JP2884982B2 - 回転センサの故障検出装置および故障検出機能付回転センサ - Google Patents

回転センサの故障検出装置および故障検出機能付回転センサ

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JP2884982B2
JP2884982B2 JP5053888A JP5388893A JP2884982B2 JP 2884982 B2 JP2884982 B2 JP 2884982B2 JP 5053888 A JP5053888 A JP 5053888A JP 5388893 A JP5388893 A JP 5388893A JP 2884982 B2 JP2884982 B2 JP 2884982B2
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良光 山添
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の車輪速などを検
出するために用いられる回転センサに適用される回転セ
ンサの故障検出装置および故障検出機能付回転センサに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、制動操作時に車輪がロック状
態となることを回避するために、いわゆるアンチロック
・ブレーキ・システムが車両に搭載されて用いられてい
る。アンチロック・ブレーキ・システムでは、各車輪の
回転速である車輪速が検出される。そして、各車輪の車
輪速に基づいて、各車輪と路面との摩擦状態が判別さ
れ、この判別結果に基づいて各車輪のブレーキ圧力が制
御される。
【0003】車輪速の検出には、車軸の回転が伝達され
るロータの回転を検出するようにした回転センサが用い
られる。回転センサには、従来から、周縁部に周期的な
凹凸を形成した歯車状のロータに、永久磁石と電圧発生
用コイルとを備えた電磁式検出器を対向させた構成のも
のが広く用いられてきたが、最近では、たとえばホール
IC型センサのような半導体型のセンシングデバイスも
用いられるようになってきている。半導体型のセンシン
グデバイスは、電磁式検出器よりも高感度であり、広い
速度範囲にわたる検出が可能である。
【0004】図6はホールIC型センサを用いて車輪速
を検出するための電気的構成を示すブロック図である。
ホールIC型センサ10は、車軸の回転が伝達される図
示しないロータの近傍に配置され、このロータの回転に
よって生じた磁界の変動を検出するものである。ホール
IC型センサ10などを含むセンシング部11は、ワイ
ヤーハーネス5によって、数メートル離れた信号処理回
路12に接続されている。この信号処理回路12内に
は、アンチロック・ブレーキ・システムの制御中枢とし
てのマイクロコンピュータ13が備えられている。
【0005】ワイヤーハーネス5には、ホールIC型セ
ンサ10に電源電圧Vcc(たとえば12V)を供給する
ための電源線1と、ホールIC型センサ10の出力信号
を信号処理回路12に伝達するための信号線2と、接地
電位を与えるためのグランド線3とが含まれている。半
導体型センシングデバイスのなかには、センシング部と
信号処理回路との間を2線方式で結線することができる
ものもあるが、雑音耐性や電源の設計の自由度の観点か
らは不利であり、一般的には、図6に示されているよう
な3線方式による結線が推奨されている。
【0006】信号処理回路12では、電源線1は端子t
1に接続され、信号線2は端子t2に接続され、グラン
ド線3は端子t3に接続されている。端子t1に接続さ
れたライン14には電源電圧Vccが供給されており、こ
のライン14と端子t2に接続されたライン15との間
には抵抗R10が介装されている。ライン15に現れた
信号は、バッファ回路16を経て、マイクロコンピュー
タ13の入力ポートP11に入力される。なお、図6に
おいて、C10は、車体の振動などに起因するノイズ成
分を除去するためのコンデンサである。
【0007】ホールIC型センサ10は、ロータの回転
に伴う磁界の変動に応じて、信号線2から内部に流れ込
む電流の大きさを変化させる。この電流の変動が抵抗R
10における電圧降下の変動として現れ、結果として、
信号線2の電圧が変化する。したがって、バッファ回路
16から出力されるパルス信号の周期は、ロータの回転
速、すなわち車輪速に対応する。したがって、マイクロ
コンピュータ13では、一定時間内におけるバッファ回
路16の出力パスル数を計数したり、バッファ回路16
の出力パルスのパルス幅を検出したりすることによっ
て、車輪速を知ることができる。
【0008】ところで、アンチロック・ブレーキ・シス
テムはブレーキ圧力を減衰させることにより車輪のロッ
クを防止するものであるから、もしも、車輪速に対応し
た信号がマイクロコンピュータ13に入力されないよう
な故障が生じると、ブレーキ圧力の制御が適切に行われ
なくなる。たとえば、センシング部11と信号処理回路
12との間において、電源線1、信号線2およびグラン
ド線3のいずれかに断線が生じたり、配線相互間の短絡
が生じたりすると、マイクロコンピュータ13には、車
輪速に対応したパルス信号が入力されないことになる。
この場合には、マイクロコンピュータ13は、車輪がロ
ックしたものと誤認識してブレーキ圧力を減衰させる。
したがって、ブレーキペダルを操作した場合に、充分な
ブレーキ圧力が得られないおそれがある。
【0009】この問題を解決するためには、センシング
部11と信号処理回路12との間の配線の断線故障や短
絡故障を検出し、これらの故障が検出されたときにはマ
イクロコンピュータ13によるアンチロック制御を中止
することが必要である。図6には、上記の断線故障や短
絡故障を検出するための1つの技術が示されている。す
なわち、端子t2からの信号は平滑化回路17を経てア
ナログ/ディジタル(A/D)変換器18に入力され、
このアナログ/ディジタル変換器18の出力がマイクロ
コンピュータ13の入力ポートP12に入力されてい
る。
【0010】いずれの故障も生じていない場合には、車
輪の回転に伴って、端子t2には、電源電圧Vccと接地
電位とが交互に現れる。そのため、平滑化回路17の出
力電圧はほぼVcc/2となり、この電圧に対応したデー
タがマイクロコンピュータ13に入力される。一方、
電源線1の断線、信号線2の断線、グランド線3の
断線、および電源線1と信号線2との短絡の各故障が
生じたときには、端子t2の電位は電源電圧Vccに固定
される。また、信号線2とグランド線3との短絡、お
よび電源線1とグランド線3との短絡の各故障が生じ
ると、端子t2の電位は接地電位に固定される。
【0011】このように、いずれかの故障が発生したと
きには、平滑化回路17の出力は、電源電圧Vccまたは
接地電位となり、正常時の電圧Vcc/2とは異なる値を
とる。したがって、マイクロコンピュータ13では、ア
ナログ/ディジタル変換器18の出力データを監視する
ことで、故障を検出することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような技術では、車輪が回転しているときには故障検出
が可能であるものの、車輪の回転が停止しているときに
は、故障検出を行えないという問題がある。このことを
以下に詳述する。ホールIC型センサ10は、磁界の変
動を検出するというよりも、むしろ、周囲の磁界の強さ
そのものを検出するセンサである。そのため、たとえ
ば、ホールIC型センサ10と歯車状のロータの歯部と
が対向した状態では、ホールIC型センサ10の出力は
ハイレベル(たとえばVcc=12V)となり、ホールI
C型センサ10がロータの溝部に対向した状態では、ホ
ールIC型センサ10の出力はローレベル(たとえば
0.1V)となる。
【0013】したがって、車輪の回転が停止してロータ
が停止したときにホールIC型センサ10がロータの歯
部または溝部に正対していると、ホールIC型センサ1
0の出力はハイレベルまたはローレベルで固定されるこ
とになる。すなわち、端子t2の電圧は上記のハイレベ
ルまたはローレベルに固定されるから、平滑化回路17
の出力は12Vまたは0.1Vとなる。そのため、アナ
ログ/ディジタル変換器18からマイクロコンピュータ
13の入力ポートP12に入力されるデータは、上述の
故障発生時のデータとほぼ同じデータとなってしまう。
【0014】下記表1は、車輪が停止したときに端子t
2に現れる電圧が、正常時と各態様の故障発生時との場
合に関して表されている。なお、表1において「ハイ状
態停止時」とはホールIC型センサ10の出力がハイレ
ベルとなる状態でロータが停止した場合を示し、「ロー
状態停止時」とはホールIC型センサ10の出力がロー
レベルとなる状態でロータが停止した場合を示してい
る。数値の単位はV(ボルト)である。
【0015】
【表1】
【0016】この表1からわかるように、正常時であっ
ても、ハイ状態停止時には端子t2の電圧は12Vとな
り、ロー状態停止時には端子t2の電圧は0V付近の値
である0.1Vとなる。したがって、平滑化回路17の
出力がVcc/2の付近の値であるかどうかを監視するこ
とにより故障検出を行う上述の技術では、ロータが停止
しているときには故障検出を行えないおそれがある。
【0017】そればかりでなく、表1から明らかなよう
に、「ハイ状態停止時」には、乃至の故障に関して
は正常時と故障時とで端子t2の電圧は等しい。そのた
め、端子t2の電圧に基づいて故障を検出することが不
可能である。また、「ロー状態停止時」には、および
の故障に関しては、端子t2に現れる電圧が正常時と
故障時とであまり変化しないから、故障の有無の検出が
困難である。
【0018】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、回転停止時であっても確実に故障を検出す
ることができる回転センサの故障検出装置を提供するこ
とである。また、本発明の他の目的は、回転停止時であ
っても確実に故障検出を行えるような故障検出機能を有
する回転センサを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の回転センサの故障検出装置は、回転
によって近傍の磁界を変動させることができる回転体
と、電源電圧が与えられるべき電源端子、出力信号を出
力すべき出力端子および接地電位が与えられるべき接地
端子を有し、上記回転体の近傍の磁界に対応した信号を
出力端子に出力するセンサとを含むセンシング部と、上
記センサの出力信号を処理して回転情報を得るための信
号処理部と、この信号処理部から上記センサの電源端子
に電源電圧を供給するための電源線と、上記センサの出
力端子に出力された信号を上記信号処理部に伝達するた
めの信号線と、上記信号処理部から上記センサの接地端
子に接地電位を供給するためのグランド線と、上記セン
シング部内または上記センシング部の近傍において、上
記信号線の途中部または上記信号線と上記センサの出力
端子との間に直列に介装された第1の抵抗と、上記セン
シング部内または上記センシング部の近傍において、上
記センサから上記第1の抵抗に至る信号経路上のいずれ
かの位置と上記電源線の途中部または上記センサの電源
端子との間に接続された第2の抵抗と、上記センシング
部内または上記センシング部の近傍において、上記セン
サから上記第1の抵抗に至る信号経路上のいずれかの位
置と上記グランド線の途中部または上記センサの接地端
子との間に接続された第3の抵抗と、上記信号処理部の
近傍における上記信号線の電圧を監視して、その電圧に
基づいて故障の有無を判定する判定手段とを含むことを
特徴とする。
【0020】請求項2記載の回転センサの故障検出装置
は、上記判定手段は、上記信号処理部の近傍における上
記信号線の平均電圧を検出する手段と、検出された平均
電圧が所定範囲から逸脱した値であるときに故障が生じ
たものと判定する手段とを含むものであることを特徴と
する。また、請求項3記載の故障検出機能付回転センサ
は、回転によって近傍の磁界を変動させることができる
回転体と、電源電圧が与えられるべき電源端子、出力信
号を出力すべき出力端子および接地電位が与えられるべ
き接地端子を有し、上記回転体の近傍の磁界に対応した
信号を出力端子に出力するセンサと、上記センサの出力
端子に直列に接続された第1の抵抗と、上記電源端子と
出力端子との間に接続された第2の抵抗と、上記出力端
子と接地端子との間に接続された第3の抵抗とを含むこ
とを特徴とする。
【0021】
【作用】センシング部と信号処理部との間が、電源線、
信号線およびグランド線によって結線される構成では、
これらの各配線の断線故障や配線相互間の短絡故障が生
じるおそれがある。本発明では、第1の抵抗、第2の抵
抗および第3の抵抗の働きによって、回転体が停止して
いる場合であっても、正常状態において信号線を介して
信号処理部に伝達される電圧と、故障発生時において信
号処理部の近傍における信号線に現れる電圧とを異なら
せることができる。そこで、判定手段は、信号処理部の
近傍における信号線の電圧を監視し、その電圧に基づい
て故障の有無を判定する。
【0022】この構成では、回転体が回転しているか停
止しているかにかかわりなく、正常時と故障時とで信号
処理部の近傍における信号線の電圧を異ならせることが
できる。したがって、判定手段は、回転体が停止してい
ても、確実に故障の有無を検出することができる。な
お、上記判定手段において、上記信号線の平均電圧を検
出させ、この検出された平均電圧が所定範囲から逸脱し
た値であるかどうかを監視させるようにすれば、回転体
が回転するときに信号線の電圧が変動しても、この電圧
変動の影響を排除して故障の有無を判定できる。
【0023】また、第1の抵抗、第2の抵抗および第3
の抵抗を、回転体の近傍の磁界を検出するセンサの各端
子に接続しておけば、回転センサに故障検出機能を付加
することができる。
【0024】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の回転
センサの故障検出装置の構成を示すブロック図である。
この装置は、車両の個々の車輪の回転を検出するホール
IC型センサ31を含むセンシング部30と、アンチロ
ック・ブレーキ・システムの制御中枢をなすマイクロコ
ンピュータ41を含む信号処理回路40とを有してい
る。センシング部30と信号処理回路40との間は、ワ
イヤーハーネス50によって結線されている。センシン
グ部30から信号処理回路40に至る配線長は、数m程
度である。
【0025】センシング部30は、周囲の磁界の強さを
検出するホールIC型センサ31と、このセンサ31の
出力信号が出力される出力端子31aに直列に接続され
た第1の抵抗R1と、出力端子31aと電源電圧が与え
られるべき電源端子31bとの間に接続された第2の抵
抗R2と、出力端子31aと接地電位が与えられるべき
接地端子31cとの間に接続された第3の抵抗R3と、
車両の振動などに起因するノイズ成分を除去するための
コンデンサC1とを有している。
【0026】ワイヤーハーネス50には、信号処理回路
40からの電源電圧Vcc(たとえば12V)をセンシン
グ部30に供給するための電源線51と、ホールIC型
センサ31の出力信号を信号処理回路40に伝達するた
めの信号線52と、信号処理回路40から接地電位を与
えるためのグランド線53とが含まれている。電源線5
1はホールIC型センサ31の電源端子31bに接続さ
れており、信号線32は抵抗R1を直列に介装させた状
態でホールIC型センサ31の出力端子31aに接続さ
れており、グランド線53はホールIC型センサ31の
接地端子31cに接続されている。また、電源線51、
信号線52およびグランド線53は、それぞれ、信号処
理回路40の端子T1,T2,T3に接続されている。
端子T1には電源電圧Vccが与えられており、端子T3
には接地電位が与えられている。
【0027】信号処理回路40は、上述のマイクロコン
ピュータ41と、端子T1,T2間に接続された抵抗R
11と、信号線52から端子T2に与えられた信号をレ
ベル調整するバッファ回路42と、端子T2に与えられ
た信号を平滑化する平滑化回路43と、平滑化回路43
の出力電圧VM をディジタルデータに変換するアナログ
/ディジタル(A/D)変換器44とを有している。バ
ッファ回路42の出力信号は、マイクロコンピュータ4
1の入力ポートP1に与えられ、アナログ/ディジタル
変換器44の出力信号は、マイクロコンピュータ41の
入力ポートP2に与えられる。
【0028】平滑化回路43は、端子T2と接地電位が
与えられた端子T3との間に抵抗R12およびコンデン
サC12の直列回路を介装し、抵抗R12とコンデンサ
C12との間の接続点45の電圧VM をアナログ/ディ
ジタル変換器44に与えるようにした積分回路で構成さ
れている。図2はホールIC型センサ31による回転検
出原理を説明するための図解図である。ホールIC型セ
ンサ31は、車軸の回転が伝達されるロータ35の近傍
に配置される。より詳細に説明すると、ロータ35は周
縁部に周期的に歯部35aを形成したものであり、車軸
の回転に伴って軸線36まわりに回動する。このロータ
35の周縁部に対向するようにホールIC型センサ31
が配置されており、このホールIC型センサ31の背後
には永久磁石37が配置されている。
【0029】永久磁石37とロータ35との間のギャッ
プgは、図2(a) のように歯部35aがホールIC型セ
ンサ31に対向しているときには小さいが、図2(b) の
ように歯部35aの間の溝部35bがホールIC型セン
サ31に対向しているときには大きい。このギャップg
の大小により、ホールIC型センサ31を貫く磁束の密
度が変化する。
【0030】ホールIC型センサ31は、周囲の磁束密
度に応じた電圧を出力端子31aに出力する。したがっ
て、ロータ35とホールIC型センサ31との位置関係
が図2(a) の状態であれば、出力端子31aの電位たと
えばハイレベル(=Vcc)となり、これらの位置関係が
図2(b) の状態であれば、出力端子31aの電位はロー
レベル(接地電位に近い値、たとえば0.1V)とな
る。それゆえ、ロータ35が回動すると、その回転速に
対応した周期で高低に変化する信号が出力端子31aに
現れることになる。
【0031】出力端子31aにおける電位の変化は、抵
抗R11における電圧降下の変動として端子T2に現れ
る。したがって、バッファ回路42の出力信号は、ロー
タ35の回転速度に対応した周期のパルス信号となる。
マイクロコンピュータ41は、たとえば一定時間内にお
けるバッファ回路42の出力パルス数を計数したり、出
力パルスのパルス幅を計測したりすることによって、ロ
ータ35の回転速度を得る。
【0032】なお、ロータ35は、鉄などの磁性体やフ
ェライトのような高透磁率の材料で構成される。また、
通常の銅や焼結合金などの材料であっても、ギャップg
の変化に伴ってホールIC型センサ31の近傍の磁束密
度を変化させることができる程度の透磁率を有するもの
であれば、ロータ35の構成材料として適用することが
できる。
【0033】次に、センシング部30と信号処理回路4
0との間の配線に関する故障を検出するための処理につ
いて説明する。故障の種類は、1線断線または2線短絡
の場合を考えておけば実用上充分である。これらの故障
は、図3および図4に簡略化して示されている6通りで
全ケースを網羅している。具体的には、図3(a) ,(b)
,(c) はそれぞれ電源線51、信号線52、グランド
線53で断線故障が生じた場合を示している。また、図
4(d) は電源線51と信号線52との短絡故障が生じた
場合を示し、図4(e) は信号線52とグランド線53と
の短絡故障が生じた場合を示し、図4(g) は電源線51
とグランド線53との短絡故障が生じた場合を示してい
る。
【0034】たとえば、電源電圧Vccが12Vであり、
抵抗R11,R1,R2,R3の各抵抗値が次のような
値であるとする。 R11 ・・・・・・・・ 1.1kΩ R1 ・・・・・・・・ 0.2kΩ R2 ・・・・・・・・ 10kΩ R3 ・・・・・・・・ 10kΩ この場合に、いずれの故障も生じていない正常な状態で
は、ホールIC型センサ31の出力がハイレベルである
と、端子T2の電圧(すなわち、信号処理回路40の近
傍における信号線52の電圧)VB は11.0Vとな
る。すなわち、ホールIC型センサ31には電流が流れ
込まず、電源からの電流は抵抗R11およびR1の直列
回路と抵抗R2とに分流され、さらに抵抗R3を通って
グランド線53に流れ込む。そのため、ホールIC型セ
ンサ31の出力端子31aの電位は、近似的に下記第
(1) 式で与えられる。厳密には、ホールICの判別回路
や増幅回路を機能させるために微小な電流が流れている
から、下記第(1) 式によって厳密な値が得られるわけで
はない。なお、以下に示す各数式は、いずれも上述の微
小な電流を考慮しておらず、したがって、全て近似式で
ある。
【0035】
【数1】
【0036】したがって、出力端子T2に与えられる電
圧VB は、下記第(2) 式に示すとおり、11.0Vとな
る。
【0037】
【数2】
【0038】一方、いずれの故障も生じていない正常な
状態において、ホールIC型センサ31の出力がローレ
ベル(たとえば0.1V)であると、下記第(3) 式に示
すとおり、端子T2の電圧VB は1.93Vとなる。
【0039】
【数3】
【0040】車両が走行していてロータ35が回転して
いる期間には、電圧VB は上記の2つの値を交互にとる
ことになるから、電圧VB を平滑化する平滑化回路43
の出力電圧VM は、下記第(4) 式のとおりとなる。
【0041】
【数4】
【0042】次に示す表2には、車両が停止してロータ
35の回転が停止したときに端子T2に現れる電圧VB
が、正常時と図3(a) 乃至(c) および図4(d) 乃至(f)
に示された各態様の故障発生時との場合に関して表され
ている。なお、表2において「ハイ状態停止時」とはホ
ールIC型センサ31の出力がハイレベルとなる状態で
ロータ35が停止した場合を示し、「ロー状態停止時」
とはホールIC型センサ10の出力がローレベルとなる
状態でロータ35が停止した場合を示している。数値の
単位はV(ボルト)である。
【0043】
【表2】
【0044】ロータ35が停止しているときには、ホー
ルIC型センサ31の出力端子31aの電位は変化しな
い。したがって、いずれの故障も生じていなければ、電
圧V B は、ハイ状態停止時には上記第(2) 式によって得
られた11.0Vとなり、ローレベル状態停止時には上
記第(3) 式によって得られた1.93Vとなる。そし
て、電圧VB は変動しないので、VB =VM となる。
【0045】まず、の電源線51の断線故障(図3
(a) に対応する。)について説明する。電源線51が断
線するとホールIC型センサ30は動作しないので、出
力端子31aに電流が流れ込むことはない。そのため、
ハイ状態停止時およびロー状態停止時のいずれの場合に
も電圧VB は同じ値となり、その値は下記第(5) 式によ
って与えられる。
【0046】
【数5】
【0047】すなわち、ハイ状態停止時における正常値
11.0Vとも、ロー状態停止時における正常値1.9
3Vとも異なる値となる。また、回転状態における正常
値6.47(V)とも異なっている。ハイ状態停止時と
の電圧の相違は、主として、電源からの電流が抵抗R2
に分流されなくなったことに起因している。次に、の
信号線52の断線故障(図3(b) に対応する。)につい
て説明する。このときには、抵抗R11には電流が流れ
込まないから、この抵抗R11における電圧降下が生じ
ず、電圧VB は電源電圧Vccと等しい値である12.0
Vに固定される。したがって、電圧VM は、正常値1
1.0V、1.93V、6.47Vのいずれとも異なる
値である12.0Vとなる。
【0048】の場合のグランド線53の断線故障(図
3(c) に対応する。)が生じたときには、ホールIC型
センサ31は動作することができず、その出力端子31
aには電流が流れ込まない。また、抵抗R3のグランド
線53側の端子は開放されることになるから、この抵抗
R3にも電流は流れ込まず、結局、抵抗R11およびR
1には電流が流れない。そのため、電圧VB は電源電圧
Vccに等しい12.0Vとなる。したがって、平滑化回
路43の出力電圧VM は、正常値11.0V、1.93
V、6.47Vのいずれとも異なる値である12.0V
となる。
【0049】また、の電源線51と信号線52との短
絡故障(図4(d) に対応する。)が生じた場合には、当
然に、電圧VB は電圧Vccに等しくなり、電圧VM は、
いずれの正常値とも異なる値(12.0V)をとる。一
方、の場合、すなわち、信号線52とグランド線53
との短絡故障(図4(e) に対応する。)が生じると、当
然に、電圧VB は0Vとなる。したがって、平滑化回路
43の出力電圧VM は0Vとなるが、この値は、正常値
11.0V、1.93V、6.47Vのいずれとも異な
っている。
【0050】の場合、すなわち、電源線51とグラン
ド線53との短絡故障(図4(f) に対応する。)が生じ
たときにも、電圧VB は0Vとなり、電圧VM はいずれ
の正常値とも異なる値である0Vとなる。このように、
乃至のいずれの態様の故障が生じた場合にも、平滑
化回路43の出力電圧VM は正常値とは異なる値をと
る。したがって、マイクロコンピュータ31では、入力
ポートP2に与えられる値に基づいて上記の電圧VM
正常値11.0V、1.93V、6.47Vの近傍に設
定された所定範囲内の値であるかどうかを監視し、電圧
M が上記所定範囲外の値をとったことが検出されたと
きに、いずれかの故障が生じたものと判定すればよい。
故障が生じたものと判定された後には、マイクロコンピ
ュータ31はアンチロック制御を中止することになる。
もっとも、上記の故障については、電源線51に過大
な電流が流れ込むことになるから、この過電流を検出す
ることによって故障を検出することもできる。
【0051】このようにして、マイクロコンピュータ3
1では、端子T2の電圧を平滑化回路43で平均化した
電圧に基づいて、車両が走行しているときだけでなく、
車両が停止している場合についても確実に故障を検出す
ることができる。これにより、アンチロック・ブレーキ
・システムの安全性を格段に向上することができる。な
お、の電源線51の断線故障が生じた場合の電圧VM
の値10.8Vとハイ状態停止時における正常値11.
0Vとの電圧差は0.2Vであり、比較的小さいから、
この故障の検出が最も困難であると考えられる。しか
し、正常時と故障時とで0.2V程度の電圧差があれ
ば、マイクロコンピュータ31では充分高精度で故障判
定を行える。また、この電圧差は、出力端子31aと電
源端子31bとの間に接続された抵抗R2の抵抗値を小
さくすれば、大きくすることができる。したがって、た
とえば、アナログ/ディジタル変換器44の分解能が低
い場合などには、抵抗R2として抵抗値の低いものを適
用すればよい。
【0052】また、、およびの場合には、ハイ状
態停止時における正常時の電圧VMの値11.0Vと故
障時の値12.0Vとの差は1.0Vである。上述の表
1から理解されるように、従来の構成における対応する
電圧差は0Vである。したがって、従来技術では行えな
かった乃至の故障が本実施例では可能となってい
る。このような電圧差1.0Vを生じさせることができ
るのは、信号線52が抵抗R3を介してグランド線53
に接続されているためである。すなわち、ホールIC型
センサ31の出力がハイレベルであるときにも抵抗R1
1に電流を流すことができるから、ホールIC型センサ
31の出力がハイレベルであるときの端子T2の電圧V
B を電源電圧Vccよりも低くすることができる。
【0053】さらに、およびの場合には、ロー状態
停止時における正常時の電圧VM の値1.93Vと故障
時の値0Vとの差は1.93Vである。上述の表1から
理解されるように、従来の構成における対応する電圧差
は0.1Vである。したがって、およびの各短絡故
障の検出は、従来技術に比較して、本実施例では格段に
良好に行えることが理解される。このような大きな電圧
差1.93Vを生じさせることができるのは、ホールI
C型センサ31の出力がローレベルであるときの端子T
2の電圧VB を、抵抗R1によって引き上げているから
である。
【0054】本発明の実施例の説明は以上のとおりであ
るが、本発明は上記の実施例に限定されるものではな
い。たとえば、車軸の回転が伝達されるロータには、図
5に示すように、周縁部をN極とS極とに交互に磁化し
た円板状のロータ60を適用することもできる。この場
合には、ホールIC型センサ31の背後に永久磁石を配
置する必要はない。
【0055】また、上記の実施例では、センシング部3
0内に抵抗R1,R2,R3が設けられているが、これ
らの抵抗R1,R2,R3はセンシング部30の近傍に
おいてセンシング部30外に接続されてもよい。すなわ
ち、抵抗R1は信号線52の途中部に介装されてもよ
い。また、抵抗R2は、ホールIC型センサ31から抵
抗R1に至る信号経路上のいずれかの位置と電源線51
の途中部またはホールIC型センサ31の電源端子31
bとの間に接続されていればよい。さらに、抵抗R3
は、ホールIC型センサ31から抵抗R1に至る信号経
路上のいずれかの位置とグランド線53の途中部または
ホールIC型センサ31の接地端子31cとの間に接続
されていればよい。
【0056】さらに、上記の実施例では、車輪速を検出
する場合を例にとって説明したが、本発明は回転速度や
回転角などの回転情報を検出するための回転センサに対
して広く適用することができるものである。その他、本
発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこ
とができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転体が
停止しているときであっても、正常状態において信号線
を介して信号処理部に伝達される電圧と、故障発生時に
おいて信号処理部の近傍における信号線に現れる電圧と
を異ならせることができる。そのため、回転体が回転し
ているか停止しているかにかかわりなく、信号線の電圧
を監視することによって故障を確実に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回転センサの故障検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】ホールIC型センサによる回転検出の原理を説
明するための図解図である。
【図3】故障の態様を説明するための電気回路図であ
り、(a) は電源線の断線故障を示し、(b) は信号線の断
線故障を示し、(c) はグランド線の断線故障を示す。
【図4】故障の態様を説明するための電気回路図であ
り、(d) は電源線と信号線との短絡故障を示し、(e) は
信号線とグランド線との短絡故障を示し、(f) は電源線
とグランド線との短絡故障を示す。
【図5】回転センサの他の構成例を示す簡略化した斜視
図である。
【図6】ホールIC型センサを用いて回転情報を得るた
めの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
30 センシング部 31 ホールIC型センサ 31a 出力端子 31b 電源端子 31c 接地端子 35 ロータ R1 第1の抵抗 R2 第2の抵抗 R3 第3の抵抗 40 信号処理回路 41 マイクロコンピュータ 42 バッファ回路 43 平滑化回路 44 アナログ/ディジタル変換器 50 ワイヤーハーネス 51 電源線 52 信号線 53 グランド線 60 ロータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 3/42 G01R 31/02 G08C 19/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転によって近傍の磁界を変動させること
    ができる回転体と、電源電圧が与えられるべき電源端
    子、出力信号を出力すべき出力端子および接地電位が与
    えられるべき接地端子を有し、上記回転体の近傍の磁界
    に対応した信号を出力端子に出力するセンサとを含むセ
    ンシング部と、 上記センサの出力信号を処理して回転情報を得るための
    信号処理部と、 この信号処理部から上記センサの電源端子に電源電圧を
    供給するための電源線と、 上記センサの出力端子に出力された信号を上記信号処理
    部に伝達するための信号線と、 上記信号処理部から上記センサの接地端子に接地電位を
    供給するためのグランド線と、 上記センシング部内または上記センシング部の近傍にお
    いて、上記信号線の途中部または上記信号線と上記セン
    サの出力端子との間に直列に介装された第1の抵抗と、 上記センシング部内または上記センシング部の近傍にお
    いて、上記センサから上記第1の抵抗に至る信号経路上
    のいずれかの位置と上記電源線の途中部または上記セン
    サの電源端子との間に接続された第2の抵抗と、 上記センシング部内または上記センシング部の近傍にお
    いて、上記センサから上記第1の抵抗に至る信号経路上
    のいずれかの位置と上記グランド線の途中部または上記
    センサの接地端子との間に接続された第3の抵抗と、 上記信号処理部の近傍における上記信号線の電圧を監視
    して、その電圧に基づいて故障の有無を判定する判定手
    段とを含むことを特徴とする回転センサの故障検出装
    置。
  2. 【請求項2】上記判定手段は、上記信号処理部の近傍に
    おける上記信号線の平均電圧を検出する手段と、検出さ
    れた平均電圧が所定範囲から逸脱した値であるときに故
    障が生じたものと判定する手段とを含むものであること
    を特徴とする請求項1記載の回転センサの故障検出装
    置。
  3. 【請求項3】回転によって近傍の磁界を変動させること
    ができる回転体と、 電源電圧が与えられるべき電源端子、出力信号を出力す
    べき出力端子および接地電位が与えられるべき接地端子
    を有し、上記回転体の近傍の磁界に対応した信号を出力
    端子に出力するセンサと、 上記センサの出力端子に直列に接続された第1の抵抗
    と、 上記電源端子と出力端子との間に接続された第2の抵抗
    と、 上記出力端子と接地端子との間に接続された第3の抵抗
    とを含むことを特徴とする故障検出機能付回転センサ。
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