JP2870594B2 - マルチプルループバック方式 - Google Patents

マルチプルループバック方式

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JP2870594B2
JP2870594B2 JP9064896A JP6489697A JP2870594B2 JP 2870594 B2 JP2870594 B2 JP 2870594B2 JP 9064896 A JP9064896 A JP 9064896A JP 6489697 A JP6489697 A JP 6489697A JP 2870594 B2 JP2870594 B2 JP 2870594B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチプルループ
バック方式に関し、特に、正確なコネクションの導通性
の確認及びコネクションの経路調査を可能にするマルチ
プルループバック方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ループバック方式は、ATMネットワー
クにおいて、任意に定義したOAM監視区間のコネクシ
ョンの導通性の確認、及びコネクションの経路調査に用
いられる試験方法である。
【0003】従来のループバック方式を図4を参照して
説明する。
【0004】オペレーションシステム(OPS)40
は、ATMネットワーク全体の管理を行う装置であっ
て、OAM監視区間の定義、ループバックセルの送出指
示、ループバック試験結果の判定を行う。
【0005】装置A〜E41乃至45は、ATMネット
ワークに含まれる装置であって、OPS40によって定
義されたOAM(Operation, Adminstration and Maint
enance)監視区間に位置する装置である。装置A41
は、OAM監視区間の終端点に位置し、OAM監視区間
に向けてループバックセルの送出を行う。装置1B〜D
42乃至44は、監視区間の中間点に位置し、ループバ
ックセルの判定及びループバック処理を行う。また、場
合によって、セルのドロップ処理を行う。装置E45
は、監視区間の対向側終端点に位置し、ループバックセ
ルの判定、ループバック処理、及びセルのドロップ処理
を行う。
【0006】以下、ループバック方式による試験を行う
際の、各装置の動作について説明する。
【0007】まず、OPS40は、OAM監視区間を定
義し、そのOAM監視区間の終端点に設置された装置A
41に対して、ループバックセルの送出指示と、ループ
バック位置を示すループバック位置IDを送信する。こ
こで、ループバック位置とは、装置A41から送出され
たループバックセルを、装置A41に対して送り返す位
置をいい、ループバック位置IDは、監視区間に位置す
る装置B〜E42乃至45のいずれかを指定するための
ものである。例えば、ループバック位置IDは、セル毎
に、装置B42、装置C43、装置D44、及び装置E
45を順次指定するようにして試験が行われる。以下で
は、ループバック位置IDは、装置E44を示す“d”
であると仮定する。
【0008】装置A41は、OPS40からのループバ
ックセルの送出指示及びループバック位置ID=“d”
を受けとると、OPS40によって予め設定されている
装置A41に固有の自装置ID=“a”と、そのセルが
ループバックセルであることを示すループバックID=
“0”とを含む、ループバックセル401を生成する。
そして、このループバックセル401を対向終端点、即
ち、装置E45に向けて送出する。
【0009】装置B42は、OPS40によって予め設
定されている固有の自装置ID=“b”と、受けとった
ループバックセル401のループバック位置ID=
“d”とを比較する。比較の結果、装置B42において
は、自装置IDとループバック位置IDとが一致しな
い。したがって、装置B42は、自装置がループバック
位置ではないと判定してループバックセル401をスル
ーする。即ち、装置B42は、受けとったループバック
セル401を、装置E45側の装置C43へ送出する。
【0010】装置C43は、ループバックセル401を
受けとると、装置B42と同様、自装置ID=“c”
と、受けとったセルのループバック位置ID=“d”と
を比較する。ここでも、自装置IDとループバック位置
IDとは一致しないので、装置C43は、装置B42と
同様、ループバックセル401をスルーする。
【0011】装置D44も、装置B42や装置C43と
同様に、自装置ID=“d”と、受けとったセル401
のループバック位置ID=“d”とを比較する。この場
合、自装置IDとループバック位置IDとが一致するの
で、装置D44は、自装置がループバック点であると判
断し、ループバックセル401を送信点である装置A4
1に向けてループバックする。即ち、装置D44は、ル
ープバックセル401のループバックIDを“1”に書
き替えたループバックセル402を生成し、装置A41
に向けて送出する。また、装置D44は、このときルー
プバックセル401をドロップする。
【0012】以上のように、OAM監視区間の中間点に
位置する各装置は、ループバックセルが送られてくる
と、そのループバック位置IDを確認し、自装置がルー
プバック位置に指定されていなければセルをそのままス
ルーし、ループバック位置に指定されているとセルをル
ープバックする。
【0013】装置A41は、ループバックセル401を
送出した後、経過時間の計測を開始し、ループバックセ
ル402を受信することなく所定時間が経過すると試験
結果“NG”をOPS40に通知する。所定時間経過前
にループバックセル402を受信した場合は、試験結果
“OK”をOPS40に通知する。
【0014】OPS40は、装置A41から通知される
試験結果に基づいて、コネクションの導通性の確認、及
びコネクションの経路調査をさらに行う。
【0015】以上のように、従来のループバック方式で
は、ループバック位置を順次指定することにより、コネ
クションの導通性の確認及びコネクションの経路調査を
行うことができる。
【0016】ところが、従来のループバック方式では、
OPSが有する経路情報と実際の経路とが一致していな
い場合に、そのことを検出することができない。
【0017】そこで、OPSが有する経路情報と実際の
経路情報とが相違する場合に、その相違を発見し、正し
く経路確認を行うことができる経路確認方法が提案され
ている。このような経路確認方法は、例えば、特開平7
−235929号公報に開示されている。
【0018】特開平7−235929号公報に開示され
た経路確認方法は、ループバック開始セル及びループバ
ック終了セルを定義し、通常のループバック処理の前処
理としてループバック開始処理を行い、後処理としてル
ープバック終了処理を行い、コネクションの経路調査の
精度を高めるものである。
【0019】詳述すると、この経路確認方法では、ま
ず、OPSが、終点でのループバックを指示したループ
バック開始セルを、始点からOAM監視区間に送出させ
る。このループバック開始セルには、このセルが通過し
た装置の数をカウントするシーケンスナンバーが設けて
あり、OAM監視区間に存在する各装置は、ループバッ
ク開始セルを受け取ると、セルのシーケンスナンバーを
更新(+1)し、そのシーケンスナンバーを保存すると
共に、セルを受け取ったことを示すフラグを立てる。終
点の装置は、ループバック開始セルを始点に送り返す。
【0020】次に、ループバック開始セルが始点に戻っ
たならば、OPSは、自身が保持する経路情報に従い、
各装置をループバック位置とするループバックセルを、
始点の装置に送出させる。このループバックセルのルー
プバックIDは、各装置のIDとその経路上の順番とを
含む。
【0021】ループバックセルを受け取った各装置は、
自身のID及び保存しておいたシーケンスナンバーと、
セルのループバックID(装置IDと経路上の順番)と
を比較する。そして、これらが一致した場合に、ループ
バック処理を行い、フラグをリセットする。一方、比較
の結果が一致しなかった場合は、そのセルはスルーさせ
る。
【0022】終点の装置は、いずれの装置でもループバ
ックされなかったループバックセルを受け取ると、監視
区間内にループバックIDが一致する装置が存在しなか
ったことを記入して始点へ送り返す。
【0023】各装置へ向けて送出された全てのループバ
ックセルが始点に戻ってくると、OPSは、終点折り返
しを指示したループバック終了セルを始点から送出させ
る。各装置は、ループバック終了セルを受け取ると、フ
ラグを確認し、フラグがリセットされていれば、何もせ
ずにスルーする。逆にフラグが設定されたままの場合
は、自身のID及び保存しておいたシーケンスナンバー
に一致するループバックセルを受信しなかったことをO
PSに通知する。
【0024】上記の結果から、OPSは、コネクション
の導通性を確認すると共に、自身が保持する経路情報と
実際の経路との相違を検出することができる。
【0025】また、従来のループバック方式では、ルー
プバック位置を順次指定することにより、コネクション
の導通性の確認及びコネクションの経路調査を行うこと
ができるが、そのためには、指定しようとするループバ
ック位置の数だけ、ループバックセルを生成送出させな
ければならない。このような多数のセルを用いることな
く、コネクションの導通性の確認及びコネクションの経
路調査を行うために、マルチプルループバック方式があ
る。
【0026】従来のマルチプルループバック方式を図5
を参照して説明する。OPS50は、OAM監視区間を
定義し、終端点に位置する装置A51にループバックセ
ルの送出を指示する。このとき、OPS50は、そのル
ープバックセルがマルチプルループバックセルとして扱
われるよう、ループバック位置IDとしてall“1”
を指定する。
【0027】装置A51は、OPS50からループバッ
クセルの送出の指示を受けると、予めOPS50により
設定されている自装置ID=“a”と、ループバックI
D=“0”とを付加したループバックセル501を生成
し、対向側の終端点に向けて監視区間に送出する。
【0028】装置B52は、ループバックセル501を
受けとると、ループバック位置ID=all“1”、を
確認し、このセルがマルチプルループバックセルである
ことを判定する。マルチプルループバックセル501を
受信した装置B52は、OPS50によって予め設定さ
れている自装置ID=“b”を、そのセルのループバッ
ク位置IDのフィールドに上書きし、さらにループバッ
クIDを“1”に書き替えて、ループバックセル502
として、装置A51に向けてループバックする。同時
に、装置B52は、受信したマルチプルループバックセ
ル501を、さらに、対向側の終端点に向けてスルーす
る。
【0029】装置C53及び装置D54も、それぞれ装
置B52と同様の動作を行う。即ち、装置C53は、ル
ープバックセル501を受けとると、自装置ID=
“c”をループバック位置IDのフィールドに上書き
し、ループバックIDを“1”に書き替えて、ループバ
ックセル503としてループバックし、同時に、受信し
たそのマルチプルループバックセル501を、さらに、
対向側の終端点に向けてスルーする。また、装置D54
は、自装置ID=“d”をループバック位置IDのフィ
ールドに上書きし、ループバックIDを“1”に書き替
えたループバックセル504をループバックし、マルチ
プルループバックセル501を、対向側の終端点に向け
てスルーする。
【0030】装置E55は、マルチプルループバックセ
ル501を受信すると、自装置ID=“e”を、ループ
バック位置IDのフィールドに上書きし、ループバック
IDを“1”に書き替えて、ループバックセル505と
して、装置A51に向けてループバックする。また、装
置E55は、受信したマルチプルループバックセル50
1をドロップする。
【0031】装置A51は、ループバックされて戻って
きたループバックセル502乃至505を受信すると、
セルに含まれるループバック位置ID、即ち、“b”,
“c”,“d”,及び“e”を、試験結果としてOPS
50に通知する。ただし、装置A51は、ループバック
セル501を送出した後、経過時間を計測しており、所
定時間が経過した後に受信したループバックセルの試験
結果は“NG”として、そのセルに含まれるループバッ
ク位置IDのOPS50への通知は行わない。
【0032】OPS50は、装置A51からの試験結果
通知に基づいて、コネクションの導通性の確認、及びコ
ネクションの経路調査を行う。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】従来のループバック方
式では、正確なコネクションの導通性の評価を行うこと
ができないという問題点がある。
【0034】また、特開平7−235929号公報に開
示されているようなループバック方式では、通常のルー
プバックセル以外に、ループバック開始セルとループバ
ック終了セルを定義し、3段階の処理を行うことにより
試験を行なっている上、ループバック終了セルに対する
応答(試験結果)が、複数の装置から発生する可能性が
あり、OPS及び監視区間内の各装置における処理量が
大きいという問題点がある。
【0035】さらに、従来のマルチプルループバック方
式では、コネクションの導通性の確認及び経路調査を、
ループバックセルがループバックされて戻ってきた結果
のみから評価するため、OAM監視区間内の全ての点か
らの情報か否かを判断できないという問題点がある。ま
た、戻ってきたループバックセルが、経路順序の通りに
戻ってくるとは限らないので、正確な経路調査を行うこ
とができないという問題点ある。
【0036】本発明の目的は、セルの通過順序を示す情
報及び最終点に到達したことを示す情報を付加、検出、
及び評価する手段を備えたマルチプルループバック方式
を提供することにある。
【0037】また、本発明は、ATMネットワークにお
いて、任意に定義されるOAM監視区間における、より
正確なコネクションの導通性の評価を可能にするマルチ
プルループバック方式を提供することにある。
【0038】本発明の他の目的は、OAM監視区間にお
ける、より正確なコネクション経路の調査を可能にする
マルチプルループバック方式を提供することにある。
【0039】本発明のさらに他の目的は、従来のマルチ
プルループバック方式と手順を同一とし、且つ処理量を
ほとんど増やすこと無く、より正確なコネクションの導
通性及び経路調査を可能にするマルチプルループバック
方式を提供することにある。
【0040】
【課題を解決するための手段】本発明は、ATMネット
ワークに対して任意に定義されるOAM監視区間のコネ
クションの導通性確認及び経路調査を行うマルチプルル
ープバック方式において、ループバックセルの空き領域
に、前記OAM監視区間内の装置の通過順序を示す装置
通過順序シーケンス番号を新たに定義し、前記OAM監
視区間の中間点に位置する装置が、前記装置通過順序シ
ーケンス番号を1カウントアップして後段の装置へ転送
するようにするとともに、カウントアップした装置通過
順序シーケンス番号と自装置のIDとを含むセルをルー
プバックするようにしたことを特徴とするマルチプルル
ープバック方式を提供する。
【0041】また、本発明は、前記OAM監視区間内の
対向側終端点に位置する装置、または、前記ループバッ
クセルに含まれるループバック位置IDにより指定され
た装置が、前記装置通過順序シーケンス番号をリセット
し、リセットされた装置通過順序シーケンス番号と自装
置のIDとを含むセルをループバックするようにしたこ
とを特徴とするマルチプルループバック方式を提供す
る。
【0042】さらに本発明は、前記OAM監視区間内の
終端点に位置し、前記ループバックセルを当該OAM監
視区間に送出した装置が、ループバックされたセルに含
まれる装置通過順序シーケンス番号と各装置の自装置I
Dとを、前記ATMネットワークを管理するオペレーシ
ョンシステムに通知するようにしたことを特徴とするマ
ルチプルループバック方式を提供する。
【0043】
【作用】OAM監視区間におけるループバックセル送信
装置は、新たに定義した装置通過順序シーケンス番号の
初期値“0”を付加したループバックセルを送出する。
ループバックセルを受信した監視区間中間点の装置は、
通過順序シーケンス番号をカウントアップし、ループバ
ック処理を行うと同時にセルを後段装置に送出する。ル
ープバックセルを受信した監視区間終端点の装置は、通
過順序シーケンス番号をリセットし、ループバック処理
を行うと同時にセルをドロップする。ループバックセル
送信装置は、OAM監視区間における全ての装置からの
ループバックセルを受信し、セルのループバック位置I
Dと装置通過順序シーケンス番号からより正確なコネク
ションの導通性の確認及び経路調査が可能になる。
【0044】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0045】図1に本発明の第1の実施の形態を示す。
図1において、オペレーションシステム(OPS)10
は、ATMネットワーク全体の管理を行い、OAM監視
区間の適宜、ループバックセルの送出指示、ループバッ
ク試験結果の判定を行う。
【0046】装置A11は、OAM監視区間の終端点に
位置し、ループバックセルの送出を行う。装置B〜D1
2乃至14は、監視区間の中間点に位置し、ループバッ
クセルの判定及びループバック処理を行う。装置E15
は、OAM監視区間の対向側終端点に位置し、ループバ
ックセルの判定、ループバック処理及びセルのドロップ
処理を行う。
【0047】次に、各装置の動作について説明する。
【0048】まず、OPS10は、OAM監視区間を定
義し、終端点に位置する装置A11に対して、ループバ
ックセルの送出を指示する。このとき、OPS10は、
装置A11から送出されるループバックセルがマルチパ
スループバックセルとなるように、ループバック位置I
D=all“1”を指定する。
【0049】装置A11は、OPS10からのループバ
ックセル送出指示を受けて、ループバック位置ID=a
ll“1”と、予めOPS10から設定されている自装
置ID=“a”と、ループバックID=“0”と、装置
通過順序シーケンス番号=初期値“0”と、を付加した
ループバックセル101を生成し、対向側の終端点に向
けて送出する。ここで、装置通過順序シーケンス番号
は、ループバックセルの空き領域に新たに定義したもの
である。
【0050】装置B12は、ループバックセル101を
受信し、そのループバック位置IDがall“1”であ
ることを検出すると、そのセルの装置通過順序シーケン
ス番号を1カウントアップして書き替えると共に、ルー
プバック位置IDのフィールド上に、OPSから予め設
定されている自装置ID=“b”を上書きし、さらに、
ループバックIDを“1”に書き替えてループバックセ
ル102を生成し、装置A11に対してループバックす
る。また、装置B12は、通過順序シーケンス番号のみ
を更新したループバックセル101を新たに対向側終端
点に向けて送出する。
【0051】装置C13は、ループバック101を受信
すると、装置B12と同様の動作を行う。即ち、装置C
13は、受信したセルのループバック位置IDがall
“1”であることを検出すると、そのセルの装置通過順
序シーケンス番号を1カウントアップして書き替えると
共に、ループバック位置IDのフィールド上に、OPS
から予め設定されている自装置ID=“c”を上書き
し、さらに、ループバックIDを“1”に書き替えてル
ープバックセル103を生成し、装置A11に対してル
ープバックする。また、装置C13は、通過順序シーケ
ンス番号のみを“2”に更新したループバックセル10
1を新たに対向側終端点に向けて送出する。
【0052】装置D14は、ループバック101を受信
すると、装置B12及び装置C13と同様の動作を行
う。即ち、装置D14は、受信したセルのループバック
位置IDがall“1”であることを検出すると、その
セルの装置通過順序シーケンス番号を1カウントアップ
して書き替えると共に、ループバック位置IDのフィー
ルド上に、OPSから予め設定されている自装置ID=
“d”を上書きし、さらに、ループバックIDを“1”
に書き替えてループバックセル104を生成し、装置A
11に対してループバックする。また、装置D14は、
通過順序シーケンス番号のみを“3”に更新したループ
バックセル101を新たに対向側終端点に向けて送出す
る。
【0053】以上のように、OAM監視区間の中間点に
位置する各装置は、マルチプルループバックセルである
ループバック101を受信すると、そのセルの装置通過
順序シーケンス番号を1カウントアップして書き替え、
ループバック位置IDのフィールド上に、自装置IDを
上書きし、さらに、ループバックIDを“1”に書き替
えてループバックセルを生成して装置A11に送り返
す。また、各装置は、通過順序シーケンス番号のみをに
更新したループバックセル101を新たに対向側終端点
に向けて送出する。
【0054】装置E15は、マルチプルループバックセ
ルであるループバック101を受信すると、そのセルの
装置通過順序シーケンス番号をリセット、即ち“0”に
戻し、ループバック位置IDのフィールド上に、自装置
ID=“e”を上書きし、さらに、ループバックIDを
“1”に書き替えてループバックセル105を生成して
装置A11に送り返す。また、装置E15は、受けとっ
たループバックセル101をドロップする。
【0055】装置A11は、装置B12、装置C13、
装置D14、及び装置E15のそれぞれからループバッ
クされて戻ってきたループバックセルを受信すると、各
セルに含まれるループバック位置ID、即ち、“b”,
“c”,“d”,及び“e”と、通過順序シーケンス番
号とをOPS10に試験結果として通知する。ただし、
ループバックセル101を送出してから所定時間が経過
した後(タイムアップ後)に受信したループバックセル
102〜105については、試験結果“NG”として処
理し、OPS10への通知は行わない。
【0056】OPS10は、装置A11からの試験結果
通知を受けて、定義したOAM監視区間のコネクション
の導通性の確認、及びコネクションの経路調査を行う。
【0057】次に、図2を参照して、図1のOPS10
の動作について詳細に説明する。
【0058】まず、OPS10は、マルチプルループバ
ック試験を行う場合、定義したOAM監視区間の終端点
に位置する装置に対し、ステップS21で、ループバッ
ク位置IDの設定及びループバックセル送出の指示を行
う。
【0059】この後、OPS10は、試験結果の応答
(通知)待ち状態となり、ステップS22で、試験結果
応答が得られると、ステップS23で、ループバック位
置IDと装置通過シーケンス番号の収集を行う。
【0060】そして、OPS10は、ステップS24
で、収集した情報の中から、対向側のOAM監視区間終
端点からの情報を検索する。この検索は、装置通過シー
ケンス番号が“0”となっていることを利用する。装置
通過シーケンス番号が“0”の情報が存在すれば、ステ
ップS25で、OAM監視区間のコネクションの導通性
は、“OK”であると判定する。逆に、装置通過シーケ
ンス番号が“0”の情報が存在しなければ、ステップS
26で、OAM監視区間のコネクションの導通性は、
“NG”であると判定する。
【0061】次に、OPS10は、ステップS27で、
装置通過順序シーケンス番号及びループバック位置ID
とを参照して、OAM監視区間内の経路調査を行う。装
置通過順序シーケンス番号はセルが通過した順序になっ
ているので、そのループバック位置IDを参照すること
で経路調査ができる。そして、OPSの持つ経路情報と
比較することによって、ステップS28またはステップ
S29で、“OK”または“NG”の判定ができる。
【0062】なお、OPS10が、OAM監視区間内の
経路情報を持たない場合であっても、ループバック位置
IDと装置通過順序シーケンス番号とからだけでも経路
確認は行うことができる。したがって、試験の結果をO
PS10のデータベースへアップロードして利用するこ
とも可能である。
【0063】次に、本発明の第2の実施の形態について
図3を参照して説明する。
【0064】本実施の形態は、OAM監視区間の、特に
指定した装置までのコネクション導通性評価及び経路調
査を行うことができるマルチパスループバック方式を示
す。本実施の形態では、OPS30は、装置D34まで
の試験を行うため、ループバック位置IDとして“d”
を指定する。
【0065】装置A31は、OPS30からのループバ
ックセル送出指示を受けて、ループバック位置ID=
“d”と、予めOPS10から設定されている自装置I
D=“a”と、ループバックID=“0”と、装置通過
順序シーケンス番号=初期値“0”と、を付加したルー
プバックセル301を生成し、対向側の終端点に向けて
送出する。
【0066】装置B32は、ループバックセル301を
受信すると、そのループバック位置ID=“d”を検出
し、自装置ID=“b”と比較する。比較の結果、これ
らは一致しないので、装置B32は、自身が試験区間の
中間点に位置する装置だと判断し、第1の実施例と同様
のループバック処理を行う。即ち、装置通過順序シーケ
ンス番号をカウントアップして、ループバック位置ID
に自装置ID=“b”を上書きし、ループバックIDを
“1”にしたループバックセル302を装置A31に向
けてループバックする。また、受信したセル301の装
置通過順序シーケンス番号の更新を行って、対向側の装
置E35へ向けて送出する。
【0067】同様に装置C33は、ループバックセル3
03を装置A31に向けてループバックし、装置通過順
序シーケンス番号の更新を行ったループバックセル30
1を対向側の装置E35へ向けて送出する。
【0068】装置D34は、ループバックセル301を
受信すると、そのループバック位置ID=“d”を検出
し、自装置ID=“d”と比較する。比較の結果、これ
らが一致するので、装置D32は、自身がループバック
位置だと判断し、ループバック処理を行うとともに、ル
ープバックセル301のドロップを行う。ここでは、装
置通過順序シーケンス番号をカウントアップして、ルー
プバック位置IDに自装置ID=“d”を上書きし、ル
ープバックIDを“1”にしたループバックセル304
を装置A31に向けてループバックする。
【0069】装置A31は、装置B32、装置C33、
及び装置D34においてループバックされたループバッ
クセル302、303、及び304を受信すると、これ
らのセルのループバック位置ID、即ち“b”,
“c”,及び“d”と、装置通過順序シーケンス番号と
を、試験結果としてOPS30へ通知する。ただし、タ
イムアウト後に受信したループバックセルは、試験結果
“NG”として処理し、OPSへの通知は行わない。
【0070】OPS30は、装置A31から通知された
試験結果に基づいて、コネクションの導通性の確認、及
びコネクションの経路調査を行う。
【0071】
【発明の効果】第1の効果は、より正確なコネクション
の導通性の確認が可能になるということである。
【0072】その理由は、ループバックセルの空き領域
に定義した装置の通過順序シーケンス番号によって、送
出したループバックセルがOAM監視区間内の全ての装
置から戻ってきたか否か、即ち、コネクションの導通性
が確認できたかどうかを評価することができるからであ
る。
【0073】第2の効果は、より正確なコネクションの
経路調査が可能になるということである。
【0074】その理由は、OAM監視区間内の装置から
戻ってきたループバックセルの装置通過順序シーケンス
番号とループバック位置IDとから装置の通過順序、即
ち、コネクションの経路調査が可能になるからである。
【0075】第3の効果は、従来のマルチプルループバ
ック方式と試験手順が同一であり、且つ各装置における
処理量もほとんど増加しないということである。
【0076】その理由は、装置通過順序シーケンス番号
の更新処理及びOPSでの解析処理が増えるだけで、従
来のマルチプルループバック方式と同一のセル送出、検
出、及び転送手順で試験が可能だからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の台1の実施の形態を説明するための図
である。
【図2】図1におけるOPSの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を説明するための図
である。
【図4】従来のループバック方式を説明するための図で
ある。
【図5】従来のマルチプルループバック方式を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 オペレーションシステム(OPS) 11 装置A 12 装置B 13 装置C 14 装置D 15 装置E 101 ループバックセル 102 ループバックセル 103 ループバックセル 104 ループバックセル 105 ループバックセル 30 オペレーションシステム(OPS) 31 装置A 32 装置B 33 装置C 34 装置D 35 装置E 301 ループバックセル 302 ループバックセル 303 ループバックセル 304 ループバックセル 40 オペレーションシステム(OPS) 41 装置A 42 装置B 43 装置C 44 装置D 45 装置E 401 ループバックセル 402 ループバックセル 50 オペレーションシステム(OPS) 51 装置A 52 装置B 53 装置C 54 装置D 55 装置E 501 ループバックセル 502 ループバックセル 503 ループバックセル 504 ループバックセル 505 ループバックセル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMネットワークに対して任意に定義
    されるOAM監視区間のコネクションの導通性確認及び
    経路調査を行うマルチプルループバック方式において、
    ループバックセルの空き領域に、前記OAM監視区間内
    の装置の通過順序を示す装置通過順序シーケンス番号を
    新たに定義し、前記OAM監視区間の中間点に位置する
    装置が、前記装置通過順序シーケンス番号を1カウント
    アップして後段の装置へ転送するようにするとともに、
    カウントアップした装置通過順序シーケンス番号と自装
    置のIDとを含むセルをループバックするようにしたこ
    とを特徴とするマルチプルループバック方式。
  2. 【請求項2】 前記OAM監視区間内の対向側終端点に
    位置する装置、または、前記ループバックセルに含まれ
    るループバック位置IDにより指定された装置が、前記
    装置通過順序シーケンス番号をリセットし、リセットさ
    れた装置通過順序シーケンス番号と自装置のIDとを含
    むセルをループバックするようにしたことを特徴とする
    請求項1のマルチプルループバック方式。
  3. 【請求項3】 前記OAM監視区間内の終端点に位置
    し、前記ループバックセルを当該OAM監視区間に送出
    した装置が、ループバックされたセルに含まれる装置通
    過順序シーケンス番号と各装置の自装置IDとを、前記
    ATMネットワークを管理するオペレーションシステム
    に通知するようにしたことを特徴とする請求項1または
    2のマルチプルループバック方式。
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