JP2873428B2 - 袋保持装置 - Google Patents

袋保持装置

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JP2873428B2
JP2873428B2 JP21887794A JP21887794A JP2873428B2 JP 2873428 B2 JP2873428 B2 JP 2873428B2 JP 21887794 A JP21887794 A JP 21887794A JP 21887794 A JP21887794 A JP 21887794A JP 2873428 B2 JP2873428 B2 JP 2873428B2
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holding
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義文 棚橋
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Tanahashi Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スーパーマーケット等
各種店舗のレジで行う商品等の袋詰めや、その他の作業
現場などにて各種袋詰めを行う際に、袋を手で持って開
けておく事なく袋詰め作業の出来る袋保持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットのレジなどでは、商
品の会計処理を済ませた商品は、顧客が各自で持ち帰り
用のビニール等の合成樹脂からなる買物袋に詰め替える
のが普通である。この様なセルフサービスは、レジの回
転を早くし、人件費の軽減による顧客への利益還元など
を謳い文句にしているが、顧客にすれば煩わしく、店舗
にすれば顧客サービスに欠ける面があった。
【0003】これに対し、図11,12に示すような袋
保持装置200が提供されており、前記のような問題に
応えようとしている。この袋保持装置200は、大きさ
が大小2種類の買物袋を必要に応じて取り出し、袋詰め
に役立てるものであり、この大小の袋に対応した大袋保
持部210と小袋保持部220を備えている。
【0004】この大袋保持部210は、カウンター側板
211に保持片212を設け、これに、図2に示すよう
に、使用前の閉じた大サイズの袋90を予め多数重ねて
係止し、必要な荷詰めに備えて保持してある。そして使
用の際には、図2,3に示すように、一番手前の袋90
aの、開口部手前側の吊り輪部91を引出し、保持片2
12と適間隔にて対面する位置に固設してある係止片2
30に係止するものである。この様にすれば、袋の吊り
輪部91は保持片212と係止片230で係止するた
め、袋90aは開口部92が開口して係止される。その
ため、会計処理の済んだ商品を店舗に備え付けの買物カ
ゴに入れる代わりに直接この袋に入れていけばよく、ま
た、この際、袋を保持してる場所がそのまま袋詰めをす
る場所になっている。そのため、従来のように、店員が
脇からその都度、備えてある袋を取り出す必要もなく、
また、袋詰めの最中も袋を手で持つ必要がない。
【0005】また小袋保持部220は、図11,12に
示すように、スライドするように立設した基板221の
上方に保持片222を設け、これに使用前の閉じた小サ
イズの袋90を予め多数重ねて係止し、前記同様に必要
な荷詰めに備えて保持してある。そして大袋保持部の時
と同様の使い方により、やはり袋を手で支える必要もな
い。また基板221の下方には水平板223が設けられ
袋の底部93を支持する様にしてある。つまり、小サイ
ズの袋はその底部93がカウンターの底板に触れること
なく支えられており、従って、この袋は、図14に示す
ように、詰めた商品の自重で閉じ気味になることはな
く、図13に示すように、充分な開口状態を保って、商
品等の詰め込み作業の便宜に役立てている。
【0006】以上のように構成された袋保持装置200
は、通常は小袋保持部220が係止片230と対面して
おり、小サイズの袋への袋詰めが行えるようになってい
る。また、商品が多いときなど大サイズの袋を使いたい
時には、基板221を図11,12に示すように横にス
ライドさせて収納部240へ退避させる事ができ、これ
により大袋保持部210が現れ、係止片230と対面し
て使用可能になる。この様に、従来の袋保持装置は2種
類の袋を必要に応じて使い分ける事が出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の袋保持
装置においては、小袋保持部をスライドして引き込むた
め、これを収納するための収納部が必要となり、そのた
めカウンターの縦幅(図12中のL)が大きなものにな
り、この様なカウンターを多数並べるのが店舗の床スペ
ースを広く使い過ぎる点で問題であった。しかも、使用
する袋の種類を切り替える際には、その都度、小袋保持
部の出し入れの為にスライドするのが煩わしく、収納部
が店員の手元より遠方になるため、特に出すときは前か
がみ気味で手を伸ばさねばならず一層煩わしかった。そ
のうえ、このスライド方向が保持片の突き出し方向に直
角方向であるため、保持片222が軸の役割を果してし
まい、小袋保持部を出し入れする度に閉じた状態で重ね
られた袋が大きく左右に搖れて、使い勝手が大変悪かっ
た。更に、スライド方向が袋の横方向であるため、袋が
膜状の薄い買物袋などであるとメクレ上がるなどして誠
に具合いが悪かった。また、扱える袋の種類が2種類に
限られており、この2種類よりも大きい袋や小さい袋の
必要なときは、別途、その袋を取り出して従来通り店員
が袋詰めするなどの不都合があった。しかも、袋は一つ
しか係止できず、荷が多いときなど、複数の袋を同時に
係止して袋詰めする事ができなかった。また更に、小袋
保持部と大袋保持部とでは各保持片と係止片の間隔が異
なって固定されているために、どちらかが広すぎたり狭
すぎたり、あるいは、この間隔と袋の開口部の大きさが
合わなかったりして、丁度使いよい間隔というものが実
現出来なかった。以上の問題を鑑み、本願発明の目的と
するところは、カウンターの寸法を小さくすることがで
き、扱える袋の種類が多数であり、袋の種類切り替えを
容易に行うことができ、必要なら複数の袋詰めを同時に
行う事ができ、袋開口部の大きさにバラツキがあっても
各々に合わせて係止することができ、取り外しの容易な
袋保持装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めの手段として、請求項1記載の発明は、「使用前の閉
じた状態の袋を予め多数保持しておく第一の袋保持手段
と、この袋保持手段と適間隔にて対面して設置され、こ
の袋保持手段に保持された袋の手前側の吊り輪部を順次
引き出してその開かれた袋の吊り輪部を一時的に係止す
る係止片と、前記第一の袋保持手段の前方にて前記係止
片に対面して配置され、使用前の閉じた状態の袋を予め
多数保持しておく第二の袋保持手段であって、前記第一
の袋保持手段から前記係止片方向に略水平に平行移動さ
せ、前記係止片が設けられている位置を通過してさらに
前記係止片の後方まで待避させることのできる第二の袋
保持手段とからなること」をその要旨とする。第二の袋
保持手段の水平な平行移動はどの様に手段によってもよ
いが、移動方向にレールを設ければ簡易に実現できる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
記載の発明に加え、「第二の袋保持手段は、その背面に
第一の袋保持手段と対面する補助係止片を備え、前記第
一の袋保持手段に保持された袋の手前側の吊り輪部を順
次引き出して、その開かれた袋の吊り輪部を前記補助係
止片が係止片に代わって一時的に係止すること」をその
要旨とする。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1に
記載の発明に加え、「第二の袋保持手段の前方には、係
止片に対面して配置され、使用前の閉じた状態の袋を予
め多数保持しておく第三の袋保持手段であって、前記第
二の袋保持手段から前記係止片方向に略水平に平行移動
させ、前記係止片が設けられている位置を通過してさら
に前記係止片の後方まで待避させることができる第三の
袋保持手段を、設けたこと」をその要旨とする。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1に
記載の発明に加え、「第二の袋保持手段は、その背面に
第一の袋保持手段と対面する補助係止片を備え、前記第
一の袋保持手段に保持された袋の手前側の吊り輪部を順
次引き出して、その開かれた袋の吊り輪部を前記補助係
止片が係止片に代わって一時的に係止し、第三の袋保持
手段は、その背面に前記第二の袋保持手段と対面する他
の補助係止片を備え、前記第二の袋保持手段に保持され
た袋の手前側の吊り輪部を順次引き出して、その開かれ
た袋の吊り輪部を前記他の補助係止片が前記係止片に代
わって一時的に係止すること」をその要旨とする。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
4のいずれか1つに記載の発明に加え、「係止片が、対
面する袋保持手段側へ引き出し可能に設けられたこと」
をその要旨とする。
【0013】
【作用】上記の手段を採ることにより、請求項1記載の
発明によれば、第二の袋保持手段を係止片に対面して配
置させる事ができると共に、第二の袋保持手段を略水平
に平行移動して係止片後方まで退避させることにより、
第一の袋保持手段を係止片に対面して配置させる事がで
きる。つまり、第一の袋保持手段と第二の袋保持手段の
何れかを選び係止片に対面して配置させる事ができる。
また、保持片の平行移動方向が、保持された袋の横広方
向にほぼ垂直方向であるため移動時に袋のメクレ上がる
こともなく、この袋が保持片を軸に袋の左右方向に搖れ
ることもない。また更に、第二の袋保持手段は略水平な
平行移動することができる。そのため係止片との間隔が
第二の袋保持手段の移動により大幅に調整できる。そし
て、荷詰めする袋が第二の袋保持手段に係止している場
合は、袋を取り外す際に、この第二の袋保持手段を平行
移動させて係止片に重ねさせる事により、両側の吊り輪
部が一束となって、一掴みで袋を取り外すことが出来
る。
【0014】請求項2記載の発明によれば、第二の袋保
持手段と係止片に袋を掛け渡すと同時に、第一の袋保持
手段と補助係止片とにも別途袋を掛け渡すことが出来
る。
【0015】請求項3記載の発明によれば、第三の袋保
持手段を係止片に対面して配置させる事ができると共
に、第三の袋保持手段を略水平に平行移動して係止片後
方まで退避させることにより、第二の袋保持手段を係止
片に対面して配置させる事ができる。つまり、第一の袋
保持手段,第二の袋保持手段または第三の保持手段の何
れかを選び係止片に対面して配置させる事ができる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、各袋保持手
段とこれに対面する2つの補助係止片及び係止片の何れ
にも袋を掛け渡すことが出来る。
【0017】請求項5記載の発明によれば、各袋保持手
段と係止片の間隔を小幅に調節することが出来る。
【0018】
【実施例】
(実施例1)請求項1、3、5記載の発明の実施例1
を、本発明を組み込んだいわゆるレジカウンターとし
て、以下に示す。このカウンター100はその全体が、
細長い矩形の机状であり、このカウンターは長辺部分の
一方が店員側101を、他方が顧客側102を成してい
る(図1参照)。また、このカウンターの長手方向の一
方は商品の会計処理をするレジ台110となっており、
カウンターの他方は各種用途の作業台120として顧客
の便宜に当ててある。そしてレジ台110と作業台12
0は、図1に示すように、その間を隔てて底板130の
みでつながっており、本発明の袋保持装置1がレジ台1
10と作業台120の両側板111,121に挟まれて
設けられている。そして、この袋保持装置1は特大、
大、中の3サイズの買物袋が保持できるようになってい
る。
【0019】まず、作業台側板121の上方には買物用
買物袋の吊り輪部91に嵌挿できる保持片10が第一の
袋保持手段としての水平方向に設けられている。この保
持片10は、図4に示すように細身の鉄棒材を折曲げ形
成し、使用前の重ねた買物袋を多数吊せる約5cm長の
水平部10aと、その先端で上に折れ曲げた抜け防止部
10bから成っている。そして、特大サイズの買物袋を
吊したときに袋底部93がカウンターの底板130に載
る程度の高さに設けられていて、つまり、底板130が
袋底部93の受け皿になっている。
【0020】次に、レジ台側板111には買物袋の吊り
輪部を係止する係止片40が設けてある。この係止片4
0は、保持片10同様の細身鉄棒材を折曲げ形成し、そ
の形状もほぼ保持片10同様でありながら、その水平部
40aを長くしてある。そして、この様な係止片40が
保持片10の水平部の延長線上に対面して設置され、長
い水平部40aにより保持片側へ平行移動可能に設けら
れている。
【0021】更に、レジ台110から作業台120にか
けて、カウンター長辺部分に平行なレール材5が店員側
に架設され、このレール材5に垂直水平なアーム22の
基端を摺動可能に取り付け、この基端にはハンドル25
を設けて係止片40・保持片10間のアーム移動操作を
容易にし、図5に示すように、アーム22の先端側に立
起部23を立設し、これに設けた保持片20を第二の袋
保持手段としている。この保持片20は、やはり細身の
鉄棒材により保持片10と略同形状を成し、保持片10
の水平部の延長線上にて係止片40と対面するように位
置させてある。また、保持片20からその下方に水平板
26を垂設して備え、大サイズの買物袋を吊したときに
袋底部93がこの水平板に載る程度の高さに設けられて
いて袋底部の受け皿になっている。
【0022】また保持片20の前方には保持片30が設
けられ、この保持片30に係るアーム32や水平板36
などは、保持片20のアーム22や水平板26と殆ど同
じに構成されている。そして、前述の保持片10,20
の水平部の延長線上にて係止片40と対面するように位
置させてある。また、この保持片30は中サイズの買物
袋用なので、水平板36は前述の水平板26よりも少し
高い位置に設けられている。
【0023】以上のように構成された、本発明の袋保持
装置1を組み込んだレジカウンター100は、次のよう
に用いる。まず、事前に未使用の閉じた状態の買物袋を
サイズ(特大、大、中)毎に多数重ねておき、図2に示
すように、その吊り輪部93を保持片10,20,30
にそれぞれ挿通して保持しておく。そして、各保持片
は、図1に示す位置に揃えておき、これにより、図1に
於いて、右から中、大、特大のサイズ順に保持されてい
る。
【0024】まず最初に、中サイズの買物袋に袋詰めす
る際には、保持片30に吊してある一番先頭の袋の手前
側の吊り輪部91を引き出して、図3に示すように、そ
の開かれた袋の吊り輪部91を係止片40に係止する。
すると、もう一方の吊り輪部91は保持片30側に残っ
ており、この様に保持片30と係止片40に掛け渡して
係止された買物袋は開口部92が開き、また、手で持つ
必要もない。そして、レジ台110に於いては顧客の持
ってきた買物カゴの商品を、会計処理を済ませると同時
にそのまま直接この袋90に入れれば良い。この際、袋
底部93は水平板36に支えられており、従って、この
袋は、図14に示すように、入れた商品の自重で閉じ気
味になることはなく、図13に示すように、充分な開口
状態を保って、商品等の詰め込み作業の便宜に役立てて
いる。この様な操作を買物カゴの商品一つ一つに順次行
ってゆけば、会計処理が終わると同時に袋詰めも終わ
り、買物袋を外して顧客に手渡しする事が出来る。その
際、袋を取り外すには、ハンドル35を引き寄せて保持
片30を移動させ係止片40に接近させれば、両側の吊
り輪部も重なって一束になる。そのため、この両方の吊
り輪部を一掴みで取り外すことができる。従って、荷が
重く両手で外す時などは、開いて離れている2つの吊り
輪部を両手で一つ一つ持って外すより、両手で一掴みに
して外す事ができるので楽である。
【0025】次に、袋詰めする商品が多いときには大サ
イズの買物袋を用いればよい。その際には、手前のアー
ム32をハンドル35を操作して係止片方向に平行移動
させ、係止片40の後方まで退避させればよい。ハンド
ル35はカウンター100の店員側101にあるため手
近であり簡単に操作できる。また、保持片30は、図
6,7に示すように、係止片をくぐり抜けるように形作
られており、保持片30が係止片40が設けられている
位置を通過する際にもぶつかることはない。また、保持
片30の移動方向が、買物袋の左右方向にほぼ垂直方向
であるため移動時にこの袋90がメクレ上がることもな
く、保持片30を軸に搖れて操作の邪魔になることもな
い。そして、この様に中サイズ用の保持片30を退避さ
せることにより、大サイズ用の保持片20を新たに係止
片40と対面させることが出来る。その後の操作は中サ
イズの袋の時と同様であり、保持片20に吊してある一
番先頭の袋の手前側の吊り輪部91を引き出して、その
開かれた袋の吊り輪部91を係止片40に係止し、会計
処理と共に荷詰めすればよい。
【0026】更に、袋詰めする商品がより多いときには
特大サイズの買物袋を用いればよい。その際には、大サ
イズ用のアーム22を前述同様にハンドル25で係止片
方向に移動させ係止片40の後方まで退避させればよ
い。この様にして、特大サイズ用の保持片10を新たに
係止片40と対面させることが出来る。また、この特大
サイズ用の保持片10は係止片40から一番離れている
が、吊り輪部91の掛け渡しにくい間隔であるなら係止
片40を平行移動により調節して適した間隔にすること
が出来る。また逆に、袋を小さいものに切り換えるとき
には、以上の手順を逆に行えばよい。
【0027】(実施例2)次に、請求項1、3、4、5
記載の発明の実施例2を、本発明を組み込んだいわゆる
レジカウンターとして、以下に示す。このカウンター
は、その外観構成やレジ台、作業台、レール材5及びレ
ール材5に取り付けられて移動可能なアーム22,32
など、大半が実施例1と同じである。これに対し、実施
例1との相違点は、図8に示すように、移動可能なアー
ム22、33には保持片20,30の背面に略同型の補
助係止片20h,30hが逆向きに設けられている事で
あり、これにより、この補助係止片20h,30hが他
の保持片10,20と対面している。また、レジ台と作
業台の間は実施例1に比べ広く、開口部を広げた袋がレ
ール材方向に2つ並ぶ程度の間隔になってる。
【0028】この様にして構成される袋保持装置は実施
例1に較べ、レール材が長いので、アームをレール材の
長手方向中央付近に配置することにより係止片への袋の
掛け渡しが可能な位置になり、そのほかの点に付いては
実施例1同様に操作すればよい。
【0029】この他、実施例2には、2つの袋への袋詰
めが同時に行うことが、以下に述べるように可能であ
る。つまり、アーム32をレール材の中央付近まで移動
させ、保持片30と係止片40に袋を掛け渡すと共に、
保持片20と補助係止片30hにも袋を掛け渡すのであ
る。つまり、アーム32の両サイドに袋を2つ拡げるの
である。この時、レジ台110と作業台120は広めの
間隔になっており、大中2つの袋を同時に並べて係止す
ることが出来る。これにより、荷が多くて1つの袋に入
りきらないような場合にも対応できる。それでも入りき
らない場合には、アーム22をアーム32に代えてレー
ル材5の中央に配置して、特大と大の2袋を拡げて係止
すればよい。尚、保持片10をこの実施例2の様に側板
には固定せず、保持片20,30同様にアームに設けれ
ば、保持片10と係止片40との間隔調整がより大幅に
行え、係止片の引き出しのみでは間隔の調整不足となる
場合に役立てられる。また、レール材5を更に長くし
て、3つの袋を同時に開口して係止できる様にしてもよ
い。
【0030】以上、2つの実施例で示したように、本発
明の袋保持装置1によれば、カウンター100全体の大
きさが、従来の袋保持装置を用いたカウンターよりも小
型になり、扱える袋の種類数も多数になる。また、こう
した袋の種類を切り換える際にも、操作が手近で行うこ
とができ、操作中の袋の納まり具合いもよい。また、袋
90の深さが同一でも開口部の大きさは袋の型によりマ
チマチであるが、この様な開口部のバラツキにも無理な
く係止することができる。
【0031】尚、本発明は上記の実施例に限るものでは
なく、必要なら、保持片と補助係止片をもっと増やして
もよく、レジ台と作業台の間隔やレール材の長さもこの
保持片などの数に合わせて長くすればよい。また、平行
移動する保持片は何に設けてもよく、アームに限らず保
持片を支持し得るものなら何でもよい。また更に、保持
片の形状も上記に限らず板状でも棒状でもよく、保持片
先端の抜け防止部は、図10に示すように、鋭角に折れ
曲がっていれば抜け防止の効果が大である。水平板は、
上記実施例と異なり高さが変えられるものでもよく、不
要なら無くしてもよい。以上、用途を店舗に例示して説
明したが、本発明はこれに用途を限らず袋による荷詰め
をするならどの様なところで用いることができ、例え
ば、配送センターでの袋詰めをする場合に用いてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の袋保持装置においては、収納部のような退避の為の場
所を特別に設ける必要もないので本装置を組み込んだカ
ウンターは従来の袋保持装置によるカウンターよりも小
さくなる。また、2つの袋保持手段を切り替えて使うこ
とが可能となり、これにより、一度に2種類の袋を扱う
ことが出来る。また更に、袋の種類を切り替える時には
袋のメクレや搖れがなく捌き易い。そして、保持片と係
止片の間隔の大幅調整が可能となり、また、袋を取り外
すときは、保持片と係止片を重ねて吊り輪部を一束にで
きるので、重い荷物の取り扱いが楽になる。請求項2に
記載の袋保持装置においては、2つの保持片が係止片と
補助係止片にそれぞれ対面するため、2つの袋詰めが同
時に行える。請求項3に記載の袋保持装置においては、
3つの袋保持手段を切り替えて使うことが可能となり、
これにより、一度に3種類の袋を扱うことが出来る。請
求項4に記載の袋保持装置においては、3つの保持片が
係止片と2つの補助係止片にそれぞれ対面するため、最
大3つの袋詰めが同時に行える。また、請求項5に記載
の袋保持装置においては、係止片が引き出し可能なた
め、第一の袋保持手段が固定されて移動しないものの場
合でも、袋保持手段の切り換えにより起こる袋保持手段
と係止片の間隔のバラツキや、袋開口部の大きさのバラ
ツキに対し、適切な間隔の小幅な調節が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の袋保持装置を組み込んだ実施例1の
カウンターの斜視図である。
【図2】 袋を保持片に保持させた斜視図である。
【図3】 袋を保持片と係止片に係止させた斜視図であ
【図4】 本発明の実施例に用いた保持片及び係止片の
部分斜視図である。
【図5】 本発明の実施例に用いた略水平に平行移動す
る保持片の斜視図である。
【図6】 保持片が係止片をくぐり抜けて移動する様子
を示した斜視図である。
【図7】 図6に示した保持片と係止片のA−A断面図
である。
【図8】 本発明の袋保持装置を組み込んだ実施例2の
カウンターの斜視図である。
【図9】 実施例2に組み込んだ袋保持装置に2つの袋
を係止した様子を示す斜視図である。
【図10】 本発明の保持片及び係止片の別の例の斜視
図である。
【図11】 従来の袋保持装置を組み込んだカウンター
の斜視図である。
【図12】 図11の袋保持装置の保持片に袋を保持し
た時のカウンターの部分平面図である。
【図13】 水平板のある袋保持装置に係止した袋に荷
詰めをした様子を示す模式図である。
【図14】 水平板のない袋保持装置に係止した袋に荷
詰めをした様子を示す模式図である。
【符号の説明】
1 袋保持装置 5 レール材 10,20,30 保持片 20h,30h 補助係止片 22,32 アーム 25,35 ハンドル 26,36 水平板 40 係止片 100 本発明の袋保持装置を組み込んだカウンター 110 レジ台 120 作業台 200 従来の袋保持装置を組み込んだカウンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−139457(JP,A) 実開 平1−134004(JP,U) 実開 平3−108646(JP,U) 実開 平5−10302(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 67/12 G07G 1/00 B65B 43/00 - 43/62 B65D 83/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用前の閉じた状態の袋を予め多数保持
    しておく第一の袋保持手段と、 この袋保持手段と適間隔にて対面して設置され、この袋
    保持手段に保持された袋の手前側の吊り輪部を順次引き
    出してその開かれた袋の吊り輪部を一時的に係止する係
    止片と、 前記第一の袋保持手段の前方にて前記係止片に対面して
    配置され、使用前の閉じた状態の袋を予め多数保持して
    おく第二の袋保持手段であって、前記第一の袋保持手段
    から前記係止片方向に略水平に平行移動させ、前記係止
    片が設けられている位置を通過してさらに前記係止片の
    後方まで待避させることのできる第二の袋保持手段と、
    からなることを特徴とした袋保持装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の袋保持手段は、その背面に前
    記第一の袋保持手段と対面する補助係止片を備え、前記
    第一の袋保持手段に保持された袋の手前側の吊り輪部を
    順次引き出して、その開かれた袋の吊り輪部を前記補助
    係止片が前記係止片に代わって一時的に係止することを
    特徴とした請求項1記載の袋保持装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の袋保持手段の前方には、 前記係止片に対面して配置され、使用前の閉じた状態の
    袋を予め多数保持しておく第三の袋保持手段であって、
    前記第二の袋保持手段から前記係止片方向に略水平に平
    行移動させ、前記係止片が設けられている位置を通過し
    てさらに前記係止片の後方まで待避させることができる
    第三の袋保持手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の袋保持装置。
  4. 【請求項4】 前記第二の袋保持手段は、その背面に前
    記第一の袋保持手段と対面する補助係止片を備え、前記
    第一の袋保持手段に保持された袋の手前側の吊り輪部を
    順次引き出して、その開かれた袋の吊り輪部を前記補助
    係止片が前記係止片に代わって一時的に係止し、 前記第三の袋保持手段は、その背面に前記第二の袋保持
    手段と対面する他の補助係止片を備え、前記第二の袋保
    持手段に保持された袋の手前側の吊り輪部を順次引き出
    して、その開かれた袋の吊り輪部を前記他の補助係止片
    が前記係止片に代わって一時的に係止することを特徴と
    した請求項3記載の袋保持装置。
  5. 【請求項5】 前記係止片が、対面する袋保持手段側へ
    引き出し可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1つに記載の袋保持装置。
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