JP2891338B1 - 空港気象状態の表示方式 - Google Patents
空港気象状態の表示方式Info
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Abstract
をすぐに直接判断できる表示をして、有視界気象状態/
計器気象状態判定結果を表示する空港気象状態の表示方
式を提供する。 【解決手段】 計算処理装置は、気象通報受信装置によ
り気象通報が受信されたら、METAR/SPECI解析処理をし
て、気象条件を気象条件記憶部に記憶し、VMC/IMC判定
処理を行い、使用滑走路記憶部より使用滑走路を読み込
み、MNM判定処理を行い、判定結果を表示装置に表示
し、入力装置により使用滑走路等が入力されたら、使用
滑走路等を使用滑走路記憶部に保存し、気象条件記憶部
より気象条件を読み込み、MNM判定処理を行い、判定結
果を表示装置に表示する。
Description
に関し、特に、現在の気象条件が最低気象条件(MNM)
以下かどうかをすぐに直接判断できる表示をする空港気
象状態の表示方式に関する。
空港の気象条件(風向/風速、滑走路の視程、雲底の高
さなど)は重要な問題であり、特に計器飛行方式(IFR:
Instrument Flight Rules)で離着陸を行う場合の最低
気象条件(MNM: weather minimum)は航空路誌(AIP:A
eronautical Information Publication〔国際民間航空
条約第15付属書〕)で空港毎に定められている。
6、27、28に航空機カテゴリー区分に対応した最低
気象条件を示す。
陸進入方式(APCH: approach type)、計器飛行方式で
着陸する場合に精密進入方式がCATI(カテゴリーI精密
進入:category I precision approach〔航空法施行規則
117条〕)、CAT II、CAT IIIのいずれであるかを示す着
陸進入区分、滑走路の設備(滑走路灯や無線施設など)
の状態、航空機カテゴリー(航空機の速度および重量に
よって決まる航空機の区分)項目等の様々な条件毎に細
かく定められている。
(VMC: Visual Meteorological Condition)であるか、
計器気象状態(IMC: Instrument Meteorological Condi
tion)であるかは、特に有視界飛行方式(VFR: Visual
Flight Rules)で飛行する航空機にとって重要な問題で
ある。
程、滑走路視程、雲底高など)は定時航空実況気象通報
式(METAR)、指定特別航空実況通報式(SPECI)として日
本国内では気象庁より通報形式で発行されており、ま
た、滑走路の設備(滑走路灯や無線施設など)はAIP
の他、一時的な運用停止等の状態の変化は、航空情報
(NOTAM: Notice To Airman)として発行されている。
/指定特別航空実況通報式(SPECI)の形式を示す図であ
る。
式(METAR)/指定特別航空実況通報式(SPECI)の各項目
について説明する。
METAR/SPECIの別を示す。この値がMであれ
ばMETARを示し、SであればSPECIを示す。
標準時)を示す。METARの場合は冒頭府の時刻と1
5分以上違う場合のみ報じられる。GdGdは観測日、GhGh
は時、GmGmは分を示す。例えば、230530であれば23日
5時30分(日本時刻23日14時30分)を示す。
測時刻10分前から観測時刻までの平均風向と平均風速
である。この間に最大瞬間風速が平均風速よりも10k
t以上上回った場合は最大瞬間風速も報じられる。風向
については磁方位で真北を0°として右回りの角度で1
0°単位で、風速についてはkt(aelonotical mile)単
位で報じられる。また、風速が3kt以下で風向が定ま
らない場合もしくは風速が3ktを上まわる場合で観測
時間内の風向の変動幅が180°以上の場合は風向は V
RB と報じられる。Dddは風向(010〜360)、ffは風速、fM
fMは最大瞬間風速、fLfLは最小瞬間風速を示す。例え
ば、20012G24/10は、風向=200°、風速=12kt、最大瞬
間風速=24kt、最小瞬間風速=10ktを示す。
風向の変動が60°以上180°未満あった場合に報じ
られる。Dndndnは風向の変動の飛行場から見て左端の方
位、dxdxdxは風向の変動の飛行場から見て右端の方位を
示す。例えば、180V270は観測時間内に飛行場から見て
左端180゜から飛行場から見て右端270゜の風向の
変動があったことを示す。
れは空港の卓越視程である。0〜5000mまでは10
0m単位で5000mを上まわる場合はkm単位で報じ
られる。ここで例えば視程が4999mの場合は490
0と、同様に7999mの場合は7KMと報じられる。
100m未満の場合は、0000Mと報じられる。
200m以上の変動がある場合、もしくは1000m以
上3000m未満で500m以上の変動がある場合に
は、 VRB を前置して加重平均が報じられる。VVVVMは卓
越視程(5000m未満の場合)であり、VVKMは卓越視
程(5km以上の場合)である。例えば、0800M,12KM,V
RB0700Mなどと表示される。
これにより、航空機が接地する地点の上方5mの高さか
ら滑走路方向への視程で、観測時間の前後5分間平均で
100m以上の著しい変動がある場合は変化傾向が報じ
られる。また、測定範囲を超えている場合は P または
M を前置し、上限値、または下限値が報じられる。DRDR
は滑走路番号、VCは測定範囲外(P:測定上限以上,M:測定
上限以下)、VRVRVRVRは滑走路視程、Iは変化傾向(D:上
昇,U:下降,N:変動なし)を示す。例えば、R34L/M0200D
M/M0400 E/0300と表示される。
気略語表より、強度と特性を付して3群まで報じられ
る。WW は現在天気を示す。例えば、-SHRAは、弱い
驟雨性の雨を示す。
底高/雲群が最大3群まで(ただし、重要な対流雲:積
乱雲または鉛直方向に広がった雄大積雲を観測した場合
は4群まで)報じられる。第1群には雲量に関係なくも
っとも低い雲群が、第2群には雲量が3/8以上の第1
群より上の雲層が、第3群には雲量が5/8以上のさら
に上の雲層が報じられる。以上で報じられない積乱雲ま
たは雄大積雲がある場合は、第4群で改めて報じる。天
候不明で鉛直視程が観測できる場合は VVhShShS で鉛直
視程を報じる。観測できない場合は VV/// を報じる。
雲がなく後に述べる CAVOK でない場合は、 SKC を報じ
る。
8,SCT:3,4/8,BKN:5〜7/8,OVC:8/8。HShShSは、雲底高
(地上高)を100ft単位で3桁の数字で示す。以上が
不明の場合は///で報じられる。
程で報じたことを示す。SKCは雲がないことを示す。
N100CBが表示される。
上、であること、5000ftまたは最低扇形別高度
(半径25海里の円内の全ての障害物件から平野部は1
000ft、山岳部は2000ftの垂直間隔をもって
設定される高度)のいずれか高い方の高度未満に雲がな
いこと、および降水、雷電、砂塵、地霧、低い風塵、ま
たは低い地吹雪がないことの全てを満たす場合は、視程
から雲までを CAVOK と報じる。
は、気温および露天温度を少数以下は丸めて1℃単位で
報じる。欠測の場合は // で報じる。0℃未満の場合は
M を前置して報じる。TTは気温、TDTDは露天温度を示
す。例えば、04/M02は気温=4℃、露天温度=−2℃を
示す。
す。これは、高度計規正値を Q を前置してヘクトパス
カル単位の値を報じ、間に / をおいて、インチ単位の
値を報じる。PHPHPHPHは高度計規正値(ヘクトパスカル
値)、PH'PH'PH'PH'は高度計規正値(インチ値)を示
す。
観測時にあって観測時間にない以下の天気現象を RE を
前置して略号により強度を付さずに1群のみ報じる。対
象となる現象は、 並または強い 雨、雪、凍雨、氷、雪霰、地吹雪 着氷性の 降水、砂塵嵐、雷電、火山灰 である。
過去に驟雨性の雪があったことを示す。
れにより、1本の滑走路面から上空1600ftまでの
間に、離陸経路または進入経路に沿った、運航上重要な
ウインドシャーの上方を直前の定時観測以後に得た場合
に、WS RWYDRDR 群が報じられる。ウインドシャーが全
滑走路に影響する場合はWS ALL RWY群が報じられる。DR
DRは滑走路番号を示す。例えば、WS RWY16Lは滑走路1
6Lにウインドシャーがあることを示す。
方向視程、代表以外の測器または目視による風向、風速
の観測、観測前30分内の1hPaを越える気圧の変
化、航空機からの乱気流、着氷、雹、漏斗雲、竜巻、放
電または機体への落雷の報告が報じられる。
うな情報を文書および通報形式によって取得し、気象条
件が有視界気象状態(VMC)か計器気象状態(IMC)であ
るか、また計器飛行方式(IFR)で飛行する航空機にお
いて、気象条件が離着陸に使用する滑走路および着陸進
入方式(APCH)で離着陸を可能とする条件を満たしてい
るか(以下MNMがAVLであるかBLWであるかと表す)を判
断していた。
7−36400号公報に記載の天候の動的指示装置、特
開平4−163295号公報に記載の飛行場灯火運用監
視制御システム、特開平6−179398号公報に記載
の飛行場灯火運用監視装置がある。
問題点があった。
象条件(MNM)以下かどうかをすぐに判断できないとい
うことである。
陸を行うための最低気象条件(MNM)は、上記で述べた
ように着陸進入区分、着陸進入方式(APCH)や滑走路設
備の状態、航空機カテゴリー毎に細かく定められ、その
もとになる情報としてMETAR/SPECI、AIP、NOTAMなど様
々な情報から判断するということである。
が最低気象条件(MNM)以下かどうかを直接に把握でき
ないということである。
らである。
(MNM)以下かどうかをすぐに直接判断できる表示をす
る空港気象状態の表示方式を提供することを目的とす
る。
状態判定結果を表示する空港気象状態の表示方式を提供
することを目的とする。
態の表示方式は、気象通報を受信する気象通報受信手段
と、離着陸使用滑走路、着陸進入区分、及び着陸進入方
式を入力する入力手段と、気象条件を記憶する気象条件
記憶部と、前記入力手段から入力された前記離着陸使用
滑走路、前記着陸進入区分、及び前記着陸進入方式を記
憶する使用滑走路記憶部と、航空路誌に記載される情報
を記憶する航空路誌情報記憶部と、利用施設の状態を記
憶する航空情報記憶部とを備える記憶手段と、前記受信
した気象通報を解析し、前記気象条件を得る定時航空実
況気象通報式/指定特別航空実況通報式解析処理と、前
記気象条件、前記入力手段からの入力情報、及び前記記
憶手段に記憶された内容から、現在の前記気象条件が、
入力された前記離着陸使用滑走路、前記着陸進入区分、
及び前記着陸進入方式のもとで着陸最低気象条件、離陸
最低気象条件、及び代替空港最低気象条件を満たしてい
るかどうかを判定する最低気象条件判定処理と、現在の
前記気象条件が有視界気象状態であるか計器気象状態で
あるかを判定する有視界気象状態/計器気象状態判定処
理とを実行する計算処理手段と、有視界気象状態/計器
気象状態判定結果表示部と、着陸最低気象条件判定結果
表示部と、離陸最低気象条件判定結果表示部と、代替空
港最低気象条件判定結果表示部とを備える表示手段と、
を備えることを特徴とする。
式は、上記の空港気象状態の表示方式において、前記計
算処理手段が、前記気象通報受信手段が前記気象通報を
受信したときに、前記定時航空実況気象通報式/指定特
別航空実況通報式解析処理、前記気象条件の前記気象条
件記憶部への記憶、前記有視界気象状態/計器気象状態
判定処理、前記使用滑走路記憶部からの前記離着陸使用
滑走路の読み込み、前記最低気象条件判定処理、及び処
理結果の前記表示手段への表示処理を行い、前記入力手
段から入力があったときに該入力の前記使用滑走路記憶
部への記憶、前記気象条件記憶部からの前記気象条件の
読み込み、前記最低気象条件判定処理、及び前記表示処
理を行うことを特徴とする。
式は、気象通報を受信する気象通報受信手段と、離着陸
使用滑走路、着陸進入区分、及び着陸進入方式を入力す
る入力手段と、気象条件を記憶する気象条件記憶部と、
前記入力手段から入力された前記離着陸使用滑走路、前
記着陸進入区分、及び前記着陸進入方式を記憶する使用
滑走路記憶部と、航空路誌に記載される情報を記憶する
航空路誌情報記憶部と、利用施設の状態を記憶する航空
情報記憶部とを備える記憶手段と、前記受信した気象通
報を解析し、前記気象条件を得る定時航空実況気象通報
式/指定特別航空実況通報式解析処理と、前記気象条
件、前記入力手段からの入力情報、及び前記記憶手段に
記憶された内容から、現在の前記気象条件が、入力され
た前記離着陸使用滑走路、前記着陸進入区分、及び前記
着陸進入方式のもとで着陸最低気象条件、離陸最低気象
条件、及び代替空港最低気象条件を満たしているかどう
かを判定する最低気象条件判定処理と、現在の前記気象
条件が有視界気象状態であるか計器気象状態であるかを
判定する有視界気象状態/計器気象状態判定処理と、複
数の前記離着陸使用滑走路から前記現在の気象条件に最
も適した滑走路を自動的に判別を行う優先滑走路判定処
理とを実行する計算処理手段と、有視界気象状態/計器
気象状態判定結果表示部と、着陸最低気象条件判定結果
表示部と、離陸最低気象条件判定結果表示部と、代替空
港最低気象条件判定結果表示部とを備える表示手段と、
を備えることを特徴とする。
式は、上記の空港気象状態の表示方式において、前記計
算処理手段が、前記気象通報受信手段が前記気象通報を
受信したときに前記定時航空実況気象通報式/指定特別
航空実況通報式解析処理、前記気象条件の前記気象条件
記憶部への記憶、前記有視界気象状態/計器気象状態判
定処理、前記使用滑走路記憶部からの前記離着陸使用滑
走路の読み込み、前記優先滑走路判定処理、前記最低気
象条件判定処理、及び処理結果の前記表示手段への表示
処理を行い、前記入力手段から入力があったときに該入
力の前記使用滑走路記憶部への記憶、前記気象条件記憶
部からの前記気象条件の読み込み、前記優先滑走路判定
処理、前記最低気象条件判定処理、及び前記表示処理を
行うことを特徴とする。
式は、上記の空港気象状態の表示方式において、前記気
象条件が、風向、風速、卓越視程、滑走路視程、および
雲量5/8以上の雲群の雲底高を含むことを特徴とする。
式は、上記の空港気象状態の表示方式において、前記有
視界気象状態/計器気象状態判定結果表示部が計器気象
状態のときには表示色を変えることを特徴とする。
式は、上記の空港気象状態の表示方式において、前記着
陸最低気象条件判定結果表示部、前記離陸最低気象条件
判定結果表示部、及び前記代替空港最低気象条件判定結
果表示部が前記現在の気象条件が各々の最低気象条件を
満たしていない時に表示色を変えることを特徴とする。
式は、上記の空港気象状態の表示方式において、前記表
示手段が、風向/風速表示部、卓越視程表示部、滑走路
視程表示部、雲量5/8以上の雲群の雲底高表示部、離
着陸使用滑走路表示部、着陸進入方式表示部の少なくと
も1つを更に備えることを特徴とする。
滑走路、着陸進入区分、および着陸進入方式と、一定時
間毎に通報形式で気象通報受信装置にて入手するMETAR
またはSPECIから、現在の気象条件が、有視界気象状態
(IMC)か計器飛行状態(VMC)かの区別、および離着陸の最
低気象条件(MNM)を満たしているかどうかを自動的に
判定し、見やすい形式で表示する機能を提供するもので
ある。
滑走路の方角や滑走路面の海抜高からなる滑走路情報
や、滑走路および着陸進入方式毎にきめられる無線施設
や滑走路灯等の利用施設、およびMNM判定条件をAIP情報
記憶部(43)に、航空情報(NOTAM)等による利用施設の
状態をNOTAM記憶部(44)に記憶している。
CI通報として気象情報受信装置1より受信され、受信し
たMETAR/SPECIからMETAR/SPECI解析処理31により風
向、風速、視程、滑走路視程、雲底高を解析し、気象条
件記憶部41に記憶する。
の際の着陸進入区分および着陸進入方式は、入力装置2
より入力され、使用滑走路記憶部42に記憶される。
走路等を入力したときに、受信、入力した情報と、各記
憶部に記憶された情報からVMC/IMC判定処理33およびM
NM判定処理32より、VMCかIMCかの区別、および気象条
件がMNMを満たしているかどうかを計算する。
まとめて、VMC/IMC判定結果、風向/風速、卓越視程、滑
走路視程、雲量5/8以上の雲群の雲底高、使用滑走路、
着陸進入方式、着陸最低気象条件判定結果、離陸最低気
象条件判定結果、および代替空港最低気象条件判定結果
を表示装置5に表示する(図2)。このとき現在の気象
条件が計器気象状態(IMC)の場合および最低気象状態
(MNM)を満たしていない(BLW)の場合は見やすいように
色を変えて表示を行う。
気象状態(VMC)か計器気象状態(IMC)かの区別、およ
び最低気象状態(MNM)を満たしているかどうかを即時
かつ直接に把握することを可能にする。
の実施形態1による空港気象状態表示方式は、気象通報
(METAR/SPECI)を受信する気象通報受信装置1、使用滑
走路、着陸進入区分、着陸進入方式を入力する端末装置
などの入力装置2、プログラム制御により動作するコン
ピュータ(計算処理装置)3、入手した情報および航空路
誌(AIP)や航空情報(NOTAM)等で示される情報を記憶
する記憶装置4、および処理結果を表示する表示装置5
を備える。
走路記憶部42、AIP情報記憶部43、NOTAM情報記憶部
44からなり、それぞれの記憶部は以下の情報を記憶す
る。
て得られた風向、風速、卓越視程(VIS)、滑走路視程(RV
R)、および雲量5/8以上の雲群の雲底高(CEIL)を記憶す
る。
力された離着陸使用滑走路、着陸進入区分および着陸進
入方式を記憶する。
記載される以下の情報を記憶する。
走路かどうかの別、からなる滑走路情報 ・有効な着陸進入方式 ・各着陸進入方式による着陸、および標準計器出発方式
による離陸時に適用される滑走路灯や無線施設等の利用
施設 ・着陸最低気象条件(LDG MNM: landing minimum)、離陸
最低気象条件(TKOF MNM: take off minimum)、代替空港
最低気象条件(ALTN MNM: alternate minimum)からなる
最低気象条件(MNM条件) NOTAM情報記憶部44は、航空情報(NOTAM)によって報
じられる上記で述べた滑走路灯や無線施設等の利用施設
の状態を記憶する。
ィスク装置、その他が考えられるが、気象条件記憶部4
1、および使用滑走路記憶部42については、半導体メ
モリのような比較的アクセスの早い記憶装置がよい。そ
の理由は、これらの情報量は大きくなく(約1kb程
度)、頻繁に変化(もっとも多い場合で4回/h程度)
するからである。一方、AIP情報記憶部42、NOTAM記憶
部43は磁気ディスク装置のような容量の大きい、ラン
ダムアクセス可能な記憶装置がよい。その理由はこれら
の情報は気象条件などに比べて更新頻度は多くなく、一
回の計算時に必要な情報は全体の一部であるので、情報
全てを半導体メモリのように比較的コストの高い記憶装
置に記憶するのは非効率であるし、また、データの特性
上、情報全体の中から必要な情報を検索するためにラン
ダムアクセス可能であることを必要とするからである。
作し、METAR/SPECI解析処理31、MNM判定処理32、お
よびVMC/IMC判定処理33を備える。これらの各々の処
理は概略以下のように動作する。
象通報を解析し、風向、風速、VIS、RVR、CEIL等の気象
条件を得る。
得られた気象条件、入力された使用滑走路等の情報、お
よび記憶部4に記憶された内容から、現在の気象条件
が、入力された使用滑走路、着陸進入区分、着陸進入方
式のもとでLDG MNM、TKOF MNM、およびALTN MNMの各MNM
条件を満たしているかどうかを判定する。
が有視界気象状態(VMC)であるか計器気象状態(IMC)
であるかを判定する。
態の全体の動作について詳細について説明する。
の受信、または入力装置2からの使用滑走路等の入力を
待つ(ステップA1)。
ECI報を受信した場合は(ステップA2)、METAR/SPECI
解析処理31により受信した通報から気象条件を解析、
記憶装置4の気象条件記憶部41)に記憶する(ステッ
プA4)。つぎにVMC/IMC判定処理33により、解析し
た気象条件が有視界気象状態(VMC)であるか計器気象
状態(IMC)であるかを判定する。さらに、使用滑走路
記憶部42から使用滑走路等を読み込み(ステップA
5)、MNM判定処理32により、各MNM条件を満たし
ているかどうかを判定する。最後に通報の解析結果、VM
C/IMC判定結果、およびMNM判定結果を表示装置5に出力
する(ステップA6)。
が入力されたときは(ステップA3)、入力された情報
を使用滑走路記憶部42に記憶する(ステップA7)。
つぎに、現在の気象条件を気象条件記憶部41から読み
込み(ステップA8)、MNM判定処理32により、各M
NM条件を満たしているかどうかを判定する。最後に入
力された使用滑走路等とMNM判定結果を表示装置5に出
力する(ステップA6)。
してMETAR/SPECI解析処理31の詳細について説明す
る。
速、VIS、RVR、CEILの各一時領域を初期化する(ステッ
プB00)。
(ステップB01)、以下の処理を通報の終端を検出する
まで逐次、語を取り込み、繰り返す(ステップB02、B1
1)。
ときは(ステップB03)、風向/風速を取得する(ステ
ップB04)。
きは(ステップB05)、CEILの値をCAVOKとする(ステッ
プB06)。
(ステップB07)、VISを取得する(ステップB08)。
(ステップB09)、RVR節の語が続く間、以下を繰り返す
(ステップB12)。
プB13)、報じられた滑走路番号とその滑走路視程を取
得し、その滑走路で報じられた視程の数を1とする(ス
テップB14)。
地点の視程であった場合は、最近の滑走路番号の視程の
数をカウントし(ステップB15)、さらにその視程が滑
走路内で最低値である場合には(ステップB16)、その
滑走路の視程とする(ステップB17)。
で最低値であった場合には(ステップB18)、全体の滑
走路視程の値とする(ステップB19)。
繰り返す。
0)であるときは(ステップB10)、CEIL節の語が続く
間、以下を繰り返す(B21)。
ILの値をSKCとする(ステップB23)。
4)、鉛直視程をCEILの値とする(ステップB25)。
じられたものである場合には(ステップB26)、その雲
群の雲底高をCEILの値とする(ステップB27)。
繰り返す。
してMNM判定処理32の詳細について説明する。
R)の値については、着陸使用滑走路について報じられ
ている場合はその滑走路の視程を、そうでなければ全体
の滑走路視程の値を使用するものとする。
よび使用滑走路等情報とAIP情報記憶部43およびNOTAM
記憶部44に登録されている情報からLDG MNM条件判定
(ステップC01)、TKOF MNM条件判定(ステップC02)、お
よびALTN MNM条件判定(ステップC03)を行う。
うに動作する。
対応するLDG MNM条件をAIP情報記憶部43より取得する
(ステップC04)。
場合は(ステップC05)、LDG MNM条件のうち、対応する
着陸進入区分のMNMをSTA MNM(straight-in minimum:直
接進入最低気象条件)の判定に適用する(ステップC0
6)。
続きにて適用する利用施設条件を判定し、その利用施設
条件に対応するMNM条件をSTA MNMの判定に適用する(ス
テップC12)。
取得する(ステップC07)。
ば、その条件を適用する(ステップC08)。
NOTAM情報記憶部44より取得する(ステップC09)。
場合は、その利用施設条件を適用する(ステップC10)。
得し(ステップC11)、ステップC08に戻る。
機カテゴリー毎に(ステップC13)、以下の手順でSTA MN
M条件を判定する(ステップC14)図9を参照すると、滑
走路視程(RVR)および卓越視程(VIS)の双方のMNMが
不適用であれば(ステップC18)、MNM判定は適用なしと
する(ステップC19)。
0)、MNM判定はAVLとする(ステップC21)。
ている場合は(ステップC22)、MNMを以下のように判定
する。
M判定はBLWとする(ステップC29)。
CEILがDA(もしくはMDA)−滑走路面の標高より低いとき
は(ステップC27)、MNM判定はBLWとし(ステップC29)、
そうでなければMNM判定はAVLとする(ステップC28)。
され、かつVISが報じられている場合は(ステップC2
3)、MNMを以下のように判定する。
M判定はBLWとする(ステップC29)。
CEILがDA(もしくはMDA)−滑走路面の標高より低いとき
は(ステップC27)、MNM判定はBLWとし(ステップC29)、
そうでなければMNM判定はAVLとする(ステップC28)。
する(ステップC24)。
条件(circling minimum:周回進入最低気象条件)を取得
し(ステップC15)、航空機カテゴリー毎に(ステップC1
6)、STA MNM条件と同様の手順でCIRCLING MNM条件を判
定する(ステップC17)。
C02)は以下のように動作する。
施設条件の内、最右の条件を取得する(ステップC30)。
ば、その条件を適用する(ステップC31)。
NOTAM情報記憶部44より取得する(ステップC32)。
場合は、その利用施設条件を適用する(ステップC33)。
得し(ステップC34)、ステップC31に戻る。
走路に対応するMNM条件を取得する(ステップC35)。
場合(ステップC36)、離陸使用滑走路に対して気象通報
にて報じられたRVRの数により、適用するRVRのMNM条件
を決定する(ステップC37)。
(ステップC38)、RVR数に対応する条件が不適用である
場合は(ステップC39)、1つ上(1群少ない場合)のRV
R条件を取得する(ステップC40)。
手順にてMNM条件の判定を行う(ステップC41)。
のMNMが不適用であれば(ステップC42)、MNM判定は適用
なしとする(ステップC43)。
4)、MNM判定はAVLとする(ステップC45)。
6)、またはRVRが報じられていない場合は(ステップC4
9)、MNMを以下のように判定する。
7)、MNM判定は不明とする(ステップC48)。
判定はBLWとする(ステップC55)。
Lがあり、かつMNM(CEIL-VISのMNM)未満の場合は(ステッ
プC53)、MNM判定はBLWとする(ステップC55)。そうで
なければMNM判定はAVLとする(ステップC54)。
である場合は、MNMを以下のように判定する。
判定はBLWとする(ステップC55)。
M(CEIL-VISのMNM)未満の場合は(ステップC51)、MNM判
定はBLWとする(ステップC55)。そうでなければMNM判定
はAVLとする(ステップC54)。
ように動作する。
に対応するALTN MNM条件をAIP情報記憶部43より取得
する(ステップC56)。
全てのカテゴリー分だけ以下のように行う(ステップC5
8、C59) 図13を参照すると、各カテゴリーのMNM条件を取得す
る(ステップC67)。
ば(ステップC68)、MNM判定は適用なしとする(ステップ
C69)。
0)、MNM判定はAVLとする(ステップC71)。
L観測があり(ステップC75)、かつCEILがMNM未満である
場合(ステップC76)はMNM判定はBLWとする(ステップC7
8)。
下のように判定する。
3)、MNM判定は不明とする(ステップC74)。
判定はBLWとする(ステップC78)。そうでなければ、MNM
判定はAVLとする(ステップC79)。
リーでMNM判定が適用なしであれば、ALTN MNM判定は適
用なしとする(ステップC61)。
なくとも一つのカテゴリーでMNM判定が不明の場合は(ス
テップC62)、ALTN MNM判定は不明とする(ステップC6
3)。
NM判定がBLWであるカテゴリーがなければ(ステップC6
4)、ALTN MNM判定はAVLとし(ステップC66)、そうでな
ければBLWとする(ステップC65)。
C/IMC判定処理33の詳細について説明する。
気象状態(VMC/IMC)を判定する。
1)、気象状態はVMCとする(ステップD02)。
ILが1,000ft以上の場合は(ステップD06)、気象状態を
以下のように判定する。
4)、気象状態は不明とする(ステップD05)。
7)、気象状態はVMCとする(ステップD09)。
(ステップD08)。
6)、気象状態をIMCとする(ステップD08)。
受信装置1より受け取った場合、気象通報はMETAR/SPEC
I解析処理31に渡される。(ステップA1〜A2)。
31は通報を1語づつ解析し、風向、風速、卓越視程
(VIS)、滑走路視程(RVR)、雲底高(CEIL)を取得す
る(ステップB00〜B11)。特に滑走路視程(RVR)は滑
走路毎に最低値と報じられた地点数を得る(ステップB12
〜B20)。また、雲底高(CEIL)は気象通報で報じられた
雲群の内、雲量5/8以上の最初(最も低い雲底高を持
つ)に報じられたものの雲底高とする(ステップB21〜B
28)。こうして得た気象条件は気象条件記憶部41に記
憶され、MNM判定処理32およびVMC/IMC判定処理33で
使用される他、出力結果として表示装置5に出力され
る。
記憶部43、NOTAM情報記憶部44が、図15〜図19
で示した通りに登録されているものとする。MNM判定処
理32はAIP情報記憶部43に登録された条件のうち、
現在の使用滑走路、着陸進入方式、着陸進入区分、利用
施設条件からLDG MNM、TKOF MNM、ALTN MNMについて適
用するMNM条件を選択し、MNMの判定を行い、結果を表示
装置5に出力する(ステップC01〜C03)。この具体例で
は、これらの詳細は以下のようになる。
入力された着陸進入方式:"ILS APCHRWY34R"のMNM条件
が適用される(ステップC04)。STAについては、着陸進
入区分がCAT Iであるので、CAT Iの利用施設条件を検索
する。ここでNOTAM情報からRCLL(runway center line l
ight:滑走路中心線灯)が使用できない状態にあるため、
利用施設条件"RTZL and/or RCLL OUT"下のMNM条件が適
用される(ステップC05〜C12)。ここで、気象条件はVI
S:1000m、着陸使用滑走路34RのRVR:1200m、CEILが600ft
であり、MNM条件がDA:274ft、標高:15ft、RVR:800m、VI
S:800mであるので、各航空機カテゴリーともRVR:1200≧
600、CEIL:600≧274-15でありMNM条件を満たしているの
でAVL(available)と判定される(ステップC13〜C14、ス
テップC18〜C29)。一方、CIRCLINGについては、VISが10
00mなのでどのカテゴリーのMNM条件でもMNM未満とな
り、BLW(below)と判定される(ステップC15〜C17、ステ
ップC18〜C29)。
NOTAM情報から利用施設条件"HIRL and/or RCLL OUT"が
適用され、離陸使用滑走路が34Lであるため、適用され
るMNM条件はCEIL-RVRが0ft-600m、CEIL-RVRが0ft-600m
となる(ステップC30〜C40)。気象条件はCEILが600f
t、RVRが離陸滑走路RWY 34Lで:1200m、VISが100mである
ので、判定結果はAVLと判定される(ステップC42〜C5
5)。
入力された着陸進入方式:"ILS APCHRWY34R"はprecision
approach(精密進入方式)であるので、適用されるMNM条
件は、全ての航空機カテゴリーでCEIL:600ft、VIS:3200
mとなる(ステップC56)。気象条件はCEILが600ft、VIS
が1000mであるので、このMNM条件を満たさず、全てのカ
テゴリーでBLWと判定される(ステップC58〜C59、ステッ
プC67〜C79)。この結果、ALTN MNMの判定は、BLWと判定
される(ステップC56)。
気象条件がVMC/IMCであるかを判定し、結果が表示装置
5に出力される。図15の例では、気象条件はCEIL:600
ft、VIS:1000mであるので、有視界気象状態(VMC)の条
件であるCEIL:1000ft以上かつVIS:5000m以上を満たさ
ず、計器気象状態(IMC)と判定される(ステップD07〜D
09)。
件、使用滑走路、MNM判定結果が表示装置5に出力され
(ステップA06)、図15で示した出力結果が出力され
る。ここで、VMC/IMCの判別結果はIMCであり、LDG MNM
のCIRCLING(周回進入)におけるMNMおよびALTN MNMの判
定結果はBLWであるので、これらの結果は色を変えて強
調して出力される。
について図面を参照して詳細に説明する。
港気象状態表示方式は、気象通報(METAR/SPECI)を受信
する気象通報受信装置1、使用滑走路、着陸進入区分、
着陸進入方式を入力する端末装置などの入力装置2、プ
ログラム制御により動作するコンピュータ(計算処理装
置)3、入手した情報およびAIPやNOTAM等で示される情
報を記憶する記憶装置4、および処理結果を表示する表
示装置5からなる。
複数の使用滑走路および着陸進入方式が入力できる点で
前の実施形態と異なる。
走路記憶部42、AIP情報記憶部43、NOTAM情報記憶部
44からなり、それぞれ以下の情報が記憶される。ここ
で、使用滑走路記憶部42は複数の使用滑走路および着
陸進入方式が記憶されるものとする。
作し、METAR/SPECI解析処理31、MNM判定処理32、VM
C/IMC判定処理33および優先滑走路判定処理34を備
える。ここで、前の実施形態と異なるものとして、優先
滑走路判定処理34が追加されている。これは概略以下
のように動作する。
り入力された複数の使用滑走路および着陸進入方式につ
いて、AIP情報記憶部43に記憶された滑走路情報と、
気象通報よりMETAR/SPECI解析処理31により解析され
た気象条件から、現在の気象条件に最も適した、使用滑
走路を選択する。
択の方法として、普通、航空機は風に正対した場合に最
も安定した揚力を得るものであるから、滑走路情報とし
て、AIP記憶部43に記憶された滑走路の角度から、気
象条件として取得した風向と、使用滑走路の角度の差を
計算して、角度が最小となる(角度差が0°の場合に風
に正対することになる)滑走路を選択する。また、滑走
路情報には優先滑走路かどうかをを事前に記憶してお
き、風が弱い(風速が5kt未満の)場合は優先滑走路を
選択する。
る滑走路が複数ある場合に、現在の気象条件に最も適し
た使用滑走路を自動的に判別/選択できるという新たな
効果を有する。
本実施形態の全体の動作について詳細に説明する。
の受信、または入力装置からの使用滑走路等の入力を待
つ(ステップA101)。
ECI報を受信した場合は(ステップA102)、METAR/S
PECI解析処理31により受信した通報から気象条件を解
析、記憶装置4の気象条件記憶部41に記憶する(ステ
ップA104)。つぎにVMC/IMC判定処理33により、
解析した気象条件が有視界気象状態(VMC)であるか計
器気象状態(IMC)であるかを判定する。さらに、使用
滑走路記憶部42から使用滑走路等を読み込み(ステッ
プA105)、読み込まれた使用滑走路から報じられた
気象条件に最も適した使用滑走路を優先滑走路判定処理
34により選択する。この選択された使用滑走路に対し
て、MNM判定処理32により、各MNM条件を満たしている
かどうかを判定する。最後に通報の解析結果、VMC/IMC
判定結果、およびMNM判定結果を表示装置5に出力する
(ステップA106)。
が入力されたときは(ステップA103)、入力された
情報を使用滑走路記憶部42に記憶する(ステップA1
07)。つぎに、現在の気象条件を気象条件記憶部41
から読み込み(ステップA108)、入力された使用滑
走路から現在の気象条件に最も適した使用滑走路を優先
滑走路判定処理34により選択する。この選択された使
用滑走路に対して、MNM判定処理(32により、各MNM
条件を満たしているかどうかを判定する。最後に入力さ
れた使用滑走路等とMNM判定結果を表示装置5に出力す
る(ステップA106)。
先滑走路判定処理34の動作の詳細について説明する。
から複数の使用滑走路および各着陸滑走路に対応する着
陸進入方式を取得した場合、まず最初の着陸滑走路を優
先着陸滑走路の候補として選択する(ステップE01)。
して着陸優先滑走路を決定する(ステップE02)。
から取得する(ステップE03)。
在の滑走路が優先滑走路であるときは(ステップE0
5)、現在の滑走路を最も適した着陸滑走路として選択
し(ステップE06)、ループを抜ける。
角度差を (風向Dw−滑走路角度DR)の絶対値 と 360°−(風向Dw−滑走路角度DR)の絶対値 の小さい方で計算し(ステップE07)、その角度差がこ
れまでで最も小さいものであった場合は(ステップE0
8)、滑走路を優先着陸滑走路の候補として選択する
(ステップE09)。
最も適した滑走路を選択する(ステップE10〜ステップE1
8)。
受信装置1より受け取った場合、気象通報はMETAR/SPEC
I解析処理31に渡される。(ステップA101〜A102)。
理は通報を1語づつ解析し、風向、風速、VIS、RVR、CE
ILを取得する。こうして得た気象条件は気象条件記憶部
41に記憶され(ステップA104)、また、この気象条件が
有視界気象状態(VMC)であるか計器気象状態(IMC)で
あるかがVMC/IMC判定処理33で判定される。
テップA105で使用滑走路記憶部から読み出された複数の
使用滑走路等の情報、およびAIP記憶部43に記憶され
ている滑走路情報から、優先滑走路判定処理34にて現
在の気象条件に最適な滑走路が判定される。この詳細
は、以下のようになる。
記憶部43が、図23および図24で示されるものであ
るとする。
34Rおよび22が入力されている。ここで風速は気象条件
より12kt(>5kt)であるので、風向320°と滑走路の角
度差が計算される。その結果、これらの着陸滑走路のう
ち、最も風向との角度差が小さい滑走路34Rが最適な着
陸滑走路としてMNM条件判定の対象とされる(E01〜E0
9)。
および34Lが入力されているが、着陸滑走路と同様に、
風向と滑走路の角度差が計算され、結果として最も風向
との角度差が小さい滑走路34Lが最適な離陸滑走路とし
てMNM条件判定の対象とされる(ステップE10〜E18)。
のもとで現在の気象条件がMNM条件に一致するかどうか
が判定され、出力結果として表示装置5に出力される
(ステップA6)。
在の気象条件が最低気象条件(MNM)以下の状態である
かどうかを即座に判定できることにある。それは、本方
式では気象通報を回線により受信し、常に最新の情報に
ついて最低気象条件(MNM)の計算を自動的に行うから
である。
使用滑走路、最低気象状態(MNM)の判定結果を直接把
握できることである。それは、本方式では、受信した気
象通報や、入力された滑走路情報、計算結果等をまとめ
た形式で、特に有視界気象状態/計器気象状態(VMC/IM
C)の判別を行い、最低気象条件(MNM)未満の場合など
は色を変えて出力を行うからである。
方式の構成を示すブロック図である。
方式による表示例の図である。
方式の全体動作を示すフロー図である。
式のMETAR/SPECI解析処理の動作を示すフロー図の第1
部である。
式のMETAR/SPECI解析処理の動作を示すフロー図の第2
部である。
式のMETAR/SPECI解析処理の動作を示すフロー図の第3
部である。
式の着陸最低気象条件(LDG MNM)判定の動作を示すフ
ロー図である。
図である。
図である。
ー図である。
ロー図である。
ー図である。
ロー図である。
示方式のVMC/IMC判定処理の動作を示すフロー図であ
る。
示方式のデータ例を示す図である。
示方式の定時空港実況気象通報式/指定特別航空実況通
報式(METAR/SPECI)解析で使用するデータ例を示す図
である。
示方式の着陸最低気象条件(LDGMNM)判定で使用するデ
ータ例を示す図である。
示方式の離陸最低気象条件(TKOFMNM)判定で使用する
データ例を示す図である。
示方式の代替空港最低気象条件(ALTN MNM)判定で使用
するデータ例を示す図である。
方式の構成を示すブロック図である。
方式の全体動作を示すフロー図である。
理のフロー図である。
状態表示方式のデータ例を表す図である。
状態表示方式の優先滑走路判定処理で使用されるデータ
例を表す図である。
航空実況通報式(SPECI)の形式を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 気象通報を受信する気象通報受信手段
と、 離着陸使用滑走路、着陸進入区分、及び着陸進入方式を
入力する入力手段と、 気象条件を記憶する気象条件記憶部と、前記入力手段か
ら入力された前記離着陸使用滑走路、前記着陸進入区
分、及び前記着陸進入方式を記憶する使用滑走路記憶部
と、航空路誌に記載される情報を記憶する航空路誌情報
記憶部と、利用施設の状態を記憶する航空情報記憶部と
を備える記憶手段と、 前記受信した気象通報を解析し、前記気象条件を得る定
時航空実況気象通報式/指定特別航空実況通報式解析処
理と、前記気象条件、前記入力手段からの入力情報、及
び前記記憶手段に記憶された内容から、現在の前記気象
条件が、入力された前記離着陸使用滑走路、前記着陸進
入区分、及び前記着陸進入方式のもとで着陸最低気象条
件、離陸最低気象条件、及び代替空港最低気象条件を満
たしているかどうかを判定する最低気象条件判定処理
と、現在の前記気象条件が有視界気象状態であるか計器
気象状態であるかを判定する有視界気象状態/計器気象
状態判定処理とを実行する計算処理手段と、 有視界気象状態/計器気象状態判定結果表示部と、着陸
最低気象条件判定結果表示部と、離陸最低気象条件判定
結果表示部と、代替空港最低気象条件判定結果表示部と
を備える表示手段と、を備えることを特徴とする空港気
象状態の表示方式。 - 【請求項2】 前記計算処理手段は、前記気象通報受信
手段が前記気象通報を受信したときに、前記定時航空実
況気象通報式/指定特別航空実況通報式解析処理、前記
気象条件の前記気象条件記憶部への記憶、前記有視界気
象状態/計器気象状態判定処理、前記使用滑走路記憶部
からの前記離着陸使用滑走路の読み込み、前記最低気象
条件判定処理、及び処理結果の前記表示手段への表示処
理を行い、前記入力手段から入力があったときに該入力
の前記使用滑走路記憶部への記憶、前記気象条件記憶部
からの前記気象条件の読み込み、前記最低気象条件判定
処理、及び前記表示処理を行うことを特徴とする請求項
1に記載の空港気象状態の表示方式。 - 【請求項3】 気象通報を受信する気象通報受信手段
と、 離着陸使用滑走路、着陸進入区分、及び着陸進入方式を
入力する入力手段と、 気象条件を記憶する気象条件記憶部と、前記入力手段か
ら入力された前記離着陸使用滑走路、前記着陸進入区
分、及び前記着陸進入方式を記憶する使用滑走路記憶部
と、航空路誌に記載される情報を記憶する航空路誌情報
記憶部と、利用施設の状態を記憶する航空情報記憶部と
を備える記憶手段と、 前記受信した気象通報を解析し、前記気象条件を得る定
時航空実況気象通報式/指定特別航空実況通報式解析処
理と、前記気象条件、前記入力手段からの入力情報、及
び前記記憶手段に記憶された内容から、現在の前記気象
条件が、入力された前記離着陸使用滑走路、前記着陸進
入区分、及び前記着陸進入方式のもとで着陸最低気象条
件、離陸最低気象条件、及び代替空港最低気象条件を満
たしているかどうかを判定する最低気象条件判定処理
と、現在の前記気象条件が有視界気象状態であるか計器
気象状態であるかを判定する有視界気象状態/計器気象
状態判定処理と、複数の前記離着陸使用滑走路から前記
現在の気象条件に最も適した滑走路を自動的に判別を行
う優先滑走路判定処理とを実行する計算処理手段と、 有視界気象状態/計器気象状態判定結果表示部と、着陸
最低気象条件判定結果表示部と、離陸最低気象条件判定
結果表示部と、代替空港最低気象条件判定結果表示部と
を備える表示手段と、を備えることを特徴とする空港気
象状態の表示方式。 - 【請求項4】 前記計算処理手段は、前記気象通報受信
手段が前記気象通報を受信したときに前記定時航空実況
気象通報式/指定特別航空実況通報式解析処理、前記気
象条件の前記気象条件記憶部への記憶、前記有視界気象
状態/計器気象状態判定処理、前記使用滑走路記憶部か
らの前記離着陸使用滑走路の読み込み、前記優先滑走路
判定処理、前記最低気象条件判定処理、及び処理結果の
前記表示手段への表示処理を行い、前記入力手段から入
力があったときに該入力の前記使用滑走路記憶部への記
憶、前記気象条件記憶部からの前記気象条件の読み込
み、前記優先滑走路判定処理、前記最低気象条件判定処
理、及び前記表示処理を行うことを特徴とする請求項3
に記載の空港気象状態の表示方式。 - 【請求項5】 前記気象条件は、風向、風速、卓越視
程、滑走路視程、および雲量5/8以上の雲群の雲底高を
含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
記載の空港気象状態の表示方式。 - 【請求項6】 前記有視界気象状態/計器気象状態判定
結果表示部は計器気象状態のときには表示色を変えるこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
空港気象状態の表示方式。 - 【請求項7】 前記着陸最低気象条件判定結果表示部、
前記離陸最低気象条件判定結果表示部、及び前記代替空
港最低気象条件判定結果表示部は前記現在の気象条件が
各々の最低気象条件を満たしていない時に表示色を変え
ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記
載の空港気象状態の表示方式。 - 【請求項8】 前記表示手段は、風向/風速表示部、卓
越視程表示部、滑走路視程表示部、雲量5/8以上の雲
群の雲底高表示部、離着陸使用滑走路表示部、着陸進入
方式表示部の少なくとも1つを更に備えることを特徴と
する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の空港気象状
態の表示方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321298A JP2891338B1 (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 空港気象状態の表示方式 |
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---|---|---|---|
JP3321298A JP2891338B1 (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 空港気象状態の表示方式 |
Publications (2)
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JP2891338B1 true JP2891338B1 (ja) | 1999-05-17 |
JPH11231067A JPH11231067A (ja) | 1999-08-27 |
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ID=12380151
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3321298A Expired - Lifetime JP2891338B1 (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 空港気象状態の表示方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2891338B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3439650B2 (ja) | 1998-03-16 | 2003-08-25 | 三菱電機株式会社 | 空港気象危険度判定処理装置 |
CN110990459A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-04-10 | 上海眼控科技股份有限公司 | 基于天气数据统计分析机场历史出雾过程的方法及装置 |
CN114174948A (zh) * | 2020-06-29 | 2022-03-11 | 乐天集团股份有限公司 | 控制装置、报告系统及方法 |
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JP6176717B2 (ja) * | 2013-09-06 | 2017-08-09 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | 航空機運航用情報生成装置、航空機運航用情報生成方法、及び航空機運航用情報生成プログラム |
JP6288665B2 (ja) * | 2013-09-12 | 2018-03-07 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | 着陸判断支援システム、着陸判断支援方法、及び着陸判断支援プログラム |
-
1998
- 1998-02-16 JP JP3321298A patent/JP2891338B1/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3439650B2 (ja) | 1998-03-16 | 2003-08-25 | 三菱電機株式会社 | 空港気象危険度判定処理装置 |
CN110990459A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-04-10 | 上海眼控科技股份有限公司 | 基于天气数据统计分析机场历史出雾过程的方法及装置 |
CN114174948A (zh) * | 2020-06-29 | 2022-03-11 | 乐天集团股份有限公司 | 控制装置、报告系统及方法 |
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JPH11231067A (ja) | 1999-08-27 |
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