JP2885548B2 - パイプライン制御方式 - Google Patents

パイプライン制御方式

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JP2885548B2 JP18424991A JP18424991A JP2885548B2 JP 2885548 B2 JP2885548 B2 JP 2885548B2 JP 18424991 A JP18424991 A JP 18424991A JP 18424991 A JP18424991 A JP 18424991A JP 2885548 B2 JP2885548 B2 JP 2885548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は命令コード及びメモリオ
ペランドの先取りを行なうマイクロプロセッサに関し、
特にパイプライン制御に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のマイクロプロセッサでは、計算機
としての一連の動作を、命令フェッチ、命令デコード、
アドレス計算、オペランドリード、命令実行という処理
に分割し、それらを同時に実行することにより、高速化
を実現している。このような、高速化手法は、属にパイ
プライン方式と呼ばれており、前記のそれぞれの処理は
1パイプラインステージとして処理される。パイプライ
ン手法は、各ステージが正常に動作している場合には、
高速化に非常に効果があるが、割込みや例外事象によ
り、パイプラインを停止する場合には、非常に複雑な制
御回路と、それによる性能低下を招く欠点を有してい
る。
【0003】図12乃至図18を使用して、従来のパイ
プライン制御方式について説明する。
【0004】図12は、パイプライン制御方式のマイク
ロプロセッサの機能ブロック図である。また、以下に説
明する動作のタイミングチャートを図18に示す。
【0005】BCU1201は、外部メモリに対してバ
スサイクルを起動するユニット、IDU1202はBC
Uから転送される命令コードをデコードするユニット、
EAG1203はIDUからのアドレス生成情報を基に
メモリオペランドのアドレスを生成するユニット、EX
U1204はIDUからの命令実行情報により命令を実
行するユニットである。以降、1201,1202,1
203,1204をそれぞれBCU,IDU,EAG,
EXUと呼ぶ。
【0006】次に、命令を実行した場合の基本的な動作
を説明する。
【0007】BCUは、バスサイクルを起動しメモリへ
アクセスする。その場合にメモリへのアドレスはアドレ
スバス、A1212に出力し、データはデータバス、D
1211を介して入出力する。また、BCUは外部装置
との入出力インタフェースの位置付けから、次の様な入
力端子を持つ。マイクロプロセッサ自身のリセット要求
であるRESET1213、バスサイクルにウエイトを
かけアクセスを延期させる要求信号であるREADY1
214、マイクロプロセッサ以外のバスマスタ(例えば
DMAコントローラ)がメモリをアクセスするため、マ
イクロプロセッサの出力端子(A1212,D121
1)をハイインピーダンスにすることを要求するHOL
D1215等。
【0008】BCUは、リセット要求が入力されると、
特定番地をアドレスバスに出力し、命令コードをフェッ
チし、内部データバス1205を介してIDU1202
へ命令コードを転送する。その場合の命令コードの転送
タイミングはPFSTB1206により指定する。ID
Uは、命令コードを解読し、EXUに対しては命令実行
情報1208を、EAGに対してはアドレス生成情報を
転送する。
【0009】EAGはIDUから指定されたアドレス生
成情報によりメモリオペランドのアドレスを生成し、そ
のアドレスを内部アドレスバス1217を介してBCU
に転送する。その場合、EAGは、内部アドレスバス1
217にアドレスを出力したことを、ASTB1207
によって通知する。
【0010】BCUは、EAGからアドレスを受取る
と、それをメモリアクセス要求として保持し、外部メモ
リに対してバスサイクルを起動する。そのバスサイクル
で読み込んだメモリオペランドは、BCU内部のオペラ
ンドレジスタに保持する。その場合、BCUは、メモリ
オペランドを保持していることを、OPRFUL122
1によってEXUに通知する。オペランドレジスタの内
容は、EXUがOPRRD1219をアサートするまで
保持されており、アサートすることによって内部データ
バス1205に出力される。
【0011】EXUは、IDUからIDURDY120
9により、命令デコードが終了したことを通知される
と、命令実行情報1208により、その命令に必要な演
算等の処理を行なう。仮に、命令実行情報1208がメ
モリオペランドの読み出し処理を必要とする場合には、
OPRRDを出力し、内部データバスの情報をオペラン
ドとして演算を行なう。
【0012】図18のタイミングチャートが示すよう
に、BCU,IDU,EAG,EXUは命令を逐次的に
処理しながらも、全体としては同時に複数命令の処理を
行なっている。但し、常にこのような処理をしているわ
けではなく、次のような場合には、パイプラインを停止
させ初期化する必要がある。例えば、仮想記憶管理テー
ブルのような現在の動作環境を変更するような命令を実
行した場合や、命令を実行した結果発生するゼロ除算な
どの例外発生の場合、又は外部装置からの割込みの発生
等である。
【0013】このような場合、EXUは、IDU,EA
Gに対してはINITI1210により、それ以降の処
理を停止させると同時にそれ以前に処理したデータを初
期化させ、BCUに対してはBCUI1218によって
それ以前にリードしたメモリオペランドを初期化させ
る。但し、BCUの初期化に関しては、BCUがバスサ
イクル起動中の場合には、EXUはバスサイクルが終了
し停止するまで待ったのち、BCUI1218をアサー
トする。これは、バスサイクルにウエイトが入った場合
等、EXUの初期化指示より後でバスサイクルが終了す
る場合にデータが初期化しきれないような現象が発生す
ることを防ぐ目的で行なわれる。EXUはバスサイクル
の状態をBCUが出力するBCUIOK1220によっ
て認識する。
【0014】以上で、マイクロプロセッサ全体の基本的
動作について説明したが、更にBCU1210の内部の
詳細を図13,図14,図15を使用して説明する。
【0015】図13は、BCUの内部ブロック図であ
る。AR0(1305),AR1(1304)はEAG
から転送されるオペランドアドレスを格納するアドレス
レジスタである。この2本のレジスタは2段のFIFO
として使用し、その内容はバスサイクル開始時点で、ア
ドレスバッファ207に転送されることによって外部ア
ドレスバスに出力される。OPR0(1306),OP
R1(1303)か前述した通りメモリオペランドを格
納するレジスタであり、2段のFIFOとして使用す
る。メモリから外部データバスを介してリードしたデー
タは、データバッファ208にラッチされた後、上記オ
ペランドレジスタに入力される。
【0016】図14は 、図13の内部レジスタ類(A
R0,AR1,OPR0,OPR1)を制御するレジス
タ制御回路1301の内部回路図である。この回路図で
は、主に、各レジスタへの書込み信号(AWR0(14
09),AWR1(1410),DWR0(141
3),DWR1(1414))、読み出し信号(ARD
0(1411),ARD1(1412),DRD0(1
415),DRD1(1416))を生成する。更に、
レジスタの内容が有効であることを示すフラグ(以降バ
リッドビットと呼ぶ)を、各レジスタに1ビットずつ生
成する。1401,1402はそれぞれアドレスレジス
タAR0,AR1のバリッドビットである。アドレスレ
ジスタの内容は、ASTB1207によりアドレスが転
送されてから、バスサイクルが開始されるT1(140
7)までを有効とする。また、1404,1405はそ
れぞれオペランドレジスタOPR0,OPR1のバリッ
ドビットである。オペランドレジスタの内容は、バスサ
イクルの終了状態T2(1408)から、内部データバ
スへの読み出しタイミング信号(OPRRD1219)
がアサートされるまでを有効とする。
【0017】アドレスレジスタの2つのバリッドビット
のいずれかかセットしている場合を、アクセス要求があ
る状態とし、それをACCRQ1310で示す。
【0018】データレジスタの2つのバリッドビットの
いずれかかセットしている場合を、メモリオペランドの
準備が完了している状態とし、それをOPFUL122
0で示す。
【0019】図15は、図13のアドレスバッファ、デ
ータバッファ、外部アドレスバス(A)、外部データバ
ス(D)を制御するバスタイミング制御回路1302の
内部回路図である。この回路図では、主にバスサイクル
の各状態(TI(1501),TH(1502),T1
(1407),T2(1408))を生成する。これら
の状態遷移図を図16に、状態遷移表を図17に示す。
【0020】TI(1501)は、メモリアクセス要求
(ACCRQ)がなくバスサイクルを起動していない状
態を示しアイドル状態と呼ぶ。この状態でバスホールド
要求がある場合には、TH状態へ遷移する。T1(14
07)は、バスサイクルを起動した場合の第1の状態で
ある。T1状態へはT2状態又はTIの状態から遷移す
る。T2(1504)は、T1の次の状態であり、かつ
バスサイクルの最後の状態である。この状態は、入力端
子READYにより繰返すことができ、その場合にはウ
エイト状態と呼ぶ。TH(1502)は入力端子HOL
Dにより、TI又はT2状態から遷移し、アドレスバ
ス、データバスをハイインピーダンスにする状態であ
る。外部バスマスタ(DMAコントローラ等)の転送が
終了するまでは、この状態を継続する。これらの状態
は、同時に複数存在することはない。BCUIOK12
20は、このTI状態をバスサイクル停止状態として使
用されていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のパイプライン制御方式では、パイプラインを停止
させ初期化する場合には、バスサイクルの停止状態を確
認したのち初期化する必要があり、その場合のバスサイ
クルの停止状態(BCUIOK)とは前述したTIの状
態であった。このため、図19に示すようにパイプライ
ンを停止させるような事象(前述した例外や割込み等)
が発生した時点で、外部からバスホールド要求(HOL
D入力)があった場合には、バスサイクルが停止してい
るとは認識できずマイクロプロセッサ内部での処理は停
止してしまっており、著しい性能低下を招いていた。バ
スホールド要求は通常DMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)コントローラが発行するものであり、1回のバスホ
ールド要求は通常、数10クロックから数100クロッ
クの間入力されるため、それだけ大きな性能低下が発生
することになる。
【0022】また、前述のバスサイクル停止状態にTH
の状態を含めることを行った場合には、バスホールド要
求は外部から非同期に入力されるために、THの状態で
バスサイクルが停止と確認したと同時にバスホールドが
解除されアクセスが起動してしまう可能性があり、完全
なオペランドレジスタの初期化ができないという不具合
が発生してしまう。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、命令コード及
びメモリオペランドの先取りを行なうマイクロプロセッ
サにおいて、前記命令コード及びメモリオペランドの先
取りを行なうために、メモリに対してバスサイクルを起
動する第1の手段と、前記メモリオペランドを命令の実
行まで保持しておく第2の手段と、前記命令コードの解
読を行なう命令デコード部と、命令デコード部の解読し
た命令実行情報により命令を実行する命令実行部とを有
し、前記命令実行部は、前記命令デコード部を停止し初
期化する信号と、前記第2の手段が保持するメモリオペ
ランドを無効化する信号を有し、前記第1の手段は、バ
スサイクルとして、メモリに対してアドレスバスを駆動
しメモリアクセス中を示すバスサイクル起動状態と、メ
モリアクセス要求がないために停止していることを示す
アイドル状態と、外部装置からの要求により前記アドレ
スバスを開放状態にしアクセスを停止していることを示
すバスホールド状態とを有し、前記命令実行部に対し
て、アイドル状態又はバスホールド状態で、かつメモリ
アクセス要求がない状態を通知するバスサイクル停止確
認信号を有し、前記命令実行部が、先取りした命令の実
行を無効化する場合に、前記命令デコーダを停止させた
後、前記第1の手段が起動するバスサイクルの停止を前
記バスサイクル停止確認信号により確認した後、前記第
2の手段が保持する先取りしたメモリオペランドを無効
化することを特徴とする。
【0024】
【実施例】以下、図面により詳述する。
【0025】図1乃至図6を使用して、本発明の一実施
例について説明する。
【0026】図1は、本発明のパイプライン制御方式の
マイクロプロセッサの全体機能ブロック図、図2は図1
のBCUI118の内部ブロック図、図3は図2のレジ
スタ制御回路201の内部回路図である。
【0027】本発明の請求範囲と本実施例としての対応
を以下に示す。図1は命令コード及びメモリオペランド
の先取りを行うマイクロプロセッサの一実施例、図2の
バスタイミング制御回路202がメモリに対してバスサ
イクルを起動する第一の手段の一実施例、図2のOPR
0206とOPR1203がメモリオペランドを命令の
実行まで保持しておく第2の手段の一実施例、図1のI
DU102とEAG103が命令コードの解読を行う命
令コード部の一実施例、図1のEXU104が命令デコ
ード部の解読した命令実行情報により命令を実行する命
令実行図の一実施例、図1のINITI110が命令デ
コード部を停止し初期化する信号の一実施例、図1のB
CUI118が第2の手段が保持するメモリオペランド
を初期化する信号の一実施例である。動作については従
来例で説明した基本動作と同じであるため省略する。
【0028】図4は図2のバスタイミング制御回路の内
部回路図の一実施例である。図4のT1(307),T
2(308)が、請求範囲で示すところのメモリに対し
てアドレスバスを駆動しメモリアクセス中を示すバスサ
イクル起動状態であり、TI(401)がメモリアクセ
ス要求がないため停止していることを示すアイドル状
態、TH(402)が外部装置からの要求によりアドレ
スバスを開放状態にしアクセスを停止していることを示
すバスホールド状態、BCUIOK120が命令実行部
に対して、アイドル状態又はバスホールド状態でかつメ
モリアクセス要求がない状態を通知するバスサイクル停
止信号の一実施例である。また、図4の組合せ回路の状
態遷移図を図5に、状態遷移表を図6に示す。
【0029】図7は、これしの基本動作のタイミングチ
ャートである。本タイミングチャートが示すように、B
CU,IDUが命令コード及びメモリオペランドをEX
Uが命令を実行するよりも先行して処理を行うことによ
りBCU,IDU,EAG,EXUは命令を逐次的に処
理しながらも、全体としては同時に複数命令の処理を行
なっている。但し、従来例で説明したようにパイプライ
ンを停止する場合には、先取りした命令の実行を無効化
する必要があり、次の動作を行う。
【0030】EXUは、IDU,EAGに対してはIN
ITIにより、それ以降の処理を停止させると同時にそ
れ以前に処理したデータを初期化させ、BCUに対して
はBCUIによってそれ以前にリードしたメモリオペラ
ンドを初期化させる。但し、BCUの初期化に関して
は、BCUがバスサイクル起動中の場合には、EXUは
バスサイクルが終了し停止するまで待ったのち、BCU
Iをアサートする。これは、バスサイクルにウエイトが
入った場合等、EXUの初期化指示より後でバスサイク
ルが終了する場合にデータが初期化しきれないような現
象が発生することを防ぐ目的で行なわれる。EXUはバ
スサイクルの状態をBCUが出力するBCUIOKによ
って認識する。
【0031】本実施例では、バスサイクル停止信号であ
るBCUIOKをTI、又ははTHの状態でかつメモリ
アクセス要求(ACCRQ)がない場合としているた
め、図8に示すようにバスホールド要求が入力されても
BCUIOKはアサートされ、EXUはBCUIを発行
し、それ以降の内部処理を行うことが可能となってい
る。また、バスサイクル停止確認を行ったと同時にバス
ホールド要求が非同期に解除されても、その状態でアク
セス要求がなかったのであるから、余分なメモリアクセ
スが起動されることがなく、オペランドレジスタを確実
に初期化できる。
【0032】図9、図10、図11は本発明の第2の実
施例である。本実施例で前述した実施例と共通部分の説
明は省略する。
【0033】図9は図2のバスタイミング制御回路の内
部回路の一実施例である。この回路図では、主にバスサ
イクルの各状態(TI(901),TH(902),T
1(903),T2(904))を生成する。これらの
状態遷移図を図10に、状態遷移表を図11に示す。
【0034】TI(901)は、バスサイクルを起動し
ていない状態でかつアクセス要求がない状態(ACCR
Q=0)を示しアイドル状態を示す。本実施例では従来
例と異なり、この状態でバスホールド要求が入力されて
もTI状態を継続する。T1(903)は、バスサイク
ルを起動した場合の第1の状態である。T2(904)
は、T1の次の状態であり、かつバスサイクルの最後の
状態である。この状態は、入力端子READYにより繰
返すことができ、その場合にはウエイト状態と呼ぶ。
【0035】TH(902)は入力端子HOLDによ
り、TI又はT2状態から遷移し、アドレスバス、デー
タバスをハイインピーダンスにする状態である。外部バ
スマスタ(DMAコントローラ等)の転送が終了するま
では、この状態を継続する。
【0036】従来、この種の状態は複数同時に存在する
ことはなかったのであるが、本実施例では、TI状態と
TH状態が同時に存在する場合があるが、機能上は何の
不都合も生じない。但し、その他の場合には同時に複数
の状態が存在しないように設定している。
【0037】このように、本実施例のTI(901)は
バスホールド要求に影響を受けず、たとえバスホールド
要求が入力されていてもアクセス要求が存在しなければ
TI状態になることができるようにした。
【0038】BCUIOK910は、このTI状態をバ
スサイクル停止状態として使用する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、命令コード及びメ
モリオペランドの先取りを行なうマイクロプロセッサに
おいて、前記命令コード及びメモリオペランドの先取り
を行なうために、メモリに対してバスサイクルを起動す
る第1の手段と、前記メモリオペランドを命令の実行ま
で保持しておく第2の手段と、前記命令コードの解読を
行なう命令デコード部と、命令デコード部の解読した命
令実行情報により命令を実行する命令実行部とを有し、
前記命令実行部は、前記命令デコード部を停止し初期化
する信号と、前記第2の手段が保持するメモリオペラン
ドを無効化する信号を有し、前記第1の手段は、バスサ
イクルとして、メモリに対してアドレスバスを駆動しメ
モリアクセス中を示すバスサイクル起動状態と、メモリ
アクセス要求がないために停止していることを示すアイ
ドル状態と、外部装置からの要求により前記アドレスバ
スを開放状態にしアクセスを停止していることを示すバ
スホールド状態とを有し、前記命令実行部に対して、ア
イドル状態又はバスホールド状態で、かつメモリアクセ
ス要求がない状態を通知するバスサイクル停止確認信号
を有し、前記命令実行部が、先取りした命令の実行を無
効化する場合に、前記命令デコードを停止させた後、前
記第1の手段が起動するバスサイクルの停止を前記バス
サイクル停止確認信号により確認した後、前記第2の手
段が保持する先取りしたメモリオペランドを無効化する
ことにより、図8で示すようにバスホールド要求が入力
されてもBCUIOKはアサートされるため、EXUは
BCUIを発行し、それ以降の内部処理を行うことが可
能となり性能低下を軽減することができた。前述内部処
理とは、外部へのメモリアクセスを伴わないレジスタ
や、フラグの設定、例外や割込み事象の解析などの処理
を意味する。
【0040】また、最近のマイクロプロセッサは、内部
にキャッシュメモリ等を内蔵するものが増えてきつつあ
り、本発明がそのようなマイクロプロセッサで実施され
る場合には、例外や割込みが発生しパイプライン停止
後、殆どの処理をマイクロプロセッサ内部で実行するこ
とが可能となり、再度命令フェッチからパイプラインを
正常に動作させ、以降のプログラムを実行することまで
が可能となり、その性能改善度は著しいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したマイクロプロセッサの機能ブ
ロック図である。
【図2】図1のBCU101の内部ブロック図である。
【図3】図2のレジスタ制御回路201の内部回路図で
ある。
【図4】図2のバスタイミング制御回路202の内部回
路図である。
【図5】図4の組合せ回路409の状態遷移図である。
【図6】図4の組合せ回路409の状態遷移図である。
【図7】本実施例の動作を表すタイミングチャートであ
る。
【図8】本実施例の他のタイミングチャートである。
【図9】第2の実施例のバスタイミング制御回路機能ブ
ロック図である。
【図10】図9の組合せ回路909の状態遷移図であ
る。
【図11】図9の組合せ回路909の状態遷移図であ
る。
【図12】従来のマイクロプロセッサの機能ブロック図
である。
【図13】図12のBCU1201の内部ブロック図で
ある。
【図14】図13のレジスタ制御回路1301の内部回
路図である。
【図15】図13のバスタイミング制御回路1302の
内部回路図である。
【図16】図15の組合せ回路1509の状態遷移図で
ある。
【図17】図15の組合せ回路1509の状態遷移図で
ある。
【図18】本従来例の動作を表すタイミングチャートで
ある。
【図19】本従来例の他のタイミングチャートである。
フロントページの続き (72)発明者 前村 浩司 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403 番53日本電気アイシーマイコンシステム 株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 9/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】命令コード及びメモリオペランドの先取り
    を行うマイクロプロセッサを備えるパイプライン制御方
    式において、前記命令コード及びメモリオペランドの先
    取りを行うためにメモリに対してバスサイクルを起動
    し、前記メモリに対してアドレスバスを駆動しメモリア
    クセス中を示すバスサイクル起動状態、メモリアクセス
    要求が無いために停止していることを示すアイドル状
    態、外部装置からなお要求により前記アドレスバスを開
    放状態にしアクセスを禁止していることを示すバスホー
    ルド状態を示す第1の手段と、 前記メモリオペランドを命令の実行まで保持する第2の
    手段と、 前記命令コードを解読を行う命令デコード部と、 前記アイドル状態又は前記バスホールド状態で、かつ前
    記メモリアクセス要求が無い状態を検出しバスサイクル
    停止確認信号を出力する第3の手段と、 前記バスサイクル停止確認信号が出力されていないとき
    には前記命令デコード部の解読した命令実行情報により
    命令を実行し、前記バスサイクル停止確認信号が出力さ
    れているときには前記命令デコード部を停止し初期化す
    る信号と、前記第2の手段が保持するメモリオペランド
    を無効化する信号とを出力する命令実行部とを有するこ
    とを特徴とするパイプライン制御方式。
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