JP2859525B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2859525B2
JP2859525B2 JP5266530A JP26653093A JP2859525B2 JP 2859525 B2 JP2859525 B2 JP 2859525B2 JP 5266530 A JP5266530 A JP 5266530A JP 26653093 A JP26653093 A JP 26653093A JP 2859525 B2 JP2859525 B2 JP 2859525B2
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optical disk
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修 伊藤
浩一 竹内
賢 西川
正文 乙武
勝 衣川
正也 伊藤
昇 坂本
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
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  • Optical Head (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光信号によって情報
の記録および再生がなされる光ディスクへの情報の書き
込みおよび光ディスクからの情報の読み出しを行う光デ
ィスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図34(A)は例えば「光ディスク装置
(1989年朝倉書店発行)」の114頁に記載された
従来の光ディスクを示す断面斜視図である。図に示すよ
うに、光ディスク71の表面には、溝部72と溝間部7
3とが存在する。溝間部73において、74はあらかじ
めアドレス等を示すピット75があけられているヘッダ
領域、76はユーザ情報が記録される部分であるユーザ
データ領域である。図34(B)は光ディスク71上を
レーザビームが通過したときの和信号を示し、図34
(C)は差信号を示している。
【0003】図35は光ディスク装置の簡略化された構
成を示す構成図である。1は半導体レーザ等の光源、2
は光源1からの光ビームを平行光にするためのコリメー
タレンズ、3は光ビームの整形を行うビーム整形プリズ
ム、5はビーム整形プリズム3側からの光ビームを透過
させるとともに光ディスク71からの反射光を2方向に
分離するビームスプリッタ、77はビームスプリッタ5
とともに光アイソレータを構成する1/4λ板、6は1
/4λ板77を通過した光ビームを光ディスク71に収
束させる対物レンズである。
【0004】15はビームスプリッタ5で分離された反
射光をビームスプリッタ16に集光させる検出レンズ、
16は検出レンズ15からの反射光を2つに分離するビ
ームスプリッタ、17はビームスプリッタ16からの一
方の反射光を入射してトラッキングエラー検出を行う2
分割光検知器、19はビームスプリッタ16からの他方
の反射光を入射してフォーカスエラー検出を行うととも
に再生信号を得るための2分割光検知器、19はビーム
スプリッタ16から2分割光検知器18への光路上に置
かれたナイフエッジである。
【0005】また、78は記録制御および再生制御を行
なう記録再生処理回路、79はフォーカスサーボ制御を
行なうフォーカスサーボ回路、80はトラッキングサー
ボ制御を行なうトラッキングサーボ回路、81は光ディ
スク71の面に垂直な方向に対物レンズ6を移動させる
アクチュエータ、82は光ディスク71の面に平行な方
向に対物レンズ6を移動させるアクチュエータである。
【0006】次に再生時の動作について説明する。光源
1から出射された光ビームは、コリメータレンズ2およ
びビーム整形プリズム3で波形整形される。そして、ビ
ームスプリッタ5および1/4λ板77を通過して円偏
光となる。さらに、対物レンズ6によって1μm程度に
絞り込まれて光ディスク71上に照射される。光ディス
ク71からの反射光は、1/4λ板77によって再び直
線偏光に変えられ、ビームスプリッタ5に入射する。ビ
ームスプリッタ5は反射光を検出レンズ15の方向に導
く。1/4λ板77とビームスプリッタ5とによって、
光ディスク71からの反射光は全て検出レンズ15側に
導かれる。検出レンズ15は、反射光をビームスプリッ
タ16に入射させる。ビームスプリッタ16は、反射光
を2分割し、一方を2分割光検知器17に導き、他方を
2分割光検知器18に導く。そして、記録再生処理回路
78は、2分割光検知器18の出力を用いて光ディスク
71に記録されていた情報を再生する。
【0007】光ディスク71への情報の書き込みおよび
光ディスク71からの情報の読み出しに際して、光ディ
スク71は回転するので、横振れや上下動が生ずる。正
確な書き込みおよび読み出しを行なうには、光ビームが
正確にトラックを追跡しなければならず、また、対物レ
ンズ6と光ディスク71との間の距離を所定の範囲に納
めなくてはならない。従って、トラッキングエラーを検
出してそのエラーをなくするようにトラッキングサーボ
制御を行なうとともに、フォーカスエラーを検出してそ
のエラーをなくするようにフォーカスサーボ制御を行な
う必要がある。
【0008】トラッキングエラー検出系は、検出レンズ
15、ビームスプリッタ16および2分割光検知器17
で構成される。2分割光検知器17は、ビームスプリッ
タ16を通った反射光の集光点よりも手前側(ビームス
プリッタ16の側)に設置される。そして、トラッキン
グずれによって生ずる反射光強度分布の非対称を検出す
る。光ディスク71において光ビームが正しく溝部72
または溝間部73を照射していれば、反射光強度分布は
対称性のあるものになる。よって、2分割光検知器17
における各光検知器の出力の間に差は現われない。すな
わち、図34(C)に示すように、差信号は零である。
従って、トラッキングサーボ回路80は、2分割光検知
器17からの2つの出力の差が有意な値をとったとき
に、トラッキングエラーが生じていると認識できる。ト
ラッキングサーボ回路80は、検出したトラッキングエ
ラーに応じてアクチュエータ82を駆動し、対物レンズ
6を光ディスク71の内周側あるいは外周側に移動させ
る。
【0009】フォーカスエラー検出系は、検出レンズ1
5、ビームスプリッタ16、ナイフエッジ19および2
分割光検知器18で構成される。ビームスプリッタ16
と2分割光検知器18との間にナイフエッジ19が設置
される。光ディスク媒体71が対物レンズ6の焦点位置
にあるときには、2分割光検知器18における各光検知
器の出力の間に差は現われない。光ディスク71が対物
レンズ6の焦点位置からずれると、各光検知器の出力の
うちのいずれかが大きくなる。よって、フォーカスサー
ボ回路79は、2分割光検知器18の各出力の差からフ
ォーカスエラーを検出することができる。フォーカスサ
ーボ回路79は、検出したフォーカスエラーに応じてア
クチュエータ81を駆動し、対物レンズ6を光ディスク
71に近付ける。あるいは、遠ざける。
【0010】なお、光ビームが溝部72にあるか溝間部
73にあるかの識別は、図34(B)に示す2分割光検
知器17の各出力の和(和信号)を用いて行なわれる。
すなわち、和信号が極大値をとるか極小値をとるかで判
定される。以上のように、溝部72が存在することによ
り生ずる差信号振幅および和信号振幅を用いてトラッキ
ングサーボ制御が実行されている。
【0011】ここで、光ディスク71における溝部72
およびピット75のパターンの形成方法を説明する。パ
ターンは、ガラス円盤上に薄く塗布されたレジストにレ
ーザビームを照射することにより形成される。本工程で
使用される装置は、レジストが塗布された円盤を回転さ
せる回転台、レーザ光源、レーザ光源からのレーザビー
ムを変調した後ガラス円盤上に導く光学系、およびレー
ザビームをガラス円盤上で走査するためのスライダ等を
有する。
【0012】ガラス円盤を回転台上で回転させながらレ
ーザビームをガラス円盤の内周側から外周側に一定速度
でスライドさせる。または、外周側から内周側に一定速
度でスライドさせる。すると、ガラス円盤上のレジスト
は、螺旋状にレーザビームでさらされる。そのようなガ
ラス円盤に現像液をかけると、レーザビームで露光され
た部分のレジストが除去される。よって、螺旋状の溝部
72が形成される。
【0013】アドレス等のピット75を形成するため
に、レーザビームを2本に分ける。その一方は、ピット
間隔に応じて変調される。そして、2本のレーザビーム
をガラス円盤状で所定の間隔をおいて照射する。よっ
て、ピット形成部分が露光される。露光済みのガラス円
盤を現像して、露光部のレジストを除去する。その後、
導体化処理、電鋳、射出成形等の工程を経て、溝部72
およびピット75がプラスチック板に転写される。この
プラスチック板に記録膜が形成され、アドレス等のプリ
ピットを有する光ディスク71が完成する。
【0014】上述したように、溝部72はトラッキング
サーボ制御のために必要なものであるが、溝部72が存
在することによって、記録密度は低下する。そこで、溝
部72を有効にしようとする方法が種々考案されてい
る。例えば、特開昭58−23333号公報には、溝部
72を広げて、溝部72および溝間部73の双方を記録
エリアとする方法が開示されている。その公報に記載さ
れているように、溝部72と溝間部73との間の段差
は、差信号の振幅を大きくするためにλ/(8n)とさ
れる(λは使用される光の波長、nは光ディスク71の
屈折率)。しかし、単に溝部72を広げて溝部72をも
記録エリアとした場合には、差信号は生ずるものの和信
号は常に一定値になってしまう。よって、トラッキング
サーボ制御の際に方向検知ができない。また、上記公報
には、アドレス等のプリピット形成方法が開示されてい
ない。
【0015】プリピットを形成するための方法として、
特開平2−156423号公報に記載されたものがあ
る。その方法によれば、溝部72および溝間部73の双
方を記録エリアとし、プリピット領域をフラットな平面
としている。しかし、その方法によるピット75の幅
は、溝部72の幅とは異なる。よって、そのようなピッ
ト75および溝部72を形成するために、レーザビーム
径を高速で変化させることのできる特殊なレーザ露光装
置が必要とされる。なお、ピット75の幅を溝部72の
幅と同じにした場合には、回折原理によってピット信号
が読み出せなくなる。また、差信号の振幅が一定になっ
てトラッキングができなくなる。
【0016】溝部72および溝間部73の双方を記録エ
リアとした光ディスク媒体の他の例として、特開昭57
−138065号公報、特開昭61−192047号公
報、特開平1−32578号公報、特開平2−5873
2号公報、特開平2−73549号公報、特開平2−1
52034号公報、特開平2−177027号公報、特
開平4−1945号公報、特開平4−4661号公報、
特開平4−27610号公報、特開平4−195939
号公報に記載されたものがある。ただし、いずれの公報
も、溝部72と溝間部73との関係が光学的に非対称に
することについて言及していない。
【0017】ところで、光ディスクのアクセス速度を向
上させるために、複数ビームによって一度に複数トラッ
クの情報を再生することが考えられている。また、さら
に記録密度を上げるために、トラックピッチをより小さ
くすることが考えられる。ところが、トラックピッチを
小さくすると、隣接トラックからのクロストークが無視
できなくなる。隣接トラックからのクロストークを防止
するために、図36に示すような方法がある。図36
は、SPIE(The International Society forOptical
Engineering )第1316巻の第36頁に示されたも
のである。
【0018】図において、72Aは目的トラック(情報
の読み書き対象のトラック)の溝部、73Aは目的トラ
ックに隣接する溝間部、103はビームスポット、10
4は記録ピットを示している。なお、ここでは、光磁気
ディスクが示されている。105は光磁気ヘッド、10
7は信号処理を行なう適応ディジタルフィルタでる。
【0019】次に動作について説明する。ここでは、目
的トラックは、情報再生時には、光磁気ヘッド105の
光源は、目的トラックである溝部72Aおよびそれに隣
接する溝間部73Aに、タイミングをずらして光ビーム
を照射する。光磁気ヘッド105の光検知器は、光磁気
ディスクからの反射光に応じて、メイン信号106Mお
よびサブ信号106S1,106S2を出力する。メイ
ン信号106Mは、目的トラックからの再生信号であ
り、サブ信号106S1,106S2は、目的トラック
に隣接する溝間部73Aからの再生信号である。このよ
うに3トラックからタイミングをずらして信号再生する
ことにより、メイン信号106Mの漏れ込んでいる隣接
トラックからの再生信号が得られる。
【0020】適応ディジタルフィルタ107は、図37
に示すように構成されている。メイン信号106Mおよ
びサブ信号106S1,106S2は、A−D変換部1
07aに入力する。また、メイン信号106Mは、クロ
ック抽出部109にも入力する。クロック抽出部109
は、メイン信号106Mからクロック信号を抽出し、適
応ディジタルフィルタ107に供給する。よって、適応
ディジタルフィルタ107は、そのクロック信号に同期
して動作する。
【0021】A−D変換部107aは、各信号を8ビッ
トのディジタル信号にA−D変換し、かつ、3つの信号
の位相を合わせてイコライザ107bに出力する。ま
た、イコライザ107bは、例えば、9タップの3つの
トランスバーサルフィルタと加算器とで構成される。A
−D変換後の各信号は、各トランスバーサルフィルタに
入力する。係数調整部107cは、イコライザ107b
の出力から各トランスバーサルフィルタにおける各係数
を調整する。各係数は、符号間干渉とクロストークとを
最小にするように設定される。
【0022】このようにして、適応ディジタルフィルタ
107からクロストークが除去された目的トラックから
のディジタル再生信号108が出力される。このディジ
タル再生信号を108をクロック抽出部109からのク
ロック信号に同期してD−A変換すれば、クロストーク
が除去された再生信号が得られる。なお、記録時には、
光磁気ヘッド105の3ビームを発生する光源を用い
て、3トラックに同時に記録することができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスクは以
上のように構成されているので、溝部72と溝間部73
との双方に記録可能な光ディスク71から信号再生する
場合に、和信号の振幅が一定になり、トラッキングサー
ボ制御の際に方向検出ができなくなるという問題点があ
った。
【0024】また、高密度記録を行なう場合には、クロ
ストークを除去するための構成が必要になり、以下のよ
うな問題点があった。 (1)イコライジング処理のために高速にDSP、A−
D変換器、D−A変換器が必要とされ、回路構成が複雑
になる。 (2)トランスバーサルフィルタの係数を自動的に制御
するためにロスタイムが生ずる。ロスタイム期間の信号
は再生信号として使えないので、ダミー信号が必要とさ
れる。 (3)3つのビームスポットの相対位置関係で決まるタ
イミング補正が必要とされる。よって、線速一定のCL
V(Constant Linear Velocity)記録が必須となる。従
って、このクロストーク除去方法はビデオ信号のような
連続信号には適するが、CAV(Constant Angular Vel
ocity )記録やZCAV( Zone CAV)記録のような
線速が変化する信号には適さない。 (4)各ビームスポットの配置を、スポット半径が変化
するたびに正確に調整する必要がある。また、1つの半
導体レーザで3ビームを生成することもできるが、その
場合、3トラック同時記録ができなくなる。
【0025】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、溝部と溝間部とに記録が可能で
あって、アクセス時に容易に方向検知が可能になり、プ
リピットの作成も容易な光ディスクを得ることを目的と
する。またこの発明は溝部と溝間部とに記録が可能な光
ディスクを用いた場合に、容易にアクセス時の方向検知
ができるとともに、信号再生の高速化および高信頼化を
可能にする光ディスク装置を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項記載の発明に係
る光ディスク装置は、溝部と溝間部とが光学的に非対称
である光ディスクを用いる光ディスク装置であって、光
ディスクからの反射光を用いて光スポットがあるトラッ
ク位置を検出するトラック位置検出回路と、光スポット
を所望のトラックに追従させるトラックサーボ回路と、
このトラックサーボ回路のサーボ極性を反転させる極性
反転回路と、トラックサーボ回路に対してジャンプパル
スを供給するジャンプパルス発生回路と、トラックにお
ける記録または再生の位置ぎめに用いられるアドレスを
光ディスクからの反射光から検出するアドレス検出回路
とを備えたものである。
【0027】請求項記載の発明に係る光ディスク装置
は、トラック位置検出回路の出力に応じて極性反転回路
に極性反転指示を与えるとともにトラックサーボ回路を
起動する制御部を備えたものである。
【0028】請求項記載の発明に係る光ディスク装置
は、溝部と溝間部とのうちの一方に対して1回転分のア
クセスが行なわれたときに、隣接する他方に光ビームを
移動させるジャンプパルスを出力する指示をジャンプパ
ルス発生回路に与える制御部を備えたものである。
【0029】請求項記載の発明に係る光ディスク装置
は、制御部が、1トラックの全セクタ数から光ヘッドの
ジャンプ動作に要する時間に相当するセクタ数を引いた
数のセクタに対するアクセスが行なわれると、1回転分
のアクセスが行なわれたと判断し、ジャンプパルスを出
力する指示を出すものである。
【0030】請求項記載の発明に係る光ディスク装置
は、溝部と溝間部とが光学的に非対称である光ディスク
を用いる光ディスク装置であって、光ディスクからの反
射光を用いて光スポットがあるトラック位置を検出する
トラック位置検出回路と、光スポットを所望のトラック
に追従させるトラックサーボ回路と、このトラックサー
ボ回路のサーボ極性を反転する極性反転回路と、光ヘッ
ドの移動速度を検出するとともに光ディスクからの反射
光の和信号と差信号との位相関係から光ヘッドの移動方
向を検出する速度検出回路と、速度検出回路の検出値に
もとづいて光ヘッドの速度を制御する速度制御回路とを
備えたものである。
【0031】請求項記載の発明に係る光ディスク装置
は、溝部と溝間部とが光学的に非対称である光ディスク
を用いる光ディスク装置であって、光ディスクからの反
射光の差信号から光ヘッドの移動方向を検出する速度検
出回路と、速度検出回路の検出値にもとづいて光ヘッド
の速度を制御する速度制御回路と、差信号の微分信号の
極性を検出する微分極性検出回路と、速度制御回路から
の光ヘッド駆動電流の極性を検出する電流極性検出回路
と、微分極性検出回路の出力と電流極性検出回路の出力
とを用いて光スポットがあるトラック位置を検出するト
ラック位置検出回路と、光スポットを所望のトラックに
追従させるトラックサーボ回路と、このトラックサーボ
回路のサーボ極性を反転する極性反転回路とを備えたも
のである。
【0032】請求項記載の発明に係る光ディスク装置
は、対象とする光ディスクが溝部と溝間部とが光学的に
非対称である光ディスクであって、光源が溝部に光スポ
ットを形成する光と溝間部に光スポットを形成する光と
を出射する2ビーム光源であるものである。
【0033】請求項記載の発明に係る光ディスク装置
は、対象とする光ディスクが溝部と溝間部とが光学的に
非対称である光ディスクであって、光源が波長の異なる
2つの光を出射する2ビーム光源となっているものであ
る。
【0034】請求項記載の光ディスク装置は、2つの
反射光の各差信号のうちのいずれかを選択する信号切り
換え回路と、光ヘッドのラジアル送りの際に、信号切り
換え回路からの差信号を用いて光ヘッドの移動量を検出
するとともに、光ビームの位置検出を行なう制御部を備
えたものである。
【0035】請求項10記載の発明に係る光ディスク装
置は、2つの反射光の各差信号の和を出力する加算部
と、光ヘッドのラジアル送りの際に、加算部からの信号
を用いて光ヘッドの移動量を検出するとともに、光ビー
ムの位置検出を行なう制御部を備えたものである。
【0036】請求項11記載の発明に係る光ディスク装
置は、溝部と溝間部とが光学的に非対称であってヘッダ
部が溝部と溝間部とのいずれか一方にのみ形成されてい
る光ディスクを用いる光ディスク装置であって、光ヘッ
ドのラジアル送りを行なうラジアル送り機構と、光スポ
ットを所望のトラックに追従させるトラックサーボ回路
と、このトラックサーボ回路のサーボ極性を反転する極
性反転回路と、トラックサーボ回路に対してジャンプパ
ルスを供給するジャンプパルス発生回路と、トラックに
おける記録または再生の位置ぎめに用いられるアドレス
を光ディスクからの反射光から検出するアドレス検出回
路と、ヘッダ部のない部分をアクセスする際に、その部
分に隣接するヘッダ部のある部分に光ビームを移動させ
る指令をラジアル送り機構およびトラックサーボ回路に
与えるとともに、ヘッダ部のある部分からヘッダ部のな
い部分への光ビームのジャンプ指令をジャンプパルス発
生回路に与える制御部とを備えたものである。
【0037】請求項12記載の発明に係る光ディスク装
置は、溝部と溝間部とが光学的に非対称であってヘッダ
部が溝部と溝間部とのいずれか一方にのみ形成されてい
る光ディスクを用い、光源として2つの光を出射する2
ビーム光源を用いる光ディスク装置であって、光ヘッド
のラジアル送りを行なうラジアル送り機構と、光スポッ
トを所望のトラックに追従させるトラックサーボ回路
と、このトラックサーボ回路のサーボ極性を反転する極
性反転回路と、トラックサーボ回路に対してジャンプパ
ルスを供給するジャンプパルス発生回路と、各光ビーム
に対応して設けられトラックにおける記録または再生の
位置ぎめに用いられるアドレスを光ディスクからの反射
光から検出する各アドレス検出回路と、溝部と溝間部と
のうちの一方をアクセスする際に、光ビームを移動させ
る指令をラジアル送り機構およびトラックサーボ回路に
与えるとともに、各アドレス検出回路のうちいずれのア
ドレス検出回路によってアドレスが再生されるか検出し
て、光ビームが溝部にあるか溝間部にあるか判定する制
御部とを備えたものである。
【0038】
【作用】請求項記載の発明におけるトラック位置検出
回路は、溝部および溝間部に情報が存在する光ディスク
を用いた場合でも、光スポットが溝部にあるか溝間部に
あるかを容易に判定する。
【0039】請求項記載の発明における制御部は、ト
ラック位置検出回路による検出位置に応じてサーボ極性
を切り換える制御を行なうことによって、任意の溝部ま
たは溝間部へのトラッキング制御を行える。
【0040】請求項記載の発明における制御部は、1
回転分(本明細書では、ほぼ1回転を意味する。)の記
録または再生が終了するとジャンピング制御を行なっ
て、溝部と溝間部との交互アクセスを実現する。
【0041】請求項記載の発明における制御部は、1
トラックの全セクタから光ヘッドのジャンプ動作に要す
る時間に対応した分のセクタを引いた分のセクタへのア
クセスが終了したときにジャンピング制御を行なって、
記録されないセクタが飛び飛びに発生するのを防止す
る。
【0042】請求項記載の発明における速度検出回路
は、光ヘッドの移動速度と移動方向とを検出する。移動
方向を検知することによって、目的トラックにすばやく
到達できる。
【0043】請求項記載の発明におけるトラック位置
検出回路は、光ヘッドを移動させるための駆動電流の向
きから光ヘッドの移動方向を検知する。よって、和信号
の信頼性が劣る場合でも、正確に光スポットの位置を検
知する。
【0044】請求項記載の発明における光源は、溝部
および溝間部のそれぞれを照射するための光を出射す
る。よって、溝部と溝間部とに対する同時アクセスを可
能にする。
【0045】請求項記載の発明における光源は、溝部
および溝間部のそれぞれを照射するための光を出射す
る。しかも、各光の波長を異ならせて出射する。よっ
て、溝部と溝間部とに対する同時アクセスを可能にする
とともに、2つの光間の干渉を防止する。
【0046】請求項記載の発明における制御部は、い
ずれか一方の反射光による差信号を用いてトラックカウ
ントおよび光ビーム位置検出を行なっている。よって、
より正確な方の和信号を選択することによって、カウン
トと検出の精度を向上させる。
【0047】請求項10記載の発明における制御部は、
各反射光による差信号の和を用いてトラックカウントお
よび光ビーム位置検出を行なっている。よって、各和信
号の平均値を用いてカウントと検出を行なっていること
になり、カウントと検出の精度を向上させる。
【0048】請求項11記載の発明における制御部は、
アドレスが記載されていないトラックをアクセスする際
に、そのトラックに隣接するアドレスが記載されている
トラックを目指して光ビームの位置ぎめを行い、その
後、目的トラックにトラッキングする制御を行なう。
【0049】請求項12記載の発明における制御部は、
アドレス信号がどちらの反射光ビームから再生されるか
を見て光ビームの位置検出を行なう。よって、アドレス
が記載されていないトラックを容易にアクセスできる。
【0050】
【実施例】実施例. 以下、この発明の各実施例を図について説明する。図
は請求項記載の発明の一実施例による光ディスク装置
の構成を示す構成図である。ここでは簡略化された構成
が示されているが、図において、385は光源1と対物
レンズ6との間に置かれた光アイソレータである。29
0は第14の実施例で示された光ディスク290であ
る。すなわち、溝部293の幅(WG )と溝間部294
の幅(WL)とが異なるものである。なお、ここでは、
説明を簡単にするために、トラッキングサーボ制御のた
めのアクチュエータ82のみが示されている。
【0051】387は2分割光検知器17の出力から和
信号および差信号を生成するセンサ回路、388は差信
号の極性を変える極性反転回路、389は光ビームが溝
部293にあるか溝間部294にあるか判定するトラッ
ク位置検出回路、390はセンサ回路387の出力から
アドレス検出を行なうアドレス検出回路、391はジャ
ンプパルス指令等を出力する内部コントローラ(制御
部)、392は内部コントローラ392の指令に応じて
ジャンプパルスを発生するジャンプパルス発生回路、3
93はアクチュエータ82を駆動して対物レンズ6を所
望の位置に設定するトラッキングサーボ回路である。
【0052】センサ回路387において、452は2分
割光検知器における検知器からの光信号を電気信号に変
換する光電変換器、453は2つの光電変換器452の
出力の差をとって差信号を生成する差動増幅器、454
は2つの光電変換器452の出力の和をとって和信号を
生成する加算増幅器である。
【0053】次にトラッキング動作について図のタイ
ミング図を参照して説明する。センサ回路387は、2
分割光検知器17における各検知器の出力の和をとって
和信号を作成し、各検知器の差をとって差信号を作成す
る。光ビームがトラックを横切ったときに、図に示す
ように、センサ回路387から出力される差信号には振
幅変化が現われる。また、光ディスク290は光学的に
非対称であるから和信号にも振幅変化が現われる。
【0054】センサ回路387は、和信号をトラック位
置検出回路389およびアドレス検出回路390に出力
する。また、差信号を極性反転回路388に出力する。
トラック位置検出回路389は、和信号と平均値レベル
とを比較する。和信号が平均値レベルを越えていれば、
トラック位置検出回路389は、光ビームの照射位置す
なわち光スポットが溝間部294にあると認識できる。
【0055】和信号が平均値レベル以下であれば、光ス
ポットが溝部293にあると認識できる。例えば、トラ
ック位置検出回路389は、光スポットが溝間部294
にある場合には、そのことを示す「H」レベル信号を内
部コントローラ391に出力する。光ビームが溝部29
3にある場合には、そのことを示す「L」レベル信号を
内部コントローラ391に出力する。
【0056】溝間部294への光スポットの引き込みを
行ないたい場合には、内部コントローラ391は、トラ
ック位置検出回路389が「H」を出力しているときに
トラックサーボ回路393を動作状態にする。溝部29
3に引き込みを行ないたい場合には、内部コントローラ
391は、トラック位置検出回路389が「L」を出力
しているときにトラックサーボ回路393を動作状態に
する。トラックサーボ回路393は、差信号の零状態が
維持されるようにアクチュエータを駆動する。その際、
内部コントローラ391は、極性反転回路388に溝部
293に合った差信号および溝間部294に合った差信
号がトラックサーボ回路393に入力されるように、極
性反転回路388に指示を与える。すなわち、サーボ極
性を反転させるか反転させないかの制御を行なう。例え
ば、光スポットが溝間部294にあるときに差信号の極
性が反転される。
【0057】このように溝部293と溝間部294との
双方に記録が可能で、かつ、和信号が得られる光ディス
ク290を用いているので、トラック位置検出回路38
9によって、光スポットが溝部293にあるか溝間部2
94にあるかが判定可能になる。よって、トラックサー
ボ回路393が動作状態になったときに、トラッキング
対象が溝部293であっても溝間部294であっても、
安定にトラッキングサーボ制御による引き込みが達成さ
れる。また、引き込み開始直前に、光スポットが溝部2
93にあるか溝間部294にあるかが判定できるので、
溝部293へ記録するときも溝間部294へ記録すると
きも、速やかに記録処理に移行できる。
【0058】なお、ここでは、溝部293の幅(WG
と溝間部294の幅(WL )とが異なる光ディスク29
0を用いた場合について説明したが、他のタイプの光学
的に非対称な光ディスクを用いても同様の効果を奏す
る。例えば、図に示すような溝部301が書換え可能
な光磁気媒体によるMO部で、溝間部302がROM部
である光ディスク300を用いてもよい。図に示すよ
うな溝部333と溝間部334とで信号の変調方式が異
なる光ディスク330を用いてもよい。に示すよう
な溝部363のピット深さ(dG )と溝間部364のピ
ット深さ(dL )とが異なる光ディスク360を用いて
もよい。
【0059】実施例. 図は請求項2及び請求項3記載の発明の一実施例によ
る光ディスク装置の構成を示す構成図である。図におい
て、光ディスク300は、溝部301が書換え可能な光
磁気媒体による部分(MO部)で溝間部303が読み出
し専用の部分(ROM部)でのものである。なお、溝部
301がROM部で溝間部303がMO部であってもよ
い。
【0060】次に動作について図のフローチャートを
参照して説明する。内部コントローラ391はホストコ
ンピュータの指示に従って、ROM部からの信号再生を
するかMO部に対するアクセスを行うか決定する(ステ
ップST411)。ここで、溝間部302であるROM
部からの信号再生が指定されたとする。内部コントロー
ラ391は、ジャンプパルス発生回路392に所定の溝
間部302へジャンプするためのジャンプパルス発生に
指示を与える。ジャンプパルス発生回路392は、指示
に応じてジャンプパルスを発生する。トラックサーボ回
路393は、発生されたパルスを用いてアクチュエータ
を駆動し、光スポットの位置を移動させる。
【0061】トラック位置検出回路389は、和信号に
よって光スポットが溝部301にあるのか溝間部302
にあるのかを検出している。光スポットが溝間部302
にある場合に、極性反転回路388は、内部コントロー
ラ391の指示に従って差信号を溝間部302に合った
極性にする。内部コントローラ391は、トラックサー
ボ回路393を極性反転回路388からの信号が入力さ
れる状態にする。トラックサーボ回路393は、アクチ
ュエータ82を駆動して、光スポットを溝間部302の
中央に設定する(ステップST412)。
【0062】内部コントローラ391は、アドレス検出
回路390からのアドレスが所定の再生開始アドレスに
一致したときに、記録再生処理回路に信号再生指示を与
える。記録再生処理回路は、アドレス検出回路390が
再生終了アドレスを検出するまで信号再生処理を行う
(ステップST413,ST414)。
【0063】内部コントローラ391が溝部301であ
るMO部からの信号再生またはMO部への信号記録を指
定した場合には、ステップST412の処理にに類似し
た処理によって、光スポットを溝部301に移動させ、
光スポットを溝部301に引き込む(ステップST41
5)。そして、内部コントローラ391は、アドレス検
出回路390からのアドレスが所定の記録開始アドレス
または再生開始アドレスに一致したときに、記録再生処
理回路に信号記録指示または信号再生指示を与える。記
録再生処理回路は、アドレス検出回路390が記録終了
アドレスまたは再生終了アドレスを検出するまで信号記
録処理または信号再生処理を行う(ステップST41
3,ST414)。
【0064】以上のように、トラック位置検出回路38
9は、和信号から光スポットが溝部301にあるのか溝
間部302にあるのか容易に判定できるので、容易に所
望のトラックに光ビームを引き込める。また、溝部30
1と溝間部302とを独立に取り扱える。よって、例え
ば、溝間部302をROM部専用にして溝部301をM
O部専用にするといった構成をとった場合に、制御が簡
単になる。すなわち、2トラック以上にわたって連続的
に再生処理を行うときに、または、連続的に再生処理を
行うときに、光ディスクの1回転毎にジャンピング処理
を行ったり差信号の極性切り替えを行ったりする必要が
なくなる。
【0065】なお、本実施例では溝部301をMO部、
溝間部302をROM部とした場合について説明した
が、溝間部302をMO部、溝部301をROM部とし
ても同様の効果を奏する。また、溝部と溝間部とで属性
の異なるデータが記録される場合には、他のタイプの光
学的に非対称な光ディスクを用いても、本制御は有効で
ある。
【0066】実施例. 次に、光ディスクの1回転毎に溝部と溝間部との間で移
動が行われる場合の動作について図のフローチャート
を参照して説明する。ここでは、図に示す光ディスク
290のA点から記録または再生が行なわれる場合を例
にする。図において、実線は溝部293、破線は溝間
部294を示す。トラック位置検出回路389は、上述
したように、センサ回路387からの和信号にもとづい
て、光ビームが溝部293にあるか溝間部294にある
か判定している。内部コントローラ391は、トラック
位置検出回路389の判定結果に応じて、極性反転回路
388に、反転するかしないかの指令を出す(ステップ
ST421)。
【0067】トラックサーボ回路393は、極性反転回
路388からの信号に従ってトラッキングサーボ制御を
行なう(ステップST422)。この場合には、光ビー
ムは、トラッキングサーボ制御によって溝部293に引
き込まれる。アドレス検出回路390は、センサ回路3
87からの和信号からアドレス信号を検出し、それを内
部コントローラ391に出力する(ステップST42
3)。内部コントローラ391は、アドレス信号にもと
づいて光ビームがA点にきたかどうか判定する。A点に
きたことを検出したら、記録再生処理回路(図示せず)
に、記録開始または再生開始の指示を与える。記録再生
処理回路は、光源1の駆動電流を制御して光ディスク2
90への信号記録または光ディスク290からの信号再
生を行なう(ステップST425)。
【0068】内部コントローラ391は、アドレス信号
にもとづいて光ビームがB点にきたかどうか判定してい
る。すなわち、光ディスク290がほぼ1回転したかど
うか判定している。内部コントローラ391は、B点を
見つけたときにジャンプパルス発生回路392にパルス
発生の指令を与える。ジャンプパルス発生回路392
は、その指令に応じてジャンプパルスを発生する。トラ
ックサーボ回路393は、ジャンプパルスを用いて、光
ビームが溝部293のB点から溝間部294のC点に移
動するようにアクチュエータ82を駆動する(ステップ
ST426)。同時に、内部コントローラ391は、極
性反転回路に、差信号を溝間部294に合った極性にす
るように指示する。
【0069】以後、C点を起点として、ステップST4
22〜ST425処理が実行される。内部コントローラ
391は、光ディスク媒体290がほぼ1回転して光ビ
ームがD点にきたことを検出すると、溝部293のE点
へのジャンプ動作が行なわれるように制御する(ステッ
プST426)。以上の動作が繰り返されて、溝部29
3および溝間部294に交互に記録がされる。あるい
は、溝部293および溝間部294から交互に信号再生
がされる。
【0070】以上に説明したように、溝部293および
溝間部294に信号の記録が可能な光ディスク290に
信号記録する場合、またはそのような光ディスク290
から信号再生する場合に、溝部293および溝間部29
4が交互にアクセスされる。よって、この場合には、同
一データ量の情報を記録する際に、溝部293のみもし
くは溝間部294のみに連続記録する場合に比べて、光
ヘッドの移動量が少ない。また、同一データ量の情報を
再生録する際に、溝部293のみもしくは溝間部294
のみに連続記録がされている場合に比べて、再生時の光
ヘッドの移動量が少ない。よって、データの頭出しを行
なうアクセスが高速化される。
【0071】なお、このような交互アクセス制御は、も
ちろん、他のタイプの光学的に非対称な光ディスクにも
適用できる。例えば、図に示すように、溝部301が
MO部で溝間部302がROM部である光ディスク30
0からの信号再生にも適用できる。また、溝部301が
ROM部で溝間部303がMO部である光ディスク30
0にも適用できる。つまり、ROM部とMO部とに同一
属性のデータが記録されているような場合には、本制御
は有効である。
【0072】交互アクセス制御は、図に示すように、
溝部333と溝間部334とで信号の変調方式が異なる
光ディスク媒体330からの信号再生にも適用できる。
に示す光ディスク装置の動作は図に示すものと同
じであるから、動作説明を省略する。
【0073】交互アクセス制御は、図に示すように、
溝部363のピット深さ(dG )と溝間部364のピッ
ト深さ(dL )とが異なる光ディスク媒体360からの
信号再生にも適用できる。図に示す光ディスク装置の
動作は図に示すものと同じであるから、動作説明を省
略する。
【0074】実施例. 図は請求項記載の発明の一実施例による光ディスク
装置のトラッキング動作を示すフローチャートである。
装置構成は、例えば、図に示すようである。ここで
は、図10に示すG点から信号記録を行なう場合を例に
する。図10において、実線は溝部293を示し、破線
は溝間部294を示す。G点のセクタアドレスをS0
する。まず、G点が存在する溝間部294がアクセスさ
れる。すなわち、光ビームが溝間部294に照射される
状態にする。上述したように、トラク位置検出回路38
9は、和信号にもとづいて容易に溝間部294を認識で
きる。よって、溝間部294に対するアクセスは容易で
ある。
【0075】アドレス検出回路390は、和信号からセ
クタアドレスSを検出している。検出されたセクタアド
レスSは、内部コントローラ391に出力される、内部
コントローラ391は、セクタアドレスSがS0 となる
ことを検出する。S=S0 であることを検出したら、変
数Iを1に初期化し、変数NをN0 に初期化する(ステ
ップST461)。N0 は1トラックのセクタ数であ
る。そして、記録再生処理回路は、そのセクタに記録を
行なう(ステップST462)。記録すべき情報がなく
なれば処理終了である(ステップST463)。記録す
べき情報がまだあれば、内部コントローラ391は、変
数Iを1増やす(ステップST464)。I≠N0 なら
ばステップST462に戻る。I=N0 であれば、ステ
ップST466に移行する(ステップST465)。こ
こでは、I=N0 の場合は、セクタアドレスS0 −1の
セクタに記録する直前の状態である。すなわち、光スポ
ットがH点にある状態である。
【0076】内部コントローラ391は、トラックサー
ボ回路393に極性反転回路388からの信号が入らな
い状態にし、ジャンプパルス発生回路392にジャンプ
パルス発生の指示を出す。ジャンプパルス発生回路39
2は、その指令に応じてジャンプパルスを発生する。ト
ラックサーボ回路393は、ジャンプパルスを用いて、
光スポットが溝間部294から内周側の溝部293に移
動するようにアクチュエータ82を駆動する。同時に、
内部コントローラ391は、極性反転回路388に、差
信号を溝部293に合った極性にするように指示する。
【0077】トラックサーボ回路393が光スポットが
溝部293にあることを検出したら、内部コントローラ
391は、トラックサーボ回路393を極性反転回路3
88からの信号を入力する状態にする。すなわち、トラ
ッキングサーボを再びオンにする。この結果、光スポッ
トは、安定に溝部293に遷移する(ステップST46
6)。
【0078】内部コントローラ391は、アドレス検出
回路390からのセクタアドレスSが(S0 +N)mo
dN0 になることを確認する。ここでは、N=N0 であ
るから、(S0 +N)modN0 =S0 である。すなわ
ち、セクタアドレスがG点のアドレスと同じになること
が確認される。ここで、光スポットはI点にある。
【0079】内部コントローラ391は、変数Nの値を
1減らす。ここでは、N=N0 −1となる。また、変数
Iを2に初期化する(ステップST467)。そして、
ステップST462〜ST465と同様の処理によって
溝部293へ信号記録される(ST468〜ST47
1)。ただし、I=2と初期化されたので光スポットが
J点にきたときにステップST472の処理が開始され
る。
【0080】内部コントローラ391は、トラックサー
ボ回路393に極性反転回路388からの信号が入らな
い状態にし、ジャンプパルス発生回路392にジャンプ
パルス発生の指示を出す。ジャンプパルス発生回路39
2は、その指令に応じてジャンプパルスを発生する。ト
ラックサーボ回路393は、ジャンプパルスを用いて、
光スポットが溝部293から内周側の溝間部294に移
動するようにアクチュエータ82を駆動する。同時に、
内部コントローラ391は、極性反転回路に、差信号を
溝間部294に合った極性にするように指示する。
【0081】トラックサーボ回路393が光ビームが溝
間部294を照射していることを検出したら、内部コン
トローラ391は、トラックサーボ回路393を極性反
転回路388からの信号を入力する状態にする。すなわ
ち、トラッキングサーボを再びオンにする。この結果、
光スポットは、安定に溝間部294に遷移する(ステッ
プST472)。
【0082】内部コントローラ391は、アドレス検出
回路390からのセクタアドレスSが(S0 +N)mo
dN0 になることを確認する。ここでは、N=N0 −1
であるから、(S0 +N)modN0 =S0 −1であ
る。すなわち、セクタアドレスがH点のアドレスと同じ
になることが確認される。ここで、光スポットはH点に
ある。以後、ステップST462〜ST465の処理に
よって、溝間部294のH点からK点までの各セクタに
信号記録がされる。
【0083】溝間部294から溝部293に、あるい
は、溝部293から溝間部294にトラックジャンプに
要する時間は零ではない。しかし、以上のように、1周
するよりも1セクタ分だけ短い回転量だけ光ディスクが
回転したときにトラックジャンプする状況下で記録動作
を行なえば、記録されない空きセクタの発生が防止され
る。なお、ここでは、トラックジャンプに要する時間
は、光ディスクが1セクタ分回転する時間よりも小さい
と考えている。例えば、トラックジャンプに要する時間
が光ディスクのnセクタ分の回転時間に相当する場合に
は、(N0 −n)セクタの記録が完了するごとにトラッ
クジャンプすれば、無駄な空きセクタの発生は防止され
る。
【0084】なお、このようなトラックジャンプ制御
は、もちろん、他のタイプの光学的に非対称な光ディス
クにも適用できる。例えば、図に示すような溝部30
1がMO部で溝間部302がROM部である光ディスク
300を用いてもよい。図に示すような溝部333と
溝間部334とで信号の変調方式が異なる光ディスク3
30を用いてもよい。図に示すような溝部363のピ
ット深さ(dG )と溝間部364のピット深さ(dL
とが異なる光ディスク360を用いてもよい。
【0085】実施例. 図11は請求項記載の発明の一実施例による光ディス
ク装置の構成を示す構成図である。ここでは、光ヘッド
をアクチュエータで移動させる、いわゆるラジアル送り
のための構成が示されている。図において、481は光
ヘッドの速度制御およびトラッキングサーボ制御に関す
る指令を出力する内部コントローラ(制御部)である。
なお、ここでは、トラックサーボ回路393と極性反転
回路388を接続するためのスイッチ455が明示され
ている。484は光ヘッド500の移動速度を検出する
速度検出回路、485は速度変化パターンが設定されて
いる基準速度発生回路、486は基準速度発生回路48
5からの基準速度信号と検出速度との差である速度誤差
信号を出力する差動増幅器、487は速度誤差信号にも
とづいて光ヘッドを移動させるためのリニアアクチュエ
ータ490を駆動する速度制御回路である。その他の構
成要素は、図に示したものと同じである。ここでは、
溝部363と溝間部364とでピット深さが異なる光デ
ィスク360を用いる。
【0086】次に動作について説明する。速度検出回路
484は、差信号と和信号とを入力している。2つの信
号の位相関係から光ヘッド500が光ディスク360の
内側に向かって移動しているのか外側に向かって移動し
ているのかわかる。図12は速度検出回路484の構成
の一例を示すブロック図である。この構成は、特開昭6
3−271728号公報に示されたものである。
【0087】速さ検出回路491は、差信号の周波数か
ら光ヘッド500の移動速度を検出する。つまり、トラ
ックピッチは既知であり(例えば、1.6μm)、差信
号のゼロクロス周期は1トラック移動時間に相当するの
で、(トラックピッチ×周波数)で移動速度が求まる。
方向検出回路492は、差信号と和信号との位相関係か
ら光ヘッド500の移動方向を検出する。つまり、差信
号が和信号よりも90゜進相であるか90゜遅相である
かによって、方向を検知できる。例えば、差信号が負値
から正値にゼロクロスするときの和信号の値が正なら外
周方向、そのときの和信号の値が負なら内周方向である
と検知できる。極性切換回路493は、移動方向に応じ
て検出速度の符号を変える。
【0088】内部コントローラ481は、差信号のゼロ
クロスの回数を計数して光スポットのトラック横断回数
を知る。トラック横断回数から、光スポットが目標トラ
ックに達するまでの残トラック数を知ることができる。
基準速度発生回路485には各残トラック数に応じた各
基準速度が設定されている。内部コントローラ481
は、そのときの残トラック数に合った基準速度を示す電
圧を基準速度発生回路485に発生させる。差動増幅器
486は、基準速度と速度検出回路484からの検出速
度との差をとって速度誤差信号を発生する。速度制御回
路487は、速度誤差信号に対して各種補償を行なった
後、速度誤差信号が小さくなるようにリニアアクチュエ
ータ490を制御する。
【0089】内部コントローラ481は、光スポットが
目標トラックに到達したことを検出したら、速度制御回
路487の動作を止め、スイッチ455をオンする。す
ると、既に説明したようにトラッキングサーボ制御がさ
れ、光スポットは目標トラックに安定に追従する。
【0090】このように、溝部363と溝間部364と
が光学的に非対称である場合には、和信号が生ずるの
で、光ヘッド500の方向検知が可能になる。よって、
目標トラックにすばやく到達することができる。
【0091】なお、ここでは、溝部363と溝間部36
4とでピット深さが異なる光ディスク360を用いた場
合について説明したが、他のタイプの光学的に非対称な
光ディスクを用いても同様の効果を奏する。例えば、図
13に示すような溝部293の幅と溝間部294の幅と
が異なる光ディスク290からの信号再生にも適用でき
る。図14に示すような溝部301がMO部で溝間部3
02がROM部である光ディスク300からの信号再生
にも適用できる。図15に示すような溝部333と溝間
部334とで信号の変調方式が異なる光ディスク330
からの信号再生にも適用できる。図13〜図15に示す
各光ディスク装置の動作は図11に示すものと同じであ
るから、動作説明を省略する。
【0092】実施例. 図16は請求項記載の発明の一実施例による光ディス
ク装置の構成を示す構成図である。ここでは、光ヘッド
をアクチュエータで移動させる、いわゆるラジアル送り
のための構成が示されている。図において、531は光
ヘッド500の速度制御およびトラキング制御に関する
指令を出力する内部コントローラ(制御部)、532は
差信号の微分極性を検出する微分極性検出回路、533
は微分極性検出回路532の出力を用いてトラック位置
検出を行なうトラック位置検出回路、534は差信号を
用いて光ヘッド500の移動速度を検出する速度検出回
路、538は速度制御回路の出力電流の極性を検出して
それをトラック位置検出回路533に与える電流極性検
出回路である。その他の構成要素は、図または図11
に示したものと同じである。ここでは、溝部333と溝
間部334とで信号の変調方式が異なる光ディスク33
0を用いる。
【0093】次に動作について図18のタイミング図を
参照して説明する。図18(A)は光ヘッド500が光
ディスクの外側に向かって移動している場合の波形例を
示し、(B)は光ヘッド500が光ディスクの内側に向
かって移動している場合の波形例を示している。(a)
は光ディスクの構造、(b)は差信号波形、(c)は差
信号の微分波形、(d)は微分極性検出回路の出力、
(e)は電流極性検出回路の出力、(f)はトラック位
置検出回路の出力を示している。
【0094】既に説明したように、溝部333のピット
デューティと溝間部334のピットデューティとが異な
っているので、この光ディスク330から取り出した和
信号が変化のある信号になっている。例えば、ピットデ
ューティの差は約30%である。しかし、記録されるデ
ータには、ピットデューティの差を生じさせないような
ものや、ピットデューティの差が反転させてしまう(例
えば、−30%に)ようなものがある。そのようなデー
タが記録されている場合には、和信号を用いたトラック
位置検出ができない。また、アドレス部分では差信号が
劣化する。すなわち、振幅変化の程度が小さくなる。し
かし、本実施例による光ディスク装置によれば、トラッ
キングのために満足のいく和信号が得られない場合であ
っても、安定したトラッキングが可能になる。
【0095】図18(A)の(b),(c)または
(B)の(b),(c)からわかるように、差信号のの
微分波形は、和信号波形あるいは和信号波形の反転波形
に相当している。微分極性検出回路582は、差信号の
微分値の極性を検出する。すなわち、図18(A)また
は(B)の(c)に示すように、差信号の立上がり期間
において「H」信号を出力し、立下がり期間において
「L」信号を出力する。単に正区間において「H」信号
を出力し、負区間において「L」信号を出力してもよ
い。
【0096】速度検出回路534は、上記実施例の場合
と同様にして光ヘッド500の速度を検出する。速度制
御回路487は、上記実施例の場合と同様にしてリニア
アクチュエータ490を駆動する。光ヘッド500の移
動方向が変わらない限り、速度検出回路534からの検
出信号を用いて安定に速度制御ができる。
【0097】電流極性検出回路538は、リニアアクチ
ュエータ490を駆動する電流の極性を検出している。
電流極性は光ヘッド500の移動方向に応じているの
で、その極性から光ヘッド500が内側に向かっている
のか外側に向かっているのかわかる。なお、内部コント
ローラ531がアクセス開始時のトラック番号と目標ト
ラック番号との大小関係にもとづいて光ヘッド500の
移動方向を検出することもできる。
【0098】トラック位置検出回路533は、例えば、
18に示すように構成される。図18において、54
1は微分極性検出回路582からの検出信号の入力端
子、542は電流極性検出回路538からの検出信号の
入力端子、543は出力端子、544は反転器、545
はスイッチである。スイッチ545は、電流極性検出回
路538からの検出信号は「H]レベルを示していると
きに入力端子541側を出力端子543に接続し、
「L]レベルを示しているときに反転器544を出力端
子543に接続する。よって、出力端子544から、図
18(A)(f)および(B)(f)に示すように、常
に、光スポットが溝部333にあるときに「H]レベル
が出力され、溝間部334にあるときに「L]レベルが
出力される。
【0099】内部コントローラ531は、光スポットが
目標トラックに到達したことを検出したら、速度制御回
路487の動作を止め、スイッチ455をオンする。す
ると、既に説明したようにトラッキングサーボ制御がさ
れ、光スポットは目標トラックに安定に追従する。
【0100】以上のような構成によって、和信号が不安
定になる可能性のある場合でも安定に光ヘッド500の
方向検知が可能になる。よって、その場合にも、目標ト
ラックにすばやく到達することができる。
【0101】なお、ここでは、溝部333と溝間部33
4とで信号の変調方式が異なり、そこからの和信号が正
常に得られない可能性のある光ディスク330を用いた
場合について説明したが、和信号の劣化のない光学的に
非対称な光ディスク媒体を用いても同様の効果を奏す
る。例えば、図19に示すようにな溝部293の幅と溝
間部294の幅とが異なる光ディスク290からの信号
再生にも適用できる。図20に示すようにな溝部301
がMO部で溝間部302がROM部である光ディスク3
00からの信号再生にも適用できる。図21に示すよう
な溝部363と溝間部364とでピット深さが異なる光
ディスク360からの信号再生にも適用できる。図19
〜図21に示す各光ディスク装置の動作は図16に示す
ものと同じであるから、動作説明を省略する。
【0102】実施例. 図22は請求項記載の発明の一実施例による光ディス
ク装置の構成を示す構成図である。図において、171
は光源である2つの発光点を持つ2ビーム半導体レー
ザ、2は光源1からの光ビームを平行光にするためのコ
リメータレンズ、3は光ビームの整形を行うビーム整形
プリズム、5はビーム整形プリズム3側からの光ビーム
を透過させるとともに光ディスク290からの反射光を
2方向に分離するビームスプリッタ、6はビームスプリ
ッタ5を通過した光ビームを光ディスク290に収束さ
せる対物レンズである。なお、ここでは、光ディスク2
90として光磁気ディスクを想定する。また、図22
は示されていないが、図35に示されているのと同様の
対物レンズ6を移動させるためのアクチュエータが設け
られている。
【0103】8はビームスプリッタ5で分離された一方
の反射光を集光する集光レンズ、13は集光レンズ8の
出側に置かれたλ/2板、14は集光レンズ8からの光
ビームを2方向に分離するビームスプリッタ、591は
ビームスプリッタ14に接して設けられた山形プリズム
である。また、172,173はビームスプリッタ14
からの光ビームを入射して光検出を行なう光検知器、1
74a,175aは山形プリズム591の一方側から出
射された各反射光ビームを入射して光検出を行なう光検
知器、174b,175bは山形プリズム591の他方
側から出射された各反射光ビームを入射して光検出を行
なう光検知器である。
【0104】次に動作について説明する。2つの発光点
を持つ2ビーム半導体レーザ171から出た光は、コリ
メータレンズ2でそれぞれ平行光になり、ビーム整形プ
リズム3によって円形ビームにされる。2つの光ビーム
は、対物レンズ6を経て、光ディスク面上でそれぞれ光
スポットを形成する。2つの光ビームは、それぞれ独立
に記録再生処理回路(図示せず)によって制御される。
よって、2チャネルの同時記録および同時再生が可能で
ある。すなわち、一方の光スポットを溝部293に設定
し他方の光スポットを溝間部294に設定することによ
り、溝部293の螺旋および溝間部294の螺旋に同時
に記録することが可能である。また、溝部293の螺旋
および溝間部294の螺旋から同時に信号再生すること
が可能である。
【0105】一方の光スポットの中心は、光ディスク2
90の面上において、溝部293の中央部に位置するよ
うに調整される。また、他方の光スポットの中心は、溝
部293に隣接する溝間部294の中央部に位置する。
2つの光スポットは、トラックを直角に横切る一つの線
上にこないように位置する。
【0106】光ディスク290から反射された各反射光
にはそれぞれ独立した情報が含まれる。よって、光検出
系を2系統設ければ、独立して信号再生が可能である。
光ディスク290からの反射光は、対物レンズ6、ビー
ムスプリッタ5集光レンズ8を通り、λ/2板13およ
びビームスプリッタ14でそれぞれ2方向に分岐され
る。ビームスプリッタ14で一方側に偏向された2つの
光ビームの光量は各光検知器172,173で検出され
る。他の2つの光ビームは、山形プリズムで2方向に分
けられる。
【0107】各光ビームの光量は、各光検知器174
a,175a,174b,175bでそれぞれ検出され
る。差動増幅器176は、光検知器174a,174b
の出力の和と光検知器172の出力との差をとって再生
信号1を得る。差動増幅器177は、光検知器175
a,175bの出力の和と光検知器173の出力との差
をとって再生信号2を得る。以上のようにして、溝部2
93の情報および溝間部294の情報が同時に再生され
る。
【0108】トラッキングエラーの検出は、光検知器1
72,173の出力を用いて行える。光検知器172,
173は、ビームスプリッタ14からの光ビームの集光
点よりもビームスプリッタ14側に設置される。光検知
器172,173がそれぞれ2分割光検知器である場合
には、一方の2分割光検知器における各検知器の出力差
からトラッキングエラー検出が行なわれる。そして、ト
ラキング制御回路80(図示せず)は、トラッキングエ
ラー信号に従って、アクチュエータ82(図示せず)を
駆動し対物レンズ6を所望の位置に設定する。
【0109】フォーカスエラーは、光検知器174a,
175a,174b,175bの出力を用いて行える。
光検知器174a,175a,174b,175bがそ
れぞれ2分割光検知器であるとすると、フォーカス状態
が変化した場合、2分割光検出器174a,174b上
で、第1の反射光による各光スポットは、山形プリズム
591の稜線に直交する方向(T1方向)に移動し、互
いに近づいたり離れたりする。また、2分割光検出器1
75a,175b上で、第2の反射光による各光スポッ
トもT1方向に移動し、互いに近づいたり離れたりす
る。フォーカス制御回路79(図示せず)は、例えば、
2つの2分割光検知器174a,174bにおける検出
位置の移動量を平均してフォーカスエラー量を求める。
そして、フォーカスエラー信号に従って、アクチュエー
タ81(図示せず)を駆動し対物レンズ6を所望の位置
に設定する。
【0110】実施例. 図23は請求項記載の発明の他の実施例による光ディ
スク装置の構成を示す構成図である。ここでは、光源と
して2ビーム半導体レーザ171に代えて2つの1ビー
ム半導体レーザ601,602が設けられている。その
他の構成要素は、図22に示したものと同じである。ま
た、動作についても上記実施例の場合と同様である。
【0111】実施例. 図24は請求項記載の発明のさらに他の実施例による
光ディスク装置の構成の要部を示す構成図である。ここ
では、2つの光ヘッド611,612が設けられてい
る。各光ヘッドは、それぞれ、光源1、コリメータレン
ズ2、ビーム整形レンズ、ビームスプリッタ5および対
物レンズ6等を有している。光検出系の構成は、第
施例におけるものとおなじである。また、動作について
も第の実施例の場合と同様である。
【0112】以上の各実施例における光ディスク290
は、光磁気ディスク媒体であった。しかし、読み出し専
用のディスクなどの反射率変化にもとづいた情報記録を
行なっているディスクに対しても、2光スポットによる
記録および再生が可能である。その場合には、ビームス
プリッタ14で分割された各光の光量の総和を検出する
ことによって信号再生がされる。
【0113】以上のように、2ビームを用いることによ
って、データ転送速度を2倍にすることができる。2ビ
ームを用いた構成は、光学的に非対称な光ディスク媒体
を用いた場合には特に有効である。溝部と溝間部とは光
学的特性が異なるために、1つの光スポットを溝部と溝
間部との間で切り換える場合には、サーボ系等のパラメ
ータを切り換える必要がある。溝部と溝間部との間の光
スポットの移動が頻繁に行なわれる大量のデータを記録
する際の制御が複雑になる。しかし、本実施例のよう
に、互いに非対称の各トラックのそれぞれに対して光ビ
ームを用意すれば、パラメータを切り換える必要がな
い。
【0114】実施例10. 図25は請求項記載の発明の一実施例による光ディス
ク装置の構成を示す構成図である。ここでは、光源とし
て、波長の異なる2つの光ビームを出射する2ビーム半
導体レーザ621が設けられる。光ディスク媒体290
からの2つの反射光は、ビームスプリッタ5で偏向され
た後、ダイクロイックミラー622で二手に分かれる。
レーザ光の波長とダイクロイックミラー622の選択波
長との関係は、第1の波長の光ビームがダイクロイック
ミラー622で反射され、第2の波長の光ビームがダイ
クロイックミラー622を透過するように設定される。
【0115】そして、光検出系は2系統設けられる。す
なわち、第1の反射光を検出するための光検出系とし
て、集光レンズ8a、λ/2板13a、ビームスプリッ
タ14a、山形プリズム591a、光検知器172、光
検知器174a,175aおよび差動増幅器176が設
けられる。第2の反射光を検出するための光検出系とし
て、集光レンズ8b、λ/2板13b、ビームスプリッ
タ14b、山形プリズム591b、光検知器172、光
検知器174b,175bおよび差動増幅器176が設
けられる。各光検出系の動作は、第25の実施例の場合
と同様である。
【0116】2つの光ビームの波長を異ならせた場合に
は、双方の光ビームの間で干渉が起こらない。よって、
光ディスク上の任意の2つの位置への記録、および任意
の2つの位置からの再生が可能になる。
【0117】実施例11. 図26は請求項記載の発明の一実施例による光ディス
ク装置の要部の構成を示す構成図である。ここでは、ラ
ジアル送りのための構成が示されている。図において、
631は光ヘッド500のラジアル送りのための指令を
出す内部コントローラ(制御部)、387a,387b
は、それぞれ、センサ回路である。
【0118】390aはセンサ回路387aからの和信
号にもとづいてアドレス検出を行なうアドレス検出回
路、390bはセンサ回路387bからの和信号にもと
づいてアドレス検出を行なうアドレス検出回路、633
はセンサ回路387aからの差信号とセンサ回路387
bからの差信号とのいずれかを内部コントローラ631
に供給するための信号切り換え回路である。635は光
ヘッド500を半径方向に移動させるためのラジアル送
り機構である。ラジアル送り機構は、例えば、図11
示す速度検出回路484、速度制御回路487、リニア
アクチュエータ490等を含む。また、636は光ディ
スクを回転させるディスクモータである。ここで、光ヘ
ッド500は、2ビームを出射するものである。つま
り、明示されていないが、光ヘッド500は、2ビーム
半導体レーザ171、対物レンズ6および光検知器17
等を含む。
【0119】次に動作について説明する。第の実施例
や第の実施例において説明したように、内部コントロ
ーラ631は、差信号のゼロクロス回数を計数すること
により、光ヘッド500が(具体的には光スポットが)
横断したトラック数を検出できる。ここでは、2つの光
ビームが用いられているので、2つの差信号が得られて
いる。内部コントローラ631は、いずれかの差信号を
用いて光ヘッド500の移動量を検出する。そして、差
信号が劣化したと判断した場合には、信号切り換え回路
633に切り換え指示を与える。信号切り換え回路63
3は、その指示に応じて、内部コントローラ631に他
方の差信号を供給する。信号劣化の検出方法として、ア
ドレス信号にもとづいて検出する方法がある。内部コン
トローラ631は、現在使用している差信号に対応した
側のアドレス信号に不都合等を検出した場合に切り換え
指示を出す。
【0120】このように、差信号を切り換え使用するこ
とにより、外乱が与えられた反射光による信号を移動量
検出に用いること排除することができる。反射光に対す
る外乱として、例えば、光ディスク290上に欠陥があ
る場合や、光ビームがプリピットを照射した場合などが
ある。
【0121】実施例12. 図27は請求項10記載の発明の一実施例による光ディ
スク装置の要部の構成を示す構成図である。ここでは、
センサ回路387a,387bからの各差信号の和をと
る加算増幅器642(加算部)が設けられている。内部
コントローラ(制御部)641は、加算増幅器(加算
部)642の出力を用いて光ヘッド500の移動量を検
出する。その他の構成要素は、図26に示したものと同
じである。
【0122】この場合には、内部コントローラ641
は、加算増幅器642の出力におけるゼロクロス回数を
計数して光ヘッド500の移動量を検出する。加算増幅
器642の出力は2つの差信号の平均に相当しているの
で、反射光に対する外乱の影響を平滑化できる。
【0123】実施例13. 図28は請求項11記載の発明の一実施例による光ディ
スク装置の要部の構成を示す構成図である。図におい
て、651はラジアル送りのための指令とトラッキング
制御のための指令を出力する内部コントローラ(制御
部)である。
【0124】次に動作について図29のフローチャート
を参照して説明する。ここでは、溝部371に光スポッ
トを位置ぎめする場合について説明する。内部コントロ
ーラ651は、アクセスすべきデータが記録されている
アドレス番号が与えられると、そのアドレス番号が溝部
371に属するのか溝間部372に属するのか判定する
(ステップST661)。この場合は、溝部371と判
定される。内部コントローラ651は、目的の溝部37
1の隣の溝間部372(内側、外側のいずれでもよ
い。)にあるアドレスにトラッキングすることを決定す
る。
【0125】内部コントローラ651は、アドレス検出
回路390から現在光スポットがあるトラックのアドレ
ス(現在アドレス)を入手する(ステップST66
2)。アドレスが入手できない場合には、極性反転回路
388に極性反転の指示を出す。極性反転回路388
は、トラキングサーボ極性を反転させる(ステップST
663)。そして、アドレス検出回路390から現在ア
ドレスを入手する。そして、現在アドレスと目的アドレ
スとにもとづいて目的トラックまでの距離を算出する
(ステップST664)。
【0126】内部コントローラ651は、トラックサー
ボ回路393を動作しない状態にする(ステップST6
65)。そして、ラジアル送り機構635に、算出した
距離分の光ヘッド500の移動を指示する(ステップS
T666)。その距離分の移動が完了すると、トラック
サーボ回路393を動作する状態にする(ステップST
667,ST668)。内部コントローラ651は、再
び、アドレス検出回路390から現在光スポットがある
トラックのアドレス(現在アドレス)を入手する。
【0127】内部コントローラ651は、現在アドレス
が目的トラックと一致しているかどうか確認する(ステ
ップST669)。なお、ここでの目的トラックは、目
的の溝部371の隣の溝間部372におけるアドレスで
ある。一致していた場合には、トラッキングサーボ極性
を反転させ、いままで溝間部372を追従していた光ス
ポットを、溝部371に追従させる(ステップST67
2)。
【0128】一般に、ラジアル移動後の光スポットの位
置が目的トラックに一致することはまれである。そこ
で、内部コントローラ651は、ステップST669で
得られている現在トラックと目的トラックとの間の距離
を再度算出し(ステップST670)、その距離に応じ
た数分のジャンプ動作を行なうようジャンプパルス発生
回路392に指示を与える。ジャンプパルス発生回路3
92は、その指示に応じた数のジャンプパルスを発生す
る。トラックサーボ回路393は、ジャンプパルスを用
いてアクチュエータ82(図示せず)を駆動し、光スポ
ットを目的トラックに追従させる(ステップST67
1)。そして、内部コントローラ651は、現在アドレ
スが目的トラックと一致していることを確認した後、ト
ラッキングサーボ極性を反転させる。
【0129】以上のようにして、アドレスが記録されて
いない溝部371へのトラッキングが完了する。その状
態で、記録再生処理回路(図示せず)は、記録または再
生の制御を行なう。
【0130】なお、内部コントローラ651に与えられ
た目的アドレスが溝間部392におけるものならば、当
然、ステップ672における反転処理は実行されない。
また、溝部371にアドレスが記録されている光ディス
ク媒体を用いる場合には、溝間部372にトラッキング
するときには、溝部371におけるアドレスを頼ってラ
ジアル送りを行なう。そして、目的の溝間部372の隣
の溝部371に光スポットが到達したら、トラッキング
サーボ極性が反転される。以上のようにして、アドレス
のないトラックに対しても正確な位置ぎめ制御ができ
る。
【0131】実施例14. 図30は請求項12記載の発明の一実施例による光ディ
スク装置の要部の構成を示す構成図である。図におい
て、671はラジアル送りのための指令とトラッキング
制御のための指令を出力する内部コントローラ(制御
部)である。ここでは、光ディスクとしては、図37に
示された溝間部372の一部にヘッダ部がある光ディス
ク370が用いられる。また、ここでは、光ヘッド50
0は、2つのビームを出射するものである。一方の光ビ
ームは溝部371を照射し、他方の光ビームは溝間部3
72を照射する。それぞれの光スポットに対応したセン
サ回路387a,387bが設けられ、それぞれのセン
サ回路387a,387bに対応したアドレス検出回路
390a,390bが設けられている。センサ回路38
7aおよびアドレス検出回路390aは内側の光スポッ
トに対応し、センサ回路387bおよびアドレス検出回
路390bは外側の光スポットに対応しているとする。
【0132】次に動作について図31のフローチャート
を参照して説明する。ここでは、内側の光スポットが溝
部371に追従し、外側の光スポットが溝間部372に
追従するように制御する場合について説明する。内部コ
ントローラ671は、双方のアドレス検出回路390
a,390bからアドレスを入力する(ステップST6
81,ST682)。しかし、アドレスは溝間部372
にのみ存在するので、実際には、一方のアドレス検出回
路からのみアドレスが入手できる。入手できたアドレス
が現在アドレスである(ステップST683)。
【0133】内部コントローラ671は、現在アドレス
と指定された目的アドレスとにもとづいて目的トラック
までの距離を算出する(ステップST684)。そし
て、トラックサーボ回路393を動作しない状態にする
(ステップST685)。次いで、ラジアル送り機構6
35に、算出した距離分の光ヘッド500の移動を指示
する(ステップST686)。その距離分の移動が完了
すると、トラックサーボ回路393を動作する状態にす
る(ステップST687,ST688)。
【0134】内部コントローラ671は、再び、アドレ
ス検出回路390a,390bからアドレスを入力す
る。上述したように、実際には、いずれか一方のアドレ
ス検出回路からアドレスが入力される。内部コントロー
ラ671は、現在アドレスが目的トラックと一致してい
るかどうか確認する(ステップST689)。一般に、
ラジアル移動後の光スポットの位置が目的トラックに一
致することはまれである。そこで、内部コントローラ6
71は、ステップST689で得られている現在トラッ
クと目的トラックとの間の距離を再度算出し(ステップ
ST690)、その距離に応じた数分のジャンプ動作を
行なうようジャンプパルス発生回路392に指示を与え
る。ジャンプパルス発生回路392は、その指示に応じ
た数のジャンプパルスを発生する。トラックサーボ回路
393は、ジャンプパルスを用いてアクチュエータ82
(図示せず)を駆動し、光スポットを目的トラックに追
従させる(ステップST671)。
【0135】そして、内部コントローラ671は、現在
トラックが目的トラックに一致したら、信号チャネルの
判別を行なう(ステップST692)。つまり、どちら
のアドレス検出回路からアドレスが出力されているのか
判別する。内側の光スポットに対応したアドレス検出回
路390aからアドレスが出力されていた場合には、内
側の光スポットが溝間部372に追従していたことにな
る。ここでは内側の光スポットを溝部371に追従させ
たいのであるから、内部コントローラ671は、極性反
転回路388に反転指示を与える(ステップST69
3)。すると、内側の光スポットは、溝部371に追従
する。外側の光スポットに対応したアドレス検出回路3
90bからアドレスが出力されていた場合には、内側の
光スポットが溝部371に追従していたことになる。そ
の場合には、内部コントローラ671は、極性反転回路
388に反転指示を与えない。
【0136】なお、ここでは、溝間部372にアドレス
が記録されている光ディスク370を用いた場合につい
て説明したが、溝部371にアドレスが記録されている
ものも同様に制御できる。そのような光ディスクを用い
て溝間部372に信号記録を行なったり溝間部372か
ら信号再生を行なったりする場合には、内部コントロー
ラ671は、最初に溝部371にあるアドレスを読んで
光スポットのラジアル送り制御を行なって、その後に、
溝間部372への光スポットの位置ぎめを行なう。
【0137】実施例15. 図32は請求項12記載の発明の他の実施例による光デ
ィスク装置の要部の構成を示す構成図である。ここで
は、内部コントローラ691(制御部)の指示に従って
センサ回路387aの出力とセンサ回路387bの出力
とのいずれかを選択する信号切り換え回路692が設け
られている。
【0138】次に動作について図33のフローチャート
を参照して説明する。ここでは、溝部371に信号記録
する場合、または溝部371から信号再生する場合につ
いて説明する。内部コントローラ691は、上記実施例
の場合と同様にして、溝間部372にあるアドレスにも
とづいてラジアル送り制御およびジャンピング制御を行
なう(ステップST681〜ST692)。
【0139】内側の光スポットに対応したアドレス検出
回路390aからアドレスが出力されていた場合には、
内側の光スポットが溝間部372に追従していたことに
なる。ここでは溝部371をアクセスしたいのである。
よって、内部コントローラ691は、信号切り換え回路
692に対して、外側の光スポットに対応したセンサ回
路387bの出力を選択するように指示を与える。外側
の光スポットに対応したアドレス検出回路390bから
アドレスが出力されていた場合には、外側の光スポット
が溝間部372に追従していたことになる。よって、内
部コントローラ691は、信号切り換え回路692に対
して、内側の光スポットに対応したセンサ回路387a
の出力を選択するように指示を与える(ステップST7
03)。記録再生処理回路(図示せず)は、信号切り換
え回路692から出力された信号を用いて、信号記録制
御や信号再生制御を行なう。
【0140】
【発明の効果】以上のように、請求項記載の発明によ
れば、光ディスク装置が、溝部と溝間部とが光学的に非
対称である光ディスクを用いる光ディスク装置であっ
て、光ディスクからの反射光を用いて光スポットがある
トラック位置を検出するトラック位置検出回路と、トラ
ックサーボ回路のサーボ極性を反転する極性反転回路
と、トラックサーボ回路に対してジャンプパルスを供給
するジャンプパルス発生回路と、トラックにおける記録
または再生の位置ぎめに用いられるアドレスを光ディス
クからの反射光から検出するアドレス検出回路とを備え
た構成になっているので、溝部および溝間部に情報が存
在する光ディスクを用いた場合でも、光スポットが溝部
にあるか溝間部にあるかを容易に判定でき、任意のトラ
ックに容易にアクセスできる効果がある。
【0141】請求項記載の発明によれば、光ディスク
装置が、トラック位置検出回路の出力に応じて極性反転
回路に極性反転指示を与えるとともにトラックサーボ回
路を起動する制御部を備えた構成になっているので、溝
部および溝間部に情報が存在する光ディスクを用いた場
合でも、任意の溝部または溝間部へのトラッキング制御
を容易に行える効果がある。
【0142】請求項記載の発明によれば、光ディスク
装置が、溝部と溝間部とのうちの一方に対して1回転分
のアクセスが行なわれたときに、隣接する他方に光ビー
ムを移動させるジャンプパルスを出力する指示をジャン
プパルス発生回路に与える制御部を備えた構成になって
いるので、溝部と溝間部とが交互にアクセスされ、連続
再生または連続記録の際に光ヘッドの移動量が小さくな
りアクセスが高速化される効果がある。
【0143】請求項記載の発明によれば、光ディスク
装置が、1トラックの全セクタ数から光ヘッドのジャン
プ動作に要する時間に相当するセクタ数を引いた数のセ
クタに対するアクセスが行なわれると、ジャンプパルス
を出力する指示を出す制御部を備えた構成になっている
ので、記録されないセクタが飛び飛びに発生するのが防
止される効果がある。
【0144】請求項記載の発明によれば、光ディスク
装置が、溝部と溝間部とが光学的に非対称である光ディ
スクを用いる光ディスク装置であって、光ヘッドの移動
速度を検出するとともに光ディスクからの反射光の和信
号と差信号との位相関係から光ヘッドの移動方向を検出
する速度検出回路と、速度検出回路の検出値にもとづい
て光ヘッドの速度を制御する速度制御回路とを備えた構
成になっているので、速度検出回路によって移動方向を
検知することができ、目的トラックにすばやく到達でき
る効果がある。
【0145】請求項記載の発明によれば、光ディスク
装置が、溝部と溝間部とが光学的に非対称である光ディ
スクを用いる光ディスク装置であって、差信号の微分信
号の極性を検出する微分極性検出回路と、速度制御回路
からの光ヘッド駆動電流の極性を検出する電流極性検出
回路と、微分極性検出回路の出力と電流極性検出回路の
出力とを用いて光スポットがあるトラック位置を検出す
るトラック位置検出回路とを備えた構成になっているの
で、和信号が劣化した光ディスクを用いた場合であって
も、光ビームの位置を検出して安定に目的トラックに引
き込むことができる効果がある。
【0146】請求項記載の発明によれば、光ディスク
装置が、対象とする光ディスクが溝部と溝間部とが光学
的に非対称である光ディスクであって、光源が溝部に光
スポットを形成する光と溝間部に光スポットを形成する
光とを出射する2ビーム光源を備えた構成になっている
ので、溝部と溝間部とに対する同時アクセスが可能にな
ってデータ転送速度を高速化できる効果がある。また、
溝部と溝間部とで光学的特性が異なっていても、サーボ
系の特性を切り換える必要はない。
【0147】請求項記載の発明によれば、光ディスク
装置が、対象とする光ディスクが溝部と溝間部とが光学
的に非対称である光ディスクであって、光源が波長の異
なる2つの光を出射する2ビーム光源を備えた構成にな
っているので、溝部と溝間部とに対する同時アクセスが
可能になるとともに、双方の光ビーム間で干渉が起きな
いという効果がある。
【0148】請求項記載の発明によれば、光ディスク
装置が、2つの反射光の各差信号のうちのいずれかを選
択する信号切り換え回路を備えた構成になっているの
で、光ディスクの欠陥や外乱に起因して特性が劣化した
差信号を排除して特性のよい差信号を選択して使用でき
る。すなわち、光ビームの位置検出やトラッキングの精
度が向上する効果がある。
【0149】請求項10記載の発明によれば、光ディス
ク装置が、2つの反射光の各差信号の和を出力する加算
部を備えた構成になっているので、差信号に対する外乱
等が平均化され、光ビームの位置検出やトラッキングの
精度が向上する効果がある。
【0150】請求項11記載の発明によれば、光ディス
ク装置が、溝部と溝間部とが光学的に非対称であってヘ
ッダ部が溝部と溝間部とのいずれか一方にのみ形成され
ている光ディスクを用いる光ディスク装置であって、ヘ
ッダ部のない部分をアクセスする際に、その部分に隣接
するヘッダ部のある部分に光ビームを移動させる指令を
ラジアル送り機構およびトラックサーボ回路に与えると
ともに、ヘッダ部のある部分からヘッダ部のない部分へ
の光ビームのジャンプ指令をジャンプパルス発生回路に
与える制御部とを備えた構成になっているので、アドレ
スのない溝部または溝間部へも正確に光ビームを位置ぎ
めできる効果がある。
【0151】請求項12記載の発明によれば、光ディス
ク装置が、溝部と溝間部とが光学的に非対称であってヘ
ッダ部が溝部と溝間部とのいずれか一方にのみ形成され
ている光ディスクを用い、光源として2つの光を出射す
る2ビーム光源を用いる光ディスク装置であって、各ア
ドレス検出回路のうちいずれのアドレス検出回路によっ
てアドレスが再生されるか検出して、光ビームが溝部に
あるか溝間部にあるか判定する制御部とを備えた構成に
なっているので、アドレスのない溝部または溝間部にも
正確にアクセスできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第の実施例による光ディスク装置
の構成と光学的に非対称な光ディスクとを示す構成図で
ある。
【図2】差信号と和信号との関係を示すタイミング図で
ある。
【図3】この発明の第の実施例による光ディスク装置
の構成と光学的に非対称な光ディスクとを示す構成図で
ある。
【図4】この発明の第の実施例による光ディスク装置
の動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の第の実施例による光ディスク装置
の動作を示すフローチャートである。
【図6】光ディスク媒体におけるトラックの一例を示す
説明図である。
【図7】この発明の第ないし第の実施例による光デ
ィスク装置の構成と光学的に非対称な他の光ディスクと
を示す構成図である。
【図8】この発明の第ないし第の実施例による光デ
ィスク装置の構成と光学的に非対称なさらに他の光ディ
スクとを示す構成図である。
【図9】この発明の第の実施例による光ディスク装置
の動作を示すフローチャートである。
【図10】光ディスク媒体におけるトラックの一例を示
す説明図である。
【図11】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成と光学的に非対称な光ディスクとを示す構成図
である。
【図12】速度検出回路の一構成例を示すブロック図で
ある。
【図13】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成と光学的に非対称な他の光ディスクとを示す構
成図である。
【図14】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成と光学的に非対称なさらに他の光ディスクとを
示す構成図である。
【図15】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成と光学的に非対称なさらに他の光ディスクとを
示す構成図である。
【図16】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成と光学的に非対称な光ディスクとを示す構成図
である。
【図17】トラック位置検出回路の一構成例を示すブロ
ック図である。
【図18】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の各部における波形を示すタイミング図である。
【図19】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成と光学的に非対称な他の光ディスクとを示す構
成図である。
【図20】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成と光学的に非対称なさらに他の光ディスクとを
示す構成図である。
【図21】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成と光学的に非対称なさらに他の光ディスクとを
示す構成図である。
【図22】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成を示す構成図である。
【図23】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の構成を示す構成図である。
【図24】この発明の第の実施例による光ディスク装
置の要部の構成を示す構成図である。
【図25】この発明の第10の実施例による光ディスク
装置の構成を示す構成図である。
【図26】この発明の第11の実施例による光ディスク
装置の要部の構成を示す構成図である。
【図27】この発明の第12の実施例による光ディスク
装置の要部の構成を示す構成図である。
【図28】この発明の第13の実施例による光ディスク
装置の要部の構成を示す構成図である。
【図29】この発明の第14の実施例による光ディスク
装置動作を示すフローチャートである。
【図30】この発明の第14の実施例による光ディスク
装置の要部の構成を示す構成図である。
【図31】この発明の第14の実施例による光ディスク
装置動作を示すフローチャートである。
【図32】この発明の第15の実施例による光ディスク
装置の要部の構成を示す構成図である。
【図33】この発明の第15の実施例による光ディスク
装置動作を示すフローチャートである。
【図34】図34(A)は従来の光ディスクを示す断面
斜視図である。図34(B)は和信号を示すタイミング
図である。図34(C)は差信号を示すタイミング図で
ある。
【図35】従来の光ディスク装置の簡略化された構成を
示す構成図である。
【図36】従来のクロストーク防止のための構成を示す
説明図である。
【図37】適応ディジタルフィルタの構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 光源 6 対物レンズ 8 集光レンズ 171 2ビーム半導体レーザ(光源) 293 溝部 294 溝間部 388 極性反転回路 389 トラック位置検出回路 390,390a,390b アドレス検出回路 391 内部コントローラ(制御部) 392 ジャンプパルス発生回路 481 内部コントローラ(制御部) 484 速度検出回路 487 速度制御回路 531 内部コントローラ(制御部) 532 微分極性検出回路 533 トラック位置検出回路 631 内部コントローラ(制御部) 635 ラジアル送り機構 641 内部コントローラ(制御部) 642 加算増幅器(加算部) 651 内部コントローラ(制御部) 671 内部コントローラ(制御部) 691 内部コントローラ(制御部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 賢 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 産業システム研究所内 (72)発明者 乙武 正文 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 材料デバイス研究所内 (72)発明者 衣川 勝 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 材料デバイス研究所内 (72)発明者 伊藤 正也 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 産業システム研究所内 (72)発明者 坂本 昇 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 材料デバイス研究所内 (56)参考文献 特開 平4−324129(JP,A) 特開 平4−263151(JP,A) 特開 昭60−74131(JP,A) 特開 平3−198222(JP,A) 特開 平2−210642(JP,A) 特開 平2−177027(JP,A) 特開 昭64−14743(JP,A) 特開 平3−116456(JP,A) 特開 昭63−257921(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/08 G11B 7/085 G11B 7/095 G11B 7/135

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝部と溝間部とが光学的に非対称である
    光ディスクを用いる光ディスク装置であって、光ディス
    クからの反射光を用いて光スポットがあるトラック位置
    を検出するトラック位置検出回路と、光スポットを所望
    のトラックに追従させるトラックサーボ回路と、このト
    ラックサーボ回路のサーボ極性を反転させる極性反転回
    路と、前記トラックサーボ回路に対してジャンプパルス
    を供給するジャンプパルス発生回路と、トラックにおけ
    る記録または再生の位置ぎめに用いられるアドレスを前
    記光ディスクからの反射光から検出するアドレス検出回
    路とを備えた光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 トラック位置検出回路の出力に応じて極
    性反転回路に極性反転指示を与えるとともに、トラック
    サーボ回路を起動する制御部を備えた請求項記載の光
    ディスク装置。
  3. 【請求項3】 溝部と溝間部とのうちの一方に対して1
    回転分のアクセスが行なわれたときに、隣接する他方に
    光ビームを移動させるジャンプパルスを出力する指示を
    ジャンプパルス発生回路に与える制御部を備えた請求項
    記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 制御部は、1トラックの全セクタ数から
    光ヘッドのジャンプ動作に要する時間に相当するセクタ
    数を引いた数のセクタに対するアクセスが行なわれる
    と、1回転分のアクセスが行なわれたと判断する請求項
    記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 溝部と溝間部とが光学的に非対称である
    光ディスクを用いる光ディスク装置であって、光ディス
    クからの反射光を用いて光スポットがあるトラック位置
    を検出するトラック位置検出回路と、光スポットを所望
    のトラックに追従させるトラックサーボ回路と、このト
    ラックサーボ回路のサーボ極性を反転させる極性反転回
    路と、光ヘッドの移動速度を検出するとともに光ディス
    クからの反射光の和信号と差信号との位相関係から光ヘ
    ッドの移動方向を検出する速度検出回路と、速度検出回
    路の検出値にもとづいて光ヘッドの速度を制御する速度
    制御回路とを備えた光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 溝部と溝間部とが光学的に非対称である
    光ディスクを用いる光ディスク装置であって、光ディス
    クからの反射光の差信号から光ヘッドの移動方向を検出
    する速度検出回路と、速度検出回路の検出値にもとづい
    て光ヘッドの速度を制御する速度制御回路と、前記差信
    号の微分信号の極性を検出する微分極性検出回路と、前
    記速度制御回路からの光ヘッド駆動電流の極性を検出す
    る電流極性検出回路と、前記微分極性検出回路の出力と
    前記電流極性検出回路の出力とを用いて光スポットがあ
    るトラック位置を検出するトラック位置検出回路と、光
    スポットを所望のトラックに追従させるトラックサーボ
    回路と、このトラックサーボ回路のサーボ極性を反転さ
    せる極性反転回路とを備えた光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 光を出射する光源と、前記光源から出射
    された光による光ビームを光ディスクに集光する対物レ
    ンズと、前記光ディスクから反射された光を検出する光
    検知器とを備えた光ディスク装置において、前記光ディ
    スクは溝部と溝間部とが光学的に非対称である光ディス
    クであって、前記光源は溝部に光スポットを形成する光
    と溝間部に光スポットを形成する光とを出射する2ビー
    ム光源であることを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 光源は、波長の異なる2つの光を出射す
    る2ビーム光源である請求項記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 各反射光の各差信号のうちのいずれかを
    選択する信号切り換え回路と、光ヘッドのラジアル送り
    の際に、前記信号切り換え回路からの差信号を用いて光
    ヘッドの移動量を検出するとともに、光ビームの位置検
    出を行なう制御部を備えた請求項記載の光ディスク装
    置。
  10. 【請求項10】 各反射光の各差信号の和を出力する加
    算部と、光ヘッドのラジアル送りの際に、前記加算部か
    らの信号を用いて光ヘッドの移動量を検出するととも
    に、光ビームの位置検出を行なう制御部を備えた請求項
    記載の光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 溝部と溝間部とが光学的に非対称であ
    ってヘッダ部が溝部と溝間部とのいずれか一方にのみ形
    成されている光ディスクを用いる光ディスク装置であっ
    て、光ヘッドのラジアル送りを行なうラジアル送り機構
    と、光スポットを所望のトラックに追従させるトラック
    サーボ回路と、このトラックサーボ回路のサーボ極性を
    反転させる極性反転回路と、前記トラックサーボ回路に
    対してジャンプパルスを供給するジャンプパルス発生回
    路と、トラックにおける記録または再生の位置ぎめに用
    いられるアドレスを前記光ディスクからの反射光から検
    出するアドレス検出回路と、ヘッダ部のない部分をアク
    セスする際に、その部分に隣接するヘッダ部のある部分
    に光ビームを移動させる指令を前記ラジアル送り機構お
    よびトラックサーボ回路に与えるとともに、ヘッダ部の
    ある部分からヘッダ部のない部分への光ビームのジャン
    プ指令を前記ジャンプパルス発生回路に与える制御部と
    を備えた光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 溝部と溝間部とが光学的に非対称であ
    ってヘッダ部が溝部と溝間部とのいずれか一方にのみ形
    成されている光ディスクを用い、光源として2つの光を
    出射する2ビーム光源を用いる光ディスク装置であっ
    て、光ヘッドのラジアル送りを行なうラジアル送り機構
    と、光スポットを所望のトラックに追従させるトラック
    サーボ回路と、このトラックサーボ回路のサーボ極性を
    反転させる極性反転回路と、前記トラックサーボ回路に
    対してジャンプパルスを供給するジャンプパルス発生回
    路と、各光ビームに対応して設けられトラックにおける
    記録または再生の位置ぎめに用いられるアドレスを前記
    光ディスクからの反射光から検出する各アドレス検出回
    路と、溝部と溝間部とのうちの一方をアクセスする際
    に、光ビームを移動させる指令を前記ラジアル送り機構
    およびトラックサーボ回路に与えるとともに、前記各ア
    ドレス検出回路のうちいずれのアドレス検出回路によっ
    てアドレスが再生されるか検出して、光ビームが溝部に
    あるか溝間部にあるか判定する制御部とを備えた光ディ
    スク装置。
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