JP2877384B2 - ウェブ処理機械及びウェブの処理方法 - Google Patents

ウェブ処理機械及びウェブの処理方法

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JP2877384B2
JP2877384B2 JP1270150A JP27015089A JP2877384B2 JP 2877384 B2 JP2877384 B2 JP 2877384B2 JP 1270150 A JP1270150 A JP 1270150A JP 27015089 A JP27015089 A JP 27015089A JP 2877384 B2 JP2877384 B2 JP 2877384B2
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C21/00Shrinking by compressing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は静止した減速面が被動ウェブの外面上に作用
して、ウェブを減速させ、処理領域内にて縦方向に圧縮
又はしぼ寄せ(creping)が行われるようにするウェブ
の圧縮処理方法に関する。
(従来の技術及びその課題) ブレード型式の減速装置を使用する必要がないこと、
及び微細なしぼを形成し得るその機能により、ブレード
無しのマイクロクレーピングと称されることがある、こ
のしぼ寄せ技術は引用して本明細書の一部とした当該出
願人による先願の米国特許出願第3,810,280号に記載さ
れている。
このブレード無しクレーピング技術の場合、商業的な
状態下及び商業的な速度下にて、希望する均一な水準の
処理を行うことは困難であることが確認されている。例
えば、速度の増加に伴い、場合によってはウェブの幅に
沿って又は縦方向に沿って望ましくない不均一な処理状
態となり、又は処理による特徴が運転速度に亘って異な
ることになる。又、場合によっては、処理の結果による
特徴は温度又は調整の僅かな変化にも鋭感に反応し、そ
のためその技術を商業目的に適用するには不適当であっ
た。従来のブレード無しクレーピング技術はウェブの垂
るみ又は表面に摩耗あるいはその他の有害な影響を与え
る場合もあった。
かかる理由のため、この技術は基本的に有利であり、
適用分野にとって重要であるにも拘わらず、その商業的
な利用は制限されていた。重要な適用分野の例は完全で
あるならば、機械的処理が非常に有利となるデニム布地
の加工分野がある。別の適用分野としては、かなり低廉
であり又は低品質である布地を提供し、及び価値と品質
を向上させる特性を提供するために、機械的処理を施す
ことが望まれる特殊な布地の加工分野である。
ブレード無しクレーピング技術はウェブの圧縮に適用
可能であり、この技術によれば、例えば編み物又は織り
材料のようなウェブの構成要素がしぼ寄せを生じさせる
ことなく、極めて均一な状態に縦方向に圧縮され、しか
も最も微細なしぼ寄せから相当に粗なしぼ寄せ、あるい
は一次的及び二次的しぼ寄せの組み合わせに及び又は装
飾的効果を与えるための各種程度のしぼ寄せを施すこと
が出来る。処理後のウェブに張力を加えることにより、
処理部分の一部又は場合によってはその大部分を除去す
る場合がある。例えば、かかる処理は主として、ウエブ
を軟質にし又は可撓性を持たせる場合に望ましい。この
技術は、繊維状布地に加えて、不織布地、紙及びその他
のウェブ状の可撓性シート物等の広範囲の材料に適用可
能である。
本発明の幾多の特徴は商業的に採用可能な方法にて、
ウェブを縦方向に圧縮処理する際に生じるその他の上記
のような需要に応えることが出来ると考えられる。
本発明の特徴の一部はブレード無しマイクロクレーピ
ング機械以外のウェブ処理機械に適用可能である。
(課題を解決するための手段) 本願の第1発明は、特許請求の範囲第1項に記載の如
く、 ウェブ把持駆動表面(12)と、ウェブ(20)を圧縮し
て駆動部材(10)の表面に係合させ得るように該駆動部
材上に配設された平滑な面の一次部材(22)と、及びウ
ェブが駆動部材から離反する前に、係合して該ウェブを
減速させ得るように一次部材の後方に配設された略静止
した減速面(23、25、40、40′)であって、薄板状の支
持部材(24)により支持された前記減速面とを備える前
記駆動部材を有する型式のウェブ処理機械にして、 a) 前記支持部材(24)が、長手方向に非伸長性でか
つ弾性的に屈曲可能なばね部材(24)であり、 b) 前記支持部材(24)の下流端部に偏倚圧力を加
え、前記支持部材を前記駆動部材(10)の方向に偏倚さ
せる得る支持部材偏倚且つキャビティ安定化手段(26、
26′、42)を備え、該支持部材偏倚且つキャビティ安定
化手段(26、26′、42)は前記一次部材(22)の下流端
の直ぐ近くの領域にて前記支持部材(24)の所定部分上
に対面しかつ補強状態に伸長し、これにより前記領域に
おいて前記支持部材(24)と前記ウエブ把持駆動表面
(12)との間に形成された前記キャビティに垂直方向の
寸法的安定的効果を与えることを特徴とするウェブ処理
機械に係る。
従って、上記第1発明によれば、本願の第2図、第7
図及び第9図に示す如く、該薄板状支持部材24が支持部
材偏倚且つキャビティ安定化手段26、26′、42により押
圧補強されることにより、ウェブ20は、ウェブ把持駆動
表面12と上記補強された薄板状支持部材24との間におい
て、縦方向に良好に圧縮処理されて各種の良好なクレー
ピング(しぼ寄せ)を施されることができる。
次に、本願の第2発明は、特許請求の範囲第2項に記
載の如く、 ウェブ把持駆動表面(12)と、ウェブ(20)を圧縮し
て駆動部材(10)の表面に係合させ得るように該駆動部
材上に配設された平滑な面の一次部材(22)と、及びウ
ェブが駆動部材から離反する前に、係合して該ウェブを
減速させ得るように一次部材の後方に配設された略静止
した減速面(25)であって、薄板状の支持部材(24)に
より支持された前記減速面とを備える前記駆動部材を有
する型式のウェブ処理機械にして、 a) 前記支持部材(24)が、長手方向に非伸長性でか
つ弾性的に屈曲可能なばね部材(24)であり、 b) 前記支持部材(24)の下流端部に偏倚圧力を加
え、前記支持部材を前記駆動部材(10)の方向に偏倚さ
せる得る支持部材偏倚体(32)を備え、 c) 前記一次部材(22)の下流端の直ぐ近くの領域に
て前記支持部材(24)の所定部分上に対面しかつ補強状
態に伸長する薄板状のキャビティ安定化手段(30)が設
けられ、これにより前記領域において前記支持部材(2
4)と前記ウエブ把持駆動表面(12)との間に形成され
た前記キャビティに垂直方向の寸法的安定的効果を与
え、 d) 前記キャビティ安定化手段(30)と前記支持部材
偏倚体(32)との間を伸長する前記支持部材(24)の所
定部分が非補強状態であることを特徴とするウェブ処理
機械に係る。
従って、上記第2発明によれば、本願の第8図に示す
如く、該薄板状支持部材24がキャビティ安定化手段30に
より押圧補強されることにより、ウェブ20は、ウェブ把
持駆動表面12と上記補強された薄板状支持部材24との間
において、縦方向に良好に圧縮処理されて各種の良好な
クレーピング(しぼ寄せ)を施されることができる。
本願の第3〜第6発明は夫々、特許請求の範囲第3
項、第4項、第7項及び第13項に記載した通りのもので
あるが、大略、上記第1及び第2発明と同様の効果を有
する。
次に、本願の第7発明は、特許請求の範囲第14項に記
載の如く、 ウェブ把持表面(12)と、ウェブを圧縮して駆動部材
(10)の表面に係合させ得るように該駆動部材上に配設
された平滑な面の一次部材(22)と、及びウェブが駆動
部材から離反する前に、係合して該ウェブを減速させ得
るように一次部材の後方に配設された略静止した減速面
(23、25、40、40′)であって、薄板状の支持部材(2
4)により支持された前記減速面(23、25、40、40′)
とを備える、ウェブ処理方法にして、 ウェブを前記動いている駆動部材上に供給する一方、
ウェブを圧縮する段階と、及び減速力によりウェブを減
速させる段階と、これと同時に、前記駆動部材に向けて
前記支持部材の下流端部分に偏倚力を加える段階と、及
び前記一次部材の下流側の直ぐ近くの領域にて前記支持
部材(24)の所定部分の上を対面状態に補強されて伸長
する薄板状の部材(26、26′、32、42)により圧力を加
えることにより、処理キャビティを安定化させると共
に、キャビティの安定化領域と支持部材偏倚領域との間
を伸長する前記支持部材(24)の所定部分を非補強状態
に維持する段階と、を備えることを特徴とするウェブ処
理方法に係る。
従って、上記第7発明によれば、ウェブは平滑な面の
一次部材22において円滑に抜け出した後に、減速面23、
25、40、40′において、支持部材24及びこれの所定箇所
を押圧する薄板状部材26、26′、32、42により処理キャ
ビティを安定化されるため、該ウェブは良好に押圧され
て、減速され良好なクレーピング加工を施される。例え
ば、被動部材が12インチ以上の直径を有するロールであ
る場合、支持部材は肉厚が0.010インチ以上のブルー鋼
にて形成すると有利である。支持部材の肉厚は約0.020
インチ以下とする。補助的な薄板状部材は先端の偏倚板
及びキャビティ安定手段を形成し、補助的な薄板状部材
は肉厚が約0.010インチ以上で支持部材の肉厚よりは厚
くないブルー鋼にて形成する。平滑で薄板状の低摩擦の
屋根部材が一次部材の端部から減速面の有効開始部分ま
で僅かな距離を下流方向に伸長している。この屋根部材
は肉厚が約0.003インチのブルー鋼の薄板にて形成さ
れ、一次部材の端部から約0.5インチ以内の距離だけ下
流方向に伸長している。減速面は一次部材の端部から開
始する。該減速面は下流方向への有効距離が約0.5乃至
1.5インチである。減速面は支持部材の下方に位置する
あるエメリーシートにより形成される一方、支持部材の
上面と一体に形成される。さらに、この減速面は機械方
向に対して鋭角な角度に設定された大きい多数の連続的
なさねはぎ部分を備え、さらに、研磨した金属のような
無害の低摩擦面を有することが望ましい。プリセを含
む、木皮剥ぎ効果を提供し得るように、処理キャビティ
の領域内には表面の不連続部分が幅方向に分布されてい
る。これらは、例えば、一次部材の端部に減速面、又は
変形物を提供するようなエメリー布に形成された穴、ス
リット又はスロット等の減速面に形成された開放スペー
スがある。
本発明のこの好適な実施例は次のような特徴を有して
いる。
作用位置において、圧力部材の上流側に離間させた板
ばね部材がかもめ型の翼の形状のために屈曲され一次部
材との接触状態から離脱する。圧力部材の下流側の直ぐ
近くの作用位置において、一次部材の端部は、かもめ型
の翼の形状をした上方向に凹状の形状部分が係合するこ
とにより、補強されて上方向に偏倚しないようにされ
る。作用位置において、一次部材の先端の領域内にて、
及びこの領域を越える板ばね部材の部分はかもめ型の翼
の形状のために耐屈曲性の予応力が加えられた状態にあ
り、このため、板ばね部材の下流側先端に加えられる偏
倚力による偏倚作用に抵抗することができる。薄板状の
支持部材は一次部材と板ばね部材間に位置し、薄板状の
支持部材は一次部材の先端の下流方向に伸長し、処理キ
ャビティを画成する。一次部材を越えて直ぐ近くの板ば
ね部材は補強状態にて支持部材の上面に係合し、一次部
材の端部にてキャビティの深さの変化に抵抗することが
出来る。板ばね部材は露出されて減速面を直接支持す
る。減速面は板ばね部材の下方を伸長するエメリー布に
より画成される。この減速面は板ばね部材の上面に施さ
れた摩耗性被覆により画成される。減速面は機械の方向
に対して鋭角な角度に設定された大きい多数の連続的な
さねはぎ部分により画成され、研磨金属から成る無害の
表面を有することが望ましい。
(実施例) 第1図及び第2図を参照すると、回転可能な被動の鋼
管ロール10はプラズマ被覆を施された微細な炭素粒子に
より提供されたウェブ把持面12を有している。例えば直
径12インチのロールは符号13にて略図的に示した熱的制
御された内部ヒータを収容している。
薄板状部材の組立体16はホルダ14内に取り付けられ、
片持ち状態にて前方に伸長している。この組立体16は圧
力部材18の下方でかつロール面12の上方を伸長し、この
ロール面12にてロール上のウェブ20の外面に係合する。
底部から上方にかけ、組立体16は一次部材22、減速面
25を支持する板状ばね部材24、及び特別の湾曲した形状
の第2の板ばね部材26を備えている。
より具体的には、一次部材22は平滑な下面を有し、圧
力部材の端縁18′の影響下、ウェブ20を押し付け、被動
ロール10の表面12と被動係合可能であるように配設され
ている。該一次部材22の下流端縁22′は圧力部材の端縁
18′と整合する状態から僅かに下流に位置している。こ
の一次部材22の肉厚は処理せんとするウェブの性質及び
希望する処理の型式いかんにより異なる。一次部材の最
終的な限界まで圧縮することが望まれる場合、肉厚は0.
010インチとし、及びその端縁部分を研磨することによ
りより薄くすることが出来る。一次部材の端部を越えて
下記の寸法のしぼ寄せ付けキャビティを画成することが
望まれる場合には、肉厚は例えば0.030又は0.040インチ
とし、例えば多数の重なり合った板ばね部材にて構成す
ることが出来る。
板状のばね部材24は、非応力状態時、その先端に加え
られる圧力により偏倚し、ロールの湾曲部分に弾性的に
順応し得ることを条件にして選択された肉厚寸法の直線
状の平坦な部材である。又、選択された比較的非支持状
態の長さに亘って離間し、ウェブにより加えれらる外方
向への圧力下、悪影響を与える程度に変形したり、又は
「膨張」することなく、ウェブと弾性的に係合する。長
さが約0.5乃至1.0インチの減速通路、及び直径12インチ
で通常の商業的状態下にて作動するロールの場合、この
第1の平坦な板ばね部材はブルー鋼から成るならば、肉
厚は約0.010インチ以上とし、非常な堅牢さが求められ
る商業的状態下にて約0.020インチまでの肉厚寸法とす
ることが可能である。
板ばね部材24に対する要求が厳しくない作動状態下に
おいては、この条件は緩和することが出来る。例えば、
柔らかく、処理力が小さくて済むウェブの場合、又は第
2の又は不規則なしぼ寄せを形成しようとするような場
合である。
第1図の実施例において、減速面はこの板ばね部材24
の下側にプラズマ被覆により形成された微細な炭素粒子
の一体層として提供される。
第2の板ばね部材は非応力状態時(第1a図参照)、特
別の予め湾曲させた形状を備えている。板ばね部材は非
応力状態時、圧縮部材の端縁18′と整合する点の後方の
点から始まりその先端にまで達する外方向に凸状の湾曲
部分を備えている。この湾曲部分はロールの湾曲程度よ
りも小さく、本例において、その曲率半径は約2インチ
である。この部材の肉厚はこの部材が作用荷重を受けた
ときに偏倚し、以下に説明する方法にて第1ばね部材の
処理キャビティの安定手段及び先端荷重を提供し得るよ
うに選択されている。一方、これら2つの領域間におけ
る第1部材の中心間距離は比較的非支持状態とする。殆
どの場合、この第2部材は第1部材よりも剛性でないも
のとすることが望ましい。例えば、直径12インチのロー
ル及び長さ0.5乃至1.0インチの減速通路を利用するが、
第2部材がブレー鋼から成る場合、この第2の補助的部
材は全体として最小肉厚が約0.010インチであり、第1
部材の肉厚を著しく上廻らないようにする。
第2図乃至第2c図には、機械のヘッドが作用位置まで
下降されたときの薄板部材の組立てられた状態及びその
漸進的に行われる弾性的な変形が図示されている。
第2図に図示するように、3枚の薄板状部材は全て、
ホルダクランプ14により対面状態にクランプ止めされ、
その予め湾曲させた第2の板ばね26の自由端は第1板ば
ね部材24の自由先端付近に係合している。このクランプ
止めの結果、板ばね部材間にはある程度の圧力が加えら
れ、図示するように、第1ばね部材24及び一次部材22は
当初の非応力状態の平坦な形状から僅かに偏倚させる。
作用可能な状態になるためには、圧力部材18を備える
ヘッド、その支持体19、ホルダ14及びクランプ止めされ
た組立体16は第2a図及び第2b図の位置を通って第2c図の
作用位置まで図示しない空気圧アクチュエータにより一
体として回転される。
第2a図には、ロール10上のウェブ20に係合する一次部
材が図示されており、板ばね部材の形状又は応力は第2
図と同一である。
第2b図には、圧力部材の端縁18′が第2の板ばね部材
26を変形させて、その湾曲部分を局部的に変形させてか
もめ型の翼の形状にするその後の状態が図示されてい
る。この点において、第2ばね26の変形部分は第1ばね
部材24に接触していない。
第2c図及び第2e図の拡大図には、ヘッドをさらに回転
させ、圧力部材の端縁18′の圧力が一次部材22に伝達さ
れる状態が図示されている。端縁18′下方にては、第2
部材26と第1部材24間、第1部材24と一次部材26間、及
び一次部材22とウェブ20間には緊密な接触が行われる。
ばね部材26の片持端部により、その先端領域に加えられ
る圧力の結果、第1部材は凸状に屈曲し、ロールに十分
順応することが出来る。第2部材26の予成形した湾曲部
分により、かもめ型の翼の形状部分は弾性的に第2部材
26上に押し付けられる(隔離したかもめ型の翼の形状部
分を示す第2d図も参照のこと)。一次部材22の端部領域
にて、かもめ型の翼の形状部分の下方に変形した部分は
領域Gにて対面状態に係合する一方、そこから下方向に
向け、架橋部分Sを越えて先端に向かう第2ばね部材26
は上流側におけると異なり、部材24を支持しない。
第2c図の位置に達した後、ヘッドに対するアクチュエ
ータ上の空気圧力が作用可能な値にまで増加される。こ
の作用可能な値は駆動しようとする特定のウェブの性質
及び実施しようとする処理の種類いかんにより選択され
る。駆動し減速することがより困難であるウェブは弱い
ウェブと比べ圧力部材の圧力を大きくすることを必要と
する。一部の図面が示すように、ウェブは圧力領域にお
いて、垂直方向に圧縮される。ニット布地はこのことを
極めてじっしつてきに実証するが(例えば、ジャージー
ニットの場合、0.016インチ乃至0.007インチに圧縮し、
セータシャツニットの場合は、0.070乃至0.030インチに
圧縮する)、全てのウェブはある程度圧縮する。
第2c図を参照すると、例えば柔らかい毛ばたった布地
の場合、例えば0.003インチの屋根部材21が一次部材22
と板ばね部材24間に介在され、ウェブは一次部材の端部
にてキャビティ内に入るとき減速面ではなく、平坦な面
と境を接する。屋根の長さは0.5インチとすることが出
来る。屋根の後方にて、ウェブは減速面に露出される。
第3図には、ウェブにしぼ寄せする作用状態が図示さ
れている。この工程はゆっくりと開始し、商業的生産速
度にまでスピードアップしていく。より高速時における
動的状態において、部材24の下流端はふらつく傾向とな
るが、第2板ばね部材26により先端に加えられる著しい
ばね抵抗力がかかるふらつきに抵抗する。さらに、部材
24の先端が上昇する傾向は、いわゆるわに口ジョーの作
用により、後方向に広がって一次部材22の近接端にて処
理キャビティを不当に開放させるのが阻止される。かか
る開放動作は第2ばね部材26のかもめ型の翼の形状部分
が領域Gにおいて、対面状態に接触することにより生ず
る安定化作用により効果的に抵抗される。この安定化効
果は極めて重要である。その理由は、処理キャビティの
寸法が不当に変化した場合、減速装置のふらつく状態に
伴う周期的なものか、又はより一定で、速度に左右され
る性質のものであるか否かを問わず、処理に対して許容
し得ない影響を及ぼすからである。同様に、一次部材の
下流端は、下流部材上に加えられる好ましくない上昇作
用に抗して安定化される。
さらに、ウェブに加えられる引き締め張力が過度に早
い速度にて減速通路から処理材料を除去し始めるなら
ば、部材26の先端荷重下、部材24の先端が閉じることに
よりかかる傾向に抵抗し、減速通路は十分に充填された
状態を維持する。
先端領域と安定化キャビティ間の径間距離Sに沿っ
て、第1部材24は有利な程度の外方向への弾性を維持
し、そのため、材料は被動ロールによりウェブに加えら
れる駆動力の結果、減速面に沿って進む。部材24の弾性
により、通路の深さはウェブに応答してその深さを僅か
に変化させることが出来る。このため、ウェブの肉厚が
僅かに変化した場合でも、処理状態に著しい変化を生じ
させることなく対応可能となる。
全体的な結果として、この技術は製造状態における固
有の変化に対応する一方、広範囲の速度に亘って極めて
均一な処理を実現することが出来る。さらに、この技術
は極めて堅牢で現下の処理に合わせて適正に選択された
後、機械の縦方向に沿って何れの構成要素も調整を必要
としない構成要素を利用することにより実現可能であ
る。
ある場合には、第2ばね部材の予成形した湾曲部分は
圧力部材の端縁から開始するようにすることが可能であ
る。しかし、多くの場合、かかる湾曲状態は圧力部材の
十分後方から湾曲し始めるようにした場合程、有利では
ない。その結果得られるかもめ型の翼の形状は、湾曲部
分の対向する形状部分間の移行部分である薄板金属の屈
曲領域におけるより大きい予応力及び構造的安定性のた
め、処理キャビティに対してより強い安定化作用を提供
するものと考えられる。第2部材が圧力部材の後方に向
けて上方向に屈曲し、第1ばね部材との接触状態を脱す
ることも、又一次部材に過度に大きい剛性が付与される
のを防止する。かくて、例えば、ある商業的処理にとっ
て有害となり得るウェブ上に対するアイロン掛け作用が
防止出来る。
第4図の実施例は第3図のものと同様であるが、減速
面は第1板ばね部材24の下方に支持された状態にあるエ
メリー布23により提供される。このエメリー布23は第1
板ばね部材24の下方に支持された状態にて位置してい
る。このエメリー布23は第1板ばね部材24と一次部材22
間の上流方向に把持されている。
第4a図は第4図と同様であるが、第4c図に図示するよ
うに、繊維ウェブ20′に木皮剥ぎ効果を付与し得るよう
に、一次部材の端部にてエメリー布には穴50の形態によ
る中断部分(第4bも図参照)が形成されている。
繊維布地に十分に画成された完全に連続的なしぼ寄せ
又はうね部分を備えるという一般的には望ましいことに
反して、この木皮剥ぎ効果はしぼ寄せ形成部分が幅方向
に幾分不規則状態に不連続となることを特徴としてい
る。かかる不連続部分において、あるしぼ寄せ形成部分
はそこが終端となり、又、別のしぼ寄せ部分がそこから
開始し、あるいは交わり、分岐する。許容可能な製品は
全体として略均一な外形を有し、不規則に配分される一
方、その不連続部分の全体的な周期及び性質が均一であ
るようにする。かかる木皮剥ぎ効果は従来、いわゆるブ
レード付きのマイクロクレーパを利用して、繊維に対し
て、より低い温度や高速度が望ましいのにも拘わらず高
温(例えば400゜F)を作用させ、ゆっくりした速度(例
えば分当たり10ヤード)といった小さい商業的規模で行
われていた。従って、本発明の特徴はより高速の商業的
速度にて木皮剥ぎ効果を提供しようとするものである。
木皮剥ぎ効果を提供し得るように拡大したキャビティ
が提供されている。この穴の寸法は特定の布地に対し
て、その前に成形されたしぼ寄せ上に第2又は表面的な
しぼ寄せを生じさせる程には大きくないように選択され
る。キャビティの寸法は特定の速度に合わせて選択し、
希望の結果が得られるようにすることが多いが、キャビ
ティの寸法のみによっては、広範囲の速度又はその他の
運転状態に亘って同一の木皮剥ぎ効果を確保するには不
十分である。しかし、一次部材22の端部22′にてエメリ
ーシートに形成された穴50により処理キャビティを局部
的に不連続にすることは、減速動作に対して望ましい局
部的な不連続部分を提供し得ることが確認されている。
これらはしぼ寄せ形成動作に望ましい中断部分を提供し
て、有効に広範囲に亘る運転状態に対して木皮剥ぎ効果
を提供することを可能にする。
不連続部分のその他の形成手段が可能であり、例え
ば、一次部材の端部に局部的な変形部分を提供し、又は
機械方向に対して例えば20°という鋭角な角度にてエメ
リーシートに形成された幅の狭いスロット(又はスリッ
トさえも可能)とすることが出来る。スロットの角度関
係により、ウェブの全ての部分は一部の減速面を横断し
て、希望しない場合に機械方向に処理されたウェブに筋
又はその他の直線状の加工部分が生ずるのを防止出来
る。
第5図の実施例は、第5b図に図示するようにパッケー
ジに組み立てられた、第5aに図示するように、高密度の
さねはぎ部分46、48を有する薄板金属から成る減速部材
43を使用している。このさねはぎ部分は研磨鋼のような
非摩耗性の材料にて形成することが出来る。処理キャビ
ティの配設形態及びこれらのさねはぎ部分に選択された
角度の値いかんにより、かかる減速面は、ウェブがさね
はぎ部分上にて「ラチェット」動作するとき、希望する
不連続部分を提供し、望ましい木皮剥ぎ効果を提供す
る。
特に有利な点は、さねはぎ部分が張出し部分によりウ
ェブが前方に動くのに抵抗する角度付きの抵抗力に起因
する背圧による減速効果を提供することである。ニット
布地のような順応性のある材料の場合、このさねはぎ部
分はウェブを通って進み、張出し部分の角度付き方向に
向けてそっくり動き、処理キャビティにおいてしぼ寄せ
され又は圧縮させた材料の必要とされる抵抗性パックを
提供する。このパック材料に対して導入される新しい材
料が縦方向に圧縮され、よって、ウェブの摩耗を防止出
来る。
かかる偏倚減速装置の上記及びその他の特徴及び利点
はここに引用して本明細書の一部とした1987年4月2日
付けで出願された米国特許出願第035,268号に開示され
ている。
第6図には、木皮剥ぎ効果を提供する別の手段が図示
されている。この場合、炭素粒子の減速面25′は第1ば
ね部材がパッケージから除去される間にばね部材26の上
面に係合される。比較的大きい寸法のしぼ寄せであるこ
と、及びある程度の処理の不規則性が希望されることの
ため、この場合には、第1ばね部材は省略することが可
能である。
第7図のパッケージはその後端に機械方向の一連のス
リット27を有している。これらのスリット27は第2薄板
状部材が減速表面下方の局部的な状態に応答するのを可
能にし、場合によっては、工程の円滑な進行が促進され
る。
第8図、第8a図において、2つの予湾曲させた補助的
なばね部材30、32はホルダ14により片持ち状態に支持さ
れている。短い方の部材30は一次部材22の端部の下流側
に近接する領域に先端を備え、作用可能な位置(第8a
図)において、処理キャビティを安定させる働きをす
る。長い方の部材32は第1板ばね部材の下流端に係合す
る先端を有し、この第1板ばね部材をロールを中心とし
て偏倚させる。
第9図、第9a図の実施例において、長さが短い予湾曲
させた部材42は第1支持ばね24の一部分の両端上に着座
し、それぞれ、キャビティ安定化手段及び先端の偏倚手
段を提供する。第2の予湾曲させた部材44がその片持ち
支持体から長さの短い方の部材42の中間領域まで伸長
し、圧力部材の端縁18′に応答して偏倚圧力を作用させ
る。
第8a図、第9a図に示した実施例において、安定化処理
キャビティと先端間には径間距離Sが提供されており、
この径間距離S内にて、第1板ばね部材は比較的非支持
の状態にあり、その下を通る閉じ込められたウェブに対
してある程度の弾性支持体を提供する。
好適な実施例、例えば第1図、第8図及び第9図に示
したものは湾曲した駆動ロールを採用しているが、かも
め型の翼の形状の特徴及び第8図及び第9図に示したよ
うな別の構成を含む、本発明の多数の特徴は適当な駆動
面を有する動くウェブ駆動ベルトに適用可能である。ウ
ェブ圧縮動作は案内ロールの位置にて行われ、この場
合、ベルトは湾曲した案内形態を有するか、又はある有
利な場合には、その圧縮動作はベルトが平坦である箇所
にて行われるようにする。後者の場合、後方支持体はベ
ルト自体が十分な安定性を提供し得ない動いている平垣
なベルトの下方に設けることが出来る。かかるベルトを
使用する一つの適用例は、偏倚力によりウェブにしぼ寄
せする場合であり、このときは圧力端縁はベルトの動く
方向に対してある角度を成して配設することが出来る。
上述のかもめ型の翼の形状及びその他の特徴が商業的
運転を可能にする機能を備えるため、本発明によるさね
はぎ部分を利用する減速技術は新たな重要性を獲得する
ことになった。これらの重要性については以下に詳細に
説明する。
かかる減速手段については第5図に図示してある。
ここで、第10図乃至第13図を参照すると、減速部材40
は溝状通路48により分離された一連の比較的密に離間さ
せた減速張出し部46から成る特別のウェブ係合面を有し
ている。好適な実施例において、該張出し部は硬質で平
坦な研磨面、例えば、ウェブ材料がその上を容易に摺動
可能である硬質のばね鋼から形成される。供給されるウ
ェブの動きに対向するこれら張出し部の前縁ELが主要
な働きをする。
図示した実施例において、さねはぎ部分の形態は幅の
狭いダイヤモンド砥石車にてブルー鋼の表面を連続的に
研磨して形成するか、又はこれらをエッチング処理して
形成することが出来る。何れの場合でも、端縁は2つの
異なる面を交差させることにより形成することが出来
る。図示するように、これら2つの面は張出し部の略平
坦な頂部面とし、及び該張出し部の側面とする。その結
果、形成される端縁ELはウェブの表面を割り出す機能
を備えるに至る。さねはぎ部分は機械方向Sに対して角
aにて伸長する。この角度aは処理する材料の性質及び
処理により実現しようとする特性いかんにより、約10°
乃至約60°の範囲内で変化させることが出来る(剛性な
ウェブに対しては30°、柔らかい可撓性のウェブに対し
ては45°とすることが望ましいことが多い)。第10図乃
至第13図に図示した実施例において、この角度aは45°
とする。
第13図を参照すると、ブルー鋼は0.020インチの肉厚
を有している。溝が深さdにて形成されており、これは
各張出し部46の前縁ELの鋭角な深さdが典型的に0.010
インチであるようにするのに十分である。図示した実施
例において、溝48は0.040インチの幅Wgを有している。
これらの溝は0.050インチの中心上に形成され、張出し
部に0.010インチの幅Wrを提供する。さねはぎ部分46、
48はウェブ16の全幅に亘って伸長し、本実施例におい
て、各種のウェブ材料を均一に処理するのに十分な密度
を備えている。図示した実施例において、さねはぎ部分
は減速部材の最下流端まで伸長している。
第10図、第11図及び第12図に図示するように、ニット
布地のような可撓性のウェブの場合、一次部材18の下方
にて機械方向Sに動くウェブは減速部材40により、動く
間に反転されて方向Rに動き、減速部材40の端部下方に
て機械から機械方向Sに向けて繰り出され、ロール上に
巻さ付けられる。別の実施例においては、第12図に点線
で示すように、ウェブは機械方向から角度S′にて繰り
出すことが出来る。この角度は張出し部の方向に対応さ
せ、又は処理する性質いかんにより、機械方向に対する
角度より小さくすることが出来る。
各張出し部46の前縁ELは供給される材料に対面し、
その最初部分Piがウェブに減速力を提供する働きをす
る。第10図及び第11図を参照すると、任意のウェブ部分
は前縁ELに達するとき、抵抗端縁ELの伸長方向に直角
に作用する抵抗力FRを受ける。この抵抗力FRは材料の
機械送り方向と反対方向に作用する力成分FSと、それ
に直角の方向に作用する駆動力成分FDに分解すること
が出来る。力成分FDはウェブをさねはぎ部分の角度a
て、方向Sから方向Rに方向変えする作用をする。かか
るウェブと抵抗性端縁ELとの相互作用は材料の幅寸法
0.050インチ毎に反復され、その結果、ウェブ全体は機
械方向Sに動く方向から角度aにて設定された一時的な
方向Rまでそっくり方向変更される。
第11図に示唆するように、おそらく全端縁ELが供給
されるウェブ上に与える総合的な効果により、ウェブが
当初の点Piからさらに遠方に接触するときに、抵抗力
Rはウェブを減速させる効果がある。
主要な働きをするのは減速部材の前縁ELであるため
(張り出し部分の反対側の第2又は遊休端縁ではな
い)、別の形態の減速面が採用可能であることが容易に
理解されよう。例えば、第14図を参照すると、減速端縁
Lは「チェックマーク」断面の性質によりシートに機
械加工することが出来る。この場合、減速部材の表面43
は各端縁ELから減速部材40′の伸長面まで角度bにて傾
斜している。この傾斜は段状面hに端末があり、該段状
面hは上昇して、次ぎの減速端縁ELを形成し、これが
減速部材の全面に亙って反復される。第15図には、ホタ
テガイ状の断面が図示されており、湾曲した抵抗端縁E
Lは隣接する凹状の湾曲面45が交差することにより形成
されている。
第10図乃至第13図の実施例の作用 ウェブ20は、第1図に図示するように、供給ロールか
ら被動ロールまで速度Sにて侠給される。最初、動作を
開始するため、ウェブは一次部材22の下方に位置決めさ
れ、減速部材40は未処理位置にあり、圧力部材18は下方
に圧縮されて一次部材22をウェブ20に押し付ける。これ
により、ロール10はウェブを前方に駆動する。ウェブの
減速が開始されて、オペレータが手でウェブ上に作用さ
せる一次部材22及び減速部材40の作用により、柱状に圧
縮処理されたウェブを「ビルドバック」する。かくて、
第5図の状態は始動期間中に実現される。オペレータ
は、加えられているならば一時的な圧力を急激に釈放す
ることにより、その後、図示した設定値以上の圧力を加
える必要がなく、減速部材はその減速機能を果たすこと
が出来る。新規のウェブ20が処理キャビティ(これは一
次部材の下方又はその端部に位置決めすることが出来
る)に達したとき、ウェブ20の各要素はロールの作用及
び後方への減速力により、前方への駆動力を受ける。こ
の時点において、最初の圧縮処理が行われ、処理された
ウェブはロール10上に滑動する。ティシュペーパ又は不
織布のように薄いウェブがしぼ寄せ加工を行ったとき、
最初の極めて微細なマイクロクレープ(高さが僅か数千
分の一インチに過ぎない)を形成することが出来る。繊
維の場合、圧縮は全体の布地をしぼ寄せすることなく、
構成要素の繊維をマイクロクレープ加工することによ
り、圧縮が行われる。被動ロールが回転を継続するに伴
い、このウェブは一次部材22の端部22′に達する。この
時点において、ウェブは一次部材の肉厚によりその高さ
が決まる処理キャビティ内にて拡大又は膨張し(繊維の
場合)、又はクレープ加工され(紙の場合)、より粗な
クレープ状態となる。何れの場合でも、材料の表面は多
少とも溝48内まで伸長する一方、張出し部分46、又は少
なくとも前縁ELはマイクロクレープ加工された材料の
表面内部に圧入し、第11図に説明した減速力を加える。
全部の張出し部分の前縁ELにおける一組みの偏倚力FD
はウェブを偏倚させて、ロールよりも遅い速度にて前進
する圧縮された柱として、溝方向即ちR方向に動かす。
ロール表面は処理された材料の下方に滑動する。ロール
の駆動力及び処理されたウェブの下方にて滑動するロー
ルの抗力作用により、ウェブは通路状の流れとして溝48
を通って前進し、該ウェブが減速部材40から釈放され
る。この時点にて、第12図に実線で示すように、処理さ
れたウェブはロール12により巻き取られる。該ロール12
は第11図に図示するように、ウェブの偏倚された動きに
より、距離Wgだけ偏心された通路内にて方向Sに向け
てウェブを引っ張る。
肉厚が約0.015インチの薄いポリエステルのトリコッ
トニット布地を処理する場合、ウェブは多数の段階、即
ち、駆動、処理、減速、調整及び巻き取りといった段階
を経て進む。ニット布地は導入されるとき、機械方向S
に対して垂直で平行状態に伸長するニットの線部分を有
している。これらのニットの線部分は決して回転するこ
とはない。減速領域においても、これらのニットは断面
方向に平行である。ウェブが前方に駆動されるときに、
該ウェブは圧縮処理を受ける。圧縮されたウェブは容易
に膨張して、柔らかくなりかつ屈曲可能となり、溝48を
充填する。さねはぎ部分の面が平滑であるため、ウェブ
はピック又は摩耗部分のない均一な状態を維持する。該
ウェブは上述のように方向Sに繰り出され、冷却領域を
通過する。
圧縮処理により、ポリエステルの繊維は膨張し、冷却
領域にて冷却される間に、より柔らかい感触の布地とな
り、より襞付けし易くなる。
さらに、本発明の使用方法は別の変形例が可能である
ことが理解されよう。さねはぎ部分は直線状ではなく、
湾曲させ(第15図)、さらに、以下に説明する減速の目
的のため、S字形の凹入曲線又はジグザグ状に形状にす
ることが出来る。ウェブの幅に対する処理の変形例とし
ては、特定の材料の場合及び減速張出し部を適当に配設
させた場合、減速端縁ELに隣接する箇所にて最大程度
の圧縮が行われる一方、この張出し部分に隣接する領
域、即ち、減速端縁ELから離間した領域(第10図の遊
休端縁に隣接する領域)の幅の広い溝においては、圧縮
圧力が小さく及び恒久的な変形の程度が少ないようにす
る。その結果得られるウェブは希望する場合には、段階
的な処理を施すことが出来る。幅の広いランド部上にお
ける処理は別種類の処理が可能である一例である。多く
の場合、ウェブは極めて異常な状態により、それ自体の
面において、捩れおよびせん断効果を受ける。その結
果、より柔軟になり、その他の希望する効果を得ること
が出来る。
ここに図示されていない幾多のさらに別の実施例にお
いて、本発明の特徴が採用可能であることが理解されよ
う。ウェブの駆動面は米国特許第4,090,385号に記載さ
れたような溝を有するロールとすることが出来、又は上
述のように、支持ロール又は平坦な支持体上を走行する
ベルトにより提供することも出来る。特に、機械の幅に
沿った箇所にて減速面又は一次部材の適当な不連続部分
を利用することにより、微細に処理された布地にプリセ
効果を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による機械の作用位置における好適実施
例を示す一部切欠いた斜視図、 第1a図はヘッドが非作用位置まで後退した機械の第1図
と同様の斜視図、 第2図、第2a図、第2b図及び第2c図は後退した位置から
その作用位置まで動く際における機械のヘッドの4つの
連結的な位置を示す図、 第2d図は分離したかもめ型の翼の形状のばね要素を示す
図、 第2e図は第1図の機械の圧力領域の拡大図、 第2f図は屋根を有する実施例の同様の図、 第3図は薄板金属ばね部材の下側に施されたプラズマ被
覆面を減速面として利用する、ウェブにしぼ寄せ処理を
提供し得るように構成された第2c図と同様の図、 第4図はエメリーシート減速手段を採用する機械の第3
図と同様の図、 第4a図は第4図の一部及びエメリーシートに形成された
穴を示す拡大図、 第4b図は穴を有するエメリーシートの平面図、 第4c図は第4a図に従って処理された繊維ウェブの木皮剥
ぎパターンを示す写真に基づく平面図、 第5図はさねはぎ部分を有する減速面を採用する実施例
の第3図と同様の図、 第5a図はかかる減速部材の表面の平面図、 第5b図は第5図の実施例に採用された一次部材及び減速
手段パッケージを示す一部切欠いた斜視図、 第6図は木皮剥ぎ効果を提供し得るように減速面の支持
体としてかもめ型の翼の形状の板ばね部材を使用する構
造を示す第3図と同様の図、 第7図は本発明による有用な別のパッケージの斜視図、 第8図は片持ち式の予湾曲させた2枚の補助的板ばね部
材を採用する別の実施例の第2a図と同様の図、 第8a図は作用位置にある実施例を示す第2c図と同様の
図、 第9図は予湾曲させた2枚の補助的板ばね部材の異なる
組み合わせを採用するさらに別の実施例を示す第2a図と
同様の図、 第9a図は作用位置にある第2c図と同様の図、 第10図は改良されたマイクロクレパー機械の圧縮処理キ
ャビティの重要部分を拡大して示す線図的な平面図、 第11図はさらに拡大した第10図と同様の図、 第12図は斜めに対向する効果により、減速させるため材
料の面に作用する、鋭角な角度にて設定された平行な減
速張り出し部分を特徴とするこの実施例の新規な減速要
素を示すと共に、減速要素を経る布地の経路の外形も示
す平面図、 第13図は第12図の減速要素の一部分拡大した斜視図、 第14図及び第15図は減速要素の別の実施例を示す第13図
と同様の図である。 10:被動ロール、12:ウェブ把持面 13:内部ヒータ、14:ホルダ 18:圧力部材、19:支持体 20:ウェブ、22:一次部材 24:第1振ばね部材、25:減速面 26:第2板ばね部材 30、32:補助的なばね部材 40、42:予湾曲部材 43:減速部材、45、47:さねはぎ部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サンドラ・エム・エリングソン アメリカ合衆国マサチューセッツ州 02108,ボストン,チェストナット・ス トリート 33 (56)参考文献 特開 昭58−169566(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06C 21/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェブ把持駆動表面(12)と、ウェブ(2
    0)を圧縮して駆動部材(10)の表面に係合させ得るよ
    うに該駆動部材上に配設された平滑な面の一次部材(2
    2)と、及びウェブが駆動部材から離反する前に、係合
    して該ウェブを減速させ得るように一次部材の後方に配
    設された略静止した減速面(23、25、40、40′)であっ
    て、薄板状の支持部材(24)により支持された前記減速
    面とを備える前記駆動部材を有する型式のウェブ処理機
    械にして、 a) 前記支持部材(24)が、長手方向に非伸長性でか
    つ弾性的に屈曲可能なばね部材(24)であり、 b) 前記支持部材(24)の下流端部に偏倚圧力を加
    え、前記支持部材を前記駆動部材(10)の方向に偏倚さ
    せる得る支持部材偏倚且つキャビティ安定化手段(26、
    26′、42)を備え、該支持部材偏倚且つキャビティ安定
    化手段(26、26′、42)は前記一次部材(22)の下流端
    の直ぐ近くの領域にて前記支持部材(24)の所定部分上
    に対面しかつ補強状態に伸長し、これにより前記領域に
    おいて前記支持部材(24)と前記ウエブ把持駆動表面
    (12)との間に形成された前記キャビティに垂直方向の
    寸法的安定的効果を与えることを特徴とするウェブ処理
    機械。
  2. 【請求項2】ウェブ把持駆動表面(12)と、ウェブ(2
    0)を圧縮して駆動部材(10)の表面に係合させ得るよ
    うに該駆動部材上に配設された平滑な面の一次部材(2
    2)と、及びウェブが駆動部材から離反する前に、係合
    して該ウェブを減速させ得るように一次部材の後方に配
    設された略静止した減速面(25)であって、薄板状の支
    持部材(24)により支持された前記減速面とを備える前
    記駆動部材を有する型式のウェブ処理機械にして、 a) 前記支持部材(24)が、長手方向に非伸長性でか
    つ弾性的に屈曲可能なばね部材(24)であり、 b) 前記支持部材(24)の下流端部に偏倚圧力を加
    え、前記支持部材を前記駆動部材(10)の方向に偏倚さ
    せる得る支持部材偏倚体(32)を備え、 c) 前記一次部材(22)の下流端の直ぐ近くの領域に
    て前記支持部材(24)の所定部分上に対面しかつ補強状
    態に伸長する薄板状のキャビティ安定化手段(30)が設
    けられ、これにより前記領域において前記支持部材(2
    4)と前記ウエブ把持駆動表面(12)との間に形成され
    た前記キャビティに垂直方向の寸法的安定的効果を与
    え、 d) 前記キャビティ安定化手段(30)と前記支持部材
    偏倚体(32)との間を伸長する前記支持部材(24)の所
    定部分が非補強状態であることを特徴とするウェブ処理
    機械。
  3. 【請求項3】ウェブ把持駆動表面(12)と、ウェブを圧
    縮して駆動部材の表面に係合させ得るように該駆動部材
    上に配設された平滑な面の一次部材(22)と、及びウェ
    ブが駆動部材から離反する前に、係合して該ウェブを減
    速させ得るように一次部材の後方に配設された略静止し
    た減速面(23、25、40、40′)であって、薄板状の支持
    部材(24)により支持された前記減速面とを備える、前
    記駆動部材を有する型式のウェブ処理機械にして、 a) 前記支持部材(24)は長手方向に非伸長性のばね
    部材(24)であって加えられた先端圧力により湾曲した
    駆動表面(12)の回りに弾性的に屈曲し、比較的直線状
    の非応力の形状から駆動表面の湾曲形状に略適合する屈
    曲した弾性的に変形された形状になり、 b) 前記支持部材(24)の下流端部に偏倚圧力を加え
    ることにより、前記支持部材を前記駆動部材(10)に適
    合する関係に偏倚させる支持部材偏倚且つキャビティ安
    定化手段(26、26′、42)を備え、該支持部材偏倚且つ
    キャビティ安定化手段(26、26′、42)は前記一次部材
    (22)の下流端の直ぐ近くの領域にて前記支持部材(2
    4)の所定部分上に対面しかつ補強状態に伸長し、これ
    により前記領域に前記支持部材(24)と前記ウエブ把持
    駆動表面(12)との間に形成された前記キャビティに垂
    直方向の寸法的安定的効果を与えることを特徴とするウ
    ェブ処理機械。
  4. 【請求項4】ウェブ把持駆動表面(12)と、ウェブを圧
    縮して駆動部材の表面に係合させ得るように該駆動部材
    上に配設された平滑な面の一次部材(22)と、及びウェ
    ブが駆動部材から離反する前に、係合して該ウェブを減
    速させ得るように一次部材の後方に配設された略静止し
    た減速面(25)であって、薄板状の支持部材(24)によ
    り支持された前記減速面とを備える、前記駆動部材を有
    する型式のウェブ処理機械にして、 a) 前記支持部材(24)は長手方向に非伸長性のばね
    部材(24)であって加えられた先端圧力により湾曲した
    駆動表面(12)の回りに弾性的に屈曲し、比較的直線状
    の非応力の形状から駆動表面の湾曲形状に略適合する屈
    曲した弾性的に変形された形状になり、 b) 前記支持部材(24)の下流端部に偏倚圧力を加え
    ることにより、前記支持部材を前記駆動部材(10)に適
    合する関係に偏倚させる支持部材偏倚体(32)を備え、 c) 前記一次部材(22)の下流端の直ぐ近くの領域に
    て前記支持部材の所定部分上に対面しかつ補強状態にて
    伸長する薄板状のキャビティ安定化手段(30)が設けら
    れ、これにより前記領域に前記支持部材(24)と前記ウ
    エブ把持駆動表面(12)との間に形成された前記キャビ
    ティに垂直方向の寸法的安定的効果を与え、 d) 前記キャビティ安定化手段(30)と前記支持部材
    偏倚体(32)間を伸長する前記支持部材の前記所定部分
    が非補強状態であることを特徴とするウェブ処理機械。
  5. 【請求項5】前記支持部材偏倚且つキャビティ安定化手
    段(26、26′、42)が前記支持部材(24)の端部分の上
    面と対面状態に係合する板ばね部材(26、26′、42)か
    ら成ることを特徴とする請求項1又は3に記載の機械。
  6. 【請求項6】前記支持部材偏倚体(32)が前記支持部材
    (24)の端部分の上面と対面状態に係合する板ばね部材
    (32)から成ることを特徴とする請求項2又は4に記載
    の機械。
  7. 【請求項7】ウェブ把持駆動表面(12)と、ウェブ(2
    0)を圧縮して駆動部材(10)の表面に係合させ得るよ
    うに該駆動部材上に配設された平滑な面の一次部材(2
    2)と、及びウェブが駆動部材から離反する前に、係合
    して該ウェブを減速させ得るように一次部材の後方に配
    設された略静止した減速面(23、25、40、40′)であっ
    て、薄板状の支持部材(24)により支持された前記減速
    面とを備える、前記駆動部材を有する型式のウェブ処理
    機械にして、 a) 前記支持部材(24)が、弾性的に屈曲可能であ
    り、 b) 前記支持部材(24)の下流端部に偏倚圧力を加
    え、前記支持部材を前記駆動部材の方向に偏倚させる得
    る支持部材偏倚体(32、42)を備え、 c) 前記一次部材(22)の下流端の直ぐ近くの領域に
    て前記支持部材(24)の所定部分上に対面しかつ補強状
    態に伸長する薄板状部材のキャビティ安定化手段(30、
    42)が設けられ、これにより前記領域において前記支持
    部材(24)と前記ウエブ把持駆動表面(12)との間に形
    成された前記キャビティに寸法的安定的効果を与え、 d) 前記キャビティ安定化手段(30、42)と前記支持
    部材偏倚体(32、42)間を伸長する前記支持部材の前記
    所定部分が非補強状態であり、 e) 前記支持部材偏倚体(32、42)及び前記キャビテ
    ィの安定化手段(30、42)が、互いに離間配設した補助
    的な板ばね部材(30、32;42、44)であり、前記支持部
    材偏倚体を画成する前記補助的な板ばね部材が前記支持
    部材(24)の端部分の上面と対面状態に係合し、前記補
    助的な板ばね部材(30、32;42、44)が非応力状態にお
    いて、その前記キャビティ安定化手段(30、42)を画成
    する前記部分(30、42)と前記支持部材偏倚体(32、4
    2)との間を架橋する予湾曲させた外方向に凸状の部分
    を有することを特徴とするウエブ処理機械。
  8. 【請求項8】前記一次部材(22)が薄板状部材であり、
    前記補助的な板ばね部材(30、32;42、44)の伸長部分
    が前記キャビティ安定化手段(30、42)を画成する部分
    の上流に伸長し、前記伸長部分が前記一次部材(22)の
    上方に位置し、前記伸長部分(30、32、44)を下方に圧
    縮することにより、前記伸長部分が前記一次部材を下方
    に押し付けて前記ウェブと係合させるような圧力部材
    (18)を設け、該圧力部材(18)の下方押し付け力によ
    り前記補助的な板ばね部材の前記支持部材偏倚体(32、
    42)及び前記キャビティ安定化手段(30、42)の部分
    が、前記支持部材(24)のそれぞれの部分と係合させ得
    るように、構成されていることを特徴とする請求項7記
    載の機械。
  9. 【請求項9】非応力状態時、前記上流の伸長部分(30、
    32、42)が、前記圧力部材(18)の上流の直ぐ近くの領
    域上にて、予湾曲させた外方向に凸状であり、かつ該凸
    状部分は、前記圧力部材(18)の下流側では、前記補助
    的板ばね部材(30、32;42、44)の湾曲部分の連続部分
    となっていることを特徴とする請求項8記載の機械。
  10. 【請求項10】前記駆動部材(10)が被動ロールであ
    り、及び前記圧力部材(18)がロールの長さ方向に伸長
    する圧力端縁(18′)を備えることを特徴とする請求項
    8記載の機械。
  11. 【請求項11】前記補助的な板ばね部材(30、32;42、4
    4)は、前記圧力部材(18)がその作用位置において前
    記板ばね部材(30、32;40、42)を局部的にかつ弾性的
    に偏倚させて、該ばね部材(30、32;40、42)を僅かに
    反対方向に湾曲した外方向に凹状の形状となるようにさ
    れ、これにより、前記板ばね部材が、前記圧力部材(1
    8)の領域及びその上流及び下流に直ぐ近くの領域にお
    いて、予応力を加えられた安定的な略かもめ型の翼の形
    状となることを特徴とする請求項8記載の機械。
  12. 【請求項12】前記一次部材(22)が薄板金属部材であ
    り、前記一次部材及び前記支持部材(24)及び前記補助
    的な板ばね部材(30、32;42、44)の各上流側伸張部分
    が、これらを対面状態に把持する共通のホルダ(14)の
    方向へ伸びていることを特徴とする請求項7記載の機
    械。
  13. 【請求項13】ウェブ把持表面(12)を有する駆動部材
    (10)と、ウェブ(12)を圧縮して駆動部材の表面に係
    合させ得るように該駆動部材上に配設された平滑な面の
    薄板状の一次部材(22)と、前記一次部材を駆動部材に
    対して押し付ける圧力端縁を画成する圧力部材(18)
    と、及びウェブが駆動部材から離反する前に、係合して
    該ウェブを減速させ得るように一次部材の後に配設され
    た略静止した減速面(23、25、40、40′)であって、一
    次部材(22)の上方でかつ前記圧力部材の下方を後方に
    伸長する後方部分を有する板ばね部材(26)により支持
    された前記減速面(23、25、40、40′)とを備える型式
    のウェブ処理機械にして、 前記板ばね部材(26)が、非応力状態時、前記圧力部材
    (18)の端縁(18′)の下流側の箇所と前記端縁の略下
    流側の領域との間を架橋させる予湾曲させた外方向に凸
    状の部分を有し、 前記板ばね部材(26)が、作用位置において、前記圧力
    部材が前記板ばね部材(26)を局部的にかつ弾性的に偏
    倚させて、僅かに反対方向に湾曲した外方向に凹状の形
    状とし、よって、前記圧力部材(18)の領域及びその上
    流及び下流に直ぐ近くの領域において、前記板ばね部材
    が予応力を加えた安定的な略かもめ型の翼の形状を備え
    ることを特徴とするウェブ処理機械。
  14. 【請求項14】ウェブ把持表面(12)と、ウェブを圧縮
    して駆動部材(10)の表面に係合させ得るように該駆動
    部材上に配設された平滑な面の一次部材(22)と、及び
    ウェブが駆動部材から離反する前に、係合して該ウェブ
    を減速させ得るように一次部材の後方に配設された略静
    止した減速面(23、25、40、40′)であって、薄板状の
    支持部材(24)により支持された前記減速面(23、25、
    40、40′)とを備える、ウェブ処理方法にして、 ウェブを前記動いている駆動部材上に供給する一方、ウ
    ェブを圧縮する段階と、及び減速力によりウェブを減速
    させる段階と、これと同時に、前記駆動部材に向けて前
    記支持部材の下流端部分に偏倚力を加える段階と、及び
    前記一次部材の下流側の直ぐ近くの領域にて前記支持部
    材(24)の所定部分の上を対面状態に補強されて伸長す
    る薄板状の部材(26、26′、32、42)により圧力を加え
    ることにより、処理キャビティを安定化させると共に、
    キャビティの安定化領域と支持部材偏倚領域との間を伸
    長する前記支持部材(24)の所定部分を非補強状態に維
    持する段階と、を備えることを特徴とするウェブ処理方
    法。
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