JP2863702B2 - ベッド装置 - Google Patents

ベッド装置

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JP2863702B2
JP2863702B2 JP10846294A JP10846294A JP2863702B2 JP 2863702 B2 JP2863702 B2 JP 2863702B2 JP 10846294 A JP10846294 A JP 10846294A JP 10846294 A JP10846294 A JP 10846294A JP 2863702 B2 JP2863702 B2 JP 2863702B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C19/00Bedsteads
    • A47C19/02Parts or details of bedsteads not fully covered in a single one of the following subgroups, e.g. bed rails, post rails
    • A47C19/021Bedstead frames
    • A47C19/022Head or foot boards
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C19/00Bedsteads
    • A47C19/04Extensible bedsteads, e.g. with adjustment of length, width, height
    • A47C19/045Extensible bedsteads, e.g. with adjustment of length, width, height with entire frame height or inclination adjustments

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高さを変えることがで
きるようにしたベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ベッド装置は高さが一定であり、
ベッド装置の高さは平均的な体格の利用者が使用し易い
ように設定されている。例えば、上記のようなベッド装
置に利用者は毎日横臥したり腰掛けたりしており、その
都度利用者はベッド装置に乗ったり降りたりする動作を
行なっている。
【0003】そのような利用者にも様々な利用者がお
り、例えば背の高い人、背の低い人、若い人、年寄の
人、健康な人、病人等々が存在する。上記の利用者のう
ち、例えば背の低い人がマットレス面が高く設定された
ベッド装置に腰掛ける場合、腰掛け難いということがあ
る。
【0004】同様に年寄の人とか病人にとってマットレ
ス面が高く設定されたベッド装置の乗り降りがしずらい
ということがある。このように最適なベッド装置の高さ
は利用者によってそれぞれ異なり、ベッド装置の高さを
利用者の好みに応じて変えることができるようにしたベ
ッド装置の開発が望まれていた。
【0005】一方、ベッド装置はその用途として、利用
者が単に就寝するということだけでなく、マットレス上
で上半身を起こした姿勢をとってテレビを見たり、読書
をするなどして利用されることがある。その場合、その
用途に応じてベッド装置の高さを調節するだけでなく、
利用者の上半身を支持する角度を変えることができるよ
うにすれば、その利用形態に応じて最適な姿勢で利用す
ることができるということがあり、非常に便利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、利用形態
に応じてベッド装置の支持高さだけでなく、利用者の上
半身を支持する角度を変えることができるようにしたベ
ッド装置の開発が望まれている。
【0007】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、利用形態に応じて支持高
さと利用者の上半身の支持角度を調節できるようにした
ベッド装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、上面にマットレスが載置される基体の支
持高さを変えることができるベッド装置において、上記
基体に一端部が回動自在に連結された脚リンクを有し、
この脚リンクを所定の回動角度で保持して上記基体の支
持高さを調節するリンク機構と、上記基体の長手方向一
端側に下端を回動自在かつ所定の回動角度で保持可能に
連結して設けられたステ−と、このステ−の上端に角度
調節自在に設けられ上記ステ−の回動に応じて上記マッ
トレスの一端側上方における位置を変位させることがで
きるとともに角度を変えることができる背当部とを具備
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、リンク機構の脚リンクの回
動角度を変えることで、基体の支持高さを変えることが
でき、背当部のマットレス上方における位置を変位させ
ることで、利用者の上半身の支持角度を変えることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図面はこの発明の一実施例を示し、図1に示さ
れるベッド装置はマットレス2が載置される基体1を備
えている。この基体1は長尺な一対の縦桟3と、この縦
桟3の長手方向両端に設けられた一対の横桟4とで枠状
に形成されている。上記一対の縦桟3の互いに対向する
内面側の高さ方向中途部には図1と図6に示すように縦
桟3の長手方向に沿って受け桟5が設けられている。
【0011】上記一対の縦桟3と一対の横桟4とで囲ま
れた部位には、上記受け桟5に幅方向両端部を係合させ
て床板6が架設され、この床板6上には上記マットレス
2が載置されている。
【0012】上記基体1の長手方向両端部の下面には、
幅方向においてそれぞれ対応する位置にリンク機構10
が設けられている。このリンク機構10は後述するよう
に基体1の支持高さを数段階に変化させることができる
ように構成されている。なお、基体1の両端部に互いに
向きを逆にして設けられたそれぞれのリンク機構10は
同じ構成であるので、以下、一方側のリンク機構10に
ついて説明する。
【0013】すなわち、上記一対の受け桟5の長手方向
端部下面には所定長さの固定具11がそれぞれ対応する
位置に取着されている。この固定具11は、図6と図8
に示すように矩形状の上面部12とこの上面部12の幅
方向両側に下方に垂下して長手方向に延びる第1、第2
の垂下片13、14とでなり、この固定具11の上面部
12に穿設された孔15及び上記受け桟5の上下方向に
沿って穿設された孔16にボルト17を挿通し、このボ
ルト17を上記受け桟5の上端に形成された凹部18に
設けられたナット体19に螺合することで、上記固定具
11は受け桟5に取着されている。
【0014】上記固定具11の第1の垂下片13の一端
側には、断面略コ字状の支持リンク20の一端部(上端
部)が後述するごとく回動自在に枢着されている。この
支持リンク20の他端部には、図9に示すように係合ピ
ン22が両端部を側面部21から突出させて固着されて
いる。
【0015】上記支持リンク20の長手方向一端部の上
面部23は図7に示すように切除されている。この支持
リング20の一端部は、図6に示すようにその両側面部
21間に上記固定具11の第1の垂下片13を介装し、
この第1の垂下片13に穿設された孔24と支持リンク
20の一端部両側面部21に穿設された孔25とに挿通
したピン26によって回動自在に枢着されている。
【0016】上記ピン26には図7に示すようにばね体
27が設けられている。このばね体27の一端は上記固
定具11の上面部12内面に係合し、他端はL字状に折
曲げられて上記支持リンク20の一方の側面部21の上
端側縁に係止されている。このばね体27は上記支持リ
ンク20を同図および図4に矢印Xで示す方向、つまり
図4に鎖線で示す基体1の長手方向中央側に回動する時
計方向に付勢している。
【0017】上記固定具11の他端側には図4と図8に
示すように脚リンク28の一端部が回動自在に枢着され
ている。この脚リンク28は図9に示すように底面部2
9および側面部30、31からなる略コ字状に形成され
ていて、基体1の幅方向外側となる側面部31の上端部
は内側に向かって直角に曲成された受け部32に形成さ
れている。この受け部32の先端と、一方の側面部30
の上端との間には、脚リンク28の長手方向ほぼ全長に
わたる開口部28aとなっている。
【0018】上記脚リンク28の長手方向一端部(上端
部)は図8に示すよに底面部29が切除されている。こ
の脚リンク28の一端部の両側面部30、31間には上
記固定具11の第1の垂下片13が位置している。脚リ
ンク28の一方の側面部30と第1の垂下片13との間
には円筒状の第1のスペーサ33が設けられ、また他方
の側面部31と第1の垂下片13との間には円筒状の第
2のスペーサ34が設けられている。
【0019】上記脚リンク28の一対の側面部30、3
1にはそれぞれ孔35、36が穿設され、これら孔3
5、36と第1の垂下片13に穿設された孔37および
上記第1、第2のスペーサ33、34にはピン38が挿
通され、それによって脚リンク28の一端部は固定具1
1に回動自在に枢着されている。なお、上記ピン38
は、挿通後に抜出しないよう、端部がかしめられてい
る。
【0020】上記脚リンク28の内側の側面部30の高
さ方向中途部には、図4と図5に示すようにこの脚リン
ク28の長手方向に沿ってガイド部である長溝39が形
成されている。この長溝39の下端側となる部位には、
この長溝39に連通するほぼ半円状の凹部からなる複数
の係合部40が長溝39の長手方向に沿って適宜間隔で
形成されている。脚リンク28の上端部となる上記長溝
39の一端部側には、最上段の係合部40からさらに上
方へ延出した上部直線部39aが形成され、他端部には
最下段の係合部40からさらに下方へ延出した下部直線
部39bが形成されている。
【0021】上記基体1の幅方向における一対の脚リン
ク28の長手方向他端部(下端部)には、図2に示され
るように下側連結部材41の両端部が連結され、またこ
れら一対の脚リンク28の一端部(上端部)にはこの一
対の脚リンク28に両端部を連結して上側連結部材42
が設けられている。したがって、左右一対の脚リンク2
8は一端部を支点とする回動が連動するようになってい
る。
【0022】図5および図9に示されるように、上記脚
リンク28には、その底面部29と一対の側面部30、
31および外側の側面部31の上端に形成された受け部
32で囲まれた収容部28bが長手方向ほぼ全長にわた
って形成されている。この収容部28bにはスライダ4
3が脚リンク28の長手方向に沿ってスライド自在に収
容されている。
【0023】上記スライダ43は図3と図5に示すごと
くポリアセタ−ル樹脂等の合成樹脂からなり、脚リンク
28の他端部に向いて設けられる前方端部44と、この
前方端部44の上端面より一段下方に切欠された前方段
部45と、この前方段部45に接続し前方段部45より
もさらに一段下方に切欠された後方段部46と、上記前
方端部44と同じ高さで、受けリング28一端側に向い
て設けられる後方端部47とでなる。上記前方端部44
と後方端部47の上端面にはばね体48の下部を収納す
る収納孔43aが形成されている。
【0024】上記スライダ43を上記脚リンク28の収
容部28b内に収容すると、このスライダ43は上記ば
ね体48によって底面部29に弾性的に押し付けられ
る。その状態で上記スライダ43の前方段部45の上面
は、図5に示すように上記脚リンク28の長溝39の下
側面39cと略同一面をなし、スライダ43の後方段部
46の上面は、脚リンク28の係合部40の下端面40
aと略同一面をなすようになっている。
【0025】上記支持リンク20の係合ピン22が設け
られた下端部は、図9に示されるように上記脚リンク2
8の開口部28aから収容部28b内へ挿入されてい
る。上記係合ピン22は、その一端側22aが上記スラ
イダ43の前方端部44と後方端部47との間に位置
し、他端側22bは長溝39から外部へ突出している。
【0026】上記スライダ43は、上記ばね体48の弾
発力により脚リンク28の底面部29に押し付けられて
いる。そのため、スライダ43は脚リンク28が傾斜し
ても自重により下方へスライドすることがないが、スラ
イド方向に所定の力が加えられることで、脚リンク28
内をスライドするよう設けられている。
【0027】すなわち、上記ばね体48の弾発力が大き
過ぎるとスライダ43のスライドがスムースにいかず、
逆に弱過ぎると自重により下方に下がることがある。し
たがって、上記ばね体48の弾発力は、スライダ43の
スライドがスムースに行なわれ、しかも自重で下方に下
がることがないよう設定されている。
【0028】上記脚リンク28が図4に実線で示す角度
にあるとき、上記支持リンク20の長手方向下端側とな
る他端部に設けられた係合ピン22の一端側22aは図
9に示すように上記スライダ43の前方段部45上に係
止し、他端側22bは上記脚リンク28の長溝39の下
部直線部39bの末端に係止し、外部へ突出している。
【0029】上記基体1の長手方向一端には図10に示
すようにL字状に曲成された一対の下部支持具51の一
辺が上記基体1の幅方向に所定の間隔で離間して固定さ
れている。この下部支持具51の他辺上部には図11
(a)に示すように円周方向に沿って複数の凹部52を
所定の間隔で形成するとともに係合ピン53が突設され
ていて、円状に配置された上記凹部52の中心部には取
付孔54が形成されている。
【0030】上記取付孔54には円盤状の下部ラチェッ
ト板55が連結ピン56によって回動自在に連結されて
いる。この下部ラチェット板55には、図11(b)に
示すように周方向に沿って複数の凸部57が所定の間隔
で形成されているとともに、周方向に沿って所定の範囲
で切欠部58が形成されている。
【0031】上記下部ラチェット板55はその凸部57
を上記第1の受け部53の凹部52に対面させるととも
に、切欠部58内に係合ピン53を位置させた状態で上
記連結ピン56により取り付けられている。この連結ピ
ン56には、上記下部ラチェット板55を第1の受け部
53に圧接させるためにスプリングワッシャ59が設け
られている。
【0032】したがって、下部ラチェット板55は、そ
の凸部57が第1の受け部53の凹部52に弾性的に係
合するから、所定の抵抗で回転し、また係合ピン53に
切欠部58が係合していることで、その切欠部58の範
囲内の角度で回動するようになっている。
【0033】上記下部ラチェット板55には下部連結片
61が連結され、この下部連結片61はパイプ材を円弧
状に曲成してなるステ−62の下端部に固着されてい
る。このステ−62の上端部には図12(c)に示すよ
うに上部連結片60が固着されている。この上部連結片
60には図112(a)に示すように複数の凸部63a
が周方向の所定の間隔で形成された円盤状の上部ラチェ
ット板63が固着されている。
【0034】上記上部ラチェット板63には、詳細は図
示しないが下部支持具51と同様、上部支持具64の一
端部が連結ピン65によって回動自在に連結されてい
る。この上部支持具64の一端部には図12(b)に示
すように凹部66が円周方向に沿って所定の間隔で形成
されているとともに、その中心に取付孔64aが形成さ
れていて、この取付孔64aを介して上記連結ピン65
によって取り付けられている。なお、連結ピン65には
図示しないスプリングワッシャが設けられ、そのスプリ
ングワッシャによって上記凸部63aと凹部66とが弾
性的に圧接している。
【0035】上記上部ラチェット板63には切欠部66
が周方向に所定の範囲で形成され、上記上部支持具64
の一端部には上記切欠部66に係合してその回動角度を
制限する係合ピン67が突設されている。
【0036】基体1の幅方向に所定の間隔で離間した一
対の上記上部支持具64の他端部は背当部69の背面に
連結固定されている。この背当部69は基部69aと、
この基部69aの前面側に設けられたクッション部69
bとから形成されている。
【0037】上記背当部69は、ステ−62が下部支持
具51を支点として回動することで、図1に実線で示す
ようにマットレス2の末端部上方に位置する後退位置か
ら鎖線で示す前進位置へ変位させることができるように
なっている。つまり、背当部69はマットレス2の上方
でその長手に沿って変位させることができるようになっ
ている。
【0038】しかも、背当部69はステ−62に対して
所定の範囲内で回動自在であるから、図1に実線で示す
ようにほぼ垂直な状態から鎖線で示す上方へ向かって傾
斜した状態の範囲で回動させることができるようになっ
ている。
【0039】上記構成のベッド装置によれば、図4に実
線で示す如く、上記支持リンク20の下端側に設けられ
た係合ピン22の一端側22aがスライダ43の前方段
部45上に係止し、かつ他端側22bが長溝39の下側
直線部39bの末端に係止した状態では、脚リンク28
が同図に実線で示す角度に保持される。つまり、固定具
11と支持リンク20および脚リンク28が、係合ピン
22、ピン26およびピン38を頂点とする三角形の三
辺を形成することになるから、基体1はリンク機構10
によって図1にH1 で示す最も低い高さに保持される。
【0040】つぎに、上記状態から例えば基体1を少し
上方に持ち上げると、自重により上記脚リンク28がピ
ン38を中心として図4に矢印Yで示す時計方向に回動
する。この脚リンク28の回動に伴い、係合ピン22の
他端側22bが上記脚リンク28の長溝39内を同図に
矢印Zで示す上方向に移動し、それと同時に係合ピン2
2の一端側22aが上記スライダ43の後方端部47の
内面に当接し、このスライダ43を押し上げて脚リンク
28の収容部28a内をスライドさせる。
【0041】上記スライダ43はばね体48の弾発力に
より脚リンク28の底面29に押し付けられているが、
この脚リンク28の自重がかなり大きいので、脚リンク
28の回動によるモーメントがばね体48の弾発力によ
る摩擦力より大きくなる。つまり、脚リンク28に発生
する回転モ−メントがスライダ43のスライド抵抗より
も大きくなるよう、上記ばね体48の弾発力が設定され
ている。したがって、スライダ43は収容部28b内を
係合ピン22ともに上方へスライドし、そのスライドに
よって支持リンク20が図4に矢印Xで示す方向へ回動
する。
【0042】上記基体1を所定の高さで支持したい場合
には、上記脚リンク28を矢印Y方向にある程度、回動
させた時点で、基体1を降下させて下側連結部材41を
床面に接地させる。それによって、脚リンク28は自重
による回動方向(Y方向)と逆方向である、反時計方向
へ回動するから、係合ピン22の他端側22bは長溝3
9内を相対的にやや下方に変位しながらその下方に位置
する係合部40に係合する。
【0043】したがって、その位置で脚リンク28の反
時計方向の回動が阻止されるから、リンク機構10によ
ってベッド装置の基体1を所定の高さに保持することが
できる。このとき、上記係合ピン22の一端側22aは
図4に鎖線で示すようにスライダ43の後方段部46上
に位置する。
【0044】このように、基体1は、係合ピン22を長
溝39の下側直線部39bの末端部に係合させた最も低
い位置から、所定位置の係合部40に係合させることに
より、その支持高さを種々変えることができる。
【0045】図4に鎖線で示した状態は、係合ピン22
の他端側22bが最上部に位置する係合部40に係合
し、基体1が最も高い位置に支持された状態である。上
記基体1を、最も高い位置に支持された状態から、低い
支持位置に変換するには、まず、図4に鎖線で示す、係
合ピン22の他端側22bが最上段の係合部40に係合
した状態から更に基体1を持ち上げる。それによって、
脚リンク28は自重によって更に矢印Y方向へ回動す
る。
【0046】脚リンク28の回動にともない係合ピン2
2は、その他端側22bが図4に鎖線で示す最上段の係
合部40に係合した状態から外れ、図5に示すように長
溝39の上側直線部39aへ移動する。また、係合ピン
22の一端側22aはスライダ43の後方端部47の内
面に当接し、スライダ43をさらに押し上げなら他端側
22bが上側直線部39aの末端部に係止する位置まで
移動する。
【0047】それによって、上記スライダ43の前方段
部45は、脚リンク28の最上部に位置する係合部40
よりも上方に位置する。上記前方段部45の上面は長溝
39の下端面39aと同じレベルにある。したがって、
その状態で基体1を下降させてリンク機構10の下側連
結部41を床面に接地させることで、脚リンク28を矢
印Y方向と逆方向である、反時計方向へ回動させると、
スライダ43の後方端部47の内面に当接していた係合
ピン22の一端側22aがスライダ43の後方段部46
の上方を通って前方段部45へと移動し、前方端部44
内面に当接する。
【0048】上記係合ピン22の他端側22bは上部直
線部39aを下方へスライドする。このとき、スライダ
42は、その前方段部45が脚リンク28の最も上方の
係合部40とほぼ対応する位置にあるから、係合ピン2
2の他端側22bは最上部の係合部40に係合すること
なくスライドする。
【0049】スライダ43の前方端部44の内面に一端
部22aを当接させた係合ピン22は、上記脚リンク2
8がさらに回動させられることで、上記前方段部45に
より、その他端部22bが係合部40に係合するのを阻
止されながら長溝39の下側直線部39aの末端部に係
合するまで、スライダ43を押圧しながらスライドす
る。それによって、脚リンク28は図4に実線で示す位
置まで倒伏するから、基体1は脚リンク28の倒伏角度
に応じた、図1にH1 で示す最も低い高さで支持され
る。
【0050】基体1を下降させるに際し、上記スライダ
43はばね体48により脚リンク28に押し付けられ、
自重では下方に下がることがないので、スライダ43と
係合ピン22との相対位置がずれることがない。つま
り、係合ピン22はスライダ43の前方端部44の内面
に当接した状態が維持される。
【0051】それ故、係合ピン22が長溝39の最上端
から下方に移動し、スライダ43の前方端部44に当接
する間および当接してから下側直線部39bの末端部に
係合するまでの間に、スライダ43が自重によって下方
へスライドし、係合ピン22の一端側22aが前方段部
45から外れて後方段部46に対向位置することがな
い。したがって、上記スライダ43は、係合ピン22が
係合部40に係合するのを確実に阻止することができ
る。
【0052】仮に、上記スライダ43が自重により下方
に移動しやすいものである場合には、係合ピン22を長
溝39の最上端から下方に移動させた時、それと同時に
スライダ43が下方にスライドしてしまう。そのため、
係合ピン22はスライダ43の前方端部45内面に係止
した状態から後方端部47側へ移動し、脚リンク28の
係合部40に係合して脚リンク28の倒伏方向への回動
を阻止するから、基体1を下方に下げることができなく
なる。
【0053】しかしながら、この発明によれば、上述し
たようにスライダ43はばね体48の弾発力により、自
重でスライドしないよう保持されているから、基体1の
支持高さを確実に下げることができる。
【0054】基体1を上昇あるいは下降させるに際し、
一対の連結部材41、42によって連結された、基体の
幅方向において対応する一対の脚リンク28は、回動が
連動する。そのため、基体1を、たとえば幅方向に傾け
て持ち上げた場合でも、一対の脚リンク28の回動角度
が異なることがないから、基体1をその幅方向において
傾斜させることなく支持高さを変えることができる。
【0055】ベッド装置の使用形態に応じて基体1の支
持高さを変えた場合、それに応じて背当部69の位置と
角度とを変える。たとえば、基体1の支持高さを低くせ
ず、マットレス2上で上半身を起こして読書をするよう
な場合、背当部69を図1に実線で示す後退位置にし、
かつ角度をほぼ垂直にしておく。
【0056】それによって、利用者は上記背当部69に
寄り掛かることで読書をし易い姿勢を保つことができ
る。一方、基体1の支持高さを低くし、利用者がマット
レス2上で上半身を倒してテレビを見たり、リラックス
するような場合にはステ−62を図1に鎖線で示すよう
に前方へ回動させ、また背当部69を上方へ傾斜させ
る。それによって、マットレス2上の利用者は上記背当
部69に寄り掛かることで、上半身を後方へ倒した姿勢
をとることができる。
【0057】すなわち、ベッド装置の基体1の支持高さ
を、使用形態に応じて変えた場合、その支持高さに応じ
て背当部69の位置と傾きとを変えることで、その使用
形態に応じて最適な状態で使用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、ベッド装
置のマットレスが載置される基体の支持高さを変えるこ
とができるようにするとともに、上記基体の一端側に設
けられる背当部を、その一端側における位置と傾きとを
変えることができるようにした。
【0059】そのため、上記基体の支持高さを使用形態
に応じて変えた場合、それに応じて背当部の位置と傾き
を変えることで、その使用形態に応じて最適な状態で使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係わるベッド装置の
正面図。
【図2】同じくベッド装置の側面図。
【図3】同じくスライダの断面図。
【図4】図2におけるA−A線に沿うリンク機構を示す
側面図。
【図5】係合ピンを脚リンクの長溝の最上端部に係合さ
せた状態のリンク機構の一部断面した側面図。
【図6】図4のB−B線に沿う支持リンクの一端部の断
面図。
【図7】図6におけるE−E線に沿う断面図。
【図8】図4におけるC−C線に沿う脚リンクの一端部
の断面図。
【図9】図4におけるD−D線に沿う脚リンクの他端部
の断面図。
【図10】同じく基体の一端部に設けられた一対の下部
支持具の側面図。
【図11】(a)は同じく下部支持具の一部分の側面
図、(b)は同じくステ−の下端部の側面図、(c)は
同じく下部支持具とステ−とを連結した側面図。
【図12】(a)は同じくステ−の上端部の側面図、
(b)は同じく上部支持具の一部分の側面図、(c)は
同じく上部支持具とステ−とを連結した側面図。
【符号の説明】
1…基体、2…マットレス、10…リンク機構、28…
脚リンク、62…ステ−、69…背当部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にマットレスが載置される基体の支
    持高さを変えることができるベッド装置において、 上記基体に一端部が回動自在に連結された脚リンクを有
    し、この脚リンクを所定の回動角度で保持して上記基体
    の支持高さを調節するリンク機構と、上記基体の長手方
    向一端側に下端を回動自在かつ所定の回動角度で保持可
    能に連結して設けられたステ−と、このステ−の上端に
    角度調節自在に設けられ上記ステ−の回動に応じて上記
    マットレスの一端側上方における位置を変位させること
    ができるとともに角度を変えることができる背当部とを
    具備したことを特徴とするベッド装置。
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