JP2881126B2 - 鶏体の脱毛装置 - Google Patents

鶏体の脱毛装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鶏体の脱毛装置に
関し、更に詳しくは食鳥肉(成鶏・ブロイラー)の解体
工程の前処理として脱毛する際に使用する鶏体の脱毛装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の食鳥肉(成鶏・ブロイラー)を、
各部分に解体する際には、これらの鶏体を湯漬け後に鶏
体の脱毛処理が要求される。この脱毛処理の方法として
は、図1に示す如き装置を用い、一対のドラム3にゴム
製の棒6を多数設け、この一対のドラムを互いに逆方向
に回転させることによって、鶏体皮膚面をゴム棒6で叩
き、その摩擦力で脱毛していた。
【0003】
【発明が解決しようする課題】上記従来の方法では、ゴ
ム棒の回転方向が、上から下へと1方向である為、ゴム
棒で叩かれても脱落しなかった羽毛は、鶏体の皮膚面に
密着し、この密着した羽毛を脱毛することは非常に困難
であった。脱毛を十分にするべく、ドラムの回転速度を
上げ、ゴム棒による打撃力を高めると、鶏体表面が叩か
れ過ぎとなって、鶏体の表面が痛み易くなり、鶏体の日
持ちが著しく低下した。又、この装置では、鶏体の手羽
先や股の付け根部分等の如く、鶏体表面に露出していな
い部分の脱毛が困難であった。
【0004】従って、機械による脱毛では、十分な脱毛
が困難である為、最終的には、鶏体に残った羽毛を手作
業で除去することが要求され、非常に煩雑で且つコスト
高であるという問題があった。従って本発明の目的は、
食鳥肉(成鶏・ブロイラー)の脱毛を、鶏体を痛めるこ
とがなく、又、手羽先や股の付け根部分の羽毛も容易に
脱毛することが出来る鶏体の脱毛装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明に
よって達成される。即ち、本発明は、メインフレイム
と、該メインフレイムに懸垂されて水平方向に移動する
一対の支柱と、該一対の支柱にそれぞれ支持された一対
のドラム本体と、該ドラム本体を回転させる動力源とか
らなり、上記ドラム本体は、横方向に配列された幅の狭
いディスク対の集合体であり、該ディスク対は、互いに
隣接し且つ互いに逆方向に回転する幅の狭い2個のディ
スクから構成され、該ディスク対の表面にはゴム棒が立
設されており、上記一対のドラム本体を、それらの間に
懸垂された鶏体を挟持する様に近接させて上記ディスク
を回転させ、上記懸垂された鶏体が上記一対のドラム本
体に挟持された状態でドラム本体の横方向に移行させら
れる様にして、鶏体の羽毛を脱毛する様にしたことを特
徴とする鶏体の脱毛装置である。
【0006】本発明によれば、ドラム本体3,3を構成
する複数のディスク対5を、その対をなすディスク5−
1,5−2が互いに隣接し且つ互いに逆方向に回転する
様に構成してあるので、鶏体は、ディスク面に立設され
たゴム棒6によって上方向及び下方向の両方から叩かれ
る。従ってゴム棒6の打撃によって鶏体表面に密着した
羽毛は、逆回転している別のゴム棒6によって再び起毛
され、再度ゴム棒6によって叩かれるので、ドラムの回
転が低速度であっても鶏体の十分な脱毛が可能となり、
従って鶏体を痛めることがなく、又、上記機構によっ
て、手羽先や股の付け根部分の羽毛も容易に脱毛するこ
とが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に図面に示す実施例により本発
明を更に詳しく説明する。図1は本発明の脱毛装置の概
略斜視図、図2は図1の一部切り欠き正面図、図3は図
2のX−X矢視断面図、図4はディスク対の斜視図、図
5はディスク対の回転機構を説明する図である。
【0008】図示する様に、本発明の脱毛装置は、メイ
ンフレイム1と、該メインフレイム1に懸垂されて水平
方向に移動する一対の支柱2,2と、該一対の支柱にそ
れぞれ支持された一対のドラム本体3,3と、該ドラム
本体を回転させる動力源4とからなり、上記ドラム本体
3,3は、横方向に配列された幅の狭いディスク対5の
集合体(図3〜5参照)であり、該ディスク対5は、互
いに隣接し且つ互いに逆方向に回転する幅の狭い2個の
ディスク5−1,5−2から構成され、該ディスク対5
の表面にはゴム棒6が立設されていることを特徴として
いる。
【0009】メインフレイム1は、本発明の脱毛装置の
各部材を支えるものであって、その材質は特に限定され
ないが、衛生上の観点からステンレススチールで構成す
ることが好ましい。該メインフレイムの1例のサイズと
しては、高さ2〜3m、幅2〜2.5m、長さ3〜4m
である。メインフレイム1には、油圧ポンプ7を動力源
とする油圧シリンダー8,8によって、メインフレーム
1の梁上を滑動する支柱2,2が懸垂されている。ドラ
ム本体3,3は、油圧シリンダー9,9によって支柱
2,2に沿って上下する様に支柱2,2に支持されてい
る。
【0010】ドラム本体3,3は、図3に示す様に、複
数のディスク対5を横列させて構成されており、該ディ
スク対5は図4に示す様に、固定ディスク5−3の両側
に1個づつのディスク5−1,5−2が回転可能に設置
され、それらの表面には多数のゴム棒6が交換可能に立
設されている。この一対のディスク5の回転機構は、図
5にその断面を示す様に、電動機(図2)の動力を伝え
るVプーリー10に固定された入力軸11がベアリング
12によって保持され、該入力軸11の先端には傘歯車
14−1が固定され、この傘歯車14−1は、図5上、
上方のディスク5−1に固定された出力軸13先端の傘
歯車14−2と噛み合い、ディスク5−1を一方の方向
に回転させる。一方、下方のディスク5−2は、上記と
同様にして傘歯車14−1と傘歯車14−3との噛み合
いによってディスク5−1とは逆方向に回転する。この
様にして固定デスク5−3の両側のディスク5−1,5
−2は等速度で互いに逆方向に回転する。
【0011】上記ディスク対5の全体の幅は、1例とし
て、130〜150mm程度であり、固定ディスク5−
3の幅は30〜40mmで、両側のディスク5−1,5
−2の幅はそれぞれ50〜60mmである。又、これら
のディスク5は通常直径250〜300mmである。1
個の回転ディスク5−1,5−2の表面には、10〜1
5本程度のゴム棒6が、適当な方式でほぼ垂直に設けら
れており、このゴム棒6は直径15mm程度で、長さが
150〜200mm程度であり、そのJISA硬度は約
60〜90が好適である。
【0012】上記一対のデスク5を回転される電動機4
は、ディスク対5の1個に対してそれぞれ1個設けても
よいが、通常はコスト的考慮に基づき1個の電動機4に
よって2個のディスク対5を回転させる様にする。勿
論、1個の電動機によってドラム本体3,3を構成して
いる全てのディスク対5を回転させることも可能である
が、電動機が万一故障すると装置全体が停止するので、
複数個の電動機を設置して、1個の電動機により1〜3
個のデスク対5を回転させる様にすることが好ましい。
【0013】ドラム本体3,3は、図3に示す様に、上
記デスク対5を横列させて構成する。ドラム本体3,3
は約3〜4mの長さが普通であり、ドラム対5の数は約
15〜30個が普通である。図3に示す例では、ドラム
本体3は傾斜させて設けられているが、この傾斜は前記
油圧シリンダー9,9の作用によって任意の角度に傾斜
させることが出来る。ドラム本体3,3を傾斜させるこ
とによって、脱毛処理すべき鶏体7のサイズがまちまち
であっても、ドラム本体3,3間に懸垂されている鶏体
7はガイド線14に平行に左右に移行させられるので、
鶏体7のサイズの変化にも係らず、全てのサイズの鶏体
7の脱毛を完璧に行うことが出来る。
【0014】上記左右一対のドラム本体3,3は、いず
れもその対向面を除いてハウジングカバー15,15に
よって被覆され、脱毛された羽毛が周囲に飛散するのを
防止している。更に電動機4からVプーリー10に至る
駆動経路とドラム本体部分は適当な仕切り壁16によっ
て仕切られ、同様に脱毛された羽毛が駆動経路に入るの
を防止している。この仕切り壁16はデスク対及びその
駆動系を支持する作用も有している。更に図示されてい
ないが、ドラム本体をカバーしているハウジング15の
上部には水スプレー装置が設置されていて、脱毛された
羽毛は、水スプレーによって濡れて重くなって周囲に飛
散することなく、ドラム本体3,3の直下に落下して不
図示の受け皿に受けられ連続的に除去される。
【0015】次に本発明の装置の作動を説明する。脱毛
処理すべき鶏体7を、鶏体把持具17によってその足首
において把持し、この把持具17の他端を、メインフレ
ーム1の前後の梁に設けられチエーンベルトの如きガイ
ド14に次々に懸下する。懸下された鶏体7は一定の速
度で進行し、互いに接近しているドラム本体3,3の間
において、多数のゴム棒6によって上から及び下から叩
かれて脱毛される。このとき、前記の様にドラム本体
3,3を構成しているディスク対5の夫々のディスク5
−1,5−2が逆回転しているので、ゴム棒6で一度倒
されて鶏体に密着した羽毛は、直ちに逆回転のゴム棒6
によって起毛され、又、直ちにその逆の回転の別のゴム
棒6によって叩かれるので、羽毛が鶏体に残ることはな
い。又、同様な理由で手羽先の羽毛や股部の内側の羽毛
も十分に脱毛される。この脱毛処理時間にはドラム本体
3,3の上方から水がスプレーされており、脱毛された
羽毛は重くなってドラム本体3,3の下方に落下する。
この様に鶏体7は連続的に脱毛処理され、本装置によれ
ば、1時間当たり900〜10,000個の鶏体の脱毛
処理が可能である。
【0016】
【効果】以上の如き本発明によれば、食鳥肉(成鶏・ブ
ロイラー)の脱毛を、鶏体を痛めることがなく、又、手
羽先や股の付け根部分の羽毛も容易に脱毛することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱毛装置の概略斜視図
【図2】本発明の実施例の装置の正面図
【図3】図2のX−X矢視断面図
【図4】ディスク対の斜視図
【図5】ディスクの回転機構を説明する図
【符号の説明】
1:メインフレイム 2:支柱 3:ドラム本体 4:動力源 5:ディスク対 6:ゴム棒 7:油圧ポンプ 8:油圧シリンダー 9:油圧シリンダー 10:Vプーリー 11:入力軸 12:ベアリング 13:出力軸 14:傘歯車 15:ハウジングカバー 16:仕切り壁 17:鶏体把持具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインフレイムと、該メインフレイムに
    懸垂されて水平方向に移動する一対の支柱と、該一対の
    支柱にそれぞれ支持された一対のドラム本体と、該ドラ
    ム本体を回転させる動力源とからなり、上記ドラム本体
    は、横方向に配列された幅の狭いディスク対の集合体で
    あり、該ディスク対は、互いに隣接し且つ互いに逆方向
    に回転する幅の狭い2個のディスクから構成され、該デ
    ィスク対の表面にはゴム棒が立設されており、上記一対
    のドラム本体を、それらの間に懸垂された鶏体を挟持す
    る様に近接させて上記ディスクを回転させ、上記懸垂さ
    れた鶏体が上記一対のドラム本体に挟持された状態でド
    ラム本体の横方向に移行させられる様にして、鶏体の羽
    毛を脱毛する様にしたことを特徴とする鶏体の脱毛装
    置。
  2. 【請求項2】 一対のドラム本体が、共に傾斜可能に設
    けられている請求項1に記載の鶏体の脱毛装置。
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