JP2887487B2 - 漏電探査器 - Google Patents
漏電探査器Info
- Publication number
- JP2887487B2 JP2887487B2 JP1234297A JP23429789A JP2887487B2 JP 2887487 B2 JP2887487 B2 JP 2887487B2 JP 1234297 A JP1234297 A JP 1234297A JP 23429789 A JP23429789 A JP 23429789A JP 2887487 B2 JP2887487 B2 JP 2887487B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detector
- earth leakage
- current
- leakage detector
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は漏電探査器に関し、より詳細には動作確認試
験機能を有した漏電探査器の構成に関する。
験機能を有した漏電探査器の構成に関する。
（従来技術） 従来より受電設備には受電変圧器の２次側低圧電路の
絶縁抵抗を監視するために絶縁監視装置が一般に備えら
れている。
絶縁抵抗を監視するために絶縁監視装置が一般に備えら
れている。
該絶縁監視装置は前記変圧器の第２種接地工事を施し
た接地線を介して、電路に低周波の監視信号を印加する
と共に、電路と大地間に存在する絶縁抵抗若しくは対地
浮遊容量を介して漏洩する前記低周波の監視信号の漏洩
電流を検出し、更に、該漏洩電流中の有効分を抽出する
ことにより電路の絶縁抵抗値を測定するものである。
た接地線を介して、電路に低周波の監視信号を印加する
と共に、電路と大地間に存在する絶縁抵抗若しくは対地
浮遊容量を介して漏洩する前記低周波の監視信号の漏洩
電流を検出し、更に、該漏洩電流中の有効分を抽出する
ことにより電路の絶縁抵抗値を測定するものである。
即ち、電路の絶縁抵抗が劣化した場合には電路に流れ
る電流のうち前記監視信号の電流分が増加し、絶縁監視
装置に検出される漏洩電流測定値は所定値以上となるの
で、該測定値により電路の絶縁劣化を知ることができ
る。
る電流のうち前記監視信号の電流分が増加し、絶縁監視
装置に検出される漏洩電流測定値は所定値以上となるの
で、該測定値により電路の絶縁劣化を知ることができ
る。
絶縁劣化箇所を探査し早急に修繕することは漏電事故
を未然に防止し、電力の安定供給を図る上で欠くことの
できないものであり、したがって、漏電探査器の動作確
認は電路の絶縁劣化探査を行う上で不可欠のものであ
る。
を未然に防止し、電力の安定供給を図る上で欠くことの
できないものであり、したがって、漏電探査器の動作確
認は電路の絶縁劣化探査を行う上で不可欠のものであ
る。
従来、漏電探査器の動作試験は試験用電路に予め監視
信号を注入しておくと共に該試験用電路に漏電探査器を
結合することにより、所定の電流を検出することができ
るか否かを確認する手段が一般的に用いられていた。
信号を注入しておくと共に該試験用電路に漏電探査器を
結合することにより、所定の電流を検出することができ
るか否かを確認する手段が一般的に用いられていた。
しかしながら、上述した動作確認手段では試験用電路
が必要であり、実際に漏電探査器を使用する場所におい
て使用直前に動作確認を容易に行うことが困難であると
いう問題点があった。
が必要であり、実際に漏電探査器を使用する場所におい
て使用直前に動作確認を容易に行うことが困難であると
いう問題点があった。
（発明の目的） 本発明は上述した如き問題点に鑑みなされたものであ
って、漏電探査器の動作確認を行うにあたり試験用電路
等の特別な設備を必要とせず、任意の場所において簡単
な方法及び装置により動作確認を行うことを可能とした
漏電探査器を提供することを目的とする。
って、漏電探査器の動作確認を行うにあたり試験用電路
等の特別な設備を必要とせず、任意の場所において簡単
な方法及び装置により動作確認を行うことを可能とした
漏電探査器を提供することを目的とする。
（発明の概要） この目的を達成するために本発明に係る漏電探査器
は、該漏電探査器に絶縁物を介して固定された導電性部
材からなる取手部と、該漏電探査器内部に前記監視信号
を発振する発振回路とを備え、 漏電探査器の動作確認試験時には前記取手部に前記発
振回路出力を印加すると共に前記取手部に漏電探査器の
電流検出部を結合せしめ、取手部を流れる監視信号を漏
電探査器の電流検出部を用いて検出することにより漏電
探査器の動作確認試験を行うことを特徴とする。
は、該漏電探査器に絶縁物を介して固定された導電性部
材からなる取手部と、該漏電探査器内部に前記監視信号
を発振する発振回路とを備え、 漏電探査器の動作確認試験時には前記取手部に前記発
振回路出力を印加すると共に前記取手部に漏電探査器の
電流検出部を結合せしめ、取手部を流れる監視信号を漏
電探査器の電流検出部を用いて検出することにより漏電
探査器の動作確認試験を行うことを特徴とする。
（実施例） 以下図面に示した実施例に基づいて本発明を詳細に説
明する。
明する。
先づ、本発明の理解を助けるため、従来より用いられ
ていた漏電探査器及びその試験方法について少しく説明
する。
ていた漏電探査器及びその試験方法について少しく説明
する。
第３図は従来よりの漏洩探査器の外観構成を示す図で
あって、該漏電探査器１は漏洩電流を検出する電流検出
部（クランプ型ZCT）３と検出した漏洩電流を増幅、演
算処理及び各種設定操作を表示する本体５から構成され
ている。
あって、該漏電探査器１は漏洩電流を検出する電流検出
部（クランプ型ZCT）３と検出した漏洩電流を増幅、演
算処理及び各種設定操作を表示する本体５から構成され
ている。
この漏電探査器１の電流検出部３を第４図（ａ）に示
す如く電路７にクランプ等により結合すると共に該電路
の接地線９を介して監視信号を信号注入器11等により印
加し、該電路に流れる前記監視信号電流の大きさを前記
漏電探査器１により測定するものである。
す如く電路７にクランプ等により結合すると共に該電路
の接地線９を介して監視信号を信号注入器11等により印
加し、該電路に流れる前記監視信号電流の大きさを前記
漏電探査器１により測定するものである。
即ち、第４図（ｂ）に示す如くＢ−Ｃ間に於て絶縁劣
化が発生している場合には、測定箇所をＡ→Ｂ→Ｃと順
次変更して漏電探査を行うと、Ａ点及びＢ点における監
視信号の検出値は高く、Ｃ点に於ける監視信号の検出値
は低下する。
化が発生している場合には、測定箇所をＡ→Ｂ→Ｃと順
次変更して漏電探査を行うと、Ａ点及びＢ点における監
視信号の検出値は高く、Ｃ点に於ける監視信号の検出値
は低下する。
したがって、電路の任意の箇所における監視信号の測
定値を知ることにより絶縁不良箇所を探査することがで
きる。
定値を知ることにより絶縁不良箇所を探査することがで
きる。
このような漏電探査器の動作試験方法は第５図に示す
如くループ状の試験電路15に監視信号を注入することに
より、絶縁が劣化した電路状態を模擬的に作り出し、該
試験電路に漏電探査器１の電流検出部３を結合せしめ、
所定の電流値を測定することができるか否かを確認する
ものである。
如くループ状の試験電路15に監視信号を注入することに
より、絶縁が劣化した電路状態を模擬的に作り出し、該
試験電路に漏電探査器１の電流検出部３を結合せしめ、
所定の電流値を測定することができるか否かを確認する
ものである。
しかしながら、上述した方法は漏電探査器の動作試験
を該漏電探査器を実際に使用する場所において事前に行
うことが困難であり、確実な動作確認を行うことができ
ないという問題点があったこと前述の通りである。
を該漏電探査器を実際に使用する場所において事前に行
うことが困難であり、確実な動作確認を行うことができ
ないという問題点があったこと前述の通りである。
この問題点を除去するために本発明に係る漏電探査器
は下の如く構成する。
は下の如く構成する。
即ち、第１図に示す如く漏電探査器１内部に前述した
監視信号と同一の低周波信号を発振する発振回路17を備
えると共に、絶縁物19を介して漏電探査器１本体に固定
された導電性の部材からなる取手21を設け、該取手21を
電路の一部とし、該漏電探査器１自身内部に前記発振回
路17、取手21、抵抗23及びスイッチ25を直列に接続した
ループ線27を構成する。
監視信号と同一の低周波信号を発振する発振回路17を備
えると共に、絶縁物19を介して漏電探査器１本体に固定
された導電性の部材からなる取手21を設け、該取手21を
電路の一部とし、該漏電探査器１自身内部に前記発振回
路17、取手21、抵抗23及びスイッチ25を直列に接続した
ループ線27を構成する。
したがって、漏電探査器の動作試験時には第２図に示
すように電流検出部３を取手21にクランプする等して結
合すると共に低周波の監視信号を発振回路17より該取手
21に流し、その際、電流検出部３により測定される電流
値を漏電探査器自身で測定し、該測定値が所定値以上検
出することができるか否かを判定することにより漏電探
査器の動作確認を行うものである。
すように電流検出部３を取手21にクランプする等して結
合すると共に低周波の監視信号を発振回路17より該取手
21に流し、その際、電流検出部３により測定される電流
値を漏電探査器自身で測定し、該測定値が所定値以上検
出することができるか否かを判定することにより漏電探
査器の動作確認を行うものである。
また、前記取手21は動作試験時以外では漏電探査器１
を運搬する際の取手として利用することができ、持ち運
びが容易となる。
を運搬する際の取手として利用することができ、持ち運
びが容易となる。
尚、上述した実施例では電流検出部３をクランプ型変
流器としたがこれに限定されるものではなく、従来より
汎用されている一体形の変流器を用いる場合には導電性
の取手21を分割型とすることにより同様の動作確認試験
を行うことができる。
流器としたがこれに限定されるものではなく、従来より
汎用されている一体形の変流器を用いる場合には導電性
の取手21を分割型とすることにより同様の動作確認試験
を行うことができる。
（発明の効果） 本発明は上述した如く構成し且つ機能するものである
から漏電探査器自身に動作確認試験のための試験電路を
内蔵すると共に試験電路の一部を構成する取手は非試験
時において運搬のための取手として利用することができ
るため、持ち運びが容易となり且つ探査直前において確
実に動作チェックを行う上で著しい効果を発揮する。
から漏電探査器自身に動作確認試験のための試験電路を
内蔵すると共に試験電路の一部を構成する取手は非試験
時において運搬のための取手として利用することができ
るため、持ち運びが容易となり且つ探査直前において確
実に動作チェックを行う上で著しい効果を発揮する。
第１図は本発明に係る漏電探査器の一実施例を示す図、
第２図は本発明に係る漏電探査器の動作確認試験を説明
する図、第３図は従来の漏電探査器を示す図、第４図
（ａ）（ｂ）は漏電探査を説明する図、第５図は従来の
漏電探査器の動作確認試験を説明する図である。 １……漏電探査器、３……電流検出部、５……漏電探査
器本体、７……電路、９……接地線、11……監視信号注
入器、15……試験電路、17……発振回路、19……絶縁
物、21……取手、23……抵抗、25……スイッチ、27……
ループ線。
第２図は本発明に係る漏電探査器の動作確認試験を説明
する図、第３図は従来の漏電探査器を示す図、第４図
（ａ）（ｂ）は漏電探査を説明する図、第５図は従来の
漏電探査器の動作確認試験を説明する図である。 １……漏電探査器、３……電流検出部、５……漏電探査
器本体、７……電路、９……接地線、11……監視信号注
入器、15……試験電路、17……発振回路、19……絶縁
物、21……取手、23……抵抗、25……スイッチ、27……
ループ線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01R 31/00 - 31/07 G01R 1/22
Claims (1)
- 【請求項１】電路に印加された監視信号電流を検出する
ことにより電路の漏電箇所を探査する漏電探査器におい
て、該漏電探査器に絶縁物を介して固定された導電性部
材からなる取手部と、該漏電探査器内部に前記監視信号
を発振する発振回路とを備え、 漏電探査器の動作確認試験時には前記取手部に前記発振
回路出力を印加すると共に前記取手部に漏電探査器の電
流検出部を結合せしめ、取手部を流れる監視信号を漏電
探査器の電流検出部を用いて検出することにより漏電探
査器の動作確認試験を行うことを特徴とした自己試験機
能付漏電探査器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1234297A JP2887487B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 漏電探査器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1234297A JP2887487B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 漏電探査器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0396874A JPH0396874A (ja) | 1991-04-22 |
| JP2887487B2 true JP2887487B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=16968788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1234297A Expired - Lifetime JP2887487B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 漏電探査器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2887487B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP1234297A patent/JP2887487B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0396874A (ja) | 1991-04-22 |
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