JP2886565B2 - 高品位テレビジョン信号デコード装置 - Google Patents
高品位テレビジョン信号デコード装置Info
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- JP2886565B2 JP2886565B2 JP22018189A JP22018189A JP2886565B2 JP 2886565 B2 JP2886565 B2 JP 2886565B2 JP 22018189 A JP22018189 A JP 22018189A JP 22018189 A JP22018189 A JP 22018189A JP 2886565 B2 JP2886565 B2 JP 2886565B2
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- Japan
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- signal
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮し
て伝送されてきた高品位テレビジョン信号のデコード装
置に関するものである。
て伝送されてきた高品位テレビジョン信号のデコード装
置に関するものである。
（発明の概要） この発明は、動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮し
て伝送されてきた高品位テレビジョン信号、特にMUSE信
号の簡易デコードに関するもので、従来構成要件とされ
てきたフィールド内内挿とフレーム間内挿のうち、後者
を割愛し、その割愛により発生する静止画におけるフレ
ーム間オフセットサブサンプルによる折り返し歪を解消
するため、フィールド内内挿とフレーム間テンポラルフ
ィルタ処理とを組合わせて使用するようにしている。
て伝送されてきた高品位テレビジョン信号、特にMUSE信
号の簡易デコードに関するもので、従来構成要件とされ
てきたフィールド内内挿とフレーム間内挿のうち、後者
を割愛し、その割愛により発生する静止画におけるフレ
ーム間オフセットサブサンプルによる折り返し歪を解消
するため、フィールド内内挿とフレーム間テンポラルフ
ィルタ処理とを組合わせて使用するようにしている。
かくてMUSE信号デコードの簡易化をはかるとともに、
特にMUSE信号をNTSC信号に変換するダウンコンバート型
のデコード装置に使用して画質が改善されるようにした
ものである。
特にMUSE信号をNTSC信号に変換するダウンコンバート型
のデコード装置に使用して画質が改善されるようにした
ものである。
（従来の技術） 従来、動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝送
されてきた高品位テレビジョン信号、特にMUSE（Multip
le Ｓub−Nyquist Sampling Ｅncoding）信号をデコー
ドするには、静止画の内挿（フレーム間内挿）と動画の
内挿（フィールド内内挿）の２つの系統の内挿が行なわ
れてきた（１）。また、MUSE信号をNTSC方式の受信機で
受信するためのダウンコンバート型のデコーダでは、デ
コードを簡易にするために動画の内挿、すなわちフィー
ルド内内挿のみを行なってきた（２）。しかしこのフィ
ールド内内挿のみを行なうダウンコンバート方式では、
静止画において折返し歪が生じ、現在ではこれを我慢限
内として放置してある。さらにまた従来のMUSE信号ダウ
ンコンバート方式では、動き検出を行なって静止画の部
分においてのみフレーム和をとる方式が追加されていた
（３）。
されてきた高品位テレビジョン信号、特にMUSE（Multip
le Ｓub−Nyquist Sampling Ｅncoding）信号をデコー
ドするには、静止画の内挿（フレーム間内挿）と動画の
内挿（フィールド内内挿）の２つの系統の内挿が行なわ
れてきた（１）。また、MUSE信号をNTSC方式の受信機で
受信するためのダウンコンバート型のデコーダでは、デ
コードを簡易にするために動画の内挿、すなわちフィー
ルド内内挿のみを行なってきた（２）。しかしこのフィ
ールド内内挿のみを行なうダウンコンバート方式では、
静止画において折返し歪が生じ、現在ではこれを我慢限
内として放置してある。さらにまた従来のMUSE信号ダウ
ンコンバート方式では、動き検出を行なって静止画の部
分においてのみフレーム和をとる方式が追加されていた
（３）。
これら諸方式の詳細については以下の諸文献を参照さ
れたい。
れたい。
（１） 二宮他:MUSE方式の開発、NHK技術研究、Vol.3
9、No.2、pp.18−53（1987） （２） 和泉他:MUSE−525本コンバータ、昭和63年電子
情報通信学会春季全国大会、２−161（1988） （３） 和泉他:MUSE方式受信用標準方式アダプター、
テレビジョン学会技術報告、TEBS99−５、pp.21−26
（昭和59年９月20日） （発明が解決しようとする課題） MUSE信号の簡易なデコード方式としては、参照文献
（１）に記載してあるような静止画と動画の２つの内挿
系統を有する方式はその規模が大きすぎる。また文献
（２）記載のダウンコンバータにおけるフィールド内内
挿のみを行なう方式では、静止画においてフレーム間オ
フセットサブサンプルによる折返し歪がとれず画質劣化
の原因となっている。また文献（３）に記載のようなダ
ウンコンバート型のデコード方式で、フレーム和をとっ
て上述の折返し歪を除去する方式では、このまゝでは動
領域で２線ボケが生じ、これを防ぐためには別途動き検
出器を設けて制御してやらねばならず回路規模の拡大に
つながる。
9、No.2、pp.18−53（1987） （２） 和泉他:MUSE−525本コンバータ、昭和63年電子
情報通信学会春季全国大会、２−161（1988） （３） 和泉他:MUSE方式受信用標準方式アダプター、
テレビジョン学会技術報告、TEBS99−５、pp.21−26
（昭和59年９月20日） （発明が解決しようとする課題） MUSE信号の簡易なデコード方式としては、参照文献
（１）に記載してあるような静止画と動画の２つの内挿
系統を有する方式はその規模が大きすぎる。また文献
（２）記載のダウンコンバータにおけるフィールド内内
挿のみを行なう方式では、静止画においてフレーム間オ
フセットサブサンプルによる折返し歪がとれず画質劣化
の原因となっている。また文献（３）に記載のようなダ
ウンコンバート型のデコード方式で、フレーム和をとっ
て上述の折返し歪を除去する方式では、このまゝでは動
領域で２線ボケが生じ、これを防ぐためには別途動き検
出器を設けて制御してやらねばならず回路規模の拡大に
つながる。
そこで本発明の目的は、簡易なMUSE信号のデコード装
置において、フィールド内内挿を基本にし、それに画質
劣化の原因となるフレーム間オフセットサブサンプルに
よる折返し歪をとるためのフレーム間の演算を、回路規
模の増大を導かないで行なうことのできる、すなわちテ
ンポラルフィルタの構成を工夫した高品位テレビジョン
信号デコード装置を提供せんとするものである。
置において、フィールド内内挿を基本にし、それに画質
劣化の原因となるフレーム間オフセットサブサンプルに
よる折返し歪をとるためのフレーム間の演算を、回路規
模の増大を導かないで行なうことのできる、すなわちテ
ンポラルフィルタの構成を工夫した高品位テレビジョン
信号デコード装置を提供せんとするものである。
（課題を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明高品位テレビジョン
信号デコード装置第１の発明は、フレーム間オフセット
サブサンプルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧
縮して伝送されてきた高品位テレビジョン信号をデコー
ドするデコード装置において、前フレーム信号から現フ
レーム信号を減算するためのフレームメモリおよび減算
器と、前記フレーム間オフセットサブサンプルにより生
じる折り返し歪成分を前記減算器の出力信号より抽出す
るバンドパスフィルタと、そのバンドパスフィルタ出力
を所定比率で減衰した信号と前記現フレーム信号とを加
算して出力信号とする加算器とを具備することを特徴と
するものである。
信号デコード装置第１の発明は、フレーム間オフセット
サブサンプルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧
縮して伝送されてきた高品位テレビジョン信号をデコー
ドするデコード装置において、前フレーム信号から現フ
レーム信号を減算するためのフレームメモリおよび減算
器と、前記フレーム間オフセットサブサンプルにより生
じる折り返し歪成分を前記減算器の出力信号より抽出す
るバンドパスフィルタと、そのバンドパスフィルタ出力
を所定比率で減衰した信号と前記現フレーム信号とを加
算して出力信号とする加算器とを具備することを特徴と
するものである。
また第２の発明は、フレーム間オフセットサブサンプ
ルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝送
されてきた高品位テレビジョン信号をデコードするデコ
ード装置において、前記フレーム間オフセットサブサン
プルにより生じる折り返し歪成分を含む周波数帯域の信
号を現フレーム信号より抽出するバンドパスフィルタ
と、その折り返し歪成分を含む周波数帯域の信号を前記
現フレーム信号より減算する減算器と、前記バンドパス
フィルタにより抽出した折り返し歪成分を含む周波数帯
域の信号のフレーム間和を平均して前記折り返し歪成分
を除去するためのフレームメモリ、第１加算器および２
で除算する除算器と、前記減算器の出力と前記除算器の
出力とを加算して出力信号とする第２加算器とを具備す
ることを特徴とするものである。
ルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝送
されてきた高品位テレビジョン信号をデコードするデコ
ード装置において、前記フレーム間オフセットサブサン
プルにより生じる折り返し歪成分を含む周波数帯域の信
号を現フレーム信号より抽出するバンドパスフィルタ
と、その折り返し歪成分を含む周波数帯域の信号を前記
現フレーム信号より減算する減算器と、前記バンドパス
フィルタにより抽出した折り返し歪成分を含む周波数帯
域の信号のフレーム間和を平均して前記折り返し歪成分
を除去するためのフレームメモリ、第１加算器および２
で除算する除算器と、前記減算器の出力と前記除算器の
出力とを加算して出力信号とする第２加算器とを具備す
ることを特徴とするものである。
さらに、第３の発明は、フレーム間オフセットサブサ
ンプルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して
伝送されてきた高品位テレビジョン信号をデコードする
デコード装置において、現フレーム信号と前々フレーム
信号との和を平均して取出すための２つのフレームメモ
リ、第１加算器および２で除算する除算器と、該除算器
の出力信号から前フレーム信号を減算する減算器と、該
減算器の出力より前記フレーム間オフセットサブサンプ
ルによる折返し歪成分を抽出するためのバンドパスフィ
ルタと、そのバンドパスフィルタ出力を所定比率で減衰
した信号と前記前フレーム信号を加算して出力信号とす
る第２加算器とを具備することを特徴とするものであ
る。
ンプルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して
伝送されてきた高品位テレビジョン信号をデコードする
デコード装置において、現フレーム信号と前々フレーム
信号との和を平均して取出すための２つのフレームメモ
リ、第１加算器および２で除算する除算器と、該除算器
の出力信号から前フレーム信号を減算する減算器と、該
減算器の出力より前記フレーム間オフセットサブサンプ
ルによる折返し歪成分を抽出するためのバンドパスフィ
ルタと、そのバンドパスフィルタ出力を所定比率で減衰
した信号と前記前フレーム信号を加算して出力信号とす
る第２加算器とを具備することを特徴とするものであ
る。
またさらに第４の発明は、フレーム間オフセットサブ
サンプルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮し
て伝送されてきた高品位テレビジョン信号をデコードす
るデコード装置において、前フレーム信号から現フレー
ム信号を減算するためのフレームメモリおよび減算器
と、前記フレーム間オフセットサブサンプルにより生じ
る折り返し歪成分を前記減算器の出力信号より抽出する
バンドパスフィルタと、前記減算器の出力信号から画像
の動き量に対応する信号成分を抽出するローパスフィル
タと、そのローパスフィルタの出力信号を閾値処理する
閾値処理回路と、前記バンドパスフィルタの出力信号を
前記閾値処理回路の出力信号に応じて係数制御する係数
器と、この係数器の出力信号と前記現フレームの信号と
を加算して出力信号とする加算器とを具備することを特
徴とするものである。
サンプルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮し
て伝送されてきた高品位テレビジョン信号をデコードす
るデコード装置において、前フレーム信号から現フレー
ム信号を減算するためのフレームメモリおよび減算器
と、前記フレーム間オフセットサブサンプルにより生じ
る折り返し歪成分を前記減算器の出力信号より抽出する
バンドパスフィルタと、前記減算器の出力信号から画像
の動き量に対応する信号成分を抽出するローパスフィル
タと、そのローパスフィルタの出力信号を閾値処理する
閾値処理回路と、前記バンドパスフィルタの出力信号を
前記閾値処理回路の出力信号に応じて係数制御する係数
器と、この係数器の出力信号と前記現フレームの信号と
を加算して出力信号とする加算器とを具備することを特
徴とするものである。
さらに第５の発明は、フレーム間オフセットサブサン
プルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝
送されてきた高品位テレビジョン信号をデコードするデ
コード装置において、現フレーム信号と前々フレーム信
号との和を平均して取り出すための２つのフレームメモ
リ、第１加算器および２で除算する除算器と、該除算器
の出力信号から前フレーム信号を減算する減算器と、該
減算器の出力信号より前記フレーム間オフセットサブサ
ンプルによる折返し歪成分を抽出するバンドパスフィル
タと、前記減算器の出力信号から画像の動き量に対応す
る信号成分を抽出するローパスフィルタと、そのローパ
スフィルタの出力信号を閾値処理する閾値処理回路と、
前記バンドパスフィルタの出力信号を前記閾値処理回路
の出力信号に応じて係数制御する係数器と、この係数器
の出力信号と前記前フレームの信号とを加算して出力信
号とする第２加算器とを具備することを特徴とするもの
である。
プルによる動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝
送されてきた高品位テレビジョン信号をデコードするデ
コード装置において、現フレーム信号と前々フレーム信
号との和を平均して取り出すための２つのフレームメモ
リ、第１加算器および２で除算する除算器と、該除算器
の出力信号から前フレーム信号を減算する減算器と、該
減算器の出力信号より前記フレーム間オフセットサブサ
ンプルによる折返し歪成分を抽出するバンドパスフィル
タと、前記減算器の出力信号から画像の動き量に対応す
る信号成分を抽出するローパスフィルタと、そのローパ
スフィルタの出力信号を閾値処理する閾値処理回路と、
前記バンドパスフィルタの出力信号を前記閾値処理回路
の出力信号に応じて係数制御する係数器と、この係数器
の出力信号と前記前フレームの信号とを加算して出力信
号とする第２加算器とを具備することを特徴とするもの
である。
（実施例） 以下添付図面を参照し実施例により本発明を詳細に説
明する。
明する。
第１図に本発明装置に必要な基本構成図を示すが、そ
の基本となる考え方は、動き補正型多重サブサンプル帯
域圧縮して伝送されてきた高品位テレビジョン信号、例
えばMUSE信号を受信側で本発明に従ってデコードすると
きの内挿はフィールド内内挿のみにし、エンコード側の
フレーム間オフセットサブサンプルにより折返し歪がで
きる帯域の成分については、フレームメモリを使用した
テンポラルフィルタを組むことによりこれを除去せんと
するものである。
の基本となる考え方は、動き補正型多重サブサンプル帯
域圧縮して伝送されてきた高品位テレビジョン信号、例
えばMUSE信号を受信側で本発明に従ってデコードすると
きの内挿はフィールド内内挿のみにし、エンコード側の
フレーム間オフセットサブサンプルにより折返し歪がで
きる帯域の成分については、フレームメモリを使用した
テンポラルフィルタを組むことによりこれを除去せんと
するものである。
第２図に第１図示基本構成に基づくデコード装置第１
の発明の実施例構成を示す。この例では現フレームと前
フレームとの差をフレームメモリ３と減算器により取っ
た結果、その差出力信号には動きとフレーム間オフセッ
トサブサンプルによる折返し歪が含まれている。折返し
歪は、MUSE信号として４〜8MHzにはあって、０〜4MHzに
は折返し歪のない方式のMUSE信号を使用したとすれば、
これを４〜8MHzのバンドパスフィルタ４で抽出してやる
とその出力にはおもに折返し成分が含まれることにな
る。そこでこの成分を現フレームの信号から差引くと折
返し歪が軽減できる。ここで第２図示減算器での減算の
向きが図示のようであれば、折返し歪の減算は図示の加
算となることに注意されたい。またバンドパスフィルタ
の出力は所定比率（この例では1/2）で減衰されてい
る。
の発明の実施例構成を示す。この例では現フレームと前
フレームとの差をフレームメモリ３と減算器により取っ
た結果、その差出力信号には動きとフレーム間オフセッ
トサブサンプルによる折返し歪が含まれている。折返し
歪は、MUSE信号として４〜8MHzにはあって、０〜4MHzに
は折返し歪のない方式のMUSE信号を使用したとすれば、
これを４〜8MHzのバンドパスフィルタ４で抽出してやる
とその出力にはおもに折返し成分が含まれることにな
る。そこでこの成分を現フレームの信号から差引くと折
返し歪が軽減できる。ここで第２図示減算器での減算の
向きが図示のようであれば、折返し歪の減算は図示の加
算となることに注意されたい。またバンドパスフィルタ
の出力は所定比率（この例では1/2）で減衰されてい
る。
第３図に第１図示基本構成に基づくデコード装置第２
の発明の実施例構成を示す。この例は先に折返し歪の含
まれる帯域をバンドパスフィルタ５で抜き取り、その折
返し歪成分をフレームメモリ６と加算器を使用して足し
合わせることによって除去してしまう方式である。
の発明の実施例構成を示す。この例は先に折返し歪の含
まれる帯域をバンドパスフィルタ５で抜き取り、その折
返し歪成分をフレームメモリ６と加算器を使用して足し
合わせることによって除去してしまう方式である。
第４図は、２つのフレームメモリ7,8とバンドパスフ
ィルタ９とを使用し、２フレーム間の信号和の平均値で
第２図と同様のことを行なう第３の発明の実施例構成を
示す。この例は第２図示構成で１フレーム差を取る部分
を、２フレーム分を使って前後のフレームとの差を取る
ようにし、フレーム差の対称性をとるようにしたもので
ある。
ィルタ９とを使用し、２フレーム間の信号和の平均値で
第２図と同様のことを行なう第３の発明の実施例構成を
示す。この例は第２図示構成で１フレーム差を取る部分
を、２フレーム分を使って前後のフレームとの差を取る
ようにし、フレーム差の対称性をとるようにしたもので
ある。
第５図に第２図示構成の変形に係る第４の発明の実施
例構成を示す。この実施例では、減算器の出力信号のロ
ーパスフィルタ12による処理出力（4MHz以下）の成分
は、画像の動き量に対応しているから、これを閾値処理
回路13で閾値処理した信号でバンドパスフィルタ11の出
力信号を係数器（×α）14で制御すれば、動画成分がこ
の構成回路の出力にもれ込むのを削減することができ
る。
例構成を示す。この実施例では、減算器の出力信号のロ
ーパスフィルタ12による処理出力（4MHz以下）の成分
は、画像の動き量に対応しているから、これを閾値処理
回路13で閾値処理した信号でバンドパスフィルタ11の出
力信号を係数器（×α）14で制御すれば、動画成分がこ
の構成回路の出力にもれ込むのを削減することができ
る。
第６図示の実施例は第５図の画像の動き量による制御
を第４図示実施例に適用した第５の発明の実施例構成を
示す。
を第４図示実施例に適用した第５の発明の実施例構成を
示す。
（発明の効果） 以上詳細に説明してきた本発明装置は、特にこれを高
品位テレビジョン信号例えばMUSE信号を525本NTSC標準
方式に変換するコンバータに適用すれば、静止画時のフ
レーム間オフセットサブサンプルによる折返し歪により
変換出力画像がちらつくのが軽減され、画像におちつき
が生じて画質の向上がはかれる。
品位テレビジョン信号例えばMUSE信号を525本NTSC標準
方式に変換するコンバータに適用すれば、静止画時のフ
レーム間オフセットサブサンプルによる折返し歪により
変換出力画像がちらつくのが軽減され、画像におちつき
が生じて画質の向上がはかれる。
また本発明の実施のためにはフレームメモリが必要で
あるが、ダウンコンバータの例では525本系のフレーム
メモリでよく回路規模としては大した増大にはならな
い。特に動き検出を行なわないでも改善効果が期待で
き、動き検出を行なってもそのために必要な回路はロー
パスフィルタのみで大した負担にはならない。
あるが、ダウンコンバータの例では525本系のフレーム
メモリでよく回路規模としては大した増大にはならな
い。特に動き検出を行なわないでも改善効果が期待で
き、動き検出を行なってもそのために必要な回路はロー
パスフィルタのみで大した負担にはならない。
第１図は、本発明装置の基本構成図を示し、 第２図から第６図は、第１図示基本構成にたったデコー
ド装置の第１から第５の本発明の実施例構成をそれぞれ
示す。 １……フィールド内内挿処理 ２……フレーム間テンポラルフィルタ 3,6,7,8,10,15,16……フレームメモリ 4,5,9,11,17……バンドパスフィルタ 12,20……ローパスフィルタ 13,18……閾値処理回路 14,19……係数器
ド装置の第１から第５の本発明の実施例構成をそれぞれ
示す。 １……フィールド内内挿処理 ２……フレーム間テンポラルフィルタ 3,6,7,8,10,15,16……フレームメモリ 4,5,9,11,17……バンドパスフィルタ 12,20……ローパスフィルタ 13,18……閾値処理回路 14,19……係数器
Claims (5)
- 【請求項１】フレーム間オフセットサブサンプルによる
動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝送されてき
た高品位テレビジョン信号をデコードするデコード装置
において、前フレーム信号から現フレーム信号を減算す
るためのフレームメモリおよび減算器と、前記フレーム
間オフセットサブサンプルにより生じる折り返し歪成分
を前記減算器の出力信号より抽出するバンドパスフィル
タと、そのバンドパスフィルタ出力を所定比率で減衰し
た信号と前記現フレーム信号とを加算して出力信号とす
る加算器とを具備することを特徴とする高品位テレビジ
ョン信号デコード装置。 - 【請求項２】フレーム間オフセットサブサンプルによる
動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝送されてき
た高品位テレビジョン信号をデコードするデコード装置
において、前記フレーム間オフセットサブサンプルによ
り生じる折り返し歪成分を含む周波数帯域の信号を現フ
レーム信号より抽出するバンドパスフィルタと、その折
り返し歪成分を含む周波数帯域の信号を前記現フレーム
信号より減算する減算器と、前記バンドパスフィルタに
より抽出した折り返し歪成分を含む周波数帯域の信号の
フレーム間和を平均して前記折り返し歪成分を除去する
ためのフレームメモリ、第１加算器および２で除算する
除算器と、前記減算器の出力と前記除算器の出力とを加
算して出力信号とする第２加算器とを具備することを特
徴とする高品位テレビジョン信号デコード装置。 - 【請求項３】フレーム間オフセットサブサンプルによる
動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝送されてき
た高品位テレビジョン信号をデコードするデコード装置
において、現フレーム信号と前々フレーム信号との和を
平均して取出すための２つのフレームメモリ、第１加算
器および２で除算する除算器と、該除算器の出力信号か
ら前フレーム信号を減算する減算器と、該減算器の出力
より前記フレーム間オフセットサブサンプルによる折返
し歪成分を抽出するためのバンドパスフィルタと、その
バンドパスフィルタ出力を所定比率で減衰した信号と前
記前フレーム信号を加算して出力信号とする第２加算器
とを具備することを特徴とする高品位テレビジョン信号
デコード装置。 - 【請求項４】フレーム間オフセットサブサンプルによる
動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝送されてき
た高品位テレビジョン信号をデコードするデコード装置
において、前フレーム信号から現フレーム信号を減算す
るためのフレームメモリおよび減算器と、前記フレーム
間オフセットサブサンプルにより生じる折り返し歪成分
を前記減算器の出力信号より抽出するバンドパスフィル
タと、前記減算器の出力信号から画像の動き量に対応す
る信号成分を抽出するローパスフィルタと、そのローパ
スフィルタの出力信号を閾値処理する閾値処理回路と、
前記バンドパスフィルタの出力信号を前記閾値処理回路
の出力信号に応じて係数制御する係数器と、この係数器
の出力信号と前記現フレームの信号とを加算して出力信
号とする加算器とを具備することを特徴とする高品位テ
レビジョン信号デコード装置。 - 【請求項５】フレーム間オフセットサブサンプルによる
動き補正型多重サブサンプル帯域圧縮して伝送されてき
た高品位テレビジョン信号をデコードするデコード装置
において、現フレーム信号と前々フレーム信号との和を
平均して取り出すための２つのフレームメモリ、第１加
算器および２で除算する除算器と、該除算器の出力信号
から前フレーム信号を減算する減算器と、該減算器の出
力信号より前記フレーム間オフセットサブサンプルによ
る折返し歪成分を抽出するバンドパスフィルタと、前記
減算器の出力信号から画像の動き量に対応する信号成分
を抽出するローパスフィルタと、そのローパスフィルタ
の出力信号を閾値処理する閾値処理回路と、前記バンド
パスフィルタの出力信号を前記閾値処理回路の出力信号
に応じて係数制御する係数器と、この係数器の出力信号
と前記前フレームの信号とを加算して出力信号とする第
２加算器とを具備することを特徴とする高品位テレビジ
ョン信号デコード装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22018189A JP2886565B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 高品位テレビジョン信号デコード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22018189A JP2886565B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 高品位テレビジョン信号デコード装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0385078A JPH0385078A (ja) | 1991-04-10 |
| JP2886565B2 true JP2886565B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=16747155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22018189A Expired - Fee Related JP2886565B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 高品位テレビジョン信号デコード装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2886565B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05145902A (ja) * | 1991-11-19 | 1993-06-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高品位テレビ信号処理装置 |
-
1989
- 1989-08-29 JP JP22018189A patent/JP2886565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0385078A (ja) | 1991-04-10 |
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