路12の先端部はカテーテル本
体11の外周面に形成された送気管路開口部12aに連
通されている。
【0017】さらに、このカテーテル本体11の先端部
外周面には弾性材料によって形成された膨脹可能な円筒
状のバルーン14が送気管路開口部12aを覆う状態で
配設されている。
【0018】このバルーン14の後端部は送気管路開口
部12aの後方に配置された糸縛り部15aおよび接着
剤塗布部15bからなる後端固定部15によってカテー
テル本体11の外周面に固定されている。
【0019】さらに、このバルーン14の先端部は送気
管路開口部12aの前方に配置された糸縛り部16aを
備えた先端固定部16によってカテーテル本体11の外
周面に固定されている。
【0020】また、カテーテル本体11の先端部外周面
にはバルーン14の先端固定部16の前方にバルーン1
4の装着部よりも大径な突起部(バルーン係止部)17
がカテーテル本体11と一体成形されている。この突起
部17の外径寸法はバルーン14の外径寸法と略同径に
設定されている。そして、この突起部17によってバル
ーン14の先端固定部16がカテーテル本体11の先端
側に抜けることを防止するようになっている。
【0021】さらに、カテーテル本体11の先端部外周
面には突起部17の前方にこの突起部17よりも小径な
小径部18が形成されている。この小径部18はカテー
テル本体11における突起部17よりも後方の部分の外
径寸法と略同径に設定されている。
【0022】また、カテーテル本体11の手元端(図示
しない)には送液管路13に連通された送液手段および
送気管路12に連通された送気手段がそれぞれ別個に接
続されている。そして、送気手段から送気管路12を通
した送気・排気動作にともないバルーン14を膨張・収
縮させるとともに、送液手段から送液管路13を通して
薬剤などの送液を行なえるようになっている。この場
合、送気管路12を通したバルーン14内への流体の供
給動作に応じてバルーン14の両端固定部15,16間
の変形部19が膨脹されるようになっている。
【0023】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、バルーンカテーテルの使用時にはバルーン14を
収縮させたままの状態でカテーテル本体11が内視鏡の
チャンネルを介して体腔内に挿入され、内視鏡による観
察下で、例えば十二指腸乳頭から胆管内に導入される。
【0024】続いて、送気手段により、送気管路12を
通してバルーン14内に空気が供給され、バルーン14
が膨張される。この状態で、送液管路13を通して、造
影剤が胆管内に注入され、胆管造影が行なわれる。
【0025】また、胆泥や胆石を回収する場合にはバル
ーン14を収縮させたままの状態で胆管の奥部まで挿入
させた後、バルーン14が膨張される。この状態で、カ
テーテル本体11を手元側へ引くことにより、膨張状態
のバルーン14で、胆石や胆泥等の回収物が引っ掛けら
れ、十二指腸側へかき出される。
【0026】この胆泥や胆石の回収作業時にはバルーン
14に手元側から負荷が加わり、バルーン14の後端固
定部15の部分が破損してバルーン14の後端部が前方
に移動するおそれがある。このとき、カテーテル本体1
1の先端固定部16の前方には突起部17があるため、
この突起部17によってバルーン14の先端部が係止さ
れる。そのため、バルーン14の先端部が前方に移動す
ることはなく、バルーン14がカテーテル本体11から
脱落することを防止することができる。
【0027】また、カテーテル本体11における突起部
17の前方の小径部18の部分は突起部17より細く、
カテーテル本体11における突起部17の後方側の部分
の太さとほぼ同じであるため、十二指腸乳頭から胆管内
へ挿入する際も挿入が容易である。
【0028】また、図2は本発明の第2の実施例を示す
ものである。これは、第1の実施例のバルーンカテーテ
ルにおける突起部17の先端側に先細のテーパ面21を
形成し、このテーパ面21をカテーテル本体11の先端
部の小径部18に段差なく連続的に連結させたものであ
る。
【0029】そこで、上記構成のものにあってもバルー
ン14の膨張状態でバルーン14に外力が加わり、バル
ーン14の後端部が移動した場合には第1の実施例と同
様にカテーテル本体11におけるバルーン14の前方の
外周面の突起部17によってバルーン14の前端部が係
止されるので、バルーン14の前端部が移動することが
なく、バルーン14の脱落を防ぐことができる。さら
に、カテーテル本体11の先端部外周面の小径部18に
よってカテーテル本体11の挿入性を良くすることがで
きる。
【0030】また、本実施例では特に突起部17の先端
側に先細のテーパ面21が形成されているので、胆管へ
のカテーテル本体11の挿入性を一層向上させることが
できる。
【0031】また、図3および図4は本発明の第3の実
施例を示すものである。これは、カテーテル本体11の
先端部外周面におけるバルーン14の先端固定部16の
前方に糸31を巻き付け、この糸巻き付け部によって突
起部32を形成したものである。
【0032】さらに、カテーテル本体11の先端部外周
面にはバルーン14の装着部と対応する部分に送気管路
12に連通させた前後一対の開口部12a,12bが形
成されている。この場合、図3に示すように前側の第1
の開口部12aと後部側の第2の開口部12bとの間の
距離l1 は後端側の糸縛り部15aの長さl2 、もしく
は後端側の糸縛り部15aと後端側の接着剤塗布部15
bとの合計の長さl3よりも大きい値に設定されてい
る。
【0033】そこで、上記構成のものにあっては図4に
示すように膨張状態のバルーン14に手元側から負荷が
加わり、バルーン14の後端固定部15の部分が破損し
てバルーン14の後端部が前方に移動した際に、第2の
開口部12bが外部に露出し、バルーン14内部の空気
をこの第2の開口部12bを通して外へ逃がすことがで
きる。そのため、バルーン14を収縮させ、バルーン1
4にそれ以上負荷が加わらないようにすることができる
ので、カテーテル本体11を安全に胆管から引き抜くこ
とができる。
【0034】また、図5は本発明の第4の実施例を示す
ものである。これは、第1の実施例のバルーンカテーテ
ルにおける突起部17の先端側に図2の第2の実施例と
同様に先細のテーパ面21を形成するとともに、この突
起部17の後方に若干の隙間を介してバルーン14の糸
縛り部16aが配置されている。この突起部17とバル
ーン14の先端側の糸縛り部16aとの間の隙間には接
着剤41が埋められている。
【0035】さらに、カテーテル本体11の先端部外周
面にはバルーン14の装着部と対応する部分に送気管路
12に連通させた長穴42が形成されている。この長穴
42はカテーテル本体11の軸心方向に沿って延設され
ている。そして、この長穴42の長さl4 は後端側糸縛
り部15aの長さl2 、もしくは後端側の糸縛り部15
aと後端側の接着剤塗布部15bとの合計の長さl3
りも大きい値に設定されている。
【0036】そこで、上記構成のものにあっては突起部
17とバルーン14の先端側の糸縛り部16aとの間に
隙間を設け、この隙間に接着剤41を充填させたので、
バルーン14の先端固定部16を一層確実に固定するこ
とができる。
【0037】さらに、膨張状態のバルーン14に手元側
から負荷が加わり、バルーン14の後端固定部15の部
分が破損してバルーン14の後端部が前方に移動した際
に、長穴42の後部が外部に露出し、バルーン14内部
の空気をこの長穴42の後部を通して外へ逃がすことが
できるので、第3の実施例と同様にバルーン14を収縮
させ、バルーン14にそれ以上負荷が加わらないように
することができ、カテーテル本体11を安全に胆管から
引き抜くことができる。
【0038】また、図6乃至図8は本発明の第5の実施
例を示すものである。これは、図5の第4の実施例のバ
ルーンカテーテルにおける長穴42の途中に対応するカ
テーテル本体11の外周面上にバルーン突き当て用の段
差43を形成したものである。この場合、カテーテル本
体11の外径寸法はこの段差43より先端側が太くなっ
ている。そして、図7に示すように長穴42における段
差43より後端側の部分42bの長さl5 は後端側糸縛
り部15aの長さl2 、もしくは後端側の糸縛り部15
aと後端側の接着剤塗布部15bとの合計の長さl3
りも大きい値に設定されている。
【0039】そこで、上記構成のものにあっては膨張状
態のバルーン14に手元側から負荷が加わり、バルーン
14の後端固定部15の部分が破損してバルーン14の
後端部が前方に移動した際に、図8に示すようにバルー
ン14の後端部を段差43に突き当てて止め、それ以上
の移動を防止することができるので、長穴42における
段差43より前方側の部分42aがバルーン14の後端
部によって塞がることを防止することができる。
【0040】そのため、バルーン14内部の空気をこの
長穴42における段差43より後端側の部分42bを通
して外へ逃がすことができるので、一層確実にバルーン
14を収縮させることができ、カテーテル本体11を安
全に胆管から引き抜くことができる。
【0041】また、図9(A)〜(D)は本発明の第6
の実施例を示すものである。これは、図2の第2の実施
例のカテーテル本体11の先端部外周面におけるバルー
ン14の装着部と対応する部分の一部に図9(B)に示
すように平らな切欠き部51を形成し、送気管路12の
開口部12aをこの切欠き部51内に配置したものであ
る。
【0042】この場合、図9(A)に示すように切欠き
部51の長さl6 は後端側糸縛り部15aの長さl2
もしくは後端側の糸縛り部15aと後端側の接着剤塗布
部15bとの合計の長さl3 よりも大きい値に設定され
ている。
【0043】さらに、図9(C)に示すように後端側糸
縛り部15aの糸52はバルーン14の後端部まで巻か
れた後、引き続いてカテーテル本体11上に巻かれ、瞬
間接着剤で固定された状態で、後端側の接着剤塗布部1
5bを形成する接着剤の中に埋設されている。
【0044】そこで、上記構成のものにあっては膨張状
態のバルーン14に手元側から負荷が加わり、バルーン
14の後端固定部15の部分が破損してバルーン14の
後端部が前方に移動した際に、バルーン14の内部の空
気を外へ逃がす通路を切欠き部51によって形成するこ
とができるので、開口部12aの大きさを小さくするこ
とができ、カテーテル本体11の強度向上を図ることが
できる。
【0045】さらに、後端側糸縛り部15aの糸52は
バルーン14の後端部まで巻かれた後、引き続いてカテ
ーテル本体11上に巻かれ、瞬間接着剤で固定された状
態で、後端側の接着剤塗布部15bを形成する接着剤の
中に埋設されているので、糸52及び後端側の接着剤塗
布部15bを移動しにくくすることができる。
【0046】そのため、膨張状態のバルーン14に手元
側から負荷が加わり、バルーン14の後端固定部15の
部分が破損した際に、図9(D)に示すようにバルーン
14の後端部分のみを後端側糸縛り部15aの糸52か
ら抜け出して前方に移動させ、バルーン14内部の空気
を抜くことができる。なお、本発明は上記各実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】本発明によればカテーテル本体の先端側
にバルーンの先端固定部が抜けることを防止するバルー
ン係止部を一体的に設けるとともに、カテーテル本体の
先端部外周面にバルーン係止部よりも小径で、軸方向に
所定長さの直線部を持って小径部を一体的に形成し、か
つバルーン係止部と小径部をなだらかにつなげたので、
バルーン膨張状態でバルーンに外力が加わり、バルーン
の後端部が移動しても、バルーンの前端部が移動するこ
とがなく、バルーンの脱落を防ぐことができ、加えてバ
ルーン脱落防止のために係止部を設けても段差が生じる
ことなく、その先端に小径部を設けたために体内への挿
入性が向上する効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
【図2】 本発明の第2の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
【図3】 本発明の第3の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
【図4】 バルーンの膨脹状態を示す要部の縦断面図。
【図5】 本発明の第4の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
【図6】 本発明の第5の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
【図7】 バルーンの膨脹状態を示す要部の縦断面図。
【図8】 バルーンの後端固定部の移動状態を示す要部
の縦断面図。
【図9】 本発明の第6の実施例を示すもので、(A)
はバルーンカテーテルの要部構成を示す縦断面図、
(B)は(A)のL−L線断面図、(C)はバルーンの
後端固定部を示す縦断面図、(D)はバルーンが後端固
定部から抜けた状態を示す縦断面図。
【図10】 従来例を示すもので、(A)はバルーンカ
テーテルの要部構成を示す縦断面図、(B)はバルーン
の膨脹状態を示す要部の縦断面図、(C)はバルーンの
後端固定部の移動状態を示す縦断面図、(D)は他のバ
ルーンの後端固定部の移動状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
11…カテーテル本体、12…送気管路(バルーン膨張
用管路)、14…バルーン、16…先端固定部、17,
32…突起部(バルーン係止部)、18…小径部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 明夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斎藤 毅 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−252166(JP,A) 特開 平2−29264(JP,A) 特公 平4−3230(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61M 25/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルーン膨張用管路と送液管路を並設し
    カテーテル本体の先端部近傍の外周面に径方向に膨脹
    ・収縮可能なバルーンが被嵌されるとともに、このバル
    ーンの両端部に前記カテーテル本体の外周面に固定され
    る固定部が形成され、前記バルーン膨張用管路を通した
    前記バルーン内への流体の供給動作に応じて前記バルー
    ンの両端固定部間の変形部が膨脹されるバルーンカテー
    テルにおいて、前記カテーテル本体の先端側に前記バル
    ーンの先端固定部が抜けることを防止するバルーン係止
    部を一体的に設けるとともに、前記カテーテル本体の先
    端部外周面に前記バルーン係止部よりも小径で、軸方向
    に所定長さの直線部を持って小径部を一体的に形成し
    かつ前記バルーン係止部と前記小径部をなだらかにつな
    たことを特徴とするバルーンカテーテル。
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US8021386B2 (en) * 2005-03-16 2011-09-20 Gore Enterprise Holdings, Inc. Controlled release mechanism for balloon catheters

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