JP2881597B2 - ケーブルテストシステム - Google Patents
ケーブルテストシステムInfo
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- Y04—INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
- Y04S—SYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
よび障害追跡に関し、より特定的にはケーブルの減衰特
性の測定に関する。
クステーション、プリンタ、およびファイルサーバによ
って形成されるローカルエリアネットワーク(LAN)
は、現代のオフィスにおいてますます一般的になってい
る。LANシステムは一般にこれらの装置のすべてを銅
導線のツイストペアのLANケーブルで物理的に接続す
ることによって実現され、その最も一般的なものは、静
電遮蔽を含み得る可撓性ラッパ内に(一般に単に「ツイ
ストペア」と呼ばれる)4つのツイストワイヤペアで構
成される8ワイヤケーブルであり、ケーブルの各端が工
業規格コネクタで終端される。うまく設置されていない
LANシステム、または故障したケーブルもしくはコネ
クタを有するLANシステムは、データ伝送エラーをも
たらすかもしれない。したがって、適切な動作および性
能を確かめるためにLANシステムをテストしなければ
ならない。
される最大の信号損失を示すためにLAN認証ツールに
おいて必要な特定の性能パラメータである。減衰は、単
に信号がケーブルに沿って伝播するにつれて信号のパワ
ーが減少した結果であるかもしれず、または故障したコ
ネクタを通って信号が損失された結果であるかもしれな
い。減衰が特定の限界を超えると、LANシステムは性
能仕様に従わない。
波信号をリモートユニットからケーブル内のワイヤのツ
イストペアの反対側の端に与え、近端で信号強度を測定
する。測定の間、周波数範囲にわたる別個のステップで
正弦波ソースが増分され、減衰対周波数のリストが発生
される。このリストは、テスト下のケーブル設置に対し
て特定された最悪の場合の減衰対周波数の関数と比較さ
れ、コンプライアンス、すなわち、減衰限界を超えるか
否かが決定される。しかしながら、この従来の方法は、
主要測定ユニットに加えて大きく複雑なリモートユニッ
トを必要とする。
ブル減衰測定システムは、ツイストペアLANケーブル
をテストし、障害追跡するために、周波数の関数でLA
Nケーブル減衰を測定する。
障害追跡ユニットは、LANケーブル内の選択された1
つのツイストペアを介してリモートユニット内のパルス
受信器に刺激信号を与え、これにより、パルス発生器は
既知の振幅および持続期間の特定のパルスを発生し、こ
のパルスは測定パルスとして同じ束またはケーブル内の
別個であるが隣接したツイストペアに与えられる。測定
システムは、測定パルスが主要ユニットに達した後、測
定パルスを分析し、減衰対周波数情報を与え、ケーブル
内の減衰に起因する信号損失の量が受入れ可能であるか
否かを決定する。
波数スペクトルが主としてパルスの幅および振幅によっ
て決定され得るという周知の事実を利用する。たとえば
5ナノ秒のオーダの比較的幅の狭いパルスは、たとえば
100メガヘルツまでのより高い周波数でそのパワーの
著しい割合を有する連続した周波数スペクトルを生じ
る。主要なテストおよび障害追跡ユニットならびにリモ
ートユニットは、テスト下のケーブル(CUT)の両端
に結合される。主要ユニット内のパルス発生器は、マイ
クロプロセッサ制御下で、かなり幅の広い(たとえば2
00ナノ秒以上の)刺激パルスを複数個のツイストペア
のうちの選択された1つを介してリモートユニット内の
パルス受信器に与える。刺激パルスに応答して、リモー
トユニット内のパルス発生器は、比較的幅の狭い測定パ
ルス(たとえば5ナノ秒のオーダ)を発生し、これは、
その減衰特性が測定されている第2の選択されたツイス
トペアを介して主要ユニット内の測定回路に伝送され
る。好ましい実施例における測定回路は波形デジタイザ
である。波形デジタイザは、シーケンシャルサンプリン
グによって受取った減衰測定パルスを記録し、減衰パル
スの再構成された同時間波形を与える。高速フーリエ変
換(FFT)がデジタル化された減衰パルス波形レコー
ドに行なわれ、正規化されかつスケーリングされると、
減衰対周波数情報のテーブルを与える。次に、この情報
が用いられて、特定のLANケーブルの特定の最悪の場
合の減衰要件に対してチェックされ、仕様とのコンプラ
イアンスが決定され得る。
ユニットから特定のテストを行なうためのその命令を受
取り、これらはデコードされかつリモートユニット内に
あるマイクロプロセッサによって用いられ、測定パルス
発生器を活性化し、主要ユニットによって選択されたツ
イストペアをテストするように出力経路を構成する。リ
モートユニットは、新しいパルス列エンコードされたコ
マンドを受取りかつ認識するまで、そのプログラムされ
た構成のままである。テストシーケンスの間に誤ったパ
ルスタイミングなどの異常が検出されると、テストが打
切られ、エラーメッセージが主要ユニットに送られる。
減衰測定に加えて、リモートは、多くの他の測定、たと
えばNEXT(近端クロストーク)のための受動100
オーム終端、TDR(時間領域反射率測定)のための受
動開放回路、およびワイヤマッピングのためのパルス列
発生などを容易にするようにプログラムできる。
によって発生されるクロストークアーティファクトおよ
びシステムエラーを最終的な測定値から減じるように行
なわれる。
ーブルにおける信号強度の減衰を測定するためのパルス
ベースの測定システムを提供することである。
与えられたパルスの減衰対周波数分析を行なうことので
きる測定システムを提供することである。
テムにおける最大の信号損失を示すことによって、テス
ト下のケーブルが最小の特定の性能レベルを満たすかど
うかを決定する簡単な方法を提供することである。
は、添付の図面と関連して次の説明を読むと当業者には
明らかになるであろう。
スベースのケーブル減衰測定システムの一般的なブロッ
ク図が示される。明らかになるように、この発明の装置
は、パルスの周波数スペクトルがパルスの幅および振幅
によって決定され得るという周知の事実を利用する。た
とえば5ナノ秒のオーダの比較的幅の狭いパルスは、た
とえば約100メガヘルツまでのより高い周波数でその
パワーの著しい割合を有する連続した周波数スペクトル
を生じ、一方、たとえば30ナノ秒のオーダの比較的幅
の広いパルスは、たとえば約20メガヘルツまでのより
低い周波数でそのパワーのより大きい割合を有する周波
数スペクトルを生じる。したがって、(5ナノ秒のオー
ダの)幅の狭いパルスが100メガヘルツの周波数まで
の減衰測定のために選ばれる。
ならびにリモートユニット12は、工業規格コネクタ1
4および14′を介してテスト下のケーブル(CUT)
16の両端に結合される。CUT16は、ツイストペア
16−1および16−2として図1に示された、少なく
とも2つのツイストワイヤペア(または関連産業におい
て既知であるように単にツイストペア)で構成される例
示のLANケーブルが適しているであろう。認められる
ように、リモートユニット12は、パルスリピータとし
て働き、主要ユニット10から受取られた各刺激パルス
または信号に応答して測定のための特定のパルスを発生
する。
刺激パルスを反復して発生し、これらはケーブルセレク
タスイッチ22および第1のコネクタ14を介してツイ
ストワイヤペアのうちの第1の選択されたツイストペア
16−1の近端に与えられる。各刺激パルスは、ツイス
トペア16−1に沿って、CUT16の遠端に接続され
るリモートユニット12まで進み、ここでその刺激パル
スが第2のコネクタ14′を通り、パルス受信器26に
よって受取られる。パルス受信器26は、単に、刺激パ
ルスを検出し、それに応答してトリガパルスを発生する
回路であり、したがって、論理ゲートまたはコンパレー
タなどの多くの既知の回路のいずれでもよい。パルス受
信器26によって発生されたトリガパルスは、パルス発
生器28に与えられ、パルス発生器28は主要ユニット
10によって測定される測定パルスを発生する。そのよ
うに発生された測定パルスの各々は既知の振幅および持
続期間のものであり、コネクタ14′を介して、この場
合テストされているツイストペアである第2の選択され
たツイストペア16−2の遠端に与えられる。
ーブルセレクタスイッチ22を介して第2の選択された
ツイストペアの近端に結合され、リモートユニット12
内のパルス発生器28によって発生された測定パルスを
受取り、測定する。好ましい実施例における測定回路3
0は、波形デジタイザを用いて減衰パルスをストアし、
処理回路を用いて受取られた測定パルスの減衰対周波数
分析を行ない、結果として生じる情報をディスプレイ装
置32上でユーザに与える。
12の両方は、この技術分野において周知であるよう
に、ケーブルの特性インピーダンスと一致する終端抵抗
器で終端される。また、主要ユニット10およびリモー
トユニット12の両方は、終端の一部として平衡−不平
衡変圧器を含み、これらはCUT16の両端に結合さ
れ、平衡したケーブル駆動を達成し、ここで説明される
測定システム以外の機能を容易にする。
UT16のツイストペア伝送線に沿って伝播し、速度V
は、光の速度の率であり、電気ケーブルにおいて1ナノ
秒当り8インチ(または1ナノ秒当り20センチメート
ル)にほぼ等しい。トリガパルスの送出から測定回路3
0が測定パルスを受取るまでに必要な時間は、速度Vで
除したケーブル16の長さLの2倍にリモートユニット
12の回路内で引起された遅延時間Dを加えたものに等
しく、つまり経過時間T=(2L/V)+Dである。し
たがって、刺激パルスの反復度は、その後の刺激パルス
が発生される前に測定パルスが測定回路30によって処
理されるのを可能にするために、刺激パルス間の時間が
選ばれた経過時間Tを超えるようなものでなければなら
ない。
化され、経過時間の正確な測定を確実にし、新しい刺激
パルスが送出される前に確実に測定を完了する。この発
明の好ましい実施例では、刺激パルス間の時間は約4.
1マイクロ秒であり、これは刺激パルス繰返し周波数が
約244キロヘルツであることを意味する。
ル減衰測定システム内の波形のシーケンスおよびそれら
の間のタイミング関係を示す。刺激パルス50は、測定
回路30からのコマンド信号に応答して信号発生器20
によって発生され、CUT16のツイストペア16−1
に送出される。刺激パルス50の前縁および後縁がツイ
ストペア16−1および16−2にわたってならびにコ
ネクタ14および14′にわたって結合され、ツイスト
ペア16−2上で、したがって、測定回路30には望ま
れないクロストークアーティファクト52、53および
54として現れることに注目されたい。好ましい実施例
における刺激パルス50は、かなり幅が広く、240ナ
ノ秒のオーダであり、100メートルまでのケーブル長
さに対してパルス受信器26の信頼性のある動作を確実
にする。後でわかるように、測定パルス応答からアーテ
ィファクト52、53および54を除去できる。
6−1に沿って伝播し、パルス受信器26がトリガ信号
を発生する、(L/V)+Dの経過時間の後、測定パル
ス56がパルス発生器28によって発生され、ツイスト
ペア16−2に送出される。測定パルス56は、比較的
幅の狭い、たとえば5ナノ秒のオーダであるように選ば
れる。なぜなら、先に述べたように、そのような幅の狭
いパルスは最も高い測定周波数まで連続的でかなり平坦
である周波数スペクトルを生じるからである。たとえ
ば、5ナノ秒のパルスは、複雑な高速フーリエ変換(F
FT)を用いて分析されると、244キロヘルツから約
150メガヘルツまでの範囲にわたって使用できる周波
数スペクトルを生じる。測定パルス56は、ツイストペ
ア16−2に沿って伝播し、L/Vの経過時間の後、減
衰パルス58として示される減衰した形で測定回路30
において現れる。
を与えるのに望まれる情報をすべて含む。ケーブル特性
および長さがすべて同じであれば、刺激と応答との間の
経過時間が常に同じであることを意味し、減衰パルスに
達する前に測定回路によって受取られた情報をすべてマ
スクオフするのは簡単なことであろう。しかしながら、
減算によって望まれない情報を取除くことができる。測
定シーケンスは次のとおりである。
ット12とを相互接続する、短い、実質的に無損失の基
準ケーブルを用いて測定が行なわれ、0デジベルの校正
データを発生し、これはストアされ、その後、いかなる
未知のケーブル上で測定を行なう際にも用いられる。
て、刺激パルスが基準ケーブルに与えられ、リモートユ
ニットパルスリピータがオンとなり、減衰パルス応答
(apr)が測定される。簡略化の目的で、この測定値
は「apr0.on」と呼ばれる。
スリピータがオフとなって測定が繰返され、「apr
0.off」と呼ばれる測定値を得る。測定パルスがリ
モートユニットによって発生されないことを除き、すべ
てがステップ60と同じであることに注目されたい。
ファクト(図2の52、53および54)が減算によっ
て除去され、基準ケーブルの測定パルス応答だけが残
る。つまりapr0=apr0.on−apr0.of
fである。
og(|FFT(apr0)|)を用いてapr0のd
bFFT(APR0)が計算される。
としてストアされる。ケーブル測定ごとに再校正が必要
でなく、ストアされた校正データが多くのケーブルの測
定に役立つはずであることが注目されるべきである。不
揮発性メモリ内にストアされる場合、バッテリが除去さ
れても校正データが保持される。
ル(CUT)の測定を説明する。テスト下のケーブル
は、一方の端で主要ユニット10に接続されかつ他方の
端でリモートユニット12に接続されるCUT16とな
る。
6(テスト下のケーブル)に与えられ、リモートユニッ
トパルスリピータがオンとなって、減衰パルス応答(a
pr)が測定される。簡略化の目的で、この測定値は
「aprcut.on」と呼ばれる。
スリピータがオフとなって、測定が繰返され、「apr
cut.off.」と呼ばれる測定値を得る。リモート
ユニットによって測定パルスが発生されないことを除
き、すべてがステップ70と同じであることに注目され
たい。
ークアーティファクト(図2の52、53および54)
が除去され、テスト下のケーブルの測定パルス応答だけ
が残る。つまりaprcut=aprcut.on−a
prcut.offである。
* log(|FFT(aprcut)|)を用いてap
rcutのdbFFT(APRCUT)が計算される。
APR0(周波数の関数)でテスト下のケーブルの減衰
が計算される。
計算は減衰対周波数テーブルを生じ、別個の244キロ
ヘルツのステップにおいて0メガヘルツないし100メ
ガヘルツで減衰レベルがデジベル単位で与えられる。次
に、オペレータまたは主要ユニット10は、これらの減
衰レベルとテスト下の所与のケーブルに対して公表され
た仕様とを比較できる。
6に示される。図5において、(回路素子を囲む破線に
よって示された)ケーブルテスト装置主要ユニット10
は、同時係属中の米国特許出願第08/220,068
号に記載されたものと同様であり、したがって、多くの
回路素子が同じである。主要ユニット10は、主要ユニ
ット10をテスト下のケーブル(CUT)16に接続す
るコネクタ100を含む。コネクタ100は、いかなる
タイプのケーブルまたはいかなる数の伝送線にも対応す
るように選択され得る。示された実施例では、コネクタ
100は、4つのツイストワイヤペアで構成される従来
の8ワイヤLANケーブルのコネクタと合うように適合
された工業規格RJ−45コネクタである。パルス発生
器102は、(後で説明される)捕捉タイミングコント
ローラ104からパルスコマンド信号が開始されると刺
激パルスを発生し、これはマイクロプロセッサ106に
よって制御される。幅が約240ナノ秒であり、リモー
トユニットパルス受信器の信頼性のある動作を確実にす
る刺激パルスは、約4.1マイクロ秒の間隔で反復して
発生され、これは、刺激パルスがCUT16の長さをリ
モートユニット12まで進み、測定パルスが、CUT1
6を介して戻り、(説明される)測定システムによって
測定されるのに十分な時間を与える。
ス構造を介して、ランダムアクセスおよびフラッシュ読
出専用メモリの両方を含み得るメモリ108と、ユーザ
定義情報のエントリのためのキーパッド110と、フラ
ットパネル液晶ディスプレイ(LCD)装置およびその
関連するディスプレイ回路でもよいディスプレイ装置1
12とに接続される。
号をスイッチマトリックス114に与え、スイッチマト
リックス114は適切には、刺激パルスをパルス発生器
102から選択されたツイストペアに送り、かつ測定パ
ルスを別のツイストペアから測定システムに送るための
従来の設計のデジタル制御リレーからなるであろう。
ロスコープで入力信号の波形をデジタル化するために用
いられたものと同様の波形デジタイザを含み、したがっ
て、従来の周知の素子を含み、多くの反復信号から捕捉
されたサンプルが、1つのリアルタイム信号を表わす同
時間レコード内で後に再構成されるシーケンシャルサン
プリングとして技術分野において知られている従来のモ
ードで動作される。これにより、5ナノ秒の持続期間の
測定パルスとしてリモートユニット12から伝送される
減衰パルス応答信号をサンプリングするのに必要であ
る、利用可能なサンプリングクロック速度よりも高い有
効速度のサンプリングが可能になる。
マトリックス114を介して受取られた減衰パルス応答
信号は、サンプル/ホールド増幅器120に与えられ、
サンプル/ホールド増幅器120は、クロストーク信号
の振幅を、アナログ−デジタル変換器(ADC)122
によってデジタル表示に変換されるのに必要なだけ長く
凍結する。望まれれば、信号状態を波形デジタイザの能
力と一致させるために、デジタル化する前に、増幅器、
減衰器、フィルタなどの適切な信号調節回路を信号経路
内に挿入できる。
ーラ104によって与えられ、捕捉タイミングコントロ
ーラ104は適切には、プリグラマブル論理デバイスお
よび高速(この実施例では約60メガヘルツ)クロック
発振器と組合されて、所望のタイミングおよび制御を与
えるデジタル信号プロセッサ(DSP)であってもよ
い。捕捉タイミングコントローラ104は、先に説明さ
れたようにパルス発生器102へのパルスコマンド信号
を開始し、また、約4メガヘルツの速度で、サンプル/
ホールド信号をサンプル/ホールド増幅器120に与
え、変換制御信号をADC122に与える。サンプル/
ホールド信号およびADC制御信号は、パルス発生器1
02に与えられるパルスコマンド信号の開始に続いて、
内部遅延線によって2ナノ秒の累進的に増加する遅延増
分で発生される。したがって、この実施例におけるサン
プル/ホールド増幅器120およびADC122の変換
速度は約4メガヘルツであるが、周知のシーケンシャル
サンプリング技術は500メガヘルツの有効サンプリン
グ速度を可能にする。周知のナイキストサンプリング定
理に従うと、これは、250メガヘルツまでの周波数ス
ペクトルにおける減衰応答パルスのサンプリングを可能
にする。
各々が表わす、変換されたデジタル化されたサンプル
は、捕捉タイミングコントローラによって高速捕捉波形
メモリ124に搬送される。サンプルは時間順に得られ
ないかもしれないが、それらは、当業者には周知である
ように、メモリ124内にストアされるとそれらの適切
な時間シーケンスに再び順序付けられる。その後、波形
レコードがマイクロプロセッサ106によって検索さ
れ、メモリ108に移動される。したがって、波形デジ
タイザは、減衰応答パルスの再構成された同時間波形の
2048ポイントのレコードを2ナノ秒のサンプリング
間隔で与えるシーケンシャルサンプリングによって、受
取られた減衰応答パルス波形を記録する。
ケンスに従ってマイクロプロセッサ106によって計算
が行なわれ、正規化されかつスケーリングされると、デ
ィスプレイ装置112上で見ることのできる減衰対周波
数情報のテーブルを与える。次に、この情報が用いられ
て、特定のLANケーブル設置のための特定の最悪の場
合の減衰要件に対してチェックされ、コンプライアンス
が決定され得る。
すべての動作は主要ユニット10によって要求される。
リモートユニット12は、いずれかのツイストワイヤペ
アに送られた通信およびコマンドに応答し、命令をデコ
ードし、受取られた刺激パルスに応答して主要ユニット
10によって選択されたいずれかのツイストワイヤペア
上に測定パルスを送るようにそれ自体を構成する。
ト12の詳細を示す。リモートユニット12は、リモー
トユニット12をテスト下のケーブル(CUT)16に
接続するためのコネクタ200を含む。コネクタ200
はいかなるタイプのケーブルまたはいかなる数の伝送線
にも対応するように選択できる。示された実施例では、
コネクタ200は、メインユニット10上のその対応す
るコネクタ100と同様に、4つのツイストワイヤペア
で構成される従来の8ワイヤLANケーブルのコネクタ
と合うように適合された工業規格RJ−45コネクタで
ある。ブロック202は、先に述べたように、ケーブル
の特性インピーダンスと一致するケーブル終端抵抗器
と、平衡したケーブル駆動を達成するための平衡−不平
衡変圧器とを表わす。CUT16の4つのツイストワイ
ヤペアに対応するワイヤ204−1、204−2、20
4−3、および204−4は、パルス検出器206−
1、206−2、206−3、および206−4の入力
に接続され、さらに測定パルスドライバ208−1、2
08−2、208−3、および208−4の出力に接続
される。測定パルスドライバ208−1、208−2、
208−3、および208−4の入力は、チャネルセレ
クタゲート210−1、210−2、210−3、およ
び210−4の出力に接続され、チャネルセレクタゲー
トは、パルス発生器212の出力を方向づける。パルス
検出器206の出力に接続されるのは、入来チャネルラ
ッチ214および検出パルスゲート216であり、これ
は好ましい実施例では単に論理ゲートの組合せである。
検出パルスゲート216の出力は、パルス発生器212
の入力とデコーダ218とに結合される。リモートユニ
ット受信(刺激)および送信(応答)機能はマイクロプ
ロセッサ220によって制御され、マイクロプロセッサ
220は素子210ないし218のすべてと相互接続さ
れる。
である。最初は、マイクロプロセッサ220は静止した
不活性の状態である。主要ユニット10内のマイクロプ
ロセッサ106およびパルス発生器102は、異なる関
数に対して、たとえば2ないし17のパルスのパルス列
長さの、異なる長さのパルス列の形式で、特定の命令を
発生する。これらの命令は、CUT16を介してリモー
トユニット12に伝送され、好ましい実施例ではパルス
カウンタとして作用するデコーダ218によってデコー
ドされる。命令パルス列は、200ナノ秒の幅と2マイ
クロ秒の期間とを各々が有するパルスから構成される。
RCネットワークなどのタイミング回路によって決定さ
れる3マイクロ秒の期間の後、パルスの立上がり端縁を
受取らずに、マイクロプロセッサ220は命令パルス列
が終わっていることを知らされる。その後、マイクロプ
ロセッサ220は、ラッチ214から入来チャネル情報
を検索し、パルス列が受取られたチャネルとともにパル
ス列計数を処理する。マイクロプロセッサ220はゲー
ト210の1つを能動化し、命令から決定されたチャネ
ル上で伝送するようにリモートユニット12を構成す
る。リモートユニット12が動作の準備ができると、ハ
ンドシェークパルス列が主要ユニット10に送られ、そ
の後、パルスリピータの動作が開始する。240ナノ秒
の刺激パルスの各々が主要ユニット10から受取られる
と、それはパルス検出器206によって検出され、わず
かな遅延の後、パルス発生器212が5ナノ秒の測定パ
ルスを発生し、5ナノ秒の測定パルスが能動化されたチ
ャネルセレクタゲート210および対応する測定パルス
ドライバ208を介してテスト下のワイヤペアに送られ
る。
い期間を有するパルス列により、デコーダ218内のカ
ウンタが増分しないことが注目されるべきである。ここ
で説明された減衰測定のための刺激パルス列は常に4マ
イクロ秒より長い期間を有するので、刺激パルスが、デ
コーダ218によってカウントされず、したがって、コ
マンドまたは命令として解釈されない。
コードされたコマンドを受取りかつ認識するまで、プロ
グラムされた構成のままである。テストシーケンスの間
に誤ったパルスタイミングなどの異常が検出されると、
テストが打切られ、エラーメッセージが主要ユニットに
送られる。減衰測定に加えて、リモートは、NEXT
(近端クロストーク)のための受動100オーム終端、
TDR(時間領域反射率測定)のための受動開放回路、
およびワイヤマッピングのためのパルス列発生などの、
多くの他の測定を容易にするようにプログラムできる。
サ220はMC68HC705E1型であり、すべての
論理ゲートは、容易にかつ安価ですぐに入手可能である
低電力のCMOS部品で実現される。電力引込みが十分
低いので、オンオフスイッチが必要ではない。したがっ
て、LAN減衰テストのためのパルスリピータとして本
質的に機能する低コストの自己構成リモートを提供す
る。
たが、当業者には、多くの変更例および変形例がそのよ
り広い局面においてこの発明から逸脱せずに行なわれ得
ることが明らかであろう。たとえば、適切な制御および
付加的な回路とともに、測定回路30が当業者によって
従来のランダムサンプリング波形デジタイザとして実現
され得る。代わりに、適切な高速波形デジタイザ回路お
よび付随するコストの増加とともにシングルショット捕
捉が実現され得る。したがって、前掲の特許請求の範囲
がそのような変更例および変形例をすべてこの発明の真
の範囲内であるように網羅することが意図される。
定システムの一般的なブロック図である。
およびそれらのタイミング関係を示す図である。
ロック図である。
ロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 テスト下のケーブルにおける信号減衰を
測定するためのケーブルテストシステムであって、 前記テスト下のケーブルの近端に結合される主要テスト
ユニットを含み、前記主要テストユニットは、刺激パル
ス発生器および波形デジタイザを有し、前記刺激パルス
発生器は、前記テスト下のケーブル内の複数個の伝送線
のうちの選択された第1のものに刺激パルスを与え、前
記ケーブルテストシステムはさらに前記テスト下のケー
ブルの遠端に結合されるリモートユニットを含み、前記
リモートユニットは、前記主要テストユニットからの刺
激パルスに応答して、予め定められた振幅および幅の1
つの測定パルスを前記テスト下のケーブル内の前記複数
個の伝送線のうちの選択された第2のものに与える測定
パルス発生器を有し、 前記主要テストユニット内の前記波形デジタイザは、前
記リモートユニットからの前記測定パルスのデジタル化
された波形の記録を生じ、前記テスト下のケーブルにお
ける減衰の表示を与える、ケーブルテストシステム。 - 【請求項2】 前記デジタル化された波形の記録から、
予め定められた周波数にわたって減衰対周波数の記録を
与えるプロセッサをさらに含む、請求項1に記載のケー
ブルテストシステム。
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