JP2887137B1 - 非常時用給水システム - Google Patents
非常時用給水システムInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/152—Water filtration
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
て、構造が簡便で無動力でも殺菌攪拌濾過を可能とし
た。 【解決手段】貯水タンク部1と、エアータンク部2と、
フィルターを備えた給水部3から構成され、貯水タンク
部にタンク内底面に多数の噴射口を設けた殺菌剤放出配
管132を内設すると共に、タンク外に前記殺菌剤放出
配管と接続される殺菌剤注入部を設けた殺菌剤供給機構
13とを付設し、エアータンク部の高圧空気をもって殺
菌剤をタンク内に放出し、殺菌後のタンク貯溜水をフィ
ルターで濾過して飲料水を供給する。
Description
緊急用の飲料水を確保するための非常時用給水システム
に関するものである。
め貯水タンクに飲料水を確保しておくと良いことは言う
までもない。しかし単に飲料水を貯蔵したとしても、貯
蔵期間中に細菌や微生物の繁殖の可能性があり、適宜な
衛生安全性確保が必要となってくる。
給管路の途中に貯水タンクを設け、通常の水道供給を行
いながら常に新鮮な飲料水を溜めておくという考え方が
提案されている。然し実質的には、マンション等の高所
貯水タンクと同様の意義しかない。即ちマンションのよ
うに、限られた範囲への供給を行うと共に、水道使用者
自身が適宜期間毎の清掃点検によって管理され、而も高
所タンクへの汲み上げも水道使用者負担となっている。
これに対して一般的な水道供給管路にこのような貯水箇
所を設けることは、当然水道供給の圧力低下に対する解
決手段並びにタンク内での微生物等繁殖を防止する手段
が必要となり、ランニングコストが高くなり実現性が低
い。
手段として、特開平9−276435号公報に示されて
いるように、高度な濾過装置を備えた防火用水タンク
や、登録実用新案第3022527号公報に示されてい
るように、殺菌装置を備えた貯水装置などが知られてい
る。
貯蔵しておき、非常時に貯溜水を殺菌や濾過して飲料水
として使用する手法は、基本的にランニングコストを要
しないので、各公共団体では設置し易い非常用施設であ
る。然し濾過手段は、多数の濾過機自体が市販されてい
るが、濾過機自体に駆動源(例えばガソリンエンジン)
を備える必要があり、操作の煩雑さは免れない。勿論飲
料水の原水自体が存在しない場合には、濾過装置は無用
の長物となる。
の動力源(電力等)がない場合等の使用も困難となり、
殺菌処理は、殺菌剤添加後の殺菌効果が発揮されるまで
の間の放置の問題など、濾過装置のみによる非常時飲料
水対策は、完全とはいえない。
く方が、非常時の対応に優れている。ところで前記の先
に提案されている殺菌機構付きの貯水タンクにおける殺
菌機構は、塩素タンク、塩素制御盤、残留塩素計、塩素
注入ポンプを備え、貯水槽内の水の塩素濃度が低下する
と、塩素ポンプにより塩素を注入し、別置噴射ポンプで
貯水槽内に空気を吹き込んで、攪拌を行うようにしてい
る。このように特別にポンプを備える必要があり、何ら
かの駆動源を必要とし、更にその機構も複雑なものとな
っており、常時使用しない非常用設備としては過剰設備
であることは明らかである。
料水の確保を実現し、更にその構成によっては、特別な
駆動源を備えていなくとも、少なくとも全て人力のみで
動作せしめることを可能とした非常時用給水システムを
提案したものである。
水システムは、貯水タンク部と、エアータンク部と、フ
ィルターを備えた給水部から構成され、貯水タンク部
に、水道水の給水配管と、タンク内底面に多数の噴射口
を設けた殺菌剤放出配管を内設すると共に、タンク外に
前記殺菌剤供給配管と接続される殺菌剤注入部を設けた
殺菌剤供給機構とを付設し、エアータンク部の高圧空気
をもって殺菌剤をタンク内に放出し、殺菌後のタンク貯
溜水をフィルターで濾過して飲料水を供給することを特
徴としたものである。
した水でも、殺菌剤を殺菌剤注入部に供給し、エアータ
ンク内の高圧空気を注入部に供給すると、殺菌剤は、高
圧空気によって貯水タンク内に噴射されると同時に攪拌
され、殺菌剤の効果が発揮される間放置し、フィルター
を介して濾過し、飲料水として給水するものである。特
にエアータンクの採用によって、人力ポンプで容易に高
圧空気を一定量確保できるもので、特に機械的駆動源を
有しなくとも、殺菌剤投入並びに攪拌を行うことができ
るものである。
イプとし、給水部に手動ポンプを付設し、エアータンク
部に手動エアーポンプを付設しておくと、前述の通り非
常時に人力でエアータンク内に高圧空気を溜めることが
でき、高圧空気を常時確保する必要がなく、無動力で貯
溜水の殺菌を行うことができ、またフィルターによる濾
過に際しても、貯水タンク内の水位が高い場合には、貯
溜水自体の水圧で濾過が実施でき、水位が低下した場合
に、手動ポンプで濾過を行うことができ、全て無動力で
飲料水の供給が可能となるものである。
明する。実施形態に示した非常時用給水システムは、貯
水タンク部1と、貯水タンク部に付設したエアータンク
部2及び給水部3から構成される。
水部12と、殺菌剤供給機構13からなり、タンク本体
11は、縦長タンクで、金属板の表裏を樹脂コーティン
グしたもので適宜な土台上に設置してなる。受水部12
は、水道管と接続して、タンク内の頂部近傍で放水口を
備えた供給管121と、タンク11内の頂部近傍に受け
口を開口し、途中に防虫網122を介設したオーバーフ
ロー管123からなる。
面に放射状もしくは矩形や円形等の底面全体で平均的に
なるように配置し、且つ下方側に多数の噴射口131を
穿設した放出配管132を設け、放出配管132の中心
からタンク本体11の頂面外まで接続した供給縦管13
3を設け、供給縦管133の上部に殺菌剤注入部を接続
したものである。殺菌剤注入部は、前記供給縦管133
と接続したト状配管(殺菌剤受入室)134と、殺菌剤
受入室134の上方に開閉弁135を介して接続した漏
斗体136及び漏斗体136の蓋体137と、殺菌剤受
入室133の分岐配管に開閉弁138を介して高圧空気
の供給を受けるホース連結部139とで形成されている
ものである。また適宜な箇所に殺菌剤(液体塩素剤)A
の薬品瓶Bの収納ケース部aを設置しておく。尚タンク
本体11には防火用水の給水栓14を付設しておく。
タンク本体21と前記ホース連結部139とを接続する
ホース22と、タンク本体21に高圧空気をため込むこ
とのできる例えば自転車の空気入れのような手動ポンプ
23からなるものである。
ー部32と、給水配管33からなり、フィルター部32
は、適宜なフィルターを内装して水の濾過を行うもの
で、タンク本体11の下方箇所との間に手動ポンプ31
を介して接続すると共に、並列配管したり或はポンプが
フリー状態の際にはポンプの存否に関わらず連通状態と
なるポンプを採用する等して、ポンプ作用無しで接給水
を受けることができるようにしてなる。また給水配管3
3は、フィルター部32の出水側に接続したもので適宜
な蛇口34を取り付けてなるものである。
タンク部1に接続状態としても良いし、又はタンク部1
と別置しておき、震災時等の非常時が発生し、飲料水が
必要となった際に接続するようにしても良い。
21からタンク内に水道水Cを供給し、タンク本体11
内を満水状態としておき、適宜な期間毎(例えば2〜6
か月)に清掃したり、水道水Cの取り替えを行い、飲料
原水として適する状態を維持する。そして通常時は防火
用水として使用する。
水を必要とした場合には、手動ポンプ23でエアータン
ク21内に高圧空気(約2気圧程度)を溜め込み、ホー
ス22をもってエアータンク部2と殺菌剤受入室134
を接続する。そして保管している薬品瓶Bを取り出し、
開閉弁135を開放すると共に、蓋体137を取り外
し、漏斗体136から殺菌剤(塩素剤)Aを供給する。
殺菌剤受入室134に入った殺菌剤Aは、そのままタン
ク内水位まで水道水Cが満たされている供給縦管133
に流れ込む。その後開閉弁135を閉じ、エアータンク
部2と接続遮断を行う開閉弁138を開放すると、タン
ク本体21内に溜められている高圧空気Dが一気に受入
室134に入り、殺菌剤A及び管内水を一気に押出しな
がら噴射口131からタンク本体11内に噴出すること
になる。即ち高圧空気Dの噴射と同時に殺菌剤Aの噴射
が行われ、且つタンク11の底面全体から平均的に噴射
され、殺菌剤が高圧空気と一緒に泡状となって上昇する
ので、タンク内水道水Cの攪拌も同時に行われることに
なる。
間放置し、必要に応じて給水部3をタンク部1に接続す
る。殺菌終了後に給水部3にタンク内殺菌水を供給する
と、タンク部1のタンク11のタワー形状による水圧に
よって所定の濾過圧力を得ることができるので、ポンプ
31を動作させることなく、殺菌水を濾過して、蛇口3
4から飲料水の供給を受けることができるものである。
そしてタンク11内の水位が低下した場合に、手動ポン
プ31を動作せしめて濾過圧力を確保して、殺菌水の濾
過を行い飲料水の供給を行うものである。
も、容易に飲料水として使用できるものであり、特にエ
アータンクに溜めた高圧空気による殺菌剤噴射を行うも
のであるから、殺菌剤供給と同時に攪拌もなされ、特別
に噴射ポンプ等も必要とせず、最低限人力のみで全てを
行うことができるものである。勿論付帯設備としてガソ
リンエンジンや、電池駆動のモータ等の駆動源を備えて
いても良い。
と、エアータンク部と、フィルターを備えた給水部から
構成され、貯水タンク部に、タンク内底面に多数の噴射
口を設けた殺菌剤放出配管を内設すると共に、タンク外
に前記殺菌剤供給配管と接続される殺菌剤注入部を設け
た殺菌剤供給機構とを付設して、エアータンク部の高圧
空気をもって殺菌剤をタンク内に放出し、殺菌後のタン
ク貯溜水をフィルターで濾過して飲料水を供給する非常
時用の給水システムで、貯溜水を簡単に飲料水として使
用でき、且つ貯溜水は通常時の防火用水として使用でき
るものであり、非常時用の給水システムとして、設備が
簡単で、而もランニグコストも低廉となり、更に最低限
人力のみで全ての給水動作を行うことができる等の利点
を有するものである。
給)の説明図。
図(供給管の配置平面図)。
図(供給管の断面図)。
Claims (4)
- 【請求項1】 貯水タンク部と、エアータンク部と、フ
ィルターを備えた給水部から構成され、貯水タンク部
に、水道水の給水配管と、タンク内底面に多数の噴射口
を設けた殺菌剤放出配管を内設すると共に、タンク外に
前記殺菌剤放出配管と接続される殺菌剤注入部を設けた
殺菌剤供給機構とを付設し、エアータンク部の高圧空気
をもって殺菌剤をタンク内に放出し、殺菌後のタンク貯
溜水をフィルターで濾過して飲料水を供給する非常時用
給水システム。 - 【請求項2】 殺菌剤が塩素剤である請求項1記載の非
常時用給水システム。 - 【請求項3】 エアータンク部に手動エアーポンプを付
設してなる請求項1又は2記載の非常時用給水システ
ム。 - 【請求項4】 貯水タンクをタワー型地上設置タイプと
し、給水部に手動ポンプを付設した請求項3記載の非常
時用給水システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131269A JP2887137B1 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 非常時用給水システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131269A JP2887137B1 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 非常時用給水システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2887137B1 true JP2887137B1 (ja) | 1999-04-26 |
JPH11303156A JPH11303156A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15053987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10131269A Expired - Fee Related JP2887137B1 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 非常時用給水システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887137B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011051501A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Goko Seisakusho Co Ltd | 車両用水タンクの膨らみ防止装置 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP10131269A patent/JP2887137B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11303156A (ja) | 1999-11-02 |
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