JP2869908B2 - 湾曲性磁気カード - Google Patents

湾曲性磁気カード

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JP2869908B2
JP2869908B2 JP4186006A JP18600692A JP2869908B2 JP 2869908 B2 JP2869908 B2 JP 2869908B2 JP 4186006 A JP4186006 A JP 4186006A JP 18600692 A JP18600692 A JP 18600692A JP 2869908 B2 JP2869908 B2 JP 2869908B2
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昇 増田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状媒体にID(Iden
tification Data )や商品コード等の各種情報を付与し
て電気的情報処理を行う湾曲性磁気カードに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周知のように、磁気カードはテレフォン
カードやキャッシュカードや電子錠に使用されるカード
(電子キー)等、様々な用途に用いられている。これ
ら、磁気カードのうち、例えば電子キーを用いて開錠す
る電子錠の使用が、最近、防犯の安全性を高める観点か
ら増える傾向にある。この電子錠は、ドアやサッシ等の
開閉部に取り付けられるカードリーダ装置を有し、この
カードリーダ装置にID等の情報が設置されている磁気
カードを挿入することにより、カードリーダ装置は磁気
カードに設置されている情報コードを読み取って、予め
与えられている登録コードと照合し、両者が一致したと
きに、開錠するものである。
【0003】この電子錠に使用される磁気カードは、通
常、図6に示されるように名刺サイズの大きさの台紙16
上にID等の情報を磁性インク等の磁性体を用いてドッ
トの態様に設置して磁性コード6を形成し、この磁性コ
ード6表面にプラスチックフィルム等の樹脂被覆層4を
糊づけして一体化したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカー
ドリーダ装置は磁気カードの差し込み口から磁気カード
を直進経路に沿って出し入れする方式のものである上
に、ドアやサッシにカードリーダ装置を取り付ける場合
には、その許容設置スペースが非常に狭いので、磁気カ
ードの差し込み深さ(カードの出入経路長)を短くしな
ければならず、必然的に、磁気カードに設置する情報量
が少なくなってしまい、防犯の安全性の点では、まだ不
十分であった。もちろん、磁気カードの長さ面積を大き
くし、多くの情報を設置すれば防犯の安全性は高められ
るが、そうすると、カードリーダ装置に磁気カードを取
り込む長い直進経路を確保しなければならないために、
必然的にカードリーダ装置の厚みが増して大型化し、ド
アやサッシ等の狭い許容スペースに設置することができ
なくなるという問題が生じる。
【0005】出願人は、このような問題を解消するため
に、先に、新たなカードリーダ装置を提案している。こ
の提案装置は、図7に示すように、磁気カード1の差し
込み口の内側に磁気センサ等のコード読み取り部10と、
複数のローラ8a〜8eを配列形成して水平方向に差し
込んだ磁気カード1をほぼ垂直方向に方向転換して導く
ローラ列の湾曲経路とを有し、差し込み口から挿入した
磁気カード1を上方向に曲げながら挿入することによ
り、情報量を多く設置した長い磁気カードを使用して
も、コードリーダ装置の幅Wを狭くして小型に形成する
ことができ、許容設置スペースの狭いドアやサッシ等に
おいても支障なくカードリーダ装置を設置することがで
き、しかも、情報量の多い磁気カードを使用することが
できるので、防犯上の安全性も高められるというもので
ある。
【0006】しかしながら、従来の磁気カードは、紙の
表面に磁気コードを設置し、この磁気コードを樹脂被覆
層4と糊づけ一体化したものであるため、前記提案装置
の新たなカードリーダ装置に磁気カードを差し込むと、
そのたびに撓曲変形を繰り返し受けるために、磁気カー
ドに曲がり癖がついたり、被覆樹脂層が剥がれたり、損
耗したりして、長期に亙って使用することができなくな
るという問題が生じた。
【0007】また、図6に示されるように、台紙16上に
形成した磁気コード6の上側に樹脂被覆層4を被覆して
も、磁気コード6の印刷材料の厚み分が樹脂被覆層4の
表面に凸部として現れ、この表面の凹凸を解析すること
により磁気コード6の内容が解読されてしまうという虞
があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、カードリーダ装置に挿入す
るたびに繰り返し撓曲変形を受けても、ほとんど曲がり
癖や損耗を受けることなく、かつ、被覆樹脂層が剥がれ
ることがなく、長期に亙って使用することができ、秘匿
性に優れた湾曲性磁気カードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、
発明の湾曲性磁気カードは、非磁性体の金属板の表面に
磁性コードが形成され、この磁性コードが形成された金
属板が磁性コードの形成面を内側にして折り返され、又
は2枚の金属板を重ね合して磁性コードを遮蔽した金属
層が形成されており、この金属層は両側から樹脂層によ
って被覆され、該金属層には磁性コードを避けた位置に
スリットが形成され、このスリット部で金属層を被覆し
ている両側の樹脂層が熱融着されていることを特徴とし
て構成されている。
【0010】
【作用】湾曲性磁気カードを例えばカードリーダ装置に
挿入して電子錠の開錠を行い、開錠後、前記磁気カード
をカードリーダ装置から抜き出す。この磁気カードの抜
き差しに際し、磁気カードがカードリーダ装置の湾曲経
路に沿って撓曲変形しても、その撓曲変形状態は磁気カ
ードを抜き出したときに金属層によって真直な状態にば
ね復元し、かつ、スリット部の樹脂層の熱融着によって
折り曲げ重ね合せた金属板と被覆樹脂層とが剥がれるこ
とがなく、繰り返しの使用によっても、曲がり癖や損傷
を受けずにその長期使用が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本実施例に係わる湾曲性磁気カードの要
部構成が示されており、図2には図1のA−A断面が示
されている。この湾曲性磁気カード14には耐用回数を向
上するために、板状媒体17として図3に示すようにベリ
リウム青銅、リン青銅、チタン、洋白、アルミニウム箔
等の非磁性金属板、好ましくはばね材料が用いられる。
このばね板17には幅方向の中心線9に沿って長手方向に
スリット7が形成されており、長手方向の中央部にはこ
のばね板17が折り曲げ易いように切り溝12が設けられて
いる。このばね板17の中央折り曲げ部15の左側表面には
磁性体粉末が印刷、スパッタ、蒸着等の手段によりコー
ド形成位置に散在的に配されて磁性コード6が形成され
ている。
【0012】本実施例の湾曲性磁気カードはばね板17に
形成した磁性コード6の形成面を内側に折り返し、又は
2枚のばね板を重ね合せて磁性コード6を遮蔽する金属
層2を有している。また、この金属層2は両側から樹脂
層4で被覆されており、金属層2のスリット部7と端縁
部11の上下樹脂層4が熱融着され、金属層2の両側の樹
脂被覆層4が強固に固定されている。
【0013】この湾曲性磁気カード14は例えば厚みが0.
04〜0.2 mm、幅が10〜20mm、長さが30〜100 mmの大きさ
で構成されており、金属層の基端部13には把手部5が取
り付けられている。また、磁性コード6の配列形態によ
り4ビット10バイト程度の電子錠として必要とされるI
D等の情報がコードとして設置され、電子錠を開錠する
電子キーやキャッシュカード等の磁気カードが形成され
る。
【0014】次に、電子キーを例にした湾曲性磁気カー
ドの製造工程を図5の工程図に基づいて説明する。非磁
性体のばね性金属板17にスリット7を形成し、このばね
板17のサイズよりも少し大きい樹脂シートを接着したも
のを工程101 で準備し、寸法や接着力や外観等を工程10
2 で検査する。これら諸特性が合格したら、工程103
で、金属板17の表面に磁性体粉末を印刷、スパッタ、蒸
着等によって磁性コード6を形成し、工程104 で金属表
面を糊づけする。
【0015】次いで工程105 でプレスにより樹脂シート
をばね板17よりも少し大きめの所定寸法に裁断し、工程
106 で磁性コード6の形成面を内側にして折り曲げ部15
で折り曲げて磁性コード6を遮蔽した金属層2を形成
し、工程107 でスリット7部と端縁部11の樹脂層4を熱
融着する。これを工程108 で自動試験機によりコードの
読み取り等を検査し、工程109 で自動組み立て機により
把手部5の加工を行う。次いで出荷検査を行い、工程11
1 で梱包し終了する。なお、工程102 と工程108で不合
格となった場合には不良として処理する。
【0016】量産の際には図4に示されるようなプレス
加工によって同一形状のパターンを構成した多連取りの
ばね性金属板17を用い、連続打ち抜きや曲げ加工等を行
って1つの製造ラインで多数の磁気カードを作製する。
【0017】本実施例によれば、磁性コード形成層6を
内側にしてばね板17を折り返し重ね合せて金属層2を形
成し、この金属層2の両側を樹脂層4で被覆したので、
撓曲自在であり、しかも、その撓曲状態を真直状態にば
ね復元自在であり、カードリーダ装置の湾曲経路に沿っ
て繰り返し出し入れして曲げ変形を受けても、曲がり癖
がつくということがなく、しかも、表面は樹脂被覆層4
で覆われ、かつ、スリット部分や端縁部の樹脂層4が熱
融着し、折り曲げて重ね合された金属層2と樹脂被覆層
4とが剥がれることがないので、損耗にも強く、長期に
亙っての、例えば5万回の過酷な繰り返し撓曲使用に耐
えることが可能となる。
【0018】また、磁性コード6の遮蔽安全性(秘匿
性)に対しては、ばね性の金属板17を折り畳んで磁性コ
ード6の形成面を内側にするので、図6に示されるよう
な従来の磁気カードのように、磁性コード6の凸部が樹
脂被覆層4の表面に現れることがなく、外部から見えな
いため、磁性コードが解読される虞がなくなる。
【0019】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば上記実
施例では、ばね性金属板17のスリットを、磁気コード6
を避けた位置のばね板17の中心線9に沿って長手方向に
1本形成したが、これを磁気コード6を避けた位置の複
数本としてもよく、また、中心線9に直角方向あるいは
中心線に斜め方向としてもよい。
【0020】また、上記実施例では、磁気コード6を図
に示されるように金属板17の左側半分の領域にのみ印
刷形成したが、右側半分に形成してもよく、左右両側に
形成してもよい
【0021】 らにまた、上記実施例では電子錠に用い
られる電子キー14について説明したが、電子キー14に限
定されることはなく、キャッシュカード等の様々な態様
の磁気カードに適用してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は磁性コード形成層を内側にして
非磁性体のばね性金属板を折り返し、又は2枚の非磁
性体の金属板を磁性コードの形成面を内側にして重ね合
せて、金属層の両側を樹脂層で被覆した構成としたの
で、撓曲自在であり、しかも、その撓曲状態を真直状態
にばね復元自在であり、カードリーダ装置の撓曲経路に
沿って繰り返し出し入れして曲げ変形を受けても、曲が
り癖がつくことがない。しかも、表面は樹脂被覆層で覆
われ、かつ、スリット部分と端縁部の樹脂層が熱融着し
ているため重ね合された金属板の金属層と被覆樹脂層と
が剥がれることがないので、損耗にも強く、長期に亙っ
ての過酷な繰り返し撓曲使用に耐えることができる。
【0023】また、磁性コードの形成面を内側に折り返
し重ねて、又は2枚の非磁性体の金属板を磁性コードの
形成面を内側にして重ね合せて、磁性コードを遮蔽した
金属層を形成したので、従来の磁気カードのように磁性
コードの凸部が樹脂被覆層の表面に現れることがないの
で、磁性コードが解読される虞がなく、磁性コードの秘
匿性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係わる湾曲性磁気カードの要部構成
の説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】同湾曲性磁気カードの金属板の説明図である。
【図4】同湾曲性磁気カードの多連取り金属板の説明図
である。
【図5】同湾曲性磁気カードの製作工程図である。
【図6】従来の磁気カードの磁気コード部の断面説明図
である。
【図7】提案例のカードリーダ装置の説明図である。
【符号の説明】
2 金属層 4 樹脂被覆層 6 磁性コード 7 スリット 14 湾曲性磁気カード 15 折り曲げ部 17 ばね板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 19/00 E05B 49/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体の金属板の表面に磁性コードが
    形成され、この磁性コードが形成された金属板が磁性コ
    ードの形成面を内側にして折り返され、又は2枚の金属
    板を重ね合して磁性コードを遮蔽した金属層が形成され
    ており、この金属層は両側から樹脂層によって被覆さ
    れ、該金属層には磁性コードを避けた位置にスリットが
    形成され、このスリット部で金属層を被覆している両側
    の樹脂層が熱融着されている湾曲性磁気カード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4077242A (en) * 1976-12-15 1978-03-07 Sedley Bruce S Metal magnetic key
JPH01214489A (ja) * 1988-02-22 1989-08-28 Dainippon Printing Co Ltd カード体

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