JP2885720B2 - 飲料容器 - Google Patents

飲料容器

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JP2885720B2
JP2885720B2 JP8234883A JP23488396A JP2885720B2 JP 2885720 B2 JP2885720 B2 JP 2885720B2 JP 8234883 A JP8234883 A JP 8234883A JP 23488396 A JP23488396 A JP 23488396A JP 2885720 B2 JP2885720 B2 JP 2885720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲料容器に関する。
さらに詳しくは、何回かに分けて飲料を取り出しても、
飲料の味覚などが変わらない飲料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はビンや缶入りの飲料を何回かに分
けて取り出すばあいは、使用するたびにネジ式または弾
力性を利用したキャップで栓または蓋をし、そのまま冷
蔵庫などで収容している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】飲料が炭酸系のもので
あるばあいは、長時間(たとえば半日〜1日)放置して
おけばいわゆる気が抜けた状態になってしまう。また炭
酸系以外の飲料でも、飲料の一部を取り出すときに空気
が流入し、それと共に雑菌が侵入したり内容物が酸化し
たりするため、品質が劣化し、味覚がおちるおそれがあ
る。
【0004】本発明は前記従来の容器の問題を解消し、
何回かに分けて飲料を取り出しても気が抜けたり品質が
劣化しない飲料容器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の飲料容器は、
(a)その蓋部にプルトップ式の開口部材が設けられて
なる、飲料を収容するための耐圧性の本体と、 (b)吐出口を有するスパウトを備えており、前記本体
の内部と外部を連通する開閉自在のバルブと、 (c)前記本体内に飲料と共に充填される加圧ガスとか
らなり、前記スパウトが前記バルブに着脱自在に設けら
れており、当該スパウトを装着しない状態のバルブの作
用部が前記本体の上端より低い位置に設けられており、
かつ前記スパウトをバルブに装着したときのみ飲料が吐
出しうるように、前記バルブが閉止手段を有してなるこ
とを特徴としている。
【0006】本体内には加圧ガスが充填されているので
内圧が高く、バルブを開いて飲料を取り出すときは飲料
が噴出してくる状態となる。したがって内部には空気が
入り込まず、雑菌が入り込んだり飲料が酸化して品質が
劣化したりすることがない。
【0007】またバルブが本体の内外を気密に遮断する
ので、炭酸系飲料のばあいでも気が抜けたりしない。
【0008】さらに、バルブのスパウトが着脱自在であ
るので、使用時にのみ容器に装着することができ、容器
がかさばることがなく、輸送や保管に便利である。さら
に、スパウトの再利用が可能であるので省資源化を図る
ことができる。
【0009】加圧ガスとしては炭酸系飲料のばあいは炭
酸ガスが用いられるが、あわせて窒素ガスなどの不活性
ガスを用いるのが好ましい。炭酸系以外の飲料のばあい
は窒素ガスのような不活性ガスが加圧ガスとして用いら
れる。
【0010】容器の本体の蓋部にプルトップ式の開口部
が設けられているため、全量を一度に使いきるとき、あ
るいはバルブから全部出し切れないとき、とくに誤って
加圧ガスだけを放出して内圧が少なくなったときなどに
プルトップを開けて飲料を取り出せる利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の飲料容器を説明する。
【0012】図1は本発明の飲料容器の一実施例を示す
一部切欠斜視図、図2は図1に示す容器の要部拡大断面
図、図3は図2に示すバルブの組み立てられた状態を示
す断面図、図4は本発明にかかわるバルブの参考例を示
す断面図、図5は本発明にかかわるバルブの他の実施例
を示す断面図である。
【0013】図1に示す容器は有底筒状の缶体1とその
上端開口部に取りつけられる蓋体2とからなる本体3を
有している。蓋体2には図2に示すようなバルブ4と、
プルトップ式の開口部材Pとが設けられている。
【0014】さらに本体3内には飲料Dと加圧ガスGと
が充填されている。
【0015】前記本体3としてはアルミニウム製の衝撃
押出缶や、ブリキ製のDI缶などの缶体1を用いたり、
スリーピース缶を用いるなど従来公知の種々の缶が用い
られる。
【0016】前記バルブ4は図2〜3に示すように、蓋
体2の裏面側にシール用パッキン6を介して取りつけら
れるハウジング7を有している。ハウジング7は蓋体2
の表面側に設けられ、蓋体2を貫通する脚部8を有する
押え部材9により蓋体2に固着される。ハウジング7の
空所7aには軸方向に摺動自在に動く弁座10と、弁座
10を上方に付勢するための、閉止手段であるバネ11
とが収容されている。この弁座10とバネ11がバルブ
の作用部を構成している。
【0017】バルブ4はさらにスパウト15を有してお
り、スパウト15の軸部16は押え部材9、蓋体2およ
びパッキン6の各孔を貫通して弁座10の上面の凹部1
0aに着脱自在に取りつけられる。
【0018】前記パッキン6は蓋体2とハウジング7と
の間をシールすると共に、スパウト15の軸部16の外
周と密接してシールしており、しかも弁座10の上端面
の環状突起17と当接してシールしている。
【0019】ハウジング7の下端には缶体1の底部に達
するディップチューブ18が装着されている。またスパ
ウト15は下方を向く吐出口19を有する。
【0020】なお図2の20は蓋体2に固着されるプル
トップ式の開口部材Pの引き手である。
【0021】前記本体3内に充填される飲料Dとして
は、たとえば濃縮果汁、醗酵乳飲料、濃縮コーヒー液な
どのように水などで希釈して飲む飲料が好ましいが、そ
れ以外に果汁や炭酸系発泡飲料、ミネラルウォータなど
のそのまま飲む飲料があげられる。
【0022】本発明に用いられる加圧ガスGとして窒素
ガスなどの不活性ガスが好ましいが、飲料を変質させな
いものであればとくに制限なく用いられる。また炭酸系
飲料のばあいは炭酸ガスや炭酸ガスと窒素ガスとを混合
したものなども用いられる。加圧ガスの圧力は通常0.
3〜7.0kgf/cm2としておく。
【0023】つぎに叙上のごとく構成される飲料容器の
使用方法を説明する。
【0024】スパウト15を押し込むと軸部16が下降
して弁座10をパッキン6から離すので、軸部16の孔
16aとハウジング7の空所7aとが連通する。飲料D
には加圧ガスGによって圧力が加わっているので、飲料
Dはディップチューブ18、ハウジング7、軸部9およ
びスパウト15を通って吐出口19から外部へ吐出され
る。したがって使用者は吐出口19の下方でコップ(図
2の21)などで受けておけばよい。
【0025】スパウト15を放すと弁座10はバネ11
の力で上方に戻り、内部と外部の連通が遮断される。そ
のときも本体3内の圧力がそれほど低下せず、外部から
本体3内に空気が入ったり、内部の炭酸ガスが逃げ出す
ことがない。
【0026】再度、飲料を取り出すばあいは前記手順を
繰り返すだけでよく、内部の飲料がすべて使用されるま
で繰り返される。
【0027】加圧ガスの圧力はたとえば初期では0.3
〜7.0kgf/cm2であるが、最後には0.1〜
2.0kgf/cm2程度となる。
【0028】なお誤って本体3を上下逆にしたり、横向
きにしてバルブ操作をすると、加圧ガスのみがディップ
チューブ18を通して外部に逃げてしまうばあいがあ
る。そのときはプルトップの引手20を引いて開缶し、
飲料を取り出せばよい。
【0029】またプルトップは内容物の全量を一度に使
うばあいにも用いられ、さらにバルブによって全量を出
した後に、缶体を捨てる前に中が空であることを確める
ためにも用いられる。
【0030】図1〜2では金属缶の本体を用いた飲料容
器が示されているが、本発明の飲料容器においては金属
缶のほか、合成樹脂製やガラス製など、他の材料からな
る本体を用いることもでき、形状や容量もとくに限定さ
れるものではない。
【0031】またバルブの機構についても図2に示すも
もののほか、たとえば図4に示すようにスパウト15と
軸部16とを分離し、ハウジング7をナット21で蓋体
2に締め付けたものなど、種々のタイプのものを採用し
うる。なお図4の22はハウジング7と蓋体2の間(あ
るいはナット21と蓋体2の間でもよい)に介在される
シール用のOリングであり、23はハウジング7の内部
の空所と軸部16の中心孔16aとの連合を遮断したり
開放したりするためのOリングである。
【0032】さらにバルブは、図5に示すように、スパ
ウト15に一体に可撓性のあるカバー31を形成し、こ
のカバー31を缶体1の上端部に嵌合してもよい。この
例では、スパウト15を指で押せば、カバー15を撓わ
めてバルブ4を作動させることができる。
【0033】バルブの取り付け位置は蓋体に限定される
ものでなく、たとえばプルトップの取りはずされる部分
(図1の24)や容器の底部近辺など、容器の大きさや
形状によって種々選択しうる。
【0034】
【発明の効果】本発明の飲料容器は何回かに分けて飲料
を取り出すばあいでも、内部の飲料の品質を劣化させる
ことがなく、炭酸ガス系の飲料でも途中で気が抜けたり
することがない。
【0035】また、スパウトが着脱自在であるので、使
用時にのみ容器に装着することができ、容器がかさばる
ことがなく、輸送や保管に便利である。さらに、スパウ
トの再利用が可能であるので省資源化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飲料容器の一実施例を示す一部切欠斜
視図である。
【図2】図1に示す容器の要部拡大断面図である。
【図3】図2に示すバルブの組み立てられた状態を示す
断面図である。
【図4】本発明にかかわるバルブの参考例を示す断面図
である。
【図5】本発明にかかわるバルブの他の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
3 本体 4 バルブ G 加圧ガス D 飲料 P 開口部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)その蓋部にプルトップ式の開口部
    材が設けられてなる、飲料を収容するための耐圧性の本
    体と、 (b)吐出口を有するスパウトを備えており、前記本体
    の内部と外部を連通する開閉自在のバルブと、 (c)前記本体内に飲料と共に充填される加圧ガスとか
    らなり、前記スパウトが前記バルブに着脱自在に設けら
    れており、当該スパウトを装着しない状態のバルブの作
    用部が前記本体の上端より低い位置に設けられており、
    かつ前記スパウトをバルブに装着したときのみ飲料が吐
    出しうるように、前記バルブが閉止手段を有してなるこ
    とを特徴とする飲料容器。
  2. 【請求項2】 前記加圧ガスが炭酸系飲料に含まれる炭
    酸ガスである請求項1記載の飲料容器。
  3. 【請求項3】 前記加圧ガスが窒素ガスである請求項1
    記載の飲料容器。
  4. 【請求項4】 前記飲料が濃縮飲料である請求項1、2
    または3記載の飲料容器。
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DE102008057574A1 (de) 2008-11-15 2010-05-20 Lindal Dispenser Gmbh Spendevorrichtung für eine Flüssigkeit, insbesondere Getränkespender

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JPS5917399U (ja) * 1982-07-27 1984-02-02 東洋製罐株式会社 解栓タブを具えたエアゾ−ル缶
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