JP2859265B2 - 複数の相互に離間された各種クラフトのドッキング箇所に対する固定式サービスシステム - Google Patents
複数の相互に離間された各種クラフトのドッキング箇所に対する固定式サービスシステムInfo
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- JP2859265B2 JP2859265B2 JP62271587A JP27158787A JP2859265B2 JP 2859265 B2 JP2859265 B2 JP 2859265B2 JP 62271587 A JP62271587 A JP 62271587A JP 27158787 A JP27158787 A JP 27158787A JP 2859265 B2 JP2859265 B2 JP 2859265B2
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- Japan
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- box
- service system
- supply
- pipe
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は一般に各種クラフトの複数の固定ドッキング
箇所に対して固定されたサービスシステムに関するもの
である。このサービスシステムは、航空機、船舶および
キャンピングカーなどのクラフトにユーティリティを供
給し汚水を排除するために使用される。 [従来技術と問題点] 現在、大概のジェット機に設置されている補助電源ユ
ニット(APU)の作動時間を短縮する手段として、パー
クした航空機に対する固定式電力供給システムが提案さ
れている。しかしこのようなシステムは空港における航
空機のターンアラウンド時間を短縮させる事はできな
い。 [発明の目的および効果] 従来技術はエプロンにおける数台のサービス車の存在
による種々の問題を解決する事ができなかった。サービ
ス車の使用は航空機のターンアラウンド時間を延長さ
せ、従って空港の収容力を低下させる。さらに、サービ
ス車は危険性を伴う。従って本発明の主たる目的は、第
1に航空機のターンアラウンド時間を短縮し、第2に通
常のサービス車の使用による危険性を除去する固定式サ
ービスシステムを提供するにある。 [実施例] 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明
する。 第1図は空港において使用される本発明の基本的着想
を示す。 空港は数個のエプロンを有し、各エプロンは航空機2
のドッキング箇所1を成す。本発明によれば、各ドッキ
ング箇所は、地中に埋め込まれ地面に配置されたカバー
プレートを有する複数のボックスを備える。 図面を簡単にするため、第1図は航空機2に対して1
種のユーティリティ、この場合には燃料を供給するため
のボックス3を示す。従って実際のドッキング箇所1は
第1図に示すよりも多数のボックス3を有するであろ
う。 燃料供給管4がボックス3から、各エプロンの燃料計
5を通して、各エプロンに共通の燃料分配管6に達す
る。分配管6は制御センター7に終わり、この制御セン
ターは例えば燃料用フィルタユニットを含む。燃料は、
数個のタンク10を有する燃料貯蔵所9から供給本管8を
通して制御センター7とそのフィルタユニットに供給さ
れる。燃料貯蔵所9と制御センター7との間に複数のポ
ンプ11とフィルタ12が接続されている。 制御センター7と燃料貯蔵所9以外は、システム全体
が地下に配置されている。大型施設においては、分配管
6は他の分配管と共に特殊の暗渠の中に配置する事がで
きる。 このサービスシステムの機能を第1図についてさらに
詳細に説明する。航空機2が空港に着陸した時、通常航
空機はエプロン1にパークされ、そこで乗客が航空機を
出て、新しい乗客が搭乗する。航空機2がエプロンにパ
ークされた時、使用される各ボックス3のカバープレー
トが開かれる。例えば、燃料供給管4を航空機2の燃料
取り入れ口に接続する接続手段をそれぞれ収容した2個
のボックス3のカバープレートが開かれる。このような
接続を成すため、各ボックス3は、燃料供給管4と接続
手段との間に配置される管状の可撓性延長手段を含む。 同様に、水、例えば清水、空調用の空気、および電力
を供給する他のボックス3の中の接続手段が航空機上の
対応の取り入れ口に接続される。また航空機2のトイレ
ット汚水が、特殊ドレン管によってドレンシステムに接
続された特殊ボックス3を通して除去される。 前記の型のサービスシステムを使用すれば、エプロン
1においてサービス車をまったく必要とせず、従って航
空機2は非常に急速にサービスされ、ターニングアラウ
ンド時間が大幅に削減され、これは航空機を一層能率的
に使用でき、経費が節減される事は明らかである。 第2図は本発明によるサービスシステムの燃料供給部
の実施例を示す斜視図である。この第2図は燃料供給を
確保するため制御センター7に含まれるシステムの機器
を詳細に示す。この図から明らかなように、制御センタ
ー7は圧力制御装置を含み、燃料貯蔵所9と供給本管8
から来た燃料がまずこの制御装置の中の複数の粗フィル
タ14に送られ次に複数のフィルタ分離器15に送られ、そ
の後燃料は分配管6と、燃料計5と、燃料供給管4とを
通して燃料供給ボックス3に達する。 第3図は、本発明のサービスシステムによって清水を
供給する方法を示す全体図である。中央貯水タンク16が
地域給水本管から給水される。ポンプ17によってタンク
16から水が減圧ユニット18とpH検出ユニット19、20を通
り、分配管6に入り、これから供給管4を通ってボック
ス3の中の接続手段に達する。pH検出ユニット19と20の
間において、補助タンク21から出た管が直列に第2ポン
プ22に接続される。この補助タンク21からの適当な添剤
によって、清水のpHを所望レベルに保持する事が可能で
ある。 サービスシステムのこの部分は、外気温度がどのよう
であれ、冷たい清水を直接にエプロンに送る事が可能で
ある。 付図には示されていないが、もちろんこのサービスシ
ステムは供給された水量の計量記録装置を含み、制御セ
ンター7においてその中央記録が成される。 第4図は本発明によるサービスシステムに含まれる空
調ユニットの斜視図である。前述から明らかなように、
供給システムと給水システムは集中型システムである
が、システムに示す空調システムは分散型である。従っ
て、1機の航空機または並列にパークした2機の航空機
について1台の空調ユニット23を使用する。 空調ユニット23は、熱い地方では十分の冷気を供給
し、寒い地方では十分に熱気を供給する事ができ、また
冷気と熱気の両方を供給する事ができるように設計する
事が可能である。エプロンの近くに固定施設を配置し、
エプロンのボックス3に対して地下供給管4を通して接
続する事により、低い施設費用と操作費用をもって最も
経済的なシステムが得られる。供給管4とボックス3を
通して航空機2に対して直接に接続される固定型空調ユ
ニットは通常のAPUを使用するシステムまたは通気シス
テムと比較して最も有利である。このようにして運転コ
ストが劇的に節約され、また航空機2の空調は現存の熱
気源/冷気源を使用して制御センター7から最適化され
る。当然に、このシステムは航空機に対して供給される
空気の湿度を制御する事が可能である。 第5図は本発明のサービスシステムの中に含まれて、
数エプロンにサービスする事のできる中央バキュームユ
ニットを示す。このバキュームユニットはバキュームポ
ンプと捕集タンクとを含む。また自動操作と手動操作の
ために制御装置が配備される。バキュームユニット全体
を制御センター7の中に包括する事ができる。 この汚水処理用バキュームシステムはサービスシステ
ムの全てのボックス3の単なる排出のために使用する事
ができる。少なくとも一つのボックス3が汚水排出用の
吸引管接続部を有するので、この吸引管をエプロンの全
てのボックス3の下部ドレン孔に接続する事によって、
特殊のドレン管を使用せずに全てのボックスを排出する
事ができる。また汚水処理システムは、航空機のトイレ
の排出と共にフラッシングを成しまたサービスシステム
のドレンラインをフラッシングするシステムを含む。 第6a図〜第6c図はカバープレートを除去したボックス
3の構造を詳細に示す。全体として平行六面体のボック
ス3は、重金属板を曲げて相互に溶接して成る壁部と、
同様に重金属板の底部とを有する。底部はドレン孔30に
向かって傾斜している。ボックスの上縁に沿って、鋼フ
ランジ31の形のフレームが配備され、このフランジはカ
バープレートに加えられる荷重から生じる横方向応力を
受け、ボックスを包囲する土壌に対して垂直応力を伝達
する。このようにして、ボックスは常に少なくとも周囲
の舗装の耐える事のできる荷重を受ける事ができる。さ
らに、フランジ31はボックスの壁部に対して、三角形ブ
ラケット32によって固着されている。ドレン孔30はボッ
クス3の底部の最低部の排水溝33の底部に配置されてい
る。ボックス3の壁部から横方向に突出した他のフラン
ジ34がブラケット32の下方に取り付けられている。この
フランジ34はボックス3を周囲の土壌の中に固定するた
めのものである。ボックス3はその側面または底部に供
給管またはドレン管を導入するための開口(図示され
ず)を備える事ができる。 第7図は空調用ボックス3の断面図である。加熱/冷
却ユニット23(第4図)から来た給気管がこのボックス
3の底部に開き、この底部において可撓性管35の一端に
接続され、この可撓性管の他端は接続手段36に接続され
る。ボックス3のカバープレート37がヒンジ38に取り付
けられ、このヒンジは、カバープレートが閉じた時に荷
重を受けない。カバープレート37はその閉じた状態にお
いてボックス3の側壁の上縁に載置される。さらにカバ
ープレート37はその水平の閉じた位置においてロックさ
れているが、ボックスを使用する際にこのロックを外し
て、開放位置まで簡単に持ち上げられてこの位置に留ま
る事ができる。 エプロン1にパークした航空機2を加熱/冷却ユニッ
ト23に接続する場合、カバープレート37を前記のように
開き、そこで接続手段36をボックスから持ち上げて、航
空機の側面の空気取り入れ口に接続する。この作業は可
撓性管35の故に簡単に実施される。その後、ボックス3
の中の作動手段39によって空調工程を開始する。同一の
作動手段39を使用して空調工程を停止し、そこで可撓性
管35と接続手段36を再びボックス3の中に配置し、カバ
ープレート37を閉じる。 第8図は本発明によるサービスシステムのボックス3
の一部を破断して示す斜視図である。このボックスは、
航空機がエプロン1にパークしている時に電力を供給す
るために使用される。このボックス3は第6a図〜第6c図
と同様の設計であるが、第8図においては要素31と32が
省略されている。ボックス3に接続するため予め電気ケ
ーブルが配置され、可撓性延長手段40によって接続手段
41に接続される。この接続手段41はカバープレート37の
下側面37に固着する事ができる。またカバープレート
は、電力を切りまたは入れるための操作手段42を備え
る。また第8図には、−45℃に下がる外気温度において
もボックス内部を除霜するための加熱カセット43を示
す。 第9図は港湾において使用される本発明のサービスシ
ステムを示す。 前述の説明から明らかなように、本発明のサービスシ
ステムによれば、エプロンにおいてすべての接続部分に
直接にアクセスする事ができ、これはエプロン上のサー
ビス車の必要を除くものである。エプロン上のボックス
は、カバープレートをロックすればなんらの障害を成す
ものでなく、航空機がパークしている時に、燃料、水、
空気および電力に対して簡便にアクセスする事を可能に
する。このようにして、本発明はノイズレベルを低下さ
せる事ができ、エプロン上においてホースおよび車両が
不必要となり、これは火災と衝突の危険性を低下させ
る。サービス車がエプロン上に存在せず、相互に干渉す
る事がないので、それぞれのボックスから別々にサービ
ス作業を実施する事ができる。 また本発明によるサービスシステムはエプロン上の航
空機のターンアラウンド時間の短縮を意味し、これによ
り航空機が一層効率的に使用される。 制御センターに配置された制御装置、計器および記録
計などのモニタ装置により、それぞれのユーティリティ
の使用量を容易に記録し、実際の使用に基づいて費用を
割り当てることができる。 もちろん、安全性の増大、能力の増大および記録の向
上も大幅なコスト節約を意味する。 本発明のサービスシステムは空港のみならず、港湾、
キャンプ場などにおいても同様に使用する事ができる。
箇所に対して固定されたサービスシステムに関するもの
である。このサービスシステムは、航空機、船舶および
キャンピングカーなどのクラフトにユーティリティを供
給し汚水を排除するために使用される。 [従来技術と問題点] 現在、大概のジェット機に設置されている補助電源ユ
ニット(APU)の作動時間を短縮する手段として、パー
クした航空機に対する固定式電力供給システムが提案さ
れている。しかしこのようなシステムは空港における航
空機のターンアラウンド時間を短縮させる事はできな
い。 [発明の目的および効果] 従来技術はエプロンにおける数台のサービス車の存在
による種々の問題を解決する事ができなかった。サービ
ス車の使用は航空機のターンアラウンド時間を延長さ
せ、従って空港の収容力を低下させる。さらに、サービ
ス車は危険性を伴う。従って本発明の主たる目的は、第
1に航空機のターンアラウンド時間を短縮し、第2に通
常のサービス車の使用による危険性を除去する固定式サ
ービスシステムを提供するにある。 [実施例] 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明
する。 第1図は空港において使用される本発明の基本的着想
を示す。 空港は数個のエプロンを有し、各エプロンは航空機2
のドッキング箇所1を成す。本発明によれば、各ドッキ
ング箇所は、地中に埋め込まれ地面に配置されたカバー
プレートを有する複数のボックスを備える。 図面を簡単にするため、第1図は航空機2に対して1
種のユーティリティ、この場合には燃料を供給するため
のボックス3を示す。従って実際のドッキング箇所1は
第1図に示すよりも多数のボックス3を有するであろ
う。 燃料供給管4がボックス3から、各エプロンの燃料計
5を通して、各エプロンに共通の燃料分配管6に達す
る。分配管6は制御センター7に終わり、この制御セン
ターは例えば燃料用フィルタユニットを含む。燃料は、
数個のタンク10を有する燃料貯蔵所9から供給本管8を
通して制御センター7とそのフィルタユニットに供給さ
れる。燃料貯蔵所9と制御センター7との間に複数のポ
ンプ11とフィルタ12が接続されている。 制御センター7と燃料貯蔵所9以外は、システム全体
が地下に配置されている。大型施設においては、分配管
6は他の分配管と共に特殊の暗渠の中に配置する事がで
きる。 このサービスシステムの機能を第1図についてさらに
詳細に説明する。航空機2が空港に着陸した時、通常航
空機はエプロン1にパークされ、そこで乗客が航空機を
出て、新しい乗客が搭乗する。航空機2がエプロンにパ
ークされた時、使用される各ボックス3のカバープレー
トが開かれる。例えば、燃料供給管4を航空機2の燃料
取り入れ口に接続する接続手段をそれぞれ収容した2個
のボックス3のカバープレートが開かれる。このような
接続を成すため、各ボックス3は、燃料供給管4と接続
手段との間に配置される管状の可撓性延長手段を含む。 同様に、水、例えば清水、空調用の空気、および電力
を供給する他のボックス3の中の接続手段が航空機上の
対応の取り入れ口に接続される。また航空機2のトイレ
ット汚水が、特殊ドレン管によってドレンシステムに接
続された特殊ボックス3を通して除去される。 前記の型のサービスシステムを使用すれば、エプロン
1においてサービス車をまったく必要とせず、従って航
空機2は非常に急速にサービスされ、ターニングアラウ
ンド時間が大幅に削減され、これは航空機を一層能率的
に使用でき、経費が節減される事は明らかである。 第2図は本発明によるサービスシステムの燃料供給部
の実施例を示す斜視図である。この第2図は燃料供給を
確保するため制御センター7に含まれるシステムの機器
を詳細に示す。この図から明らかなように、制御センタ
ー7は圧力制御装置を含み、燃料貯蔵所9と供給本管8
から来た燃料がまずこの制御装置の中の複数の粗フィル
タ14に送られ次に複数のフィルタ分離器15に送られ、そ
の後燃料は分配管6と、燃料計5と、燃料供給管4とを
通して燃料供給ボックス3に達する。 第3図は、本発明のサービスシステムによって清水を
供給する方法を示す全体図である。中央貯水タンク16が
地域給水本管から給水される。ポンプ17によってタンク
16から水が減圧ユニット18とpH検出ユニット19、20を通
り、分配管6に入り、これから供給管4を通ってボック
ス3の中の接続手段に達する。pH検出ユニット19と20の
間において、補助タンク21から出た管が直列に第2ポン
プ22に接続される。この補助タンク21からの適当な添剤
によって、清水のpHを所望レベルに保持する事が可能で
ある。 サービスシステムのこの部分は、外気温度がどのよう
であれ、冷たい清水を直接にエプロンに送る事が可能で
ある。 付図には示されていないが、もちろんこのサービスシ
ステムは供給された水量の計量記録装置を含み、制御セ
ンター7においてその中央記録が成される。 第4図は本発明によるサービスシステムに含まれる空
調ユニットの斜視図である。前述から明らかなように、
供給システムと給水システムは集中型システムである
が、システムに示す空調システムは分散型である。従っ
て、1機の航空機または並列にパークした2機の航空機
について1台の空調ユニット23を使用する。 空調ユニット23は、熱い地方では十分の冷気を供給
し、寒い地方では十分に熱気を供給する事ができ、また
冷気と熱気の両方を供給する事ができるように設計する
事が可能である。エプロンの近くに固定施設を配置し、
エプロンのボックス3に対して地下供給管4を通して接
続する事により、低い施設費用と操作費用をもって最も
経済的なシステムが得られる。供給管4とボックス3を
通して航空機2に対して直接に接続される固定型空調ユ
ニットは通常のAPUを使用するシステムまたは通気シス
テムと比較して最も有利である。このようにして運転コ
ストが劇的に節約され、また航空機2の空調は現存の熱
気源/冷気源を使用して制御センター7から最適化され
る。当然に、このシステムは航空機に対して供給される
空気の湿度を制御する事が可能である。 第5図は本発明のサービスシステムの中に含まれて、
数エプロンにサービスする事のできる中央バキュームユ
ニットを示す。このバキュームユニットはバキュームポ
ンプと捕集タンクとを含む。また自動操作と手動操作の
ために制御装置が配備される。バキュームユニット全体
を制御センター7の中に包括する事ができる。 この汚水処理用バキュームシステムはサービスシステ
ムの全てのボックス3の単なる排出のために使用する事
ができる。少なくとも一つのボックス3が汚水排出用の
吸引管接続部を有するので、この吸引管をエプロンの全
てのボックス3の下部ドレン孔に接続する事によって、
特殊のドレン管を使用せずに全てのボックスを排出する
事ができる。また汚水処理システムは、航空機のトイレ
の排出と共にフラッシングを成しまたサービスシステム
のドレンラインをフラッシングするシステムを含む。 第6a図〜第6c図はカバープレートを除去したボックス
3の構造を詳細に示す。全体として平行六面体のボック
ス3は、重金属板を曲げて相互に溶接して成る壁部と、
同様に重金属板の底部とを有する。底部はドレン孔30に
向かって傾斜している。ボックスの上縁に沿って、鋼フ
ランジ31の形のフレームが配備され、このフランジはカ
バープレートに加えられる荷重から生じる横方向応力を
受け、ボックスを包囲する土壌に対して垂直応力を伝達
する。このようにして、ボックスは常に少なくとも周囲
の舗装の耐える事のできる荷重を受ける事ができる。さ
らに、フランジ31はボックスの壁部に対して、三角形ブ
ラケット32によって固着されている。ドレン孔30はボッ
クス3の底部の最低部の排水溝33の底部に配置されてい
る。ボックス3の壁部から横方向に突出した他のフラン
ジ34がブラケット32の下方に取り付けられている。この
フランジ34はボックス3を周囲の土壌の中に固定するた
めのものである。ボックス3はその側面または底部に供
給管またはドレン管を導入するための開口(図示され
ず)を備える事ができる。 第7図は空調用ボックス3の断面図である。加熱/冷
却ユニット23(第4図)から来た給気管がこのボックス
3の底部に開き、この底部において可撓性管35の一端に
接続され、この可撓性管の他端は接続手段36に接続され
る。ボックス3のカバープレート37がヒンジ38に取り付
けられ、このヒンジは、カバープレートが閉じた時に荷
重を受けない。カバープレート37はその閉じた状態にお
いてボックス3の側壁の上縁に載置される。さらにカバ
ープレート37はその水平の閉じた位置においてロックさ
れているが、ボックスを使用する際にこのロックを外し
て、開放位置まで簡単に持ち上げられてこの位置に留ま
る事ができる。 エプロン1にパークした航空機2を加熱/冷却ユニッ
ト23に接続する場合、カバープレート37を前記のように
開き、そこで接続手段36をボックスから持ち上げて、航
空機の側面の空気取り入れ口に接続する。この作業は可
撓性管35の故に簡単に実施される。その後、ボックス3
の中の作動手段39によって空調工程を開始する。同一の
作動手段39を使用して空調工程を停止し、そこで可撓性
管35と接続手段36を再びボックス3の中に配置し、カバ
ープレート37を閉じる。 第8図は本発明によるサービスシステムのボックス3
の一部を破断して示す斜視図である。このボックスは、
航空機がエプロン1にパークしている時に電力を供給す
るために使用される。このボックス3は第6a図〜第6c図
と同様の設計であるが、第8図においては要素31と32が
省略されている。ボックス3に接続するため予め電気ケ
ーブルが配置され、可撓性延長手段40によって接続手段
41に接続される。この接続手段41はカバープレート37の
下側面37に固着する事ができる。またカバープレート
は、電力を切りまたは入れるための操作手段42を備え
る。また第8図には、−45℃に下がる外気温度において
もボックス内部を除霜するための加熱カセット43を示
す。 第9図は港湾において使用される本発明のサービスシ
ステムを示す。 前述の説明から明らかなように、本発明のサービスシ
ステムによれば、エプロンにおいてすべての接続部分に
直接にアクセスする事ができ、これはエプロン上のサー
ビス車の必要を除くものである。エプロン上のボックス
は、カバープレートをロックすればなんらの障害を成す
ものでなく、航空機がパークしている時に、燃料、水、
空気および電力に対して簡便にアクセスする事を可能に
する。このようにして、本発明はノイズレベルを低下さ
せる事ができ、エプロン上においてホースおよび車両が
不必要となり、これは火災と衝突の危険性を低下させ
る。サービス車がエプロン上に存在せず、相互に干渉す
る事がないので、それぞれのボックスから別々にサービ
ス作業を実施する事ができる。 また本発明によるサービスシステムはエプロン上の航
空機のターンアラウンド時間の短縮を意味し、これによ
り航空機が一層効率的に使用される。 制御センターに配置された制御装置、計器および記録
計などのモニタ装置により、それぞれのユーティリティ
の使用量を容易に記録し、実際の使用に基づいて費用を
割り当てることができる。 もちろん、安全性の増大、能力の増大および記録の向
上も大幅なコスト節約を意味する。 本発明のサービスシステムは空港のみならず、港湾、
キャンプ場などにおいても同様に使用する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空港の一部の簡単な平面図、第2図は本発明に
よるサービスシステムの燃料供給ユニットの斜視図、第
3図は、本発明によるサービスシステムの給水ユニット
のブロックダイヤグラム、第4図は本発明によるサービ
スシステムの空調ユニットの斜視図、第5図は本発明に
よるサービスシステムに含まれる汚水処理プラントの中
央バキュームユニットのブロックダイヤグラム、第6aず
〜第6c図は、このサービスシステムにおいて使用される
ボックスのそれぞれ側面図、平面図、正面図、第7図は
このサービスシステムに含まれる空調用ボックスの実施
例の断面図、第8図はこのサービスシステムに含まれる
給電用ボックスの実施例の一部断面斜視図、また第9図
は本発明のサービスシステムを港湾に使用した場合を示
す斜視図である。 1……ドッキング箇所、2……航空機、3……ボック
ス、4……供給/排出管、5……計器、6……分配管、
7……制御センター、8……供給本管、9……貯蔵所、
10……タンク、11……ポンプ、12……フィルタ、14……
粗フィルタ、16……排水貯蔵タンク、18……減圧ユニッ
ト、19,20……pH測定ユニット、21……補助タンク、23
……空調ユニット、30……ドレン穴、31……フランジ、
32……ブラケット、33……排水溝、34……フランジ、35
……管、36……接続手段、37……カバープレート、38…
…ヒンジ、39……作動ユニット、40……延長手段、41…
…接続手段、42……作動手段、43……加熱カセット。
よるサービスシステムの燃料供給ユニットの斜視図、第
3図は、本発明によるサービスシステムの給水ユニット
のブロックダイヤグラム、第4図は本発明によるサービ
スシステムの空調ユニットの斜視図、第5図は本発明に
よるサービスシステムに含まれる汚水処理プラントの中
央バキュームユニットのブロックダイヤグラム、第6aず
〜第6c図は、このサービスシステムにおいて使用される
ボックスのそれぞれ側面図、平面図、正面図、第7図は
このサービスシステムに含まれる空調用ボックスの実施
例の断面図、第8図はこのサービスシステムに含まれる
給電用ボックスの実施例の一部断面斜視図、また第9図
は本発明のサービスシステムを港湾に使用した場合を示
す斜視図である。 1……ドッキング箇所、2……航空機、3……ボック
ス、4……供給/排出管、5……計器、6……分配管、
7……制御センター、8……供給本管、9……貯蔵所、
10……タンク、11……ポンプ、12……フィルタ、14……
粗フィルタ、16……排水貯蔵タンク、18……減圧ユニッ
ト、19,20……pH測定ユニット、21……補助タンク、23
……空調ユニット、30……ドレン穴、31……フランジ、
32……ブラケット、33……排水溝、34……フランジ、35
……管、36……接続手段、37……カバープレート、38…
…ヒンジ、39……作動ユニット、40……延長手段、41…
…接続手段、42……作動手段、43……加熱カセット。
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
B64F 1/28
B64F 1/12
H02G 3/26
H01R 13/46 304
H01R 13/52 302
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.燃料、水、空気および電力などの各種ユーティリテ
ィの供給と汚水などの汚物の除去を必要とする航空機
(2)などの各種クラフト用の複数の相互に離間された
ドッキング箇所に対するサービスシステムにおいて、前
記サービスシステムは、各ドッキング箇所において地面
水準に埋め込まれた複数のボックス(3)と、複数の分
配管(6)と、制御センター(7)とを含み、前記の各
ボックスは地面水準に配置されボックス(3)の内部に
面する下側面を備えた平板状のカバープレート(37)を
有し、このカバープレートの上をクラフトが駆動され、
各ボックスは、それぞれのボックスの中に達し地面水準
の下方に配置され供給管または排出管(4)をクラフト
の対応の取り入れ口または排出口に接続するための接続
手段(36、41)を収容し、また少なくとも一部のボック
スにおいて、前記供給管または排出管と前記接続手段と
の間に可撓性延長手段(35、40)が配備され、また前記
の分配管(6)は地面水準下方に配置され、対応の前記
供給管および排出管と、ユーティリティ供給源(9)お
よび汚水タンクとにそれぞれ接続され、また前記制御セ
ンター(7)を通して少なくとも前記分配管の一部が通
され、この制御センターは前記の管を通るユーティリテ
ィと汚水の輸送量を監視するモニタ装置を含むようにし
たサービスシステムにおいて、電気ケーブル用可撓性延
長手段(40)が配置されたボックス(3)のカバープレ
ート(37)には、その下側面に接続手段(41)の取り付
け手段が設けられていることを特徴とするサービスシス
テム。 2.各ボックス(3)は、カバープレートを包囲しボッ
クスの側壁に対して支持(32)されたフランジ(31)を
有する特許請求の範囲第1項によるサービスシステム。 3.各ドッキング箇所(1)は汚水処理用吸引管接続部
を含む少なくとも一つのボックス(3)を有し、各ボッ
クス(3)は、ボックス排出用吸引管に接続される底部
ドレン孔(30)を有する特許請求の範囲第1項によるサ
ービスシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62271587A JP2859265B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 複数の相互に離間された各種クラフトのドッキング箇所に対する固定式サービスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62271587A JP2859265B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 複数の相互に離間された各種クラフトのドッキング箇所に対する固定式サービスシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01115799A JPH01115799A (ja) | 1989-05-09 |
JP2859265B2 true JP2859265B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17502156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62271587A Expired - Lifetime JP2859265B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 複数の相互に離間された各種クラフトのドッキング箇所に対する固定式サービスシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859265B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4936099A (ja) * | 1972-08-08 | 1974-04-03 |
-
1987
- 1987-10-27 JP JP62271587A patent/JP2859265B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01115799A (ja) | 1989-05-09 |
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