JP2879072B2 - 殺菌装置 - Google Patents

殺菌装置

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JP2879072B2
JP2879072B2 JP1232247A JP23224789A JP2879072B2 JP 2879072 B2 JP2879072 B2 JP 2879072B2 JP 1232247 A JP1232247 A JP 1232247A JP 23224789 A JP23224789 A JP 23224789A JP 2879072 B2 JP2879072 B2 JP 2879072B2
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  • Dairy Products (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、牛乳や酒類或いは果汁類等の液状食品の
殺菌処理に使用する殺菌装置に関するものである。
〔従来の技術〕
各種の液状食品に加熱による殺菌処理を施す殺菌装置
にプレート式熱交換器が多用されている。プレート式熱
交換器は性能が優れていることは勿論であるが、構造が
比較的簡単であり、分解・洗浄及び組立作業が容易に行
うことができるため、プレート式熱交換器を用いた殺菌
装置は、衛生的、かつ、生産性が高いとしてその有用性
が評価されている。
従来のプレート式熱交換器を用いた殺菌装置は、第2
図に示すように、所定枚数のプレートを積層してそのプ
レート間に被処理液と加熱媒体との交互流路を形成する
プレート式熱交換器(1)に液送ポンプ(2)により液
タンク(3)から被処理液を供給するとともに、加熱媒
体供給管(4)から加熱媒体を供給し、この被処理液及
び加熱媒体がプレート式熱交換器(1)を通過する間に
被処理液を加熱媒体により加熱する。そして、プレート
式熱交換器(1)から出てきた被処理液の温度を温度セ
ンサー(5)により検出し、所定の殺菌温度に達してい
れば、殺菌処理が完了した殺菌済液として次工程に送る
ようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、運転スタート時には温度制御が不安定
であるため、所定の殺菌温度に達していない被処理液が
プレート式熱交換器から出る場合があり、この場合、未
殺菌液として液タンク(3)内に戻すか、被処理液の種
類によって廃棄する。このように未殺菌液が出ると、2
度加熱による被処理液の品質低下や殺菌処理時間の増大
及び製品歩留りの減少等の種々の問題があり、未殺菌液
の減少が要望されている。
この発明は従来装置の上記問題に鑑みて提案されたも
ので、その目的とするところは、未殺菌液を減少して被
処理液の品質を低下させずに効率良く殺菌処理できる殺
菌装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明は、所定枚数のプ
レートを積層してそのプレート間に被処理液と加熱媒体
との交互流路を形成するプレート式熱交換器と、液タン
ク内の被処理液を上記プレート式熱交換器に供給する液
送ポンプと、加熱媒体を上記プレート式熱交換器に供給
する加熱媒体供給管と、プレート式熱交換器の出口近傍
に設けられた温度センサーと、該温度センサーの近傍に
設けられた液位センサーとを具備し、上記プレート式熱
交換器内に被処理液が充満されると、上記液位センサー
からの信号により上記液送ポンプの駆動を停止し、プレ
ート式熱交換器内の被処理液の温度が所定の殺菌温度に
達すると、上記温度センサーからの信号により再度液送
ポンプを駆動させるものである。
更に、この発明は上記構成に、上記液位センサーとタ
イマーを併設し、プレート式熱交換器内に被処理液が充
満して一定時間経過すると、上記タイマーからの信号に
より小量送りで液送ポンプを駆動させるものである。
〔作用〕
この発明によれば、運転スタート時、プレート式熱交
換器内に被処理液が充満すれば、液位センサーからの信
号により液送ポンプの駆動を停止して、被処理液をプレ
ート式熱交換器内に滞溜させてここで加熱媒体により加
熱させ、被処理液の温度が所定の殺菌温度に達すれば、
温度センサーからの信号により液送ポンプを再度駆動し
て、被処理液を殺菌済液として次工程へ送り、以後、被
処理液はプレート式熱交換器を通過する間に順次所定の
殺菌温度に加熱されるようになり、殺菌済液が連続的に
次工程へ送られる。
また、被処理液がプレート式熱交換器内に充満して一
定時間経過すると、タイマーからの信号により小量送り
で液送ポンプを駆動して、プレート式熱交換器内で被処
理液をゆっくり流動させてプレート式熱交換器内の昇温
能力を高め、所定の殺菌温度に達する時間を短縮させ
る。
〔実施例〕
第1図はこの発明に係る殺菌装置を示すものである。
同図に於いて、(11)は所定枚数のプレートを積層して
そのプレート間に被処理液と加熱媒体との交互流路を形
成するプレート交換器、(12)は被処理液を収容する液
タンク、(13)は液タンク(12)からプレート式熱交換
器(11)の被処理液流路を経て次工程へ達する管路、
(14)は管路(13)の液タンク(12)とプレート式熱交
換器(11)の途中に介在する液送ポンプで、液タンク
(12)内の被処理液をプレート式熱交換器(11)に供給
する。(15)はプレート式熱交換器(11)に加熱媒体を
供給する加熱媒体供給管、(16)はプレート式熱交換器
(11)の入口近傍で管路(13)に設けられたバルブで、
液送ポンプ(14)が通常送りで駆動するときには全開
し、また、液送ポンプ(14)が小量送りで駆動するとき
には若干開き、更に、液送ポンプ(14)が停止のときに
は閉じるようにコントロールされる。(17)はプレート
式熱交換器(11)の出口近傍で管路(13)に設けられた
温度センサーで、プレート式熱交換器(11)内の被処理
液の温度が所定の殺菌温度に達すると信号により液送ポ
ンプ(14)を通常送りで駆動する。(18)はバルブ(1
6)の下流側近傍で管路(13)に設けられた液位センサ
ーで、プレート式熱交換器(11)内に被処理液が充満す
ると信号により液送ポンプ(14)の駆動を停止する。
(19)は液位センサー(18)と併設されたタイマーで、
プレート式熱交換器(11)内に被処理液が充満して一定
時間経過すると信号により液送ポンプ(14)を小量送り
で駆動する。
この発明に係る実施例は以上の構成からなり、次にそ
の動作を説明する。先ず、加熱媒体供給管(15)から加
熱媒体をプレート式熱交換器(11)に供給する。次に、
液送ポンプ(14)を駆動して液タンク(12)から被処理
液をプレート式熱交換器(11)に供給する。そして、プ
レート式熱交換器(11)内に被処理液が充満すると、液
位センサー(18)がそれを検出して信号により液送ポン
プ(14)の駆動を停止する。このようにプレート式熱交
換器(11)内に被処理液が充満して液送ポンプ(14)の
駆動が停止すると、逆流防止のためにバルブ(16)が閉
じ、被処理液はプレート式熱交換器(11)内で滞溜され
て、ここで加熱媒体により加熱される。そして、被処理
液の温度がプレート式熱交換器(11)内で所定の殺菌温
度に達すると、温度センサー(17)がそれを検出して当
該温度センサー(17)からの信号によりバルブ(16)が
全開して液送ポンプ(14)を通常通り駆動する。これに
より、プレート式熱交換器(11)内の被処理液が殺菌処
理を完了した殺菌済液として次工程へ送られ、以後、被
処理液はプレート式熱交換器(11)内を通過する間に順
次所定の殺菌温度に加熱されるようになり、殺菌済液が
連続的に次工程へ送られる。
また、被処理液の液質によっては、プレート式熱交換
器(11)内で長時間滞溜させると品質低下をきたす場合
があり、この場合にはプレート式熱交換器(11)内に被
処理液が充満して一定時間経過すると、タイマー(19)
からの信号により液送ポンプ(14)を小量送り駆動して
プレート式熱交換器(11)に被処理液を小量ずつ送り、
これによりプレート式熱交換器(11)内で被処理液がゆ
っくり流動してプレート式熱交換器(11)内の昇温能力
を高め、所定の殺菌温度に達する時間を短縮させる。そ
して、被処理液の温度が所定の殺菌温度に達すると、温
度センサー(17)の信号により液送ポンプ(14)を通常
送りで駆動して上述したのと同様に被処理液を殺菌済液
として次工程へ連続的に送る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は運転スタート時に被
処理液をプレート式交換器内に滞溜させて所定の殺菌温
度に加熱させるので、運転スタート時の未殺菌液を大幅
に減少することができ、被処理液の品質を低下させずに
効率良く殺菌処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る殺菌装置のフロー図であり、第
2図は従来の殺菌装置のフロー図である。 (11)……プレート式熱交換器、(12)……液タンク、
(13)……管路、(14)……液送ポンプ、(15)……加
熱媒体供給管、(16)……バルブ、(17)……温度セン
サー、(18)……液位センサー、(19)……タイマー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定枚数のプレートを積層してそのプレー
    ト間に被処理液と加熱媒体との交互流路を形成するプレ
    ート式熱交換器と、 液タンク内の被処理液を上記プレート式熱交換器に供給
    する液送ポンプと、 加熱媒体を上記プレート式熱交換器に供給する加熱媒体
    供給管と、 プレート式熱交換器の出口近傍に設けられた温度センサ
    ーと、 該温度センサーの近傍に設けられた液位センサーとを具
    備し、 上記プレート式熱交換器内に被処理液が充満されると、
    上記液位センサーからの信号により上記液送ポンプの駆
    動を停止し、プレート式熱交換器内の被処理液の温度が
    所定の殺菌温度に達すると、上記温度センサーからの信
    号により再度液送ポンプを駆動させることを特徴とする
    殺菌装置。
  2. 【請求項2】上記液位センサーにタイマーを併設し、プ
    レート式熱交換器内に被処理液が充満して一定時間経過
    すると、上記タイマーからの信号により小量送りで液送
    ポンプを駆動させることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の殺菌装置。
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