JP2858576B2 - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP2858576B2
JP2858576B2 JP63015732A JP1573288A JP2858576B2 JP 2858576 B2 JP2858576 B2 JP 2858576B2 JP 63015732 A JP63015732 A JP 63015732A JP 1573288 A JP1573288 A JP 1573288A JP 2858576 B2 JP2858576 B2 JP 2858576B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばカラー写真やスチールビデオ画像、
更には印刷物などのカラー画像を検索するための検索情
報を決定するプロセッサによる画像処理方法に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、この種の画像処理装置への画像データの登録
時、画像データのデータベースを管理しているオペレー
タが、キーボード又はデジタイザ等の入力装置から識別
コードを入力し、画像データに付加して画像フアイルに
登録を行なっていた。即ち、これら管理者はスキヤナ等
より入力した画像データを一旦表示装置に表示して、そ
の画像を観察することにより、登録用キーワードの分類
の中からその画像データに合った属性を選択し、その属
性コードを検察用識別コードとして画像データとともに
フアイルに登録していた。
以下にその例を示す。
ここでは、検索用のキーワードを“人物”、“風
景”、“動物”、“植物”、“感性表現”、“色表現”
の6分類とし、その属性として次のものがあるとする。
人物∋(男、女、家族、子供、外国人、カツプル、複
数の人) 風景∋(都会、山岳、高原、草原、田園、海岸、湖、
川、民家、街並) 動物∋(犬、猫、魚、虫、その他) 食物∋(花、草、樹木、その他) 感性表現∋(明るい、暗い、ハデな、じみな、高コン
トラストな、低コントラストな) 色表現∋(赤っぽい、緑っぽい、青っぽい、黄色っぽ
い、マゼンタっぽい、シアンっぽい) まず、画像データベースの管理者は、スキヤナ或いは
3管式カメラ等の画像入力装置により原画像を入力し
て、カラー表示装置に表示する。そこで、まずタイトル
名、撮影者名をキーボード等から入力する。そして次
に、管理者は表示装置に表示された画像を観察しなが
ら、自らの判断により順次、上述した各キーワードの属
性を選択して入力していく。
いま仮に入力原画像が“草原で女の子供が犬と一緒に
撮影された写真で、全体として明るいシーン”であると
する。データベース管理者はこの画像をカラー表示装置
で観察しながら、各キーワードについて、次の様に順に
属性を選択し識別コードを決定していた。
“人物”のキーワードとして“女",“子供”を選択す
る。
“風景”のキーワードとして“草原”を選択する。
“動物”のキーワードとして“犬”を選択する。
“植物”のキーワードとして“草”を選択する。
“感性表現”のキーワードとして“明るい”を選択す
る。
“色表現”のキーワードとして“緑つぽい”を選択す
る。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら上記従来例では、画像データベースの管
理者が、その人の主観により各キーワードの属性を選択
して検索用識別コードとしていたため、次の様な問題点
があつた。
(1)キーワードの数を増やし、より細かい分類を行お
うとすると、その分の全てのキーワードについて、管理
者が順次属性を選択して識別コードを決定しなければな
らず、非常に多くの時間と労力を要する。
(2)前述のキーワードのうち、例えば人物、風景、動
物、植物等のキーワードは管理者にとつて選択しやすい
が、画像の雰囲気がキーワードになつている、例えば
“感性表現”や“色表現”等のキーワードは、管理者に
とつて判定しにくく、属性を決定するのに時間を要す
る。
(3)また“感性表現”等のキーワードは、管理者の主
観によつて判断されるため、管理者の健康状態やその時
の気分等で変動するばかりでなく、複数の管理者が登録
すると、各人毎にキーワードが異なり、ばらつきを生じ
る。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、画像の
広範囲な色相を鑑みて、画像の色相を十分反映した検索
情報を自動的に決定する画像処理方法を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の画像処理方法は以
下のような工程を備える。即ち、 画像に応じた画像データを用いて、前記画像を構成す
る画素の色相が特定色相の範囲に含まれるかを判定し、 前記判定の結果から、前記画像に含まれる前記特定色
相の範囲の画素の数を検出し、 前記検出された画素の数を所定の閾値と比較し、 前記比較により前記閾値を越えると判定された場合、
前記特定色相に基づいて対象物の名称を求め、当該名称
を前記画像の検索情報とすることを特徴とする。
[作用] 以上の構成により、画像に応じた画像データを用い
て、その画像を構成する画素の色相が特定色相の範囲に
含まれるかを判定し、その判定の結果から、その画像に
含まれる前記特定色相の範囲の画素の数を検出し、その
検出された画素の数が閾値を越えると判定された場合、
その特定色相に基づいて対象物の名称を求め、その名称
をその画像の検索情報とする。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。
[画像処理装置の説明(第1図)] 第1図は本発明の一実施例の画像処理装置の概略構成
を示すブロツク図である。
図中、1はコントロールプロセツサ(CPU)であり、
装置全体の制御を行つている。2はプログラムメモリ
で、CPU1の制御プログラムや各種データを格納してい
る。パラメータコントローラ3はCPU1等の指示により演
算器5、パラメータメモリ4、パラメーター設定用I/O
6をコントロールし、後述する制御に必要なパラメータ
の初期化、設定、比較等を行う。また、パラメータ設定
用I/O 6には検索要求や画像登録要求等の各種コマンド
や指示を入力するキーボード21とデジタイザ22が接続さ
れている。
プロセツサ10とCPU1は、CPUバス25とイメージコント
ローラ9を介して接続されており、プロセツサ10はCPU1
の指示によつて動作する。プロセツサ10は画像処理部26
の中核となる部分であり、CPU1の命令に従つて選択され
たイメージメモリ12、13や画像データ用I/O 16から画像
データを受けとり、RGB3次元のデータを他の3次元軸上
のデータに変換する等の演算を行い、その結果をセレク
トされた任意のイメージメモリ12、13や画像データ用I/
O 16に返送する。
また演算により必要なイメージメモリに対応している
アドレスにキヤリアをたてるため、キヤリア専用メモリ
であるフラグマツプメモリ11にも出力可能である。この
フラグマツプメモリ11はイメージメモリ12と13の各フレ
ームメモリと同じアドレス空間を有しており、このフラ
グマツプメモリ11によつて画像の統計演算(ヒストグラ
ム演算等)を高速に行うことができる。
画像データ用I/O 16は登録する画像データ入力装置の
インターフエイス部であり、ここでは3管式カメラ23
や、CCDスキヤナ24等の画像入力装置が接続され、CPU1
の指令によつてこれら画像入力装置の1つを選択的に作
動して画像データの入力を行うことができる。イメージ
メモリ12、13はそれぞれ3チヤンネル(例えばRGB或はH
LS)のフレームメモリ構成となつており、CPUバス25、
ビデオバス27のいずれにも接続されているのでCPU1から
イメージメモリ12、13のいずれにも読み書きでき、また
プロセツサ10により任意のメモリ間で画像データの演算
を行うことも可能である。
イメージメモリ12、13のビデオバス27側にはルツクア
ツプテーブル14、15を構成する高速のRAMがそれぞれ接
続されており、これらルツクアツプテーブルの各フレー
ムメモリはそれぞれ256×8ビツトのアドレス空間を有
している。また、各ルツクアツプテーブルの各フレーム
メモリの8本のアドレスラインは、それぞれ対応するイ
メージメモリ12、13のフレームメモリからの8ビツト
(256階調)出力に直結され、各ルツクアツプテーブル
のデータラインはビデオバス27に接続されている。CPU1
はイメージコントローラ9とプロセツサ10を介して、こ
れらルツクアツプテーブル14、15の内容を自由に読み書
きすることができる。
グラフイツクコントローラ17は登録および検索用の画
像を表示するグラフイツク表示用CRT18のコントローラ
部であり、CPU1の命令に従つてイメージメモリ12、13の
内容を選択的に切り変え、イメージメモリ12、13から出
力されるデータを基に各ルツクアツプテーブル14、15か
ら出力されるデジタル画像信号をアナログビデオ信号に
変換し、画像表示用グラフイツクCRT18にカラー表示す
る。
CRT20はパラメータの設定内容を表示してオペレータ
に知らせるのに使用される。19はCRT20への表示制御を
行うCRTコントローラ19である。従つて、オペレータはC
RT20に表示されたパラメータのうち、最適のパラメータ
をキーボード21やデジタイザ22によつて選択する。
インデツクスフアイル7はオペレータにより入力され
た或いはCRT20に表示されて選択された、画像データの
検索や登録に使用される各画像データの属性を格納する
磁気ハードデイスクである。イメージフアイル8はイン
デツクスフアイル7に格納されている属性を示す識別コ
ードと対応させて、画像データを格納する磁気ハードデ
イスクであり、イメージフアイル8の内容はイメージコ
ントローラ9を介してイメージメモリ12或いは13に書込
むことができ、またイメージメモリ12、13の画像データ
をイメージフアイル8に書込むことができる。
[インデツクスフアイルとイメージフアイルの説明(第
2図)] 第2図(A)はインデツクスフアイル7のデータ構成
を示す図、第2図(B)はイメージフアイル8のデータ
構成を示す図である。
画像データの登録時、3管式カメラ23又はCCDスキヤ
ナ24から入力された原画像データはイメージメモリ12あ
るいは13に記憶されるとともにCRT18に表示される。画
像データベース管理者がキーボード21とデジタイザ22と
からその画像データの属性を入力すると共に、画像処理
部26およびCPU1等の働きによつて自動的に算出されたそ
の画像データ属性を基に、CPU1が識別コード71を発生す
る。この識別コード71と算出或は設定された属性72とを
1つのレコード70としてインデツクスフアイル7に登録
する。
一方、イメージフアイル8では、原画像データ80の先
頭に識別コード71を付加し、イメージメモリよりの画像
データを、イメージフアイル8に画像データフアイル82
として格納する。従つて、1つの原画像に対する属性72
と画像データ80とは、同一の識別コード71によつて対応
づけられている。
[インデツクスフアイルのレコードフオーマツトの説明
(第3図)] 第3図はインデツクスフアイル7の1レコード70のフ
オーマツト例を示す図である。
本実施例の1レコード70は92バイトからなり、その内
訳は識別コード71が4バイト、タイトルコードが24バイ
ト、コメントコード50バイト、入力装置コード2バイ
ト、人物コード2バイト、風景コード2バイト、動物コ
ード2バイト、植物コード2バイト、感性表現コード2
バイト、色表現コード2バイトとなつている。タイトル
コード、コメントコードの欄には管理者がキーボード21
より入力したキヤラクタのコードが書込まれる。入力装
置コードは画像データを入力した3管式カメラ23やCCD
カメラ24等の識別を行うコードが書込まれる。
人物コード、風景コード、動物コード、植物コード、
感性表現コード、色表現コードはそれぞれ2バイトすな
わち16ビツトの構造をもち、図に示すようにビツト単位
で各属性との対応が取られている。各コードのはじめの
1ビツトにはそのキーワードの属性が存在するかどうか
を示す属性存在フラグがあり、残り15ビツトに15種類の
属性フラグが設けられている。属性と属性フラグのビツ
ト位置は予め対応づけられており、例えばキーワード
“人物”に関する属性が“子供”“女”であるとする
と、人物コードは“1010100000000000"となる。
また、この人物コードの属性では種類が7種類であ
り、人物コード(16ビツト)の後半の8ビツトは使われ
ていない。これにより、将来人物コードの属性の種類が
増えた場合でも対応できるようになつている。以下、キ
ーワード“風景”、“動物”、“植物”、“感性表
現”、“色表現”についても同様である。
次に、本実施例における画像データの登録時の動作に
ついて説明する。
ここでも従来例と同様に、検索用のキーワードを“人
物”、“風景”、“動物”、“植物”、“感情表現”、
“色表現”の6分類とし、入力原画像は“草原で女の子
供が犬といつしよに撮影されたもので、全体として明る
いシーン”であるとする。
[登録処理の説明(第4図〜第6図)] 第4図は実施例の画像データの登録処理を示すフロー
チヤート、第5図はパラメータメモリ4の構成を示す図
である。
まずステツプS1で原画像データを入力する画像入力装
置を、3管式カメラ23かCCDスキヤナ24のいずれかに決
定する。これはCRT20に画像入力装置の例えばアイコン
等を表示し、オペレータがキーボード21かデジタイザ22
等で所望のアイコンを指示して、いずれかを選択するこ
とにより行われる。いま3管式カメラ23が選択されると
パラメータメモリの入力フラグ40は“0"に、CCDカメラ2
4が選択されると、入力フラグ40は“1"にセツトされ
る。
こうして画像データを入力する画像入力装置が決定す
ると、CPU1は画像処理部26のプロセツサ10に指示を与
え、画像データ用I/O 16を介して指示された入力装置か
ら原画像データを読み込み、R成分、G成分、B成分に
分けてイメージメモリ12に格納する。
次にステツプS2でイメージメモリ12のRGB系の画像デ
ータを、HLS系の画像データに変換し、その結果をイメ
ージメモリ13に格納する。
第6図はRGB系の画像データをHLS系の画像データに変
換する処理を示すフローチヤートである。
ステップS20ではイメージメモリ12の1画素データの
各R、G、B値から最大のデータを抽出して、それをMA
Xとする。ステツプS21では逆にR、G、B値の中から最
少のデータを抽出して、その値をMINとする。ステツプS
22ではMAXとMINの値を加算して2で割り(最大値と最小
値の平均を取り)、その結果を明度Lの値とする。
ステツプS23ではMAXとMINの値が等しいか否かを判別
し、等しければ色相は存在しないからステツプS24に進
み、無彩色であるため彩度Sを“0"にする。またここで
は色相は存在しないのでHは不定であるが、この場合は
色相Hを“0"にして変換を終了する。
ステツプS23で最大値MAXと最少値MINが等しくないと
きはステツプS25に進み、MAXとR(赤)成分の値が等し
いか否かを判別する。等しければ赤色の成分を多く含む
のでステツプS26に進み、Hの値を 85+43×(G−B)/(MAX+MIN)とする。この計算式
の定数“85",“43"はそれぞれ1/3×256(階調)、1/6×
256(階調)を意味している。これは赤色の成分を多く
含む色相が、色相データの“85"を中心とする上下“43"
の範囲内に符号化されることを意味する。ここで“256"
は画像データを8ビツトとしたとき、8ビツトで表現さ
れる全階調数を示している。
これはまた、8ビツトを色相環の360度として捕える
と、上記赤色を多く含む色相は角度にして120度を中心
に符号化される意味となる。
ステツプS25で最大値MAXとRの値が等しくないときは
ステツプS27に進み、最大値MAXとG(緑)の値が等しい
かをみる。等しければ緑色の成分を多く含むので、ステ
ツプS28に進み、色相の値を ここでの定数“170"と“43"は、ステツプS26と同様
に、それぞれ256×2/3(階調)、256×1/6(階調)を示
し、緑色の成分を多く含む色相Hがデータの“170"、即
ち角度にして240度を中心に符号化されることを意味す
る。ステツプS27で等しくないときは青色の成分を多く
含むのでステツプS29に進み、Hの値を これは青色の成分を多く含む色相は、データが“0"すな
わち角度にして0度を中心に符号化されることを意味す
る。次にステツプS30で、ステツプS30求めた明度の値と
127とを比較し、小さいか等しいならばステツプS31に進
み、彩度Sの値を にし、そうでなければステツプS32に進み、 として変換を終了する。
こうしてR、G、B等の画像データがHLS成分の画像
データに変換されると、第4図のステツプS3に進む。
ここでは、イメージメモリ12内の原画像に肌色の画像
が存在するかどうかを、イメージメモリ13に格納された
HLS画像データをもとに算出する。肌色のデータはH成
分画像データの8ビツト値が約“90"〜“110"の範囲に
属する値であるため、プロセツサ10はCPU1の命令に従っ
てイメージメモリ13のH成分画像のデータのうち“90"
から“110"の範囲にある画素を“1"に、その他の範囲に
ある画素は“0"としてフラグマツプメモリ11に展開す
る。そして次に、プロセツサ10の面積計算カウンタによ
ってフラグマツプメモリ11における“1"の数をカウント
し、その結果を頻度データ(HINDO)として、パラメー
タメモリ4の肌色頻度41に一時格納する。
次にステツプS4で、ステツプS3で求めたHINDOの値と
パラメータメモリ4の中に前もって定められている定数
(肌色定数)42とを比較し、HINDOの値が肌色定数42の
値より大きい値の時は、イメージメモリ12の画像データ
に肌色、すなわち“人物”が存在すると判断し、キーワ
ード“人物”に関する属性の存在を表わすパラメータメ
モリ4の人物フラグ43が“1"に設定される。また、類度
数41が肌色定数42より小さいときは、パラメータメモリ
4の人物フラグ43が“0"に設定される。
次に、ステツプS5でCPU1とプロセツサ10によりイメー
ジメモリ13のL成分画像の平均値を求める。そして、そ
の値が予めパラメータメモリ4に設定しておいた明度値
(定数)44より大きい場合は、“感性表現”の属性とし
て“明るい”を表わす明度パラメータ45を“1"に設定
し、他の場合は“0"とする。またこのステツプS5で求め
た平均値が、パラメータメモリ4の別の設定値(暗度
値)46より小さい場合は、“感性表現”の属性“暗い”
を表わす暗度パラメータ47を“1"に設定し、他の場合は
“0"に設定する。
ステツプS6ではイメージメモリ13内の原画像の色相H
に関する統計値を求める。イメージメモリ13のH成分画
像について、赤、緑、青、マゼンタ、黄色、シアン系の
色が、どの程度全体に対して占めているかを演算する。
H成分画像は“0"から“255"に行くに従って、青、マゼ
ンタ、赤、黄、緑、シアン、青という順に変化する。そ
こでまず、青色系の色が含まれている面積(画素数)を
ステツプS3と同様に、プロセツサ10の面積計算カウンタ
によって求める。これはCPU1とプロセツサ10により、イ
メージメモリ13のH成分画像データのうちの、ある範囲
に該当するフラグマツプメモリ11の画素に“1"を発生さ
せる演算を行ない、次にプロセツサ10の面積計算カウン
タによつてフラグマツプメモリ11の“1"の部分をカウン
トし、各色相についてパラメータメモリ4の各パラメー
タを設定する。
ここでは、青色系についてはHの値の範囲が“0"〜
“21"と“237"〜“255"にある画素を“1"として画素数
を計算し、その結果を青色類度数48としてパラメータメ
モリ4に登録する。以下、マゼンタ系ではHの値が“2
2"〜“64"の範囲にある画素数をパラメータメモリ4の
マゼンタ類度数49に、赤系ではHの値が“65"〜“107"
の範囲にある画素数をパラメータメモリ4の赤色類度数
50に、黄色系はHの値が“108"〜“151"の範囲にある画
素数をパラメータメモリ4の黄色頻度数51に、緑系では
Hの値が“152"〜“193"の範囲にある画素数をパラメー
タメモリ4の緑色頻度数52に、シアン系ではHの値が、
“194"〜“236"の範囲にある画素数をシアン頻度数53に
それぞれ設定する。
ステツプS7ではパラメータメモリ4に設定された青色
頻度数48、マゼンタ頻度数49、赤色頻度数50、黄色頻度
数51、緑色頻度数52、シアン頻度数53の各値を予め定め
られた設定値と比較し、キーワード“色表現”の属性を
設定する。ここで比較される設定値は、全画素数の1/2
の値、すなわち512×512の画像であれば、512×512/2=
131072とし、この値と各頻度値とが比較される。青色頻
度数が“131072"より大きい値であればキーワード色表
現の属性を“青つぽい”とし、属性を表わすパラメータ
の青フラグ54を“1"に初期設定して、パラメータメモリ
4内に格納する。以下順に、マゼンタ頻度数が“13107
2"より大きければ“マゼンタつぽい”としてマゼンタフ
ラグ59を“1"とし、小さければ“0"と初期設定しパラメ
ータメモリ4に格納する。
以下、赤色頻度数50、黄色頻度数51、緑色頻度数52、
シアン頻度数53の値により赤フラグ55、黄フラグ56、緑
フラグ57、シアンフラグ58をそれぞれ設定してパラメー
タメモリ4に格納する。
ステツプS8ではCRT20に画像のタイトルとコメントの
入力要求を表示する。ここで、オペレータはイメージメ
モリ12のRGB画像が表示されているCRT18を参照し、キー
ボード21からタイトルとコメントを入力する。ここで入
力されるタイトル名は最大24文字、コメントは最大50文
字とする。
ステツプS9ではパラメータメモリ4の人物フラグ43を
チエツクし、オン(“1")ならばステツプS10に進み、
人物の属性入力を行うが、オフ(“0")であればステツ
プS11に進み、風景の属性入力を行う。
ステツプS10では、CRT20に“人物”に関する属性(例
えば、男、女、家族、子供、外人、カツプル、複数の人
等)を表示する。ここでオペレータはCRT18に表示され
たカラー画像を参照しながら、CRT20に表示されている
属性のうち該当するものをキーボード21あるいはデジタ
イザ22により選択する。ここでは複数の選択が可能であ
り、また何も選ばなくても良い。前述の画像データ例で
は、“女”“子供”を選択する。
ステツプS11ではステツプS10と同様にして、“風景”
に関する属性(街並、民家、川等)をCRT20に表示し、
デジタイザ22等によりその属性を選択する。
ステツプS12では同様にして“動物”に関する属性を
入力し、ステツプS13では同様にして“植物”に関する
属性を入力する。これにより本実施例の画像データで
は、第3図に示したレコード70の人物コードでは女フラ
グと子供フラグがオンに、風景コードは草原フラグがオ
ン、動物コードは犬フラグがオン、植物コードでは草フ
ラグがオンになる。
ステツプS14では“感情表現”に関する属性を入力す
る。ここではまずCPU1によりCRT20に“感性表現”に関
する属性を表示する。この時、既にステツプS5でパラメ
ータメモリ4に格納されている明度パラメータ45と暗度
パラメータ47の設定状態を共に表示し、これらパラメー
タが“1"になつている場合は、他の属性とは異なる表示
形態にする。
即ち、CRT20の明度パラメータと暗度パラメータに相
当する属性表示の表示色を変えるとか、またCRT20の明
るさ(ブライトネス)を変え、すでに管理者がその属性
を選択したものであるかのように表示する。
これは本実施例の画像処理装置が、画像信号より画像
データの統計演算を行ない、属性の初期値を設定し、管
理者(オペレータ)にその結果を提案しているものであ
る。そこで管理者は、イメージメモリ12のRGB画像が表
示されているグラフイツクCRT18を参照しながら、CRT20
に表示されている属性のうち、更に当てはまるものがあ
ればデジタイザ22等によつて選択する。またCPU1によつ
て提案された属性、即ちCRT18に表示された属性が不適
当であると判断した時は、その属性を取消すことができ
る。
本実施形では、“選択”や“取消し”を示すアイコン
等をCRT20に表示し、デジタイザ22によつて画面上で指
示して切り変えることができる。
ステツプS15では、ステツプS7で求めたパラメータメ
モリ4の青フラグ54、赤フラグ55、黄フラグ56、緑フラ
グ57、シアンフラグ58、マゼンタフラグ59等を基にキー
ワードの“色表現”の属性を設定し、ステツプS14と同
様にしてCRT18により管理者にその結果を提案する。そ
してこのように初期設定された属性について管理者は必
要であれば修正し、必要でなければこの属性で良しとし
て、次のステツプに進む。
以上の様な設定を終えるとステツプS16に進み、CPU1
が第2図、第3図に示す様に識別コード71を発生し、こ
の識別コード71と設定された或いは算出された属性72と
を、1つのレコード70としてインデツクスフアイル7に
登録する。そして、イメージメモリ12のRGB原画像デー
タを読み出し、先頭に識別コード71を付加し、イメージ
フアイル8に画像データフアイルとして格納し、登録を
終了する。
尚、本実施形ではカラー原画像信号を他の3次元座標
形に変換する手段、統計データを算出する手段、属性の
初期値設定を行う手段を、それぞれマイクロコンピュー
タを用いたソフトウエアシーケンスに基づいて説明して
きたが、専用のハードウエア構成にすることによつても
同じ効果が得られることは言うまでもない。
以上説明したように本実施例によれば、 画像検索用識別コードの登録を部分的に自動化できる
ため登録作業の効率を高めることができる。
画像の雰囲気を伝える感性表現等や画像の色特性を表
現する色表現等の官能表現を定量化することにより、画
像データの登録の際の個人々の感性又はその人の気分等
により生じる属性決定のバラツキを減少できる効果があ
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、画像に応じた画
像データを用いて、その画像を構成する画素の色相が特
定色相の範囲に含まれるか判定し、その判定結果から、
その画像に含まれる特定色相の範囲の画素の画素数を検
出して所定の閾値と比較し、その閾値を越えると判定さ
れた場合、その特定色相に基づいて対象物の名称を求め
て、その画像の検索情報とするので、例えば色相を判定
して色情報として検索情報を割り当てる場合に比べ、分
かりやすく、かつ誤解の生じにくい検索情報を付与する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の画像処理装置の概略構成を示すブロ
ツク図、 第2図(A)は本実施例のインデツクスフアイルの識別
コードを示す図、 第2図(B)はイメージフアイルの画像データの構造を
示す図、 第3図はインデツクスフアイルのレコードの構成を示し
た図、 第4図は本実施例のキーワード入力動作を説明したフロ
ーチヤート、 第5図はパラメータメモリのデータ構成を示す図、 第6図は本実施例のRGB系画像データからHLS系の画像デ
ータへの変換処理を示すフローチヤートである。 図中、1……CPU、2……プログラムメモリ、3……パ
ラメータコントローラ、4……パラメータメモリ、5…
…演算器、6……パラメータ設定用I/0、7……インデ
ツクスフアイル、8……イメージフアイル、9……イメ
ージコントローラ、10……プロセツサ、11……フラグマ
ツプメモリ、12,13……イメージメモリ、14,15……ルツ
クアツプテーブル、16……画像データ用I/O、17……グ
ラフイツクコントローラ、18……グラフイツクCRT、19
……CRTコントローラ、20……CRT、21……キーボード、
22……デジタイザ、23……三管式カメラ、24……CCDス
キヤナ、70……レコード、71……識別コード、72……属
性、80……原画像フアイル、82……データフアイルであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 小島 敏裕 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 山田 茂樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小林 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−236261(JP,A) 特開 昭63−55667(JP,A) 特開 昭62−198968(JP,A) 実開 昭62−62374(JP,U) 岡田至弘,荒川賢一,坂井利之,「個 人の色感覚に適応する織物パターンの蓄 積・対話検索システム」,電子情報通信 学会論文誌vol.J70−D,No. 12,PP2563−2574,昭和62年12月 藤田健二ほか,「デザイナー支援のた めのイメージファイリングシステム」, 情報処理学会第35回(昭和62年後期)全 国大会講演論文集P.P.2119−2120, 昭和62年 兵頭啓一郎,岡田至弘,坂井利之, 「人工カラー画像のデータベース化の前 処理」情報処理学会第34回(昭和62年前 期)全国大会講演論文集PP1819− 1820,昭和62年 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像に応じた画像データを用いて、前記画
    像を構成する画素の色相が特定色相の範囲に含まれるか
    を判定し、 前記判定の結果から、前記画像に含まれる前記特定色相
    の範囲の画素の数を検出し、 前記検出された画素の数を所定の閾値と比較し、 前記比較により前記閾値を越えると判定された場合、前
    記特定色相に基づいて対象物の名称を求め、当該名称を
    前記画像の検索情報とすることを特徴とする画像処理方
    法。
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兵頭啓一郎,岡田至弘,坂井利之,「人工カラー画像のデータベース化の前処理」情報処理学会第34回(昭和62年前期)全国大会講演論文集PP1819−1820,昭和62年
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藤田健二ほか,「デザイナー支援のためのイメージファイリングシステム」,情報処理学会第35回(昭和62年後期)全国大会講演論文集P.P.2119−2120,昭和62年

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