JP2869663B2 - 粉粒材の相対吸収液率測定方法および粉粒材混合物調整法 - Google Patents

粉粒材の相対吸収液率測定方法および粉粒材混合物調整法

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JP2869663B2 JP3220490A JP3220490A JP2869663B2 JP 2869663 B2 JP2869663 B2 JP 2869663B2 JP 3220490 A JP3220490 A JP 3220490A JP 3220490 A JP3220490 A JP 3220490A JP 2869663 B2 JP2869663 B2 JP 2869663B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は粉粒材の相対吸着水率測定法および粉粒材混
合物調整法に係り、水その他の液体とセメント粉などの
粉体相互あるいはこれらの粉体と砂類や粗骨材のような
粒状体との混合物に関してそれら粉粒材の相対吸着液率
およびこの相対吸着液率を用いた各種データを精度高く
測定せしめ、このような測定結果により該骨材を用いた
前記混合物の特性を合理的且つ的確に解明し予測、管
理、調整しようとするものである。
(産業上の利用分野) セメント、フライアッシュ、高炉滓、シリカヒューム
等の粉対相互あるいはこれらの粉体と砂等の細骨材また
は粗骨材や繊維材のような骨材類を水その他の液体の存
在下で混合物を得るような場合におけるそれら資料間で
作用する相対的な基準吸着液率の定量的な測定技術およ
びそれによって得られたデータを用い前記混合物の配合
を予測、管理、調整する技術。
<従来の技術> セメントと砂その他の細骨材、更にはこれに粗骨材や
繊維材などを配合したモルタルまたはコンクリートを調
整するには水またはこれに所要の添加剤を配合した液体
を用いて混練することが必要である。同様のことは各種
窯業製品を製造し或いはその他の物理的、化学的製品を
得るための資料調整に関して不可欠的に必要であるが、
斯様な調整にし際しては前記したような資料粉粒の液体
存在下における吸着現象(その反面における分散現象)
などがあり、所期する均斉な調整物を得ることができな
いことは周知の通りである。このような現象はそうした
調整物を用いて得られる製品の強度や流動性、ブリージ
ングその他の特性に影響し、又該調整物の搬送その他の
荷役取扱いに影響する。同様のことは新しい配合調整物
のみならず、スラッジやヘドロその他においてもそれに
混入した砂粒や繊維剤その他の骨材的物質との間に認め
られるところであって、その搬送、荷役あるいは貯蔵な
どに関し種々の問題を有する。
従ってこの吸着現象などに関してはそれなりに検討が
加えられているが、従来では単に理論的ないし定性的に
粒子間距離の関係として理解し、分散状態や凝集状態と
して検討しようとするものである。
上記のような従来一般の技術的状態において、本発明
者等は特願昭58−5216号(特開昭59−131164号)や特願
昭58−245233号(特開昭60−139407号)のような提案を
なし、特にコンクリートないしモルタルに用いられる細
骨材表面における吸着液の定量化に関する試験測定法な
いしそのような試験測定結果を利用した調整に関する1
つの手法を提案した。即ちこの先願技術は前記のような
粒子ないし粉体表面に付着介在する水などの液体に関
し、毛細管現象的に粉粒間に保留停滞されたものと粉粒
表面に吸着されたものに区分して考察し、特にその後者
について定量的に試験測定しようとするもので、しかも
複数個の試料について同一遠心力条件による能率的な測
定が可能で、それだけに上記したようなコンクリートや
モルタルなどの調整に関し従来の漫然として同じ液分と
理解把握されているものを区分して理解し、しかもその
測定結果を夫々の条件下に即応して定量的に得しめるも
のであることからその混練、調整上画期的な改善結果を
得しめている。
更に本発明者等は特願昭61−256789(特開昭63−1110
14)において上記したような粉体、液体および骨材より
成る混合物に関し、その粉体に対する骨材の比率を変え
た複数の試料を準備し、これらの試料に対し遠心力を作
用させた脱液処理を夫々行い、前記粉体に対する骨材の
比率を変化させるに伴い直線的に傾斜変化する粉体の保
液率を測定し、この傾斜直線と前記粉体に対する骨材の
比率変化に従い形成される勾配(tan θ)を、上記混
合物における骨材の相対吸着液率(骨材の含液量を骨材
量で除した値)として求めることを提案し、上記したよ
うな技術的課題を解決を図っている。
(発明が解決しようとする課題) 前記したような従来一般的の技術は、JIS規定の如き
により細骨材に関し、例えば表面乾燥飽水状態による吸
水率と粗粒率、実績率等の測定データを用いて上記した
ような混練物等の液分を把握調整しようとするものであ
って、具体的な混練物の調整に当ってはその物性を的確
に把握し制御することができない。即ちこのような混練
物に関しては分離ブリージング性ないしワーカビリテ
ィ、圧送性、締固め性等の物性が重要であることは周知
の通りであるが、これらの物性は同じ砂であってもセメ
ントが異ることによってその特性が異り、又反対にセメ
ントが同じであっても砂が異ることにより得られた混練
物の特性はやはり変動する。更に斯うした混練物を密実
に充填成形するためには振動処理を加えることが一般的
であるが、そうした振動処理に際して混練物の示す挙動
ないし変化は同じJIS規定による測定値のものであって
も大幅に異っていることが殆んどである。又厚層にコン
クリート打ちをなし或いは型枠を縦形としてコンクリー
トを打設または充填した場合において打設、充填された
生コンクリートまたはモルタルの示す様相は種々に変動
したものとなる。
又本発明者等は斯かる混練のための配合水を分割し、
その一部を均等に細骨材へ附着させてからセメントを添
加して一次混練し、次いで残部の水を加えて2次混練す
ることにより、ブリージングや分離が少く、しかもワー
カビリティにおいて優れた混練物を得しめ、又それによ
って得られる成形体の強度その他を同じ配合条件で相当
に高めることのできる有利な技術を開発し業界の好評を
得ているが、そうした新技術を採用しても細骨材が異る
ことによって具体的に得られる混練物における前記した
ような諸効果の程度は種々に異ったものとなる。
このような問題点を解決すべく本発明者等によって提
案された前記特願昭58−5216や特願昭58−245233の先願
技術では粒子表面における吸着液と、そうでないものと
を区分するだけでなく、その吸着液に関して定量的な解
明を図るものであって、頗る有効な手法と言えるが、こ
の技術に関して具体的な測定をなし、その結果を用いて
コンクリートやモルタルの調整をなした多数の結果につ
いて仔細な検討したところ、夫々のモルタルやコンクリ
ートなどの調整において、なおそれなりの的確性を有し
得ない傾向が認められた。即ちこれらの実験結果による
と、細骨材のような骨材類と粉体間の相互干渉性(セメ
ントと骨材間のなじみ)および骨材、細骨材の制御を確
保することが容易でない。つまりこれら資材の表面粗
度、材質、形状、表面吸着力等、従来のJIS規定などで
解明できない骨材の性質がコンクリートやモルタルの分
離ブリージング性、ワーカビリティ、圧送性、締固め性
などに大きく関与しているものと推定されるが、このよ
うな関係を的確に解明し、合理的な混練物を得ることが
できない。
又上記先願特願昭61−256789のものは前記した先願技
術の課題を更に解決することに関し有効ではあるが、こ
の技術について仔細に検討を重ねた結果、なお測定結果
になおそれなりのばらつきの存することが確認され、従
ってそうした測定結果によって混練物の調整条件を決定
した場合において、在来法よりも大きく改善された結果
が得られるとしても、若干の誤差が認められ、精度の高
い結果を得難い。特に今日におけるコンピュターのよう
な計算制御技術の発展普及した工業分野においては精度
の向上が頗る枢要である。
更に大量の細骨材を必要とするコンクリート工業の如
きにおいては順次に用いられる砂などの天然資材の性状
が微妙に変化せざるを得ず、斯様な資材に関し短時間内
に測定することが高精度の管理をなす上において不可欠
であるところ水などの液体との関係における特性を短時
間に解明することは困難であって、それなりの量の集合
体としての砂などに関し、基準となるべき絶乾状態の形
成や液体と砂との間における固有の附着状態の形成など
の1つ1つには相当に時間を必要とし、単なる測定操作
のみによって的確な結果を得られるわけではない。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 1. セメント類やフライアッシュなどの粉体による媒体
と水その他の液体を用い、粉体や細骨材その他の骨材な
どの被測定材の吸着液を測定すべく前記媒体に対する被
測定材の比率を変えた複数の試料による上記液体との混
合物を準備し、それらの試料に対し遠心力を作用させた
脱液処理を夫々行い、前記媒体に対する被測定材の比率
変化に伴い直線的に傾斜変化する媒体の保液率を測定
し、この傾斜直線と上記媒体に対する被測定材の比率変
化に従い形成される勾配(tan θ)を、前記混合物に
おける被測定材の相対吸着液率(被測定材の含液量を該
被測定材量で除した値)として求めるに当り、前記媒体
および被測定材を絶乾状態として準備し、しかもこれら
媒体および被測定材の液体との混合状態における全体を
均等構造となる如く分散処理することを特徴とする粉粒
材の相対吸着液率測定法。
2. 細骨材などの粒状材を絶乾状態としてから篩目を通
過選別した程度の分散処理をなし液体との混合状態にお
ける全体を均等構造となすことを特徴とする前記1項に
記載の粉粒材の相対吸着液率測定法。
3. 粉体に液体との流動性混合物を得るに必要な液体の
一部を添加し非流動性混合物として第1次混合処理をな
してから目的の流動性混合物を得るための残部の液体を
添加し第2次混合処理した分散処理をなし、液体との混
合状態における全体を均等構造となすことを特徴とする
前記1項に記載の粉粒材の相対吸着液率測定法。
4. 同系骨材に関して粒度分布を変えて調整した複数種
類の骨材を準備し、それらの粒度分布を変えた骨材に対
し夫々相対吸着液率(β)を求め、それらの吸着液率と
該同系骨材の粒度分布変動に伴う比表面積変化との関係
によって形成される一次式の勾配を表面吸着液率(βli
m)とすると共に切片を骨材内部吸液率(Q0)として求
めることを特徴とする前記1項に記載の粉粒材の相対吸
着液率測定法。
5. 前記4項で得られる表面吸着液率を用い、骨材の粒
度分布を測定して得られる比表面積から該骨材の相対吸
着液率(β)を求めることを特徴とする粉粒材の相対吸
着液率測定法。
6. 粗骨材を被測定材とし、粉体と細骨材との混合物を
媒体とすることを特徴とする前記1項に記載の粉粒材の
相対吸着液率測定法。
7. 水に対し減水剤や増粘剤などの添加剤の何れか1種
または2種以上を添加した液体を用いることを特徴とす
る前記1項に記載の粉粒材の相対吸着液率測定法。
8. コンクリートやモルタルなどの混合物を調整するに
当って採用される配合系ないし配合条件を予測、設計な
いし管理すべく前記1〜7項の何れかに記載の測定をな
し、該測定によるデータを用い調整、変更条件を決定す
ることを特徴とする粉粒材混合物調整法。
(作 用) セメント類やフライアッシュなどの粉体による媒体と
水その他の液体を用い、粉体や細骨材その他の骨材など
の被測定材の吸着液を測定すべく前記媒体に対する被測
定材の比率を変えた複数の試料による上記液体との混合
物を準備し、それらの試料に対し遠心力を作用させた脱
液処理を夫々行い、前記媒体に対する被測定材の比率変
化に伴い直線的に傾斜変化する媒体の保液率を測定し、
この傾斜直線と上記媒体に対する被測定材の比率変化に
従い形成される勾配(tan θ)は前記混合物における
被測定材の相対吸着液率として求められる。
前記測定において、上記媒体および被測定材を絶乾状
態として準備することにより、これらの媒体および被測
定材における基準的なデータを得しめ、これらのものに
対する液体の附着含有関係を常を的確に求めしめる。
上記した媒体および被測定材の液体との混合状態にお
ける全体を均等構造となす如く分散処理することによ
り、それら媒体および被測定材の凝集団塊化などに原因
した誤差発生を回避させる。
前記した液体との混合状態における媒体および被測定
材の全体を均等構造となす分散処理は一般的にそれらの
媒体および被測定材を撹拌処理して達成し得る。事実液
体と合体される以前において単体状態まで充分に分散さ
れたものは液体の例えば撹拌条件下における添加混合に
よって全体を均等構造となすことができる。
然しそれなりに凝結した状態の媒体、被測定材を上記
した単体状態まで分散させる撹拌は相当の長時間とエネ
ルギーを必要とする。即ち砂のような骨材は前記のよう
な絶乾状態とすることにより凝集状態となることは実験
的に確認され、例えば「ガラス玉であってもクローム硫
酸でよく洗い、その後水でよく洗って乾燥器で水を蒸発
させるとどうしても数個のガラス玉が凝集して単一粒子
とならない」(工業調査会発行、岡小天著「レオロジー
入門」396〜397頁)とあるように砂などの細骨材は乾燥
によって一部は凝集化し、品質によって、団粒度合、大
きさ等は異なるが、団粒状態が形成される。又このよう
な団粒をペーストと共に練り混ぜても容易に分散しない
ことが確認されている。このような一部が団粒状態であ
る粒状材を本発明で必要とする分散化を図るには絶乾中
にミキサーによる撹拌または篩別手段等を採用すること
により効率よく分散化、単体化したものが得られるから
短時間内に的確に分散して得しめる。
粉体は一般的に乾燥状態で準備、保管されているが、
大気よりの吸湿などが凝集化したものは勿論粉砕して供
される。しかしこの粉体は本発明における如き液体が添
加されることにより凝集化する現象が認められ、単体状
態の分散はこの意味からして困難性を伴うことが多い
が、本発明の実施に当っては粉体に流動性混合物を得る
に必要な液体の一部を添加し非流動性混合物として第1
次混合処理をなしてから目的の流動性混合物を得るため
の残部を液体を添加し第2次混合処理した分散処理する
ことが効率的である。即ち第1次混合時には液体量が少
ないことから充分な粉体凝集が進行せず、しかも不充分
な加水によりキャピラリー状となって混合トルクが最高
状態を示し、従って凝集化しようとする粉体に対する破
砕効果を大とする。
同系骨材に関して粒度分布を変えて調整した複数種類
の骨材を準備し、それらの粒度分布を変えた骨材に対し
夫々相対吸着液率(β)を求め、それらの吸着液率と該
同系骨材の粒度分布変動を伴う比表面積変化との関係に
よって形成される一次式の勾配を表面吸着液率(βli
m)とすると共に切片を骨材内部吸着液率(Q0)として
求めることにより骨材における相対吸着液率を更に解析
して追求せしめ、骨材の表面性状に支配される表面吸着
液率(βlim)を求めしめる。
同系骨材の場合前記試験により既知となった比表面積
と表面吸着液率の関係を用いることにより、骨材の粒度
分布を測定して得られる比表面積が得られるならば、当
該骨材の相対吸着液率を前記したような各操作を省略し
て得しめる。即ち粒度分布の測定自体は短時間でなさ
れ、それによって直ちに相対吸着液率が求められること
により本発明による試験測定が著しく迅速化せしめられ
る。特にバッチヤプラントにおける細骨材の表面吸着
水、粒度分布等に起因する変動要因を短時間で的確に把
握することが可能となり、正確な製造管理をなすことが
できる。
粗骨材を被測定材とし、粉体と細骨材との混合物を媒
体として測定することにより最も大量で一般的でコンク
リートに関し、その解析、管理を上記同様に短時間且つ
的確に図らしめる。
水に対して減水剤や増粘剤などの添加剤の何れか1種
または2種以上を添加した液体を用いることによりそれ
らの添加剤を添加して行われる具体的混合物に即応した
データを得めしる。
コンクリートやモルタルなどの混合物を調整するに当
って採用される配合系ないし配合条件を予測、設計ない
し管理すべく上記したような測定手法の何れかによる測
定をなし、該測定によるデータを用い調整、変更条件を
決定することによって合理的な製造管理を行うことが可
能となり、目的とする利用面に正確に適合したコンクリ
ートまたはモルタルによる成形物を得しめる。
(実施例) 上記したような本発明について更に説明すると、本発
明者等は前記したような混練物に関して前記した細骨材
や粗骨材などによる物性変化を解明し、安定した品質の
混練物を得るため、骨材類について相対吸着水率等を精
度高く的確に得しめ、従ってその測定結果を利用して目
的とする混練物を合理的且つ高精度に調整することに成
功したことは前記した先願、特願昭61−256789(特開昭
−111014)の如くである。
即ちこの先願技術によるときは細骨材などに関して相
対吸着水率や脱水条件を変化させても変動しない相対基
準吸着水率の如き新しいデータを提供することができ、
粉体とそうした骨材を用いた混練物について合理的な解
明をなさしめ得るが、斯うした手法について実地的に多
くの検討を重ねたところ、前記相対吸着水率(β)が比
表面積(粒度)との関係において必ずしも整然たる直線
的傾斜変化をなさないことが認められた。つまり、この
ような若干例は第6図に示す通りであって、FMが1.33の
厚木砕砂についてその元砂と粒度を調整したもの、及び
FMが1.60の君津山砂について同じくその元砂と粒度調整
したものについての測定結果は、それらの元砂が何れも
粒度調整したものの直線的傾斜ラインを外れ、即ち相対
吸着水率が直線的傾斜ラインより高目となることが認め
られた。又このような元砂による測定結果を用いた場合
においては予測管理結果において充分な精度を得難い傾
向が残る。斯様な結果から更に多くの実施的検討を重ね
て得られたのが上記したような本発明である。
本発明方法における媒体としてはポルトランドセメン
ト類、アルミナセメント、マグネシアセメント、石こう
類、消石灰などの石灰類、高炉スラグ、膨脹セメントな
どの特殊セメント、フライアッシュ、シリカヒューム、
石粉その他の無機または有機質の凝結、充填ないし増量
目的などで用いられる各種粉状体がある。なお粗骨材を
被測定材とする場合においてはこのような粉体と共に砂
その他の細骨材をもこの媒体として採用することが好ま
しい。
又被測定材としては川砂や海砂、山砂、砕砂などの細
骨材、砂利、砕石などの粗骨材、金属繊維、無機繊維な
どの繊維材、遮音や断熱あるい耐火性、原子力の遮断な
いし吸収性、軽量性、重量性などを附与するために用い
られる各種骨材類などがある。又前記粉状体中において
媒体とは異種のものを被測定材として採用することがで
きる。
更に液体としては水が代表的であるが、これに減水
剤、増粘剤、急結剤、プラスチック類などの各種助剤な
いし添加剤の1種または2種以上を混合したものが広く
用いられる。
然して本発明者等が上記したような遠心力利用脱液装
置ないし手法として特に多数の試料であっても好ましい
管理条件下で的確に測定結果を求めることができ、しか
もコンパクトな設備で効率的に粉粒材などの水分の分離
測定をなすべく採用した水分分離試験装置の詳細につい
ては第7図に示す。即ち、例えば5cmφの塩化ビニル管
の一端にアクリル板11を取付けた高さ10cmの第1筒体10
aと、同一寸法で高さ5mmの第2筒体10bとの間に径0.15m
mの金属線による金網12と濾紙13および厚さ1.6mmの孔あ
き打抜き鉄板14とを介装し、第1筒体10aに試料細骨材
を例えば200g宛充填すると共に第2筒体10bには脱脂綿
やスポンジなどの吸水材16を充填したものを対向させて
嵌合することにより一体化し、これを第8図に示すよう
に蓋21を施すようにされたケース20内の回転板22に軸25
を以て傾動可能に設けられた受器24内に筒体10a、10bの
半量以上を収容させ、この状態で回転板22を回転させる
ことによって所定の遠心力を作用させるようにしたもの
である。即ち第1筒体10aからの分離排出水は第2筒体1
0bの脱脂綿などの吸水材16に吸収され、しかも試験時に
おいて回転板22の回動停止時に、このように吸水材16に
吸収された水分が逆流しないように成っているものであ
る。
ところで、本発明者等は上記したような第6図の如き
結果に関し、その原因を解明すべく検討を重ね、次の第
1表に示すような物性を有する大井川産出の川砂を元砂
とし、又この元砂を径0.6mmを以て篩分けし、その篩下S
2(0.6mm以下)と篩上S1(0.6mm以上)とを、S1/(S1
S2)が0.6、0.4、0.2となるように配合し粒度調整した
ものについて夫々前記した先願技術による相対吸着水率
(β)を測定した。この結果についてその粒度を比表面
積(Sm)として示したものが次の第1表である。
なおこのときの第7〜9図に示したような装置で遠心
力作用による脱液処理は438Gの遠心力を採用したもの
で、媒体としては普通ポルトランドセメントを用い、具
体的な測定データは次の第2表の如くであり、混合元砂
とは一旦0.6mmで篩別したものをそのままで再び混合物
したものである。
即ちこのような第2表の結果を要約して示したのが、
第1図であって、混合砂においては整然として直線的傾
斜ラインに測定結果が合致しているのに対し、元砂の相
対吸着液率はそうした直線的傾斜ラインから外れた高い
値を示すことは第6図の場合と同じである。しかもその
元砂に関して一旦篩別してからそのままで再び合体させ
た混合元砂はやはり直線的傾斜ラインに合致する。つま
り材質、組成が全く同じである元砂と混合元砂との相対
吸着水率が異るわけである。
上記したような元砂と混合元砂との相対吸着水率βが
異る事由については材質、組織によっては(全く同じで
あるから)解明できないところであり、その原因として
は篩別操作が介在したことである。即ち前記したような
砂などの粒状材は絶乾となすための乾燥処理などにおい
て一部が凝集固結状態となるようについては既述した通
りであって、このような団粒状態が元砂粒度分布の中間
である0.6mmで篩分けされることによって単体状態に分
散されたことによるものと推定され、このような分散を
経ることによって被測定材と媒体によって形成される混
合物が均等構造となったことによるものと判断される。
即ち本発明においては、上記のような媒体および被測
定材を絶乾状態として準備することが第1要件で、しか
もそうした絶乾状態とすることにより形成されている団
粒状態の細骨材などを上記した篩別処理またはミキサー
あるいはそれらに準じた程度の分散処理を行うことによ
り、液体とによって形成される混合物が均等構造状態と
なり、前述した第1図に示すような精度の高い測定結果
を得しめる。
なお媒体または被測定材として用いられる粉状物は一
般的に絶乾状態でしかも適切に分散されたものとして準
備されるが、そうした紛状物であっても液体との遭遇に
よって凝集化することを、充分な混練または既述したよ
うな1,2次混練で均等状態とする。
このようにして得られる液体との混合状態における均
等構造は各粉体ないし粒状材が液体中において単体状態
として分散している場合のみならず、結着した状態では
あるが均等状に分布している場合でもよい。例えばセメ
ント粉と細骨材を用いてモルタル(またはコンクリー
ト)を得る場合において細骨材に制限された水分を附着
させたものにセメント粉を添加混合することにより該セ
メント粉による安定な被覆が形成され、そうした安定被
覆を介して細骨材粒子相互が結着した状態となり、更に
加水しても分離し難い状態となるがこのような関係にお
いて形成された均等構造であってもよい。
又普通ポルトランドセメントをトルク最大点の水セメ
ント比で1次練り混ぜを行い、次いで残りの2次水を添
加して2次練り混ぜる方法にすれば団粒(ダマ)が削減
されセメント粉体は微小の鎖状に連結して均等な網目構
造となる。この実施例では斯様な方法によった。
実施例2 前記第1図に要約して示すような測定を砕石を被測定
材とし、媒体としてはフライアッシュペーストおよびフ
ライアッシュモルタルを用いて実施した。即ち用いた砕
石は単位容積重量が1570kg/m3、表乾比重2,643、絶乾比
重が2,624、吸水率が0.736%、粗粒率が6.46(20mm以
下)のものであってふるい分け結果は次の第3表のよう
なものであった。
然してこの第3表に示した砕石を被測定材とし、媒体
としてフライアッシュを用い(液体が配合されてフライ
アッシュペーストとなる)、438Gで30分の遠心力試験を
行った結果は次の第4表の如くであって、要約したもの
が第2図である。
又前記したような媒体(フライアッシュ)に代え、次
の第5表に示すような細骨材をも準備し、該細骨材とフ
ライアッシュによる媒体(モルタル)を準備した。
即ちこのようなフライアッシュモルタル(このモルタ
ルの細骨材/フライアッシュは1.0で、水/フライアッ
シュは50%の一定)を用い粗骨材/モルタルの比率を種
々に変えた被試験体として、同様に438Gで30分の遠心力
試験を行った結果は次の第6表の如くである。
又この第6表のような結果を要約して示したものが第
3図であるが、これらの第2,3図から明かなように、フ
ライアッシュの採用に拘わらず何れの測定結果も略整然
として直線状傾斜ラインに位置しているものと言うこと
ができる。
実施例3 FMが2.67の相模川砂を被測定材とし、媒体にポルトラ
ンドセメントと共に減水剤(商品名:マイテイ150)お
よび増粘剤(商品名:アスカ)を添加したものについて
同様に遠心力438Gによる遠心力試験を行った結果をそれ
らの添加のないもの(プレーン)と共に要約して示す
と、第4図の如くである。
即ち、これらの添加剤を採用することによって、プレ
ーンの場合より若干ばらつく傾向が特に増粘剤の場合に
おいて認められるとしても略整然とした直線状傾斜ライ
ン上にあるものであって、4点程度の測定により図示の
ような図表を得ておくことにより、砂セメント比(S/
C)如何でその相対吸着液率を具体的な測定操作を行う
ことなく、この第4図上において迅速に得しめることが
可能である。
実施例4 普通ポルトランドセメントとフライアッシュを用い、
その一方を媒体とすると共に他方を被測定材として、遠
心力300Gで上述した各実施例と同様に遠心力試験を行
い、得られた結果を要約して示したのが第5図である。
即ちこの場合においては何れの結果も正確に直線状傾
斜ライン上に測定点が位置しており、本発明測定法によ
るものがこのような粉体を被測定材および媒体とする場
合においても充分な精度を以て測定せしめ、従ってセメ
ント対フライアッシュ比(C/F)またはフライアッシュ
対セメント比(F/C)だけを以て相対吸着水率を的確に
予測推定することが可能で、具体的に試験体を準備し遠
心力試験することなしに目的とする相対吸着水率をこの
第5図から求め得ることが確認された。
上記したような本発明による測定値は材料変動に対す
る定量的な因子を得しめることは明かであって、限界値
を有する等流動統一配合モルタルによる統一配合系コン
クリートまたはモルタルを得しめる。即に限界値を有す
る等流動統一配合モルタルとは本発明により新しく求め
られた等流動モルタル配合状態図の範時に属するモルタ
ルを言う。この状態図はセメントペースト及びS/C、W/C
を変化させたモルタルのテーブルフローによる流動試験
値を用いた新流動配合式により計算した流動配合座標を
展開したものである。又この状態図によれば、材料固有
の流動配合状態が明かになり、特にS/C限界値、単位水
量最低値及びペーストの分離限界W/C等の予測配合値が
得られる。
上記したような等流動統一配合モルタルは、次の
(A)〜(F)のような構成要因より成り、本発明はそ
の(B)、(E)に位置づけられる。
(A)ねり混ぜ (1)ねり混ぜ機械 (2)ねり混ぜエネルギー (3)分割ねり混ぜ方法 (4)一括ねり混げ方法 (5)細骨材の初期含水量 (B)ペースト試験 (1)流動性 SFlとW/C フローテーブル試験 (2)限界保水率 保水率とW/C 内部ブリージング
試験 (C)細骨材試験 (1)篩付け 比表面積 Sm (2)比重(見掛け比重)(PSD) (3)単位容積重量(水量最密SW max、絶乾単量
Smax) (4)空隙率(水中、εW,絶乾燥εD,吸着水εβ,ε
Q0) (5)緩み率(水中Ψ) (6)微砂量(単重量MSV,粒度別MS) (D)遠心力試験 (1)粗骨材試験(5〜20mm) β (2)細骨材試験 β (3)遠心力の大きさと表面吸着水率 β (4)粒度別遠心力試験 β,βlim,Q0 (E)遠心力試験の解析 (1)骨材の附着力 Gを変化させるβG0Gmax (2)細骨剤を篩分けて比表面積が異るように再配合
した後、夫々比表面積の異った骨材を遠心力試験し、β
を測定する。
a)Smとβ直線の切片を内部吸水率Q0 b) 〃 勾配をβ c)表面吸着水 βlim=Sm・β (3)細骨材の形状係数 βKS (4)細骨材の形状比表面積 SmH (5)細骨材の導水半径 (F)配合状態図 縦軸にセメントなどの粉体と砂などの粒状材および水
などの液体についての単位容積当りの量を採り、横軸に
粒状材の緩み率を採って図表化したもので、下記の関係
が示される。
(1)セメントなど粉体の標準配合 (2)砂などの粒状材の標準配合 (3)水などの液体の標準配合 (4)等流動配合の予測線 (5)等流動配合曲線 (6)等流動曲線の限界値 「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは、水その他の
液体とセメント粉などの粉体相互あるいはこれらの粉体
と砂類や粗骨材のような粒状体との混合物に関してそれ
ら粉粒状の相対吸着液率およびこの相対吸着液率を用い
た配合上の各種データを精度高く測定せしめ、このよう
な精度の高い測定結果たることからして複数試料の測定
結果による図表化からして単に粒度測定程度により目的
の相対吸着液率を簡易且つ短時間に得しめ、斯うしたこ
とから大量に使用され且つそれなりに変化する砂などの
細骨材に関し常に的確なデータを提供し、そのような骨
材による混合物の特性を時々刻々に合理的且つ的確なも
のとして解明予測し、有効な管理を実施し得るものであ
るから工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
は実施例1における測定結果を要約して示した図表、第
2図は実施例2におけるフライアッシュペーストを用い
た場合の測定結果を要約した図表、第3図は実施例2に
おけるフライアッシュモルタルを用いた場合の測定結果
を要約した図表、第4図は実施例3における添加剤を用
いた場合の測定結果を要約した図表、第5図は実施例4
における測定結果を要約して示した図表、第6図は本発
明者等の先願技術による測定結果の若干例を示した図
表、第7図は遠心力の液分分離測定に用いる密閉容器の
分解状態を断面および平面で示した説明図、第8図はこ
れを用いた装置全体の部分切欠側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沢 一雄 東京都文京区本駒込3―5―7―701 (72)発明者 門倉 智 神奈川県横浜市港南区港南台4―5―24 ―405 (56)参考文献 特開 昭63−111014(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 33/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント類やフライアッシュなどの粉体に
    よる媒体と水その他の液体を用い、粉体や細骨材その他
    の骨材などの被測定材の吸着液を測定すべく前記媒体に
    対する被測定材の比率を変えた複数の試料による上記液
    体との混合物を準備し、それらの試料に対し遠心力を作
    用させた脱液処理を夫々行い、前記媒体に対する被測定
    材の比率変化に伴い直線的に傾斜変化する媒体の保液率
    を測定し、この傾斜直線と上記媒体に対する被測定材の
    比率変化に従い形成される勾配(tan θ)を、前記混
    合物における被測定材の相対吸着液率(被測定材の含液
    量を該被測定材量で除した値)として求めるに当り、前
    記媒体および被測定材を絶乾状態として準備し、しかも
    これら媒体および被測定材の液体との混合状態における
    全体を均等構造となる如く分散処理することを特徴とす
    る粉粒材の相対吸着液率測定法。
  2. 【請求項2】細骨材などの粒状材を絶乾状態としてから
    篩目を通過選別した程度の分散処理をなし液体との混合
    状態における全体を均等構造となすことを特徴とする請
    求項1に記載の粉粒材の相対吸着液率測定法。
  3. 【請求項3】粉体に液体との流動性混合物を得るに必要
    な液体の一部を添加し非流動性混合物として第1次混合
    処理をなしてから目的の流動性混合物を得るための残部
    の液体を添加し第2次混合処理した分散処理をなし、液
    体との混合状態における全体を均等構造となすことを特
    徴する請求項1に記載の粉粒材の相対吸着液率測定法。
  4. 【請求項4】同系骨材に関して粒度分布を変えて調整し
    た複数種類の骨材を準備し、それらの粒度分布を変えた
    骨材に対し夫々相対吸着液率(β)を求め、それらの吸
    着液率と該同系骨材の粒度分布変動に伴う比表面積変化
    との関係によって形成される一次式の勾配を表面吸着液
    率(βlim)とすると共に切片を骨材内部吸液率(Q0
    として求めることを特徴とする請求項1に記載の粉粒材
    の相対吸着液率測定法。
  5. 【請求項5】請求項4で得られる表面吸着液率を用い、
    骨材の粒度分布を測定して得られる比表面積から該骨材
    の相対吸着液率(β)を求めることを特徴とする粉粒材
    の相対吸着液率測定法。
  6. 【請求項6】粗骨材を被測定材とし、粉体と細骨材との
    混合物を媒体とすることを特徴とする請求項1に記載の
    粉粒材の相対吸着液率測定法。
  7. 【請求項7】水に対し減水剤や増粘剤などの添加剤の何
    れか1種または2種以上を添加した液体を用いることを
    特徴とする請求項1に記載の粉粒材の相対吸着液率測定
    法。
  8. 【請求項8】コンクリートやモルタルなどの混合物を調
    整するに当って採用される配合系ないし配合条件を予
    測、設計ないし管理すべく請求項1〜7の何れかに記載
    の測定をなし、該測定によるデータを用い調整、変更条
    件を決定することを特徴とする粉粒材混合物調整法。
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