JP2860374B2 - 列車検知方法および可搬形列車検知器 - Google Patents
列車検知方法および可搬形列車検知器Info
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- JP2860374B2 JP2860374B2 JP22550689A JP22550689A JP2860374B2 JP 2860374 B2 JP2860374 B2 JP 2860374B2 JP 22550689 A JP22550689 A JP 22550689A JP 22550689 A JP22550689 A JP 22550689A JP 2860374 B2 JP2860374 B2 JP 2860374B2
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軌道上を通過する列車を検知する列車検知方
法および可搬形列車検知器に関する。
法および可搬形列車検知器に関する。
従来、この種の列車検知器としては、軌道上のレール
を挾んでその両側に送受信コイルを配置し、通過する列
車の遮蔽効果により生ずる両コイル間の電磁的結合の減
少を検知して検知情報を得る構造のものがある。
を挾んでその両側に送受信コイルを配置し、通過する列
車の遮蔽効果により生ずる両コイル間の電磁的結合の減
少を検知して検知情報を得る構造のものがある。
従来の列車検知器では通過列車の車輪による磁束密度
の変化率は最大値で−4〜−5dBである。然るにこの変
化率から通過列車を精度よく検出することは困難である
ため、送受信コイルの下にシールド板を置き、コイルの
設置環境を固定すると同時に磁束密度の変化率を増大す
る必要がある。そのため、構造が複雑になってしまうと
いう欠点があった。
の変化率は最大値で−4〜−5dBである。然るにこの変
化率から通過列車を精度よく検出することは困難である
ため、送受信コイルの下にシールド板を置き、コイルの
設置環境を固定すると同時に磁束密度の変化率を増大す
る必要がある。そのため、構造が複雑になってしまうと
いう欠点があった。
さらに、コイルは交流電源で駆動する必要があり、列
車検知器の取付場所は交流電源が在る場所に限定されて
しまうという欠点があった。
車検知器の取付場所は交流電源が在る場所に限定されて
しまうという欠点があった。
本発明の目的は前記課題を解決した列車検知方法およ
び可搬形列車検知器を提供することにある。
び可搬形列車検知器を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る列車検知方法
においては、軌道上のレールの一側方におけるレールの
上面より低い位置から斜上方に向けてマイクロ波を送信
し、該レール上を超えて回折する前記マイクロ波送信信
号を前記レールの他側におけるレールの上面より低い位
置で受信するマイクロ波回折伝搬路を形成し、通過列車
の車輪によりマイクロ波をしゃ断して列車を検知するも
のである。また、本発明に係る可搬形列車検知器におい
ては、斜上方に向けたアンテナをそれぞれ備えたマイク
ロ波送信器および受信器の組と、前記マイクロ波送信器
および受信器の組を駆動する電池電源と、前記マイクロ
波送信器および受信器を軌道上のレールを挾んで向き合
せに着脱可能に設置する可搬式取付金具とを有するもの
である。
においては、軌道上のレールの一側方におけるレールの
上面より低い位置から斜上方に向けてマイクロ波を送信
し、該レール上を超えて回折する前記マイクロ波送信信
号を前記レールの他側におけるレールの上面より低い位
置で受信するマイクロ波回折伝搬路を形成し、通過列車
の車輪によりマイクロ波をしゃ断して列車を検知するも
のである。また、本発明に係る可搬形列車検知器におい
ては、斜上方に向けたアンテナをそれぞれ備えたマイク
ロ波送信器および受信器の組と、前記マイクロ波送信器
および受信器の組を駆動する電池電源と、前記マイクロ
波送信器および受信器を軌道上のレールを挾んで向き合
せに着脱可能に設置する可搬式取付金具とを有するもの
である。
以下、本発明の一実施例を図により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同
断面図、第3図(a),(b)は本発明の一実施例にお
けるセンサ回路構成図である。
断面図、第3図(a),(b)は本発明の一実施例にお
けるセンサ回路構成図である。
第1図,第2図において、軌道上のレール1の下部に
通して可搬式取付金具2をレール1の敷設方向に直角に
取付け、マイクロ波を発射するマイクロ波送信器3を、
レール1の一側方におけるレール1の上面より低い位置
からアンテナを斜上方に向けて可搬式取付金具2上に設
置し、一方、アンテナを斜上方に向け、レール1上を超
えて回折するマイクロ波送信信号をレール1の他側にお
けるレール1の上面より低い位置で受信させるマイクロ
波受信器4を可搬式取付金具2上に前記送信器3と向き
合せに設置し、さらに、マイクロ波送受信器3,4をそれ
ぞれ駆動する電池電源5,6を可搬式取付金具2上に装備
する。可搬式取付金具2は固定具7によりレール1に着
脱可能に取付けてあり、また、マイクロ波送信器3,受信
器4に電池電源5,6がそれぞれセットされ、送信器3,受
信器4の少なくとも一方が固定具8により可搬式取付金
具2上に着脱可能に取付けてある。
通して可搬式取付金具2をレール1の敷設方向に直角に
取付け、マイクロ波を発射するマイクロ波送信器3を、
レール1の一側方におけるレール1の上面より低い位置
からアンテナを斜上方に向けて可搬式取付金具2上に設
置し、一方、アンテナを斜上方に向け、レール1上を超
えて回折するマイクロ波送信信号をレール1の他側にお
けるレール1の上面より低い位置で受信させるマイクロ
波受信器4を可搬式取付金具2上に前記送信器3と向き
合せに設置し、さらに、マイクロ波送受信器3,4をそれ
ぞれ駆動する電池電源5,6を可搬式取付金具2上に装備
する。可搬式取付金具2は固定具7によりレール1に着
脱可能に取付けてあり、また、マイクロ波送信器3,受信
器4に電池電源5,6がそれぞれセットされ、送信器3,受
信器4の少なくとも一方が固定具8により可搬式取付金
具2上に着脱可能に取付けてある。
前記マイクロ波送信器3は第3図(a)に示すよう
に、スイッチング回路3a,発振用ガンダイオード3b,共振
キャビティ3c,チューニンクスタブ3dからなり、軌道内
に微弱なマイクロ波を発生するマイクロ波発振部3eと、
マイクロ波を発射するホーン形アンテナ3fと、マイクロ
波発振部3e及びホーン形アンテナ3f間のインピーダンス
整合をとる結合孔3g及びマッチングスタブ3hとを有す
る。
に、スイッチング回路3a,発振用ガンダイオード3b,共振
キャビティ3c,チューニンクスタブ3dからなり、軌道内
に微弱なマイクロ波を発生するマイクロ波発振部3eと、
マイクロ波を発射するホーン形アンテナ3fと、マイクロ
波発振部3e及びホーン形アンテナ3f間のインピーダンス
整合をとる結合孔3g及びマッチングスタブ3hとを有す
る。
一方、マイクロ波受信器4は第3図(b)に示すよう
に、マイクロ波を受信するホーン形アンテナ4aと、検波
用ショットキーバリアダイオード4b,チューニンクスタ
ブ4c等からなり、マイクロ波送信信号を検波する受信回
路4dと、前置増幅器4eと、帯域波器4fと、後置増幅器
4gと、検知情報を出力する制御回路4hとを有する。
に、マイクロ波を受信するホーン形アンテナ4aと、検波
用ショットキーバリアダイオード4b,チューニンクスタ
ブ4c等からなり、マイクロ波送信信号を検波する受信回
路4dと、前置増幅器4eと、帯域波器4fと、後置増幅器
4gと、検知情報を出力する制御回路4hとを有する。
前記マイクロ波送信器3まはマイクロ波をレール1の
上面軌内側コーナーに向けて発射するように指向させ、
一方、前記マイクロ波受信器4のホーン形アンテナ4a
は、ホーン形アンテナ3fの発射方向(通常レール敷設方
向と直角)の延長線上にレール1の上面軌外側コーナー
を指向させる。また、マイクロ波送受信器3,4及びホー
ン形アンテナ3f,4aを設置する高さは、列車運行に支障
のないようにレール上面から10〜30mm低い位置とする。
従って、列車の車輪がないクリーンな状態でも送受信ア
ンテナ3f,4a間はレールに遮ぎられて相互間の見透しは
なく、レール上面コーナーによる回折利得のため伝送損
失は大きいが、両者間のマイクロ波の伝播路は確保され
ている。また、列車の有無の弁別感度の向上と消費電力
節減のため、マイクロ波は特定周期でスイッチングして
送受信する方式として構成してある。
上面軌内側コーナーに向けて発射するように指向させ、
一方、前記マイクロ波受信器4のホーン形アンテナ4a
は、ホーン形アンテナ3fの発射方向(通常レール敷設方
向と直角)の延長線上にレール1の上面軌外側コーナー
を指向させる。また、マイクロ波送受信器3,4及びホー
ン形アンテナ3f,4aを設置する高さは、列車運行に支障
のないようにレール上面から10〜30mm低い位置とする。
従って、列車の車輪がないクリーンな状態でも送受信ア
ンテナ3f,4a間はレールに遮ぎられて相互間の見透しは
なく、レール上面コーナーによる回折利得のため伝送損
失は大きいが、両者間のマイクロ波の伝播路は確保され
ている。また、列車の有無の弁別感度の向上と消費電力
節減のため、マイクロ波は特定周期でスイッチングして
送受信する方式として構成してある。
本発明においては軌道上のレール1の一側方における
レール1の上面より低い位置から斜上方に向けたマイク
ロ波送信器3のホーン形アンテナ3fからマイクロ波をレ
ール1の上面軌内側コーナーに向けて発射させ、一方マ
イクロ波受信器4のホーン形アンテナ4aをホーン形アン
テナ3fの発射方向の延長線上にレール1の上面軌外側コ
ーナーに指向させ、マイクロ波送信器3とマイクロ波受
信器4との間にレール1の上面に接近したマイクロ波回
折伝搬路Lを設定しておき、通過列車の車輪9により回
折伝搬路を遮断して検知情報を得るものである。
レール1の上面より低い位置から斜上方に向けたマイク
ロ波送信器3のホーン形アンテナ3fからマイクロ波をレ
ール1の上面軌内側コーナーに向けて発射させ、一方マ
イクロ波受信器4のホーン形アンテナ4aをホーン形アン
テナ3fの発射方向の延長線上にレール1の上面軌外側コ
ーナーに指向させ、マイクロ波送信器3とマイクロ波受
信器4との間にレール1の上面に接近したマイクロ波回
折伝搬路Lを設定しておき、通過列車の車輪9により回
折伝搬路を遮断して検知情報を得るものである。
また、列車検知器を別の位置に設置する場合には、マ
イクロ波送受信器3,4,電子電源5,6を可搬式取付金具2
より取外し、可搬式取付金具2をレール1の下部から引
き抜き、可搬式取付金具2を所望位置まで移送し、これ
を再びレール1の下部に通してレール1の敷設方向と直
角に取付ける。
イクロ波送受信器3,4,電子電源5,6を可搬式取付金具2
より取外し、可搬式取付金具2をレール1の下部から引
き抜き、可搬式取付金具2を所望位置まで移送し、これ
を再びレール1の下部に通してレール1の敷設方向と直
角に取付ける。
以上説明したように本発明によれば、レールを挾んで
レール上面より低い位置にマイクロ波送受信器を取付
け、レール上面に接近したマイクロ波回折伝搬路を設定
し、通過列車一の車輪により、これを遮断して検知情報
を得るため、構成を簡素化でき、レール上面より低い位
置に設置でき列車走行の保安を確保できる。
レール上面より低い位置にマイクロ波送受信器を取付
け、レール上面に接近したマイクロ波回折伝搬路を設定
し、通過列車一の車輪により、これを遮断して検知情報
を得るため、構成を簡素化でき、レール上面より低い位
置に設置でき列車走行の保安を確保できる。
また、消費電力が小さいことから、小容量の電池で動
作可能なため、可搬形として持ち運びが容易であり、特
に交流電源がないような場所でも使用でき、その使用範
囲を拡大できる効果を有する。
作可能なため、可搬形として持ち運びが容易であり、特
に交流電源がないような場所でも使用でき、その使用範
囲を拡大できる効果を有する。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同断
面図、第3図(a),(b)は本発明の一実施例におけ
るセンサ回路構成図である。 1……レール、2……可搬式取付金具 3……マイクロ波送信器、4……マイクロ波受信器 5,6……電池電源、L……マイクロ波回折伝搬路
面図、第3図(a),(b)は本発明の一実施例におけ
るセンサ回路構成図である。 1……レール、2……可搬式取付金具 3……マイクロ波送信器、4……マイクロ波受信器 5,6……電池電源、L……マイクロ波回折伝搬路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 見目 光正 東京都日野市程久保483―66 (56)参考文献 特開 昭54−9810(JP,A) 特開 昭60−18444(JP,A) 特開 昭55−93078(JP,A) 特公 昭46−40001(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 1/00 - 3/24
Claims (2)
- 【請求項1】軌道上のレールの一側方におけるレールの
上面より低い位置から斜上方に向けてマイクロ波を送信
し、該レール上を超えて回折する前記マイクロ波送信信
号を前記レールの他側におけるレールの上面より低い位
置で受信するマイクロ波回折伝搬路を形成し、通過列車
の車輪によりマイクロ波をしゃ断して列車を検知するこ
とを特徴とする列車検知方法。 - 【請求項2】斜上方に向けたアンテナをそれぞれ備えた
マイクロ波送信器および受信器の組と、前記マイクロ波
送信器および受信器の組を駆動する電池電源と、前記マ
イクロ波送信器および受信器を軌道上のレールを挾んで
向き合せに着脱可能に設置する可搬式取付金具とを有す
ることを特徴とする可搬形列車検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22550689A JP2860374B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 列車検知方法および可搬形列車検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22550689A JP2860374B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 列車検知方法および可搬形列車検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0390470A JPH0390470A (ja) | 1991-04-16 |
JP2860374B2 true JP2860374B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=16830387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22550689A Expired - Lifetime JP2860374B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 列車検知方法および可搬形列車検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860374B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4854228B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2012-01-18 | 日本信号株式会社 | 車軸検知装置 |
NO331979B1 (no) * | 2010-09-17 | 2012-05-14 | Stiftelsen Norsar | System og metode for tidlig deteksjon av tog |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP22550689A patent/JP2860374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0390470A (ja) | 1991-04-16 |
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