JP2877240B2 - 反射鏡付ランプの製造方法 - Google Patents

反射鏡付ランプの製造方法

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JP2877240B2 JP4159223A JP15922392A JP2877240B2 JP 2877240 B2 JP2877240 B2 JP 2877240B2 JP 4159223 A JP4159223 A JP 4159223A JP 15922392 A JP15922392 A JP 15922392A JP 2877240 B2 JP2877240 B2 JP 2877240B2
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浩 杉本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射鏡付ランプの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の反射鏡付ランプの製造方法は次の
ようなものであった。すなわち、まず反射面を有する反
射部とこの反射部に連設した筒部とを有する反射鏡の反
射部が上側に位置するように、反射鏡を保持し、筒部下
端の開口部を液漏れ防止用の閉塞紙で閉塞する。次に、
この反射部側からランプの封止部を反射鏡の筒部に挿入
し、ランプの光中心と反射鏡の焦点との位置合わせを行
い、この後、反射部側から、ランプの封止部と反射鏡の
筒部との隙間に25℃において例えば粘度32000〜
42000CPSのアルミナ、シリカ、マグネシア、ジル
コニア等の金属酸化物を主成分とする耐熱性無機質接着
剤を注入針を用いて注入する。この時、接着剤を隙間全
体にわたって充填するため、ランプの封止部と反射鏡の
筒部との隙間に、接着剤を、注入場所を変え2回に分け
て注入し、この接着剤の乾燥後、筒部下端の開口部から
閉塞紙を剥して作業を終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
反射鏡付ランプの製造方法は、使用する接着剤の粘度が
高いので、ランプの封止部と反射鏡の筒部との隙間に接
着剤を注入する時、隙間全体にわたって接着剤を充填す
るには少なくとも2回に分け、それぞれの注入を別々の
位置から行わなければならず、このため接着剤の硬化
後、接着強度にばらつきが生じてしまう。また、1回目
の注入位置から2回目の注入位置へ注入針を移動する
時、注入針の先端から接着剤の液垂れが生じ、この接着
剤が反射面に落下すると、接着剤の除去が困難となり、
また、反射面を汚し、商品価値を著しく損なうという問
題を生じる。さらに、従来の閉塞紙では、その液漏れ防
止が十分でないため、筒部の開口部と閉塞紙との隙間か
ら接着剤のはみ出しが起こりやすく、はみ出した接着剤
が硬化すると、その硬化した接着剤を取り除く作業が必
要となり、この作業に多大な時間と労力を要していた。
【0004】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、製造の自動化を容易
に図り、作業能率を大幅に向上することのできる反射鏡
付ランプの製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の反射鏡付ランプ
の製造方法は、反射部とこの反射部に連設した筒部とを
有する反射鏡の前記筒部にランプの端部を挿入し、この
ランプの端部と前記反射鏡の筒部とを接着剤で固着する
反射鏡付ランプの製造方法であって、前記反射鏡の反射
部が上側に位置するように前記反射鏡を保持し、前記筒
部の開口部を、閉塞板本体の表面にトレーシングペーパ
ーを有する閉塞板で前記トレーシングペーパーを介して
閉塞し、前記筒部の内面と前記ランプの端部との間に粘
度が25℃において2000〜5000CPSである接着
剤を注入した後、この接着剤を乾燥硬化し、しかるの
ち、前記閉塞板を除去することを特徴とする反射鏡付ラ
ンプの製造方法。
【0006】
【作用】かかる構成により、本発明の反射鏡付ランプの
製造方法は、反射鏡の筒部とランプ封止部との隙間への
接着剤の注入の際、1回の注入で接着剤をその隙間全体
に行渡せることができるため、その注入作業を1回で済
ますことができる。また、接着剤の注入の際、注入針等
の移動中、注入針の先端からの接着剤の液垂れを防止す
ることができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の反射鏡付ランプ
の製造方法を説明するための図である。
【0008】図1において、反射鏡1は、反射面2aを
有する反射部2とこの反射部2に連設した筒部3とから
なり、筒部3の中央に貫通孔4を有している。反射部2
は回転2次曲面からなり、反射面2aにはダイクロイッ
ク膜が形成されている。筒部3は、長四角筒状を有し反
射部2の一端に一体成形されている。ランプ5は、例え
ばハロゲン電球からなり、ランプ5の端部に封止部6が
形成されており、この封止部6から、ランプ5内のフィ
ラメント7に接続された一対の端子ピン8a,8bが導
出されている。端子ピン8a,8bは、ソケット(図示
せず)等を介して外部の電源に接続される。閉塞板9
は、図2に示すように、トレーシングペーパー10,1
1と閉塞板本体である硬化樹脂板12とからなり、硬化
樹脂板12の両面にトレーシングペーパー10,11を
貼着した構成を有している。この閉塞板9は、端子ピン
挿通孔13,14を有しており、挿通孔13,14にラ
ンプ5の端子ピン8a,8bが挿通されて筒部3の開口
部3aを閉塞している。注入針15は、接着剤注入時に
その一端がランプ5の封止部6と反射鏡2の筒部3との
間に挿入され、接着剤16を注入する。注入針15の他
端は接着剤供給装置(図示せず)に接続されている。
【0009】次に、本発明の一実施例の反射鏡付ランプ
の製造方法について図面を用いて説明する。
【0010】図1に示すように、反射鏡1の反射部2が
上側に位置するように、反射鏡1を保持し、反射鏡1の
筒部3の下端の開口部3aを閉塞板9で閉塞する。ラン
プ5の封止部6を反射鏡1の筒部3内に挿入するととも
に、閉塞板9の挿通孔13,14にランプ5の端子ピン
8a,8bをそれぞれ挿通する。そして、ランプ5の光
中心と反射鏡1の焦点との位置合わせを行い、接着剤供
給装置につながった注入針15をランプ5の封止部6と
反射鏡1の筒部3との隙間に挿入し、この注入針15か
ら粘度が25℃において2000〜5000CPSのアル
ミナ、シリカ、マグネシア、ジルコニア等の金属酸化物
を主成分とする低粘度耐熱性無機質接着剤16を注入す
る。接着剤16を注入し充填が終了すると、すぐに注入
針15を抜き出す。この後、反射鏡1の反射部2および
筒部3の外周面に温風を当てたり、また端子ピン8a,
8bに接続された外部電源によりランプ5を点灯させた
りして接着剤16を乾燥する。そして、接着剤乾燥後、
反射鏡1の下端開口部3aを閉塞していた閉塞板9を剥
し取る。
【0011】以上のように、本発明実施例の反射鏡付ラ
ンプの製造方法は、25℃において2000〜5000
CPSの粘度の接着剤16とトレーシングペーパーを表面
に有する閉塞板とを組み合わせて用いることによって、
接着剤16の充填を1回で終わらすことができ、また、
注入針等の移動中に、注入針の先端からの接着剤の液垂
れを防止することができるものである。本発明実施例で
は、吸水性の紙として、トレーシングペーパー10を用
いているが、その理由は、接着剤16中の水分の吸水性
が優れており、さらに閉塞板9を接着剤硬化後にはがし
取った後の表面の仕上がりも良好であったことが実験に
より認められたためである。
【0012】また、両面にトレーシングペーパー10を
有する閉塞板9を用いているので、反射鏡付きランプ組
立時に、閉塞板の裏表を確認しなくても済み、さらに、
閉塞板9と反射鏡付きランプを保持する保持器具(図示
せず)とのすべりが良くなり、ランプ5の光中心と反射
鏡1の焦点との位置合わせを行う時、保持器具と閉塞板
9とがひっかかって位置合わせなどが困難になることが
なくなる。
【0013】なお、本発明実施例で用いた接着剤16の
粘度を、25℃において2000〜5000CPSとした
のは粘度が2000CPS未満では接着剤16に含まれる
水分が多く、トレーシングペーパー10では水分を十分
に吸いきれないため、接着剤16が漏出してしまった
り、接着剤乾燥時には、吸いきれなかった水分が蒸気と
なるため端子ピン8a,8bの周りに空洞ができてしま
う。また粘度が5000CPSを越えたものでは、ランプ
5の封止部6と反射鏡1の筒部3との隙間に接着剤16
を充填した時、1回だけの注入作業では、その隙間全体
に接着剤16を行き渡らせることができない。
【0014】粘度が2000〜5000CPSにおいて
は、1回の注入作業でその隙間に接着剤16を十分に行
渡せることができ、さらに、トレーシングペーパー10
を用いることで、接着剤16の漏出を防止することがで
き、またその水分を十分に吸収することができる。さら
に接着剤乾燥後の仕上がりも他と比して好ましいもので
あった。
【0015】なお、吸水性の紙としては、例えばエナメ
ルなどをコーテイングした紙や上質紙、ざらばん紙、厚
紙等があるが、実験によれば、これらはいずれも接着剤
の漏出防止効果が十分ではなく、また、これらの紙を用
いた場合には、前記水分とともにはみ出した接着剤16
によって外観を損なったり、接着強度が低いものとなっ
たりすることが認められた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射鏡付
ランプの製造方法によれば、注入時間の大幅な削減がで
きるため、生産性を向上させることができ、さらに製品
の歩留りを向上させることができる。また従来と異な
り、接着剤の漏出が生じないため、その硬化した接着剤
を取り除く作業を行わなくて済むので、製造の自動化を
容易に図ることができ、作業能率および歩留を大幅に向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である反射鏡付ランプの製造
方法を説明するための図
【図2】同じく閉塞板の拡大断面図
【符号の説明】
1 反射鏡 2 反射鏡の反射部 3 反射鏡の筒部 3a 筒部の開口部 5 ランプ 7 ランプの封止部 9 閉塞板 10,11 トレーシングペーパー 16 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01K 7/00 - 7/02 H01K 3/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射部とこの反射部に連設した筒部とを有
    する反射鏡の前記筒部にランプの端部を挿入し、このラ
    ンプの端部と前記反射鏡の筒部とを接着剤で固着する反
    射鏡付ランプの製造方法であって、前記反射鏡の反射部
    が上側に位置するように前記反射鏡を保持し、前記筒部
    の開口部を、閉塞板本体の表面にトレーシングペーパー
    を有する閉塞板で前記トレーシングペーパーを介して閉
    塞し、前記筒部の内面と前記ランプの端部との間に粘度
    が25℃において2000〜5000CPSである接着剤
    を注入した後、この接着剤を乾燥硬化し、しかるのち、
    前記閉塞板を除去することを特徴とする反射鏡付ランプ
    の製造方法。
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