JP2883315B2 - 装飾用氷中花とその製法 - Google Patents

装飾用氷中花とその製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾用氷中花、詳
しくは透明氷製有蓋筒柱体内空間に生花が植立したとこ
ろの装飾氷とその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より水中に生花を浸しさせた状態の
ままで凍結させて製する所謂装飾用氷中花としては、実
開昭56−140075号,実開昭59−21474
号,実開平2−146099号,実開平4−13237
7号等に数多くの提案が存在する。
【0003】図9には、上記実開平2−146099号
のものが紹介されている。このものは、生花を封入した
氷塊をライトアップさせるとしたもので、架台1の天板
1a上に複数本の光ファイバー4,…を添わせた生花2
を封入した氷塊柱3が載置されている。当該光ファイバ
ー4,…の集束下端の氷塊柱3より突き出し部4aは、
該天板1a中央に覗く光源ボックス6天板に設けた透孔
5に嵌挿着支持されている。当該光源ボックス6内に
は、モーター7の垂直回転軸8に各種配色を有する回転
円板9を取り付け、当該回転円板9直下に光源体10を
配している。
【0004】しかして、回転円板9の各種配色光は光フ
ァイバー4,…を通って氷塊柱3中で添っている生花2
をライトアップすると共に自からも節目部分で乱反射分
散して光による演出をなすとしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】氷被覆層を介して観察
される封入生花は、氷がもつ清涼感とレンズ作用とで独
特の視覚を与え、装飾として好感されている。しかし、
肝心の生花は、封入で固定されて動きがなく、かつ、こ
の封入、つまり水没した状態での凍結時には、自然界に
おける垂れ姿勢と異なる姿勢(通常生花の根本をもって
逆さに水中に吊して氷結させるために、特に花弁は水中
で垂れ、製品時では上方に向け立ち上がるという、重力
のかかる自然界ではあり得ない姿勢を呈する)とならざ
るを得ないために、不自然な姿勢のままで固化したもの
となっていて、自然の花をそのまま持ち込んだものとは
なっておらず、別物との違和感を消し去ることのできな
いものとなっている。
【0006】本発明は、従来のものが有するかかる点に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、生花を
自然界に咲いている状態のまま氷中に持ち込むとして、
氷層を介して自然界にあると同じ垂れと動きをもつ生花
を観察し得る装飾用氷中花を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の装飾用氷中花は、生花を立て、かつ、砂利
石に埋もれさせた剣山を該生花の基部のみが封入された
状態で氷中に閉じ込めた氷盤上に、透明氷より成る有蓋
筒柱体が該生花を空間内に収容した態様で冠置一体化し
て成るとしたものである。
【0008】又、その製法は、剣山を平皿底に砂利石に
埋もらせて置き、当該剣山に生花を立て、注水のうえ凍
結させて氷盤を製し、他方、水を充満の有底筒体の中心
にエアーホースを差し込み送気しつつ凍結させていく周
辺からの透明氷製造要領にて所定の氷原形成を確認して
送気停止、水抜きをして透明氷より成る有蓋筒柱体を製
し、当該有蓋筒柱体を前記氷盤上に該生花を空間内に収
容する態様で冠置し、載置部に水を塗ったうえ凍結させ
て一体化するとしたものである。
【0009】
【作用】有蓋筒柱内の生花は氷中に固定されるのではな
く、空間内に立つものであるので、振動等の力を受けて
動くし、自からの重みで垂れている。その状態は自然界
における花と全く同様である。つまり、「生きている」
状態といえる。よって、生きた花を氷層を介して観察す
るという今までにない斬新さが提供される。更に、砂利
石の中に立つ態様に視認される生花は、一層自然的であ
り、観賞上好適であり、砂利石は剣山の露出を防げてい
る。また、製法にあっては氷盤,有蓋筒柱体のいずれに
あっても夫々は周知の慣用手段で困難なくなし得るもの
であり、これ等を周知の手段で合体させるとしたところ
の極めて合理的なものであり、誰もが簡単になし得て好
適である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を製法から説
明する。図1において、11は図示例では金属等の熱伝
導の良好な材質より成る有底筒体で、12は凍結後の剥
離や凍結体の取り扱い上介装するを良しとする当該有底
筒体11内面に覆着のビニール袋である。
【0011】図2に示す如く充水13し、中央にエアー
ホース14を立てる。図3に示す如く、エアー15を吹
き出させながら凍結させていくと器周辺から透明氷16
の凍結が進む。しかして、所定の氷厚形成を確認したと
ころで送気を停止、かつ、水抜きをすれば、図4に示す
如く、透明氷より成る逆さ姿勢の有蓋筒柱体17が仕上
がる。前記の有底筒体11は、水漏れのない容器体であ
らねばならぬ必要はなく、それ自体では水漏れするカゴ
状の枠体であっても差し支えはない。何故ならばビニー
ル袋12が内張りされるため水漏れは阻止されるからで
あり、この場合、仕上がる有蓋筒柱体17は表面非滑面
の氷層をもつものとなり趣を違ることが可能となる。他
方、図5に示す如く平皿18の底に剣山19を置くと共
に当該剣山19には生花21を立て、これを砂利石20
に埋もれさせ、水を充満させて凍結させ、氷盤22を製
する。
【0012】図6に示す如く、皿18より取り出された
氷盤22上に該有蓋筒柱体17を冠置する。氷盤22と
有蓋筒柱体17の製造順序は問うものでない。図7に示
す如く、載置部に水を塗って凍結させると生花21を有
蓋筒柱体17の空間内に閉じ込めた本発明の装飾用氷中
花23が完成する。なを、図6,7に図示省略した該ビ
ニール袋12は、長めのものを用いておいて完成品全体
を包み込めば、包装袋に変じることとなって好適であ
る。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図8に基づいて説明する。
同図は本発明の装飾用氷中花23をライトアップしたも
ので、搭載面25aに落下防止用の縁取り24を有する
架台25内には側部に偏位させて一対のモーター7の垂
直回転軸8に各種配色を有する回転円板9を取り付け、
当該回転円板9直下に光源体10した投光装置26,2
6が配設されている。
【0014】当然ながら該搭載面25aには投光装置2
6,26に合わせて透孔27,27が穿がたれている。
氷盤22を突き抜けて投射のライト効果は、生花21に
氷層透過で緩衝されたライトアップを与え、観賞に好適
である。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されたものであ
るので、以下の如き効果を奏する。 (1)生きた氷中花の提供を実現する。 (2)何んら困難なく既存の手段の応用で仕上げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製法で用いる有底筒体の俯瞰図であ
る。
【図2】本発明製法における有底筒体への充水,エアー
ホース差し込み説明図である。
【図3】本発明製法におけるエアー吹き込み説明図であ
る。
【図4】本発明における有蓋筒柱体の完成説明図であ
る。
【図5】本発明製法における氷盤製造説明図である。
【図6】本発明製法における氷盤と有蓋筒柱体の一体化
説明図である。
【図7】本発明品の縦断図である。
【図8】本発明品のライトアップ説明図である。
【図9】従来のライトアップされた氷中花の説明図であ
る。
【符号の説明】 1 架台 1a 天板 2 生花 3 氷塊柱 4 光ファイバー 4a 突き出し部 5 透孔 6 光源ボックス 7 モーター 8 垂直回転軸 9 回転円板 10 光源体 11 有底筒体 12 ビニール袋 13 充水 14 エアーホース 15 エアー 16 透明氷 17 有蓋筒柱体 18 平皿 19 剣山 20 砂利石 21 生花 22 氷盤 23 装飾用氷中花 24 縁取り 25 架台 25a 搭載面 26 投光装置 27 透孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生花を立て、かつ、砂利石に埋もれさせ
    た剣山を該生花の基部のみが封入された状態で氷中に閉
    じ込めた氷盤上に、透明氷より成る有蓋筒柱体が該生花
    を空間内に収容した態様で冠置一体化して成るとしたこ
    とを特徴とする装飾用氷中花。
  2. 【請求項2】 ライトアップ用架台上に載置するとした
    請求項1記載の装飾用氷中花。
  3. 【請求項3】 剣山を平皿底に砂利石に埋もらせて置
    き、当該剣山に生花を立て、注水のうえ凍結させて氷盤
    を製し、他方、水を充満の有底筒体の中心にエア−ホー
    スを差し込み送気しつつ凍結させていく周辺からの透明
    氷製造要領にて所定の氷厚形成を確認して送気停止、水
    抜きをして透明氷より成る有蓋筒柱体を製し、当該有蓋
    筒柱体を前記氷盤上に該生花を空間内に収容する態様で
    冠置し、載置部に水を塗ったうえ凍結させて一体化する
    とした装飾用氷中花の製法。
JP30819496A 1996-11-19 1996-11-19 装飾用氷中花とその製法 Expired - Fee Related JP2883315B2 (ja)

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