JP2878610B2 - ワイパーゴム - Google Patents

ワイパーゴム

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JP2878610B2
JP2878610B2 JP6282367A JP28236794A JP2878610B2 JP 2878610 B2 JP2878610 B2 JP 2878610B2 JP 6282367 A JP6282367 A JP 6282367A JP 28236794 A JP28236794 A JP 28236794A JP 2878610 B2 JP2878610 B2 JP 2878610B2
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修二 丸山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等のガラス窓
を拭払するために用いられるワイパ装置のワイパーゴム
に関し、特に1本のワイパーゴムに2本のエッジ部を有
するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の窓ガラスを拭払するた
めの装置として、周知のワイパ装置が用いられている。
そしてその拭き取り効果を高めるために、例えば、実開
昭63−129660号公報,実開平6−37024号
公報に示されるように、1本のワイパーゴムの先端に2
つの拭き取り刃(エッジ部)を形成したものがあった。
【0003】図3はこのようなワイパーゴムの構成を示
す断面図である。図において、20は従来のワイパーゴ
ムであり、21はワイパブレード30と係合する基部、
22a,21bは該基部21に接続して設けられ、その
先端部がガラス面に当接するエッジ部であり、2本のエ
ッジ部22a,21bはそれぞれ平行にかつ上記基部2
1の長手方向に沿って形成されている。
【0004】このようなワイパーゴムを用いることによ
り、片側のエッジで拭き残しが生じても他方のエッジに
て拭き取ることが可能となり、拭き取り効果の向上を期
待できるとともに、ワイパーゴムの基部の形状が従来通
りの形状となっているので、専用のブレードを用いる必
要がなく、従来品との互換性を保つことができる効果が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイパーゴム
は、以上のように構成されており、従来品と互換性を保
ったまま拭き取り効果の向上を図ることができるもので
あるが、エッジとエッジとの間に入り込んだ水滴は除去
されにくく、大雨等の場合にはエッジ間に水分が滞留す
る等して、2つのエッジによる拭き取り効果を充分に期
待できない。
【0006】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、1本のワイパーゴムに複数のエ
ッジを備えたものにおいて、エッジ間に水滴が残留しに
くいワイパーゴムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るワイパー
ゴムは、ワイパーブレードと係合する基部と一体的に形
成され、かつその両端が開口した中空のパイプ状本体
部と、該パイプ状本体部と一体的にかつ上記基部とは反
対側に相互に平行するように形成された2本の帯状体部
と、該帯状体部間の位置する上記パイプ状本体部に設け
られ、上記2本の帯状体部に蓄積した水滴を、該パイプ
状本体内部に導入して該パイプ状本体部の一方の端部か
ら排出するための複数の貫通孔とを有するものである。
【0008】
【作用】この発明においては、中空のパイプ状本体部の
端部に風が当たることにより、パイプ状本体部の空洞に
空気の流れが生じて、帯状体部間に滞留している水分が
帯状体部間のパイプ状本体部に形成された貫通孔を介し
て上記空洞内に吸い込まれて上記空気の流れによって移
動してパイプ状本体部の端部より排出される。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明における一実施例を図につい
て説明する。図1において、10はワイパーゴムを示
し、1は基部であり、ここでは従来のワイパーブレード
の取付け部に係合可能な形状の一例を示す。2は上記基
部1に連続して形成されたパイプ部であり、その内部に
内径約8mmの空洞部2aを有するものである。3a,
3bは上記パイプ部2の上記基部1とは反対側に、上記
パイプ部2の長手方向に沿ってそれぞれ平行になるよう
に形成された2本のエッジ部である。またこれらエッジ
部3a,3bの間に位置する上記パイプ部2には等間隔
毎に内径約2mmの貫通孔2bが形成されている。
【0010】次に作用効果について説明する。図2(a)
において、4は自動車のフロントウインドを示し、該フ
ントウインド4の下側には、ワイパーアーム,ワイパー
ブレード,ワイパーゴム等からなるワイパ装置5が取り
付けられている。図2(b) は、ガラス窓4に当接して摺
動しているワイパーゴム10の近傍の様子を示し、ここ
では紙面手前側がガラス窓4下方に位置するものとして
説明する。
【0011】車両の走行中において、フロントウインド
4には主に前面より風が当たることになる。この風によ
って図2(c) に示すワイパーゴム10の下側端部より空
気が流れ込むとともに、上端部では風が開口面に対して
横方向に当たることにより、空洞部2aより空気が吸い
出され、ワイパーゴム10の空洞部2aには点線矢印で
示す一方方向の空気の流れができる。これにより、図2
(b) に示すように、エッジ3a,3b間に存在する水滴
6は貫通孔2bから空洞部2a内に吸引され該空洞部2
a内の空気の流れに従ってワイパーゴム10の上端部よ
り排出されるようになる。これにより、雨量の多い時で
も2つのエッジ3a,3b間に水分が残留することなく
充分な拭き取り効果を得ることができる。
【0012】また、基部1とエッジ部3a,3bとの間
に中空のパイプ部2があることから、曲率の大きなガラ
スや、比較的曲率の変化の大きなガラスであっても、パ
イプ部2の弾性変形によってエッジ部3a,3bが確実
にガラス面と当接して水分の拭き残し等を防止すること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るワイパー
ゴムによれば、該ワイパーゴムを、ワイパーブレードと
係合する基部と一体的に形成され、かつその両端が開
口した中空のパイプ状本体部と、該パイプ状本体部と一
体的にかつ上記基部とは反対側に相互に平行するように
形成された2本の帯状体部とからなるものとし、かつ上
記帯状体部間の位置する上記パイプ状本体部に、上記2
本の帯状体部に蓄積した水滴を、該パイプ状本体内部に
導入して該パイプ状本体部の一方の端部から排出するた
めの複数の貫通孔を形成したものとしたので、車両の走
行によって上記パイプ状本体部の空洞内で空気の流れが
生じ、上記2つの帯状体部間に存在する水滴は上記貫通
孔からパイプ状本体部の空洞内に吸引され、上記空気の
流れに沿って上記パイプ状本体部の端部から排出される
ようになり、雨量が多いときでもワイパの拭き取り効果
を充分に得ることができる。また、ワイパブレードとエ
ッジ部との間に中空のパイプ状本体部が存在するため
に、曲率の大きなガラスや、比較的曲率の変化の大きな
ガラスであっても、パイプ状本体部が弾性変形してエッ
ジ部が確実にガラス面と当接して水分の拭き残し等を防
止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるワイパーゴムの断
面及びエッジ側を上面とした図である。
【図2】 上記ワイパーゴムの使用時の作用を説明する
ための図である。
【図3】 従来のエッジ部を2つ有するワイパーゴムの
構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1 基部、2 パイプ部、2a 空洞部、2b 貫通
孔、3a,3b エッジ部、4 フロントウインド、5
ワイパ装置、6 水滴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その両端が開口したパイプ状に形成さ
    れたパイプ状本体部と、 上記パイプ状本体部と一体に形成され、ワイパーブレー
    ドにより係合保持される基部と、 上記パイプ状本体部と一体に、かつ上記基部と反対側に
    相互に平行に設けられ、車のガラス面に当接する2本の
    帯状体部と、 上記2本の帯状体部間の位置する上記パイプ状本体部に
    設けられ、上記2本の帯状体部に蓄積した水滴を、該パ
    イプ状本体内部に導入して該パイプ状本体部の一方の端
    部から排出するための複数の貫通孔とを有することを特
    徴とするワイパーゴム。
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