JP2861904B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2861904B2
JP2861904B2 JP8001506A JP150696A JP2861904B2 JP 2861904 B2 JP2861904 B2 JP 2861904B2 JP 8001506 A JP8001506 A JP 8001506A JP 150696 A JP150696 A JP 150696A JP 2861904 B2 JP2861904 B2 JP 2861904B2
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誠一 吉信
明男 渡邉
和昭 渡辺
泰一 古川
一郎 今野
健治 川名
芳則 郡司
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Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録装置に係
り、特に、画像が記録された用紙が排出される排出部を
複数備えた画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の
情報処理装置の出力装置として、情報処理装置による処
理結果(例えば文書等)を用紙に印刷して出力するプリ
ンタが知られている。従来は印刷結果を単一のトレイに
収容するタイプのプリンタが一般的であったが、近年で
は情報や負荷の分散化を目的として、ワークステーショ
ンやパーソナルコンピュータ等の複数台の情報処理装置
をネットワークを介して互いに接続し、同一ネットワー
クに接続されたプリンタ等の種々の資源を共有できるよ
うにした情報処理システムも広く浸透してきており、年
々多様化するユーザの要求に対応するため、最近はトレ
イ(又はビン)を増設可能に構成されたプリンタも出回
ってきている。
【0003】複数のトレイを備えたプリンタでは、例え
ば印刷結果を排出したいトレイをユーザに指定させ、ユ
ーザによって指定されたトレイに印刷結果を排出するよ
うにしたり、或いは複数の排出トレイをソータとして用
い、複数頁から成る文書を所定部数印刷する印刷要求が
入力された場合に、印刷した文書を所定数のトレイの各
々に1部ずつ排出する(所謂丁合い)ことも可能となる
ので、多様化するユーザの要求に応えることができる。
【0004】しかし、上記のようにトレイを増設可能と
したプリンタでは、増設したトレイに排出可能な用紙の
種類(サイズや種別(例えば普通紙/OHP用シート/
厚紙/封筒等))に制限があることが多く、例えばユーザ
に印刷結果排出先を指定させるようにした場合に、排出
先としてユーザに指定されたトレイが、ユーザによって
指定された種類の用紙を排出できないトレイであること
も生じ得る。
【0005】上記に関連して特開平6-115715号公報に
は、複写機において、ユーザによって手差し給紙部にセ
ットされた用紙の幅を検出し、検出結果より特定できる
選択可能な用紙のサイズをユーザに選択させると共に、
ユーザによって選択されたサイズが先に検出された用紙
の幅と対応しない場合にはユーザに警告を発することが
記載されている。
【0006】上記公報の記載より、排出先としてユーザ
に指定されたトレイが、ユーザによって指定された種類
の用紙を排出できないトレイであった場合に、ユーザに
対し警告を発することが考えられる。しかし、プリンタ
のユーザは、プリンタの設置箇所と離れた箇所に設置さ
れた情報処理装置を操作し、通信回線を介してプリンタ
に印刷を要求することが多く、ユーザに警告するために
はプリンタ及び情報処理装置の双方に警告を発するため
の機能を新たに設ける必要がある。また、警告が発せら
れた場合に、ユーザが原因を確認する作業を行う必要が
あると共に、原因を確認後、排出先の変更等を行って再
度印刷を要求する必要がある。
【0007】また、ユーザに警告を発することに代え
て、ユーザからの印刷要求を異常終了させることも考え
られるが、この場合にも、ユーザは印刷要求の異常終了
を確認した後に、排出先の変更等を行って再度印刷を要
求する必要がある。上記のように再度印刷を要求するよ
うにすると、ユーザからの印刷要求を受付けるプリンタ
の処理部では、印刷したい文書等が実際に印刷される迄
に同一文書の印刷要求を2回以上処理することになり、
プリンタ資源の稼働率の低下を招く。また、ユーザがネ
ットワーク経由でプリンタに印刷を要求する場合には、
ネットワーク資源の実質的な稼働率の低下も招くという
問題も生ずる。
【0008】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、画像を記録した用紙の種類と該用紙を排出すべき排
出先に排出可能な用紙の種類とが適合しない場合にも、
煩雑な操作等が不要な画像記録装置を得ることが目的で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項記載の発明は、入力されたデータに基づいて
画像データを生成する画像データ生成手段と、前記生成
された画像データが表す画像を記録するための所定の種
類の用紙を供給する給紙手段と、前記給紙手段によって
供給された用紙に前記画像データが表す画像を記録する
記録手段と、画像が記録された用紙が排出されるソータ
及び排出トレイと、画像が記録された用紙をソータに排
出する場合の排出形態を設定する排出形態設定手段と、
画像が記録された用紙の排出先として前記ソータ及び排
出トレイの何れかを選択する選択手段と、前記選択手段
によってソータが選択され、かつソータに排出可能な用
紙の種類と前記画像が記録された用紙の種類とが適合し
ない場合に、前記用紙が、前記用紙を排出可能な排出ト
レイへ、前記排出形態設定手段によって設定された排出
形態に対応する順序で排出されるように制御する排出制
御手段と、を含んで構成している。
【0010】請求項1記載の発明では、入力されたデー
タに基づいて画像データ生成手段により画像データが生
成され、給紙手段は生成された画像データが表す画像を
記録するための所定の種類の用紙を供給し、記録手段は
前記画像データが表す画像を供給された用紙に記録す
る。なお、用紙の種類には、サイズ及び種別の少なくと
も一方が含まれる。また、画像が記録された用紙が排出
されるソータ及び排出トレイが設けられており、選択手
段では、画像が記録された用紙の排出先としてソータ及
び排出トレイの何れかを選択する。なお、この場合の排
出先の選択は、データの入力と共に排出先としてソータ
及び排出トレイの何れかが指定される場合には、該指定
に従って選択するようにしてもよいし、データの入力と
共に部数が指定される場合には、指定された部数に応じ
てソータ及び排出トレイの何れかを選択するようにして
もよいし、データの入力と共に排出形態(例えば丁合い
等のソート出力)或いは部数が指定される場合には、指
定された排出形態又は部数に応じてソータ及び排出トレ
イの何れかを選択するようにしてもよい。
【0011】また請求項記載の発明では、画像が記録
された用紙をソータに排出する場合の排出形態を設定す
る排出形態設定手段が設けられており、例えばデータの
入力と共に排出形態(例えば丁合い等のソート出力)が
指定された場合に該指定された排出形態が設定される。
また、選択手段によってソータが選択され、かつソータ
に排出可能な用紙の種類と前記画像が記録された用紙の
種類とが適合しない場合には、排出制御手段により、前
記用紙が、前記用紙を排出可能な排出トレイへ、前記排
出形態設定手段によって設定された排出形態に対応する
順序で排出されるように制御する。
【0012】上記により、例えば排出形態として丁合い
等のソート出力が設定されていた場合は、画像が記録さ
れた用紙が、排出トレイ上に、丁合いに対応する順序で
排出されることになる(所謂電子ソート)。従って、画
像を記録した用紙の種類と該用紙を排出すべきソータに
排出可能な用紙の種類とが適合しない場合にも、本発明
に係る画像記録装置に再度データを入力する等の煩雑な
操作が不要になり、データ出力元に警告を発する等の処
理を行う必要もなくなると共に、排出された用紙の順序
を丁合い等に相当する順序に並べ替える等の煩雑な作業
を行う必要もなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には本発明に係る
画像記録装置10が示されている。画像記録装置10
は、用紙12への画像の記録を行う記録部14と、記録
部14の動作の制御等を行う画像供給部16とを備えて
いる。記録部14及び画像供給部16は図示しない商用
電源に接続された電源部18から所定の直流又は交流の
電力が供給されることにより作動する。
【0014】記録部14はレーザビームプリンタ等で構
成されており、画像供給部16から各種の動作指令信号
20及び記録すべき画像のデータを表す画像信号22が
入力される。そして、入力された画像信号22に従って
用紙12の片面又は両面に画像を記録し、画像を記録し
た用紙12を外部へ排出する。また記録部14は、各部
の状態(例えば後述するトレイに収容されている用紙の
サイズや種別、図示しない定着部が定着温度に到達した
か否か等)を表す状態信号24、及び画像供給部16と
同期をとるための同期パルス26を画像供給部16に出
力する。
【0015】図3にも示すように、画像記録装置10の
本体の前面には、オペレータがコマンド等を入力するた
めの複数のキーと、処理状況の目視確認等を行うための
表示部とを備えた操作パネル28が設けられている。操
作パネル28は画像供給部16に接続されており、オペ
レータが操作パネル28のキーを操作することによって
入力された指示は、操作パネル28から指示信号30と
して画像供給部16に入力される。また画像供給部16
からは指示信号30の応答や表示部に表示すべき情報を
表す指示信号32が操作パネル28へ出力される。な
お、表示部としては、液晶ディスプレイ(LCD)やL
ED等を用いることができる。
【0016】また画像記録装置10は、パーソナルコン
ピュータやワークステーション等のホストが画像記録装
置10に対して印刷を要求する際に画像記録装置10に
出力する印刷情報を複数系統で入力できるように構成さ
れている。図1では、印刷情報を2系統で入力できるよ
うにした例を示しており、印刷情報を入力するための端
子として、ホストインタフェース(I/F)端子34と
ネットワークインタフェース(I/F)端子36の2つ
の端子が設けられている。なお、印刷情報は、テキスト
データ等から成り印刷すべき文書の内容を表す印刷デー
タと、印刷する文書等の頁数、印刷部数、印刷する用紙
12のサイズや種別等のように印刷に関する各種の指定
を表す制御情報と、を含んで構成されている。
【0017】ホストI/F端子34は、画像記録装置1
0とホストとを通信ケーブルを介して接続する際に用い
られる端子であり、例えば図示しないパーソナルコンピ
ュータ等のホストから専用のケーブルを介して印刷情報
が入力される等の場合に用いられる。また、ネットワー
クI/F端子36は、パーソナルコンピュータやワーク
ステーション等のホストが複数台接続されたネットワー
クに画像記録装置10を接続する際に用いられる端子で
ある。なお、ネットワークI/F端子36を介して接続
可能なネットワークとしては、ISDN等のディジタル
ネットワーク網やイーサネット等のLANが挙げられ
る。ネットワークI/F端子36を介してネットワーク
と接続した場合には、該ネットワークに接続されている
複数台のホストの各々から印刷情報が入力されることも
生じ得る。
【0018】このように画像記録装置10は、ホストI
/F端子34或いはネットワークI/F端子36を介
し、各種のパーソナルコンピュータやワークステーショ
ン等のホストから印刷が要求されて印刷情報が入力され
る可能性がある。各種のホストから出力される印刷情報
に含まれる制御情報の内容は必ずしも統一されてはおら
ず、例えば或るホストでは、制御情報により用紙12の
サイズ、種別や文字の大きさ等が細かく指定されるのに
対し、別のホストでは制御情報により上記のような指定
を行えない場合がある。
【0019】上記のような場合を考慮し、画像記録装置
10では、操作パネル28を介して印刷に関する各種の
指示を入力可能とされており、操作パネル28では、入
力された各種の指示を指示信号30として画像供給部1
6に出力する。また、ホストから制御情報として各種の
指示が入力される場合にも、これと別に操作パネル28
を介して各種の指示を入力することもできる。この場
合、ホストから通信回線を介して制御情報として入力さ
れた指示を常に優先させることも、操作パネル28を介
して入力された指示を常に優先させることもでき得る
し、時間的に後に入力された指示を優先させることも可
能である。
【0020】図2に示すように、画像供給部16は各種
制御の中枢的な役割を果たすCPU40を備えており、
CPU40はシステムバス42に接続されている。シス
テムバス42にはパネルインタフェース(I/F)回路
44が接続されている。パネルI/F回路44は操作パ
ネル28とのインタフェースをとるための回路であり、
操作パネル28から指示信号30が入力されると、パネ
ルI/F回路44からは指示信号30に対応する指示情
報が出力され、出力された指示情報はシステムバス42
上を転送される。また、操作パネル28のディスプレイ
に所定の情報を表示させるための指示情報はシステムバ
ス42を介してパネルI/F回路44へ転送され、パネ
ルI/F回路44より指示信号32として操作パネル2
8に出力される。
【0021】システムバス42にはホストインタフェー
ス(I/F)回路46及び不揮発性記憶装置(NVM:
Non-Volatile Memory)48が接続されている。ホストI
/F回路46はホストI/F端子34及びネットワーク
I/F端子36に接続されており、ホストI/F端子3
4やネットワークI/F端子36を介して入力された印
刷情報をRS232C規格やセントロニクスインタフェ
ース等に従って受信する。NVM48は図示しない電池
によってバックアップされた記憶装置であり、画像記録
装置10本体の電源がオフされた状態でも、記憶データ
を保持することができる。
【0022】またシステムバス42にはRAM50が接
続されている。RAM50は作業用のメモリであり、そ
の記憶領域の一部は、画像記録装置10の各種の制御を
行う上で必要なデータ等を一時的に記憶するためのワー
クメモリ50Aとして使用され、記憶領域の他の一部
は、ホストI/F回路46を介して入力されたデータ等
を一時的に記憶するための受信メモリ50Bとして使用
され、更に記憶領域の他の一部は、後述する文字パター
ンメモリ54から読み出された文字パターンやイメージ
等を用紙12上での記録位置に対応させて張り付ける等
の電子的な編集を行って、用紙12に記録する1頁分の
ビットマップデータ(本発明の画像データに相当)を生
成するためのページメモリ50Cとして使用される。
【0023】また、システムバス42にはプログラムメ
モリ52及び文字パターンメモリ54も接続されてい
る。プログラムメモリ52は不揮発性のメモリであり、
画像記録装置10の制御を行うための各種プログラムが
格納されている。また、文字パターンメモリ54も不揮
発性のメモリで構成されており、印刷を行う際に用いら
れる多数種類のフォントデータ(文字パターンデータ)
が記憶されている。
【0024】また、システムバス42には記録部インタ
フェース(I/F)回路58及びビットマップコントロ
ーラ60が接続されている。記録部I/F回路58は、
ページメモリ50Cに一時的に記憶された画像データを
順に読み出して画像信号22を生成し、生成した画像信
号22を記録部14へ出力する。また状態信号24、同
期パルス26及び動作指令信号20(図1参照)は、記
録部I/F回路58を介して記録部14との間で送受さ
れる。ビットマップコントローラ60は、ページメモリ
50C及び記録部I/F回路58に各々接続されてお
り、ページメモリ50Cと記録部I/F回路58との間
の画像データの転送を制御する。
【0025】また画像記録装置10は、前述したように
各種のホストと接続可能であるので、各種のホストから
送られてくる各種の制御情報や印刷データに対応したプ
ログラムや文字パターンが必要となる場合がある。この
ため画像記録装置10は、ICカード形式又はSIMM
形式のROMで構成されたプログラムメモリ62及び文
字パターンメモリ64が着脱自在とされている。プログ
ラムメモリ62及び文字パターンメモリ64は接続する
ホストの種類に応じて、或いはオペレータが要求する特
殊な機能の実現のために予め複数種類用意されており、
状況に応じて選択的に装着されて使用されるようになっ
ている。
【0026】更に、画像記録装置10はホストI/F端
子の増設も可能とされている。ホストI/F端子の増設
に伴い、新たなホストインタフェースが必要となった場
合には、要求されているホストインタフェースに応じて
ホストI/F回路66が増設される。また画像記録装置
10は、必要に応じてハードディスク68の増設も可能
とされている。ハードディスク68は、文字パターンの
追加、フォームデータやロゴデータの保存、ホストコン
ピュータから入力されたデータの保存等に使用される。
【0027】次に記録部14の構成について説明する。
図3に示すように、記録部14は記録制御部72を備え
ている。記録制御部72は画像供給部16、給紙部7
4、印刷部76及び排紙部78に各々接続されており、
画像供給部16との間で前述の動作指令信号20、画像
信号22、状態信号24及び同期パルス26を送受する
と共に、給紙部74、印刷部76及び排紙部78の作動
を制御する。
【0028】図4に示すように、画像記録装置10に
は、複数のトレイ80A、80B、80C、80Dが設
けられている。各トレイ80は、内部に各種サイズ、各
種種別(例えば普通紙、OHP用シート、厚紙、封筒)
の用紙をセット可能とされていると共に、図4の紙面に
垂直な方向に沿ってスライド可能とされており、図4の
紙面手前側にスライドされて画像記録装置10の本体か
ら引き出された状態で、内部に用紙がセットされ、図4
の紙面奥側にスライドされることにより画像記録装置1
0の本体に装填される。
【0029】また、図5(A)に示すように、図4の紙
面奥側に相当する各トレイ80の側面には、複数本(本
実施形態では8本)の金属製のピン88が立設されてお
り、各トレイ80には、各ピン88の近傍に各ピン88
を識別するための「S1」〜「S8」の符号が記録され
ている(図5(B)参照)。なお図5は、3本のピン8
8に、ピン88の外周を覆うための合成樹脂製のキャッ
プ90が装着された状態を示している。このキャップ9
0は、予めピン88の本数分用意されている。
【0030】ユーザは、トレイ80にセットする用紙の
サイズ及び向きに基づき、例として示す次の表1に従っ
て「S1」〜「S4」の符号が付与された4本のピン8
8の各々にキャップ90を装着するか否かを判断し、
「S1」〜「S4」の4本のピン88の少なくとも何れ
かにキャップを装着すると共に、トレイ80にセットす
る用紙の種別に基づき、次の表1に従って「S5」〜
「S8」の符号が付与された4本のピン88の各々にキ
ャップ90を装着するか否かを判断し、「S5」〜「S
8」の4本のピン88の何れかにキャップを装着する。
【0031】
【表1】
【0032】なお、表1において、「0」は対応するピ
ン88にキャップ90を装着しないことを表し、「1」
は対応するピン88にキャップ90を装着することを表
している。また、「SEF」は用紙の長辺方向に沿って
用紙が搬送される向きを表しており、「LEF」は用紙
の短辺方向に沿って用紙が搬送される向きを表してい
る。
【0033】給紙部74は各トレイ80のピン88にキ
ャップ90が装着されているか否かを検出(例えば電気
的に)する多数のセンサを備えており、該センサによる
検出結果を表す信号を記録制御部72を介して画像供給
部16へ出力する。表1に示した情報はNVM48にも
テーブルとして記憶されており、画像供給部16のCP
U40では、NVM48にテーブルとして記憶されてい
る情報及び記録制御部72を介して入力された前記セン
サによる検出結果を表す信号に基づいて、各トレイ80
内にセットされている用紙のサイズ、向き及び種別を検
知する。
【0034】上記のトレイ80A〜トレイ80Dにセッ
トされている用紙のサイズ、向き及び種別の検知は、画
像記録装置10の電源が投入されると行われ、検知した
結果は給紙情報としてRAM50等に記憶されると共
に、トレイ80A〜トレイ80Dの何れかが一旦引出さ
れた後に装填されたときにも、上記の用紙のサイズ、向
き及び種別の検知が行われ、検知した用紙のサイズ、向
き及び種別がRAM50に記憶している給紙情報の内容
と異なっていた場合には、給紙情報の更新が行われる。
【0035】また、画像記録装置10の側面(図4にお
ける左側面)には、開閉可能で、かつ開状態で各種サイ
ズ、種別(例えばOHP用シートや厚紙や封筒等)の用
紙をセット可能な手差しトレイ86も設けられている。
給紙部74は手差しトレイ86にセットされた用紙のサ
イズを検出するセンサを備えている。このセンサは、例
えば手差しトレイ86に配設され、手差しトレイ86に
セットされた用紙の端部の位置に応じて移動される用紙
ガイド板の位置を検出するセンサ(例えば移動子がガイ
ド板と共に移動されるスライド式の可変抵抗器を備えた
センサ等)で構成することができる。
【0036】手差しトレイ86が開状態とされると、手
差しトレイ86に設けられたセンサによる用紙サイズの
検出結果が、記録制御部72を介して画像供給部16の
CPU40へ出力される。なお、手差しトレイ86にセ
ットされた用紙の種別は、ユーザが操作パネル28を操
作することによって指定され、指定された用紙の種別は
パネルI/F回路44を介してCPU40に入力され
る。CPU40では、手差しトレイ86にセットされた
用紙のサイズ、種別が入力されると、これを給紙情報と
してRAM50等に記憶し、手差しトレイ86が閉状態
とされると、手差しトレイ86にセットされた用紙に関
しての給紙情報を消去する。
【0037】なお、トレイ80にセットされた用紙のサ
イズの検知は、ピン88及びキャップ90を用いる方法
に限定されるものではなく、例えば前述の手差しトレイ
86と同様に、各トレイに配設された用紙ガイド板の位
置を検出するセンサを各トレイに設けておき、各センサ
から出力される信号に基づいて検知する方法を適用して
もよい。また、トレイ80(及び手差しトレイ86)に
セットされた用紙の端部の位置を光学的に検出する光学
センサを各トレイに設けておき、各センサから出力され
る信号に基づいて検知する方法等を適用することも可能
である。またトレイ80にセットされた用紙の種別につ
いても、ユーザが操作パネル28を操作することによっ
て指定されるようにしてもよい。
【0038】一方、給紙部74には、記録制御部72を
介してCPU40から、トレイ80A〜80D及び手差
しトレイ84のうちの何れのトレイにセットされている
用紙を給紙するかが指示される。この指示が入力される
と、給紙部74は指示された所定のトレイから用紙12
を取出し、印刷部76へ供給する。なお、給紙部74は
本発明の給紙手段の一部を構成している。
【0039】印刷部76には、画像供給部16から出力
された画像信号22が記録制御部72を介して入力され
る。印刷部76は、給紙部74より供給された用紙12
に対し、入力された画像信号22に基づいて公知の電子
写真式により画像を記録し、画像を記録した用紙12を
排紙部78へ排出する。なお、印刷部76は本発明の記
録手段に対応している。図4に示すように、画像記録装
置10は、本体の上面に標準トレイ82が設けられてい
ると共に、標準トレイ82の更に上方側に複数の排紙ビ
ン84が設けられている。排紙部78は、記録制御部7
2からの指示に応じて、印刷部76から排出された用紙
12を標準トレイ82又は複数の排紙ビン84の何れか
へ排出する。
【0040】なお、各排紙ビン84を区別するために、
各排紙ビン84には各々異なるビン番号が予め付与され
ている。また標準トレイ82へは、トレイ80A〜80
D及び手差しトレイ86にセット可能なあらゆるサイ
ズ、向き、種別の用紙を排出可能とされているが、排紙
ビン84へは、物理的な理由により排出可能な用紙のサ
イズ、向き、種別の少なくとも何れかが制限されており
(例えばA3サイズの用紙はその向きに拘らず排出でき
ない、A4サイズの用紙は「LEF」に相当する向きで
は排出できない、種別が厚紙や封筒等の用紙は排出でき
ない等)、これらは制限情報としてNVM48に予め記
憶されている。
【0041】なお、本実施形態では、複数の排紙ビン8
4は請求項に記載のソータに対応しており、標準トレ
イ82は請求項に記載の排出トレイに対応している。
【0042】次に本実施形態の作用を説明する。本実施
形態では、ホストから受信した印刷情報に含まれている
制御情報、或いは操作パネル28を介して入力された制
御情報により、印刷部数、印刷頁数、用紙のサイズや種
別の他に、排紙形態(排出先を標準トレイ82及び排紙
ビン84の何れにするか、電子ソートを行うか否か)、
印刷モード(ソーターモード又はメールボックスモー
ド)及びメールボックスモードにおいてメールボックス
として使用する排紙ビン84のビン番号を指定可能とさ
れている
【0043】そして、詳細は後述するが、印刷モードと
してソーターモードが指定された場合には、指定された
印刷部数と同数の排紙ビン84をソータとして用いて、
印刷結果を各排紙ビン84に一部ずつ排出し(丁合
い)、印刷モードとしてメールボックスモードが指定さ
れた場合には、指定されたビン番号の排紙ビン84に印
刷結果を排出する。また、排紙形態として電子ソートが
指定されていた場合には、印刷結果を丁合いに対応する
順序で排出する。この場合の排出先は、印刷モードとし
てメールボックスモードが指定され排出先として特定の
排紙ビンが指定されていた場合には指定された特定の排
紙ビン84へ排出し、特定の排紙ビンが指定されていな
い場合には標準トレイ82に排出する。
【0044】次に、図6のフローチャートを参照し、画
像供給部16のCPU40で実行されるデータ受信処理
について説明する。ステップ100では受信データが有
るか否か判定する。この判定は、ホストI/F端子34
又はネットワークI/F端子36を介し、ホストより印
刷が要求されている場合、或いは操作パネル28のキー
を介して制御情報が入力される場合に肯定される。上記
判定が否定された場合には上記判定を繰り返すが、上記
判定が肯定されるとステップ102へ移行し、RAM5
0の受信メモリ50Bに空き領域が有るか否か判定す
る。
【0045】受信メモリ50Bに空き領域が無い場合は
ステップ100へ戻り、受信メモリ50Bに空き領域が
生ずる迄待機するが、空き領域が有る場合にはステップ
104へ移行する。ステップ104では、ホストより印
刷情報の受信が要求されていた場合にはホストからの印
刷要求を受付け、ホストより順次送信される印刷情報を
ホストI/F回路46又はホストI/F回路66により
受信し、受信した印刷情報をシステムバス42を介して
受信メモリ50Bの空き領域に受信データとして転送す
る。また、操作パネル28のキーを介して制御情報が入
力される場合には、この制御情報の入力を受付け、入力
された制御情報をパネルI/F回路44、システムバス
42を介して受信メモリ50Bに転送する。
【0046】次のステップ106ではデータ解析/印刷
/排紙処理を起動し(この処理の内容については後
述)、ステップ108でジョブが終了したか否か判定す
る。判定が否定された場合にはステップ100へ戻って
上記処理を繰り返し、判定が肯定された場合は処理を終
了する。
【0047】次に図7のフローチャートを参照し、CP
U40で実行されるデータ解析/印刷/排紙処理につい
て説明する。ステップ120では、受信メモリ50Bに
記憶されている各種情報の中から、これから実行しよう
としている印刷に対応する制御情報の内容を解析し、指
定されている印刷部数、印刷頁数、用紙のサイズ及び種
別、排紙形態、印刷モード等を判断して判断結果をRA
M50に記憶する。なお、ステップ120の処理の一部
は請求項に記載の排出形態設定手段に対応している。
【0048】また、ホストから送信される印刷情報のう
ち、制御情報の記述位置及び記述方法はプリント記述言
語(例えばPostScript、HPGL、201H、ESC
P、PCL5、ART等)によって異なっているので、
ステップ120で制御情報の内容を解析した後も制御情
報の削除は行わず、後の処理で印刷データからビットマ
ップデータを作成した後に受信メモリ50Bからの制御
情報の削除を行う。
【0049】次のステップ122では、予め検知してR
AM50等に記憶している、トレイ80A〜80D及び
手差しトレイ86にセットされている用紙のサイズ、向
き、種別を表す給紙情報(給紙可能な用紙についての情
報)を取り込む。これにより各トレイ80及び手差しト
レイ86から給紙可能な用紙のサイズ(例えばA5、A
4、A3、B5、B4等)、向き(「LEF」か「SE
F」か)、種別(普通紙/OHP用シート/厚紙/封
筒)がCPU40で認識される。
【0050】次のステップ124では、ステップ120
における処理の結果に基づいて、ホストからの印刷要求
は印刷結果を排紙ビン84に排出する印刷要求か否か判
定する。印刷モードとしてソートモード又はメールボッ
クスモードが指定されていない場合には、印刷結果を標
準トレイ82に排出すべき印刷要求であると判断できる
ので、前記判定は否定され、ステップ126へ移行す
る。なお、このステップ124は本発明の選択手段に対
応している。ステップ126では、ステップ120の処
理結果に基づいて、排紙形態として電子ソートが指定さ
れているか否か判定する。この判定も否定された場合に
は、ステップ128において「電子ソートモードオフで
標準トレイへの印刷/排紙処理」を行う。
【0051】この処理について図8のフローチャートを
参照して説明する。ステップ170ではビットマップデ
ータ作成処理を起動する。このビットマップデータ作成
処理について、図13のフローチャートを参照して説明
する。なおビットマップデータ作成処理は、図8に示す
処理を含む他の処理と並列に実行される。
【0052】ステップ320では指定された印刷頁数を
変数Pに代入し、次のステップ322ではカウンタNに
初期値(=1)を設定する。ステップ324では、ペー
ジメモリ50Cに1頁分以上の空き領域が有るか否か判
定する。判定が否定された場合には、ページメモリ50
Cに1頁分以上の空き領域が生ずる迄待機する。ステッ
プ324の判定が肯定されるとステップ326へ移行
し、受信メモリ50Bに記憶されている印刷データ(テ
キストデータ等:本発明の「入力されたデータ」に相
当)に基づいて、ページメモリ50C上でN頁目の頁の
ビットマップデータを作成し、作成したビットマップデ
ータをページメモリ50C上に保存する。
【0053】次のステップ328ではカウンタNをカウ
ントアップし、カウンタNの値が変数Pの値(印刷頁
数)以下か否か判定する。判定が否定された場合にはス
テップ324に戻り、上記処理を繰り返す。これによ
り、印刷データより1頁目から最終頁迄順にビットマッ
プデータが作成され、ページメモリ50C上に保存され
ることになる。なお、上記処理は本発明の画像データ生
成手段に対応している。
【0054】一方、上記処理と並行して、図8に示す
「電子ソートモードオフで標準トレイへの印刷/排紙処
理」では、ステップ172で指定された印刷部数を変数
bに代入し、ステップ174では指定された印刷頁数を
変数pに代入し、更にカウンタm及びカウンタnに初期
値(=1)を代入する(ステップ176、178)。
【0055】ステップ180では先に起動したビットマ
ップデータ作成処理により、m頁目のビットマップデー
タが作成されたか否か判定し、ビットマップデータの作
成が完了していない場合には作成が完了する迄待機す
る。ステップ180の判定が肯定されるとステップ18
2へ移行し、ページメモリ50Cに作成されて記録され
ているm頁目の頁のビットマップデータを記録部I/F
回路58を介して記録部14に転送する。また、次のス
テップ184では、記録部14に用紙を取り出すトレイ
を通知し、m頁目の頁の印刷を指示すると共に、m頁目
の印刷結果を標準トレイ82に排紙するよう指示する。
【0056】記録部14に通知されたトレイは記録制御
部72を介して給紙部74に入力され、給紙部74では
入力された指示されたトレイから用紙を取り出して印刷
部76へ供給する。印刷部76には、画像供給部16か
ら転送されたm頁目の頁のビットマップデータが記録制
御部72を介して入力され、印刷部76では、入力され
たビットマップデータに基づいて、給紙部74から供給
された用紙に画像を記録し、排紙部78に排出する。ま
た排紙部78には、記録制御部72を介し排出先として
標準トレイ82が通知され、排紙部78では、印刷部7
6から排出された用紙(印刷結果)を、排出先として通
知された標準トレイ82に排出する。
【0057】次のステップ188ではカウンタnをカウ
ントアップし、ステップ190でカウンタnの値が変数
bの値(=印刷部数)以下か否か判定する。複数部の印
刷が指定された場合には上記判定は肯定され、ステップ
182に戻ってm頁目の頁の印刷を再度行う。またステ
ップ190の判定が否定された場合にはステップ192
へ移行し、ステップ192でページメモリ50Cに記憶
されているm頁目の頁のビットマップデータを削除(消
去)し、次のステップ196でカウンタmの値をカウン
トアップする。
【0058】ステップ196ではカウンタmの値が変数
pの値(=印刷頁数)以下か否か判定する。判定が肯定
された場合にはステップ178へ戻り、カウンタnの値
のみを初期値に戻して上記処理を繰り返す。これによ
り、印刷すべき文書が指定された印刷部数、印刷頁数だ
け印刷されて標準トレイ82へ順次排紙されることにな
り、制御情報による指定通りの印刷/排紙処理が行われ
る。そして、ステップ196の判定が否定されると処理
を終了する。
【0059】また、図7に示すデータ解析/印刷/排紙
処理において、ステップ126の判定が肯定された場合
(すなわち、電子ソート有で標準トレイ82に排出する
指定であった場合)にはステップ130へ移行し、「電
子ソートモードオンで標準トレイへの印刷/排紙処理」
を行う。この処理について図9のフローチャートを参照
して説明する。
【0060】この「電子ソートモードオンで標準トレイ
への印刷/排紙処理」と、先に説明した図8の処理とで
異なる点は、全ての処理が終了した後に、1頁目〜m頁
目の全ての頁のビットマップデータをページメモリ50
Cから削除する(ステップ226)点、及び指定された
印刷部数が2以上の場合に、1頁目〜m頁目の印刷を各
頁につき1部ずつ行う(ステップ208〜220)こと
を、指定された印刷部数と同一回繰り返す(同一回繰り
返したか否かの判定はステップ224)点である。上記
により、所謂丁合いに対応する順序で各頁の印刷が繰り
返し行われ、印刷結果が印刷順に標準トレイ82に排出
されることになり、制御情報による指定通りの印刷/排
紙処理が行われる。
【0061】また、図7に示すデータ解析/印刷/排紙
処理において、ステップ124の判定が肯定された場合
にはステップ132へ移行し、指定された印刷モードは
メールボックスモードかソーターモードか判定する。指
定された印刷モードがソーターモードであると判断した
場合にはステップ134へ移行し、指定された用紙のサ
イズ及び種別に基づき、給紙情報を参照して指定された
サイズ及び種別の用紙を給紙可能な用紙の向きを判断す
ると共に、指定された用紙のサイズ及び種別及び判断し
た用紙の向きを、NVM48に記憶されている制限情報
と比較し、排紙ビン84への印刷結果の排紙が物理的に
可能な否か判定する。
【0062】ステップ134の判定が肯定された場合に
はステップ138へ移行し、「ソータモードで排紙ビン
への印刷/排紙処理」を行う。この処理について図10
のフローチャートを参照して説明する。
【0063】この「ソータモードで排紙ビンへの印刷/
排紙処理」と、先に説明した図8の処理とで異なる点
は、ステップ244において記録部14に対しm頁目の
頁の印刷を指示する際に、この指示と共に、m頁目の頁
の印刷結果をビン番号=nの排紙ビン84へ排出するよ
う記録部14に指示する点である。上記のビン番号は記
録制御部72を介して排紙部78に通知され、排紙部7
8では印刷部76から排出された用紙(印刷結果)を、
排出先として通知されたビン番号の排紙ビン84へ排出
する。
【0064】指定された印刷部数nが2以上の場合、各
頁の印刷はn回続けて行われるが、この間、カウンタn
の値はステップ238において初期値(=1)から毎回
カウントアップされる。従って、図10に示した処理で
は、ビン番号1〜nのn個の排紙ビン84の各々に印刷
結果が1部ずつ排出されることになり(丁合い)、制御
情報による指定通りの印刷/排紙処理が行われる。
【0065】また、図7に示すデータ解析/印刷/排紙
処理において、ステップ134の判定が否定された場合
(例えば、ソーターモードが指定されたが、指定された
サイズ、種別の用紙は排紙ビン84へ排出できない、或
いは指定されたサイズ、種別の用紙は排紙ビン84へ排
出できるもののトレイにセットされている向きでは排出
できない等の場合)にはステップ136へ移行し、先に
説明した「電子ソートモードオンで標準トレイへの印刷
/排紙処理」(図9参照)を行う。なお、このステップ
136は本発明の排出制御手段に対応している。
【0066】先にも説明したように、この処理では丁合
いに対応する順序で各頁の印刷が繰り返し行われ、印刷
結果が印刷順に標準トレイ82に排出されるので、実際
に印刷結果が排出された排出先が、ユーザが予め想定し
た排出先(ソーターモードが指定された場合、通常は排
出ビン84が排出先となる)と異なることにはなるもの
の、制御情報による指定に近い形態で排出されることに
なる。
【0067】従って、ホストを介して画像記録装置10
に再度印刷情報を送信する等の操作をユーザが行う必要
がなくなると共に、標準トレイ82から印刷結果を取り
出した後に、取り出した印刷結果の頁を並べ替える等の
煩雑な作業をユーザが行う必要もなくなる。また、ユー
ザに警告を発するための手段を設ける必要もない。
【0068】また、図7に示すデータ解析/印刷/排紙
処理のステップ132において、指定された印刷モード
がメールボックスモードであると判断した場合にはステ
ップ140へ移行し、指定された用紙のサイズ及び種別
に基づき、給紙情報を参照して指定されたサイズ及び種
別の用紙を給紙可能な用紙の向きを判断すると共に、指
定された用紙のサイズ及び種別及び判断した用紙の向き
を、NVM48に記憶されている制限情報と比較し、排
紙ビン84への印刷結果の排紙が物理的に可能な否か判
定する。
【0069】ステップ140の判定が肯定された場合に
はステップ148へ移行し、排紙形態として電子ソート
が指定されているか否か判定する。ステップ148の判
定が否定された場合には、ステップ152で「メールボ
ックスモードオン/電子ソートモードオフで排紙ビンへ
の印刷/排紙処理」を行う。この処理について図12の
フローチャートを参照して説明する。
【0070】この「メールボックスモードオン/電子ソ
ートモードオフで排紙ビンへの印刷/排紙処理」と、先
に説明した図8の処理とで異なる点は、ビットマップデ
ータ作成処理を起動(ステップ290)した後に、ステ
ップ292において、メールボックスとして用いる排紙
ビン84として指定されたビン番号を変数Jに代入する
点、及びステップ306において記録部14にm頁目の
頁の印刷を指示すると共に、排出先としてビン番号=J
の排紙ビン84を指示する点である。
【0071】上記のビン番号Jは記録制御部72を介し
て排紙部78に通知され、排紙部78では印刷部76か
ら排出された用紙(印刷結果)を、排出先として通知さ
れたビン番号Jの排紙ビン84へ排出する。これによ
り、印刷すべき文書が指定された印刷部数、印刷頁数だ
け印刷されてビン番号Jの排紙ビン84へ順次排紙され
ることになり、制御情報による指定通りの印刷/排紙処
理が行われる。
【0072】また、図7に示すデータ解析/印刷/排紙
処理において、ステップ148の判定が肯定された場合
にはステップ150へ移行し、「メールボックスモード
オン/電子ソートモードオンで排紙ビンへの印刷/排紙
処理」を行う。この処理について図11のフローチャー
トを参照して説明する。
【0073】この「メールボックスモードオン/電子ソ
ートモードオンで排紙ビンへの印刷/排紙処理」と、先
に説明した図9の処理とで異なる点は、ビットマップデ
ータ作成処理を起動(ステップ260)した後に、ステ
ップ262において、メールボックスとして用いる排紙
ビン84として指定されたビン番号を変数Jに代入する
点、及びステップ276において記録部14にm頁目の
頁の印刷を指示すると共に、排出先としてビン番号=J
の排紙ビン84を指示する点である。
【0074】上記のビン番号Jは記録制御部72を介し
て排紙部78に通知され、排紙部78では印刷部76か
ら排出された用紙(印刷結果)を、排出先として通知さ
れたビン番号Jの排紙ビン84へ排出する。上記によ
り、丁合いに対応する順序で各頁の印刷が繰り返し行わ
れ、印刷結果が印刷順にビン番号Jの排紙ビン84に排
出されることになり、制御情報による指定通りの印刷/
排紙処理が行われる。
【0075】また、図7に示すデータ解析/印刷/排紙
処理において、ステップ140の判定が否定された場合
(例えばメールボックスモードが指定されたが、指定さ
れたサイズ、種別の用紙は排紙ビン84へ排出できな
い、或いは指定されたサイズ、種別の用紙は排紙ビン8
4へ排出できるもののトレイにセットされている向きで
は排出できない等の場合)にはステップ142へ移行
し、排紙形態として電子ソートが指定されているか否か
判定する。ステップ142の判定が否定された場合に
は、ステップ144で、先に説明した「電子ソートモー
ドオフで標準トレイへの印刷/排紙処理」(図8参照)
を行う。
【0076】先にも説明したように、この処理では、印
刷すべき文書が指定された印刷部数、印刷頁数だけ印刷
されて標準トレイ82へ順次排紙されるので、実際に印
刷結果が排出された排出先が、ユーザが予め想定した排
出先(メールボックスモードでは、通常は指定したビン
番号の排出ビン84が排出先となる)と異なることには
なるものの、制御情報による指定に近い形態で排出され
ることになる。従って、ホストを介して画像記録装置1
0に再度印刷情報を送信する等の操作をユーザが行う必
要がなくなると共に、ユーザに警告を発するための手段
を設ける必要もない。
【0077】また、図7に示すデータ解析/印刷/排紙
処理において、ステップ142の判定が肯定された場合
には、ステップ146で「電子ソートモードオンで標準
トレイへの印刷/排紙処理」(図9参照)を行う。この
処理では丁合いに対応する順序で各頁の印刷が繰り返し
行われ、印刷結果が印刷順に標準トレイ82に排出され
るので、実際に印刷結果が排出された排出先が、ユーザ
が予め想定した排出先(指定したビン番号の排出ビン8
4)と異なることにはなるものの、制御情報による指定
に近い形態で排出されることになる。
【0078】従って、ホストを介して画像記録装置10
に再度印刷情報を送信する等の操作をユーザが行う必要
がなくなると共に、標準トレイ82から印刷結果を取り
出した後に、取り出した印刷結果の頁を並べ替える等の
煩雑な作業を行う必要もなくなる。更にユーザに警告を
発するための手段を設ける必要もない。上記のステップ
142、146、144は本発明の排出制御手段に対応
している。
【0079】なお、上記では「ソータモードで排紙ビン
への印刷/排紙処理」において「丁合い」を行う場合を
例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、印刷した複数部数の文書の各頁を複数の排紙ビン8
4に別々に排出する形態(所謂スタッカ)を適用するこ
とも可能である。
【0080】また、上記では標準トレイ及び排出ビン
が、印刷面が下方を向くように印刷結果が排出される、
所謂フェースダウンタイプのトレイであり、頁番号の昇
順に印刷、排紙を行うようにした例を説明したが、これ
に限定されるものではなく、標準トレイ或いは排出ビン
が、印刷面が上方を向くように印刷結果が排出される、
所謂フェースアップタイプのトレイである場合には、頁
番号の降順に印刷して排紙するようにしてもよい。
【0081】更に、或る文書を電子ソートにより標準ト
レイ82に複数部数排出する際に、標準トレイ82への
排出方向と直交する方向に沿った標準トレイ82への排
出位置を変更するようにすれば(所謂オフセットキャッ
チトレイ)、特にソーターモードが指定されたものの指
定されたサイズ或いは種別の用紙は排紙ビン84に物理
的に排出できなかった等の場合に、ユーザが指定した排
出形態により近い形態で印刷結果が排出されることにな
るので好ましい。
【0082】また、上記では排紙ビン84には排紙可能
な用紙サイズ、種別、向きの少なくとも何れかに制限が
あり、標準トレイ82には前記制限がない場合を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、排紙不
可能な用紙サイズ、種別、向きの少なくとも何れかが互
いに異なる複数種類のトレイが設けられている場合にも
適用可能である。また上記では、排出ビン84をソータ
ーモードにおける排出先及びメールボックスモードにお
ける排出先として兼用するようにした形態を説明した
が、各モードに対応するビン又はトレイが各々設けられ
ていてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項記載の発明
は、排出先としてソータが選択され、かつソータに排出
可能な用紙の種類と画像が記録された用紙の種類とが適
合しない場合に、前記用紙が、前記用紙を排出可能な排
出トレイへ設定された排出形態に対応する順序で排出さ
れるように制御するので、データの再入力する等の煩雑
な操作や警告を発する等の処理が不要になると共に、排
出された用紙を並べ替える等の煩雑な作業を行う必要も
なくなる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像記録装置の概略を示すブ
ロック図である。
【図2】画像供給部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】記録部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】画像記録装置の外観を示す正面図である。
【図5】(A)はトレイの斜視図、(B)はトレイの側
面にピンが立設されている箇所の拡大図である。
【図6】データ受信処理を説明するフローチャートであ
る。
【図7】データ解析/印刷/排紙処理を説明するフロー
チャートである。
【図8】「電子ソートモードオフで標準トレイへの印刷
/排紙処理」を説明するフローチャートである。
【図9】「電子ソートモードオンで標準トレイへの印刷
/排紙処理」を説明するフローチャートである。
【図10】「ソーターモードで排紙ビンへの印刷/排紙
処理」を説明するフローチャートである。
【図11】「メールボックスモードオン/電子ソートモ
ードオンで排紙ビンへの印刷/排紙処理」を説明するフ
ローチャートである。
【図12】「メールボックスモードオン/電子ソートモ
ードオフで排紙ビンへの印刷/排紙処理」を説明するフ
ローチャートである。
【図13】ビットマップデータ作成処理を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 画像記録装置 14 記録部 16 画像供給部 40 CPU 72 記録制御部 78 排紙部 82 標準トレイ 84 排紙ビン
フロントページの続き (72)発明者 古川 泰一 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 今野 一郎 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 川名 健治 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 郡司 芳則 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (56)参考文献 特開 平4−140264(JP,A) 特開 平1−303250(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 29/60 B65H 39/11 G03G 15/00 530

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデータに基づいて画像データ
    を生成する画像データ生成手段と、 前記生成された画像データが表す画像を記録するための
    所定の種類の用紙を供給する給紙手段と、 前記給紙手段によって供給された用紙に前記画像データ
    が表す画像を記録する記録手段と、 画像が記録された用紙が排出されるソータ及び排出トレ
    イと、 画像が記録された用紙をソータに排出する場合の排出形
    態を設定する排出形態設定手段と、 画像が記録された用紙の排出先として前記ソータ及び排
    出トレイの何れかを選択する選択手段と、 前記選択手段によってソータが選択され、かつソータに
    排出可能な用紙の種類と前記画像が記録された用紙の種
    類とが適合しない場合に、前記用紙が、前記用紙を排出
    可能な排出トレイへ、前記排出形態設定手段によって設
    定された排出形態に対応する順序で排出されるように制
    御する排出制御手段と、 を含む画像記録装置。
JP8001506A 1996-01-09 1996-01-09 画像記録装置 Expired - Fee Related JP2861904B2 (ja)

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