JP2879581B2 - 無菌的な接合方法 - Google Patents

無菌的な接合方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、血液バックや輸血バックなどの医療器具を
無菌的に接合する接合方法に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) 血液バック、輸血バック、採血セットなどの医療器具
は通常滅菌されて包装袋に収納されている。最近、これ
らの使用に際して、医療器具同志をチューブで接合して
治療に当る場合が多い。例えば、自己採血を行なう場
合、血液バックと採血セットとをチューブで連結する必
要が生じるが、通常、血液バックはオートクレーブ滅菌
を行なうのに対し、採血セットはエチレンオキサイド滅
菌を行なっており、このような滅菌もしくは殺菌状態の
異なる医療器具をチューブで連結する必要が生じる。
しかし、従来は、これらの滅菌もしくは殺菌されて包
装袋に収納されている医療器具を接合する場合、包装袋
より取り出して直接人手で行なわれていた。その為、無
菌状態のものが使用時には無菌状態でなくなり、更に血
液バックなどを取扱う時、人手で取扱うために感染の問
題が生じた。これらの欠点を改良する日的で、最近無菌
的にチューブを接続する装置が開発され、市販されてい
るが、この装置は極めて高価であるばかりでなく、取扱
いも容易とは云えなかった。
本発明者等は上記の欠点をなくし、滅菌状態で収納さ
れている医療器具をそのままの状態で接合すべく、種々
検討した結果、木発明を完成するに至ったもので、木発
明の目的は、滅菌状態で収納されている医療器具を袋よ
り取り出すことなく無菌的に接合する方法を提供するに
ある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は滅菌可能な透明性を有する一対の
可撓性包装袋において、それぞれの包装袋の開口縁近傍
にイージーピール性封緘部を設け、少なくとも一方の包
装袋には、開口縁に沿って両面接着テープの一方の面を
貼着し、該両面接着テープの他方の面を以って、接合さ
れるべき他方の包装袋の開口縁を前記の包装袋の開口縁
をもって擾うように接着して、両包装袋を接合すること
を特徴とする包装袋の無菌的な接合方法である。
更に、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用する包装袋としては、通常血液バ
ック、採血セット、輸液セットなどを収納している包装
袋で、これらは、オートクレーブ滅菌、エチレンオキサ
イドガス滅菌或は放射線滅菌できるものでなければなら
ず、通常、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の単独又は組合せの合成樹脂フィルム
の側縁部及び底縁部をヒートシールされているものが好
ましく、包装袋のタイプとしてはガセット袋、白立袋等
何れでもよい。ただ、包装袋の外側より内部に収納され
ている血液バック、輸血バックなどをチューブで連結す
るため、包装袋は透明で且つ外部からの操作が容易であ
るように、可撓性であることが必要である。
具休的には厚さ30〜50μ程度のフィルムで構成されて
いるポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ
エステル等の単独又は組合せのフイルムで構成されてい
る包装袋が好ましい。又、ガス滅菌できる包装袋にあっ
ては、ガス透過できるように包装袋の一部が紙などで構
成されていることを要する。
この包装袋の開口縁は、その内側にイージーピール機
能を有する封緘部を有する。イージーピール機能として
は、0.2〜1.0kg/15mm程度の剥離強度を有する接着剤を
塗布したり、或はポリチャック等によって達成される。
また、この包装袋の一方若しくは両方には開口縁に沿
って両面接着テープの片面を貼着した接合部を設ける。
両面接着テープは包装袋の外側若しくは内側の開口縁と
封緘部との間の何れでもよい。
これらの包装袋にそれぞれ医療用器具を収納し開口縁
は減菌状態を確実に保持するためにヒートシールを行な
うことが好ましい。
このように構成されている包装袋内に収納されている
医療器具を連結して使用するに際しては、先ず、開口縁
を開封し、貼付されている両面接着テープの剥離紙を除
去し、一方の包装袋の開口縁を他方の開口縁に覆い被せ
るようにして重ね両面接着テープを外側より圧着して両
方の包装袋を一体に接合する。しかる後、イージーピー
ル機能を有する封緘部を包装袋の外側より操作して開
き、包装袋内の医療器具を包装袋のフイルムを介して人
手で連結することによって無菌的に接合することができ
る。
本発明に係る無菌的な接合方法を図面をもって説明す
る。
第1図は、本発明で使用される一対の包装袋開口部近
傍の側断面図及び平面図である。第2図は、接合状態を
示す側断面図である。第1図における包装袋A,Bは、通
常、血液バッグや採血バッグを収納するために使用され
ている合成樹脂フィルムをもって、側縁部、低縁部をヒ
ートシールした包装袋である。ただ本発明で使用する包
装袋A,Bは、その開口縁1よりフラップ部を隔てた位置
にイージーピール封緘部2を設け、更に包装袋A,Bの何
れか一方(図面では包装袋A)には開口縁1に沿って、
フラップ部の一部に剥離紙付両面粘着テープ3が貼着さ
れている。このような構成を有する包装袋に血液バッグ
或は採血バッグなどの医療器をそれぞれ収納し、開口縁
をヒートシールし、滅菌燥作を施す。
包装袋A及びBに収納してある医療器具を接合するに
当っては、ヒートシール部を第1図の破線に示すように
切断する。これらの包装袋はイージーピール封緘部を有
するため滅菌状態はそのまま保持することができる。続
いて、両面粘着テープ3の剥離紙を取り除き、両面粘着
テープを持って包装袋Aと包装袋Bとを接合する(第2
図参照)。しかるのち、両面粘着テープで接合した部分
4を引っ張ることによりイージーピール封緘部は開封
し、包装袋A及び包装袋Bは無菌状態のまま、一つの包
装袋を構成することとなる。
したがって、袋の外部よりそれぞれの医療機具を接合
することによって、無菌状態を保ったまま、接合するこ
とができる。
この場合、第1図及び第2図の両面粘着テープは一方
の包装袋の内側に貼着し、他方は包装袋フィルムのまま
であるが、他の態様としては、両方の包装袋の内側に両
面粘着テープを貼着し、両面粘着テープ同志を接合して
も良く、又、一方の包装袋の外側に、他方の包装袋の内
側に、それぞれ粘着テープを貼着し、両面粘着テープ同
志を接合しても良い。
また、一方の包装袋の外側にのみ両面粘着テープを貼
着し、他方の包装袋の内側に接合してもよい。
その他、包装袋の封緘部及び両面接着テープの位置等
を組み合わせることによって種々の実施態様が生ずる。
次に実施例をもって本発明を具体的に説明する。
実施例 片面に滅菌紙(PE製スパンボンテンド)、片面にポリ
エステル/ポリエチレンのラミネートフィルムを用いて
作った四方シール袋で、封口部の片方をEVA系塗料でイ
ージーピール機能を賦与した封緘部を設ける。更に、そ
の外側のフラップ部分の内側の開口縁に沿って剥離紙付
き両面接着テープを貼着し、その部分をカバーするため
三方をシールした第1図の包装袋Aの袋中に採血セット
を入れ、EOG滅菌をする。その接続相手である血液バッ
グを片面にポリエステル/アルミ箔/ポリプロピレンよ
りなる不透明なラミネートフィルム、他面をポリエステ
ル、ポリプロピレンよりなる透明ラミネートフィルムを
用い作成した四方シール袋に収納する。この開口部の内
側にポリプロピレン系塗料でイージーオープン機能を賦
与したイージーピール封緘部を設け、その外側をシール
した第1図包装袋Bの如き袋であり、収納体をオートク
レーブ滅菌をして無菌状態にする。
上記両者を使用に際し接続するには、第1図に示す点
線に沿ってハサミでカットし、フラップを出す。両面接
着テープの剥離紙を取り、接続する相手のフラップに各
々付けて、第2図の如くにして両側のフラップを引いて
それぞれのイージーピール部分を開口し、一体の袋とす
る。袋中でそれぞれの接続点を袋の外側より手で接続す
る。その後、両者が一体化したものを袋から取り出すこ
とにより、無菌的な接続が完成する。
(効果) 以上述べたように、木発明は一組の包装袋の開口縁近
傍に両面接着テープよりなる接合部とイージーピール機
能を有する封緘部を包装袋の外側より開封することによ
り、両面包装袋に収納されている医療機具を無菌的に接
合することができ、その効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用する一対の包装袋を示し、(a)
は側断面図、(b)は平面図を表す。第2図は本発明の
接合方法を示す側断面図である。 1……開口縁、2……イージピール封緘部 3……両面粘着テープ、4……接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香川 洋一 東京都品川区南大井3丁目28番15号 川 澄化学工業株式会社内 審査官 松本 貢 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61J 1/00 333 A61J 1/00 335

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】滅菌可能な透明性を有する一対の可撓性包
    装袋において、それぞれの包装袋の開口縁近傍にイージ
    ーピール性封緘部を設け、少なくとも一方の包装袋に
    は、開口縁に沿って両面接着テープの一方の面を貼着
    し、該両面接着テープの他方の面を以って、接合される
    べき他方の包装袋の開口縁を前記の包装袋の開口縁をも
    って覆うように接着して、両包装袋を接合することを特
    微とする包装袋の無菌的な接合方法。
  2. 【請求項2】両面接着テープの一方の面を包装袋の外側
    に貼着した請求項1項記載の包装袋の無菌的な接合方
    法。
  3. 【請求項3】両面接着テープの一方の面を包装袋の封緘
    部と開口縁との間の内側に貼着した請求項1項記載の包
    装袋の無菌的な接合方法。
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