JP2868804B2 - 光照射装置 - Google Patents
光照射装置Info
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- JP2868804B2 JP2868804B2 JP1281631A JP28163189A JP2868804B2 JP 2868804 B2 JP2868804 B2 JP 2868804B2 JP 1281631 A JP1281631 A JP 1281631A JP 28163189 A JP28163189 A JP 28163189A JP 2868804 B2 JP2868804 B2 JP 2868804B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、被検者の治療部位に、治療用のレーザ光
を照射して治療を行う光照射装置に関する。
を照射して治療を行う光照射装置に関する。
従来技術 光照射装置として、たとえばレーザ光凝固装置におい
ては、第４図の本体１内に配置されたレーザ光導光部２
の光出力検出ユニット８でレーザ光の出力を検出してい
る。レーザ光導光部２は、たとえばレーザ光７を発生す
るレーザ管３、集光レンズ４、ビームサンプラー５、受
光素子６などを有している。
ては、第４図の本体１内に配置されたレーザ光導光部２
の光出力検出ユニット８でレーザ光の出力を検出してい
る。レーザ光導光部２は、たとえばレーザ光７を発生す
るレーザ管３、集光レンズ４、ビームサンプラー５、受
光素子６などを有している。
一方第５図の別の従来例の装置本体11に対して、光フ
ァイバ16を介して光出力検出ユニット12が接続されてい
る。このユニット12はプリズム13、受光素子14、投影レ
ンズ15を有し、レーザ光17の出力を検出している。
ァイバ16を介して光出力検出ユニット12が接続されてい
る。このユニット12はプリズム13、受光素子14、投影レ
ンズ15を有し、レーザ光17の出力を検出している。
発明が解決しようとする課題 ところが、このようなレーザ光凝固装置においては、
レーザ光を検出する受光素子の位置と治療部位の間に位
置する先の光学素子の汚れあるいは光学素子のアライメ
ントずれ（すなわち、ここでいう“アライメントずれ”
とはレンズの光軸の垂直方向のずれのこと）により、治
療部位に達する実際の光出力とすでに受光素子で検出し
た光出力に差を生じる。このためレーザ光の治療部位で
の実際の光出力を受光素子で正確に又安定して検知する
ことができない。たとえば、第４図では集光レンズ４の
アライメントずれがあったり、第５図では投影レンズ15
の汚れがあったりする場合である。
レーザ光を検出する受光素子の位置と治療部位の間に位
置する先の光学素子の汚れあるいは光学素子のアライメ
ントずれ（すなわち、ここでいう“アライメントずれ”
とはレンズの光軸の垂直方向のずれのこと）により、治
療部位に達する実際の光出力とすでに受光素子で検出し
た光出力に差を生じる。このためレーザ光の治療部位で
の実際の光出力を受光素子で正確に又安定して検知する
ことができない。たとえば、第４図では集光レンズ４の
アライメントずれがあったり、第５図では投影レンズ15
の汚れがあったりする場合である。
発明の目的 本発明は、上記課題を解決し実際の治療部位での光出
力を正確で安定した検出を可能にした光照射装置を提供
することを目的とする。
力を正確で安定した検出を可能にした光照射装置を提供
することを目的とする。
発明の要旨 本発明は、特許請求の範囲に記載の光照射装置を要旨
としている。
としている。
課題を解決するための手段 第１図と第２図を参照する。
レーザ光源200は、被検眼Ｅの治療部位Efを治療する
ためにレーザ光250を照射させる。
ためにレーザ光250を照射させる。
光学系101〜106はレーザ光源200によるレーザ光を治
療部位Efに導く。
療部位Efに導く。
分割光学部材としてのスキャニングユニット107は、
光学系により導かれたレーザ光の一部を分岐光路に導く
ために、被検眼Ｅの治療部位に対向して配置されてい
る。
光学系により導かれたレーザ光の一部を分岐光路に導く
ために、被検眼Ｅの治療部位に対向して配置されてい
る。
検出素子としての受光素子108は分割光学部材により
透過されレーザ光の出力を検出する。
透過されレーザ光の出力を検出する。
作用 レーザ光の出力を被検眼Ｅの治療部位Efに最も近い光
学索子を用い検出する。
学索子を用い検出する。
実施例 以下図面を参照して、本願発明の実施例を説明する。
第１図では、本発明による光照射装置の一例としレー
ザ光凝固装置が表示されている。この装置の照明光学系
では、被検眼Ｅを照明するための照射部21は、アーム22
により鉛直軸Ａ1の周りに回転できるようになってい
る。この鉛直軸Ａ1には、被検眼Ｅの治療部位Ｅfを拡大
観察するための顕微鏡部23も、別のアーム24を介して回
転可能に取り付けられている。
ザ光凝固装置が表示されている。この装置の照明光学系
では、被検眼Ｅを照明するための照射部21は、アーム22
により鉛直軸Ａ1の周りに回転できるようになってい
る。この鉛直軸Ａ1には、被検眼Ｅの治療部位Ｅfを拡大
観察するための顕微鏡部23も、別のアーム24を介して回
転可能に取り付けられている。
［照射部21］ 照射部21は大きく分けて観察照明系30とレーザ照射系
100とから構成されている。
100とから構成されている。
観察照明系30は、公知のゴールドマン型スリットラン
プ装置の照明系と同様に照明ランプ31、コンデンサレン
ズ32、スリット絞り33、投影レンズ34及び反射ミラー35
から構成されている。
プ装置の照明系と同様に照明ランプ31、コンデンサレン
ズ32、スリット絞り33、投影レンズ34及び反射ミラー35
から構成されている。
反射ミラー35は照明光軸Ｏ1に対して傾斜した２枚の
ミラー35a,35bを有する。これらのミラー35a,35bは照明
光軸Ｏ1の方向に所定間隔をとって配置されている。
ミラー35a,35bを有する。これらのミラー35a,35bは照明
光軸Ｏ1の方向に所定間隔をとって配置されている。
［レーザ照射系100］ レーザ照射系100では、レーザ管200からのレーザ光25
0を、光ファイバー101、コリメータレンズ102,103、反
射プリズム104、ズームレンズ系105、投影レンズ106及
び被検眼Ｅに最も近いスキャニングユニット107を介し
て被検眼Ｅにガイドするように構成されている。スキャ
ニングユニット107の水平方向軸Ａ2及び垂直方向軸Ａ3
を中心とする各々の回転により、レーザ光250を被検眼
Ｅの治療部位Ｅfの任意の位置に照射するのである。
0を、光ファイバー101、コリメータレンズ102,103、反
射プリズム104、ズームレンズ系105、投影レンズ106及
び被検眼Ｅに最も近いスキャニングユニット107を介し
て被検眼Ｅにガイドするように構成されている。スキャ
ニングユニット107の水平方向軸Ａ2及び垂直方向軸Ａ3
を中心とする各々の回転により、レーザ光250を被検眼
Ｅの治療部位Ｅfの任意の位置に照射するのである。
上述したレーザ照射系100は第２図に拡大して示して
いる。第２図で第１図と同じ番号を付しているものは第
１図と同じ構成を示している。
いる。第２図で第１図と同じ番号を付しているものは第
１図と同じ構成を示している。
第２図において、マニピュレートミラーともいうスキ
ャニングユニット107は、台座107a、その台座107aの傾
斜部にはり合わせたハーフミラー107b、台座107aの外部
に配置された受光素子108からなっている。
ャニングユニット107は、台座107a、その台座107aの傾
斜部にはり合わせたハーフミラー107b、台座107aの外部
に配置された受光素子108からなっている。
台座107aには、第３図に示すように中空部109が形成
されている。この中空部109は受光素子108とハーフミラ
ー107bにより囲まれている。この中空部109にはレーザ
光250を分岐した分岐光270をガイドするのである。この
分岐光270は受光素子108で受光する。なお、受光素子10
8はたとえばソーラセルである。
されている。この中空部109は受光素子108とハーフミラ
ー107bにより囲まれている。この中空部109にはレーザ
光250を分岐した分岐光270をガイドするのである。この
分岐光270は受光素子108で受光する。なお、受光素子10
8はたとえばソーラセルである。
［作用］ 以上のような構成により、実施例の作用を説明する。
第１図の観察照明系30の照明ランプ31による照明光
が、コンデンサレンズ32で集光される。照明光束はスリ
ット絞り33でスリット状に絞られて投影レンズ34で更に
集光される。
が、コンデンサレンズ32で集光される。照明光束はスリ
ット絞り33でスリット状に絞られて投影レンズ34で更に
集光される。
そして照明光は、反射ミラー35の所定間隔離れた２枚
のミラー35a,35bで反射されて、被検眼Ｅの瞳Ep（第２
図参照）を通過して眼底の治療部位Ｅfを照明する。こ
れによりスリット照明部分Ｓを形成する。照明光はスリ
ット絞り33によりスリット状の光束になっているので、
眼底のスリット照明部分Ｓも図示しているようにスリッ
ト状に形成される。
のミラー35a,35bで反射されて、被検眼Ｅの瞳Ep（第２
図参照）を通過して眼底の治療部位Ｅfを照明する。こ
れによりスリット照明部分Ｓを形成する。照明光はスリ
ット絞り33によりスリット状の光束になっているので、
眼底のスリット照明部分Ｓも図示しているようにスリッ
ト状に形成される。
観察照明系30により照明された被検眼Ｅの眼底の治療
部位Ｅfに対して、レーザ光源200からのレーザ光250が
ファイバー101でコリメータレンズ102,103に導かれる。
そしてレーザ光250は反射プリズム104で光軸を変更され
て、ズームレンズ系105により拡大され、投影レンズ106
で集光される。
部位Ｅfに対して、レーザ光源200からのレーザ光250が
ファイバー101でコリメータレンズ102,103に導かれる。
そしてレーザ光250は反射プリズム104で光軸を変更され
て、ズームレンズ系105により拡大され、投影レンズ106
で集光される。
レーザ光250は被検眼Ｅに照射されるように、スキャ
ニングユニット107の台座107aのハーフミラー107bによ
り反射され、被検眼Ｅの治療部位Ｅfを照射する。
ニングユニット107の台座107aのハーフミラー107bによ
り反射され、被検眼Ｅの治療部位Ｅfを照射する。
照明位置が治療部位Ｅfの中央部から上下あるいは左
右方向にずれている場合には、スキャニングユニット10
7を水平方向及び垂直方向に回転させて、レーザ光の照
射を行う。
右方向にずれている場合には、スキャニングユニット10
7を水平方向及び垂直方向に回転させて、レーザ光の照
射を行う。
被検眼Ｅの治療部位Ｅfをレーザ照射する際に、スキ
ャニングユニット107のハーフミラー107bによりレーザ
光250の一部は透過して分岐光270となる。分岐光270
は、台座107aに設けられた受光素子108に受光する。受
光したレーザ光は受光素子108により光出力が検出され
る。検出した出力は、外部表示盤（図示せず）に表示さ
れ、外部調整スイッチ（図示せず）を介してレーザ光凝
固装置本体内のレーザ出力を設定出力に合うように調整
する。あるいは、受光された出力結果により自動的にレ
ーザ出力を調整する。被検眼Ｅの治療部位Ｅfの最も近
傍位置にあるスキャニングユニット107においてレーザ
光の光出力を検出することができるので、実際に照射さ
れるレーザ光の光出力を正確でかつ安定して検出するこ
とができる。
ャニングユニット107のハーフミラー107bによりレーザ
光250の一部は透過して分岐光270となる。分岐光270
は、台座107aに設けられた受光素子108に受光する。受
光したレーザ光は受光素子108により光出力が検出され
る。検出した出力は、外部表示盤（図示せず）に表示さ
れ、外部調整スイッチ（図示せず）を介してレーザ光凝
固装置本体内のレーザ出力を設定出力に合うように調整
する。あるいは、受光された出力結果により自動的にレ
ーザ出力を調整する。被検眼Ｅの治療部位Ｅfの最も近
傍位置にあるスキャニングユニット107においてレーザ
光の光出力を検出することができるので、実際に照射さ
れるレーザ光の光出力を正確でかつ安定して検出するこ
とができる。
ところで受光素子108はソーラーセルの他に熱的素子
などでもよい。熱的素子は光エネルギーを検出するもの
であり、例えば熱電対である。
などでもよい。熱的素子は光エネルギーを検出するもの
であり、例えば熱電対である。
光をハーフミラーに透過してまたソーラセルや熱的素
子へ到達させるだけでなく、光ミラーで反射してこれら
に到達させてもよい。
子へ到達させるだけでなく、光ミラーで反射してこれら
に到達させてもよい。
なお、上述したようにレーザ光凝固装置を実施例にと
って説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。たとえば、本発明は皮膚科用のあざ治療装置又はレ
ーザ加工装置などにも適用できる。
って説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。たとえば、本発明は皮膚科用のあざ治療装置又はレ
ーザ加工装置などにも適用できる。
発明の効果 この発明によれば治療光の光出力を被検眼の治療部位
に最も近い位置でかつ対向した位置において検出するこ
とができる。このため実際の治療出力により近い値を正
確で又安定して検出できる。しかも治療中も常に出力変
化を検出できるので、治療の誤照射を防止し治療の安全
性を向上させる効果を有する。
に最も近い位置でかつ対向した位置において検出するこ
とができる。このため実際の治療出力により近い値を正
確で又安定して検出できる。しかも治療中も常に出力変
化を検出できるので、治療の誤照射を防止し治療の安全
性を向上させる効果を有する。
第１図は本発明の光照射装置の一例であるレーザ光凝固
装置を示す概略斜視図、第２図は第１図の照明光学系内
のレーザ照射系を拡大した概略斜視図、第３図はレーザ
照射系内のスキャニングユニットの断面図、第４図と第
５図は従来のレーザ光凝固装置の概略図である。 21……照射部 30……観察照明系 100……レーザ照射系 101……光ファイバ 102,103……コリメータレンズ 104……反射プリズム 105……ズームレンズ 106……投影レンズ 107……スキャニングユニット 107a……台座 107b……ハーフミラー 108……受光素子 Ｅ……被検眼 Ｅp……瞳 Ｅf……治療部位 Ｓ……スリット照明部分
装置を示す概略斜視図、第２図は第１図の照明光学系内
のレーザ照射系を拡大した概略斜視図、第３図はレーザ
照射系内のスキャニングユニットの断面図、第４図と第
５図は従来のレーザ光凝固装置の概略図である。 21……照射部 30……観察照明系 100……レーザ照射系 101……光ファイバ 102,103……コリメータレンズ 104……反射プリズム 105……ズームレンズ 106……投影レンズ 107……スキャニングユニット 107a……台座 107b……ハーフミラー 108……受光素子 Ｅ……被検眼 Ｅp……瞳 Ｅf……治療部位 Ｓ……スリット照明部分
Claims (1)
- 【請求項１】被検眼の治療部位を治療するために治療光
を照射させる光源と、 上記光源による治療光を治療部位に導くための光学系
と、 上記光学系により導かれた治療光の一部を分岐光路に導
くために治療部位に対向して配置された分割光学部材
と、 上記分割光学部材により形成される分岐光路上に配置さ
れ治療光の出力を検出する検出素子とを有することを特
徴とする光照射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1281631A JP2868804B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 光照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1281631A JP2868804B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 光照射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03141943A JPH03141943A (ja) | 1991-06-17 |
| JP2868804B2 true JP2868804B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=17641806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1281631A Expired - Fee Related JP2868804B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 光照射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2868804B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0431571A3 (en) * | 1989-12-05 | 1992-01-02 | Sagami Chemical Research Center | Cis-bicyclo(4.3.0)non-2-ene derivatives |
-
1989
- 1989-10-30 JP JP1281631A patent/JP2868804B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03141943A (ja) | 1991-06-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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