JP2876459B2 - ニューマチックケーソン工法における揚排土装置及び方法 - Google Patents

ニューマチックケーソン工法における揚排土装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニューマチックケーソ
ン工法における揚排土装置及び方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ニューマチックケーソン工法は、例えば
図7に示すように、ケーソン10の底部に床板10aを設
け、該床板10aの下を気密の圧気作業室11としてここに
圧搾空気を送りながら掘削し、ケーソンを沈下させるも
ので、地上に設けたマテリアルロック4のシャフト4a
の下端を床板10aを介して圧気作業室11に連通し、この
シャフト4a内に排土バケット12を吊りワイヤー13で昇
降自在に設ける。
【0003】また、潜函工15が圧気作業室11に出入りす
るためのマンロック14を前記マテリアルロック4と同様
にして設け、マンシャフト14aを床板10aを介して圧気
作業室11に連通し、さらに、地上に設置したコンプレッ
サ16に連結する送気管17を圧気作業室11に開口してい
る。図中18は掘削土搬出装置、19は土砂ホッパ、20は土
砂掘削・積込機を示す。
【0004】そして、圧気作業室11内で掘削した土砂を
地上に搬出するには、該圧気作業室11内で排土バケット
12に積み込んだ後、排土バケット12をウインチ等の掘削
土搬出装置18で吊り上げ、マテリアルロック4で大気圧
に減圧して大気圧下に排出する。この排土バケット12へ
の吊り替えは、潜函工15が圧気作業室11内で行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧気作業室1内での排
土バケット12の吊り替え作業等に潜函工15を必要とし、
これは作業者の減圧症防止等の観点から大深度ケーソン
には適用が困難である。そして、排土バケット12による
間欠的な揚土であるため、揚土能率があがらず、特に大
深度ケーソンにおいては工程が進行するに従い、排土バ
ケット12の揚重距離も延び、また、マテリアルロック4
内の加圧・減圧を1揚重毎に行わねばならず、連続して
排土作業を行うことができず、作業効率が低下する。
【0006】また、深度の進行にともなってマテリアル
ロック圧力容器を延伸することになり、装置全体が大掛
かりなものになり、さらに、排土バケット12の吊りワイ
ヤー13がマテリアルロック4の上下のゲートを貫通して
いるため、漏気が多く不経済である。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、圧気下での潜函工による潜函作業を不要とし、大深
度での高圧気作業も可能で、揚土作業を自動的に連続し
て行え、さらにマテリアルロック内での減圧・加圧の回
数も少なくできて揚土効率が向上し、大規模なニューマ
チックケーソンも可能となり、また、マテリアルロック
の圧力容器を延伸する必要もなく、装置全体をコンパク
トにでき、さらに、揚土した土砂の搬出工程での漏気も
少なくできるニューマチックケーソン工法における揚排
土装置及び方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、ケーソン底部に床板を設け、該床板
下を気密の圧気作業室としてここに圧搾空気を送りなが
ら掘削し、ケーソンを沈下させるニューマチックケーソ
ン工法において、前記床板の上部にマテリアルロック圧
力容器を設置し、該マテリアルロック圧力容器内に鉛直
揚土機を設けるとともに、土砂ホッパを気密に連結し、
該土砂ホッパの下方に前記床板上を走行する掘削土搬出
用台車を配設したことを要旨とするものである。
【0009】第2に、鉛直揚土機は、マテリアルロック
圧力容器内の上方部に配設する頭部ユニットと、マテリ
アルロック圧力容器の直下で圧気作業室に設置する下部
ユニットと、頭部ユニットと下部ユニットとの間でマテ
リアルロック圧力容器内に配設する中間ユニットとによ
り構成されるチェーンバケットで、土砂ホッパに連絡す
る土砂搬出コンベアを頭部ユニットに臨ませ、床板の下
部に設置した土砂定量供給フィーダを下部ユニットに臨
ませることを要旨とするものである。
【0010】第3に、土砂ホッパの下端開口に下部隔壁
を、その上方に上部隔壁を設け、該上部隔壁の設置位置
は、下部隔壁との間の土砂ホッパ内の土砂の量が、掘削
土搬出用台車に積載する土砂の定量に等しいものとなる
ように設定することを要旨とするものである。
【0011】第4に、圧気作業室に開口するマテリアル
ロック圧力容器の下部開口に隔壁ゲートを設け、また、
鉛直揚土機は、下部ユニットをマテリアルロック圧力容
器内に収納可能に配設したことを要旨とするものであ
る。
【0012】第5に、圧気作業室内の掘削土砂を土砂定
量供給フィーダで鉛直揚土機のバケットに送り、該バケ
ットから土砂搬出コンベアに移送し、この土砂搬出コン
ベアの土砂を、下部隔壁を閉じ、かつ上部隔壁を開いた
土砂ホッパに送り、土砂が下部隔壁の上に溜まったなら
ば、上部隔壁を閉じ、下部隔壁を開いて、土砂ホッパか
ら掘削土砂搬出台車に積み替え、また、連続的に揚土さ
れる掘削土砂は閉じた上部隔壁の上に一時的に溜め、前
記掘削土砂搬出台車への積み替え後に下部隔壁を閉じ、
上部隔壁を開いて、前記と同様の動作を繰り返すことを
要旨とするものである。
【0013】第6に、マテリアルロックのシャフトの下
部開口に隔壁ゲートを取り付け、保守点検の作業または
ケーソンの沈下作業時には、鉛直揚土機をマテリアルロ
ック内に退避させ、隔壁ゲートを閉じることを要旨とす
るものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、圧気作業室内
の掘削土砂を土砂定量供給フィーダで鉛直揚土機のバケ
ットに送り、該バケットから土砂搬出コンベアに移送し
土砂ホッパに送り、該土砂ホッパの下部で定量に達した
後、土砂ホッパから掘削土砂搬出台車に積み替える。よ
って、潜函工を必要とせずに自動的に揚土できる。
【0015】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、鉛直揚土機をチェーンバケットで構成し、こ
れに土砂定量供給フィーダと土砂搬出コンベアとを組み
合わせることで、連続して自動的に揚土できる。
【0016】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、土砂ホッパの下端開口に設けた下部隔壁を閉
じ、上部隔壁を開いた状態で鉛直揚土機から土砂ホッパ
に掘削土砂を搬送し、下部隔壁と上部隔壁との間に土砂
が定量溜まったならば、上部隔壁が閉じて下部隔壁が開
き、土砂ホッパ内の掘削土砂が掘削土砂搬出台車に積み
替えられる。これにより、土砂ホッパから掘削土砂搬出
台車に掘削土砂を積み替えるときに、土砂ホッパの個所
での漏気を最少に抑えられる。また、定量を掘削土砂搬
出台車に供給できる。
【0017】請求項4および請求項6記載の本発明によ
れば、前記作用に加えて、鉛直揚土機は、下部ユニット
をマテリアルロック圧力容器内に収納可能に配設するこ
とで、下部ユニットをマテリアルロック圧力容器内に収
納して隔壁ゲートを閉じれば、圧力容器内を大気圧とし
た状態で、作業者による鉛直揚土機の保守点検等の作業
ができる。
【0018】請求項5記載の本発明によれば、圧気作業
室内の掘削土砂を自動的に連続して揚土でき、潜函工が
不要となるから大深度のケーソンにも適用でき、揚土効
率もよい。
【0019】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のニューマチックケーソン工法
における揚排土装置の実施例を示す縦断正面図で、図7
について説明した従来例と同一の構成要素には同一の参
照符号を付してある。
【0020】本発明ではケーソン10の床板10aの上部に
マテリアルロック圧力容器4bを設置し、マテリアルロ
ック4のシャフト4aを前記床板10aを貫通させて圧気
作業室11に開口し、該マテリアルロック圧力容器4bに
鉛直揚土機1を昇降自在に設け、圧力容器4bの上部は
これを上方に延長して保守点検時等における鉛直揚土機
1の収納部4cに形成した。
【0021】この鉛直揚土機1は、例えば図5にも示す
ように、マテリアルロック圧力容器4b内の上方部に配
設する頭部ユニット1aと、マテリアルロック圧力容器
4bの直下で圧気作業室11に設置する下部ユニット1c
と、頭部ユニット1aと下部ユニット1cとの間でマテ
リアルロック圧力容器4b内に配設する複数の中間ユニ
ット1bとよりなるチェーンバケットで構成し、下部ユ
ニット1cと頭部ユニット1aとにスプロケット2を配
設し、この両スプロケット2間にエンドレスのチェーン
3を掛け渡し、該チェーン3に適宜間隔で複数のバケッ
ト5を取り付けた。
【0022】なお、バケット5はチェーン3に固結され
ているが、アイドラーホイール7でバケットの開口側が
下向きにされ、より完全な排土が行われる。9はバケッ
ト内で、図6の左側が固定されたゴム板で、土砂がバケ
ットに付着するのを防ぐために設けたもので、排土の際
はバケットから下に垂れ下がり完全な排土が行われる。
【0023】そして、下部ユニット1cのスプロケット
2の下方には投入シュート6を設け、また、頭部ユニッ
ト1aのスプロケット2の斜め下方にはバケット開口部
がより完全な鉛直下向きに開口するためのアイドラーホ
イール7と排土シュート21とを設ける。図中8は、各ユ
ニット1a,1b,1cのフレーム、28はチェーン3を
駆動するモータを示す。
【0024】圧力容器4bの、頭部ユニット1aの配設
個所に位置させて土砂ホッパ19を気密に結合し、この結
合個所に土砂搬出コンベア22を配設する。この土砂ホッ
パ19は、下端の開口に下部隔壁23を設け、その上方に上
部隔壁24を設けた。該下部隔壁23と上部隔壁24との間隔
は、この間の土砂ホッパ19内の土砂の量が後述の掘削土
砂搬出用台車に積載する掘削土砂の定量に等しいものと
なるように設定する。そして、土砂ホッパ19の下部開口
の下方に位置させてケーソン10の床板10a上に移動自在
に掘削土砂搬出用台車25を設ける。
【0025】他方、床板10aの下部に土砂定量供給フィ
ーダ26を取り付け、これを前記鉛直揚土機1の下部ユニ
ット1cに臨ませ、マテリアルロック4のシャフト4a
の下部開口に隔壁ゲート27を取り付けた。
【0026】次に揚排土方法について説明する。圧気作
業室11内で掘削・集土した土砂を図示しない土砂積込機
で土砂定量供給フィーダ26に送り、鉛直揚土機1の下部
ユニット1cのバケット5に定量供給する。バケット5
に積み込まれた土砂はチェーン3で上方の中間ユニット
1bを通り、頭部ユニット1aに揚土され、排土シュー
ト21に落とされて、土砂搬出コンベア22に移載され、こ
こから土砂ホッパ19に落ちる。このとき、土砂ホッパ19
の下部隔壁23は閉じ、上部隔壁24は開いており、土砂は
土砂ホッパ19の下部隔壁23の上に溜まる(図2参照)。
【0027】このようにしてバケット5で順次連続して
掘削土砂を土砂ホッパ19に揚土し、土砂ホッパ19の下部
隔壁23の上に定量溜まったならば、すなわち土砂が上部
隔壁24の位置まで溜まったならば、図3に示すように、
上部隔壁24を閉じて下部隔壁23を開き、土砂ホッパ19に
溜まった土砂を下方の掘削土搬出用台車25に積み替え排
土する。
【0028】この状態では、上部隔壁24が閉じているか
ら、マテリアルロック4及び圧気作業室11の圧力は所定
に保持され、また、この間も鉛直揚土機1は駆動してバ
ケット5で揚土され、土砂ホッパ19の上部隔壁24の上に
一時的に溜められる。そして、土砂ホッパ19内の土砂が
掘削土搬出用台車25に完全に積み替えられると、下部隔
壁23が閉じ、上部隔壁24が開いて、前記と同様にして土
砂が下部隔壁23の上に溜められる。かかる動作を繰り返
して、連続的に揚土する。
【0029】一方、鉛直揚土機1の保守点検を行うに
は、図示しない昇降ジャッキで下部ユニット1cを圧気
作業室11からマテリアルロック4のシャフト4a内に引
き上げ、シャフト4aの下部開口の隔壁ゲート27を閉じ
る。そして、マテリアルロック4内を大気圧状態して、
作業者により保守点検の作業を行う。
【0030】また、ケーソン10の沈下作業時にも、保護
のため土砂定量供給フィーダ26を圧気作業室11の上部
に、鉛直揚土機1をマテリアルロック4内に退避させ
る。
【0031】そして、鉛直揚土機1は、頭部ユニット1
a、中間ユニット1b、及び下部ユニット1cの組み合
わせで構成されるから、分解可能であり、現場への搬送
も法規に抵触することなく道路での陸送が可能となる。
【0032】また、圧力容器4bの鋼板厚さは、例えば
深度50mを想定し、5気圧の圧気とする場合、圧力容
器4bの内径を3500mm、安全率を4倍、鋼材の引張
り強度を35 kgt/mm2 として、約10mmとすれば、強
度的に安全である。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明のニューマチッ
クケーソン工法における揚排土装置及び方法は、圧気下
での潜函工による潜函作業を不要とし、大深度での高圧
気作業も可能で、揚土作業を自動的に連続して行え、さ
らにマテリアルロック内での減圧・加圧の回数も少なく
できて揚土効率が向上し、大規模なニューマチックケー
ソンも可能となり、また、マテリアルロックの圧力容器
を延伸する必要もなく、装置全体をコンパクトにでき、
さらに、揚土した土砂の搬出工程での漏気も少なくでき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のニューマチックケーソン工法における
揚排土装置の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】本発明のニューマチックケーソン工法における
揚排土方法の実施例を示す揚土の前半工程を示す説明図
である。
【図3】本発明のニューマチックケーソン工法における
揚排土方法の実施例を示す揚土の後半工程を示す説明図
である。
【図4】本発明のニューマチックケーソン工法における
揚排土方法の実施例を示す保守点検時の説明図である。
【図5】本発明のニューマチックケーソン工法における
揚排土装置の要部である鉛直揚土機の正面図である。
【図6】本発明のニューマチックケーソン工法における
揚排土装置の要部である鉛直揚土機のバケットの正面図
である。
【図7】従来のニューマチックケーソン工法における揚
排土装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1…揚土機 1a…頭部ユニ
ット 1b…中間ユニット 1c…下部ユニ
ット 2…スプロケット 3…チェーン 4…マテリアルロック 4a…シャフト 4b…圧力容器 4c…収納部 5…バケット 6…投入シュー
ト 7…アイドラーホイール 8…フレーム 9…土砂付着防止用ゴム板 10…ケーソン 10a…床板 11…圧気作業室 12…排土バケット 13…吊りワイヤ
ー 14…マンロック 14a…マンシャ
フト 15…潜函工 16…コンプレッ
サ 17…送気管 18…掘削土搬出
装置 19…土砂ホッパ 20…土砂掘削・
積込機 21…排土シュート 22…土砂搬出コ
ンベア 23…下部隔壁 24…上部隔壁 25…掘削土搬出用台車 26…土砂定量供
給フィーダ 27…隔壁ゲート 28…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−158666(JP,A) 特開 昭63−226412(JP,A) 特開 平7−310328(JP,A) 特開 平7−119156(JP,A) 特開 平8−41895(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 23/06 E02D 23/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーソン底部に床板を設け、該床板下を
    気密の圧気作業室としてここに圧搾空気を送りながら掘
    削し、ケーソンを沈下させるニューマチックケーソン工
    法において、前記床板の上部にマテリアルロック圧力容
    器を設置し、該マテリアルロック圧力容器内に鉛直揚土
    機を設けるとともに、土砂ホッパを気密に連結し、該土
    砂ホッパの下方に前記床板上を走行する掘削土搬出用台
    車を配設したことを特徴とするニューマチックケーソン
    工法における揚排土装置。
  2. 【請求項2】 鉛直揚土機は、マテリアルロック圧力容
    器内の上方部に配設する頭部ユニットと、マテリアルロ
    ック圧力容器の直下で圧気作業室に設置する下部ユニッ
    トと、頭部ユニットと下部ユニットとの間でマテリアル
    ロック圧力容器内に配設する中間ユニットとにより構成
    されるチェーンバケットで、土砂ホッパに連絡する土砂
    搬出コンベアを頭部ユニットに臨ませ、床板の下部に設
    置した土砂定量供給フィーダを下部ユニットに臨ませる
    請求項1記載のニューマチックケーソン工法における揚
    排土装置。
  3. 【請求項3】 土砂ホッパの下端開口に下部隔壁を、そ
    の上方に上部隔壁を設け、該上部隔壁の設置位置は、下
    部隔壁との間の土砂ホッパ内の土砂の量が、掘削土搬出
    用台車に積載する土砂の定量に等しいものとなるように
    設定する請求項1記載のニューマチックケーソン工法に
    おける揚排土装置。
  4. 【請求項4】 圧気作業室に開口するマテリアルロック
    圧力容器の下部開口に隔壁ゲートを設け、また、鉛直揚
    土機は、下部ユニットをマテリアルロック圧力容器内に
    収納可能に配設した請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載のニューマチックケーソン工法における揚排土装
    置。
  5. 【請求項5】 圧気作業室内の掘削土砂を土砂定量供給
    フィーダで鉛直揚土機のバケットに送り、該バケットか
    ら土砂搬出コンベアに移送し、この土砂搬出コンベアの
    土砂を、下部隔壁を閉じ、かつ上部隔壁を開いた土砂ホ
    ッパに送り、土砂が下部隔壁の上に溜まったならば、上
    部隔壁を閉じ、下部隔壁を開いて、土砂ホッパから掘削
    土砂搬出台車に積み替え、また、連続的に揚土される掘
    削土砂は閉じた上部隔壁の上に一時的に溜め、前記掘削
    土砂搬出台車への積み替え後に下部隔壁を閉じ、上部隔
    壁を開いて、前記と同様の動作を繰り返すことを特徴と
    するニューマチックケーソン工法における揚排土方法。
  6. 【請求項6】 マテリアルロックのシャフトの下部開口
    に隔壁ゲートを取り付け、保守点検の作業またはケーソ
    ンの沈下作業時には、鉛直揚土機をマテリアルロック内
    に退避させ、隔壁ゲートを閉じる請求項5記載の揚排土
    方法。
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