JP2878927B2 - 帯板コイルの内周梱包紙装着用マンドレル - Google Patents

帯板コイルの内周梱包紙装着用マンドレル

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JP2878927B2 JP11191693A JP11191693A JP2878927B2 JP 2878927 B2 JP2878927 B2 JP 2878927B2 JP 11191693 A JP11191693 A JP 11191693A JP 11191693 A JP11191693 A JP 11191693A JP 2878927 B2 JP2878927 B2 JP 2878927B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯鋼等の帯板コイルを梱
包する際の、帯板コイル内周面に梱包紙を装着する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】帯鋼などの帯板が円筒状に巻かれたコイ
ル製品(以下これを帯板コイルという)を、クラフト紙
とポリエチレン等を貼り合わせた梱包紙で梱包するに際
し、まず帯板コイルの内周面に内周梱包紙を装着し、つ
いで外周面に外周梱包紙を装着しながら該コイルの両端
面から内周端縁部に亘って該外周梱包紙の両側部を折り
込み装着する方法がある。
【0003】帯板コイル内周面への梱包紙装着は、特開
平1−167017号公報に記載された装置により行わ
れ、その概要を図2および図3に示す。図2のように、
帯板コイル11はコイル台18にダウンエンドタイプに
置かれており、内周梱包紙がマンドレル1に巻かれた状
態でマンドレル挿入機構19により、帯板コイル11の
内周面12内に挿入される。マンドレル1は、図3の断
面図に示すように、軸芯2の回りに同軸回転可能な傘骨
4と拡縮袋5を有し、内周梱包紙は先端が紙先端押え7
で押えられて巻かれる。帯板コイル11に挿入されたマ
ンドレル1は、傘骨4が径方向に拡伸し、拡縮袋5が拡
大して、内周梱包紙が帯板コイル11の内周面12に張
られ、内周梱包紙の先端と後端がテーピングされて装着
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにマンドレル
を使用して内面梱包紙を装着した際、図4に示すよう
に、内周梱包紙15の先後端がずれるという問題が生じ
た。この問題は、マンドレル1が縮小するとき拡縮袋5
が一様に縮小せず、一部にシワが発生することが原因で
あると判明した。すなわち、拡縮袋5にシワが発生し、
シワが部分的に図3のように突起8となってマンドレル
1の外周から突出すると、マンドレル1のシワ位置の周
長17が正常位置の周長16よりも長くなるため、巻き
付けた内面梱包紙の先後端がずれることが原因であっ
た。
【0005】また、マンドレル1を繰返し使用している
うちに、拡縮袋5が破れるという問題も生じた。この問
題は、図5に示すようにマンドレル1が拡大すると、拡
縮袋5は、帯板コイル11の内径部では内周面12に拘
束されるが、内径部から外れたところでは内圧とバラン
スするまで拡大し、帯板コイル11の内径端部13に押
付けられ、かつ擦られることが原因であると判明した。
【0006】本発明は、マンドレルを用いた帯板コイル
の内周梱包紙装着に際し、該梱包紙の先後端がずれるこ
となく常に安定して正常に装着することを目的とし、さ
らにマンドレルの耐久性の向上も目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダウンエンド
タイプにした帯板コイルの内径部に挿入されて該コイル
の内周面に内周梱包紙を装着するマンドレルであり、軸
芯と、該軸芯の径方向に拡縮可能に設けた拡縮機構と、
該拡縮機構で支持され前記軸芯の外周に沿って所定間隔
で円筒状に配設した傘骨と、該傘骨で支持され気体の給
排装置に連通して円筒状に形成した拡縮袋とを主構造と
したものにおいて、前記拡縮袋の鏡部を胴部よりも易可
縮性の材料で構成したことを特徴とする帯板コイルの内
周梱包紙装着用マンドレルである。そして、拡縮袋の胴
部の少なくとも帯板コイルの内径両端部が当接する外周
面に、傘骨と平行に所定間隔で補強扞が配設されている
のが好ましく、また、拡縮袋の胴部の少なくとも帯板コ
イルの内径両端部が当接する外周面が耐摩耗性を有する
難変形性の材料で構成されているのが好ましい。
【0008】図1(a) は本発明のマンドレルの例であ
り、軸芯2の上方は縮小した状態を示し、下方は拡大し
た状態を示している。マンドレル1の軸芯2には、拡縮
機構3が軸芯2の径方向に拡縮可能に設けられ、拡縮機
構3の先端には傘骨4が、軸芯2の外周に沿って所定間
隔で円筒状に配設され、傘骨4の外周には拡縮袋5が支
持され、拡縮袋5は図示されない給排装置に連通してい
る。
【0009】拡縮袋5は、鏡部5a および胴部5b から
なり、鏡部5a は胴部5b よりも易可縮性の材料で構成
されている。好ましい態様として、拡縮袋5の胴部5b
に、図1(b) および(c) に示すように、補強扞6が配設
されている。補強扞6の配設位置は、少なくとも図5に
示すような、帯板コイル11の内径端部13が当接する
位置である。また別の好ましい態様は、少なくともこの
当接位置の胴部5b が耐摩耗性を有する難変形性の材料
で構成されている。さらに、この当接位置の胴部5b が
このような材料で構成されているとともに、補強扞6が
配設されていてもよい。
【0010】
【作用】本発明のマンドレルにより帯板コイル11に内
面梱包紙15を装着すると、拡縮袋5の内圧を下げて縮
小するとき、可縮し易い鏡部5a が先ず縮み、胴部5b
は鏡部5a の影響を受けず均一に縮小するのでシワが発
生しない。したがって次の梱包時に、内周梱包紙15の
巻きずれが発生せず、帯板コイル11の内周面12に装
着したとき、図4のようなずれが生じず、常に安定した
正常な内面梱包紙の装着ができる。
【0011】また、拡縮袋5の胴部5b に、図1(b) お
よび(c) に示すように、補強扞6を配設した場合、ある
いは胴部5b を耐摩耗性を有する難変形性の材料で構成
した場合は、図5のように、帯板コイル11の内径端部
13に当接しても、内径端部13から外れた拡縮袋5が
図示のような大きな変形をせず、摩耗が大幅に抑制さ
れ、マンドレルの耐久性が向上する。特に補強扞6を配
設した場合は、摩耗しても補強扞6のみを交換すればよ
いので、マンドレルの保守に有利である。
【0012】
【実施例】帯鋼のコイル製品(コイル内径:508、6
10、711、762mm)に、クラフト紙とポリエチレ
ンシートを貼り合わせた内周梱包紙を図3の装置により
装着した。マンドレルの鏡部5a は、厚さ0.4mmのゴ
ム系材料、胴部5b は厚さ1.0mmの同材料とした拡縮
袋5を使用したところ、内面梱包紙は巻きずれが発生せ
ず、常に安定した梱包作業ができた。胴部5b は厚いた
め拡大時に帯板コイル11の内径端部13を外れた位置
での変形が小さく、耐久性も向上した。また、鏡部5a
を厚さ0.4mmのナイロン系材料とした場合も同様の好
結果が得られた。
【0013】さらに、胴部5b に、高分子ポリエチレン
とゴムの複合体からなる厚さ2mm,幅20mmの補強扞6
を20mmピッチで貼り付けた場合、および直径5mmのピ
アノ線からなる補強扞6を50mmピッチで貼り付けた場
合は巻きずれの発生がなく耐久性が一段と向上した。
【0014】
【発明の効果】本発明により、マンドレルを用いた帯板
コイルの内周梱包紙装着に際し、該梱包紙の先後端がず
れることなく常に安定して正常に装着するができ、さら
にマンドレルの耐久性も向上し、帯板コイルの自動梱包
作業において、作業中止のトラブルがなくなり、自動梱
包機の稼働率が向上するとともに、梱包荷姿の劣化が防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明マンドレルの説明図、(b)は
拡縮袋の説明図、(c)は(b)の横断面説明図
【図2】本発明の対象とする梱包装置の説明図
【図3】従来のマンドレル使用時の問題点の説明図
【図4】従来のマンドレル使用時の問題点の説明図
【図5】従来のマンドレル使用時の問題点の説明図
【符号の説明】
1:マンドレル 2:軸芯 3:拡縮機構 4:傘骨 5:拡縮袋 5a:鏡部 5b:胴部 6:補強扞 7:紙先端押え 8:突起 11:帯板コイル 12:内周面 13:内径端部 15:内周梱包紙 16:正常位置の周長 17:シワ位置の周長 18:コイル台 19:マンドレル挿入機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダウンエンドタイプにした帯板コイルの
    内径部に挿入されて該コイルの内周面に内周梱包紙を装
    着するマンドレルであり、軸芯と、該軸芯の径方向に拡
    縮可能に設けた拡縮機構と、該拡縮機構で支持され前記
    軸芯の外周に沿って所定間隔で円筒状に配設した傘骨
    と、該傘骨で支持され気体の給排装置に連通して円筒状
    に形成した拡縮袋とを主構造としたものにおいて、前記
    拡縮袋の鏡部を胴部よりも易可縮性の材料で構成したこ
    とを特徴とする帯板コイルの内周梱包紙装着用マンドレ
    ル。
  2. 【請求項2】 拡縮袋の胴部の少なくとも帯板コイルの
    内径両端部が当接する外周面に、傘骨と平行に所定間隔
    で補強扞を配設したことを特徴とする、請求項1記載の
    帯板コイルの内周梱包紙装着用マンドレル。
  3. 【請求項3】 拡縮袋の胴部の少なくとも帯板コイルの
    内径両端部が当接する外周面を耐摩耗性を有する難変形
    性の材料で構成したことを特徴とする、請求項1記載の
    帯板コイルの内周梱包紙装着用マンドレル。
JP11191693A 1993-05-13 1993-05-13 帯板コイルの内周梱包紙装着用マンドレル Expired - Lifetime JP2878927B2 (ja)

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