JP2869515B2 - 湿潤食品類の乾燥装置 - Google Patents
湿潤食品類の乾燥装置Info
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- JP2869515B2 JP2869515B2 JP5329549A JP32954993A JP2869515B2 JP 2869515 B2 JP2869515 B2 JP 2869515B2 JP 5329549 A JP5329549 A JP 5329549A JP 32954993 A JP32954993 A JP 32954993A JP 2869515 B2 JP2869515 B2 JP 2869515B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/85—Food storage or conservation, e.g. cooling or drying
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、豆腐製造時の残滓（オ
カラ）や各種の野菜、魚介類の廃棄物等を乾燥する湿潤
食品類の乾燥装置に関するものである。
カラ）や各種の野菜、魚介類の廃棄物等を乾燥する湿潤
食品類の乾燥装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】豆腐製造時にできる大量の残滓（オカ
ラ）は、そのまま食品等として直接に利用する消費量は
少なくその大多数が廃棄されているが、含水９０％以上
の高湿潤粉粒物で嵩高、重量物であり、その取扱いや廃
棄に多くの手数、手間を要するため、この残滓（オカ
ラ）を乾燥処理して軽量とし袋詰め保管等を容易にし
て、動植物の飼料や肥料等に有効利用することが提案さ
れている。例えば、解砕機でその残滓（オカラ）を解き
ほぐして流動性を高め、熱風とともに複数連の遠赤外線
乾燥管内を流通せしめ、遠赤外線を放射して乾燥する湿
潤食品類の乾燥装置が開発されている。
ラ）は、そのまま食品等として直接に利用する消費量は
少なくその大多数が廃棄されているが、含水９０％以上
の高湿潤粉粒物で嵩高、重量物であり、その取扱いや廃
棄に多くの手数、手間を要するため、この残滓（オカ
ラ）を乾燥処理して軽量とし袋詰め保管等を容易にし
て、動植物の飼料や肥料等に有効利用することが提案さ
れている。例えば、解砕機でその残滓（オカラ）を解き
ほぐして流動性を高め、熱風とともに複数連の遠赤外線
乾燥管内を流通せしめ、遠赤外線を放射して乾燥する湿
潤食品類の乾燥装置が開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の湿潤食品類の乾
燥装置は、前記の残滓（オカラ）のような高湿潤粉粒物
を乾燥する場合、前記のような解砕機による一度の解き
ほぐし程度ではその細粒化に限界があり、熱風を多量に
混入させて流動性を付与して流通せしめる必要があり、
熱交換効率や処理能率が低下し乾燥のバラツキが生じ易
く、また、装置が大型化しイニシアルコストが増加する
などの課題がある。
燥装置は、前記の残滓（オカラ）のような高湿潤粉粒物
を乾燥する場合、前記のような解砕機による一度の解き
ほぐし程度ではその細粒化に限界があり、熱風を多量に
混入させて流動性を付与して流通せしめる必要があり、
熱交換効率や処理能率が低下し乾燥のバラツキが生じ易
く、また、装置が大型化しイニシアルコストが増加する
などの課題がある。
【０００４】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、原
料の細粒化及び加熱を繰り返して流動性とともに熱交換
効率を高め乾燥を均等化して乾燥性能、信頼性を向上し
た湿潤食品類の乾燥装置を提供するにある。
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、原
料の細粒化及び加熱を繰り返して流動性とともに熱交換
効率を高め乾燥を均等化して乾燥性能、信頼性を向上し
た湿潤食品類の乾燥装置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾燥筒及び原
料供給ホツパーの下部に連設され供給又は乾燥中の原料
を受けて移送するスクリュウフイーダーと、スクリュウ
フイーダーに連設され入気や熱気とともに原料を圧送す
るブロワーと、ブロワーに連設され原料を移送して乾燥
筒内の天井に吹き付ける循環筒と、乾燥筒内に配設した
複数段の落下穴付き仕切板と、仕切板に付設した加熱手
段と、前記の各仕切板上に配設した攪拌兼スクレーパー
を具備したことにより、原料の細粒化を繰り返して流動
性とともに熱交換効率を高め、かつ乾燥を均等化して急
速に乾燥処理される。
料供給ホツパーの下部に連設され供給又は乾燥中の原料
を受けて移送するスクリュウフイーダーと、スクリュウ
フイーダーに連設され入気や熱気とともに原料を圧送す
るブロワーと、ブロワーに連設され原料を移送して乾燥
筒内の天井に吹き付ける循環筒と、乾燥筒内に配設した
複数段の落下穴付き仕切板と、仕切板に付設した加熱手
段と、前記の各仕切板上に配設した攪拌兼スクレーパー
を具備したことにより、原料の細粒化を繰り返して流動
性とともに熱交換効率を高め、かつ乾燥を均等化して急
速に乾燥処理される。
【０００６】
【作用】原料供給ホツパーから供給される原料は、スク
リュウフイーダーによりブロワーに移送され、ブロワー
と循環筒により入気や熱気とともに攪拌、圧送されて乾
燥筒内の天井に吹き付けられ、その積極的な衝突、飛散
により効果的に細粒化及び分散するとともに、最上段の
仕切板及び攪拌兼スクレーパーによりさらに攪拌・旋回
及び加熱され効率良く一次乾燥された後、落下して同様
な乾燥が複数回繰り返えされ、さらに循環により前記の
移送、乾燥を連続的に繰り返えし円滑に遂行され、原料
が効果的に細粒化されて流動性とともに熱交換効率が著
しく高められ、かつ乾燥が均等化されて急速に乾燥さ
れ、優れた乾燥処理性能、信頼性が得られる。
リュウフイーダーによりブロワーに移送され、ブロワー
と循環筒により入気や熱気とともに攪拌、圧送されて乾
燥筒内の天井に吹き付けられ、その積極的な衝突、飛散
により効果的に細粒化及び分散するとともに、最上段の
仕切板及び攪拌兼スクレーパーによりさらに攪拌・旋回
及び加熱され効率良く一次乾燥された後、落下して同様
な乾燥が複数回繰り返えされ、さらに循環により前記の
移送、乾燥を連続的に繰り返えし円滑に遂行され、原料
が効果的に細粒化されて流動性とともに熱交換効率が著
しく高められ、かつ乾燥が均等化されて急速に乾燥さ
れ、優れた乾燥処理性能、信頼性が得られる。
【０００７】
【実施例】図１及び図２に本発明の一実施例を示す。図
中１は乾燥筒、２は乾燥処理する原料ａの原料供給ホツ
パー、３は供給又は乾燥中の原料ａのスクリュウフイー
ダー、５は原料を高速で圧送する攪拌兼用のブロワー、
６はブロワーと乾燥筒１の上部に連設した循環筒、８は
循環筒の中途に切換えダンパー７を介し分岐した乾燥製
品の排出筒、１１は乾燥筒１内の天井、１２は乾燥筒内
に配設した複数段の落下穴１４付き仕切板、１５は各仕
切板上に配設した攪拌兼スクレーパー、２０は仕切板の
加熱手段、２４は排気口、２５は乾燥筒１の下部に配設
した循環用シユート、２６は駆動用の減速機２７付きモ
ーター、ａは乾燥する原料（湿潤食品類）、ｂ〜ｊは原
料の移動経路であり、図示の実施例は、乾燥筒１及び原
料供給ホツパー２の下部に連設され供給又は乾燥中の原
料ａを受けて移送するスクリュウフイーダー３と、スク
リュウフイーダーに連設され入気や熱気とともに原料ａ
を圧送するブロワー５と、ブロワーに連設され原料ａを
移送して乾燥筒１内の天井１１に吹き付ける循環筒６
と、乾燥筒内に配設した複数段の落下穴１４付き仕切板
１２と、仕切板に付設した加熱手段２０と、各仕切板上
に配設した攪拌兼スクレーパー１５を具備した湿潤食品
類の乾燥装置になつている。
中１は乾燥筒、２は乾燥処理する原料ａの原料供給ホツ
パー、３は供給又は乾燥中の原料ａのスクリュウフイー
ダー、５は原料を高速で圧送する攪拌兼用のブロワー、
６はブロワーと乾燥筒１の上部に連設した循環筒、８は
循環筒の中途に切換えダンパー７を介し分岐した乾燥製
品の排出筒、１１は乾燥筒１内の天井、１２は乾燥筒内
に配設した複数段の落下穴１４付き仕切板、１５は各仕
切板上に配設した攪拌兼スクレーパー、２０は仕切板の
加熱手段、２４は排気口、２５は乾燥筒１の下部に配設
した循環用シユート、２６は駆動用の減速機２７付きモ
ーター、ａは乾燥する原料（湿潤食品類）、ｂ〜ｊは原
料の移動経路であり、図示の実施例は、乾燥筒１及び原
料供給ホツパー２の下部に連設され供給又は乾燥中の原
料ａを受けて移送するスクリュウフイーダー３と、スク
リュウフイーダーに連設され入気や熱気とともに原料ａ
を圧送するブロワー５と、ブロワーに連設され原料ａを
移送して乾燥筒１内の天井１１に吹き付ける循環筒６
と、乾燥筒内に配設した複数段の落下穴１４付き仕切板
１２と、仕切板に付設した加熱手段２０と、各仕切板上
に配設した攪拌兼スクレーパー１５を具備した湿潤食品
類の乾燥装置になつている。
【０００８】さらに詳述すると、図示の湿潤食品類の乾
燥装置は、図１（Ｂ）に示すような制御盤３０、コント
ローラ３１及び制御手段３２ａ〜３２ｅ等からなる駆動
制御機構を有し、乾燥処理する湿潤食品類の種類や粉粒
度、湿潤度等のデータに基づく各種の制御パターンが予
め入力され、制御盤３０を操作すると、湿潤食品類に対
応した制御パターンの制御信号３０ａ，３１ａが出力さ
れ、モーター２６の動力伝達系において、各制御手段３
２ａ〜３２ｅによりスクリュウフイーダー３、ブロワー
５、攪拌兼スクレーパー１５、加熱手段２０や切換えダ
ンパー７が駆動制御される（マニユアル操作手段も併
設、図示省略）。
燥装置は、図１（Ｂ）に示すような制御盤３０、コント
ローラ３１及び制御手段３２ａ〜３２ｅ等からなる駆動
制御機構を有し、乾燥処理する湿潤食品類の種類や粉粒
度、湿潤度等のデータに基づく各種の制御パターンが予
め入力され、制御盤３０を操作すると、湿潤食品類に対
応した制御パターンの制御信号３０ａ，３１ａが出力さ
れ、モーター２６の動力伝達系において、各制御手段３
２ａ〜３２ｅによりスクリュウフイーダー３、ブロワー
５、攪拌兼スクレーパー１５、加熱手段２０や切換えダ
ンパー７が駆動制御される（マニユアル操作手段も併
設、図示省略）。
【０００９】例えば、豆腐製造時の残滓（オカラ）を乾
燥対象の原料ａとする場合、制御盤３０を操作すると、
モータ２６が作動し、原料ａに対応した制御パターンの
制御信号３０ａ，３１ａが出力されて、各制御手段３２
ａ〜３２ｅにより乾燥装置の各部が一連に駆動制御され
る。即ち、スクリュウフイーダー３は、乾燥筒１下部の
循環用シユート２５及びバルブ２ａ付き原料供給ホツパ
ー２の下側に連設されて、制御手段３２ａを介し回転制
御されて、原料供給ホツパー２から供給され又は循環用
シユート２５から循環される乾燥中の原料ａを、入気
（原料供給ホツパー２から）や熱気（乾燥筒１から）と
ともに制御された速度でブロワー５に円滑に移送する
（矢示方向ｂ）。
燥対象の原料ａとする場合、制御盤３０を操作すると、
モータ２６が作動し、原料ａに対応した制御パターンの
制御信号３０ａ，３１ａが出力されて、各制御手段３２
ａ〜３２ｅにより乾燥装置の各部が一連に駆動制御され
る。即ち、スクリュウフイーダー３は、乾燥筒１下部の
循環用シユート２５及びバルブ２ａ付き原料供給ホツパ
ー２の下側に連設されて、制御手段３２ａを介し回転制
御されて、原料供給ホツパー２から供給され又は循環用
シユート２５から循環される乾燥中の原料ａを、入気
（原料供給ホツパー２から）や熱気（乾燥筒１から）と
ともに制御された速度でブロワー５に円滑に移送する
（矢示方向ｂ）。
【００１０】ブロワー５は、回転方向に対し適度の後傾
角（５３度程度）で斜設された複数のブレード５ａを有
し、制御手段３２ｂを介し回転制御されて、各ブレード
５ａにより原料ａを適度に攪拌して入気や熱気とともに
所定の高速で循環筒６に圧送し（矢示方向ｃ）、循環筒
６は、その上、下端部がブロワー５と乾燥筒１の上壁部
に連通され、ブロワー５から送り込まれる原料ａを入気
や熱気とともに高速で移送し（矢示方向ｄ）、その上端
部６ａから乾燥筒１内の天井１１に広く矢示方向ｅに吹
き付けかつ適度の旋回流にして、原料ａを衝突、飛散せ
しめ積極的に細粒化して均等に分散する。
角（５３度程度）で斜設された複数のブレード５ａを有
し、制御手段３２ｂを介し回転制御されて、各ブレード
５ａにより原料ａを適度に攪拌して入気や熱気とともに
所定の高速で循環筒６に圧送し（矢示方向ｃ）、循環筒
６は、その上、下端部がブロワー５と乾燥筒１の上壁部
に連通され、ブロワー５から送り込まれる原料ａを入気
や熱気とともに高速で移送し（矢示方向ｄ）、その上端
部６ａから乾燥筒１内の天井１１に広く矢示方向ｅに吹
き付けかつ適度の旋回流にして、原料ａを衝突、飛散せ
しめ積極的に細粒化して均等に分散する。
【００１１】乾燥筒１は、周囲に断熱層（空間、必要に
応じ断熱材を充填）１ａ及び上部に排気口２４を有し、
その内部に吹き付けられる原料ａを飛散する天井１１
や、仕切板１２及び攪拌兼スクレーパー１５を複数段に
配設し、下部に循環用シユート２５とスクリュウフイー
ダー２を配設している。その各仕切板１２は、図示のよ
うに乾燥筒１内を上下間隔を置き複数段に仕切り、その
内部に形成した温水循環室１３に加熱手段２０（温水発
生器２１、流入口２２ａ及び流出口２２ｂ付き温水配管
２２等）を付設し、制御手段３２ｃを介しその温水発生
器２１を制御（水温、流量）して、その加熱水を矢示方
向に循環制御し各仕切板１２の温水循環室１３内に流通
せしめ原料ａを熱気とともに適温で加熱するホツトプレ
ート機構とし、各仕切板１２には原料ａの落下穴１４を
配設している（図２参照）。また、攪拌兼スクレーパー
１５は、各仕切板１２上に配設され、共通の駆動軸１６
で回転制御される攪拌バー１７とスクレーパー１８を有
し、制御手段３２ｄを介し回転制御されて、仕切板１２
上の原料ａを攪拌バー１７で適度に攪拌及び移送し、ス
クレーパー１８で移送して矢示方向ｇに旋回せしめ加熱
乾燥して、落下穴１４から次段に落下ｈせしめ、原料ａ
の攪拌、旋回及び加熱乾燥を複数回（図示例は３回）繰
り返した後、この乾燥中の原料ａを熱気とともに循環用
シユート２５から再びスクリュウフイーダー２に送り込
み循環し、前記の工程を連続的に繰り返し反復して乾燥
する構造になつている。
応じ断熱材を充填）１ａ及び上部に排気口２４を有し、
その内部に吹き付けられる原料ａを飛散する天井１１
や、仕切板１２及び攪拌兼スクレーパー１５を複数段に
配設し、下部に循環用シユート２５とスクリュウフイー
ダー２を配設している。その各仕切板１２は、図示のよ
うに乾燥筒１内を上下間隔を置き複数段に仕切り、その
内部に形成した温水循環室１３に加熱手段２０（温水発
生器２１、流入口２２ａ及び流出口２２ｂ付き温水配管
２２等）を付設し、制御手段３２ｃを介しその温水発生
器２１を制御（水温、流量）して、その加熱水を矢示方
向に循環制御し各仕切板１２の温水循環室１３内に流通
せしめ原料ａを熱気とともに適温で加熱するホツトプレ
ート機構とし、各仕切板１２には原料ａの落下穴１４を
配設している（図２参照）。また、攪拌兼スクレーパー
１５は、各仕切板１２上に配設され、共通の駆動軸１６
で回転制御される攪拌バー１７とスクレーパー１８を有
し、制御手段３２ｄを介し回転制御されて、仕切板１２
上の原料ａを攪拌バー１７で適度に攪拌及び移送し、ス
クレーパー１８で移送して矢示方向ｇに旋回せしめ加熱
乾燥して、落下穴１４から次段に落下ｈせしめ、原料ａ
の攪拌、旋回及び加熱乾燥を複数回（図示例は３回）繰
り返した後、この乾燥中の原料ａを熱気とともに循環用
シユート２５から再びスクリュウフイーダー２に送り込
み循環し、前記の工程を連続的に繰り返し反復して乾燥
する構造になつている。
【００１２】前記の乾燥筒１において、原料ａは、循環
筒６の上端部６ａから高速で乾燥筒１内の天井１１に向
かって矢示方向ｅに吹き付けられ、図示のように少し偏
向流にて天井１１に広く衝突されかつ適度の旋回流とな
つて矢示方向ｆに飛散され、その衝突により積極的に細
粒化、分散されるとともに、さらに、最上段の仕切板１
２上で回転駆動する攪拌兼スクレーパー１５で適度の攪
拌を受けて旋回流ｇとなり、仕切板１２の温水循環室１
３内の加熱水で加熱され一次乾燥されて落下穴１４から
次段に落下し（矢示方向ｈ）、最上段の仕切板１２上で
効率良く熱交換されて乾燥される、続いて、次段さらに
最下段の仕切板１２及び攪拌兼スクレーパー１５で同様
な二次乾燥、三次乾燥が繰り返された後、循環用シユー
ト２５から再びスクリュウフイーダー３に送り込まれて
循環され前記の乾燥が連続して繰り返えされる。また、
前記の乾燥中、乾燥筒１の上部に設けた排気口２４から
熱気が適量排出され、それに伴い原料供給ホツパー２か
ら入気されて補われ、熱気の交換が適度に行われて移送
とともに加熱乾燥が円滑に遂行される。
筒６の上端部６ａから高速で乾燥筒１内の天井１１に向
かって矢示方向ｅに吹き付けられ、図示のように少し偏
向流にて天井１１に広く衝突されかつ適度の旋回流とな
つて矢示方向ｆに飛散され、その衝突により積極的に細
粒化、分散されるとともに、さらに、最上段の仕切板１
２上で回転駆動する攪拌兼スクレーパー１５で適度の攪
拌を受けて旋回流ｇとなり、仕切板１２の温水循環室１
３内の加熱水で加熱され一次乾燥されて落下穴１４から
次段に落下し（矢示方向ｈ）、最上段の仕切板１２上で
効率良く熱交換されて乾燥される、続いて、次段さらに
最下段の仕切板１２及び攪拌兼スクレーパー１５で同様
な二次乾燥、三次乾燥が繰り返された後、循環用シユー
ト２５から再びスクリュウフイーダー３に送り込まれて
循環され前記の乾燥が連続して繰り返えされる。また、
前記の乾燥中、乾燥筒１の上部に設けた排気口２４から
熱気が適量排出され、それに伴い原料供給ホツパー２か
ら入気されて補われ、熱気の交換が適度に行われて移送
とともに加熱乾燥が円滑に遂行される。
【００１３】原料ａの乾燥程度は、例えば、排気口２４
に配設したセンサー（図示省略）等による排気の湿度検
出等で容易に判断され、その検出信号に基づく制御手段
３２ｅの制御により循環筒６の中途に設けた切換えダン
パー７が点線のように切り換えられて、その乾燥製品
は、循環筒６の中途に分岐した排出筒８により取り出し
て容器２９に受け取られる。なお、手操作による操作手
段も併設されており（図示省略）、例えば、乾燥筒１の
側部に設けた覗き窓により内部の原料ａの飛散状態を観
察して、その乾燥度を察知し切換えダンパー７を切り換
える手操作も可能である（図示省略）。
に配設したセンサー（図示省略）等による排気の湿度検
出等で容易に判断され、その検出信号に基づく制御手段
３２ｅの制御により循環筒６の中途に設けた切換えダン
パー７が点線のように切り換えられて、その乾燥製品
は、循環筒６の中途に分岐した排出筒８により取り出し
て容器２９に受け取られる。なお、手操作による操作手
段も併設されており（図示省略）、例えば、乾燥筒１の
側部に設けた覗き窓により内部の原料ａの飛散状態を観
察して、その乾燥度を察知し切換えダンパー７を切り換
える手操作も可能である（図示省略）。
【００１４】前記のように、原料ａは、ブロワー５によ
る攪拌及び圧送、循環筒による乾燥筒６内の天井１１へ
の吹き付け飛散、続いて、複数段の仕切板１２及び攪拌
兼スクレーパー１５による適度の攪拌及び旋回、加熱乾
燥の繰り返し、さらに循環による繰り返しで連続乾燥さ
れる。前記の残滓（オカラ）のように極めて高湿潤の食
品類であつても、前記のような細粒化及び加熱乾燥の繰
り返しにより円滑に移送されるとともに、熱交換効率が
著しく高められて素早く乾燥処理される。
る攪拌及び圧送、循環筒による乾燥筒６内の天井１１へ
の吹き付け飛散、続いて、複数段の仕切板１２及び攪拌
兼スクレーパー１５による適度の攪拌及び旋回、加熱乾
燥の繰り返し、さらに循環による繰り返しで連続乾燥さ
れる。前記の残滓（オカラ）のように極めて高湿潤の食
品類であつても、前記のような細粒化及び加熱乾燥の繰
り返しにより円滑に移送されるとともに、熱交換効率が
著しく高められて素早く乾燥処理される。
【００１５】図示のように仕切板１２及び攪拌兼スクレ
ーパー１５を３段に配設した乾燥装置によつて、オカラ
（含水９０％）を４８ｋｇ投入して乾燥した結果、約２
０分で十分に乾燥された乾燥製品が得られた。従来の乾
燥機に比べ１０分程度早く乾燥処理される。また、この
乾燥処理を毎日繰り返しても電機代／月は２万円程とな
り大幅に節減された。即ち、装置が著しく小型化されて
低コストで提供され、イニシヤルコストが著しく節減さ
れる。
ーパー１５を３段に配設した乾燥装置によつて、オカラ
（含水９０％）を４８ｋｇ投入して乾燥した結果、約２
０分で十分に乾燥された乾燥製品が得られた。従来の乾
燥機に比べ１０分程度早く乾燥処理される。また、この
乾燥処理を毎日繰り返しても電機代／月は２万円程とな
り大幅に節減された。即ち、装置が著しく小型化されて
低コストで提供され、イニシヤルコストが著しく節減さ
れる。
【００１６】前記の実施例では、主として豆腐製造時に
できる残滓（オカラ）の乾燥処理について説明したが、
多量の水分を含有する各種の魚介等の廃棄物についても
同様に適用される。なお、これらの廃棄物は必要に応じ
粉砕機（図示省略）で予め粉砕して乾燥処理される。ま
た、加熱手段は、図示の加熱水に代えて熱気によること
もでき多様な機構に設計される。前記の乾燥装置は、乾
燥処理される原料の種類、処理量等に対応した乾燥筒の
サイズや仕切板及び攪拌兼スクレーパーの段数に設計さ
れる。
できる残滓（オカラ）の乾燥処理について説明したが、
多量の水分を含有する各種の魚介等の廃棄物についても
同様に適用される。なお、これらの廃棄物は必要に応じ
粉砕機（図示省略）で予め粉砕して乾燥処理される。ま
た、加熱手段は、図示の加熱水に代えて熱気によること
もでき多様な機構に設計される。前記の乾燥装置は、乾
燥処理される原料の種類、処理量等に対応した乾燥筒の
サイズや仕切板及び攪拌兼スクレーパーの段数に設計さ
れる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、前述のように構成され原料供
給ホツパーから供給される原料は、スクリュウフイーダ
ーによりブロワーに移送され、ブロワーと循環筒により
入気や熱気とともに攪拌、圧送されて、乾燥筒内の天井
に吹き付けられ積極的に衝突、飛散されて効果的に細粒
化及び分散されるとともに、最上段の仕切板及び攪拌兼
スクレーパーにより攪拌、旋回され効率良く加熱されて
一次乾燥された後、落下して同様に二次乾燥、三次乾燥
され、再び循環されて前記の移送、乾燥が連続的に繰り
返し反復されて、その原料が効果的に細粒化されて流動
性とともに熱交換効率が著しく高められ、乾燥が均等化
されて急速に乾燥処理され処理能率が著しく高められる
など、乾燥処理性能、信頼性が著しく向上されている。
給ホツパーから供給される原料は、スクリュウフイーダ
ーによりブロワーに移送され、ブロワーと循環筒により
入気や熱気とともに攪拌、圧送されて、乾燥筒内の天井
に吹き付けられ積極的に衝突、飛散されて効果的に細粒
化及び分散されるとともに、最上段の仕切板及び攪拌兼
スクレーパーにより攪拌、旋回され効率良く加熱されて
一次乾燥された後、落下して同様に二次乾燥、三次乾燥
され、再び循環されて前記の移送、乾燥が連続的に繰り
返し反復されて、その原料が効果的に細粒化されて流動
性とともに熱交換効率が著しく高められ、乾燥が均等化
されて急速に乾燥処理され処理能率が著しく高められる
など、乾燥処理性能、信頼性が著しく向上されている。
【００１８】従ってまた、装置の小形化が可能となり低
コストで提供され、イニシヤルコストが節減されるなど
の利点を有する。
コストで提供され、イニシヤルコストが節減されるなど
の利点を有する。
【図１】本発明の一実施例を示す縦断機構図（Ａ）とそ
の制御ブロツク図（Ｂ）
の制御ブロツク図（Ｂ）
【図２】図１のＸ−Ｘ部分の横断面図である。
１ 乾燥筒 ２ 原料供給ホツパー ３ スクリュウフイーダー ５ ブロワー ６ 循環筒 １１ 天井 １２ 仕切板 １４ 落下穴 １５ 攪拌兼スクレーパー ２０ 加熱手段 ａ 原料（湿潤食品類）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−207168（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−115584（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−76267（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−76501（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−111890（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭41−1579（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F26B 17/22 A23L 3/40 B09B 5/00 ZAB
Claims (1)
- 【請求項１】 乾燥筒及び原料供給ホツパーの下部に連
設され供給又は乾燥中の原料を受けて移送するスクリュ
ウフイーダーと、同スクリュウフイーダフイーダーに連
設され入気や熱気とともに原料を圧送するブロワーと、
同ブロワーに連設され原料を移送して乾燥筒内の天井に
吹き付ける循環筒と、同乾燥筒内に配設した複数段の落
下穴付き仕切板と、同仕切板に付設した加熱手段と、前
記の各仕切板上に配設した攪拌兼スクレーパーを具備し
たことを特徴とする湿潤食品類の乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5329549A JP2869515B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 湿潤食品類の乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5329549A JP2869515B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 湿潤食品類の乾燥装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07159034A JPH07159034A (ja) | 1995-06-20 |
| JP2869515B2 true JP2869515B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=18222605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5329549A Expired - Lifetime JP2869515B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 湿潤食品類の乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869515B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2006166805A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 粉粒体等の凍結、冷却、加熱方法及び装置 |
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-
1993
- 1993-12-02 JP JP5329549A patent/JP2869515B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07159034A (ja) | 1995-06-20 |
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