JP2886399B2 - ソファー兼用ベッド - Google Patents

ソファー兼用ベッド

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JP2886399B2 JP33418692A JP33418692A JP2886399B2 JP 2886399 B2 JP2886399 B2 JP 2886399B2 JP 33418692 A JP33418692 A JP 33418692A JP 33418692 A JP33418692 A JP 33418692A JP 2886399 B2 JP2886399 B2 JP 2886399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベッド・モードとソフ
ァー・モードとに変位可能なソファー兼用ベッドに関す
る。
【0002】
【従来技術】種々のソファー兼用ベッドが従来から市販
されている。典型的なソファー兼用ベッドは、ベッド部
を長手方向に2つの半体を分割してなり、ソファー兼用
ベッドをソファーとして使用する(ソファー・モード)
に当っては、奥側のベッド部半体を手前に引き起こして
背もたれとして使用するようになっている。
【0003】周知のように、前記形式のソファー兼用ベ
ッドの問題点は、ベッド部が分割されているので、ベッ
ドとして使用するときに分割部に段差が生じて使用者の
背中に当たり、寝心地が非常に悪いということである。
更に、一般に、ベッドに要求される軟らかさ(又は、固
さ) と背もたれに要求される軟らかさとは異なるが、前
記形式の従来のソファー兼用ベッドでは同一の構成要素
をベッドと背もたれとの双方に使用せざるを得ないの
で、軟らかさの選択が困難である。
【0004】斯る問題を解決するため、専用の背もたれ
を備えたソファー兼用ベッドが提案されている(例え
ば、実開昭60−187654;実開昭54−1640
10;特開平2−109509) 。これらのソファー兼
用ベッドにおいては、背もたれの非使用時には、背もた
れはベッド面から他の場所へ移動せられる。この種のソ
ファー兼用ベッドの問題点は、背もたれの非使用時にお
いて、背もたれが邪魔になるということである。
【0005】即ち、例えば、実開昭60−187654
に記載されたソファー兼用ベッドにおいては、非使用時
には背もたれはソファー兼用ベッドの前方の床上に横た
えられるので、ベッドへのアクセスを妨害する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、寝心
地が良く、しかも、背もたれの非使用時において、邪魔
にならない位置に背もたれを配置することの可能なソフ
ァー兼用ベッドを提供することにある。本発明の他の目
的は、背もたれの非使用時(ベッド・モード) におい
て、背もたれを利用して実用上の効果を得ることの可能
なソファー兼用ベッドを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、背もたれの非使用時
において、背もたれを利用して視覚的な効果を得ること
の可能なソファー兼用ベッドを提供することにある。本
発明の他の目的は、ベッド・モードとソファー・モード
との間の転換を容易に行うことの可能なソファー兼用ベ
ッドを提供することにある。さらに本発明の他の目的
は、ベッド・モードとソファー・モードとの間の転換を
容易に行うことが可能であるとともに、背もたれの角度
を上下・前後のいずれかの方向に微調整でき、かつ、背
もたれに過度の荷重がかかった際に破損を防止すること
ができるソファー兼用ベッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の一観点における要旨とするところは、ヘッ
ドボード(16)とフットボード(18)と可動背もた
れとを備えたソファー兼用ベッド(10)において、前
記可動背もたれを左右2つの可動背もたれ半体(20,
22)に分割し、夫々の可動背もたれ半体(20,2
2)を、前記各ボード(16,18)の実質的に上方の
第1位置と、ソファー兼用ベッド(10)の長手方向に
延びる中心線にほぼ平行な第2位置との間で移動可能と
し、ベッド・モードにおいては、夫々の可動背もたれ半
体(20,22)を前記第1位置に格納し、ソファー・
モードにおいては夫々の可動背もたれ半体(20,2
2)を前記第2位置に支持するようにしたことを特徴と
するソファー兼用ベッド(10)に存する。
【0009】また、本発明の他の観点における要旨とす
るところは、ヘッドボード(16)とフットボード(1
8)とを備えたソファー兼用ベッド(10)において、
前記各ボード(16,18)を上側の可動ボード半体と
下側の静止ボード半体との上下2つに分割して、夫々の
可動ボード半体にはクッション(26)を設け、夫々の
可動ボード半体は、実質的に静止ボード半体の上方の第
1位置と、ソファー・モードにおいて背もたれとして使
用可能な第2位置との間で移動可能とし、ベッド・モー
ドにおいては、夫々の可動ボード半体を前記第1位置に
収納し、ソファー・モードにおいては前記2つの可動ボ
ード半体を前記第2位置に支持するようにしたことを特
徴とするソファー兼用ベッド(10)に存する。
【0010】また、本発明の他の観点における要旨とす
るところは、前記可動背もたれ半体(20,22)また
は可動ボード半体を、前記第1位置と第2位置とに移動
可能に前記ヘッドボード(16)(またはフットボード
(18))に支持する可動装置(28)を備え、前記可
動装置(140)は、前記第2位置に支持した前記可動
背もたれ半体(20,22)または可動ボード半体を、
上下方向及び前後方向の少なくともいずれかの方向に位
置調整可能であり、かつ前記可動背もたれ半体(20,
22)または可動ボード半体に過度の荷重がかかった際
に、破損を防止すべく荷重を吸収できる位置調整兼破損
防止機構を具備して成ることを特徴とするソファー兼用
ベッド(10)に存する。
【0011】
【作用】本発明のソファー兼用ベッド(10)によれ
ば、ベッド・モードにおいては夫々の可動背もたれ半体
(20,22)(又は、可動ボード半体) はヘッドボー
ド(16)とフットボード(18)の実質的に上方の位
置に格納されるので、邪魔になることが無い。
【0012】しかも、ベッド・モードにおいて、ベッド
上で上半身を起こして読書するときなどには、可動背も
たれ半体(20,22)に寄り掛かることができ、実用
的な効果がある。また、可動背もたれ半体(20,2
2)(又は、ボード半体) にクッション(26)を設け
た場合には、豪華なベッドとしての印象が得られ、視覚
的効果を改良することができる。
【0013】また、可動背もたれ半体(20,22)ま
たは可動ボード半体を、第1位置と第2位置とに移動可
能にヘッドボード(16)(またはフットボード(1
8))に支持する可動装置(28)を備えた場合には、
ベッド・モードとソファー・モードとの間の転換を効率
良く行なうことができる。さらに、可動装置(28)が
位置調整兼破損防止機構を具備して成る場合には、可動
背もたれ半体(20,22)または可動ボード半体を、
上下方向及び前後方向の少なくともいずれかの方向に位
置調整することにより、ソファー兼用ベッド(10)の
組立後の精度のバラツキを適宜解消することができ、か
つ、可動背もたれ半体(20,22)または可動ボード
半体に過度の荷重がかかった際には、その過負荷による
製品自体の破損を防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の各種実施例
を説明する。図1は、本発明の第1実施例にかかるソフ
ァー兼用ベッド10を、ベッドとして使用するときの状
態を示す斜視図、図2はソファーとして使用するときの
状態を示す斜視図である。
【0015】本実施例のソファー兼用ベッド10は、ベ
ッド・モードにおいて頭部側及び足元側(第1位置)
に、それぞれ格納された可動背もたれを構成する可動背
もたれ半体20,22を手動によりソファー・モード時
の位置(第2位置) にセットするだけで、ソファーとし
て使用できる状態に容易に変換できるものである。本実
施例のソファー兼用ベッド10は、マットレス12など
を敷く床板14と、この床板14の長手方向の2つの端
部をそれぞれ支持するヘッドボード兼用肘掛け16及び
フットボード兼用肘掛け18とによって基本的構造が形
成されている(使用者の寝る方向によっては、フットボ
ード兼用肘掛け18の方に使用者の頭がきて、ベッドボ
ード兼用肘掛けとなることもある) 。
【0016】さらにこのソファー兼用ベッド10には、
ベッド・モード(図1参照) のときはヘッドボード兼用
肘掛け16の上にその外側面17がヘッドボード兼用肘
掛け16の外側面19とほぼ同一平面になるように格納
され(フットボード兼用肘掛け18においても同様であ
る) 、ソファー・モード(図2参照) のときは背もたれ
状態となる位置に移動される2つの可動背もたれ半体2
0,22が備えられている。
【0017】この可動背もたれ半体20,22には、背
もたれとして適度な角度が付けられた背もたれ基部24
が備えられ、この背もたれ基部24の背もたれ部分には
表皮とクッションなどからなるクッション部26が固着
されている。なお、背もたれ基部24は、ヘッドボード
兼用肘掛け16またはフットボード兼用肘掛け18を上
下に2分割し、その上側である可動ボード半体により形
成してもよい。
【0018】可動背もたれ半体20,22には後述する
可動装置28などの可動手段が連結されており、この可
動装置28を介して、それぞれヘッドボード兼用肘掛け
16及びフットボード兼用肘掛け18に脱着自在に連結
されている。また、2のつ可動背もたれ半体20,22
の背面には、ソファー・モードの場合、使用者の体重を
支えるために2つの可動背もたれ半体20,22を連結
する連結機構30(図6、7、8、9を参照して後述す
る) が備えられている。
【0019】このように、本実施例のソファー兼用ベッ
ド10では、ソファー・モードにおいて背もたれとして
使用される2つの可動背もたれ半体20,22とヘッド
ボード兼用肘掛け16及びフットボード兼用肘掛け18
とを、それぞれ可動装置28を介して連結し、ベッド・
モードにおいては2つの可動背もたれ半体20,22を
それぞれへッドボード兼用肘掛け16またはフットボー
ト兼用肘掛け18の上に可動背もたれ半体20とへッド
ボード兼用肘掛け16(またはフットボード兼用肘掛け
18) の2つの外側面がほぼ同一平面になるように格納
するようにしてある。従って、従来のように床板の下や
マットレスの背後に背もたれを収容する必要はなく、こ
のためベッド・モードとしたときに背もたれが邪魔にな
らずまた見栄えがよく、しかもベッド・モードにおいて
もこの可動背もたれ半体20,22を背もたれとして使
用することができる。
【0020】また、マットレスを2分割して一方を座
部、他方を背もたれとする従来のソファー兼用ベッドで
は、ベッド・モードにおいてマットレスが2分割されて
いるので寝心地がよくないが、本実施例のソファー兼用
ベッド10では、背もたれとマットレスとでは別個のも
のが使用されているので、従来のように寝心地が悪くな
るようなことはない。
【0021】次に、図3から図6を参照して可動背もた
れ半体20,22に連結された可動装置28及び可動装
置28の動作について説明する。図3は可動背もたれ半
体20を動かしてベッド・モードからソファー・モード
に変換している途中の状態を示す動作説明図、図4及び
図5は可動背もたれに取付けられている可動装置28の
動きをソファー・モード時の背後から見た場合の可動装
置だけを示す斜視図、図6はソファー・モードでのソフ
ァー兼用ベッド10を背後から見た一部切り欠き斜視図
である。
【0022】この可動装置28には、図4及び図5に示
すように、ピボット32を介して互いに平行する面内で
回動自在になるように連結された2本の金属製のアーム
34,36と、この2つのアーム34,36の両端部側
にそれぞれのアーム34,36に対してほぼ垂直に取り
付けられた2本のシャフト38,40とが備えられてお
り、さらにアーム36には、アーム34を所定の位置で
停止させるためのストッパ42が設けられている。この
ストッパ42がアーム36に設けられているので、アー
ム34は図5において示すように所定角度以上は回転で
きないようになっている。
【0023】また、シャフト38は、フットボード兼用
肘掛け18の中央より少し後部に形成された軸受44
(図6参照) によって回転自在に支持され、一方、シャ
フト40は、背もたれ基部24に形成された軸受46
(図6参照) に回転自在に挿入されている。へッドボー
ド兼用肘掛け16の上に格納された可動背もたれ半体2
0をベッド・モードからソファー・モードに変換するた
めには、図3に変換の途中状態を示すように、可動背も
たれ半体20を矢印Aで示す方向に押し出して、2本の
アーム34,36が図5に示すようにほぼ一直線になっ
たときに、可動背もたれ半体20を図3に示す矢印Bの
方向に回転させるだけでよい。
【0024】このように、本実施例のソファー兼用ベッ
ド10では、可動背もたれ半体20と可動装置28の一
方のアーム34とが回転自在に連結されており、さら
に、この一方のアーム34とヘッドボード兼用肘掛け1
6(またはフッドボード兼用肘掛け18) に回転自在に
連結されている他方のアーム36とがピボット32を介
して、互いに平行する面内で回転自在になるように連結
されているので、手でこの可動背もたれ半体20を動か
すだけで一人で、しかも容易にベッド・モードからソフ
ァー・モード(またはこの逆) へと変換できる。
【0025】さらに、ストッパ42が他方のアーム36
に設けられているので、一方のアーム34が所定の位置
で停止して可動背もたれ半体20を所定の位置にセット
することができる。また、可動装置28は、ベッド・モ
ードの場合ではへッドボード兼用肘掛け16(及びフッ
トボード兼用肘掛け18) に形成された凹部29に収納
されるようになっているので、邪魔にならずしかも見苦
しくなく、ソファー・モードの場合では可動背もたれの
背後に収納されるようになっているので、ベッド・モー
ドの場合と同様に邪魔にならずしかも見苦しくなく、し
かも可動背もたれ半体20を支えて使用者等の体重を支
えるという機能も有する。
【0026】次に、図7から図9を参照して、ソファー
・モードになった場合の2つの可動背もたれ半体20,
22を連結するための連結機構30について説明する。
この連結機構30は、ソファー・モードの場合、2つの
可動背もたれ半体20,22を連結して使用者等の体重
によってこの2つの可動背もたれ半体20,22が背面
側に変形するのを防止するためのものである。いずれか
一方の可動背もたれ半体(本実施例では可動背もたれ半
体20) にピボット52を中心に折りたたみ自在な2本
のアーム54,55が収納されており(図9参照) 、2
つの可動背もたれ半体20,22を連結するにあたって
は、一方の可動背もたれ半体20に収納されているアー
ム55を引き出して、2つの可動背もたれ半体20,2
2の成す角度に応じて他方の可動背もたれ半体22に形
成された連結穴56に挿入する(図7及び図8参照) 。
【0027】このように、本実施例のソファー兼用ベッ
ド10がベッド・モードの場合、2つの可動背もたれ半
体20,22は連結機構30によって強固に連結される
ようになっているので、使用者の体重等によって可動背
もたれ半体20,22が変形することを防止できること
となる。次に、図10から図16を参照して、本発明の
第2実施例にかかるソファー兼用ベッド68について説
明する。
【0028】本実施例にかかるソファー兼用ベッド68
のベッド・モード及びソファー・モードにおける形状は
第1実施例のもの(図1及び図2参照) とほぼ同じ形状
であるが、本実施例のソファー兼用ベッド68は、ベッ
ド・モードとフット・モードとに設けられたスイッチ7
5を操作するだけで容易にベッド・モードからソファー
・モード(またはこの逆) に変換できる電動タイプのソ
ファー兼用ベッド68である点に特徴がある。このよう
な電動タイプのソファー兼用ベッド68にするために、
本実施例のソファー兼用ベッド68には、DCモータ等
を備えた電動装置60の一部がへッドボード72とフッ
トボード73とに内蔵されているが、大掛かりな装置を
使用していない電動タイプのソファー兼用ベッド68と
なっている。
【0029】図10はDCモータ等を備えた電動装置6
0の概略を示すために可動背もたれとヘッドボード兼用
肘掛け72の一部を切り欠いてソファー・モード時の正
面から見た斜視図、図11も同様に切り欠いてソファー
・モード時の背面から見た斜視図、図12は電動装置6
0の詳細を示す斜視図である。ただし、図10ではフッ
トボード73を切り欠いた場合、図11ではへッドボー
ド72を切り欠いた場合を示し、2組の電動装置60,
60は同じ部材には同じ符号を用いて説明する。
【0030】電動装置60には、可動背もたれ半体62
(及び可動背もたれ半体63) を動かすための動力を発
生するDCモータ64と、このDCモータ64に組み込
まれた減速装置(図示せず) に接続されて回転するリー
ドスクリュウ66と、このリードスクリュウ66に噛み
合っている内ネジ67が設けられてこのリードスクリュ
ウ66の回転によりソファー兼用ベッド68の短手方向
にスライドするスライドブロック70とが備えられ、D
Cモータ64とリードスクリュウ66は、へッドボード
72(及びフットボード73) に組み込まれた基台74
に内蔵されている。このDCモータ64は慣用の制御回
路と電源回路とに接続され、スイッチ75を操作するこ
とにより逆転可能となっている。
【0031】また、スライドブロック70は、図10等
に示すように垂直断面がコの字の形状となっており、基
台74に形成されたガイド孔76(図13参照) に通さ
れて、その上部内側面が肘掛け面78上をスライドする
ようになっており、2つのリミットスイッチ79a,7
9bによってスライド幅が制御されている。このスライ
ドブロック70の上側面にはシャフト80が設けられ、
このシャフト80は可動背もたれ半体63の基台74側
の端部側に形成された軸受82に挿入されてこの可動背
もたれ半体63を支えている。
【0032】また、基台74の背面側端部と可動背もた
れ半体63中央部にはそれぞれ軸受84,86が形成さ
れており、この2つの軸受84,86にはアーム88に
設けられたシュフト90、92がそれぞれ回転自在に挿
入されて可動背もたれ半体63の中央部を支えている。
このアーム88は、DCモータ64の回転に従ってソフ
ァー兼用ベッドの短手方向にスライドするスライドブロ
ック70の動きに連動して図15に示すベッド・モード
の位置から、図16に示すソファー・モードの位置まで
移動するようになっている。
【0033】また、ソファー・モードの場合、図11に
示す閂94により2つの可動背もたれ半体62,63が
連結されて使用者の体重等を支えるようになっている。
また、可動背もたれ半体62,63の基台74側は、図
14に示すようにスライドブロック70の形状に合わせ
て形成されている。このように、本実施例のソファー兼
用ベッド68では、電動装置60が備えられており、フ
ットボード73およびへッドボード72に設けられたス
イッチ75の操作だけによってソファー・モードからベ
ッド・モード(またはこの逆) へと変換できるので、だ
れでも容易に取り扱うことができる。また、この電動装
置60のほとんどの部品は、へッドボード73に組み込
まれた基台に内蔵されているので、大掛かりな装置を使
用しない電動タイプのソファー兼用ベッド68となって
おり、またこの電動装置60はベッド・モードおよびソ
ファー・モードいずれの場合においても第1実施例の場
合と同様、邪魔にならずしかも見苦しくない位置に収納
される。
【0034】なお、必要に応じ2つのDCモータ64,
64の制御回路を共通にして1つのスイッチの操作で2
つの可動背もたれ半体62,63を動かすようにするこ
とができ、この場合は一方の可動背もたれ半体の動きが
終了した後他方の可動背もたれ半体を動かすようにし、
2つの可動背もたれ半体62,63がモード変換時に衝
突しないように構成する。
【0035】なお、この電動タイプのソファー兼用ベッ
ド68からDCモータ64を取り除き、リードスクリュ
ウ66をスライドパイプに取り換えることにより、手動
でモードを変換するこどができる手動のソファー兼用ベ
ッドにすることができる。次に、図17から図23を参
照して、本発明の第3実施例にかかるソファー兼用ベッ
ド100について説明する。
【0036】図17は本実施例のソファー兼用ベッド1
00のベッド・モード時を示す斜視図、図21はソファ
ー・モード時を示す斜視図、図18は図20はベッド・
モードからソファー・モードに変換するときの可動背も
たれの動きを表す斜視図、図22は可動背もたれ半体と
へッドボード(及びフットボード) とを連結する可動装
置101の詳細を示す斜視図、図23は図22で示す可
動装置101のシャフト105がへッドボード16に挿
入されている状態を示す一部切欠き斜視図である。
【0037】本実施例にかかるソファー兼用ベッド10
0のベッド・モード及びソファー・モードにおける形状
は第1実施例のもの(図1及び図2参照) 及び第2実施
例のものとほぼ同じ形状であり、また手動によりモード
の変換を行う点において第1実施例のソファー兼用ベッ
ドの変化形である。本実施例のソファー兼用ベッド10
0の基本的構造は第1実施例のソファー兼用ベッドと同
じであるので、共通する部材には同じ符号を付してその
説明を省略する。本実施例のソファー兼用ベッド100
と第1実施例のソファー兼用ベッドとは、可動背もたれ
半体20,22を動かすための可動装置101の構造及
び可動背もたれ半体20,22を動かす方法が異なるの
で、これらについて図面を参照して説明する。
【0038】本実施例のソファー兼用ベッド100の可
動装置101には、図22に示すように、第1のアーム
102と第2のアーム103とが備えられ、これら2つ
のアーム102,103のそれぞれの端部はピボット1
04を介して回転自在に連結されており、2つのアーム
が一直線になる位置から、2つのアームの成す角度が鋭
角となる位置(図22の破線Fで示す) まで回転できる
ようになっている。また、第2のアーム103の他方の
端部にはシャフト105が下方に向けて設けられてい
る。
【0039】上記2つのアーム102,103は、ソフ
ァー兼用ベッド100のベッド・モード時においては、
可動背もたれ半体20(可動背もたれ半体22) 内に収
容されるようになっており(図17参照) 、またシャフ
ト105はへッドボード16(フットボード18) に形
成された軸受106に支持されるようになっており(図
21参照) 、可動背もたれ半体20を支えている。
【0040】この軸受106には、図23に示すように
ストッパの役目をする突起部107が形成されており、
この突起部107とシャフト105に形成された溝10
8とによってシャフト105が軸受106内で溝108
の一方の端108aから他方の端108bまで回動する
ように制限されているので、第2のアーム103はベッ
ド・モードとソファー・モードとにおける必要な範囲内
だけで回動できるようになっている。
【0041】なお、上記第1及び第2のアーム102,
103は可動背もたれ半体20,22を安定して支える
ために、断面四角形の角柱であることが好ましい。ま
た、可動背もたれ半体20のソファー・モードにおける
右端はへッドボード16の上に置かれるので、当該部分
のクッションは変形しやすいように薄くなっていること
が好ましく、可動背もたれ半体22についても同様であ
る。
【0042】上記のような第3実施例にかかるソファー
兼用ベッド100をベッド・モードからソファー・モー
ドへ変換する操作に基づき作用を説明する。ベッド・モ
ード(図17参照) における可動背もたれ半体20を、
シャフト105を中心としてマットレス12上で矢印C
方向に回転してへッドボード16の端部においてこのへ
ッドボード16とほぼ直交する位置に持ってきた(図1
8参照) 後、矢印D方向に押して可動背もたれ半体20
内に収容されている第2のアーム103と第1のアーム
102とをそれらの連結部のピボット104が出てくる
まで引き出す(図19参照) 。
【0043】その後、シャフト105を中心として第2
のアーム103をへッドボード16に向けて(矢印Eの
方向) 回転させると共に、ピボット104を中心として
第1のアーム102を回転させて可動背もたれ半体20
がソファー・モードの位置に置かれるようにする(図2
0参照) 。ソファー・モードの位置に置かれた可動背も
たれ半体20の右側端部26aはヘッドボード16の上
に置かれるようになっており、また第2のアーム103
は、上記の突起部107が溝108の他方の端108b
に当接するので、へッドボード16よりやや外側にはみ
出す位置で停止する(図23参照) 。
【0044】以上は可動背もたれ半体20の一方だけの
操作について説明したが、他方も同じように操作するこ
とにより、図21に示すソファー・モードにすることが
できる。なお、本実施例のソファー兼用ベッドの2つの
可動背もたれ半体20,22の背面には、第1実施例の
ソファー兼用ベッドと同様にソファー・モードの場合、
使用者の体重を支えるために2つの可動背もたれ半体2
0,22を連結する連結機構30(図6、7、8、9参
照) が備えられている。
【0045】このように本実施例のソファー兼用ベッド
100では、簡単に操作できる可動装置101により可
動背もたれ半体20とへッドボード16とを連結してい
るので、簡単な手動操作により可動背もたれを動かすだ
けで一人で、しかも容易にベッド・モードからソファー
・モード(またはこの逆) へと変換できる。次に、図2
4から図30を参照して、本発明の第4実施例にかかる
ソファー兼用ベッド110について説明する。なお、第
1実施例と同種の部位については同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
【0046】本実施例にかかるソファー兼用ベッド11
0のベッド・モード及びソファー・モードにおける形状
(図24及び図25参照) は、第1実施例とほぼ同形状
であり、また手動によりモードの変換を行う点において
も第1実施例と共通するが、本実施例では、可動背もた
れ半体120,122を動かすための可動装置140が
位置調整兼破損防止機構を具備している点に特徴があ
る。
【0047】図24および図25に示すように、本実施
例にかかるソファー兼用ベッド110は、第1実施例と
ほぼ同様に、床板14と、この床板14の両端部をそれ
ぞれ支持するヘッドボード兼用肘掛け116及びフット
ボード兼用肘掛け118とによって基本的構造が形成さ
れている。このソファー兼用ベッド110には、ベッド
・モード(図24参照) のときはヘッドボード兼用肘掛
け116の上に保持され(フットボード兼用肘掛け11
8においても同様である) 、ソファー・モード(図25
参照) のときは背もたれとなる位置に移動される2つの
可動背もたれ半体120,122が備えられている。
【0048】この可動背もたれ半体120,122は、
それぞれフレーム材124の背もたれ面側に表皮とクッ
ションなどからなるクッション部126を固着して形成
されている。これらの可動背もたれ半体120,122
は、後述する可動装置140を介して、それぞれヘッド
ボード兼用肘掛け116またはフットボード兼用肘掛け
118に移動可能に支持されている。なお、ソファー・
モードの場合、図26に示す連結機構130を構成する
支持棒131により2つの可動背もたれ半体120,1
22が連結されて使用者の体重等を支えるようになって
いる。
【0049】可動装置140は、第2位置に支持した可
動背もたれ半体120,122(図25参照)を、上下
方向及び前後方向に僅かに位置調整可能であり、かつ可
動背もたれ半体120,122に過度の荷重がかかった
際に、破損を防止すべく荷重を吸収できる位置調整兼破
損防止機構を具備して成る。さらに詳しく言えば、図2
6及び図27に示すように、可動装置140は、ヒンジ
ブラケット141を介して互いに水平面内で回動自在に
連結された2本の金属製のアーム142,143を備え
ている。ヒンジブラケット141は、一方のアーム14
2を他方のアーム143に対して図27において示すよ
うに、所定角度以上は回転できないように保持するスト
ッパの役目も果たしている。
【0050】図27に示すように、他方のアーム143
の一端部は、ヘッドボード兼用肘掛け116の上部側に
組み付けられたハウジング150の内部に設けられた可
動シャフト151に水平方向に回動自在に連結されてい
る。また、図29に示すように、一方のアーム142の
一端部は、可動背もたれ半体120の裏面側のフレーム
材124に取付ブラケット144を介してほぼ垂直に取
付けられたシャフト145に回転自在に連結されてい
る。
【0051】図28に示すように、可動シャフト151
は、ハウジング150の底部に固設された枢軸152に
より、ベッドの長手方向と平行に上端部側が揺動すべ
く、下端部において枢支されている。また、可動シャフ
ト151の上端部には、長孔151aが穿設されてお
り、この長孔151aには、ハウジング150の側壁部
に固設されたガイドロッド153が挿通している。ガイ
ドロッド153の両端には、可動シャフト151の上端
部を間に挟むようにコイルバネ154,154が介装さ
れている。
【0052】また、ガイドロッド153の一端側には、
コイルバネ154の弾撥力を介してアーム143の角度
を調整するための調整用ナット155が回転可能に螺合
している。なお、コイルバネ154,154は可動背も
たれ半体120に過度の荷重がかかった際に、破損を防
止すべく荷重を吸収する役目も果たしている。図27に
示すように、アーム143の一端部側には、可動背もた
れ半体120が第2位置にある際(図25参照)に、ハ
ウジング150の側壁部に当接するネジ式のストッパ1
56が設けられている。このストッパ156は、その先
端側の突出度合いを、ネジ回しにより回転させて適宜調
整することにより、可動シャフト151を中心とした一
直線状に延びる各アーム142,143の水平方向にお
ける回動の終期位置を定め、それにより、第2位置に移
動した可動背もたれ120の前後方向位置を調整するた
めのものである。
【0053】以上のように、アーム143即ち可動背も
たれ半体120を、上下及び前後方向に角度調整可能に
支持する可動シャフト151,枢軸152,ガイドロッ
ド153,コイルバネ154,調整用ナット155及び
ストッパ156等により可動装置140の位置調整兼破
損防止機構が構成されている。この位置調整兼破損防止
機構は、ハウジング150に予め組み込まれており、一
つのユニットを成している。
【0054】また、図26に示すように、可動背もたれ
半体120の裏面側のフレーム材124の一端側にはマ
グネット157が取付けられており、さらに、ハウジン
グ150の底部には板バネ158が取付けられている。
板バネ158は、第1位置に格納された可動背もたれ半
体120(図24参照)を、かかる第1位置に保持する
ための部材である。一方、マグネット157は、第2位
置に移動した可動背もたれ半体120とアーム143と
を磁力により互いに吸着させてガタつきを防ぐものであ
る。
【0055】次に、本発明の第4実施例にかかるソファ
ー兼用ベッド110の作用について説明する。図24に
示すように、ヘッドボード兼用肘掛け116やフットボ
ード兼用肘掛け118の上の第1位置に格納された各可
動背もたれ半体120,122をベッド・モードからソ
ファー・モードに変換するためには、ほぼ第1実施例の
ソファー兼用ベッド10と同様の手順により、手動で容
易に第1位置から第2位置(またはこの逆) へと移動で
きる。
【0056】図25に示すように、各可動背もたれ半体
120,122が第2位置に移動した際、図27に示す
ように、2本のアーム142,143はほぼ一直線にな
るが、木工製品の精度のバラツキにより第2位置に移動
した各可動背もたれ半体120,122の位置が互いに
ずれている場合には、可動装置140の位置調整兼破損
防止機構を構成する調整用ナット155やストッパ15
6を任意の方向に回転させて、上下方向(図28におい
て想像線で示す)及び前後方向の少なくともいずれかの
方向にアーム143の位置(角度)を微調整して、ソフ
ァー・モードに変換した各可動背もたれ半体120,1
22の位置をなめらかに連続するように合せることがで
きる。
【0057】また、図25に示すソファー・モードにお
いて、各可動背もたれ半体120,122に過度の荷重
がかかった際には、その過負荷が位置調整兼破損防止機
構を構成するコイルバネ154により適度に吸収される
ため、製品の破損が防止される。なお、位置調整兼破損
防止機構はハウジング150に予め組み込まれて一つの
ユニットを構成しており、ヘッドボード兼用肘掛け11
6等に容易に組み付けることができる。
【0058】次に、図30から図33を参照して、本発
明の第5実施例にかかるソファー兼用ベッド210につ
いて説明する。なお、第4実施例と同種の部位について
は同一符号を付し、重複した説明は省略する。本実施例
にかかるソファー兼用ベッド210のベッド・モード及
びソファー・モードにおける形状は、第4実施例とほぼ
同形状であり、また、可動装置240が位置調整兼破損
防止機構を具備して成る点においても第4実施例と共通
するが、本実施例では可動装置240及びその位置調整
兼破損防止機構の構成が第4実施例のそれとは異なる。
以下、一方の可動背もたれ半体120及び可動装置24
0を代表して説明し、他方の可動背もたれ半体及び可動
装置の説明に代える。
【0059】図30に示すように、可動背もたれ半体1
20は、後述する可動装置240を介してヘッドボード
兼用肘掛け216に、第1位置(想像線で示す)と第2
位置(実線で示す)とに移動可能に支持されている。な
お、ソファー・モードの場合、第4実施例と同様に連結
機構130を構成する支持棒131により2つの可動背
もたれ半体120が連結されて使用者の体重等を支える
ようになっている。
【0060】図31に示すように、可動装置240は、
1つの金属製の一本アーム241を備えている。この一
本アーム241の先端部は、可動背もたれ半体120の
裏面側に取付ブラケット144を介してほぼ垂直に取付
けられたシャフト145に回転自在に連結されている。
また、一本アーム241の基端部は、ヘッドボード兼用
肘掛け216の組付ブラケット250にほぼ垂直に枢支
されている支持シャフト251に、水平方向に回動自在
に連結されている。さらに詳しく言えば、図32及び図
33に示すように、一本アーム241の基端部には長孔
242が穿設されており、この長孔242に支持シャフ
ト251が挿通している。それにより、一本アーム24
1は、その長孔242に挿通する支持シャフト251を
略中心として、ある程度上下方向に揺動できるようにな
っている。支持シャフト251の上下端側には、一本ア
ーム241の基端部を間に挟むようにコイルバネ24
7,247が介装されている。また、一本アーム241
の基端部と、その下側のコイルバネ247との間には、
位置戻し部材244が介装されている。
【0061】図33に示すように、位置戻し部材244
には、支持シャフト251の外径にほぼ等しい内径の丸
孔246が穿設されており、この丸孔246に支持シャ
フト251が挿通している。また、位置戻し部材244
は、一本アーム241の基端部下側に形成された逆V字
形の被係合溝243に合致する係合上部245を有して
おり、通常の状態では、この係合上部245がコイルバ
ネ247の付勢力によって一本アーム241の被係合溝
243に弾撥的に係合している。それにより、一本アー
ム241は水平状態に保たれている。
【0062】このように、位置戻し部材244は、可動
背もたれ半体120に過度の荷重がかかることによっ
て、支持シャフト251を略中心として揺動した一本ア
ーム241を元の水平な状態に戻す役目を果たすもので
ある。さらに、支持シャフト251の下端側にはネジ部
251aが設けられており、このネジ部251aには、
コイルバネ247の弾撥力を介して一本アーム241を
支持する高さ位置を調整できる調整用ナット248が回
転可能に螺合している。なお、コイルバネ247,24
7は過度の荷重がかかった際に、破損を防止すべく荷重
を吸収する役目も果たしている。
【0063】図31及び図32に示すように、組付ブラ
ケット250には、可動背もたれ半体120が第2位置
にある際(図30において実線で示す)に、一本アーム
241の基端部側の側面に当接するネジ式の前後位置調
節用のストッパ249が設けられている。このストッパ
249は、その先端側の突出度合いを、ネジ回しにより
回転させて適宜調整できるようになっている。
【0064】以上のように、一本アーム241、即ち可
動背もたれ半体120を、上下及び前後方向に角度調整
可能に支持する支持シャフト251,位置戻し部材24
4,コイルバネ247,247,調整用ナット248及
びストッパ249等により可動装置240の位置調整兼
破損防止機構が構成されている。この位置調整兼破損防
止機構は、ヘッドボード兼用肘掛け216の上部にネジ
止めする組付ブラケット250に予め組み込まれてお
り、一つのユニットを成している。
【0065】次に、本発明の第5実施例にかかるソファ
ー兼用ベッド210の作用について説明する。図30に
示すように、ヘッドボード兼用肘掛け216の上の第1
位置(想像線で示す)に格納された可動背もたれ半体1
20をベッド・モードからソファー・モードに変換する
ためには、可動装置240の可動シャフト251を回動
中心として一本アーム241を矢印Gで示す方向に回動
させつつ、一本アーム241の先端側にシャフト145
を介して枢支されている可動背もたれ半体120を、ベ
ッドの長手方向と平行に延びる第2位置(実線で示す)
に移動させる。
【0066】このように、可動背もたれ半体120が第
2位置に移動した際、図31に示すように、一本アーム
241はヘッドボード兼用肘掛け216に対してほぼ直
角になるが、木工製品の精度のバラツキにより第2位置
にある可動背もたれ半体120の水平方向に対する角度
が、多少傾いていたりずれている場合でも、一本アーム
241はその長孔242に挿通する支持シャフト251
を略中心として、ある程度上下方向に揺動できるように
なっているため、可動背もたれ半体120の水平方向に
対する角度は適宜調整することができる。
【0067】また、可動装置240の位置調整兼破損防
止機構を構成する調整用ナット248やストッパ249
を任意の方向に回転させることにより、一本アーム24
1即ち可動背もたれ半体120の高さ位置や前後位置は
適宜微調整することができる。さらに、図30において
実線で示したソファー・モードにおいて、可動背もたれ
半体120に過度の荷重がかかった際には、その過負荷
が位置調整兼破損防止機構を構成するコイルバネ24
7,247により適度に吸収されるため、製品の破損が
防止される。このとき、過負荷によって一時的に傾いた
一本アーム241は、その被係合溝243に、コイルバ
ネ247の付勢力より弾撥的に係合している位置戻し部
材244により即座に水平状態に戻される。
【0068】次に、図34から図36を参照して、本発
明の第6実施例にかかるソファー兼用ベッド211につ
いて説明する。なお、第5実施例と同種の部位について
は同一符号を付して重複した説明は省略する。本実施例
にかかるソファー兼用ベッド211のベッド・モード及
びソファー・モードにおける形状及び構成は第5実施例
とほぼ共通するが、本実施例では可動装置260及びそ
の位置調整兼破損防止機構の構成が第5実施例のそれと
は異なる。以下、一方の可動背もたれ半体120及び可
動装置260を代表して説明し、他方の可動背もたれ半
体及び可動装置の説明に代える。
【0069】図34に示すように、可動背もたれ半体1
20を移動可能にヘッドボード兼用肘掛け216に支持
している可動装置260は、1つの金属製の一本アーム
261を備えている。この一本アーム261の基端部
は、ヘッドボード兼用肘掛け216の組付ブラケット2
62に取付けられたシャフト263に水平方向に回動自
在に枢支されている。また、一本アーム261の先端部
には、位置調整兼破損防止機構を介して可動背もたれ半
体120が水平方向に回動自在に連結されている。
【0070】さらに詳しく言えば、図35及び図36に
示すように、一本アーム261の先端部上側には板部材
264が遊動可能に載置されており、かかる板部材26
4の基端側及びその真下の一本アーム261には丸孔2
65が穿設されている。また板部材264の先端側には
長孔266が穿設されている。一本アーム261及び板
部材264の丸孔265には、第1支持シャフト267
が回転可能に嵌合している。それにより、可動背もたれ
半体120は、その両端側が第1支持シャフト267を
中心として前後方向に回動することにより角度調整可能
に支持されている。
【0071】また、第1支持シャフト267の上端部
は、可動背もたれ半体120の裏側の支持ブラケット2
70に固結された枢軸271に回動可能に枢支されてお
り、それにより、支持ブラケット270側である可動背
もたれ半体120は、一本アーム261側の第1支持シ
ャフト267の上端部に、上下方向に回動可能に連結さ
れた状態となっている。なお、第1支持シャフト267
の上部にはコイルバネ268が介装されている。
【0072】第1支持シャフト267の下端部はガイド
ブラケット269が固結されており、このガイドブラケ
ット269には、前記枢軸271を中心とする円弧形の
スライド孔269aが穿設されている。このスライド孔
269aには支持ブラケット270の下部に突設した止
めピン272が相対的に移動可能に嵌合している。従っ
て、ガイドブラケット269は、支持ブラケット270
即ち可動背もたれ半体120が、第1支持シャフト26
7の上端部に枢支した枢軸271を中心として上下方向
に揺動するように案内する役割を果たしている。
【0073】また、支持ブラケット270の上面部に
は、下方に垂下するよう延びる第2支持シャフト273
が固結されている。この第2支持シャフト273の下端
部は丁度前述した板部材264の長孔266に、支持ブ
ラケット270側の揺動を妨げないよう相対的に遊動可
能に挿通している。一方、第2支持シャフト273の上
端側にはネジ部273aが設けられており、このネジ部
273aには、コイルバネ275の弾撥力を介して一本
アーム261に対する支持ブラケット270の支持角度
を調整できる調整用ナット274が回転可能に螺合して
いる。なお、コイルバネ268,275は過度の荷重が
かかった際に、破損を防止すべく荷重を吸収する役目も
果たしている。
【0074】図34に示すように、組付ブラケット26
2には、可動背もたれ半体120が第2位置にある際
に、一本アーム261の基端部側の側面に当接するネジ
式のストッパ278が設けられている。このストッパ2
78は、その先端側の突出度合いを、ネジ回しにより回
転させて適宜調整することにより、可動シャフト263
を中心とした一本アーム261の水平方向における回動
の終期位置を定め、それにより、第2位置に移動した可
動背もたれ120の前後方向位置を調整するためのもの
である。
【0075】以上のように、一本アーム261の先端部
に、支持ブラケット270を介して可動背もたれ半体1
20を上下及び前後方向に角度調整可能に支持する第1
支持シャフト267,枢軸271,ガイドブラケット2
69及び第2支持シャフト273それにストッパ278
等により可動装置260の位置調整兼破損防止機構が構
成されている。
【0076】次に、本発明の第6実施例にかかるソファ
ー兼用ベッド211の作用について説明する。ヘッドボ
ード兼用肘掛け116の上の第1位置(図24参照)に
格納された可動背もたれ半体120をベッド・モードか
らソファー・モードに変換するためには、第5実施例の
ソファー兼用ベッド10と同様の手順により、手動で容
易に第1位置から第2位置(またはこの逆) へと移動で
きる。
【0077】このように、可動背もたれ半体120が第
2位置に移動した際、図34に示すように、一本アーム
261はヘッドボード兼用肘掛け216に対してほぼ直
角になるが、木工製品の精度のバラツキにより第2位置
にある可動背もたれ半体120の水平方向に対する角度
が、多少傾いていたりずれている場合でも、可動背もた
れ半体120はその裏面側に取付けた支持ブラケット2
70の枢軸271を回動中心に一本アーム261の上端
部に対して、ある程度上下方向に揺動できるようになっ
ているため、可動背もたれ半体120の水平面に対する
角度は適宜調整することができる。このとき、可動背も
たれ半体120の上下方向の角度調整は調整用ナット2
74を任意の方向に回転させることにより容易に行なえ
る。さらに可動背もたれ半体120は第1支持シャフト
267を中心として前後方向に回動できるようになって
いるため、前後方向の角度も調整できる。
【0078】また、ソファー・モードにおいて、可動背
もたれ半体120に過度の荷重がかかった際には、その
過負荷が位置調整兼破損防止機構を構成するコイルバネ
268,275により適度に吸収されるため、製品の破
損が防止される。このとき、過負荷によって一時的に傾
いた一本アーム261は、コイルバネ268,275の
弾撥力により即座に水平状態に戻される。
【0079】次に、図37から図42を参照して、本発
明の第7実施例にかかるソファー兼用ベッド300につ
いて説明する。なお、前述した他の実施例と同種の部位
については同一符号を付して重複した説明は省略する。
本実施例にかかるソファー兼用ベッド300も、図38
に示すベッド・モードと、図37に示すソファー・モー
ドとに変換するものであり、全体的な形状及び構成は第
2実施例とほぼ共通するが、本実施例は電動タイプでは
なく、また可動装置302の構成が第2実施例とは異な
る。以下、一方の可動背もたれ半体120及び可動装置
302を代表して説明し、他方の可動背もたれ半体及び
可動装置の説明に代える。
【0080】図39に示すように、ヘッドボード兼用肘
掛け16及びフットボード兼用肘掛け18のそれぞれの
上端部には、可動装置302を構成するガイドレール3
04が取付けられている。このガイドレール304には
スライドブロック306がベッドの短手方向に摺動可能
に外嵌している。スライドブロック306は、図示した
ように垂直断面がロ字形状となっており、その側面部に
ヒンジ308を構成している一方のヒンジプレート31
0が固着されている。同じくヒンジ308を構成してい
る他方のヒンジプレート312は、可動背もたれ半体1
20の基台24側の一端部にビス止めされて、この可動
背もたれ半体120を支えている。
【0081】また、可動背もたれ半体120の基台24
側の中央部には軸受ブラケット322が固着されてお
り、ヘッドボード兼用肘掛け16の上端部(ガイドレー
ル304の下側)には軸受孔318が形成されており、
これら軸受ブラケット322と軸受孔318にはクラン
クアーム316の両端に設けられたシャフト320,3
21がそれぞれ回転自在に挿入されて可動背もたれ半体
120の中央部を支えている。このクランクアーム31
6は、手動によってソファー兼用ベッド300の短手方
向にスライドするスライドブロック306の動きに連動
して図40に示すベッド・モードの位置から、図42に
示すソファー・モードの位置まで移動するようになって
いる。
【0082】次に、本発明の第7実施例にかかるソファ
ー兼用ベッド300の作用について説明する。ソファー
兼用ベッド300を、図38に示すベッド・モードから
図37に示すソファー・モードとに変換する場合は、以
下のように操作する。即ち、図40に示すように、可動
背もたれ半体120の後端部側を矢印Hの方向に手で引
き寄るように動かすと、可動背もたれ半体120の中央
部を支えているクランクアーム316が、ガイドレール
304の前端側から矢印Iの方向にスライドするスライ
ドブロック306の動きに連動して図41に示す状態を
経て、図42に示すソファー・モードの位置まで移動す
る。
【0083】なお、図37に示すソファー・モードから
図38に示すベッド・モード図に変換する場合は、前述
とは逆の操作をすればよい。このように、本実施例のソ
ファー兼用ベッド300では、手動操作によりソファー
・モードからベッド・モード(またはこの逆) へと変換
できるので、だれでも容易に取り扱うことができる。ま
た、ベッド・モードおよびソファー・モードいずれの場
合においても前記各種実施例の場合と同様、邪魔になら
ずしかも見苦しくない位置に収納される。
【0084】次に、図43から図47を参照して、本発
明の第8実施例にかかるソファー兼用ベッド400につ
いて説明する。なお、前述した他の実施例と同種の部位
については同一符号を付して重複した説明は省略する。
本実施例にかかるソファー兼用ベッド400の形状及び
構成は、ほぼ第7実施例とほぼ共通するが、可動装置4
02の構成が第5実施例とは異なる。以下、一方の可動
背もたれ半体120及び可動装置402を代表して説明
し、他方の可動背もたれ半体及び可動装置の説明に代え
る。
【0085】図43に示すように、フットボード兼用肘
掛け18の上端部には可動装置402を構成するガイド
レール404が取付けられている。フットボード兼用肘
掛け18の肘掛け面とガイドレール404の下端面との
間には、スライドブロック406がベッドの短手方向に
摺動可能に内嵌している。図44に示すように、スライ
ドブロック406は、図示した形状に形成されており、
その一側面部にはフットボード兼用肘掛け18の肘掛け
面とガイドレール404の下端面との間から抜けるのを
防止するための掛止部407,407が設けられてい
る。また、スライドブロック406の他側面部には、ヒ
ンジ408を構成している一方のヒンジプレート410
が固着されている。同じくヒンジ408を構成している
他方のヒンジプレート412は、図43に示すように可
動背もたれ半体120の基台24側の一端部にビス止め
されて、この可動背もたれ半体120を支えている。ま
た、可動背もたれ半体120の中央部はクランクアーム
316によって移動可能に支持されている。
【0086】次に、本発明の第8実施例にかかるソファ
ー兼用ベッド400の作用について説明する。ソファー
兼用ベッド400を、ベッド・モード(図38参照)か
らソファー・モード(図37参照)とに変換する場合
は、以下のように操作する。即ち、図45に示すように
可動背もたれ半体120の後端部側を矢印Jの方向に手
で引き寄るように動かすと、可動背もたれ半体120の
中央部を支えているクランクアーム316が、ガイドレ
ール404の前端側から矢印Kの方向にスライドするス
ライドブロック406の動きに連動して図46に示す状
態を経て、図47に示すソファー・モードの位置まで移
動する。一方、ソファー・モードからベッド・モード図
に変換する場合は、前述とは逆の操作をすればよい。
【0087】図48及び図49は、第8実施例にかかる
ソファー兼用ベッド400のスライドブロック及びヒン
ジの変形例を示している。即ち、図48に示すように、
スライドブロック420はその内側の中空部内に枢軸ピ
ン421が植設されており、この枢軸ピン421は、リ
ンク422を構成している一方のリンクプレート424
の軸受部425に回動可能に嵌合している。同じくリン
ク422を構成している他方のリンクプレート423
は、図示省略したが可動背もたれ半体120の基台側の
一端部にビス止めされてる。
【0088】このようなリンク422によれば、図49
に示すように可動背もたれ半体120が第1位置にある
とき、矢印Lの方向からフットボード兼用肘掛け18と
可動背もたれ半体120との間を覗いても、その間のリ
ンク422は完全に隠蔽されており、見栄えを良くする
ことができる。次に、図50から図52を参照して、本
発明の第9実施例にかかるソファー兼用ベッドについて
説明する。なお、前述した他の実施例と同種の部位につ
いては同一符号を付して重複した説明は省略する。
【0089】図50に示すように、ヘッドボード兼用肘
掛け16の上端部の一端側には一本アーム430が回動
可能に連結されており、一本アーム430の先端部に
は、支持ユニット280を介して可動背もたれ半体12
0の中央部が水平方向に揺動可能に支持されている。ま
た、スライドブロック406に回動可能に取付けられて
いるリンク431の先端部にも、同様に支持ユニット2
80を介して可動背もたれ半体120の一端部が水平方
向に揺動可能に支持されている。
【0090】図51及び図52に示すように、支持ユニ
ット280は、ブラケット本体281と、ブラケット本
体281に対してほぼ垂直に支持されたシャフト282
と、シャフト282の下端側に設けられたネジ部282
aに回転可能に螺合した調整用ナット283と、シャフ
ト282に挿通されたコイルバネ284とを具備して成
る。
【0091】一本アーム430及びリンク431のそれ
ぞれ先端部には長孔285が穿設されており、一本アー
ム430及びリンク431は、調整用ナット283とコ
イルバネ284との間に位置するようにシャフト282
に挿通し支持されている。また、ヘッドボード兼用肘掛
け16には、可動背もたれ半体120の左右方向の角度
調整が可能なネジ式ストッパ432が設けられている。
【0092】本実施例によれば、支持ユニット280
と、一本アーム430及びリンク431を介して可動背
もたれ半体120を位置微調整可能にヘッドボード兼用
肘掛け16に支持することができるとともに、破損を防
止すべく過負荷を適度に吸収することができる。次に、
図53から図57を参照して、本発明の第10実施例に
かかるソファー兼用ベッド810について説明する。な
お、第5実施例と同種の部位については同一符号を付
し、重複した説明は省略する。なお、一方の可動背もた
れ半体120及び可動装置240を代表して説明し、他
方の可動背もたれ半体及び可動装置の説明に代える。
【0093】本実施例にかかるソファー兼用ベッド81
0のベッド・モード及びソファー・モードにおける形状
は、第5実施例とほぼ同形状であり、また、可動装置2
40も第5実施例のものと共通するが、本実施例では可
動背もたれ半体120を、前記第1位置および第2位置
より実質的に上方の位置に変位可能に可動装置240に
連結したことに特徴がある。
【0094】すなわち、図55に示すように、可動装置
240の一本アーム241の先端部は、シャフト145
を介して可動背もたれ半体120の裏面側に取付けるヒ
ンジブラケット144aが水平方向に回転自在に連結さ
れている。このヒンジブラケット144aは、図56に
示すように、可動背もたれ半体120が第1位置(また
は第2位置)にある状態から、図57に示すように、第
1位置(または第2位置)より上方の位置に変位させる
ものである。
【0095】次に、本発明の第10実施例にかかるソフ
ァー兼用ベッド810の作用について説明する。図53
に示すように、ベッド・モードであるソファー兼用ベッ
ド810をソファー・モードに変換する場合には、ま
ず、ソファーとして腰掛けられるようにマットレス12
上の寝具811を縦半分に折畳む。続いて、図54に示
すように、第1位置にある可動背もたれ半体120をヒ
ンジブラケット144aによって、第1位置の上方の位
置に変位させる。
【0096】このような状態(図57参照)で、可動背
もたれ半体120を可動装置240によって、第1位置
側から第2位置側に水平方向に回動させても、可動背も
たれ半体120より下方に位置する縦半分に折畳まれた
寝具811にぶつかることはない。それにより、ソファ
ー兼用ベッド810をベッド・モードからソファー・モ
ードに変位させる際、マットレス12上の寝具811が
邪魔になることなく、容易に可動背もたれ半体120を
第1位置から第2位置に移動させることができる。
【0097】上記各種実施例では、ベッド・モードの場
合、2つの可動背もたれ半体がそれぞれへッドボード及
びフット・ボード上方に格納されるようになっている
が、2つの可動背もたれ半体がそれぞれへッドボード及
びフットボードに近接して格納されるようにした構造も
本発明の範囲に属する。また、分割された可動背もたれ
半体は、ほぼ同じ大きさのものとしたが、必要に応じ異
なる大きさにすることもでき、異なる大きさに分割する
ことも本発明の範囲に属する。さらに、各ボードをパイ
プ構造とすることも本発明の範囲に属する。
【0098】
【発明の効果】本発明にかかるソファー兼用ベッドによ
れば、ベッド・モードにおいては夫々の可動背もたれ半
体(または、可動ボード半体) はへッドボードとフット
ボードの実質的に上方の第1位置に格納されるので、邪
魔になることが無い。しかも、ベッド・モードにおい
て、ベッド上で上半身を起こして読書するときなどに
は、可動背もたれ半体により掛かることができ、実用的
な効果がある。
【0099】また、可動背もたれ半体(または、可動ボ
ード半体) にクッションを設けた場合には、豪華なベッ
ドとしての印象が得られ、視覚的効果を改良することが
できる。また、第2位置に移動した可動背もたれ半体を
互いに連結するための手段を有する場合には、可動背も
たれ半体を長手方向に連なるよう連結でき使用者等の体
重を充分に支えることができる。また、第2位置にある
可動背もたれ半体の背後に蒲団を収納できるので便利で
ある。
【0100】さらに、可動装置を備えた場合には、ベッ
ド・モードとソファー・モードとの間の転換を効率良く
行なうことができる。また、可動装置が位置調整兼破損
防止機構を具備して成る場合には、可動背もたれ半体ま
たは可動ボード半体を、上下方向及び前後方向の少なく
ともいずれかの方向に位置調整することにより、ソファ
ー兼用ベッドの組立後の精度のバラツキを適宜解消する
ことができ、かつ、可動背もたれ半体または可動ボード
半体に過度の荷重がかかった際には、その過負荷による
製品自体の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドをベッドとして使用するときの状態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドをソファーとして使用するときの状態を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドの可動背もたれ半体を動かしてベッド・モードからソ
ファー・モードに変換している途中の状態を示す動作説
明図である。
【図4】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドの可動背もたれ半体に取り付けられている可動装置の
動きだけをソファー・モード時の背後から見た場合の斜
視図である。
【図5】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドの可動背もたれ半体に取り付けられている可動装置の
動きだけをソファー・モード時の背後から見た場合の斜
視図である。
【図6】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドをソファー・モード時の背後から見た一部切り欠き斜
視図である。
【図7】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドがソファー・モードになった場合の2つの可動背もた
れ半体が連結されている状態を示す一部切欠き水平断面
図である。
【図8】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドがソファー・モードになった場合の2つの可動背もた
れ半体が連結されている途中状態を示す一部切欠き水平
断面図である。
【図9】本発明の第1実施例にかかるソファー兼用ベッ
ドがソファー・モードになった場合の2つの可動背もた
れ半体を連結するための連結機構を示す水平断面図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのDCモータ等を備えた電動装置の概略を示すため
に可動背もたれ半体とへッドボード兼用肘掛けの一部を
切り欠いてソファー・モード時の正面から見た斜視図で
ある。
【図11】図10と同様に切り欠いて、ソファー兼用ベ
ッドをソファー・モード時の背面から見た斜視図であ
る。
【図12】本発明の第2実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの電動装置の詳細を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのDCモータ等が内蔵される基台を示す斜視図であ
る。
【図14】本発明の第2実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのスライドブロックの形状に合わせて形成されてい
る可動背もたれ半体を示す斜視図である。
【図15】本発明の第2実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのベッド・モードにおける可動背もたれ半体の位置
を示す水平断面図である。
【図16】本発明の第2実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのソファー・モードにおける可動背もたれ半体の位
置を示す水平断面図である。
【図17】本発明の第3実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのベッド・モード時を示す斜視図である。
【図18】本発明の第3実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドをベッド・モードからソファー・モードに変換する
ときの可動背もたれ半体の動きを表す斜視図である。
【図19】本発明の第3実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドをベッド・モードからソファー・モードに変換する
ときの可動背もたれ半体の動きを表す斜視図である。
【図20】本発明の第3実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドをベッド・モードからソファー・モードに変換する
ときの可動背もたれ半体の動きを表す斜視図である。
【図21】本発明の第3実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのソファー・モード時を示す斜視である。
【図22】本発明の第3実施例にかかる可動背もたれ半
体とへッドボード(及びフットボード) とを連結する可
動装置の詳細を示す斜視図である。
【図23】図22で示す可動装置のシャフトがヘッドボ
ードに挿入されている状態を示す一部切欠き斜視図であ
る。
【図24】本発明の第4実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドをベッドとして使用するときの状態を示す斜視図で
ある。
【図25】本発明の第4実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドをソファーとして使用するときの状態を示す斜視図
である。
【図26】本発明の第4実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置を分解した状態を示す斜視図である。
【図27】本発明の第4実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置を示す拡大斜視図である。
【図28】本発明の第4実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置により支持されたアームが揺動する状態
を示す作用説明図である。
【図29】本発明の第4実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動背もたれ半体にアームを連結した状態を示す
断面図である。
【図30】本発明の第5実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動背もたれ半体を第1位置と第2位置とに移動
させる状態を示す平面図である。
【図31】本発明の第5実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置を示すために可動背もたれ半体の一部を
切り欠いてソファー・モード時の背面側から見た斜視図
である。
【図32】本発明の第5実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置を示す拡大図である。
【図33】本発明の第5実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置が具備する位置調整兼破損防止機構を分
解した状態を示す斜視図である。
【図34】本発明の第6実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置を示すために可動背もたれ半体の一部を
切り欠いてソファー・モード時の背面側から見た斜視図
である。
【図35】本発明の第6実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置(特に位置調整兼破損防止機構)を示す
拡大図である。
【図36】本発明の第6実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動背もたれ半体に一本アームを連結した状態を
示す断面図である。
【図37】本発明の第7実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドをソファーとして使用するときの状態を示す斜視図
である。
【図38】本発明の第7実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドをベッドとして使用するときの状態を示す斜視図で
ある。
【図39】本発明の第7実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置を分解した状態を示す斜視図である。
【図40】本発明の第7実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのベッド・モードにおける可動背もたれ半体の位置
を示す水平断面図である。
【図41】本発明の第7実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動背もたれ半体を第1位置から第2位置に移動
させる途中の状態を示す水平断面図である。
【図42】本発明の第7実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのソファー・モードにおける可動背もたれ半体の位
置を示す水平断面図である。
【図43】本発明の第8実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置を分解した状態を示す斜視図である。
【図44】本発明の第8実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動装置を構成するスライドブロック及びヒンジ
を示す斜視図である。
【図45】本発明の第8実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのベッド・モードにおける可動背もたれ半体の位置
を示す水平断面図である。
【図46】本発明の第8実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動背もたれ半体を第1位置から第2位置に移動
させる途中の状態を示す水平断面図である。
【図47】本発明の第8実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドのソファー・モードにおける可動背もたれ半体の位
置を示す水平断面図である。
【図48】本発明の第8実施例の変形例であるスライド
ブロック及びリンクを示す斜視図である。
【図49】本発明の第8実施例の変形例にかかるソファ
ー兼用ベッドのベッド・モードにおける可動背もたれ半
体の位置を示す水平断面図である。
【図50】本発明の第9実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動背もたれ半体を第1位置から第2位置に移動
させる途中の状態を示す作用説明図である。
【図51】本発明の第9実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの可動背もたれ半体に支持ユニットを介して一本ア
ームを連結した状態を示す断面図である。
【図52】本発明の第9実施例にかかるソファー兼用ベ
ッドの支持ユニットを示す斜視図である。
【図53】本発明の第10実施例にかかるソファー兼用
ベッドがベッド・モードにある際に、マットレス上の寝
具を縦半分に折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図54】本発明の第10実施例にかかるソファー兼用
ベッドの可動背もたれ半体を第1位置より実質的に上方
の位置に変位させた状態を示す斜視図である。
【図55】本発明の第10実施例にかかるソファー兼用
ベッドの可動装置及びヒンジブラケットを示す拡大図で
ある。
【図56】本発明の第10実施例にかかるソファー兼用
ベッドの可動背もたれ半体が第1位置(第2位置)にあ
る状態を示す側面図である。
【図57】本発明の第10実施例にかかるソファー兼用
ベッドの可動背もたれ半体が第1位置(第2位置)より
実質的に上方の位置にある状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10,68,100,110,210,211,30
0,400,810…ソファー兼用ベッド 12…マットレス 16,72,116,216…ヘッドボード兼用肘掛け 18,73,118,218…フットボード兼用肘掛け 20;22,62;63,120;122,…可動背も
たれ半体 24…背もたれ基部 26…クッション部 28,101…可動装置 60…電動装置 140,240,260,302,402…可動装置
(位置調整兼破損防止機構を具備)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 17/16 A47C 13/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドボードとフットボードと可動背もた
    れとを備えたソファー兼用ベッドにおいて、 前記可動背もたれを左右2つの可動背もたれ半体に分割
    し、夫々の可動背もたれ半体を、前記各ボードの実質的
    に上方の第1位置と、ソファー兼用ベッドの長手方向に
    延びる中心線にほぼ平行な第2位置との間で移動可能と
    し、 ベッド・モードにおいては、夫々の可動背もたれ半体を
    前記第1位置に格納し、ソファー・モードにおいては夫
    々の可動背もたれ半体を前記第2位置に支持するように
    したことを特徴とするソファー兼用ベッド。
  2. 【請求項2】ヘッドボードとフットボードと可動背もた
    れとを備えたソファー兼用ベッドにおいて、 前記可動背もたれを左右2つの可動背もたれ半体に分割
    し、夫々の可動背もたれ半体を、前記各ボードの実質的
    に上方の第1位置と、ソファー兼用ベッドの長手方向に
    延びる中心線に実質的に平行な第2位置との間で移動可
    能とし、 ベッド・モードにおいては、夫々の可動背もたれ半体を
    前記第1位置に格納し、ソファー・モードにおいては前
    記2つの可動背もたれ半体を前記第2位置に支持して互
    いに連結するようにしたことを特徴とするソファー兼用
    ベッド。
  3. 【請求項3】ヘッドボードとフットボードと可動背もた
    れとを備えたソファー兼用ベッドにおいて、 前記可動背もたれを左右2つの可動背もたれ半体に分割
    し、夫々の可動背もたれ半体を、前記各ボードに近接す
    る第1位置と、ソファー兼用ベッドの長手方向に延びる
    中心線に実質的に平行な第2位置との間で移動可能と
    し、 ベッド・モードにおいては、夫々の可動背もたれ半体を
    前記第1位置に配置し、ソファー・モードにおいては夫
    々の可動背もたれ半体を前記第2位置に支持するように
    したことを特徴とするソファー兼用ベッド。
  4. 【請求項4】ヘッドボードとフットボードと可動背もた
    れとを備えたソファー兼用ベッドにおいて、 前記可動背もたれを左右2つの可動背もたれ半体に分割
    し、夫々の可動背もたれ半体を、前記各ボードに整列す
    る第1位置と、ソファー兼用ベッドの長手方向に延びる
    中心線に実質的に平行な第2位置との間で移動可能と
    し、 ベッド・モードにおいては、夫々の可動背もたれ半体を
    前記第1位置に支持し、ソファー・モードにおいては前
    記2つの可動背もたれ半体を前記第2位置に支持するよ
    うにしたことを特徴とするソファー兼用ベッド。
  5. 【請求項5】ヘッドボードとフットボードとを備えたソ
    ファー兼用ベッドにおいて、 前記各ボードを上側の可動ボード半体と下側の静止ボー
    ド半体との上下2つに分割して、夫々の可動ボード半体
    にはクッションを設け、夫々の可動ボード半体は、実質
    的に静止ボード半体の上方の第1位置と、ソファー・モ
    ードにおいて背もたれとして使用可能な第2位置との間
    で移動可能とし、 ベッド・モードにおいては、夫々の可動ボード半体を前
    記第1位置に収納し、ソファー・モードにおいては前記
    2つの可動ボード半体を前記第2位置に支持するように
    したことを特徴とするソファー兼用ベッド。
  6. 【請求項6】前記可動背もたれ半体または可動ボード半
    体は、前記第1位置と第2の位置との間で水平に移動す
    ることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに
    基づくソファー兼用ベッド。
  7. 【請求項7】前記可動背もたれ半体または可動ボード半
    体を、前記第1位置と第2位置との間で移動させる電動
    装置を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6の
    いずれかに基づくソファー兼用ベッド。
  8. 【請求項8】前記可動背もたれ半体または可動ボード半
    体に設けたクッションの表面は予め傾斜させてあり、ソ
    ファー・モードにおいて使用者の身体を安楽に支持する
    ようになっていることを特徴とする請求項1から請求項
    7のいづれかに基づくソファー兼用ベッド。
  9. 【請求項9】前記可動背もたれ半体または可動ボード半
    体を、前記第1位置と第2位置とに移動可能に前記ヘッ
    ドボードまたはフットボードに支持する可動装置を備え
    たことを特徴とする請求項1から請求項8のいづれかに
    基づくソファー兼用ベッド。
  10. 【請求項10】前記可動装置は、前記第2位置に支持し
    た前記可動背もたれ半体または可動ボード半体を、上下
    方向及び前後方向の少なくともいずれかの方向に位置調
    整可能であり、かつ前記可動背もたれ半体または可動ボ
    ード半体に過度の荷重がかかった際に、破損を防止すべ
    く荷重を吸収できる位置調整兼破損防止機構を具備して
    成ることを特徴とする請求項9に基づくソファー兼用ベ
    ッド。
  11. 【請求項11】前記可動背もたれ半体または可動ボード
    半体を、前記第1位置および第2位置より実質的に上方
    の位置に変位可能に、前記可動装置に連結したことを特
    徴とする請求項9または10に基づくソファー兼用ベッ
    ド。
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