JPH08500925A - 仮想現実画像作成システム - Google Patents

仮想現実画像作成システム

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Abstract

(57)【要約】 仮想現実画像作成システム (10) は、実際の物体と現象を、それらが静的または動的な特性を備えている時に、それらを有する多次元空間を想定して、ユーザが、この多次元空間を介してポイントまたは通路あるいはその両方を設定することを可能にする。装置 (10)は、多次元空間を介してポイントまたは通路あるいはその両方から見られると思われるユーザに光景、画像を表示する。この光景、画像は、実際の現象と物体をユーザにとって重要な遠近図に整える、ユーザ設定特性を介して濾過される。この濾過された光景、画像は、ユーザに、この多次元空間内部に存在する現実の仮想の光景、画像を示し、そこでは、仮想の現実は、ユーザに特に重要な物体と光景、画像と現象だけ搭載するデータをユーザに示す。

Description

【発明の詳細な説明】 仮想現実画像作成システム 発明の分野 本発明は、コンピュータ生成画像、特に、多次元空間の可視性画像を作成し、 空間内部で任意に予め設定された位置から見られる時に、多次元空間内部で構成 される種々の3次元の現象と特徴に関して濾過された画像を表すシステムに関す る。 問 題 実際の現象を処理してユーザに有益で且つ単純な表示フォーマットで現象を表 示する、合成コンピュータ制御システムに問題がある。コンピュータ生成グラフ ィックは、広く用いられていて、なおかつ、物体と現象と多次元空間とその間の 相互作用に関する正確な表示を行うために一般的に用いられている。コンピュー タ生成グラフィックは、トレーニングや分析または他の目的のために、ユーザに 実際の状態または仮説の状態で画像を示すシミュレーション・システムに於いて も広い範囲で用いられている。コンピュータ生成グラフィックは、極めて精巧に つくられていて、なおかつ、仮に実在する状態で極めて複雑で非現実的な状況を 表示することもできる。コンピュータ・グラフィックのアプリケーションは、数 多くの技術とアプリケーションを対象にしている。 コンピュータ・グラフィックが重要な影響を与えている1つの分野は、複雑な 現実の世界の現象を示すリアルタイム・ディスプレイの分野である。或る基本的 な研究がこの分野で行われてきたが、極めて複雑な現象を処理できる優れた柔軟 性と応用性を備えたシステ ムは、まだ実用の域に達していない。従って、現実の世界を予め設定されたユー ザの観点に相応してマップするサンプルの形態で、大きな多次元空間の複雑な多 次元でリアルタイムの現象を視覚的に表示しなければならない問題がある。 問題を解決するための手段 前述の問題は、本発明の仮想現実画像作成システムに依って、この分野で達成 された技術の進歩から解決される。この装置は、実際の物体と現象を、それらが 静的または動的な特性を備えている時に、それらを有する多次元空間を想定して 、ユーザが、この多次元空間を介してポイントまたは通路あるいはその両方を設 定することを可能にする。この装置は、多次元空間を介してポイントまたは通路 あるいはその両方から見られると思われるユーザに光景、画像を表示する。この 光景、画像は、実際の現象と物体をユーザにとって有用な遠近図に整える、ユー ザの設定可能な特性に基づいて濾過される。この濾過された光景、画像は、ユー ザに、この多次元空間内部に存在する現実の仮想の光景、画像を示し、そこでは 、仮想の現実は、ユーザに特に重要な物体と光景、画像と現象だけからなるデー タをユーザに示す。この装置は、多次元空間内部にある現実を強調表示し重点的 に表示し削除して新たな配列を設定して、ユーザが定められた作業を実施するた めに見る必要があるものだけユーザに画像で示す。現実の世界の現象のリアルタ イムなインフォーメーションの選択表示は、ユーザが、この装置に依って表示さ れる画像に搭載されている縮小されたデータ・セットを処理して、指定された作 業を従来は不可能だった方法で実行できるようにする。 前述の好ましい実施態様は、飛行場が多次元空間に於ける予め設定された場所 に位置し且つ種々の3次元の地勢学的表面の特長に依 って囲まれている空港オペレーションシステムのものである。空港を囲む3次元 空域は、空港の近くを飛行する飛行機を空港周辺の地勢学的特長と種々の気象条 件及び当該空域を共用する特定の飛行を行っている他の飛行機を回避する為の離 着陸パターンに導く為、航空交通管制官に依って一般的に管理される。この問題 は極めて複雑である、何故ならば、空港周辺の多次元空間が、航空交通管制官に 依って間接的に制御されることができる飛行機のような動的な現象だけでなく、 航空交通管制官の制御が不可能な気象学的事象のような動的現象に加えて、空港 とそれが囲む地勢学的特長のような固定された物体を含んでいるからである。動 的な現象は時間的に且つ空間的に変動し、なおかつ、この多次元空間内部の飛行 機の動きは、他の飛行機のポジションだけでなく気象学的現象のリアルタイムで 且つ時々生じる瞬間的な変動に相応してリアルタイムで管理されなければならな い。 周知のシステムは、航空交通管制官やパイロットまたは他に考えられるユーザ に、空港周辺の多次元空間に関連するデータの全てに関する合理的な抜粋を遠隔 操作方式で提供しない。従来の空港施設は、空港と地上レベルに関して気象と航 空交通と気象の空間的関係に関連するデータを、飛行機のパイロットだけでなく 航空交通管制官に提供するために、かなりの量のデータ収集計器を含んでいる。 この装置に伴う問題は、データ収集計器の全てが個々のユニットに相応して構成 されていて、各々が多次元空間の画像を種々のユーザに制御して提供するように 適応できる普通の計器に複数のシステムを統合する僅かの試みに依って1つのセ ットの狭い範囲で定義された関連するインフォーメーションをユーザに示すよう に適応されていて、なおかつ、各々画像がインフォーメーションに対するそれら の特殊な必要性に基づいてユーザに示される。これは、航空交通管 制官が飛行機のパイロットとインフォーメーションに関して大きく異なる必要性 を有しているので特に重要である。 本発明の装置は、データを数多くのデータ収集源から得て、このインフォーメ ーションを多次元空間に関して重要なインフォーメーションの全てを示すデータ ベースと制御可能な状態で関連付ける。グラフィック処理装置は、ユーザ入力に 対応して、各々個々のユーザに適した或る視覚的な特性だけでなく多次元空間を 介して予め設定されたポイントまたは通路を定める。グラフィック処理装置は、 そこで、異質または紛らわしいインフォーメーションを削除し且つフィルターに 依って定められた特定のユーザに特に関係するデータだけ表示することに依って 、視覚的な形式で多次元空間の汎用化された光景、画像を、ユーザにリアルタイ ムで示す。空港業務環境に於いて、低レベル・ウインド・シャー警報システム( LLWAS)は、地上ベース・センサーを用いて、空港周辺のウインド・シャーとガ スト・フロントのような気象学的現象の存在と位置を示すデータを生成する。更 に、ターミナル・ドップラー気象レーダー(TDWR)は、空港を囲む領域の気象学 的現象の存在と位置を識別するため空港に設置できるので、航空交通管制官は雷 雨のように好ましくない気象学的現象を把握して連絡することができる。更なる データが、空港を囲む地勢学的な表面の特長を示す LANDSAT データの形式で使 用できる。航空交通管制レーダーは、航空交通管制の目的のために空港周辺の空 間内部の飛行機の存在と位置を示すためにも使用できる。まとめて、これらのシ ステムは、気象学的事象と飛行機の操縦を含めて、空域に存在する動的な現象だ けでなく、多次元空間の不変の特性を表すデータを提供する。パイロットが盲目 の状態で飛行しているポイントで、飛行機の前方の空域の視覚画像を得るパイロ ットの能力が損なわれる、ゼロ視覚モードで、空港業務が行われること は珍しいことでない、パイロットが、別の飛行機または空港を囲む地勢学的特長 のような固形物体と衝突せずに、飛行機を操縦できることを保証するために、パ イロットは、航空交通管制官と飛行機内部に搭載されているレーダーに依存しな ければならない。 本発明の仮想現実画像作成システムは、数多くのシステムから得たデータを変 換して、そのインフォーメーションを飛行機前方の飛行路を視覚的に表現する。 この装置は、雲や霧などのような異質のインフォーメーションを削除し且つ危険 な気象学的現象と他の飛行機のように、パイロットに重大な影響を与えると思わ れる現象だけ、パイロットまたは航空交通管制官あるいはその両者に示し、パイ ロットに多次元空間内部の危険性に関して明確な画像を示すので、パイロットが これらの危険な状態を裸眼で見ることができなくても、パイロットは、これらの 危険を有するコースを図で見ることができる。 前述の特殊な例は、視覚画像を作成する際に一般的に見受けられる大量のデー タを濾過して、ユーザの特殊な必要性から設定される“明確な画像”をユーザに 表示するように機能する、この概念の数多くのアプリケーションの単純な1つの 例を示している。ユーザは、従って、見る必要があるものだけ見て、霧または雲 を経由して飛行機を操縦する或いは過度に広くて紛らわしい気象学的現象に於け るウインド・シャー事象を識別できない数多くの状況で現れる視覚的に過大な負 荷のために以前は不可能だった業務を完全に行うことができる。このシステムの 更なる機能は、動的現象の後の状態を予測する。データは、複数のサンプル抽出 間隔に対して数多くのデータ収集システムに依って集められので、後のサンプル 抽出間隔の動的現象の状態を図示するために推定されることができる。この機能 は、航空交通管制監視者が、空港周辺の気象活動をモデル化して、ごく 近い将来の空港業務の計画に相応するインフォーメーションを与えることを可能 にする。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の装置の全体的な構造をブロック図で示す。 図2-4は、改善された気象警報システムの種々のセグメントのオペレーション をブロック図で示す。 図5は、改善された気象警報システムの全体的な構造をブロック図で示す。 図6は、LLWAS と TDWR 取付と典型的な気象条件を含めた、典型的な空港構成 のプロットを示す。 図7-12は、現象に関する簡潔なデータ表現を3次元物体表現に変換する例を示 す。 図13-17は、この装置で生成される典型的な仮想画像を示す。 詳細な説明 図1は本発明の仮想現実画像作成システム10の全体的な構造をブロック図で示 している。仮想現実画像作成システム10の内部で、データ収集サブシステム1は 、多次元空間とその特徴と現象を示すリアルタイム・データを収集し作成するよ うに機能する。グラフィック・サブシステム2は、複数のユーザに依って要求さ れる仮想ディスプレイを作成するためにデータ収集サブシステム1に依って作成 される、リアルタイム・データを活用するように機能する。これを行うために、 共用データベース3は、リアルタイム・データがデータ収集サブシステム1に依 って書き込まれ且つグラフィック・サブシステム2の種々の処理要素に依ってア クセスされる場合に用いられる。ユーザ・データ入力装置4は、1人のユーザま たは複数のユ ーザが、複数のユーザの各々が対応する表示装置11に表示を希望する特定のイン フォーメーションを示すグラフィック・サブシステム2に、データを入力するこ とを可能にするために与えられている。或るオペレーションに於いて、データ収 集サブシステム1は複数のデータ収集装置21-2nを搭載していて、その各々が多 次元空間にある現象または特徴に関して実施される測定を表すデータを作成する 。これらのデータ収集装置21-2nは、リアルタイム測定データを現象と特徴に関 して簡潔なデータ表現に処理するので、簡潔なデータ表現が個々の画像を処理す るグラフィック・サブシステム2に送られる。グラフィック・サブシステム2は 、複数のデータ収集装置21-2nに依って作成された簡潔なデータ表現を、仮想現 実画像作成システム100のユーザの各々に依って定義される視覚表現に変換する 。この視覚表現は、データを効果的なフォームとフォーマットでユーザの各々に 示すデータベースを設定して作成される。 航空気象表示システム この装置の典型的な応用例として、そのデータ収集サブシステムが空港施設に 用いられる複数の航空気象計器を使用する、航空気象表示システムがある。航空 気象計器は、探測気球または空中ベース・センサーのような航空センサーだけで なく、レーダー、雷検出網、風センサーのような地上ベース・センサーを含んで いる。航空気象計器の各々は、多次元空間に於けるリアルタイムな気象学的現象 と地勢学的特徴と飛行オペレーションを示す生のデータを作成し、そこでは、リ アルタイム・データはリアルタイム・データの簡潔な表現を作成するデータ収集 サブシステム1に依って処理される。これらのデータ処理ステップは、しばしば 、複数のデータ・ストリームの濾過、特長の抽出、補正/統合を含んでいる。更 に、この処理さ れたデータは、関連する現象を記憶されている測定結果に基づいて予測する、物 理学的ベース・モデルの入力として用いられる場合もある。簡潔なデータ表現に 基づいて、グラフィック・サブシステム2は、現象と特徴に関して汎用化されて いるグラフィック表現を作成する。これは、仮想多次元空間に存在する1つまた は複数の物体の製作に関連する。航空気象表示応用例に於いて、この仮想現実画 像作成システム10はリアルタイムで作動しなければならない、何故ならば、大幅 に遅延されたデータはシステムの有効性と機能性に全体として影響するからであ る。ユーザに提示される視覚表現は、高速道路、自治体を意味するレンジ・リン グまたはアイコン、または空港の形態で、識別可能な特長で重ねられた地域のよ うな標準インフォーメーションのフレームを一般的に含んでいる。更に、地域の 表面は、それを LANDSAT 画像またはデジタル・マップのような画像を用いて地 図として構成してカラー化することができる。データ収集サブシステム1で作成 される複数のデータ・ストリームを統合するために、グラフィック・サブシステ ム2は、データベース選出と、細部決定の相対レベルと、レンダリングのような 、種々のオペレーションを実施して、ユーザが認識できる画像を、データベース 3に記憶されている生のデータまたは簡潔なデータ表現から生成しなければなら ない。 データ収集サブシステムの構造 図1は典型的なデータ収集装置21の主な2次的な構成部品を示す。典型的な構 成に於いて、複数のセンサー201は、予め設定された周期と反復頻度、および多 次元空間内部の特定の現象と特徴の1つまたは複数の特性に関する、サンプル抽 出間隔で測定するために用いられる。複数のセンサー201の出力信号は、複数の センサー201から 受信されたデータを濾過して、周囲ノイズまたは好ましくない信号成分をそこか ら除外するように機能する、データ濾過と特長抽出要素202に依って受信される 。データ濾過と特長抽出要素202は、複数のセンサー201から受信された生データ を、この特定のデータ収集装置21に依ってモニターされる特定の現象または特徴 の設定に変換するようにも機能する。このような機能の1例として、複数の地上 ベース・センサーの風強度測定結果を、多次元空間内部のウインド・シャー事象 を表すデータに変換する、改善された低レベル・ウインド・シャー検出装置の活 用がある。これを行うために、センサー201から得た生データは、多次元空間全 体で行われる複数の風測定結果からウインド・シャー事象を抽出する形式に変換 されなければならない。最終的なインフォーメーションは、通常の記憶装置の効 率的な状態で抽出された特長を示すセットのデータを作成する簡潔データ表現装 置204に依って用いられる。これは、グリッド化されたデータ・セットや特長範 囲や場所データおよび他に考えられる表現形式になると思われる。更に、データ 収集装置は、データ濾過と特長抽出要素202から得たデータを用いて、1つまた は複数の予め設定された構成サンプル抽出間隔を定め、測定されている特長また は現象の将来の一時的な状態を識別する、予測要素203を含んでいる。予測要素2 03に依って出力されたデータは、そこで作成されるデータ・セットに包合するた めに簡潔データ表現要素204にも送られる。最終的な簡潔なデータ表現はグラフ ィック・サブシステム2に送られる。 モニターされる特長が一時的で空間的に静止状態である時に、作成されるデー タは不変であり且つ次のサンプル抽出間隔中に更新される必要がないことは明ら かである。しかし、この環境でモニターされる殆どの現象は一時的で且つ数多く のケースで空間的に変動す る傾向を示し、なおかつ、データ収集装置1のオペレーションは時間ごとのサン プル抽出ベースになり、セットのデータは各々サンプル抽出間隔の最後で作成さ れる。複数のデータ収集装置21-2nは、好都合に時間的に協調された状態で作動 して、同期されたセットのデータ・セットをデータベース3で作成するので、グ ラフィック・サブシステム2は、処理されなければならないデータ量に基づいて 、サンプル抽出間隔ベースで1回または複数のサンプル抽出間隔で多次元空間に 位置される現象と特徴に関して一時的に協調される図形を作成できる。リアルタ イム環境に於いて、複数のデータ収集装置21-2nは、巨大な量のデータを収集し 且つグラフィック・サブシステム2に依る使用に適した管理可能な量にデータを 減少するように機能する。 図5でブロック図の形態で図示されている、改善された低レベル・ウインド・ シャー警報システムは、予め設定されたエリアに於けるウインド・シャーの存在 と位置を識別する改善された方法を与える。この低レベル・ウインド・シャー警 報システムは、数多くの場所で測定された2次元風速を、ウインド・シャー事象 の地理学的表示にマップして、従来の LLWAS システムの動作効率を高める。こ の最終的な地理学的表示は、航空通行管制官に対してカラー・グラフィック形式 で表示され、なおかつ、その表示のために空港の近くにいる飛行機に遠隔測定連 絡網を介して送られることもできる。更に、ガスト・フロントが記録され、なお かつ、予め設定されたエリアを経由する、それらの進行状態もユーザに表示され る。 この低レベル・ウインド・シャー警報システムは、風速計とドップラー・レー ダー・システムのような、複数の発生源から受信され処理されたインフォーメー ションとデータを統合して、従来のシステムより大幅に改善された精度を備えた 低レベル・ウインド・シャ ー警報を作成することもできる。特に、改善された低レベル・ウインド・シャー 警報システムの装置は、ターミナル・ドップラー気象レーダー(TDWR)に依って 作成されるだけでなく、従来の低レベル・ウインド・シャー警報システム(LLWA S)に依って生成され処理されるインフォーメーションとデータを使用して、予 め設定されたエリア内部の低レベル・ウインド・シャー事象の位置と強度を正確 に識別する。これは、これらの2つのシステム(LLWAS と TDWR)から受信され 処理されたインフォーメーションとデータを、2つのスタンドアロン・システム の限界が改良されるようにして活用する、新規の統合化システムを用いて達成さ れる。この統合化スキーマは、これらの限界を解決し、同時に2つのスタンドア ロン・システムの強度を維持する。この技術は、最高度に可能なウインド・シャ ー危険警報インフォーメーションを与える。更に、この統合化方式は、前述のオ ペレーターに関連する問題も対象にしている。統合化は、完全に自動化されてい て、ユーザに依る気象学的解釈を要求せず、要求されたグラフィックと英数字イ ンフォーメーションを明確なフォーマットで作成する。最後に、この統合化技術 は、従来のスタンドアロン・システムに対する任意の大きなソフトウェアの変更 および任意のハードウェア変更を必要とせずに、十分に具体的に実現されること ができる。 TDWR 装置は、5 cm.C-バンド・ドップラー・システムを用いて、大 気に乱れが発生している時に放射状の風を測定する。 このシステムは、レーダー戻り信号を処理して、レーダーから受信された放射 状の速度データを示す放射状に指向されたライン・セグメントのフィールドを作 成する。 TDWR 装置は、特殊なポテンシャルの低レベル・ウインド・シャー事象 をもつと思われるエリアを定めるために、予め設定されたスレッショルドを越え るセグメント の分離されたセットに境界を設定する。境界は、それが予め設定されたスレショ ルドを越えるライン・セグメントの全てを含む最小エリアを包合するように設定 される。予め設定された幾何学的形状はこの境界を作成するために用いられ、な おかつ、この幾何学的形状の特性は最小限度のエリアで要求されるデータ・ポイ ントの全てを囲むように適応されている。 改善された低レベル・ウインド・シャー警報システムの装置は、2つの独自の セクション、すなわち、損失条件(マイクロバーストなど)をもつウインド・シ ャーの検出と利得条件(ガスト・フロントなど)をもつウインド・シャーの検出 に分けられる。 TDWR システムは、損失データをもつウインド・シャーをマイク ロバーストの形状で出力する。向上された低レベル・ウインド・シャー警報シス テムは、従来の LLWAS 装置に依って作成された三角形と末端発散値を用いて、 同じ LLWAS マイクロバースト形状を生成する。 LLWASマイクロバースト形状は 、非本質的で偽検出の LLWAS マイクロバースト形状を除去するために LLWAS と TDWR から補助インフォーメーションを用いて確認される。最終的に2つのセッ トのマイクロバースト形状が警報生成に対して考えられる。このシステムの利得 部をもつウインド・シャーは対象エリアを2つに単純に分割し、TDWR は LLWAS センサーの外部で発生するウインド・シャー事象に対して利得滑走路警報をもつ ウインド・シャーを生成する、これに対して、LLWAS 滑走路指向利得警報が LLW ASセンサー・ネットワークの内部で現れるウインド・シャー事象に対して作成さ れる。この統合化構造は、複数のセンサー・ベース・システムを同時に使用して 、精度が向上されたウインド・シャー検出機能を与えるようにする。地上ベース と空中ベース・センサー・システムは、共に、風データをこの装置に与えるため に用いられることができる。共通する データ構造(予め設定された幾何学的形状)に対する入力データの種々の形式の マップは、従来のセンサー・システムを変更する必要性を解消して、ユーザに適 したインフォーメーション・ディスプレイの製作を単純にする。共通するインフ ォーメーション表示装置とフォーマットの使用は、ユーザにとって分かりやすい システムの組み合わせを可能にする。 改善された低レベル・ウインド・シャー検出システム 好ましくない気象条件、特に空港業務に影響する条件は、飛行機の操縦にとっ て重大な安全性の問題になる。低レベル・ウインド・シャーは重要な課題である 、何故ならば、それは数多くの主な飛行機の事故を発生しているからである。ウ インド・シャーは、大気の2つのポイント間に於ける風速または風向あるいはそ の両方の変動である。それは通常の巡航高度に於ける空港間のルートにある飛行 機にとって重大な危険を一般的に導くだけでなく、ターミナル・エリアに於ける 強い瞬発的な低レベル・ウインド・シャーが空港へ離着陸する飛行機にとって致 命的になるからである。最も危険なウインド・シャーの形態は、マイクロバース ト、すなわち、暴風雨またはにわか雨の下で或いはそこから現れる或いは無害の ように見える積雲のもとでの雨のない大気に於いても現れる、冷たくて重い空気 の小規模であるが強い下向きの噴流からの空気の流出流である。この下向きの風 が地上に達すると、それは、ガーデン・ホースからコンクリート車道に真っ直ぐ 下向きに噴出された水の流れのように水平に広がる。低い高度でマイクロバース トを飛行する飛行機は、まず強い逆風に、次に下向きの風、最後に空気速度の急 激な低下と揚力の突然の損失を導く追い風に遭遇する。この揚力の損失は、離着 陸のために空港の滑走路に近づく時のように、低速で飛行する時に、 飛行機を失速させて破壊させる恐れがある。従って 15 ノット以上の逆風損失ま たは利得条件が、飛行機が地上から 1,000 フィート未満にあり且つ滑走路末端 から3海里未満の領域で検出される時に、滑走路特有の警報をパイロットに与え ることが望まれる。 図6は典型的な空港施設の平面図を示していて、そこでは、空港がLとラベル 表示されているラインに依り水平軸上に指示される領域内部にあり且つターミナ ル・ドップラー気象レーダー・システム502が空港の周辺から距離Dに位置して いる。空港の境界内に、複数の低レベル・ウインド・シャー警報システム・セン サー505がある。センサー505は、2〜4キロメートル離れて位置する典型的な風 速計であり、空港領域内部の風速に関して単一面で2次元の写真を作成するため に用いられる。ターミナル・ドップラー気象レーダー502は、対照的に、全ての 滑走路 (Rl-R4) と飛行路を調べるが、風の放射状で水平の流出成分だけ測定で きる、1次元(放射)ビームから構成している。通常の TDWR 調査戦術は、毎分 1つの表面の標高を調査して、2時間半ごとに少なくとも 20,000 フィートの高 さに相応する運航領域の高度を調べる。この戦術は、高度の特長をモニターして 、まさにマイクロバーストが発生しそうな状況であることを示しながら、表面流 出流の頻度更新を与えることを意図されている。マイクロバースト(M1-M8)は 、それらが空港所在地の上部の特長と事象をモニターすることに依って、或る程 度、推測できるが、表面流出流に依って主として認識される。 雷雨は、地上に達すると水平に広がる冷たくて重い空気の強い下向きの流れを 一般的に生成する。この下向きの流れの1つのセグメントは TDWR レーダーから 離れて広がっているが、反対側のセグメントは TDWR レーダーに向けて広がって いる。これらの流出流は、マイクロバースト・ウインド・シャーを検出する趣旨 からして対称 であることが、一般的に想定される。殆どのマイクロバーストは純粋に対称の水 平流出流でないので、TDWR システムには非対称流出流の真の密度を検出または 推定する問題がある。図6から分かるように、低レベル・ウインド・シャー警報 システムの風速計505は、空気滑走路 R1-R4 の両側に設置されているが、希望さ れるように滑走路の末端から完全に3マイルの距離まで延長していない。従って 、風速計505は、空港業務に影響する可能性がある風速計ネットワーク(M1,M4)の 外部に水平方向の空気流があるが、空港に設置されている限られた数の風速計50 5の範囲外であっても、それらの間近(M2,M3,M5-M8)に発生する、水平方向の 空気流だけ検出することができる。 改善されたウインド・シャー警報システムの構造 図5は改善された低レベル・ウインド・シャー警報システム100の全体的な構 造をブロック図で示している。この低レベル・ウインド・シャー警報システム10 0は、予め設定されたエリアAの内部の低レベル・ウインド・シャー条件の位置 と強度の両方を正確に識別するために、固定式地上レベル・センサー(風速計) 505の或るセットに依って収集された地上レベル風データを、第2のセンサー( ドップラー・レーダー) 502に依って収集された高い高度の風データに統合する 。発明の本実施態様に図示されているデータ入力の2つのセットは、エンド・ユ ーザに提示される統一された正確な出力に統合する前にデータを予め処理するた めに、センサーに付随する従来のデータ処理システムから作成されたデータを含 んでいる。 センサー・システムは、地上レベルで或いはその近くに於けるウインド・シャ ー事象の存在を検出し且つその位置を識別するために用いられる風速計ベース・ ウインド・シャー警報システムである、 従来の低レベル・ウインド・シャー警報システム(LLWAS)フロントと処理装置1 01を含んでいる。 LLWAS システム101は、予め設定されたエリア内部に位置する 複数の固定された現場505の各々に於ける風速を表すデータ(強度と方向)を生 成する。収集された風速データは、予め設定されたエリアの全体にわたって測定 された風速に現れる発散または収束を識別することに依って地上レベルのウイン ド・シャーの位置と強度を識別する LLWAS システム101に依って予め処理される 。同様に、第2のセットのセンサーは、ドップラー・レーダー・システムを用い て、予め設定されたエリアの低レベル・ウインド・シャー作用を測定する、ター ミナル・ドップラー気象レーダー(TDWR)502 である。 TDWR システム502は、 そのレーダー・スキャンを、単一方向に増加する半径速度のレーダー・ビームの セグメントに対して調査する。放射方向の収束のこれらの領域とエリアは、ウイ ンド・シャー事象の位置として識別される。 TDWR 502 と LLWAS 101 の統合のために開発された統合化システム103は、製 造レベルの技術であり、なおかつ、2つの独自のセクション、すなわち、損失条 件(マイクロバーストなど)をもつウインド・シャーと利得条件(ガスト・フロ ントなど)をもつウインド・シャーの検出に分けられる。 TDWR システム502の損失部をもつウインド・シャーの出力はマイクロバースト の形状であり、これは共にグラフィック・インフォーメーションとして用いられ 且つ文字に依る滑走路警報を生成する。従来の LLWAS システム101に対する“追 加の”統合として、拡大された LLWAS セクション102が LLWAS マイクロバース ト形状を生成するために開発された。これらの形状は LLWAS システム101から得 た三角形と末端発散値を用いて計算された。これらの形状の生成に用いられた方 法は全く異なっているが、これらの LLWAS マイクロ バーストの形状は - 形式と内容の両者に於いて - TDWR マイクロバースト形状 と同じである。これは、同じ警報生成ロジックが適用されることを可能にし、な おかつ、マイクロバースト検出の共通グラフィック・ディスプレイ116を可能に している。 TDWR/LLWAS(損失をもつウインド・シャー)マイクロバースト統合114は、基 本的に、各々サブシステム112と502のマイクロバースト形状の組み合わされた使 用になる。この組み合わせは、しかし、形状の空間的な併合でない。各々形状は 別の存在物として考慮される。更に、LLWAS マイクロバースト形状は対称性テス ト113に於いて確認プロセスを通された。これに依って、我々は TDWR と LLWAS の両方の補助インフォーメーション703が或る“弱い”LLWAS マイクロバースト 形状 - 無意味の或いは偽りの警報を生成すると思われるものを除去するために 用いられる。この手順の理由と実施方法について次に説明される。しかし、この プロセスの代わりとして、サブシステム112と502の各々からのセンサー・データ は、併合されたデータを意味する形状の合成セットを生成するために併合される ことができる。この代替プロセスは、このシステムを実現する関係で、ここで注 目される。 セットのマイクロバースト形状が拡大された LLWAS 装置102と統合化装置103 に依って作成されると、これらの形状は、滑走路損失警報生成プロセスを備えた ターミナル・ドップラー気象レーダー・システム502に送られる。同様に、統合 化装置103は、ガスト・フロント統合化装置115の LLWAS 滑走路指向利得データ と TDWR ガスト・フロント・データを受信する。 LLWAS 滑走路指向利得データ は、LLWAS 風速計の風ベクトルを用いて、予め設定されたエリア内部のガスト・ フロントを検出し記録してグラフィック表示するデータ・フロント記録システム 119を含んでいる。 LLWAS 滑走路指向利得 (ROG)は LLWAS ネットワーク内部で利得の危険性をもつ通常のウインド・シャー を検出するためにも用いられる。これは特殊なガスト・フロント検出に必ずしも 拘束されない。利得条件をもつウインド・シャーは、ガスト・フロントと関係な しに発生する - 例えば、マイクロバースト流出流の立ち上がり端、または大規 模(気象学的)な前部通路を導く。選択されたデータは、滑走路利得警報生成プ ロセスが、利得の危険性をもつウインド・シャーの存在を意味する警報を作成す る TDWR システム505に送られる。 TDWR システム502の警報仲裁プロセスは、滑走路損失警報生成プロセスまたは 滑走路利得警報生成プロセスに依って作成された警報を選択して TDWR ディスプ レイ116に表示する。従来のディスプレイ116は、グラフィック形式でマイクロバ ースト形状とガスト・フロントを図示し、なおかつ、どの滑走路が警報状況にあ るかについて示す、TDWR 地理学的状態ディスプレイ(GSD)から構成している。 TDWR と LLWAS リボン・ディスプレイ・ターミナル(RDT)は各々運航中の滑走 路に対して警報状況と事象タイプと場所と強度を示す英数字のメッセージを与え る。 従来の LLWAS 101 と TDWR 502 システムは、コストと従来の施設に対する影 響を最小限にするために変更することなく、最大限度に活用できることが、前述 の説明から明らかである。これらの特長を他のシステム構成でも実現できる。任 意の他のデータ収集システムは、前述の哲学を応用すると、従来の TDWR システ ム502または従来の LLWAS システムに依って同様に統合されることができる。 例えば、別のドップラー・レーダーまたは別の風速計ネットワークを加えること ができる。 形状生成哲学 LLWAS マイクロバースト形状の計算は、表面の風の発散の検出に基づいている 。これらの三角形と末端発散の推定値は長方形グリッドにマップされる。前述の スレショルド・グリッド・ポイントの連続する“集団”が収集されて次にマイク ロバースト形状の生成に用いられる。 LLWAS データに特有の真の表面風フィー ルドの空間的に下方のサンプル抽出を補償すること、すなわち“対称性仮説”は 、これらのマイクロバースト形状に相応する場所と規模と強度の生成(損失推定 )に用いられる。この仮説は、ちょうど対称のマイクロバーストが各々(前述の スレショルド)グリッド・ポイントで中心に位置していたようにして適用される 。一般的に、マイクロバースト流出流は対称でない。しかし、与えられた集団の これらの対称“グリッド-ポイント-マイクロバースト”の空間的な重ね合わせは 、非対称事象を近似化する非常に好ましい作用になる。 与えられた検出された発散が現実であっても、LLWAS データは、それがマイク ロバーストに真に関連しているかどうか決定するために単独で用いられることは できない。従って、対称仮説の適用は必ずしも有効でないと考えられる。問題は 2つある。対称仮説が常に用いられる場合、それは、偽りの警報を或る非マイク ロバースト状況で生成すると思われる。例えば、反復性の発散パターンに現れる 強い表面風である。一方、対称想定が絶対に用いられない場合、有効マイクロバ ースト事象のためのウインド・シャー警告は、不正確な状態で表示されるか、ま たは除外される場合もある。そこで、問題は、与えられた LLWAS 検出発散がマ イクロバーストに関連しているかどうか決定し、従って、対称仮説を適用すべき かどうかについて決定することにある。 開発されたアルゴリズムは TDWR からの“高度特長”インフォー メーションと、3次元反映構造とマイクロバーストの前兆(共に表面に対して下 方に突き出されている)と、TDWR 502 と LLWAS 101の両方から検出された“強 い”表面発散(マイクロバースト形状)を組み合わせていた。このインフォーメ ーションは、空間的に且つ一時的に合成されて、セットの幾何学的なディスクを 作る。これらのディスクの意図は、好ましい可能性をもつマイクロバースト作用 がある場合に、ディスク内部または上方あるいはその両方の大気の部分を示すこ とにある(すなわち、シリンダー)。この“部分”は、空間の、表面流出流、ま たは表面上部のマイクロバーストの特長(反射または速度あるいはその両方の性 質)の検出になると思われる。マイクロバーストが、発生しようとしているか、 進行中か、または発生したばかりであるか、何れかの状態であると考えられる。 これらのディスクは、確認される、これらの LLWAS マイクロバースト形状の “密接度”について調査される。この隣接性基準に適合する時に、LLWAS マイク ロバースト形状が“正当化され”且つ前方に渡される。すなわち、対称性仮説の 使用がこのケースに於いて適切であると想定され、なおかつ、この LLWAS マイ クロバースト形状はシャー警告を生成されるために用いられ且つ GSD に表示さ れる。近似性テストに適合しない場合、LLWAS 形状は廃棄される。しかし、この 後者の状態に於いて、マイクロバーストに関連していない、または対称性ディス ク計算で適正に識別されていない可能性のあるマイクロバーストで、明確なウイ ンド・シャーの危険が生じる場合がある。このタイプの誤った検出を防止するた めに、LLWAS滑走路指向損失(ROL)インフォーメーション703が、任意の適切な ウインド・シャー警告を生成するための対策として用いられる。 向上された LLWAS システム-前処理 向上された LLWAS システムは、マイクロバースト形状を作成する際に用いら れるグリッド・ポイント・テーブルを作成する。このプロセスは図3に図示され ていて且つシステム始動時に作動される。前処理ステップとして、三角形と末端 マイクロバースト検出エリアを分析グリッドにマップする、セットのポインタが 生成される。リアルタイム・オペレーション中に、LLWAS 三角形と末端発散値は 、グリッドにマップされて - 強度値を各々グリッド・ポイントで適用する。こ のセットのグリッド・ポイント強度は、セットの低レベル・ウインド・シャー警 報システム・マイクロバースト形状を生成するために、集団形状生成装置111に 依って生成される集団と共に用いられる。三角形と末端をグリッドにマップする “ポインタ”は“ファースト・タイム・スルー”前処理ステップである。これは 、“ポインタ”インフォーメーションが、変わっていない与えられたLLWAS 風速 計ネットワーク配列の単純な関数なので、このようにして行われる。 前処理の場所指定テーブル・データ生成は、風速計場所値がメモリから検索さ れるステップ1201で開始され、なおかつ、ステップ1202で、計算の変更に必要な 現場適応パラメーターもメモリから検索される。ステップ1203で、グリッドは、 x・yデカルト座標セットの次元に於けるグリッド・ポイントの数を、最小サイ ズのxyグリッドを作成して計算を実施する入力データ・ポイントの数に基づい て計算することに依って作成される。ステップ1204で、セットのグリッド・ポイ ンタは、ステップ1203で作成されるグリッド・システムの特定のポイントに依り スレショルド値より高い発散推定値をマップするために作られる。これは、警報 を導くと思われるマイクロバーストの中心を定めることになる。数多くのグリッ ド・ポイン トが発散要素スレショルド値より高いので、これらの要素に警報を作らせるマイ クロバーストを中心に定める場所を示すことは難しい。各々センサーまたはネッ トワーク要素は、数学的なマイクロバーストを各々グリッド・ポイントに設定し てテストされる、なおかつ、与えられたネットワーク要素を警報状態にする、そ のようにテストされたグリッド・ポイントの各々1つは、その特定のネットワー ク要素と関連することになる。その結果、各々低レベル・ウインド・シャー警報 システム101三角形と末端に関連するグリッド・ポイントのセットは、要素グリ ッド・ポイント・ポインタを作るように作成される。この計算を実施するために 、対称マイクロバースト・モデル、すなわち、空間的に且つ強度的にも一定の時 間で対称であり且つ振幅と最大半径の関数にすぎない単純な半正弦波が用いられ る。実際のマイクロバーストが空間的に非対称であっても、それは、数多くの対 称マイクロバーストの直線的な重ね合わせに依って、この計算プロセスに相応す る十分な特性を作成する第1位の数学的膨張に少なくとも近似化されることがで きる。 前述のステップが実施されると、測定データの処理がステップ1205で始まり、 そこでは、低レベル・ウインド・シャー警報システムの三角形と末端放散値が、 スレショルドと推定損失値と警報状態の比率に関して対応するセットの生成に用 いられている。これらのグリッド・ポイントに関連して、2つのセットの強度値 、すなわち、スレショルド比率に相応する低レベル・ウインド・シャー警報シス テム発散と関連する推定損失値がある。これらの2つのセットの強度インフォー メーションの目的は、測定された量が風フィールド発散(またはウインド・シャ ー)であっても、ユーザの要求される出力値は滑走路指向損失値である事実に依 る。従って、発散から損失へのマップが必要とされる。 次に示すデータ処理ステップは LLWAS システムからのインフォーメーション の各々更新時に行われる。 1. LLWAS システムからの三角形と末端放散値の入力 2. 各々三角形と末端の“比率”(発散/スレショルド)の計算 3. 三角形と末端の比率をグリッドにマップ 4. グリッド・ポイントの集団 5. 集団からの形状生成 集団生成理論 図2は、アルゴリズム・プロダクツを低レベル・ウインド・シャー警報システ ム101から受信して、ウインド・シャー事象の場所の表示を作成する集団生成プ ロセス111を、流れ図で示している。このルーチンは、入力として、低レベル・ ウインド・シャー警報システム101に依って作成された三角形と末端放散を受け 取る。集団生成プロセス111は、或る入力スレショルド・レベルより高いポイン トの集団を生成する。これらの集団は、低レベル・ウインド・シャー警報システ ム形状生成アルゴリズム112に出力される。グリッド・ポイントは空港周辺に於 いて予め設定されたエリア内部のデータ収集ポイントであり、そこでは、エリア は、プラスのx値を東部に対して且つプラスのy値を北部に対してもつ標準の2 次元長方形演算方向に於いてセットの座標を有する2次元長方形エリアと想定さ れている。集団は、与えられたスレショルド値より高い、グリッド・ポイントを まず見いだすことに依って生成される。 前処理段階に於いて、0.5 km x 0.5 km の空間をもつグリッドが、風速計ネッ トワーク505をカバーする領域の上に構成されている。シミュレーションされる マイクロバーストは各々グリッド・ポイントに置かれ、なおかつ、発散は各々ネ ットワーク要素のコンピュー タになる。与えられた要素のコンピュータ発散がその要素のスレショルドより高 い時に、“連携”がグリッド・ポイントとその要素の間で行われる。このように して、グリッド・ポイントの全てをネットワークの三角形と末端に仮説の発散検 出を介して接続していたテーブルが構成される。このテーブルは、逆ロジックを 用いてリアルタイムに採用される。ネットワーク要素がそのスレショルドより高 い発散を検出すると、セットのグリッド・ポイントが(テーブルを介して)その 発散と関連づけられる。何故ならば、理論分析から、これらのポイントが、潜在 するマイクロバーストの場所になるからである。これらのサブセットのグリッド ・ポイントが識別されると、それらはグリッド・ポイントの連続するグループの “集団”を生成するように処理される。連続することに依って、隣接する上下左 右のポイントは、対角線に沿っていないと見なされることを意味する。3セット の集団は、グリッド・ポイントの“低レベル”と“高レベル”と“低レベル密度 ”の収集を表すグリッド・ポイント・スレショルド・データを含むように生成さ れる。“低レベル”と“高レベル”グリッド・ポイントは、これらの特定のグリ ッド・ポイントに於いて推定される風の発散強度を表している。“高レベル”グ リッド・ポイントは、初期のスレショルドを大幅に越えていたグリッド・ポイン トを区別するために用いられる第2のスレショルドを表している。この第2のス レショルドは、従って、適度な強度と大きな強度をもつウインド・シャーに差を つけることになる。 “低レベル密度”グリッド・ポイント集団は、前述の低レベルと高レベル・プ ロセスのものと同じであるが、非常に数多くのグリッド・ポイントの圧縮を意味 しており、この数は過度に大きくなるか、または最終的な幾何学的パターンが凹 むか或いは延長される特性になると思われる。このような問題の1例として、数 字8の形状のグ リッド・ポイントの収集が考えられる。グリッド・ポイントを小さくて凸型のコ ンパクトなパターンに収集することを少なくするために、密度重量設定オペレー ションが低レベル・グリッド・ポイント値に対して実施される。これを行うため に、各々グリッド・ポイントの初期強度が、局部的に近い占有密度重量と掛け算 されて、新しい強度値を各々グリッド・ポイントで計算するので、これらのグリ ッド・ポイントの幾何学的パターンを更に正確に再構成できる。密度重量は、グ リッドに与えられたポイントの場所に基づいて数多くの数学的手法の中の任意の 1つを用いて生成された0と1の間の正規化された値になる。例えば、与えられ た内部ポイントのポイントの近くのセットは、対角線とその与えられたポイント を含めた8つの隣接するポイントになる。スレショルド値より高いこのセットの ポイントの数が合計され、なおかつ、この総数は初期の近くのセットにあるグリ ッド・ポイントの数で割り算される。これらの密度で重量づけられたポイントは 、低レベル密度の幾何学的集団を形成するために、低レベルと高レベル計算に関 して同じ形状で集団に形成される。この手順は、グリッド・ポイントを更にコン パクトなパターンに収集することを容易にして、なおかつ、過度に拡大された集 団をセットの小さいコンパクトな集団に分離する。 好まれる幾何学的形状 1つの好まれる幾何学的形状は、計算の整合性と単純化のために、これらの計 算の全体にわたって用いられる。ここで開示される好まれる形状は、バンド・エ イドの形状と類似の半直線状の長円形、すなわち半円状の“エンド・キャップ” をもつ長方形になる(これらのマイクロバースト形状は TDWR 形状と同じである )。この形状は、半円を形成するために、エンド・ポイントの各々で用いられる 2つ のエンド・ポイントと半径を有する軸線セグメントに依って数学的に形成される 。この幾何学的形状は、軸線セグメントがこの与えられた集団内に位置するグリ ッド・ポイントの全てから最小限度に重量付けられた平方にされた距離を有し、 更に、この形状が集団のグリッド・ポイントの全てを囲むようにして、各々集団 に対して作成される。形状が過度に大きいか或いは凹み型の特性である場合に、 形状は、グリッド・ポイントを囲む数多くの小さな形状を作成するように処理さ れる。この形状は、それが、これらの条件を満足した後に最小限度のエリアにな るように作成される。更なる処理ステップ、最小平方サイズ縮小化が、過度に大 きな形状を“切り取る”ために実施される。マイクロバーストに適した形状を計 算する際に、用いられる強度インフォーメーションは、三角形と末端からグリッ ド・ポイントにマップされるスレショルドと計算された発散の比率になる。与え られたグリッド・ポイントの比率値は次のようにして生成される。まず、各々 L LWAS ネットワーク要素の比率(三角形または末端あるいはその両方)が計算さ れる。この比率は、その要素の検出された発散推定値と、その要素の発散スレシ ョルド値の比率である。この予め設定されたスレショルドは、危険な風フィール ドの発散を指示するように設計されていて、数学的なマイクロバースト・シミュ レーションに基づいて計算され、なおかつ、与えられた三角形または末端の幾何 学的特性を考慮している。別のセットの用いられる強度インフォーメーションは 、これらの発散に基づく、各々ポイントに関連する損失値の推定である。マイク ロバーストの形状は、低レベル密度集団と最小平方形状サイズ縮小化と統計的形 状強度計算を用いて“ウインド・シャー警報”(WSA) レベルで計算される。他の セットの幾何学的形状は、高レベル集団と最小平方縮小化と強度計算の最大値を 用いて“マイクロバースト警報”(MBA) レベルで行われる。 集団生成プロセス 図2はクランプ生成プロセス111を詳細な流れ図で示していて、そこでは、デ ータが関連する低レベル・ウインド・シャー警報システム101から受信されてメ モリに記憶されるステップ1102から、プロセスが開始されている。ステップ1102 で、クランプ生成プロセス111は、低レベル強度ポイントを局部的に占有されて いる近くの密度重量付けられた強度値に変換する。このプロセスは、前述のよう に、低レベル入力強度値の全てを使用して、これらのポイントの新しい値を、始 めに予め設定されたスレショルドを越えた隣接するデータ・ポイントの密度に基 づいて計算する。入力スレショルド値より高い各々与えられたデータ・ポイント は、連続するポイントの総数で割り算された、入力スレショルド値より高い与え られたポイントを含めて、連続するグリッド・ポイントの数を表す0と1の間の 数となる与えられた密度重量である。すなわち、内部ポイントの場合、密度重量 は、9で割り算された入力スレショルド値より高い近くのポイントの数になる。 これは、連続するポイントが、左右上下に隣接するポイントと、このxyデカル ト座標システムの4つの対角線ポイントとして定義されているからである。この セットの密度重量付けられた値が計算されると、プロセスはステップ1104に進み 、そこでは、データ・ポイントの初期のグループ化が、スレショルド値を越えて いたグリッド・ポイントを連続するグループにグループ化して行われる。低レベ ル密度データ・ポイントのオペレーションと同時に、またはその次に、ステップ 1105と1106が、高レベル強度ポイントで実行されて、ステップ1102と1103と同じ 連続グループ化機能を実施する。セットのグループ化は、最小限度のエリアの予 め 設定された幾何学的形状を生成するために形状ドライバーに依ってステップ1106 で用いられる。 半径縮小化の後に形状内部に残っているポイントを用いて、最小平方縮小軸セ グメントを計算し、新たに縮小された軸線セグメントを作成する。 最終的に縮小された形状の軸線セグメントは初期の非回転デカルト座標システ ムに変換され、形状に適した全体的な強度が計算される。最終的な形状は、その エンド・ポイントが予め設定された半径の半円の中心を意味する線から構成して いて、そこでは、エンド・ポイントの半円は、直線セグメントに依って接続され る時に、バンド・エイド形状を作成して、その強度が計算された最小限度のエリ アのデータ・ポイントの全てを囲んでいる。入力データの類似のプロセスが、ス テップ1106と1107の高レベル強度ポイントに対して行われ、そのプロセスはステ ップ1104と1105のオペレーションとシーケンスで或いは平行して行われることが できる。形状とそれらの強度が低レベル密度強度ポイントと高レベル強度ポイン トの両方に対して計算されると、プロセスは、ステップ1109で終了する。 形状生成 前述のように、この予め設定された幾何学的形状は、2つのエンド・ポイント と、2つの半円形状を作成するためにエンド・ポイントで用いられる半径を有す る、軸線セグメントから形成されるバンドエイド形状になる。このプロセスは、 図3に流れ図の形態で図示されている。プロセスは、前述のセットの1つのグリ ッド・ポイントの全てを検索し、なおかつ、それらをメモリに記憶することに依 って開始される。これらの記憶されたグリッド・ポイントを用いて、集団の各々 グリッド・ポイントの測定または計算された強度が正規 化される。セットのグリッド・ポイント値の全てが正規化されると、重量付けら れた最小平方線は、標準的に重量付けられた最小平方技術を用いて、これらのポ イントに設定される。これは、グリッド・ポイントの入力セットの有効ポイント の全てを介して設定された最適の線をつくる。重量付けられた最小平方線が作成 されると、この線セグメントのエンドは、セットのデータ・ポイントの全てを計 算された最小平方線に描くことに依って計算される。プロセスは、これらのポイ ントを経由する計算された最小平方線の傾斜とデータ・ポイントの各々の座標を 使用する。集団ポイントの座標は、最小平方線が水平になるように、回転される 座標システムに定められる。この計算の出力は、この回転システムと、軸線セグ メントと、この座標システムのポイントの集団ポイント座標になる。この回転エ ンド・ポイントの座標値の第1セットは、回転xyデカルト座標システムの最小 x値を意味する線の最も左側のポイントになり、第2座標出力は、このデカルト 座標システムの最大x値を意味する最も右側のポイントになる。形状線セグメン トのエンドが決定されると、次の計算の全てが回転座標システムで行われる。ポ イントを囲み且つ最小エリアとなる形状の半径は、1次元の平滑化機能(すなわ ち単一)最小化ルーチンを用いて計算される。 形状エリア最小化 最小化機能は形状エリアを最小にする半径を計算するように作動され、なおか つ、この新しい半径を用いて、軸線セグメント・エンド・ポイントが決定された 半径を考慮して変更できるかどうかについて決定する検討が行われる。これは、 いまのセットの有効データ・ポイントを計算された最小平方線に描き且つ新しい エンド・ポイントを前述のように計算することに依って行われる。これが行われ る と、軸の長さは、軸エンド・ポイントを軸セグメントの重心に向けて、水平距離 の重量付けられた最小平方短縮を用いて、集団ポイントから最も近い形状の境界 に移動すると可能な時に短縮される。最も近くすることに依って、これらのポイ ントは3つのセットに分割されることが分かる。すなわち、そのx値が形状の重 心より小さいセットと、そのx値が形状の重心より大きいセットと、もともと形 状に関連していたが半径短縮後に形状外部に新たに位置するポイントのセットで ある。正規化された重量は、軸セグメント重心に相応するポイント強度とその距 離の関数になるように選択される。プロセスは、今のアクセス線セグメント・エ ンド・ポイントを使用し、今の軸線セグメントの重心を計算して、最小化反復間 隔を初期設定する。 そのように生成された形状が余りにも大きい場合、それは複数の形状に分けら れる。過剰サイズのテストは、軸線セグメントに半径の2倍をプラスした長さが 予め設定されたスレショルドより大きいかどうかである。その場合、軸線セグメ ントは、小さくて重なり合う可能性のあるピースに分割される。もともと初期集 団に関連していたグリッド・データ・ポイントは、そこで、対応する2次的な形 状に関連することになる。複数の形状の重なりがある時に、グリッド・データ・ ポイントは、複数の形状に関連することができる。最終的に複数の形状は、複数 の隣接する或いは重なり合うウインド・シャー事象の同時的な存在を、より正確 に反映することになる。 最小平方形状サイズ縮小化 このプロセスは、危険なマイクロバースト領域を更に正確に示す単純で効率的 で数学的に確実な方法を提供する。 TDWR システムにまだ用いられている - 初 期のマイクロバースト形状アルゴリズム は、シャー・セグメント804(“半径速度のランが増加”)の全てがマイクロバ ースト形状803の内部で囲われることを要求する(図8)。これらのシャー ・ セグメント804の位置が幾何学的構造に於いて過度に拡大される或いは均一に凹 んでいる或いはその両方の時に、“全ての囲み”形状803は過度に大きくなる。 すなわち、それは非危険領域805を含んでいるかも知れない。これは、マイクロ バースト形状803の任意の部分が与えられた滑走路801の周囲の予め設定されたボ ックス802と交差する時に、滑走路の警報が生成されると、偽りの警告を生成す る。この同じ状態は LLWAS マイクロバースト形状をもつ。ここで、我々は、概 念は同じであるが、過度に拡大された或いは凹んでいる或いはその両方のグリッ ド・ポイント集団に関心をいだいている。この文書化された“過剰警告”問題を 解決する方式は、本発明の装置の LLWAS マイクロバースト形状に適した形状サ イズの最小平方縮小化に関連して開発された。 “過剰警告”問題の更なる関与は滑走路警報の“強度”を生成することである 。すなわち、与えられたマイクロバースト形状803が“滑走路警報ボックス”802 と交差した後に、警報に適した強度が計算されなければならない。再び、TDWR スタンドアロン・システムに用いられた技術が、まずまず単純であるが、危険な 強度を過剰に推定する傾向を示すことになる。これらの過剰な推定は、しばしば パイロットに依って偽りの警報として見なされる。従って、再びLLWAS マイクロ バースト形状の関係で、単純で効率的で数学的に確実な方式が、本発明の装置に 用いられる。このアルゴリズムは、与えられたマイクロバースト形状の強度に適 した統計的な推定値を採用している。形状は、2つの軸とポイント、すなわち、 (Xel,Yel)と(Xe2,Ye2),[Xe1≦Xe2]と半径Rに依って定められる(図7)。形 状は、最小平方の感覚で、与えられた“集団”のポイントのセッ トに最適な状態でおさまる(強度に依って重量付けられている)線を見いだすこ とに依って初期に生成される。これらの集団ポイントは、LLWAS 風フィールドか ら推定されるように、空間のこれらのポイントの発散強度を基本的に反映してい る。 半径は、形状のエリアを最小限にし、同時に集団の全てのポイントが囲われる ことを要求する、反復手順に依って見い出される。この技術は、“集団のポイン ト”と逆に“セグメント・エンド・ポイント”を使用する TDWR に用いられる手 順と同じである。次に、我々は、形状サイズを縮小して、それが良好な取付状態 をポイントに与えるように試みる。これは、全てのポイントが囲われていた初期 基準が、集団が均一に凹んでいる時に、過度に大きい形状になる傾向を示すから である。更に好ましくない併合は、集団の末端の一般的に“弱い強度”のポイン トのために現れる。これは、対称性のマイクロバースト流出流を鑑みて概念化さ れることができる。集団ポイントは、発散の輪郭レベルを示すようにして描かれ ることができる。集団の“中心”はマイクロバースト流出流の“中心”になる。 発散の最高レベルはマイクロバースト流出流の中心に位置し、中心からの距離が 長くなるにつれて、単純に強度が低下すると思われる。形状の半径が最初に短縮 され、次に軸の長さが短縮される。共に、重量付けられた最小平方技術を用いて 行われる。 形状半径の短縮 我々がここで行うことは(もともと)囲われていたポイント(Xk ,Yk)の (重量付けられている)距離を形状境界に短縮することである。 k はポイントから形状軸への垂直距離(または Xk≦Xe1 または 境界への距離である。 る重量付けられた最小平方式を導き、新しい半径は これは次に示す式となり、 我々がセットの正規化された重量Wk を選択すると、 Σ Wk =1 我々は重量を次のように定義する ここで mk は各々ポイントで与えられる強度である。この重量付けは、内部ポ イントの相対的に高い密度に依って生成される偏りを除去するために用いられる 。これは、ディスクであり、なおかつ、その構成する集団ポイントが全て同じ強 度を有する、形状を考慮すると理解できる。重量付け機能は強度にだけ考えられ る場合、最小平方半径の短縮は、新しいディスクの最小限度の半径を定めること を常に試みることになると思われる。重量付け機能の距離の使用は、この傾向を 妨げるように設計されている。更に、我々は、軸が水平になるように回転される 座標システムを選択する。 (* 回転される座標を意味する) この座標システムに於いて、d k ’は下記から与えられる。 形状軸長さの短縮 次に、我々は、軸セグメント・エンド・ポイントをセグメントの中間ポイント に向けて(別々に)移動して軸の長さを短縮する。我々は、水平(回転座標に於 いて)距離の最小平方短縮を与えられたポイントから(最も近い)境界にかけて 使用する。注記 : 軸は、軸の長さがスレショルド長(約 1 km)より長い時 にだけ短縮される。“最短にする”ことに依って、我々は、集団ポイントが3つ のセットに分けられることを意味する、すなわち、その X-座標が形 い”ものと、(半径短縮後に)形状外部に位置するこれらのポイントから構成す る第3のセットである。我々は、この第3セットのポイントを使用しない、何故 ならば、それらの(水平の)境界との距離は(いま)定義されていないからであ る。 従って、我々が(通常のエンド・ポイント“e”に対して)解決しようとして いる問題は、次のようになる。 ここでdk はポイントkから境界にかけての水平(X*)距離であり、 最小平方エンド・ポイントである。 我々が希望する新しいエンド・ポイントは、次のようになる。 より大きいポイントか、または“左側の”エンド・ポイントに対し ように選択される。 ここで Σ Wj =1 縮小するように選択される。境界djとの水平(X)距離は、下記から与えられ る。 我々が最小限にしたい値は、そこで下記のようになる。 きいかに基づいて分けられている)に等しく適用される。 LLWAS マイクロバースト形状 - 強度計算 このルーチンは、与えられた形状に相応する全体的な強度推定値を計算する。 この技術は、形状に関連するセットのポイントの強度に適したスチューデント統 計分布を想定している。形状強度は、そこで、中間強度に“K”標準変位をプラ スして与えられる百分率値になる。これは、統計理論から周知の“信頼性間隔” の応用になる。この分布は、小さなサンプル・セットに対する応用と、約 30 以 上の要素のサンプル・セットの正規化分布に対する近似化のために選択された。 更に、用いられた“K”の値(k = 1.0) は、広範囲の自由度に対して 80 - 90th 百分率値を近似化するために選択された(これはポイントの数マイナス1にな る)。 対称性テスト 対称性テスト装置113は、高度特長に依って作成された補助インフォーメーシ ョンとターミナル・ドップラー気象レーダー・システム502から得た形状インフ ォーメーションに基づいて、マイクロバースト形状ゼネレーター112に依って作 成されたマイクロバースト形状を確認する。この確認は、与えられた LLWAS マ イクロバースト形状が真にマイクロバーストと関連していることを示す証拠があ るかについて決定する。すなわち、表面風フィールド発散の検出から生成された 形状は、マイクロバースト、または熱作用や騒音風などのような或る他のタイプ の風フィールドの変異性に関連すると考えられる。対称性の想定はマイクロバー スト形状の生成に潜在的に 含まれているので、これらの想定は、表面発散とマイクロバーストの関連性に基 づいている。非マイクロバースト状態に於いて、これらの想定は、好ましくない 偽りの警報を発生すると思われる。この対称性テスト手順113は、ターミナル・ ドップラー気象レーダー・システム502からの反射性とマイクロバースト前兆イ ンフォーメーションを検討して、好ましくない警報を除外する。これらの入力は 、空間的に且つ一時的に組み合わされて、その存在がその境界内部または上部に マイクロバーストの存在の可能性を示す対称ディスクを形成する。対称性テスト 113に依って確認された与えられたマイクロバースト形状は、対称ディスクとの 類似性についてテストされる。従って、対称ディスクに似ている不適切なマイク ロバースト形状が確認され、なおかつ、そうでないものは、誤った検出と見なさ れる。 この対称性テスト113はステップ1301で開始され、現場指定パラメーターをメ モリから検索して、局部的な気象条件とセンサー構成に基づいて計算結果を変更 する。ステップ1302で、xyデカルト座標システムの長方形グリッドは、計算さ れた形状の分析に必要な最小サイズのグリッドから構成して作成される。ステッ プ1303で、マイクロバースト形状は、その強度が現場適応スレショルドと等しい か大きくなるように選択される。ステップ1304で、今のグリッド・ポイント値が 、今のターミナル・ドップラー気象レーダー高度特長インフォーメーションと任 意のターミナル・ドップラー気象レーダーまたは低レベル・ウインド・シャー警 報システム・マイクロバースト形状に基づいて計算される。高度特長入力は、x y中心座標と半径、および低反射と暴風セルと反射コアまたはマイクロバースト 前兆ディスクのタイプに依って示されるディスクの形状になる。これらの高度特 長ディスクの各々の強度値は、そのタイプに基づいて指定される。マイクロバー スト形状は、ここで、このルーチンに対 して既に濾過されていて且つ予め設定されたスレショルド値を越えていたもので ある。従って、計算された低レベル・ウインド・シャー警報システムとターミナ ル・ドップラー気象レーダー形状の全てが、遮蔽されて、与えられたスレショル ド値を越える合成セットの形状として現れる。作成された分析グリッドに影響す る各々ディスクに対して、そのディスク内部の指定グリッド・ポイントは、ディ スクの特性に基づいて更新されたそれらの強度をもつことになる。各々グリッド ・ポイント強度値は、1極反復性フィルターに依って時間的に濾過されて、時間 的な継続性の感知を実施する。このセットの濾過された強度は、作成対称ディス ク・ステップ1305に対するこのルーチンの出力になる。ディスク強度は、高度特 長ディスク・タイプが実際の損失強度の値と関係するように、各々入力セットに 適した基本または最小値をほぼ選ぶことに依って選択される。これらのグリッド 値が設定されると、ステップ1305で、対称ディスクは、前述の集団と形状生成ア ルゴリズムに関して少し変更されたバージョンを用いて作成される。これらの形 状がステップ1305で作成されると、ステップ1306で、対称性テストが実施されて 、弱い低レベル・ウインド・シャー警報システム・マイクロバースト形状を確認 する。LLWAS マイクロバースト形状と対称ディスクはこのステップに入力される 。その強度がスレショルド値と等しいか高い任意の低レベル・ウインド・シャー 警報システム・マイクロバースト形状は、自動的にテストをパスする。そうでな い場合、限定ディスクがこれらの不適切な形状の各々の周囲に作成されて、与え られた低レベル・ウインド・シャー警報システム・ディスクが任意の対称ディス クに似ているかどうかについて調べられる。その場合、その低レベル・ウインド ・シャー警報システムの形状はテストをパスする。このプロセスの出力は、入力 された低レベル・ウインド・シャー警報シス テム・マイクロバースト形状の各々の論理的な値のリストであり、形状がテスト をパスしていて且つマイクロバースト警報を作成する際に使用できることを示す 真の値を、この対称性テストの結果に対して示す。 マイクロバースト統合 マイクロバースト統合装置114は統合装置のマイクロバースト部のドライバー である。この装置は、ターミナル・ドップラー気象レーダー・マイクロバースト 形状と、対称性テスト装置113に依って出力され確認されたマイクロバースト形 状出力と、低レベル・ウインド・シャー警報システム・マイクロバースト形状を 、形状の影響を受ける関連する予め設定されたエリアの物理的滑走路 R1-R4 に 対して定義されている運航滑走路(着陸 R1 と離陸 R1 など)上の任意の領域に 適した滑走路指定警報に変換する。その影響を受ける領域は、低レベル・ウイン ド・シャー警報システムの滑走路指向損失警報と組み合わされる。このマイクロ バースト統合装置114に対する低レベル・ウインド・シャー警報システム入力は 、低レベル・ウインド・シャー警報システム101に依って生成される出力である 滑走路指向損失である。マイクロバースト統合装置114は、予め設定されたエリ ア内部の滑走路構成にマップされる、任意の損失警報の強度と場所を搭載するア レイをつくる。マイクロバースト統合装置114は、ターミナル・ドップラー気象 レーダー・マイクロバースト形状をターミナル・ドップラー気象レーダー・シス テム502から受信し、なおかつ、それらを滑走路指定位置と強度表示にマップし て、これらを変換し、滑走路警報を作成する。更に、対称性テスト装置113が確 認した、低レベル・ウインド・シャー警報システム101から計算されるマイクロ バースト形状は、それらが十分な強度を有 する或いは対称性テスト装置113の対称性仮説がそれらの存在を認めると、滑走 路警報にも変換される。更に、任意の低レベル・ウインド・シャー警報マイクロ バースト形状と共存し、低レベル・ウインド・シャー警報システム101に依って 生成される、任意の低レべル・ウインド・シャー警報システム滑走路指向損失は 、警報に変換され、なおかつ、前述のターミナル・ドップラー気象レーダー・マ イクロバースト形状と低レベル・ウインド・シャー警報システム・マイクロバー スト形状と組み合わされ、警報の組み合わせとして出力される。 (1) 滑走路指定警報の生成: (a) TDWR と確認された LLWAS マイクロバースト形状に依って個々に生 成されると思われる警報を見いだす。これは、与えられた形状と“警報ボックス ”(名目的に運航滑走路の周囲の長方形- 何れかの側に 1/2 海里で且つ滑走路 末端で 3 N.Mi 延長)との交差を見い出す固有の TDWR ロジックに依って行われ る。これは各々マイクロバースト形状に相応して行われる。「LLWAS 生成滑走路 指向損失 (ROL)値は、 LLWAS マイクロバースト形状が生成されるが、対称性テ スト・アルゴリズムに依って確認されない時にだけ用いられる」。与えられた運 航滑走路のための全体的な警報は、“最悪の”強度と“第1遭遇”場所を“交差 する”形状と滑走路の ROLの全てから見いだすことに依って計算される。 (2) ディスプレイ・インフォーメーション: (a) 前述のロジックは滑走路警報を生成するためのものである。そのイ ンフォーメーションは、航空交通管制官のためにリボン・ディスプレイ・ターミ ナルに中継されて、それを任意の影響を受ける飛行機に送る。同じインフォーメ ーションが、適切な滑走路場所を“点灯”することに依って、地理学的状態ディ スプレイにも 表示される。 (b) TDWR と確認された LLWAS マイクロバースト形状も地理学的ディスプレ イ・ターミナルに表示される。 前述の“最悪”強度と“第1遭遇”ロジックは、ガスト・フロント統合警報が 別に生成された後に更に下側に適用される。すなわち、与えられた運航滑走路の ために複数のタイプの警報が可能であり、しばしば行われる。再び、ユーザの判 定と混乱の問題を防止するために、1つだけの警報が与えられた運航滑走路に対 して与えられた時に生成される。従って、前述のロジックは滑走路の全ての警報 に適用される。すなわち、警報は損失マイクロバーストなどや利得(ガスト・フ ロントなど)に対して別に生成され、次に1つの“最悪”警報が生成される。し かし、マイクロバースト警報(損失≧30ノット)は常に優先される。すなわち、 35 ノット損失と 45 ノット利得が同時に存在する場合、35 ノット損失が用いら れる。これは、非常に危険な損失(すなわち ≧30 ノット)を生成すると思われ るウインド・シャーは飛行機にとって更に重大であると考えられるからである。 更なるデータ収集システム 改善された低レベル・ウインド・シャー警報システム100の前述の説明は、航 空気象アプリケーションに於いて仮想現実画像作成システム10を実施する際に使 用できる航空気象装置のタイプを単純に説明しているだけである。更なるデータ 収集装置は、雷検出器、ガスト・フロント記録システム、暴風雨セルと降雨の存 在と位置を識別する気象レーダー、凍結条件検出システム、飛行記録レーダーな どを含むことができる。これらのシステムの各々は、飛行オペレーションに関係 のある種々の気象現象の存在と位置と性質と厳しさを 表すデータを搭載している。更に、予め設定された多次元空間内部の陸地表面の LANDSTAT 画像のような地勢学的データも使用できる。飛行オペレーションと制 約される空域と飛行位置などのような多次元空間の他の空間的な特長も、初期設 定データとしてグラフィック・サブシステム2に対する入力または従来の計器か ら静的または動的データの形状で使用できるデータ入力である。要約すると、ユ ーザ・ニーズに関連すると思われるデータに種々の発生源があり、なおかつ、グ ラフィック・サブシステム2は、これらのデータ源を統合し且つ受信データを濾 過して、ユーザに適した多次元空間の単純な画像を作成するので、ユーザは、デ ータ量に依って混乱されることなく或いはユーザが使用可能なデータ量を吸収し て処理できないためにデータの主要発生源を無視することなく、希望した業務を 実施できる。 グラフィック・サブシステム構造 図1は、グラフィック・サブシステム2の実施に関する更なる詳細図を示して いる。仮想現実画像作成システム10は複数のユーザが使用できるので、各々ユー ザは表示される特定の画像セットを定めることができる。従って、グラフィック ・サブシステム2は数多くのグラフィック処理装置 31-3m を搭載できる。グラ フィック処理装置 31-3m の各々は、生データまたは簡潔なデータ表現の形状で 1つまたは複数のデータ収集装置 21-2n から入力されたデータを受信する。グ ラフィック処理装置 31-3m は受信データを画像に次のように変換する。 グラフィック処理装置31の内部で、グラフィック物体ゼネレーター・モジュー ル4は、関連するデータ収集装置21から受信された生データまたは簡潔なデータ 表現を、要求された画像を作成するため に後で操作されるグラフィック物体に変換するように機能する。各々グラフィッ ク物体ゼネレーター・モジュール4は、更に詳細に次に説明される複数のグラフ ィック物体ゼネレーター 41-4K を含んでいる。グラフィック物体ゼネレーター ・モジュール4に依って生成されるグラフィック物体は、ユーザ・インタフェー ス5に依って入力された視野データと共に、データベース3に記憶される。ユー ザ入力インタフェースは、一人のユーザが選択する図形を定めるキーボードのよ うな単純なターミナル・デバイスか、または連続して変わるユーザが定める図形 を表すデータの連続する流れを入力するデバイスになると考えられる。この後者 のデバイスは、ユーザのヘッド・ポジションを感知しユーザに依って擦り切られ るセットのセンサーになので、仮想現実画像作成システム10は、いまユーザの視 界にある瞬間的な仮想視界をユーザに示すことができる。 データベース3は、データベース3に記憶されているデータをユーザに適した 可視画像に変換するプレゼンテーション・サブシステム6にも接続されている。 プレゼンテーション・サブシステム6は、一人または複数のユーザのために生成 される可視性ディスプレイの初期設定を行う要素301を含んでいる。この機能は 、グラフィック処理装置31を搭載していて且つデータベース3に含まれているデ ータ・セットのどのセットが選択されたユーザに適したグラフィック画像の作成 に用いられるかについて決定する、処理要素をクリアする。要素302は、データ ベース3に含まれているデータのどの特性またはパラメーターがこの特に指名さ れたユーザに表示されるかについて決定する。決定されたパラメーターは、デー タベース3から得た生データと共に、データ・マージと搬送と他の処理ステップ が可視性画像の作成に要求される全てを実施する表現グラフィック物体要素303 に送られる。表現グラフィック物体要素303に依って生成 された画像は、適切な伝送媒体に依って、特定のユーザに対応するディスプレイ 11に送られる。 画像プレゼンテーション この装置に依って作成される図形の例が図 13-17 に図示されている。これら の図形は航空気象システムに関係していて、そこで、ディスプレイは、空港で特 に選択された滑走路79にアプローチしてそれと一直線に並ぶ飛行機が描く飛行通 路を示し、パイロットまたは航空交通管制官に提示される、図13と図 14-17 の 連続する図に於いて、上部から見られるように予め設定された空間の気象の概要 を示している。これらの図形から分かるように、多次元空間には複数の気象現象 がある。気象現象として、ウインド・シャー事象 91-98 と雷雨Pとガスト・フ ロントGがある。ディスプレイは、基本的な現象だけでなく、パイロットが空港 の運航に最も危険なこの現象の任意の部分を防止できるようにするために、その 重大な特長だけ飛行機のパイロットに指示する、その濾過されたバージョンも表 示する。特に、雷雨Pは、飛行機の運航に特に危険なウインド・シャー事象 91- 98 を含むことができる。気象現象のコックピットからの図形は雨や霧または雲 または雪のために全体的に不明確になると考えられ、なおかつ、図 13-17 に与 えられている図は、これらの視覚的に不明確にする事象が飛行機またはその近く の通路に於ける危険の存在の明確な表示をパイロットに与える仮想現実画像作成 システム10の装置に依って除外されることができる様子を示している。パイロッ トは、従って、本発明の装置に依って提供される仮想の現実を用いて、これらの 危険を防止できる。ディスプレイに依って指示される明確な飛行路に沿って飛行 することに依って、パイロットは、航空交通管制官が命令しなくても、視覚的に 閉塞する現象 に依って妨げられる全ての気象現象を防止することができる。更に、航空交通管 制官は、このシステムの機能を用いて、気象に基づいて指示された飛行路を視覚 的に決定し、飛行機の運航に適した好まれるルートを識別できる。この機能はユ ーザ・インタフェース5に依って開始され、そこでは、航空交通管制官は、11 のように、ディスプレイのスクリーン上でカーソルを移動して、多次元空間に於 いて複数の飛行機Aの1つを選択する。この飛行機の選択は、飛行機追跡レーダ ー・データ収集サブシステムから受信され且つデータベース3に記憶されている 飛行位置と標高とヘッディング・データを用いて、多次元空間のポイントを示す セットの座標に変換される。特定のタイプの飛行機に適した好まれる視界も、デ ータベース3から受信されて、ユーザに適したグラフィック画像の作成に用いら れる。視覚的に妨げる事象の例は降雨である。降雨の密度の範囲は、複数の基準 、例えば0(クリア)から6(危険)の範囲に区分けされることができる。レベ ル1降雨は、レベル1降雨の状態を経由して飛行する飛行機が、もっぱら視覚的 なガイダンスより、むしろガイダンスに適した計器に常に依存するようにして、 可視性に或る最小限度の影響を与える、雲または雷雨あるいはその両方に依って 特色付けられる。レベル3降雨は、更に重大な影響を可視性に与える、雲と適度 な雨を特長にしている。雷は、レベル3降雨で発生の可能性があり、レベル3領 域に一般的に属する高レベル降雨領域からしばしば発生し、なおかつ、高レベル 領域外部でも発生する。飛行機は、普通はレベル3降雨領域を飛行できるが、そ こに空気の乱れが生じる恐れのある時は一般的に避けられる。レベル5降雨領域 は、雷や重大な乱流がしばしば発生する、雲、豪雨、または雹あるいはその全て に依って特色付けられている。レベル5領域の降雨は、この領域を飛行する際に 現れる危険のために避ける領域を意味してい る。 これらの種々の領域の降雨を視覚的に表す時に、レベル1の同一表面は大ざっ ぱな“気象の範囲”を表しているが、高レベル領域は、レベル1領域内部に位置 する“気象の影響を受ける空域”を表している。ディスプレイ11に表示される同 一表面は不透明または半透明になることができる。不透明の時に、最低レベル降 雨同一表面だけが表示される。何故ならば、他の低レベル領域は、この同一表示 の内部に囲われて見られることができないからである。半透明ディスプレイが選 択されると、囲われた領域の高レベル降雨は、同一表面の対照的なカラーに依っ て表示される暗い同一表面のまたは領域として、半透明の外部同一表面を介して 見られることができる。 レンダリング・プロセスと装置 本発明の仮想現実画像作成システムの好まれる実施態様は、気象現象をユーザ に表示される物体の1つとして使用する。グラフィック・サブシステム2のオペ レーションを更に理解するために、マイクロバースト形状のレンダリングについ て更に詳細に説明される。レンダリングの概念は、物体の合成画像を作成する装 置に関連している。レンダリング装置は、物体に関して陰が付けられた合成画像 を、3次元の幾何学的表現と、物体の表面属性の形態と、物体が常駐する空間の 照度モデルに基づいて作成するものである。レンダリング装置に依って作成され る最終的な画像は空間的に適正であり、そこでは、表面は観察者に依って適正に 定められ、表面は照度モデルの範囲内で照らされる。表面は、物体の特長または 反射画像が表示されることができる強調表示に相応して表面の状態を強調するよ うにして表示される。レンダー303は、別の処理要素になるか、または図1に表 示される他の要素に依って共用されるプロセッサーで ランするソフトウェアになることができる。物体がレンダリングされる時に、物 体の説明はデータベース3からレンダー303に渡されて、そこでは、物体の形態 は、画像を作成するために、他にそのように検索された物体の形態と併合される 。 この装置はカメラのオペレーションと類似の状態で機能する。カメラのポジシ ョンと照準方向とレンズのタイプは、可視画像を作成するように全て指定されて いなければならない。このインフォーメーションは、ユーザ・インタフェース5 を介してユーザに依ってデータベース3に記憶されていたデータからビューイン グ・パラメーター要素302を定めることに依って作成される。ビューイング・パ ラメーターは、レンダー303に依って用いられて、カメラの視野を決定し、なお かつ、カメラの近くに位置し且つカメラの視線にある他の物体の存在に依って不 明確にされる物体または物体の一部を削除する。カメラが通路に沿って移動する と、カメラは異なる視界にある物体を見る。レンダー303は、時間または空間あ るいはその両方に関して各々予め設定された間隔の画像を、カメラが通路を横切 る際に作成する。 予め設定された多次元空間に於ける各々物体の表現は、物体を複数の多角形と 線の相互接続として形成することに依って行われる。三角形をもつ多角形の場合 、その形態は、三角形の3つの頂点の三角形空間の位置を指定して定められる。 レンダー303は、3つの頂点を定めるデータを用いて、3つの頂点と相互接続す る三角形の3つ辺に依って囲われている2次元空間がカメラの視野に入っている かどうかについて決定する。その場合、レンダーは、三角形が他の物体の表面を 形成し、三角形がデータベースから既に検索されている他の三角形に依って部分 的に或いは完全に不明確にされているかどうかについて決定する。更なる紛らわ しさが、物体に相応して条 件を定める際に、カラーと表面条件と不透明性を包合することに依って、この作 業に加えられる。レンダー303がデータベースに定められていて且つ視野内に含 まれている全ての物体を検討する時に、グラフィック画像が完成され、なおかつ 、最終的な画像がディスプレイ11に送られる。 マイクロバースト・グラフィック画像は、三角形と線のような、基本的なグラ フィック物体の集まりを搭載している。三角形がマイクロバーストの表面を定め るために用いられている場合、複数の三角形が互いに組み立てられて、多面体の 表面を形成して、固体の画像を描く。各々三角形の頂点を形成するデータと他に 関連する表面の特長が、データベース3のグラフィック物体セグメントに記憶さ れている。レンダー303がデータベース3を検討する時に、ユーザ・インタフェ ース仮想現実設定データベースは、特定のユーザに関心のある物体と特長の設定 に用いられるフィルター・パラメーターを識別するために問い合わされる。これ らのフィルター・パラメーターは、マイクロバースト強度、空港滑走路または飛 行通路の類似性、移動方向などになる。更なる物体も、他の飛行機や降雨やガス ト・フロントや地形の特長などのように、データベース3から検索される。各々 物体は、予め設定された大きさの多角形の形状とそれらの場所と範囲に関する条 件で定められる。更なる基本要因として、物体の透明性、基本的なカラー、グラ フィック表現カラーなどが、このシステムに含まれることができる。 物体モデルに対する簡潔なデータ表現の変換 多角形の形状の活用を図示して、物体表面を定めるために、前述のマイクロバ ースト形状が3次元の形式で図示されている。図8に図示されているマイクロバ ーストの簡潔なデータ表現は、飛行の危 険の位置と規模を示すために用いられる表面の上のバンドエイド形状の2次元領 域になる。この形状は、2つのポイントと半径に関して、それらのデカルト座標 (Xel,Yel) と(Xe2,Ye2) と半径Rから定められることができる。このマイクロ バーストのウインド・シャーの強度は、このウインド・シャー事象を定める更な るデータになるが、もともとウインド・シャー事象の表現を作るために用いられ ていない、何故ならば、前述のように、予め設定された強度を越える全てのウイ ンド・シャー事象は危険と見なされて表示されるからである。しかし、ユーザの フィルターの設定には、標準のウインド・シャー事象スレショルド・データを変 えて、大きいか或いは小さいマイクロバーストを、ユーザのフィルターの関数と して表示するマイクロバースト過酷度パラメーターを含んでいる。デカルト座標 システムは、多次元空間に関して定められる。 マイクロバーストは、空港滑走路に対する最終的なアプローチまたはその離陸 直前のように、飛行機が地上の間近に位置する時にだけ飛行の危険が存在するて んで、表面に関連する現象となる。しかし、マイクロバーストのグラフィック画 像は、特に鈍角の角度から見られる時に、ユーザがその存在をディスプレイ11で 視覚的に検出することを保証する、3次元の規模を有していなければならない。 図7に図示されているマイクロバーストの簡潔なデータ表現は、マイクロバース トの影響を受ける表面の位置と範囲の2次元構造を与える。表面は一般的に特長 がないわけでないが、この2次元の簡潔なデータ表現は3次元表現の事象に変換 されなければならない。従って、データベース3は、マイクロバースト影響エリ アの周囲の表面の特長を定める地勢学的なデータを得るように問い合わされる。 レンダー303は、2次元の位置と規模のデータをマイクロバーストの影響を受け る実際の表面エリアに関する3次元表現に、図8に図 示されるようにしてマップする。そのうえ、表面で広がるようにして影響を受け る要因があり、マイクロバーストは、高原に少し似ているように、マイクロバー ストの最上部が表面でその規模より少し低い状態で図示される場合がある。 図 7-12 は、マイクロバーストの2次元の簡潔なデータ表現を3次元のグラフィッ ク画像表現に変換する、この装置に用いられている方法の詳細を示している。図 7に於いて、2次元バンドエイドの形状は、曲線上の各々データ・ポイントに於 いて2次元タンジェント・ベクトルを表すnデータ・ポイント Pi と表面法線を 含めて表されている。各々データ・ポイントが識別されると、3次元表面のその 位置が Pi = (xi,yi,zi)のように定められる。シリーズの・データ・ポイントは 、そこで、表面の地形に準じて、2次元バンドエイドの形状で形成される位置と 規模を含む周囲線として図8に図示されている。3次元空間にそのように形成さ れているデータ・ポイントのシリーズは、各々、2つのデータ・コンポーネント (xi,yi) が2次元空間のバンドエイド周辺に位置するデータ・ポイントを定め る性格を有している。第3のコンポーネントは、多次元空間のベース・レベルを 越えるデータ・ポイントの高さをつくる。各々データ・ポイントに対して生成さ れたノーマル・ベクトルは、そのデータ・ポイントに於けるマイクロバーストの 表面の“外側の”方向を定める。ノーマル・ベクトルは、陰を付け且つ滑らかな 表面の外観を与えるために用いられることができる。 データ・ポイントのシリーズの Pi が前述のようにして定められると、第2の シリーズのデータ・ポイント Qi が、3次元空間で形成されて、マイクロバース トの最上部を定める。図9は、2次元空間に於けるデータ・ポイントの第1と第 2のシリーズの関係を示している。第2のシリーズのデータ・ポイントは、それ らの周辺が第 1のシリーズのデータ・ポイントに依って定められる周辺より小さい位置と規模 のバンドエイド形状を形成し、第2のシリーズが第1のシリーズのデータ・ポイ ントの内部に描かれるようにして選択される。データ・ポイントの第2のシリー ズの各々データ・ポイントの第3のコンポーネントは、第1のシリーズのデータ ・ポイントで対応するデータ・ポイントの表面の位置を越える固定された高さに なるように選択される。最終的な3次元の形状が、図10に図示されているが、そ の最上部表面はそれが位置する表面の輪郭に準じている、高原部と似ている。 レンダーがその機能を実施できるようにするために、2つのシリーズのデータ ・ポイントに依って定められるマイクロバースト形状は、複数の表面設定多角形 に変換される。図11はマイクロバーストの1つの側面の形態を示し、図12はマイ クロバーストの最上部の形態を示している。特に、図11の場合、表面1の三角形 セグメントは、2つのシリーズのデータ・ポイントを三角形の末端を形成する線 に接続した結果から生じている。第1の三角形はポイント (P1,Q1,Q2)を接続し て形成され、第2の三角形はポイント (P1,P2,Q2) を接続して形成される。この プロセスは、最後に形成された三角形が初期または開始ポイント P1,Q1 に接続 するまで続けられる。類似のプロセスは、マイクロバースト形状の最上部を定め るために用いられる。 マイクロバーストの外面は従ってシリーズの三角形から形成され、その各々は 各々三角形の頂点のデカルト座標に依って多次元空間内部に正確に位置される。 レンダーは、そこで、頂点と表面ノーマル・ベクトルを用いて、ユーザの視野に 表面を表し且つ1つの物体の不明確性を別の物体に依って表現することができる 。視野が従って定められると、種々の物体の更なる属性がユーザ設定フィルター と共 に用いられて、視覚画像をユーザが定める仮想現実に変換できる。特に、表示さ れる物体のタイプは、降雨または霧または雲の視覚的に不明確にする作用を除去 するために、ユーザに依って設定されることができる。そのうえ、三角形と表面 ノーマル・ベクトルに依って定められる表面は、ユーザに正確な3次元の高信頼 性の表現に依る物体を与えるために、各々表面設定ベクトルの強度と方向の関数 として陰を用いて視覚的に表示されることができる。更に、各々データ・ポイン トの位置のタイム・シーケンス値を用いて、物体の“移動画像”表現を与え、多 次元空間に於けるその動きを無数のタイム・シーケンス時間間隔で図示すること ができる。このタイム・シリーズのデータ・ポイントを推定して、マイクロバー ストの将来の動きを予測することもできる。 表示例 図 13-17 は、仮想現実画像作成システム10の航空気象表示アプリケーション に使用できるシリーズのディスプレイの例を示している。図13は、図形に複数の 特長と現象が含まれている、予め設定された空間の最上部を示している。予め設 定された空間は境界線Bに依って輪郭が描かれていて、なおかつ、レンジ・サー クル R1-R3は、予め設定された空間に位置する予め設定されたポイントからの範 囲を示すために含まれることができる。この空間に位置する一時的に一定の特長 は、山Mのように、道路 H1-H6 と自然の地勢学的な特長になる。図13に図示さ れている他の特長は空港滑走路79と飛行機Aである。この空間に存在する一時的 に空間的に変動する現象は、降雨Pとウインド・シャー事象 91-98 とガスト・ フロントGの領域にある。まとめて、これらの要素は、予め設定された空間に於 いて飛行機の運航に重要な項目を表している。降雨のレベルは、 ディスプレイ11のオペレーションのために、選択されたレベルの降雨の規模だけ 図13で描いて、図13に図示されるディスプレイの紛らわしさを最小限にするため に選択されることは明らかなことである。この特長は、観察者が、表示される降 雨領域の規模を関心のあるレベルだけに最小限にできるようにする。例えば、レ ベル3以上の降雨だけが表示される時に、レベル1と2の降雨に依って表される 視覚的な不明確な要因がディスプレイから除去されるので、パイロットのような 観察者に適した視覚性に高めることができる。 パイロットにとって更に効果的なディスプレイが図14に図示されていて、そこ では、ユーザ・インタフェース5を介して予め設定された空間のポイントと視野 を定める。このデータは、幾何学的に3次元タイプのディスプレイに変換されて 、図形を選択されたポイントから図示するので、不明確なデータはレンダー303 に依って濾過される。前述のように、低レベルの降雨と他の飛行機Aは視野から 除外されて、関心のある物体だけそこに表示されることができる。そこで、ディ スプレイは、パイロットの前に現れる雷を発生する可能性のある気象現象の画像 を、少なくともレベル3の降雨Pとウインド・シャー事象 91-98 と表面の地形 Sの形式で表現する。予め設定された空間の境界Bも視野に存在するデータの規 模を示すために図示されることに注目すべきである。飛行機がその高度を下げて 滑走路79に近づくにつれて、予め設定された空間の視野とポイントは、飛行機が 飛行路を横断すると変わる。仮想現実画像作成システム10は、飛行機がアプロー チのためのラインアップとして滑走路79を囲む予め設定された空間を横切る時に 、図15に図示されているように、絶えず変動する画像をディスプレイで表示する ために選択された特性だけでなく、空間のポイントと視野を更新するために、デ ータを定期的にサンプル抽出する。アプローチの図形が図16に図示 されていて、そこでは、滑走路79は降雨Pとウインド・シャー事象 91-98 の領 域として明確に描かれている。これらのウインド・シャー事象 91-98 は実際に パイロットから見えないが、ディスプレイは、コンピュータ生成レンダリングを 介して、パイロットに、そうしないと使用できない気象関連現象のインフォーメ ーションを提供する。パイロットは、滑走路79へのアプローチの継続について決 定する際に、滑走路に対するウインド・シャー事象 91-98 の近さについて決定 できる。そのうえ、レンダー303は、飛行機のアプローチ中に発生する可能性の あるウインド・シャー事象 91-98 に関して考えられる状況を図示する従来のデ ータについて検討するために作動されることができる。この予想された展開は瞬 時にディスプレイ11に表示できるので、パイロットは、全体的な着陸オペレーシ ョンに於いてウインド・シャー事象 91-98 に関する最短のアプローチを決定で きる。図17は、滑走路79にアプローチされる時に、飛行路に沿って更に現れると 思われるディスプレイを表示するために、図16に準じる時間的なシーケンス・デ ィスプレイを図示している。 まとめ 前述の例から分かるように、仮想現実画像作成システムは、一時的または空間 的あるいはその両方の状態で変動する、特長と現象を、観察者にとって重要でな い特長と現象を濾過して表示する。観察者に表示される画像は複数のデータ収集 システムに依って収集された全てのデータの凝縮であり、なおかつ、表示された データの一部は裸眼で観察者が見ることができない特長または現象を示している 。従って、この装置は、リアルタイムで作動して、各々ユーザに予め設定された 空間の汎用化された図形を与えるので、ユーザは希望された作業を実施できる。 本発明の特定の実施態様が開示されたが、当業者は、添付の請求の範囲に属す る本発明の代替実施態様を設計できることが考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 予め設定された多次元空間に位置する現象の仮想の画像をリアルタイムで ユーザに表示する装置に於いて、 多次元空間に存在する少なくとも1つの現象を示すデータをリアルタイムで生 成する手段であって、そこでは多次元空間が予め設定された規模を複数の次元で 有している前記の手段と、ユーザに表示されるべき前記の現象の複数の特性を定 めるデータを記憶するための手段と、前記の生成されたデータから、前記の記憶 されているデータに依って定められる、前記の複数の特性を満足するデータを抽 出するための手段と、 前記の抽出されたデータに応答して、前記の画像を生成するために用いられる 前記のデータを実質的に一時的に同時に、前記の現象を表示するため、前記の多 次元空間の少なくとも一部の3次元の光景を表す画像を生成する手段を搭載して いる事を特徴とする装置。 2. 前記の生成手段が、前記の多次元空間に存在する少なくとも1つの一時的 に変動する現象に対して複数のパラメーターの今の値を測定するための手段を搭 載している請求項1に記載の装置。 3. 前記の抽出手段が、前記の多次元空間に於いて予め設定されたポイントを 示すデータを記憶するための手段と、前記の多次元空間に於いて前記の予め設定 されたポイントからの光景、画像についての視野を示すデータを記憶するための 手段と、前記の記憶されている予め設定されたポイントと該光景、画像に付いて の視野データに相応していて、前記の予め設定されたポイントから得られた前記 の視野を表す前記の多次元空間のセグメントを定めるための手段と、前記の多次 元空間の前記のセグメントの内部に位置する前記の有らゆる現象の一部分を識別 するための手段を搭載している、請求項1 に記載の装置。 4. 前記の生成手段が、前記の多次元空間の前記のセグメントに含まれている 前記の現象の前記の部分に関する前記の複数の特性を表示するための手段を搭載 している請求項3に記載の装置。 5. 前記の抽出手段が更に、運動ベクトルを前記の多次元空間を経由して前記 の予め設定されたポイントから終端ポイントにかけて形成する手段と、 サンプル抽出間隔を定める手段と、前記の予め設定されたポイントと、前記の 運動ベクトルと、前記のサンプル抽出間隔と、前記の視野を示す前記の記憶され ているデータに相応していて、複数の連続するサンプル間隔の各々に於いて前記 の予め設定されたポイントから得られた前記の視野を表す前記の多次元空間の複 数のセグメントを、前記の運動ベクトルが前記の多次元空間を前記の予め設定さ れたポイントから前記の終端ポイントにかけて横切る時に設定する手段を搭載し ている、請求項4に記載の装置。 6. 前記の生成手段が更に、今のサンプル抽出間隔から後のために少なくとも 1つのサンプル抽出間隔に対して前記の複数のパラメーターの前記の測定された 今の値を推定するための手段を搭載している請求項5に記載の装置。 7. 前記の抽出手段が更に、サンプル抽出間隔を定める手段と、今のサンプル 抽出間隔から後のために少なくとも1つのサンプル抽出間隔に対して前記の複数 のパラメーターの前記の測定された今の値を推定するための手段と、前記の予め 設定されたポイントと、前記のサンプル抽出間隔と、前記の複数のパラメーター の前記の測定された今の値と、前記の推定されたパラメーターと、前記の視野を 示す前記の記憶されているデータに相応していて、後のために前記の今のサンプ ル抽出間隔と前記の少なくとも1つのサンプル抽出間 隔を含めた複数の連続するサンプル間隔の各々に於いて前記の予め設定されたポ イントから得られた前記の視野を表示するための手段を搭載している、請求項4 に記載の装置。 8. 前記の生成手段が、前記の多次元空間に存在する少なくとも1つの一時的 に一定の現象に対して複数のパラメーターを測定するための手段を搭載している 請求項1に記載の装置。 9. 前記の生成手段が、現象を前記の多次元空間に於いてシミュレーションす るための手段を搭載している請求項1に記載の装置。 10. 前記の測定手段が前記の多次元空間に存在する少なくとも1つの一時的 に変動する気象学的な現象に対して複数のパラメーターを測定する請求項3に記 載の装置に於いて、前記の多次元空間に存在する少なくとも1つの空間的な特長 を備えている現象に対して複数のパラメーターを測定するための手段と、ユーザ に表示される前記の空間的な特長の複数の特性を定めるデータを記憶するための 手段を更に搭載している、前記の請求項3に記載の装置。 11. 前記の多次元空間が或る大きさの空域を備えていて、前記の一時的に変 動する現象測定手段が、前記の多次元空間に於ける気象現象を示すデータを作成 するために少なくとも1つの気象データ収集システムを搭載している、請求項10 に記載の装置。 12. 前記の多次元空間が空域を備えていて、前記の空間的特長測定手段が、 前記の多次元空間に於ける表面の地勢学的特長を示すデータを作成するための 地勢学的データ収集システムを搭載している、請求項11に記載の装置。 13. 前記の特性記憶手段が、ユーザ入力データに相応していて、気象現象強 度を示すセットのスレショルドを定めるための手段を搭載している、請求項12に 記載の装置。 14. 前記の予め設定されたポイント記憶手段が飛行機のポジションを示すデ ータを記憶し、前記の視野記憶手段が前記の飛行機の飛行路の視野を示すデータ を記憶し、前記の表示手段が、前記の飛行機の前記の飛行路の前記の視野を包合 する前記のスレショルドを越える前記の気象現象の前記の飛行機のパイロットの ために可視性のディスプレイを作成するための手段を搭載している、請求項13に 記載の装置。 15. 前記の抽出手段が更に、運動ベクトルを前記の多次元空間を経由して前 記の予め設定されたポイントから終端ポイントにかけて形成するための手段と、 サンプル抽出間隔を定める手段と、前記の記憶されている予め設定されたポイ ントと、運動ベクトルと、サンプル抽出間隔と、視野データに相応していて、複 数の連続するサンプル間隔の各々に於いて前記の予め設定されたポイントから得 られた前記の視野を表す前記の多次元空間の複数のセグメントを、前記の運動ベ クトルが前記の多次元空間を前記の予め設定されたポイントから前記の終端ポイ ントにかけて横切る時に設定する手段を搭載している、請求項14に記載の装置。 16. 前記の表示手段が、各々前記の連続するサンプル間隔に於いて、前記の 多次元空間の各々前記のセグメントを包合する前記の多次元空間と前記の気象学 的現象の前記の複数の特性を表示するための手段を搭載している、請求項15に記 載の装置。 17. 前記の生成手段が、後のために少なくとも1つの間隔の時間に対して前 記の複数のパラメーターの前記の測定された今の値を推定するための手段と、前 記の気象学的現象と前記の多次元空間の前記の複数の推定された特性を表示する ための手段を搭載している、請求項16に記載の装置。 18. 前記の抽出手段が更に、サンプル抽出間隔を定めるための手段と、今の サンプル抽出間隔から後のために少なくとも1つのサンプル抽出間隔に対して前 記の複数のパラメーターの前記の測定された今の値を推定するための手段と、前 記の予め設定されたポイントと、前記のサンプル抽出間隔と、前記の複数のパラ メーターの前記の測定された今の値と、前記の推定されたパラメーターと、前記 の視野を示す前記の記憶されているデータに相応していて、後のために前記の今 のサンプル抽出間隔と前記の少なくとも1つのサンプル抽出間隔を含めた複数の 連続するサンプル間隔の各々に於いて前記の予め設定されたポイントから得られ た前記の視野を表示するための手段を搭載している、請求項15に記載の装置。 19. 予め設定された多次元空間に位置する現象の仮想の画像をリアルタイム でユーザに表現する方法に於いて、多次元空間に存在する少なくとも1つの現象 を示すデータをリアルタイムで生成し、そこでは多次元空間が予め設定された規 模を複数の次元で有していて、ユーザに表示される前記の現象の複数の特性を定 めるデータを記憶し、前記の生成されたデータから、前記の記憶されているデー タに依って定められる、前記の複数の特性を満足するデータを抽出し、前記の抽 出されたデータに相応していて、前記の多次元空間の少なくとも一部の3次元図 形を表す画像を生成して前記の現象を表示し、前記の画像を生成するために用い られる前記のデータを実質的に一時的に同時に生成するステップを搭載している 、前記の方法。 20. 前記の生成ステップがが、前記の多次元空間に存在する少なくとも1つ の一時的に変動する現象に対して複数のパラメーターの今の値を測定するステッ プを搭載している請求項19に記載の方法。 21. 前記の抽出ステップが、前記の多次元空間に於いて予め設定されたポイ ントを示すデータを記憶し、前記の多次元空間に於い て前記の予め設定されたポイントからの視野を示すデータを記憶し、前記の記憶 されている予め設定されたポイントと視野データに相応していて、前記の予め設 定されたポイントから得られた前記の視野を表す前記の多次元空間のセグメント を定め、前記の多次元空間の前記のセグメントの内部に位置する前記の現象の任 意の部分を識別するステップを搭載している、請求項19に記載の方法。 22. 前記の生成ステップが、前記の多次元空間の前記のセグメントに含まれ ている前記の現象の前記の部分の前記の複数の特性を表示するステップを搭載し ている請求項21に記載の方法。 23. 前記の抽出ステップが更に、運動ベクトルを前記の多次元空間を経由し て前記の予め設定されたポイントから終端ポイントにかけて形成し、サンプル抽 出間隔を定め、前記の予め設定されたポイントと、前記の運動ベクトルと、前記 のサンプル抽出間隔と、前記の視野を示す前記の記憶されているデータに相応し ていて、複数の連続するサンプル間隔の各々に於いて前記の予め設定されたポイ ントから得られた前記の視野を表す前記の多次元空間の複数のセグメントを、前 記の運動ベクトルが前記の多次元空間を前記の予め設定されたポイントから前記 の終端ポイントにかけて横切る時に設定するステップを搭載している、請求項22 に記載の方法。 24. 前記の生成ステップが更に、今のサンプル抽出間隔から後のために少な くとも1つのサンプル抽出間隔に対して前記の複数のパラメーターの前記の測定 された今の値を推定するステップを搭載している請求項23に記載の方法。 25. 前記の抽出ステップが更に、サンプル抽出間隔を定め、今のサンプル抽 出間隔から後のために少なくとも1つのサンプル抽出間隔に対して前記の複数の パラメーターの前記の測定された今の値を推定し、前記の予め設定されたポイン トと、前記のサンプル抽出 間隔と、前記の複数のパラメーターの前記の測定された今の値と、前記の推定さ れたパラメーターと、前記の視野を示す前記の記憶されているデータに相応して いて、後のために前記の今のサンプル抽出間隔と前記の少なくとも1つのサンプ ル抽出間隔を含めた複数の連続するサンプル間隔の各々に於いて前記の予め設定 されたポイントから得られた前記の視野を表示するステップを搭載している、請 求項22に記載の方法。 26. 前記の生成ステップが、前記の多次元空間に存在する少なくとも1つの 一時的に一定の現象に対して複数のパラメーターを測定するステップを搭載して いる請求項19に記載の方法。 27. 前記の生成ステップが、現象を前記の多次元空間に於いてシミュレーシ ョンするステップを搭載している請求項19に記載の方法。 28.前記の測定ステップが前記の多次元空間に存在する少なくとも1つの一時 的に変動する気象学的な現象に対して複数のパラメーターを測定する請求項21に 記載の方法に於いて、前記の多次元空間に存在する少なくとも1つの空間的な特 長を備えている現象に対して複数のパラメーターを測定し、ユーザに表示される 前記の空間的な特長の複数の特性を定めるデータを記憶するステップを更に搭載 している、前記の請求項21に記載の方法。 29. 前記の多次元空間が或る大きさの空域を備えていて、前記の一時的に変 動する現象測定ステップが、少なくとも1つの気象データ収集システムを用いて 、前記の多次元空間の気象現象を示すデータを作成するステップを搭載している 、請求項28に記載の方法。 30.前記の多次元空間が空域を備えていて、前記の空間的特長測定ステップが 、地勢学的データ収集システムを用いて、前記の多次元空間に於ける表面の地勢 学的特長を示すデータを作成するステ ップを搭載している、請求項29に記載の方法。 31. 前記の特性記憶ステップが、ユーザ入力データに相応していて、気象現 象強度を示すセットのスレショルドを定めるステップを搭載している、請求項30 に記載の方法。 32. 前記の予め設定されたポイント記憶ステップが飛行機のポジションを示 すデータを記憶し、前記の視野記憶手段が前記の飛行機の飛行路の視野を示すデ ータを記憶し、前記の表示ステップが、前記の飛行機の前記の飛行路の前記の視 野を包合する前記のスレショルドを越える前記の気象現象の前記の飛行機のパイ ロットのために可視性のディスプレイを作成するステップを搭載している、請求 項31に記載の方法。 33. 前記の抽出ステップが更に、運動ベクトルを前記の多次元空間を経由し て前記の予め設定されたポイントから終端ポイントにかけて形成し、サンプル抽 出間隔を定め、前記の記憶されている予め設定されたポイントと、運動ベクトル と、サンプル抽出間隔と、視野データに相応していて、複数の連続するサンプル 間隔の各々に於いて前記の予め設定されたポイントから得られた前記の視野を表 す前記の多次元空間の複数のセグメントを、前記の運動ベクトルが前記の多次元 空間を前記の予め設定されたポイントから前記の終端ポイントにかけて横切る時 に設定するステップを搭載している、請求項32に記載の方法。 34. 前記の表示ステップが、各々前記の連続するサンプル間隔に於いて、前 記の多次元空間の各々前記のセグメントを包合する前記の多次元空間と前記の気 象学的現象の前記の複数の特性を表示するステップを搭載している、請求項33に 記載の方法。 35. 前記の生成ステップが、後のために少なくとも1つの間隔の時間に対し て前記の複数のパラメーターの前記の測定された今の 値を推定し、前記の気象学的現象と前記の多次元空間の前記の複数の推定された 特性を表示するステップを搭載している、請求項34に記載の方法。 36. 前記の抽出ステップが更に、サンプル抽出間隔を定め、今のサンプル抽 出間隔から後のために少なくとも1つのサンプル抽出間隔に対して前記の複数の パラメーターの前記の測定された今の値を推定し、前記の予め設定されたポイン トと、前記のサンプル抽出間隔と、前記の複数のパラメーターの前記の測定され た今の値と、前記の推定されたパラメーターと、前記の視野を示す前記の記憶さ れているデータに相応していて、後のために前記の今のサンプル抽出間隔と前記 の少なくとも1つのサンプル抽出間隔を含めた複数の連続するサンプル間隔の各 々に於いて前記の予め設定されたポイントから得られた前記の視野を表示するス テップを搭載している、請求項33に記載の方法。
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