JP2882190B2 - 間欠受信方式 - Google Patents

間欠受信方式

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JP2882190B2
JP2882190B2 JP4189038A JP18903892A JP2882190B2 JP 2882190 B2 JP2882190 B2 JP 2882190B2 JP 4189038 A JP4189038 A JP 4189038A JP 18903892 A JP18903892 A JP 18903892A JP 2882190 B2 JP2882190 B2 JP 2882190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多方向多重通信の間欠受
信方式に関し、特に親局と無線接続される複数の中継局
と、この各中継局に無線接続される複数の子局とで構成
され、デマンドアサインメント方式を用いて通信を行う
場合に、通話要求が無いときには中継局と子局の電源を
なるべくオフにし、通話要求が生じたときには短時間で
通話チャネルの設定を行う間欠受信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の親局,中継局,子局の通
信回線の構成は図5に示すように、交換機200と、地
理的に離れた位置に散在する電話機等の端末装置204
A〜Iを交換機200に接続収容する手段として、交換
機200からの加入者線を一度親局201に収容し、端
末装置からの加入者線を端末装置の近くに設置した各子
局203A〜Dに収容し、親局と各子局間を無線等の伝
送路を介して接続する。又、端末装置に呼が生起する毎
に呼が生起した端末が接続されている子局と親局との間
の伝送路に通話チャネルを割り当て、交換機と端末装置
間を接続して通信を行う多方向多重通信システムが用い
られている。このときに、親局と各子局間の地理的距離
が大きい場合、親局と子局間に中継局202A,Bを設
置し、伝送路の延長を行う構成がとられてきた。ここで
103a,103bは親局/中継局間の伝送路、104
は親局と子局間の伝送路、105a,b,cは中継局と
子局間の伝送路である。次に図7は、親局と各中継局お
よび子局、各中継局と各子局間の伝送路における時分割
多重通信フレーム構成を示している。すなわち、1フレ
ーム内に情報伝送チャネル1番のタイムスロット2番〜
N+1番(Nは正の整数)までのN個の通話チャネルと
で構成されている。
【0003】例えば、図5において端末装置204Dに
おいて呼が生起すると、子局203Bから中継局202
Aに対して図7の制御情報伝送チャネル1番を介して通
話チャネル割当要求情報が送出され、中継局202Aで
はこの通話チャネル割当情報を親局201に中継する。
親局201はN個の通話チャネルの中から空いている通
話チャネルを割り当てる。例えば伝送路103aと10
5aに通話チャネル2番を割り当て、通話チャネル割当
情報を制御情報伝送チャネル1番を介し中継局202A
経由で子局203Bへ伝送する。通話相手先が端末装置
204Cである場合、親局201と子局203A間の伝
送路104において別の通話チャネル3番が割り当てら
れて、端末装置204Dと端末装置204Cとを接続す
るための通話チャネルが確保される。
【0004】第1の加入者線101aを介して通話先接
続情報が親局201から交換機200へ送出され、交換
機200は端末装置204D,204C間の通信回線の
接続制御が行われる。このように、多方向多重通信シス
テムにおいては、端末装置に呼が生起したときのみ親
局、中継局および子局の間の伝送路に通話チャネルが割
り当てられて通信回線が確保され、端末装置間の通信が
効率良く行われる。したがって端末装置間の通話が始ま
り、通話終了後に通話チャネルの解放が行われるまでの
間だけ動作すればよく、それ以外のときは常時中継局や
子局の送受信機を動作させるために電源を供給する必要
はない。このように消費電力を節約する目的で従来、間
欠受信方式という方式がとられているが、従来の間欠受
信方式について説明する。まず子局だけが間欠受信を行
い、中継局へは常に電源を供給する場合を考える。
【0005】図8は従来の子局80の構成図である。8
−101〜103は第2の加入者線、8−18〜20は
端末装置、8−5は第2のインタフェース部、8−16
は信号速度の変換を行い通話情報等を入出力処理する加
入者インタフェース部、8−17は発呼(オフフッ
ク)、終話(オンフック)等の呼情報を検出する呼情報
検出部、8−2は伝送路を介して親局または中継局と多
重化通信信号を送受信する第2の送受信部、8−7は多
重化通信信号を変調してIF信号とする変調部、8−9
はIF信号から多重化通信信号に復調する復調部、8−
6は空中線部、8−8は空中線共用部、8−3は第2の
多重分離部、8−10は多重化通信信号を変調部8−7
へ出力する多重化部、8−12は、通話情報を端末装置
単位に分離し、また呼接続情報等の情報伝送チャネルの
信号を分離する分離部、8−11は発呼端末装置の加入
者番号(図7中のSUB NO.)、自局の局番号等
(図7中のStation No.)に対応する情報を
識別し多重化部8−10へ出力する制御と、分離部8−
12から送られてくる呼接続情報に基づき加入者インタ
フェース部8−16と割当チャネルとを接続するように
多重化部8−10及び分離部8−12への制御と、子局
の管理制御を行う子局制御部、8−4は子局に接続され
ている端末装置8−18〜20が通話中のときには子局
全体に電源供給を行い、いずれの端末装置も通話してい
ないときには、ある一定周期で一定期間のみ子局全体に
電源を供給して、親局あるいは中継局からの着呼情報に
基づき電源の連続的供給を行うかどうかを判断するとと
もに、かかる制御を子局の第2の送受信部8−2と第2
の多重化分離部8−10とに行う制御と、端末装置8−
18〜20から呼情報検出部8−17を経由して発呼要
求が上がってきた場合には、間欠受信を停止して子局全
体に電源供給を行う制御を含む間欠受信制御部、8−1
5は間欠受信の周期を作るクロックを発生する発信器、
8−14は分離部8−12からの着呼情報に基づき着呼
端末が自局に接続された端末であるかどうかの判断を行
う着呼情報検出部、なお間欠受信制御部8−13は発信
器8−15からのクロックを分周して間欠受信の周期を
作り第2の送受信部8−2と第2の多重化分離部8−3
への電源供給を制御するとともに着呼情報検出部からの
情報に基づき自局あてに着呼があった場合には、子局全
体に継続的電源供給をする制御を行う。
【0006】図6(a)は中継局が間欠受信を行わない
場合の制御手順を示したタイムチャートである。端末装
置204Bが発呼し端末装置204Dが着呼する場合を
示している。通話の要求がない時、子局203Bと子局
203Aは間欠受信状態にあり、それぞれT1およびT
4の周期である一定時間電源のオン/オフを繰り返して
いる。ある時刻t1に端末装置204Bに呼の生起が起
こりオフフックされると子局203Bは間欠受信を停止
して連続的に電源供給を行い発呼情報を中継局202A
を介して親局201に伝送する。親局ではチャネルの設
定等の呼接続処理を行い着呼情報を下り方向(親局から
中継局または子局に向かう方向)の時分割多重通信フレ
ームに多重化して各中継局及び子局に伝送する。着呼情
報は中継局202B経由で子局203Dにも伝送される
が、この時子局203Dはまだ間欠受信中なので時刻t
2において電源が子局全体に供給されて始めて自局の端
末装置204Iに着呼があることを検出し間欠受信を停
止する。子局203Dは端末装置204Iが通話中でな
ければ加入者インタフェース部を介して割り当てられた
通話チャネルと端末装置204Iを接続して端末装置相
互間の通話が開始される。通話中のどちらかの端末装置
が時刻t3にオンフックし、親局5−2での終話処理手
続きにより割当チャネルが解放された後子局203B及
び子局203Aは時刻t4において再び間欠受信を開始
する。以上が従来の間欠受信方式のうち中継局が間欠受
信を行わない場合の動作概要である。
【0007】次に中継局が間欠受信を行った場合につい
て説明する。図9は従来の中継局構成図である。図9に
おいて、9−2,9−3は第1および第2の送受信部、
9−4,9−5は第1および第2の多重分離部、9−6
は間欠受信制御部、9−7はインタフェース部である。
各部の内部構成機能は子局と同様で中継局なので2系統
の部が実装されている。ここでは間欠受信制御部9−6
のみを説明する。間欠受信制御部9−6は自局に接続さ
れた端末装置9−28,9−29,または9−30のい
ずれかの端末装置からの発呼あるいはいずれかの端末装
置への着呼があった場合に、下位の中継局または子局か
ら上位の中継局または親局へ向かう方向においては、分
離部9−19から分離された下位の中継局または子局か
らの情報伝送チャネルおよび通話チャネルに対応した情
報に基づき多重化部9−18へ所要の多重化情報を送出
する制御と、親局あるいは上位の中継局から下位の中継
局または子局に向かう方向においては、分離部9−20
から分離された親局または上位中継局からの情報伝送チ
ャネルおよび通話チャネルに対応した情報に基づき多重
化部9−17へ所要の多重化情報を送出する制御と、分
離部9−20あるいは分離部9−19からの情報のうち
間欠受信制御情報に基づき間欠受信を継続するかあるい
は停止するかの判断を行うとともにかかる制御を自局の
第2の送受信手段9−3,第2の多重化分離手段9−
5,第1の送受信手段9−2,第1の多重化分離手段9
−4に対して行う制御とを含み中継局の間欠受信の制御
を行う。中継局制御部9−16は上記制御を多重化部9
−18及び多重化部9−17に対して行う。発振器9−
24は間欠受信の周期を作るためのクロックを発生す
る。着呼情報検出部9−23は間欠受信部の機能のうち
自局への着呼情報の検出と下り方向の間欠受信制御情報
の検出を行い、かかる情報を間欠受信制御部に送出す
る。発呼情報検出部9−21は上り方向の発呼情報と間
欠受信制御情報を検出し、間欠受信制御部9−22に送
出する。間欠受信制御部9−22は発信器9−24から
のクロックを分周して間欠受信の周期を作り、下り方向
に関しては、着呼情報検出部9−23からの情報に基づ
き自局に接続されている端末装置へ着呼がある場合また
は下り間欠受信制御チャネル内のBS ON/OFFビ
ットが“0”の場合(間欠受信停止を意味する)には間
欠受信を停止し自局全体に電源供給を行う制御と、上り
方向に関しては、発呼情報検出部9−21からの情報に
基づき上り間欠受信制御チャネル内のBS ON/OF
Fビット“0”の場合には間欠受信を停止する制御と、
上記以外の場合、即ち、自局に接続された端末装置から
の発呼または自局に接続された端末への着呼がなく、且
つ、上り及び下り方向の間欠受信制御チャネル内のBS
ON/OFFビットがともに、“1”の場合は間欠受
信を行う制御とを含み中継局の間欠受信を制御する。
【0008】次に図6(b)は従来の間欠受信方式のう
ち中継局も間欠受信を行った場合の制御手順を示したタ
イムチャートである。通話の要求がないとき、子局20
3B,中継局202A,中継局202B,子局203D
は間欠受信状態にあり、それぞれT1,T2,T3,お
よびT4の周期である一定時間電源のオン/オフを繰り
返している。時刻t1において端末装置204Dに呼の
生起がありオフフックが検出されると、子局203Bは
間欠受信を停止して発呼情報を中継局202Aに伝送す
るが、この時中継局202Aはまだ間欠受信中であるた
め、時刻t2において電源が中継局202A全体に供給
され間欠受信制御情報が“BS OFF”であることが
検出され中継局202Aの間欠受信が停止される。中継
局202Aは親局201に発呼情報を中継し、親局20
1ではチャネルの設定等の呼接続処理を行いチャネル割
当情報と着呼情報を下り方向の時分割多重通信フレーム
に多重化して各中継局と子局に放送モードで伝送する。
この時、親局201は下り方向の間欠受信制御情報を
“BS OFF”にして時分割多重通信フレームに多重
化する。これらの下り方向の時分割通信情報は中継局2
02Bに到達するが、この時中継局202Bはまだ間欠
受信状態にあるため時刻t3において始めて上記の情報
を受信し、間欠受信制御情報を検出して間欠受信を停止
する。この後中継局202Bは下位局である子局203
Cと子局203Dに下り時分割多重通信情報を送出す
る。子局203Dは中継局202Bからの下り時分割多
重通信情報をt4において始めて受信し間欠受信を停止
するとともに割当られた通話チャネルと加入者インタフ
ェース部との接続を行い、端末装置204Dと端末装置
204I間の通話が開始される。子局203Cにも同様
に中継局202Bからの下り時分割多重通信情報が到達
するが、着呼情報の解読により着呼端末装置が自局に接
続された端末装置でないことを確認して間欠受信を継続
する。この後204Dあるいは204Iのいずれかの端
末装置が時刻t5に通話を終了しオンフックすると、終
話情報が上り方向の親局201まで中継され、親局20
1での終話処理後割当チャネルが解放され、再び間欠受
信を開始する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上説明
した従来の間欠受信方式には、次のような欠点がある。
即ち、各中継局における間欠受信継続/停止の判断は間
接受信制御情報(BSON/OFFビット)と自局に接
続された端末装置への着呼情報との論理的和によって制
御されるため、システム内の全ての端末装置が通話/着
呼/発呼を行っていない場合は間欠受信を行うが、それ
以外の時は間欠受信を停止しているため消費電力削減効
果に無駄が生じている。これは下り方向の間欠受信制御
情報が親局によって時分割多重通信フレームに多重化さ
れ放送モードで送出されるためである。すなわち、直接
通話に関与しない中継局も間欠受信を停止してしまう。
さらにチャンネルの割当等の回線設定に要する時間が長
いことがある。これは各中継局および子局の間欠受信周
期の間に位相同期がとられていないためである。図6
(a)の場合は最悪のときは子局203Dが間欠受信中
の電源オン(図中PWR ON)の状態から電源オフ
(図中PWR OFF)の状態に切り替わった直後に、
着呼情報が子局203Dに到達した場合で、この時は子
局が自局に接続された端末装置に着呼があることを検出
して間欠受信を停止するまでには約T4の時間だけ更に
待たなければならない。この回線設定に要する時間の増
加は図6(b)の場合に中継局の段数が増えればさらに
増加することが考えられる。
【0010】本発明の目的は従来とられてきた方式より
も回線設定に要する時間が短く、しかも消費電力削減効
果も従来の方式より大きい間欠受信方式を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の間欠受信方式は
第1の加入者線を介して交換機と接続される親局と、こ
の親局と伝送路を介して接続され第2の加入者線を介し
て下位の端末装置および子局と接続される複数の中継局
と、この各中継局と伝送路を介して接続される端末装置
を下位に有する前記子局とで階層化された多方向多重通
信回線を構成し、前記中継局および子局が端局装置の無
通話時に所定の周期で所定の時間帯のみ電源を供給して
間欠受信を行う間欠受信方式において、親局は多重化し
た位相情報により前記中継局および子局の間欠受信の位
相を同期させる手段と、呼接続処理中に一旦全中継局と
全子局との間欠受信を停止させ呼接続終了後に着呼端末
の局番号と加入者番号を全局に通知して間欠受信停止命
令を解除する手段とを備え、前記中継局は局番号の解読
により自局の着呼かどうかを判定し間欠受信の停止又は
継続を決定する手段と、前記子局は加入者番号の解読に
より着呼端末が自局に接続されているかどうかを判定し
間欠受信の停止又は継続を決定する手段を有する。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。システムの構成は従来の多方向多重通信システムと
基本的に変わらないので図5も参照して行う。図1は本
発明の一実施例の子局構成図、図2は本実施例の中継局
の構成図、図4は本実施例の信号フォーマットを示すフ
レーム構成図である。図1において図8の従来例と同一
の符号は同一の構成と機能を有する。すなわち本実施例
では間欠受信制御部1−4に同期情報検出部1−21を
追加している。また図2において図9の従来例と同一の
符号は同一の構成と機能を有する。すなわち本実施例で
は間欠受信制御部2−6に同期情報検出部2−25を追
加し、さらに局接続情報解読部2−31,局接続情報蓄
積接続部2−32,着呼情報検出/比較部2−23を設
けている。
【0013】次に本実施例のうち従来例と相違する点の
動作を説明する。同期情報検出部1−21は親局または
上位の中継局により時分割多重通信フレーム上の間欠受
信制御情報チャネルに多重化された親局または上位の中
継局の間欠受信周期計数器の位相情報を解読し自局の間
欠受信制御部1−13内の間欠受信周期計数器との同期
をとるためにリセットパルスを生成する。
【0014】局接続情報解読部2−31は初期設定時お
よび加入者の増設あるいは子局または中継局の増設時に
親局からの制御によって情報伝送チャネルを介して送ら
れてくる局接続情報(中継局の場合は自局に連なる下位
の中継局および子局の局番号)を分離および解読する。
局接続情報蓄積制御部2−32は局接続情報解読部2−
31の指令により局接続情報に変更が生じた場合に内部
のメモリを更新する。着呼情報検出/比較部2−23
は、親局または上位中継局から送られてくる下り時分割
多重通信信号から着呼情報を検出し、着呼端末が接続さ
れている局が自局か自局に接続されている下位の中継局
または子局であるかどうかの判断を、着呼情報内の局番
号(図4のStation NO.)と局接続情報蓄積
/制御部内の局接続情報と比較照合により行う。同期情
報検出部2−25は親局または上位の中継局により時分
割多重通信フレーム上の間欠受信制御チャネルに多重化
された親局または上位中継局の間欠受信周期計数器の位
相情報(図4中のBS SYNCビットを解読し自局の
間欠受信制御部2−22内の間欠受信周期計数器との同
期をとるためのリセットパルスを生成する。間欠受信制
御部2−22は発信器2−25からのクロックを分周し
間欠受信周期を作る間欠受信周期計数器を内部に含み、
同計数器と同期情報検出部2−25から送られてくる親
局または上位中継局の間欠受信周期計数器の位相情報を
含むリセットパルスにより位相同期を確立する制御と、
着呼情報検出/比較部からの情報に基づき自局または自
局につながる下位の中継局または子局に接続された端末
装置に着呼がある場合、間欠受信制御情報検出部2−2
1からの情報に基づき自局につながる下位中継局または
子局に接続されている端末装置が通話中かもしくは発呼
要求中である場合、及び発呼情報検出部2−27の情報
に基づき自局に接続された端末装置が通話中もしくは発
呼要求中である場合は間欠受信を停止する機能と、着呼
情報検出/比較部2−23の情報に基づき自局および自
局につながる下位の中継局また子局に接続された端末装
置に着呼がない場合、発呼情報検出部2−21の情報に
基づき自局につながる下位の中継局または子局に接続さ
れた端末装置が通話中でなく且つ発呼要求も行っていな
い場合、および呼情報検出部2−27の情報に基づき自
局に接続された端末装置が通話中でなく且つ発呼要求が
ない場合は間欠受信を継続し、自局または自局につなが
る下位の中継局または子局に接続された端末装置が通話
状態から終話状態に変化した場合は所要の終話処理を行
った後に間欠受信を再開する制御を含み中継局の間欠受
信制御を行う間欠受信制御部、2−16は上記の間欠受
信制御部2−22による制御を多重化部2−20および
多重化部2−17に対して行う中継局制御部、2−6は
間欠受信制御部2−22,発呼情報検出部2−21,着
呼情報検出/比較部2−23,同期情報検出部2−2
5,発信器2−25,および中継局制御部2−16を含
む間欠受信制御手段である。
【0015】図3は前述した本発明による間欠受信方式
の制御手順を示したタイムチャートであり、図6
(a),(b)で示した従来例と同様に図5中の端末装
置204Dが発呼し、端末装置204Iが着呼する場合
を示している。通話要求がないとき、子局203B,中
継局202A,中継局202B,および子局203Dは
間欠受信状態にあり、同一の周期で一定時間電源のオン
/オフう繰り返している。図3中の各局の電源オン/オ
フのデューティ比(図3中のPWR ONとPWROF
Fの時間比)が異なるのは、各局の間欠受信制御部内の
発信器の周波数同期をとっていないためである。(回路
構成の簡易化のため周波数同期はとらない。市販の低価
格の発信器でも周波数同期をとる必要がない程度の安定
度を十分実現できる。)但し、親局において下り方向の
時分割多重通信フレーム内の間欠受信制御情報チャネル
に間欠受信周期計数器の位置情報(図4中のBS SY
NCビット)が多重化され、その位相情報が順次下位の
中継局および子局に伝送され、各中継局および各子局で
は同期情報検出部1−21,2−25によってその位相
情報が検出され、各々の間欠受信制御部8−13,9−
22において間欠受信周期に関する位相同期がとられる
ため、電源オンから電源オフの立ち下がり位置の位相は
揃っている。時刻t1において端末装置204Dに呼の
生起があったとする。子局203Bでは呼情報検出部8
−14において端末装置からの発呼を検出し、その情報
を子局制御部8−11と間欠受信制御部8−13に送出
する。間欠受信制御部1−13では間欠受信を停止して
子局全体に連続的電源供給を開始し、子局制御部8−1
1では上り時分割多重通信フレーム上の間欠受信制御情
報チャネル内のBS ON/OFFビットに“0”(B
S OFF即ち間欠受信停止を意味する)を多重化する
よう多重化8−10を制御し、上位の中継局202Aに
対して間欠受信の停止を促す。この時中継局202Aは
間欠受信状態にあるが時刻t2において電源オンとなる
ため、この時点で子局203Bからの上り方向時分割多
重通信信号を受信する。中継局202A内の発呼情報検
出部9−21では上り時分割多重通信フレーム上の間欠
受信制御情報チャネル内のBS ON/OFFビットが
“0”であることを検出し、この情報に従って間欠受信
制御部9−22は間欠受信を停止して中継局202A全
体に連続的に電源を供給する。子局203Bからの発呼
情報は中継局202Aを介して親局201へ送られ呼接
続処理が行われる。この時親局は呼接続が終了するまで
の時間(図3中t2〜t3の間)下り方向の時分割多重
通信フレーム上の間欠受信制御情報チャネル内のBS
ON/OFFビットに“0”を多重化してシステム内の
全中継局に間欠受信の停止を促す。呼接続処理が終了し
た時点(図3中t3)で親局は上記の下り方向BS O
N/OFFビットを再び“1”にもどし、通話に関与し
ない中継局に間欠受信を再開させる。中継局では親局か
らの下り方向のBS ON/OFFビットが“0”の場
合、および着呼端末装置が自局または自局につながる下
位の中継局または子局に接続された端末装置である場合
に間欠受信を停止する。従って通話に直接関与しない中
継局では時刻t2で親局からの下り方向のBS ON/
OFFビットが“0”であることを検出して、一旦間欠
受信を停止するが呼接続処理終了後の時刻t3において
下り方向のBS ON/OFFビットが“1”であるこ
と、および着呼情報中の局番号情報(図4中のStat
ion NO.)の解読によって着呼端末装置が自局ま
たは自局につながる下位の中継局または子局でないと判
断し間欠受信を再び開始する。通話に関与する中継局、
例えば中継局202Bでは時刻t2に親局からの下りB
S ON/OFFビットが“0”であることを検出して
間欠受信を停止し、時刻t3ではBS ON/OFFビ
ットは“1”に変化したことを検出するが着呼情報中の
局番号情報の解読により着呼端末装置204Iが自局に
つながる子局203Dに接続されていることを判断し、
連続的電源供給を継続する。子局では親局からの下り方
向のBS ON/OFFビットが“0”の場合、および
着呼端末装置が自局に接続されている場合に間欠受信を
停止する。従って着呼端末装置を収容していない子局で
は、時刻t2(図3)で親局からの下り方向のBS O
N/OFFビットが“0”であることを検出して一旦間
欠受信を停止するが、呼接続処理終了後の時刻t3にお
いて下り方向のBS ON/OFFビットが“1”であ
ること、および着呼情報中の加入者番号(図4中のSU
B NO)の解読によって着呼端末装置が自局に接続さ
れた端末装置でないと判断して間欠受信を再び開始す
る。着呼端末装置を収容している子局では時刻t2に親
局からの下りBS ON/OFFビットが“0”である
ことを検出し間欠受信を停止し、時刻t3ではBS O
N/OFFビットは“1”に変化したことを検出する
が、着呼情報中の加入者番号の解読により着呼端末装置
が自局に接続されている端末装置204Iであると判断
し連続的電源供給を継続する。子局203Dでは着呼情
報に基づき指定された端末装置204Iと割当チャネル
を加入者インタフェース部を介して接続し、端末装置2
04Dと204I間の通話が開始される。この後時刻t
4においてどちらか一方の端末装置がオンフックする
と、子局では終話情報を上り方向の時分割多重通信フレ
ーム上に多重化し中継局202Bを介して親局201に
伝送する。親局201では子局203Dからの終話情報
を受信して割当チャネルの解放等の終話処理を行い、終
話処理終了後の時刻t5において下り方向の時分割多重
通信フレーム上の端末装置204D,204Iに対する
割当通話チャネル内のMODEビットを“IDLE”状
態に戻す。親局201での終話処理終了後、発呼端末装
置204Dを収容している子局203Bでは、上りのB
S ON/OFFビットを“1”を多重化して上位の中
継局202Aに間欠受信の再開を促す。中継局202A
では上りのBS ON/OFFビットが“1”であるこ
とを検出し、この情報に従って間欠受信制御部は間欠受
信を再開する。一方着呼端末装置204Iを収容してい
る子局が接続されている中継局202Bでは着呼端末装
置204Iに対する下り割当通話チャネル内のMODE
ビットが親局201の制御により“IDLE”に変化し
たことを検出して間欠受信を再開する。(下り方向のB
S ON/OFFビットは時刻t3の時点ですでに
“1”となっている。)以上の手順により時刻t5にお
いて、子局203B,203D、中継局202A,20
2Bの全てが間欠受信を再び始めることになる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明でば、全て
の中継局と子局の間で間欠受信周期の同期をとる機能
と、各中継局において着呼端末装置が自局あるいは自局
に連なる下位の中継局または子局に接続されているかど
うかを判断して間欠受信を継続するか停止するかを決定
する機能と、更に親局での呼接続処理中に中継局が間欠
受信の過程でのPWR ONからPWR OFFの切換
動作を禁止して、同一の間欠受信周期内での回線設定が
行えるようにするため、呼接続中の短時間だけ全中継局
の間欠受信を一旦停止させる機能を具備することによ
り、中継局の間欠受信を可能とするだけでなく、通話に
関与しない中継局は間欠受信を継続できる効果がある。
したがって消費電力削減ができる。また、各中継局およ
び各子局間の間欠受信周期の周期確立を可能にしたの
で、最悪でも呼が生起してから1間欠受信周期内で回線
設定を行うことができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の子局の構成図である。
【図2】本実施例の中継局の構成図である。
【図3】本実施例を説明するタイムチャートである。
【図4】本実施例を説明するフレーム構成図である。
【図5】一般的な多方向多重通信のシステム構成図であ
る。
【図6】従来例のタイムチャートである。
【図7】従来例のフレーム構成図である。
【図8】従来例の子局の構成図である。
【図9】従来例の中継局の構成図である。
【符号の説明】
1−4,2−6,8−4 間欠受信制御部 1−21,2−25 同期情報検出部 2 23 着呼情報検出/比較部 2−31 局接続情報解読部 2−32 局接続情報蓄積制御部 8−2,9−2,9−3 送受信部 8−3,9−4,9−5 多重化分離部 8−5,9−7 インタフェース部 8−6,9−8,9−9 空中線部 8−7,9−10,9−11 変調部 8−8,9−12,9−13 空中線共用部 8−9,9−14,9−15 復調部 8−10,9−17,9−18 多重化部 8−11 子局制御部 8−12,9−19,9−20 分離部 8−13,9−22 間欠受信制御部 8−14 着呼情報検出部 8−15,9−24 発信器 8−16,9−26 加入者インタフェース部 8−17,9−27 呼情報検出部 8−18〜20,9−28〜29 端末装置 200 交換機 201 親局 202A,202B 中継局 203A〜D 子局 204A〜I 端末装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の加入者線を介して交換機と接続さ
    れる親局と、この親局と伝送路を介して接続され第2の
    加入者線を介して下位の端末装置および子局と接続され
    る複数の中継局と、この各中継局と伝送路を介して接続
    される端末装置を下位に有する前記子局とで階層化され
    た多方向多重通信回線を構成し、前記中継局および子局
    が端局装置の無通話時に所定の周期で所定の時間帯のみ
    電源を供給して間欠受信を行う間欠受信方式において、 親局は多重化した位相情報により前記中継局および子局
    の間欠受信の位相を同期させる手段と、呼接続処理中に
    一旦全中継局と全子局との間欠受信を停止させ呼接続終
    了後に着呼端末の局番号と加入者番号を全局に通知して
    間欠受信停止命令を解除する手段とを備え、 前記中継局は局番号の解読により自局の着呼かどうかを
    判定し間欠受信の停止又は継続を決定する手段と、 前記子局は加入者番号の解読により着呼端末が自局に接
    続されているかどうかを判定し間欠受信の停止又は継続
    を決定する手段を有することを特徴とする間欠受信方
    式。
  2. 【請求項2】 前記中継局が自局接続情報を判定する局
    接続情報解読部と、自局接続情報を蓄積する局接続情報
    蓄積制御部と、前記蓄積情報と着呼情報を比較して間欠
    受信制御部を駆動開始させるかどうかの着呼情報検出/
    比較部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    間欠受信方式。
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