JP2858654B2 - 歩行実習・訓練器 - Google Patents

歩行実習・訓練器

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JP2858654B2 JP8318514A JP31851496A JP2858654B2 JP 2858654 B2 JP2858654 B2 JP 2858654B2 JP 8318514 A JP8318514 A JP 8318514A JP 31851496 A JP31851496 A JP 31851496A JP 2858654 B2 JP2858654 B2 JP 2858654B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行実習・訓練器
に関し、更に詳しくは、コンベアモーターで制御駆動さ
れて自走するコンベアベルトの走行に伴い、該コンベア
ベルト上での強制的な人の歩行実習および/または犬の
歩行訓練を共通に行い得るようにした歩行実習・訓練器
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のいわゆる歩行器には、
従来から、主に対人用にのみ製作されて、人に自主的な
歩行等を実行させるための自走しないコンベアベルトを
備えた機器装置、つまり、このように自主的な歩行等を
促すことによって人体の運動不足等を有意義に解消し、
その健康管理および心身の鍛錬等に役立て得るようにし
た機器装置として、いわゆる、ランニング・マシンが公
知である。
【0003】翻って、これを一般家庭で飼育されている
犬の運動について顧みると、該犬に関しても、運動不足
等を原因とする精神的なストレス等を解消して健康管理
等をなすために、通常では、飼い主が自身の飼い犬を引
き紐等で引き連れて同伴し、もしくは引き紐等で連繋せ
ずに付添って必要とされる歩行訓練、即ち、いわゆる犬
の散歩を行なわなければならないのであるが、現今のよ
うに飼い主の生活上、時間的余裕を容易には生み出し難
いとき、その実行が仲々に困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
先に、特願平6−194627号(発明の名称;畜犬用
歩行訓練実習器)を以って、飼い犬のための歩行訓練の
みを対象とする自走式のベルトコンベアを利用した歩行
訓練実習器を新規に提案した。この本発明者の既提案に
係る歩行訓練実習器にあっては、犬自身の歩行訓練をあ
る程度まで強制的に実習可能にするために極めて効果的
且つ有効適切であることが実証された。
【0005】しかし一方で、この飼い犬のための歩行訓
練実習器は、装置自体の主な構成が実質的には前記対人
用のランニング・マシンとしての諸機能、ここでは、人
に対する半ば強制的な歩行実習に必要な機能をも併有し
ていることが明らかで、この点に鑑み、該装置の構成に
対人用としても兼用可能にするのが一層効果的且つ実際
的であるものと言える。
【0006】従って、本発明の目的とするところは、人
の強制的な歩行実習を兼ねて、飼い犬のための強制的な
歩行訓練をもなし得るようにした歩行実習・訓練器を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明に係る請求項1に記載の歩行実
習・訓練器は、コンベアモーターで制御駆動されて自走
するコンベアベルトを有し、該コンベアベルトの走行に
伴ってベルト上での強制的な人の歩行実習および/また
は犬の歩行訓練を可能にした歩行実習・訓練器であっ
て、前後方向に所要長さを有して左右方向に所要幅を与
えた左右1組の各下部フレームを設けると共に、該各下
部フレームの前端部側下面に傾斜角度調節可能な前方支
持脚を、後端部側下面に後方支持脚をそれぞれに配した
本体部フレーム構体と、前記各下部フレームでの前、後
端部の各ロール間に張設されるコンベアベルトを有し、
該コンベアベルトをコンベアモーターによって走行速度
調節自在に駆動するベルトコンベア装置と、前記各下部
フレームに沿い所要高さで配置され、共にコンベアベル
ト側へ交互に起倒可能に枢支させた左右両側1組の各側
部案内フレーム、および該各側部案内フレームの前方部
間に着脱自在に設置されて上方へ所要高さ位置を占める
把持フレームと、該把持フレーム上に設置されて前記ベ
ルトコンベア装置を駆動制御し、且つ必要に応じて停止
操作可能にされ、さらに、駆動結果を表示する制御・表
示装置と、前記歩行実習中の人の衣服等の一部および/
または歩行訓練中の犬の首輪等に係脱可能に連繋結合さ
れ、該人および/または犬の歩行速度がコンベアベルト
の走行速度よりも遅れたとき、この遅れを検出して前記
制御・表示装置のモーター電源回路を断つ緊急停止手段
とを少なくとも備えることを特徴としている。
【0008】本請求項1の歩行実習・訓練器では、ベル
トコンベア装置のコンベアモーターにより制御駆動され
て設定走行速度で自走するコンベアベルトを利用して、
該コンベアベルト上における把持フレームを把持した状
態での半ば強制的な人の歩行実習および/または各側部
案内フレームで案内且つ拘束された状態での強制的な犬
の歩行訓練がそれぞれ可能になると共に、制御・表示装
置によって、コンベアベルトの駆動制御と必要に応じた
停止操作、ならびに駆動結果の表示がなされ、併せて、
歩行実習中の人の衣服等の一部および/または歩行訓練
中の犬の首輪等に連繋結合された緊急停止手段により、
該歩行実習中の人および/または歩行訓練中の犬の歩行
速度がコンベアベルトの走行速度よりも遅れた場合、も
しくはこれに相当して転倒する等の何らかの緊急事態が
生じた場合には、該緊急停止手段が自動的に作動され
て、モーター電源回路を断つことでコンベアモーターを
自動停止して使用中に発生する惧れのある危険および危
惧等が未然に防止される。
【0009】また、本体部フレーム構体での各下部フレ
ームの前端部側下面に設けられる前方支持脚の高さ位置
調節により、後端部側下面に設けられる後方支持脚を支
点にして、該本体部フレーム構体、ひいてはコンベアベ
ルトの前方上方への傾斜角度を任意に調節でき、この結
果、人の歩行実習時および/または犬の歩行訓練時での
運動エネルギーに変化が与えられる。
【0010】さらに、各側部案内フレーム上の把持フレ
ームを取り外した上で、該各側部案内フレームを交互に
コンベアベルト側へ倒伏させることにより、全体を比較
的コンパクトに取り纏めた状態での取り片付けや収蔵等
が容易に可能となる。
【0011】本発明の請求項2に記載の歩行実習・訓練
器は、前記請求項1の歩行実習・訓練器において、前記
制御・表示装置には、前記コンベアベルトの走行速度を
設定値対応に制御し、且つ少なくとも歩行時間やコンベ
アベルトの走行距離の実習兼用訓練データを累積演算し
て表示する機能、および設定走行時間・距離に達した時
点でコンベアベルトを自動停止してブザーの鳴動等によ
る報知を行う機能が与えられていることを特徴としてい
る。
【0012】本請求項2の歩行実習・訓練器では、制御
・表示装置に与えられているそれぞれの諸機能が効果的
に果たされる。
【0013】本発明の請求項3に記載の歩行実習・訓練
器は、前記請求項1の歩行実習・訓練器において、前記
緊急停止手段が、実質的に強靱な紐等の連繋索を用い、
該連繋索の一端部側に対して、前記制御・表示装置のモ
ーター電源回路に電源スイッチと合わせて直列に組み込
まれたジャック端子間に挿脱可能に挿着されて回路を閉
じ、且つ抜出されて回路を開くプラグ端子を配し、他端
部側に対して、前記歩行実習中の人の衣服等の一部およ
び/または歩行訓練中の犬の首輪等に比較的強固に係脱
可能に結合する咬止クリップ等の係着部材を配した構成
であることを特徴としている。
【0014】本請求項3の歩行実習・訓練器では、緊急
停止手段の構成が可及的に簡略化され、ジャック端子間
へのプラグ端子の挿入によって、モーター電源回路が活
かされて直列の電源スイッチ等の投入で装置作動可能と
なり、且つ該装置の作動状態において、任意に停止操作
が可能になると共に、緊急事態の発生に伴うジャック端
子間からのプラグ端子の抜出しで、これが一種の安全ス
イッチとして作用し、該モーター電源回路が自動的に断
たれてコンベヤベルトを緊急停止させ得る。
【0015】本発明の請求項4に記載の歩行実習・訓練
器は、前記請求項1および2、3の歩行実習・訓練器に
おいて、前記本体部フレーム構体の各下部フレーム間に
走行可能に張設されるコンベアベルトが、前記歩行実習
中の人と、該歩行実習中の人に曳かれて同時に歩行訓練
される犬とで共用可能な幅方向広さを有することを特徴
としている。
【0016】本請求項4の歩行実習・訓練器では、自走
するコンベアベルト上にあって、半ば強制的な人の歩行
実習と、該歩行実習中の人に曳かれる犬の歩行訓練との
それぞれを同時に行うことができる。
【0017】また、本発明の第2の発明に係る請求項5
に記載の歩行実習・訓練器は、コンベアモーターで制御
駆動されて自走するコンベアベルトを有し、該コンベア
ベルトの走行に伴ってベルト上での強制的な人の歩行実
習および犬の歩行訓練を同時に可能にした歩行実習・訓
練器であって、前後方向に所要長さを有して左右方向に
所要幅を与えた左右1組の各下部フレームを設けると共
に、該各下部フレームの前端部側下面に傾斜角度調節可
能な前方支持脚を、後端部側下面に後方支持脚をそれぞ
れに配した本体部フレーム構体と、前記各下部フレーム
での前、後端部の各ロール間に張設されるコンベアベル
トを有し、該コンベアベルトを走行速度調節自在に駆動
するベルトコンベア装置と、前記各下部フレームに沿い
所要高さで配置され、コンベアベルト側へ交互に起倒可
能に枢支させた左右両側1組の各側部案内フレームと、
該各側部案内フレームの前方部間および中間部間にそれ
ぞれに着脱自在に設置されて上方へ所要高さ位置を占め
る前方部側の繋止フレームおよび中間部側の把持フレー
ムと、該把持フレーム上に設けられて前記ベルトコンベ
ア装置を駆動制御し、且つ必要に応じて停止操作可能に
され、さらに、駆動結果を表示する制御・表示装置と、
前記歩行実習中の人の衣服等の一部に係脱可能に連繋結
合され、該人の歩行速度がコンベアベルトの走行速度よ
りも遅れたとき、この遅れを検出して前記制御・表示装
置のモーター電源回路を断つ緊急停止手段とを少なくと
も備えて構成し、前記繋止フレームには、歩行訓練中の
犬の首輪等に紐等の連繋索を係脱可能に連繋結合して使
用し、また、歩行実習中の人が犬の歩行訓練状態を監視
して必要時にコンベアベルトの走行を停止操作し得るよ
うにしたことを特徴としている。
【0018】本請求項5の歩行実習・訓練器では、人の
歩行実習と犬の歩行訓練とを同時に行い得て、前記請求
項1の歩行実習・訓練器とほぼ同様な作用が得られるほ
か、歩行実習中の人が犬の歩行訓練状態を監視し得て、
必要時、例えば、歩行訓練中の犬が疲労した時点や転倒
する等の何らかの緊急事態が生じた場合に、監視してい
る歩行実習中の人によるコンベアベルトの走行停止の操
作が可能になる。
【0019】本発明の請求項6に記載の歩行実習・訓練
器は、前記請求項5の歩行実習・訓練器において、前記
制御・表示装置には、前記コンベアベルトの走行速度を
設定値対応に制御し、且つ少なくとも歩行時間や歩行距
離の実習兼用訓練データを累積演算して表示する機能、
および設定走行時間・距離に達した時点でコンベアベル
トを自動停止してブザーの鳴動等による報知を行う機能
が与えられていることを特徴としている。
【0020】本請求項6の歩行実習・訓練器では、前記
請求項2の場合とほぼ同様な作用が果たされる。
【0021】本発明の請求項7に記載の歩行実習・訓練
器は、前記請求項5の歩行実習・訓練器において、前記
緊急停止手段が、実質的に強靱な紐等の連繋索を用い、
該連繋索の一端部側に対して、前記制御・表示装置のモ
ーター電源回路に電源スイッチと合わせて直列に組み込
まれたジャック端子間に挿脱可能に挿着して回路を閉
じ、且つ抜出されて回路を開くプラグ端子を配し、他端
部側に対して、前記歩行実習中の人の衣服等の一部に係
脱可能に結合する咬止クリップ等の係着部材を配した構
成であることを特徴としている。
【0022】本請求項7の歩行実習・訓練器では、前記
請求項3の場合とほぼ同様な作用が果される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る歩行実習・訓
練器の実施形態例につき、図1ないし図5を参照して詳
細に説明する。
【0024】第1実施形態例 先ず、本発明の第1の発明に対応する第1実施形態例に
ついて述べる。本第1の発明に係る歩行実習・訓練器
は、人の歩行実習と犬の歩行訓練とを各別に共用して行
い得るようにしたものである。
【0025】図1は、本第1実施形態例による歩行実習
・訓練器の態様を一部分解して模式的に示す外観斜視図
であり、図2は、同上第1実施形態例での歩行実習・訓
練器の概要構成を示す側面図である。また、図3は、同
上第1実施形態例での制御回路の構成例を示すブロック
図である。
【0026】これらの図1ないし図3の各図に示す実施
形態例の装置構成において、本歩行実習・訓練器におい
ては、人の歩行実習および/または犬の歩行訓練のため
に前後長手方向に十分な余裕のある所要長さ(例えば、
1200mm程度)を有し、且つ左右短手方向に所要幅
(例えば、人および/または犬が個々単独に使用する場
合は600mm程度、幅方向で同時に共同して使用する
場合は1000mm程度)を与えた左右1組の各下部フ
レーム12、12を設けると共に、該各下部フレーム1
2、12の前端部側の下面に対しては、側部に止着穴1
3a、13aを貫通穿孔して下端が開口された左右1組
の各支持筒13、13と、それに、比較的高強度のモー
ター保持枠14とをそれぞれに下方へ向けて突設させ、
且つ後端部側の下面に対しては、左右1組の各後方支持
輪(右方となる一方については図示してない)15、1
5を同様に下方へ突設させることで、装置の主体部とな
る本体部フレーム構体11を形成する。これらの各部の
材料としては、例えば、スチール製の角パイプを用いる
のが好ましい。
【0027】また、前記左右の各支持筒13、13に
は、側部の長手方向に前記止着穴13a、13aに対応
する数段の止着穴16a、16aを貫通穿孔し、且つ下
端に各自在車輪17、17を固設した各前方支持脚1
6、16を挿脱可能に挿入すると共に、これらの選択段
の各止着穴16a、16aおよび各止着穴13a、13
aを通して高さ調節ピン18を挿通止着させることで、
床面等の据え付け配置面に対する前記各下部フレーム1
2、12の前端部側高さ、ひいては前記各後方支持脚1
5、15を支点とする前記本体部フレーム構体11での
前方側上方への傾斜角度を選択的に調節できるようにし
てある。
【0028】さらに、前記左右の各下部フレーム12、
12間での前端部側には、駆動Vプーリー19a付きの
コンベア駆動ロール19が、後端部側には、コンベア被
動ロール20がそれぞれ回転自在に枢支されており、こ
れらの両ロール19、20間にコンベアベルト21を張
設させると共に、前記モーター保持枠14に載架固定し
た可変回転速度のコンベアモーター22の出力Vプーリ
ー22aから、伝動Vベルト23および前記駆動Vプー
リー19aを介することでコンベア駆動ロール19、ひ
いては前記コンベアベルト21を設定速度で走行駆動で
きるようにし、且つ該コンベアベルト21の歩行利用す
る上部側ベルト部分を下面前後方向のベルト支承パネル
24で裏面側から走行支承させ、これらによってベルト
コンベア装置Aを構成する。なお図中、25は前記駆動
Vプーリー19aの外部覆いカバー、26は前記コンベ
ア被動ロール20の枢支位置を前後に進退調節してコン
ベアベルト21の張設度合いを加減するベルト調整ボル
トである。
【0029】一方、前記左右の各下部フレーム12、1
2における前端部側と後端部側との所要間隔を隔てたそ
れぞれの各上面に対しては、左右1対づつの平面コ字状
をなす各取付け座27、27が、そのコ字開口側を相互
に対向させて固着してあり、該各取付け座27、27の
基部側には、相互に上下方向の段差を与えた各枢支穴2
7a、27aが、その上方位置には、各保持穴27b、
27bがそれぞれに貫通穿孔してある。そしてまた、別
に数本の前後方向補助フレーム29で枠組みした所要高
さによる左右両側1組の各側部案内フレーム28、28
を設け、且つ該各側部案内フレーム28、28の下方基
端部の枢支穴28a、28aを案内フレーム枢支ボルト
30で前記各取付け座27、27の枢支穴27a、27
aに枢支させてあって、これらの各側部案内フレーム2
8、28を前記コンベアベルト21側へそれぞれ交互に
起倒可能に枢支させると共に、該各枢支穴28a、28
aの上方位置に貫通穿孔した各保持穴28b、28bと
前記各保持穴27b、27bを通して保持ピン31、3
1を挿通止着させることで、前記各側部案内フレーム2
8、28を前記本体部フレーム構体11での各下部フレ
ーム12、12の長手方向に沿って起立状態に保持す
る。つまり、前記した如く各側部案内フレーム28、2
8をコンベアベルト21側へ交互に倒伏させるために
は、該各側部案内フレーム28、28の所要高さを少な
くともコンベアベルト21の幅よりも短くする必要があ
る。
【0030】他方、前記左右両側の各側部案内フレーム
28、28上の各前方部対向位置に対しては、左右1組
の各取付け板32、32が止着されており、該各取付け
板32、32には、この前方部間に跨って所要高さ位置
を占める把持フレーム33の基部が枢支ボルト34で着
脱且つ揺動可能に枢支されると共に、前記各取付け板3
2、32での同心円上に所要の角間隔で貫通穿孔した数
個の各止着穴32a、32aの何れかを選択して、前記
把持フレーム33の止着穴33aに外側から角度調節ピ
ン35を挿通止着させることで、該把持フレーム33の
選択された設置角度位置を保持している。なお図中、3
6は前記把持フレーム33の左右把持部分に施された握
り被覆部である。
【0031】而して、前記把持フレーム33上の中間部
位置に止着させた固定板37に対しては、マイクロコン
ピュータ等の集中演算装置を用いた制御・表示装置Bが
取付けビス38によって取付け設置されている。該制御
・表示装置Bには、ここでは図示省略したが、前記コン
ベアベルト21の走行速度(人および/または犬の歩行
速度に該当)を設定値対応に制御し、且つ歩行時間やコ
ンベアベルト21の走行距離(人および/または犬の歩
行距離に該当)の実習兼用訓練データを累積演算して表
示する機能と、設定走行時間・距離に達した時点でコン
ベアベルト21を自動的に駆動停止してブザーを鳴動報
知させる機能等が与えられており、併せて、図3に示す
ように、内部に組み込まれた前記可変回転速度のコンベ
アモーター22のモーター電源回路39aに対して、そ
の電源スイッチ39bと直列にジャック端子39c、3
9cが設けられている。
【0032】そして、前記制御・表示装置Bに対して
は、緊急事態の発生に際して、前記コンベアベルト21
の駆動走行を緊急停止させるための緊急停止手段Cが連
繋されている。この場合の緊急事態とは、例えば、歩行
実習中の人および/または歩行訓練中の犬の歩行速度が
疲労等でコンベアベルト21の走行速度よりも遅れた場
合、もしくはこれに相当して転倒等のように何らかの緊
急事態が生じた場合に相当するものであってよい。ま
た、前記緊急停止手段Cとしては、実質的に強靱な紐等
の連繋索40を用い、該連繋索40の一端部側に対し
て、前記制御・表示装置Bでのモーター電源回路39a
に直列に設けられる各ジャック端子39c、39c間に
挿脱可能に挿着されて回路を閉じ、且つ抜出されて回路
を開くプラグ端子41を配し、他端部に対して、前記歩
行実習中の人の衣服等の一部および/または歩行訓練中
の犬の首輪等に比較的強固に着脱自在に結合する咬止ク
リップ等の係着部材42を配して構成される。
【0033】即ち、この緊急停止手段Cでは、前記各ジ
ャック端子39c、39c間へのプラグ端子41の挿入
により、前記モーター電源回路39aが活かされると共
に、続く電源スイッチ39bの投入でコンベアモーター
22の駆動、ひいてはコンベアベルト21の走行が開始
され、また、先に述べたような何らかの異常事態の発生
で、人および/または犬の歩行速度がコンベアベルト2
1の走行速度よりも遅れ、その結果として各ジャック端
子39c、39c間からプラグ端子41が引き抜かれる
と、瞬間的にモーター電源回路39aが断たれてコンベ
アベルト21を緊急停止させるのである。
【0034】従って、前記第1実施形態例構成による歩
行実習・訓練器においては、制御・表示装置Bにおける
各設定をなした上で、モーター電源回路39aの各ジャ
ック端子39c、39c間に緊急停止手段Cのプラグ端
子41を挿入接続させると共に、コンベアベルト21上
に人が立ちおよび/または犬を導いた状態で、連繋索4
0に連繋させた係着部材42を人に対しては衣服等の一
部、犬に対しては首輪等に結合して準備を終える。
【0035】その後、電源スイッチ39bを投入するこ
とにより、コンベアベルト21が走行を開始して、人で
ある場合には、把持フレーム33の握り被覆部36を把
持した状態で、所期通りの半ば強制的な歩行実習が容易
且つ効果的に行われ、また、犬である場合には、左右両
側の各側部案内フレーム28、28で、犬自身による周
辺部の視認が可能な状態、つまり、犬が徒らに惧れをだ
いたりせずに直進方向への歩行を案内して、コンベアベ
ルト21上から不必要に降りてしまうのを拘束した状態
のまま、所期通りの強制的な歩行訓練が行われるのであ
る。
【0036】また、この場合、コンベアモーター22に
よるコンベアベルト21の走行駆動については、その走
行速度、走行時間等が制御されることで、ここでの所期
の目的を容易に達成できるのであり、また、必要に応じ
ては、電源スイッチ39bの断操作によってコンベアベ
ルト21の走行を停止もしくは一旦休止することも可能
である。
【0037】そして、このように人の歩行実習および/
または犬の歩行訓練が行われている状態で、先にも述べ
たように、人および/または犬の歩行速度が疲れや転倒
等でコンベアベルト21の走行速度よりも遅れて、緊急
停止手段Cの連繋索40が一杯に延びきると、これを検
出して各ジャック端子39c、39c間からプラグ端子
41が引き抜かれ、瞬間的にモーター電源回路39aが
断たれてコンベアベルト21を緊急停止させ、これによ
って歩行実習および/または歩行訓練の安全性が効果的
に確保され、歩行休止のままでのベルトコンベア21の
走行による危険を未然に阻止し得るのである。
【0038】また、各下部フレーム12、12に対する
各前方支持脚16、16の高さ調節によって、コンベア
ベルト21を含む本体部フレーム構体11の上方への傾
斜角度を選択的に調節できるようにしているので、該コ
ンベアベルト21のそれ自体に所要の傾斜を与え得て人
の歩行実習および/または犬の歩行訓練での運動エネル
ギーに変化をもたらすことができる。
【0039】さらに、前記本体部フレーム構体11にお
いて、各側部案内フレーム28、28上の把持フレーム
33を取り外した上で、該各側部案内フレーム28、2
8をコンベアベルト21側へ交互に倒伏させることによ
り、全体を比較的コンパクトに取り纏めた状態にでき、
且つこの状態で、比較的重量のあるコンベアモーター2
2を組み込んだ前端部側に各自在車輪17、17を設け
てあるために、比較的軽い方の後端部側を持ち上げて装
置全体を容易に軽く移動させ得るのであり、該装置全体
の取り片付けや収蔵等が容易に可能である。
【0040】なお、前記第1実施形態例を適用した装置
構成では、装置自体を人および/または犬が個々単独に
利用する場合について述べたが、該実施形態例の装置構
成において、本体部フレーム構体11の各下部フレーム
12、12間に走行可能に張設されるコンベアベルト2
1の幅寸法に関し、歩行実習中の人と、該歩行実習中の
人に曳かれて同時に歩行訓練される犬とで共用可能な幅
方向広さに設定するときは、自走するコンベアベルト2
1上にあって、半ば強制的な人の歩行実習と、該歩行実
習中の人に曳かれる犬の歩行訓練とのそれぞれを同時に
行うことができるのであり、この種の機器として一層効
果的に使用できる。
【0041】第2実施形態例 続いて、本発明の第2の発明に対応する第2実施形態例
について述べる。本第2の発明に係る歩行実習・訓練器
は、人の歩行実習と犬の歩行訓練と同時に行い得るよう
にしたもので、この実施形態例の場合、同一のコンベア
ベルト上の前方部分において犬の歩行訓練を、また、後
方部分において人の歩行実習を同時に行うようにし、且
つ前方での犬の歩行訓練状態を後方の歩行実習状態にあ
る人によって監視できるようにもしている。
【0042】図4は、本第2実施形態例による歩行実習
・訓練器の態様を一部分解して模式的に示す外観斜視図
であり、図5は、同上第2実施形態例での歩行実習・訓
練器の概要構成を示す側面図である。また、図6は、同
上第2実施形態例での制御回路の構成例を示すブロック
図である。これらの図4ないし図6の各図中、前記図1
ないし図3の各図と同一符号は同一または相当部分を示
している。
【0043】本第2実施形態例においては、前記各下部
フレーム12、12の前後方向長さを前方側で犬の歩行
訓練と後方側で人の歩行実習とを同時に余裕をもって行
い得るだけの所要長さ(例えば、1600mm程度)に
設定すると共に、コンベアベルト21についてもこれに
做い、且つ前記各側部案内フレーム28、28に対して
は、前方部および中間部での各対向位置にあって、前方
部間に跨って所要高さ位置を占める繋止フレーム33’
および中間部間に跨って所要高さ位置を占める把持フレ
ーム33をそれぞれ前記と同様に角度調節可能で着脱且
つ揺動可能に枢支させ、さらに、繋止フレーム33’に
は検出装置Dを、把持フレーム33には前記と同様に制
御・表示装置Bを取付ける。
【0044】ここで、前記制御・表示装置Bに関して
は、前例の場合と同様の機能構成が与えられており、ま
た、前記検出装置Dに関しては、図6に示すように、前
記モーター電源回路39aでの電源スイッチ39bおよ
びジャック端子39c、39cに直列に同様なジャック
端子39d、39dが設けられ、且つ該ジャック端子3
9d、39dに対して犬の首輪等に着脱自在に結合する
同様な緊急停止手段Cを配したものである。
【0045】従って、本第2実施形態例の場合には、コ
ンベアベルト21上にあって、その前方側に犬を導いて
繋止フレーム33’に緊急停止手段Cで連繋させ、且つ
後方側に人が立って同様に把持フレーム33に緊急停止
手段Cを連係させた状態のまま、該コンベアベルト21
を走行駆動させることにより、前例の場合と全く同様に
犬の歩行訓練および人の歩行実習を同時に行うことがで
き、ほぼ同様な作用、効果が得られるのであり、さらに
は、先にも述べたように、前方での犬の歩行訓練状態を
後方の歩行実習状態にある人によって監視できるのであ
る。
【0046】なお、前記第2実施形態例を適用した装置
構成では、歩行訓練を行う犬に対しても緊急停止手段C
を配しているが、必ずしも必須の要件ではなく、場合に
よっては、繋止フレーム33’に単なる引き紐等で繋止
させておき、歩行実習中の人による監視で緊急事態に対
処させるようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上、各実施形態例によって詳述したよ
うに、上記構成からなる本発明の第1の発明によれば、
この種の装置機器として比較的簡単な構成であるにも拘
らず、それぞれに次のような種々の効果が得られるとい
う実用上優れた特長を有している。 (1)ベルトコンベア装置のコンベアモーターにより制
御駆動されて設定走行速度で自走するコンベアベルトを
利用して、該コンベアベルト上における把持フレームを
把持した状態での半ば強制的な人の歩行実習および/ま
たは各側部案内フレームで案内且つ拘束された状態での
強制的な犬の歩行訓練がそれぞれ可能になる。 (2)制御・表示装置によってコンベアベルトが駆動制
御され、併せて、歩行実習中の人の衣服等の一部および
/または歩行訓練中の犬の首輪等に連繋結合された緊急
停止手段により、歩行実習中の人および/または歩行訓
練中の犬の歩行速度がコンベアベルトの走行速度よりも
遅れた場合、もしくはこれに相当して転倒する等の何ら
かの緊急事態が生じた場合にコンベアモーターを自動停
止して使用中の危険発生を未然に防止できる。 (3)本体部フレーム構体での各下部フレームの前端部
側下面に設けられる前方支持脚の高さ位置調節により、
コンベアベルトの前方上方への傾斜角度を任意に調節で
きて人の歩行実習時および/または犬の歩行訓練時での
運動エネルギーに変化を与えることができる。 (4)各側部案内フレーム上の把持フレームを取り外し
た上で、該各側部案内フレームを交互にコンベアベルト
側へ倒伏させることにより、全体を比較的コンパクトに
取り纏めた状態での取り片付けや収蔵等が容易に可能と
なる。 (5)人が歩行実習に使用する場合、把持フレームを把
持することで、所期通りの半ば強制的な歩行実習を安定
して容易に行なうことができる。 (6)犬の歩行訓練に使用する場合、左右両側の各側部
案内フレームによって、犬自身による周辺部の視認が可
能になり、犬が徒らに惧れをだいたりせずに直進方向へ
の歩行案内でき、このためにコンベアベルト上から不必
要に降りてしまうのを拘束した状態のままで、所期通り
の強制的な歩行訓練が容易に行なうことができる。 (7)制御・表示装置に対して、コンベアベルトの走行
速度を設定値対応に制御し、且つ少なくとも歩行時間や
コンベアベルトの走行距離の実習兼用訓練データを累積
演算して表示する機能、および設定走行時間・距離に達
した時点でコンベアベルトを自動停止してブザーの鳴動
等による報知を行う機能を与えることにより、これらの
諸機能を効果的に果たし得るのである。 (8)緊急停止手段として、強靱な紐等の連繋索の一端
部側に、モーター電源回路に電源スイッチと合わせて直
列に組み込まれたジャック端子間を接続して回路を閉じ
且つ抜出されて回路を開くプラグ端子を配し、他端部側
に、歩行実習中の人の衣服等の一部および/または歩行
訓練中の犬の首輪等に比較的強固に係脱可能に結合する
咬止クリップ等の係着部材を配して構成するときは、人
の歩行実習および/または犬の歩行訓練が行われている
状態で、これらの人および/または犬の歩行速度が疲れ
や転倒等でコンベアベルトの走行速度よりも遅れて不測
の緊急事態を生じた場合、瞬間的にモーター電源回路を
断ってコンベアベルトを緊急停止できるので、歩行実習
および/または歩行訓練の安全性が効果的に確保される
ことになり、歩行休止のままでのベルトコンベアの走行
による危険を未然に防止できる。
【0048】また、第2の発明では、上記各効果に加
え、コンベアベルト上にあって半ば強制的な人の歩行実
習と犬の歩行訓練とのそれぞれを同時に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明に対応して適用した第1実
施形態例による歩行実習・訓練器の態様を一部分解して
模式的に示す外観斜視図である。
【図2】同上第1実施形態例による歩行実習・訓練器の
概要構成を模式的に示す側面図である。
【図3】同上第1実施形態例による制御回路の構成例を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の発明に対応して適用した第2実
施形態例による歩行実習・訓練器の態様を一部分解して
模式的に示す外観斜視図である。
【図5】同上第2実施形態例による歩行実習・訓練器の
概要構成を模式的に示す側面図である。
【図6】同上第1実施形態例による制御回路の構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
11 本体部フレーム構体 12 下部フレーム 13 支持筒 13a 止着穴 14 モーター保持枠 15 後方支持脚 16 前方支持脚 16a 止着穴 17 自在車輪 18 高さ調節ピン A ベルトコンベア装置 19 コンベア駆動ロール 19a 駆動Vプーリー 20 コンベア被動ロール 21 コンベアベルト 22 可変回転速度のコンベアモーター 22a 出力Vプーリー 23 伝動Vベルト 24 ベルト支承パネル 25 外部覆いカバー 26 ベルト調整ボルト 27 取付け座 27a 枢支穴 27b 保持穴 28 側部案内フレーム 28a 枢支穴 28b 保持穴 29 補助フレーム 30 案内フレーム枢支ボルト 31 保持ピン 32 取付け板 32a 止着穴 33 把持フレーム 33’ 繋止フレーム 33a 止着穴 34 枢支ボルト 35 角度調節ピン 36 握り被覆部 37 固定板 38 取付けビス B 制御・表示装置 39a モーター電源回路 39b 電源スイッチ 39c、39d ジャック端子 C 緊急停止手段 40 連繋索 41 プラグ端子 42 係着部材 D 検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 1/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアモーターで制御駆動されて自走
    するコンベアベルトを有し、該コンベアベルトの走行に
    伴ってベルト上での強制的な人の歩行実習および/また
    は犬の歩行訓練を可能にした歩行実習・訓練器であっ
    て、 前後方向に所要長さを有して左右方向に所要幅を与えた
    左右1組の各下部フレームを設けると共に、該各下部フ
    レームの前端部側下面に傾斜角度調節可能な前方支持脚
    を、後端部側下面に後方支持脚をそれぞれに配した本体
    部フレーム構体と、前記各下部フレームでの前、後端部
    の各ロール間に張設されるコンベアベルトを有し、該コ
    ンベアベルトを走行速度調節自在に駆動するベルトコン
    ベア装置と、前記各下部フレームに沿い所要高さで配置
    され、コンベアベルト側へ交互に起倒可能に枢支させた
    左右両側1組の各側部案内フレームと、該各側部案内フ
    レームの前方部間に着脱自在に設置されて上方へ所要高
    さ位置を占める把持フレームと、該把持フレーム上に設
    けられて前記ベルトコンベア装置を駆動制御し、且つ必
    要に応じて停止操作可能にされ、さらに、駆動結果を表
    示する制御・表示装置と、前記歩行実習中の人の衣服等
    の一部および/または歩行訓練中の犬の首輪等に係脱可
    能に連繋結合され、該人および/または犬の歩行速度が
    コンベアベルトの走行速度よりも遅れたとき、この遅れ
    を検出して前記制御・表示装置のモーター電源回路を断
    つ緊急停止手段とを少なくとも備えることを特徴とする
    歩行実習・訓練器。
  2. 【請求項2】 前記制御・表示装置には、前記コンベア
    ベルトの走行速度を設定値対応に制御し、且つ少なくと
    も歩行時間や歩行距離の実習兼用訓練データを累積演算
    して表示する機能、および設定走行時間・距離に達した
    時点でコンベアベルトを自動停止してブザーの鳴動等に
    よる報知を行う機能が与えられていることを特徴とする
    請求項1に記載の歩行実習・訓練器。
  3. 【請求項3】 前記緊急停止手段が、実質的に強靱な紐
    等の連繋索を用い、該連繋索の一端部側に対して、前記
    制御・表示装置のモーター電源回路に電源スイッチと合
    わせて直列に組み込まれたジャック端子間に挿脱可能に
    挿着して回路を閉じ、且つ抜出されて回路を開くプラグ
    端子を配し、他端部側に対して、前記歩行実習中の人の
    衣服等の一部および/または歩行訓練中の犬の首輪等に
    係脱可能に結合する咬止クリップ等の係着部材を配した
    構成であることを特徴とする請求項1に記載の歩行実習
    ・訓練器。
  4. 【請求項4】 前記本体部フレーム構体の各下部フレー
    ム間に走行可能に張設されるコンベアベルトが、前記歩
    行実習中の人と、該人に曳かれて歩行訓練される犬とで
    共用可能な幅方向広さを有することを特徴とする請求項
    1および2、3に記載の歩行実習・訓練器。
  5. 【請求項5】 コンベアモーターで制御駆動されて自走
    するコンベアベルトを有し、該コンベアベルトの走行に
    伴ってベルト上での強制的な人の歩行実習および犬の歩
    行訓練を同時に可能にした歩行実習・訓練器であって、 前後方向に所要長さを有して左右方向に所要幅を与えた
    左右1組の各下部フレームを設けると共に、該各下部フ
    レームの前端部側下面に傾斜角度調節可能な前方支持脚
    を、後端部側下面に後方支持脚をそれぞれに配した本体
    部フレーム構体と、前記各下部フレームでの前、後端部
    の各ロール間に張設されるコンベアベルトを有し、該コ
    ンベアベルトを走行速度調節自在に駆動するベルトコン
    ベア装置と、前記各下部フレームに沿い所要高さで配置
    され、コンベアベルト側へ交互に起倒可能に枢支させた
    左右両側1組の各側部案内フレームと、該各側部案内フ
    レームの前方部間および中間部間にそれぞれ着脱自在に
    設置されて上方へ所要高さ位置を占める前方部側の繋止
    フレームおよび中間部側の把持フレームと、該把持フレ
    ーム上に設けられて前記ベルトコンベア装置を駆動制御
    し、且つ必要に応じて停止操作可能にされ、さらに、駆
    動結果を表示する制御・表示装置と、前記歩行実習中の
    人の衣服等の一部に係脱可能に連繋結合され、該人の歩
    行速度がコンベアベルトの走行速度よりも遅れたとき、
    この遅れを検出して前記制御・表示装置のモーター電源
    回路を断つ緊急停止手段とを少なくとも備えて構成し、
    前記繋止フレームには、歩行訓練中の犬の首輪等に紐等
    の連繋索を係脱可能に連繋結合して使用し、また、歩行
    実習中の人が犬の歩行訓練状態を監視して必要時にコン
    ベアベルトの走行を停止操作し得るようにしたことを特
    徴とする歩行実習・訓練器。
  6. 【請求項6】 前記制御・表示装置には、前記コンベア
    ベルトの走行速度を設定値対応に制御し、且つ少なくと
    も歩行時間や歩行距離の実習兼用訓練データを累積演算
    して表示する機能、および設定走行時間・距離に達した
    時点でコンベアベルトを自動停止してブザーの鳴動等に
    よる報知を行う機能が与えられていることを特徴とする
    請求項5に記載の歩行実習・訓練器。
  7. 【請求項7】 前記緊急停止手段が、実質的に強靱な紐
    等の連繋索を用い、該連繋索の一端部側に対して、前記
    制御・表示装置のモーター電源回路に電源スイッチと合
    わせて直列に組み込まれたジャック端子間に挿脱可能に
    挿着して回路を閉じ、且つ抜出されて回路を開くプラグ
    端子を配し、他端部側に対して、前記歩行実習中の人の
    衣服等の一部に係脱可能に結合する咬止クリップ等の係
    着部材を配した構成であることを特徴とする請求項5に
    記載の歩行実習・訓練器。
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