JP2857284B2 - 電力系統制御装置 - Google Patents

電力系統制御装置

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JP2857284B2
JP2857284B2 JP4224425A JP22442592A JP2857284B2 JP 2857284 B2 JP2857284 B2 JP 2857284B2 JP 4224425 A JP4224425 A JP 4224425A JP 22442592 A JP22442592 A JP 22442592A JP 2857284 B2 JP2857284 B2 JP 2857284B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、コージェネレーション
システムが接続される電力系統を制御する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電力系統は、広範囲に分散された
発変電所、開閉所や電力供給線等の給電側設備と、電力
供給線とから構成され、給電業務として、需給調整を行
っている。この需給調整では、原子力・火力発電調整、
主要貯水池・調整池の運用、経済的な発電調整などを行
っている。
【0003】ところで、近年地球環境問題への関心の高
まりから、コージェネレーションシステム(熱電併給シ
ステム)などの総合エネルギ効率重視型のエネルギ供給
技術が採用され始めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
力系統では、揚水発電や電力貯蔵などの技術によって需
給調整を行なうだけであった。このため、立地上の制約
が多い揚水発電所を、莫大な資金や長い年限を費やして
建設するしかなく、既に設置されていたり、これから設
置されるであろうコージェネレーションシステムを需給
調整に活用することができなかった。
【0005】本発明は、コージェネレーションシステム
を活用して、社会全体の総合エネルギ効率の向上を図る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電力系
統制御装置は、管轄電力系統内に電力需要家によって
置されたコージェネレーションシステムの出力を制御す
ることによって、管轄電力系統内に分散されて配置され
ているコージェネレーションシステムを需給調整に活用
する分散制御を行う電力系統制御装置であって、管轄電
力系統内に公共電力を供給する電力供給線と、管轄電力
系統の電力供給状態を指令する給電指令手段と、上記
力供給線に接続されたコージェネレーションシステム
と、上記給電指令手段内に配設され、上記コージェネレ
ーションシステムに給電指令を行うコージェネ給電指令
手段と、上記コージェネレーションシステム内に配設さ
れ、上記コージェネ給電指令手段からの給電指令を受信
する給電指令受信手段と、上記コージェネレーションシ
ステムを分散制御するかを設定する分散制御設定手段
と、該分散制御設定手段によって分散制御すると設定さ
れている場合には、上記給電指令に基づいて、上記コー
ジェネレーションシステムを分散制御し、一方上記分散
制御設定手段によって分散制御すると設定されていない
場合には、上記コージェネレーションシステムを上記給
電指令に基づくことなく制御するコージェネ制御手段と
を備えることを要旨とする。
【0007】請求項2の発明の電力系統制御装置は、上
記電力需要家と電力供給線との間に送電される電力を計
測する電力計測手段と、上記給電指令に基づいて、上記
電力計測手段が計測した電力を分別して積算する分散電
力量計測手段とを加えたことを特徴とする請求項1記載
の電力系統制御装置を要旨とする。
【0008】請求項3の発明の電力系統制御装置は、上
記分散電力量計測手段を上記給電指令の内容と、上記分
散制御設定手段の設定状態とに基づいて、上記電力計測
手段が計測した電力を分別して積算するとしたことを特
徴とする請求項2記載の電力系統制御装置を要旨とす
る。
【0009】
【作用】請求項1の発明の電力系統制御装置は、分散制
御設定手段が分散制御をすると設定されている場合に、
給電指令手段内に配設されたコージェネ給電指令手段が
コージェネレーションシステムに給電指令を行うと、コ
ージェネレーションシステム内に配設された給電指令受
信手段が、これを受信し、コージェネ制御手段が給電指
令に基づいて、コージェネレーションシステムを分散制
御する。これにより、管轄電力系統内に分散しているコ
ージェネレーションシステムを給電指令手段側から制御
して、管轄電力系統に電力を供給することが出来る。
【0010】一方、分散制御設定手段が分散制御を行わ
ない側に設定されている場合に、給電指令が発せられて
も、コージェネレーションシステムは、給電指令に基づ
くことなく独立して制御される。これにより、コージェ
ネレーションシステムを有する電力需要家は、自己の為
のみにコージェネレーションシステムを活用することを
選択したり、自己が電力の供給を受けている電力系統の
需給調整にコージェネレーションシステムが活用される
ことを選択したりすることができる。
【0011】請求項2の発明の電力系統制御装置は、電
力計測手段が電力需要家と、電力供給線との間に送電さ
れる電力を計測し、分散電力量計測手段がその計測した
電力量を給電指令に基づいて分別して積算する。これに
より、給電指令によってコージェネレーションシステム
から電力系統側に送電された場合の電力量を、分別して
計測することが出来る。
【0012】請求項3の発明の電力系統制御装置は、分
散電力量計測手段が、電力需要家と、電力供給線との間
に送電される電力量を給電指令の内容と、分散制御設定
手段の設定状態とに基づいて分別して積算する。これに
より、給電指令によってコージェネレーションシステム
から電力系統側に送電された場合の電力量を、分別して
計測することが出来る。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は、電
力系統制御装置1の全体構成図である。電力系統制御装
置1は、中央給電指令所3と、地方給電所5と、分散給
電指令所7と、光ケーブルネットワーク9とを備えてい
る。中央給電指令所3は、給電指令組織の最上位に位置
する機関である。地方給電所5は、管轄電力系統の直接
の運転操作指令を担当しており、給電指令組織に応じて
複数設けられている。分散給電指令所7は、中央給電指
令所3からの指令に基づいて、後述する分散給電指令を
実行する。中央給電指令所3は、給電業務を行うため
に、需給調整用の給電指令信号を地方給電所5と、分散
給電指令所7とに出力する。
【0014】光ケーブルネットワーク9は、メイン端末
装置13と、光リンク装置15と、個別端末装置18
と、光ケーブル19とを備えている。メイン端末装置1
3は、分散給電指令所7の専用端末装置であって、分散
給電指令所7から出力された指令を、光ケーブルネット
ワーク9に送信する。個別端末装置18は、コージェネ
制御を行う住宅エネルギ制御システム101の近傍に設
けられており、光ケーブルネットワーク9上を流されて
きた分散給電指令所7からの指令を受信して、制御装置
115に出力する。光ケーブル19は、配電線路沿いに
付設されている。
【0015】図2は、コージェネレーションシステム2
1の構成図である。コージェネレーションシステム21
は、空気圧縮機Cと、燃焼室CCと、ガスタービンGT
と、コントローラ22と、ボイラBと、発電機Gと、空
調機23と、貯湯タンク25とを備えている。発電機G
には、回転数センサ26が取り付けられている。ボイラ
Bには、排ガスの温度を検出するボイラ温度センサ28
が取り付けられている。コントローラ22は、回転数セ
ンサ26と、ボイラ温度センサ28と、制御装置115
とに接続されている。コントローラ22は、制御装置1
15から燃料供給量信号が入力されている場合には、こ
れに基づく燃料fを燃焼室CCに供給する。また、運転
信号が入力されている場合には、回転数センサ26の出
力に基づいて、発電機Gを所定回転数の範囲内に保持す
るとともに、ボイラ温度センサ28の出力に基づいて、
ボイラBの温度を所定温度範囲内に保持する燃料fを、
燃焼室CCに供給する。停止信号が入力している場合に
は、燃焼室CCへの燃料f供給を停止する。コージェネ
レーションシステム21は、コントローラ22によって
起動、運転、停止、及び燃料供給量が制御される。コー
ジェネレーションシステム21は、空気圧縮機Cによっ
て圧縮した空気aと、燃料fとを、燃焼室CCに供給す
る。ガスタービンGTは、発電機Gを駆動する。ガスタ
ービンGTの排ガスgは、ボイラBに供給される。従っ
て、ボイラBに供給される熱量は、制御装置115から
の燃料供給量信号に応じて、増減される。ボイラBは、
熱交換器27を介して、空調機23に熱源を供給すると
ともに、貯湯タンク25に供給される給水を加熱する。
コントローラ22は、温度制御に用いたボイラBの温度
に基づいて、ボイラBの作動中を判断し、ボイラ作動中
信号を制御装置115に出力する。
【0016】空調機23は、コントローラ23Aと、温
水ポンプPと、図示しない吸収冷凍機と、本体熱交換器
とを備えている。コントローラ23Aは、制御装置11
5からの冷房信号、暖房信号を受信して、図示しない空
調用熱交換器に冷房用の冷水、又は暖房用の温水を供給
する。貯湯タンク25は、給湯弁29と、水位センサ3
1と、給湯ポンプ33と、保温ヒータ35とを備え、熱
湯を蓄えるとともに、供給する。空調機23と、貯湯タ
ンク25と、及びこれらに関連する部分は、制御装置1
15によって運転状態が検出され、各部が制御される。
保温ヒータ35は、図3に示す分岐開閉器123Aに接
続されており、貯湯タンク25内の湯温を所定温度範囲
内に保持する。給湯ポンプ33は、図示しない圧力室
と、圧力スイッチとを有し、熱湯を図示しない給湯蛇口
に圧送する。
【0017】図3は住宅エネルギ制御システム101の
全体構成図である。住宅エネルギ制御システム101
は、引き込みメータユニット103と、引き込み開閉器
部105と、パワーユニット109と、コージェネレー
ションシステム21と、制御装置115とを備えてい
る。
【0018】図4は引き込みメータユニット103の構
成図である。引き込みメータユニット103は、一次側
端子103Aが図3に示すように、住宅の引込口117
に接続され、二次側端子103Bが引き込み開閉器11
9に接続されている。引き込みメータユニット103
は、電圧センサ103Cと、電流センサ103D、10
3Eと、電力量演算装置103Fと、表示装置103G
とを備えている。電力量演算装置103Fは、制御装置
115からの指令に従い、電圧センサ103Cと、電流
センサ103D、103Eとの検出値に基づいて、電力
量を算出する。表示装置103Gは、表示部103G
A、103GB、103GC、103GD、103G
E、103GFを備え、第1〜第6種電力量を表示す
る。第1種電力量は、昼間消費電力量であり、第2種電
力量は、夜間消費電力量であり、第3種電力量は、昼間
送電電力量であり、第4種電力量は、夜間送電電力量で
ある。第5種電力量は、分散消費電力量であり、第6種
電力量は、分散送電電力量である。第5種と、第6種の
電力量の積算は、制御装置115から分散電力量計測信
号が出力されている場合に、実行される。
【0019】引き込み開閉器部105は、図3に示すよ
うに引き込み開閉器119と、電流センサ121と、分
岐開閉器123A、123B、123C、123Dとを
備えている。電流センサ121は、引き込み開閉器11
9と、分岐開閉器123A〜Dとの間に介装されてお
り、制御装置115に接続されている。
【0020】引き込み開閉器119は、制御装置115
からの信号によってオンオフされるものであって、これ
の二次側には、パワーユニット109が接続されてい
る。図5はパワーユニット109の構成図である。パワ
ーユニット109は、電圧調整器127と、蓄電池13
1と、インバータユニット133と、系統連携装置13
5とを備えている。電圧調整器127の出力127A
と、蓄電池131との間には、電流センサ137と、電
磁開閉器139とが介装されている。蓄電池131に
は、電圧センサ141が取り付けられている。電圧調整
器127の出力127Aと、インバータユニット133
の入力133Aとの間には、電流センサ143が介装さ
れている。電圧調整器127は、発電機Gの発生電力を
所定電圧の直流電力に変換して、蓄電池131と、イン
バータユニット133とに供給する。蓄電池131は、
発電機Gの発生電力を蓄える。インバータユニット13
3は、発電機Gの発生電力や蓄電池131に蓄えられて
いた電力を商用電力と同品質の電力に変換する。系統連
携装置135は、引込口117の商用電力と、インバー
タユニット133の出力とを連携させる。系統連携装置
135と、インバータユニット133とにより、インバ
ータユニット13の入力133Aに加えられた直流電力
は、商用電力に連携されて出力端子133TAに出力さ
れる。また、住宅エネルギ制御システム101内で自家
消費する分を越える電力は、引き込み開閉器119、引
き込みメータユニット103を順に経由して、商用電力
配電線に送電される。
【0021】図6は、制御装置115の構成図である。
制御装置115は、入力インタフェース231と、入出
力インタフェース232と、CPU233と、ROM2
35と、RAM237と、出力インタフェース239
と、通信インタフェース241と、キーボード243
と、ディスプレイ245と、外部記憶装置247とを備
えている。キーボード243は、分散制御キー243A
と、独立制御キー243Bと、冷房制御キー243C
と、暖房制御キー243Dと、給湯制御キー243E
と、ガスタービン制御キー243Fと、蓄電制御キー2
43Gと、送電制御キー243Hと、発電制御キー24
3Iとを備えている。
【0022】通信インタフェース241には、個別端末
装置18と、コージェネレーションシステム21のコン
トローラ22とが接続されている。通信インタフェース
241は、接続された先方の通信インタフェースとの間
でデータ通信を行う。入力インタフェース231には、
電流センサ137と、電圧センサ141と、電流センサ
143と、電流センサ121と、水位センサ31とが接
続されている。入出力インタフェース232には、空調
機23のコントローラ23Aが接続されている。入出力
インタフェース232は、コントローラ23Aとの間
で、データの送受信を行う。
【0023】出力インタフェース239には、動力盤2
51が接続されており、動力盤251には、電磁開閉器
139と、引き込みメータユニット103と、給湯ポン
プ33と、温水ポンプPと、給湯弁29と、引き込み開
閉器119とが接続されている。動力盤251は、出力
インタフェース239からの駆動信号に基づいて作動さ
れる図示しない電磁開閉器を備え、接続された機器に駆
動電力を供給する。
【0024】図7は、分散給電指令制御処理のフローチ
ャートである。この処理は、図1に示した、分散給電指
令所7に備えられた図示しないコンピュータによって実
行される。まず、給電指令信号の入力を行う(S300
0)。給電指令信号は、図1に示した中央給電指令所3
から出力されたものを入力する。
【0025】次いで、需給予想の入力を行う(S301
0)。需給予想は、翌日の電力の需給状態の予想であっ
て、翌日の日照状態や気温などの気候予測から統計的処
理によって推測した太陽光や風力発電による発電量と、
電力消費量とに基づいて求められたものである。
【0026】次に、個別分散応答信号の入力を行う(S
3030)。個別分散応答信号は、個別制御を行ってい
る住宅エネルギ制御システム101から光ケーブルネッ
トワーク9を経由して返送されてくるものである。例え
ば、所定の住宅エネルギ制御システムが分散制御状態で
あるか、又は独立制御状態であるかの信号や、分散制御
の実行状態を示す信号が返送されてくる。
【0027】次に、個別分散給電信号の生成が行われる
(S3040)。個別分散給電信号は、給電指令信号
と、需給予想とに基づいて作成されるものであって、所
定の住宅エネルギ制御システム101に対して、後述す
る送電状態を指令するための分散給電指示値を含むもの
である。
【0028】上述した給電指令信号を生成した後、個別
分散給電指令信号の出力(S3060)を行う。個別分
散給電指令信号の出力は、メイン端末装置13に行われ
る。これにより、光リンク装置15を介して光ケーブル
19に、分散給電指令信号が流される。
【0029】図8は、個別指令入力制御処理のフローチ
ャートである。個別指令入力制御処理は、制御装置11
5によって、所定時間毎に実行される。まず、個別分散
給電指令信号の入力が行われる(S3230)。個別分
散給電指令信号の入力は、図6に示すように、通信イン
タフェース241を介して、個別端末装置18から行わ
れる。次に、個別分散給電指令の作成が行われる(S3
240)。これは、入力した個別分散給電指令信号に基
づいて行われる。
【0030】次いで、個別分散給電指令の出力が行われ
る(S3250)。これは、RAM237内の分散給電
指令格納エリアに対して行われる。図9は、個別指令出
力制御処理のフローチャートである。個別指令出力制御
処理は、制御装置115によって、所定時間毎に実行さ
れる。
【0031】まず、制御状態の入力が行われる(S32
60)。制御状態としては、後述する分散制御の別、独
立制御の別や受電量、発電量、送電量などが取り込まれ
る。分散、又は独立制御の別の判断は、図10の分散・
独立制御の選択ルーチンによって設定される分散制御フ
ラグの状態と、独立制御フラグの状態とに基づいて行わ
れる。
【0032】次に、個別分散応答信号の生成が行われる
(S3270)。個別分散応答信号は、入力した制御状
態を分散給電指令所7に送信するためのものである。信
号の生成後、出力を実行する(S3280)。これによ
り、住宅エネルギ制御システム101の動作状態が分散
給電指令所7に伝えられる。
【0033】図10は分散・独立制御の選択処理ルーチ
ンのフローチャートである。このルーチンは、制御装置
115のCPU233によって所定時間毎に実行され
る。まず分散か独立かの判断が行われる(S330
0)。この判断は、図6に示すキーボード243の分散
制御キー243Aが押されたか、独立制御キー243B
が押されたかの別によって行われる。
【0034】ここで分散であるとされれば、分散制御フ
ラグのセットが行われる(S3310)。分散制御フラ
グは、RAM237の所定エリアに設定される。分散制
御フラグのセット後、本ルーチンを一旦終了する。一
方、独立と判断した場合は、独立制御フラグのセットを
行う(S3320)。独立制御フラグは、RAM237
の所定エリアに設定される。
【0035】図11は、タスクの選択処理ルーチンのフ
ローチャートである。この処理は、CPU233によっ
て所定時間毎に起動される。まず、分散制御フラグがセ
ットされているか、あるいは独立制御フラグがセットさ
れているかの判断を行う(S3400)。この判断は、
RAM237内の分散制御フラグと、独立制御フラグの
セット状態によって行われる。
【0036】ここで独立制御フラグであると判断された
場合には、独立制御タスクを実行する(S3410)。
又、分散制御フラグであるとされた場合には、分散制御
タスクを実行する(S3420)。独立制御タスクが選
択されると、図12に示す独立空調機制御処理と、図1
3に示す独立給湯制御処理と、図14に示す燃料供給量
制御処理と、図15に示す独立蓄電制御処理と、図16
に示す独立送電制御処理とが選択起動される。
【0037】図12に示す独立空調機制御がCPU23
3によって起動されると、まず冷房又は暖房を実行の判
断が行われる(S3500)。冷房又は暖房の実行の判
断は、キーボード243の冷房制御キー243Cが押さ
れて冷房実行が設定された場合、又は暖房制御キー24
3Dが押されて暖房実行が設定された場合に行われる。
【0038】ここで、冷房又は暖房を実行と判断された
場合には、次にボイラ作動要求出力が行われる(S35
10)。一方、冷房又は暖房を実行でないと判断された
場合には、ボイラ作動非要求を行う(S3520)。ボ
イラ作動要求では、RAM237内の所定エリアのボイ
ラ作動要求フラグを設定する。ボイラ作動非要求では、
ボイラ作動要求フラグの設定状態を変更することなく、
そのままにする。
【0039】次いで、ボイラ作動中かの判断を行う(S
3530)。ボイラBの作動中の判断は、コントローラ
22から入力したボイラ作動中信号に基づいて行う。こ
こで、ボイラBの作動中でないと判断された場合には、
次に冷房信号「オフ」の処理(S3540)と、暖房信
号「オフ」の処理(S3550)とを行って、本ルーチ
ンを一旦終了する。冷房信号が「オフ」にされると、コ
ントローラ23Aは、空調機23による冷房用の冷水の
製造を停止する。暖房信号が「オフ」にされると、コン
トローラ23Aは、空調機23による暖房用の温水の製
造を停止する。
【0040】一方、ボイラBが作動中であると判断され
た場合には、次に温水ポンプ作動を行う(S356
0)。温水ポンプPの作動は、出力インタフェース23
9を介して、動力盤251に温水ポンプの駆動信号を出
力することにより行われる。これにより、ボイラBから
空調機23に熱が供給される。
【0041】次いで、冷房実行かを判断し(S357
0)、冷房の実行でないと判断した場合には、冷房信号
「オフ」を出力し(S3580)、冷房実行と判断した
場合には、冷房信号「オン」を出力する(S359
0)。冷房信号の次は、暖房実行かを判断し(S360
0)、暖房実行でないと判断した場合には、暖房信号
「オフ」を出力し(S3610)、一方暖房実行と判断
した場合には、暖房信号「オン」を出力する(S362
0)。
【0042】以上に説明した独立空調機制御処理によ
り、制御装置115のキーボード243の操作によっ
て、ガスタービンGTやボイラBの運転操作を行なっ
て、冷房の実行と、暖房の実行とを行うことができる。
図13に示す独立給湯制御が起動されると、まず給湯を
実行かが判断される(S3700)。給湯の実行の判断
は、給湯制御キー243Eが操作されて、給湯実行が設
定された場合になされる。
【0043】ここで、給湯の実行でないと判断された場
合には、ボイラの作動非要求を行って(S3710)、
本ルーチンを一旦終了する。一方、給湯の実行であると
判断した場合には、次に水位が低下か否かを判断する
(S3720)。水位の低下との判断は、水位センサ3
1から送られてきた水位信号に基づいて行う。
【0044】水位が低下していなければ、つまり貯湯タ
ンク25に熱湯が満タンにある場合には、ボイラ作動非
要求処理を行って(S3710)、本ルーチンを一旦終
了する。一方、水位が低下していれば、ボイラ作動要求
を行って(S3730)、ボイラBが作動中かを判断し
(S3740)、作動していなければ給湯弁「オフ」を
出力し(S3750)、作動していれば給湯弁「オン」
を出力する。つまり、貯湯タンク25の湯量が不足して
きたら、ボイラBを作動させ、実際に作動したら、給湯
弁29を開けて、貯湯タンク25に熱湯を供給する。
【0045】以上に説明した独立給湯制御処理により、
制御装置115のキーボード243の操作によって、ガ
スタービンGTやボイラBの運転操作を行なって、貯湯
タンク25への自動給湯の実行を行うことができる。図
14の燃料供給量制御が起動されると、まずガスタービ
ン作動かを判断する(S3800)。ガスタービン作動
の判断は、ガスタービン制御キー243Fの操作によっ
て、ガスタービン作動が設定された場合に行われる。こ
こで、ガスタービン作動でないと判断した場合には、停
止信号出力を行って(S3810)、本ルーチンを一旦
終了する。停止信号は、コントローラ22に出力され
る。
【0046】一方、ガスタービン作動であると判断され
た場合には、次にボイラ作動要求ありか否かを判断する
(S3820)。ボイラの作動要求がなければ、次に発
電機作動要求があるかを判断する(S3830)。ボイ
ラの作動要求の判断は、RAM237内の所定エリアに
ボイラ作動要求フラグがセットされているか否かで行
う。発電機作動要求の判断は、RAM237内の所定エ
リアに発電機作動要求フラグがセットされているか否か
で行う。
【0047】ボイラ作動要求も発電機作動要求もなけれ
ば、停止信号を出力して本ルーチンを一旦終了し(S3
810)、何れかがあれば、次に燃料供給量の指示があ
るか否かを判断する(S3840)。燃料供給量の指示
は、RAM237内の燃料供給量指示エリアを参照す
る。この燃料供給量の指示は、後述する。
【0048】燃料供給量の指示がなければ、次に運転信
号を出力する(S3850)。運転信号は、コントロー
ラ22に出力する。コントローラ22は、運転信号を入
力すると、発電機GとボイラBの運転を行う。一方、燃
料供給量の指示がある場合には、次に指示値の燃料供給
量信号出力を行う(S3860)。燃料供給量信号は、
コントローラ22に入力され、燃焼室CCに供給される
燃料fが制御される。
【0049】以上に説明した燃料供給量制御により、ボ
イラBか発電機Gを使用したいとき、ガスタービンGT
が自動運転される。図15の独立蓄電制御が起動される
と、まず蓄電を実行かを判断する(S3900)。蓄電
の実行の判断は、蓄電制御キー243Gの操作によっ
て、蓄電実行が設定されている場合に行われる。蓄電を
実行しないと判断されれば、次に発電機作動非要求を行
って(S3910)、本ルーチンを一旦終了する。発電
機作動非要求では、発電機作動要求フラグを変更するこ
となく次の処理に移行する。発電機作動要求フラグは、
RAM237内の所定エリアに設定される。
【0050】蓄電を実行と判断した場合には、次に蓄電
状態の選択を行う(S3920)。蓄電状態の選択で
は、「自動」か「手動」かを選択する。自動か、手動か
は、蓄電制御キー243Gの操作によって、「自動」、
「手動」が設定されているかを見て行う。
【0051】ここで、自動が設定されていれば、次に電
磁開閉器「オン」を行って、本ルーチンを一旦終了する
(S3930)。電磁開閉器139の「オン」は、出力
インタフェース239を介して動力盤251を操作する
ことにより行う。電磁開閉器139の「オン」により、
発電機Gの出力が蓄電池131に供給される。
【0052】一方、手動が設定されていれば、次に電磁
開閉器「オン」を行って(S3940)、発電機作動要
求出力を行う(S3950)。これにより、手動の場合
には、ガスタービンGTが強制的に回され、蓄電池13
1の充電が実行される。以上に説明した独立蓄電池制御
により、蓄電池131を手動、又は自動で充電すること
ができる。
【0053】図16の独立送電制御が起動されると、ま
ず送電を実行かが判断される(S4000)。送電の実
行の判断は、送電制御キー243Hの操作によって、送
電実行が選択された場合に行われる。送電が実行である
と判断された場合には、次に発電機作動要求出力を行っ
て(S4010)、引き込み開閉器「オン」を実行後
(S4020)、本ルーチンを一旦終了する。引き込み
開閉器「オン」では、引き込み開閉器119を「オン」
状態にする。これにより、インバータユニット133の
出力端子133TAと、引込口117とが接続状態にな
る。
【0054】送電を実行しないと判断した場合には、次
に発電かを判断する(S4030)。発電の判断は、発
電制御キー243Iの操作によって、発電実行が選択さ
れている場合に行われる。発電であると判断した場合に
は、次に発電機作動要求出力を行って(S4040)、
引き込み開閉器「オフ」を実行する(S4050)。こ
れにより、引き込み開閉器119が「オフ」になり、引
込口117に送電されることなく電力が発電され、消費
される。
【0055】一方、発電でないと判断した場合には、つ
まり送電も、発電もしない場合には、発電機作動非要求
を行い(S4060)、次いで引き込み開閉器「オン」
を行う(S4070)。これにより、発電電力がなくて
も商用電力を消費することができる。
【0056】以上に説明した独立送電制御により、受
電、送電、発電を選択して実行することができる。以上
図12〜図16の処理が図11の独立制御タスクであ
る。次にS3420の分散制御タスクを説明する。分散
制御タスクでは、図17に示すリアルタイム制御処理ル
ーチンが実行される。
【0057】リアルタイム制御が起動されると、まず個
別分散給電指令入力が行われる(S4100)。個別分
散給電指令は、RAM237内の格納エリアから入力す
る。このエリアへの格納は、S3250にて行われる。
次いで、自由状態か否かの判断を行う(S4110)。
自由状態の判断は、個別分散給電指令に基づいて行う。
自由状態とは、分散給電指令所7からの指令が非拘束状
態のことであり、自由状態でない場合とは、分散給電指
令所7から送電量が拘束される状態のことである。ここ
で、自由状態であると判断された場合には、次に独立制
御タスクを実行して(S4115)、本ルーチンを一旦
終了する。つまり、自由状態の場合には、分散制御フラ
グが設定されていても独立制御フラグが設定されている
場合と同様の制御が実行される。
【0058】一方、自由状態でないと判断された場合に
は、まず分散電力量計測信号出力が行われる(S412
0)。この分散電力量計測信号は、引き込みメータユニ
ット103に出力され、引き込みメータユニット103
に第5種と、第6種の分散消費電力量と、分散送電電力
量との計測を行わせる。つまり、分散制御時専用の計測
を行わせる。
【0059】次いで、送電ランクの入力を行う(S41
30)。送電ランクは、個別分散給電指令から抽出す
る。ランクの入力後、ランクを判断する(S414
0)。ランクは、「0」、「1」、又は「2」の何れで
あるかを判断する。ランク「0」は、分散給電指令所7
からの拘束状態が最も小さい状態を示し、ランク「1」
は通常の拘束状態を示し、ランク「2」は全発電能力を
送電に振り分けさせる状態を示す。
【0060】まず、ランク「0」と判断された場合に
は、軽送電処理を実行する(S4150)。詳細は後述
する。また、ランク「1」と判断された場合には、中送
電処理を実行する(S4160)。詳細は後述する。
【0061】一方、ランク「2」と判断された場合に
は、最大送電処理を実行する(S4170)。詳細は後
述する。上記何れかの処理の実行後、図12〜図14に
既述した独立空調機制御(S4180)、独立給湯制御
(S4190)、燃料供給量制御(S4200)を順次
実行して、本ルーチンを一旦終了する。
【0062】図18は、軽送電処理ルーチンのフローチ
ャートである。これは、S4150の処理内容である。
まず発電機作動要求出力を行う(S4300)。次い
で、引き込み開閉器「オン」を出力し(S4310)、
燃料供給量10%以上の指示を出力する(S432
0)。これにより、発電機Gが作動され、引き込み開閉
器119が「オン」状態となり、ガスタービンGTへの
燃料が10%以上供給される。
【0063】次に、図15に既述した独立蓄電制御を実
行する(S4330)。以上の軽送電ルーチンが実行さ
れた場合には、分散給電指令所7からの指令に基づい
て、ガスタービンGTが軽負荷で運転されるとともに、
発電機Gが発生した電力を売電側に送電する。
【0064】図19は、中送電処理ルーチンのフローチ
ャートである。これは、S4160の処理内容である。
まず発電機作動要求出力を行う(S4400)。次い
で、引き込み開閉器「オン」を出力し(S4410)、
燃料供給量50%以上の指示を出力して(S442
0)、独立蓄電制御を実行する(S4430)。これに
より、発電機Gが作動され、引き込み開閉器119が
「オン」状態となり、ガスタービンGTへの燃料が50
%以上供給される。
【0065】以上の中送電ルーチンが実行された場合に
は、分散給電指令所7からの指令に基づいて、ガスター
ビンGTが中負荷で運転されるとともに、発電機Gが発
生した電力を売電側に送電する。図20は、最大送電処
理ルーチンのフローチャートである。これは、S417
0の処理内容である。まず発電機作動要求出力を行う
(S4500)。次いで、引き込み開閉器「オン」を出
力し(S4510)、燃料供給量100%以上の指示を
出力して(S4520)、電磁開閉器「オン」を実行す
る(S4530)。これにより、発電機Gが作動され、
引き込み開閉器119が「オン」状態となり、ガスター
ビンGTへの燃料が100%以上供給される。また、電
磁開閉器139が「オン」される。
【0066】以上の最大送電ルーチンが実行された場合
には、分散給電指令所7からの指令に基づいて、ガスタ
ービンGTが最大負荷で運転されるとともに、発電機G
が発生した電力、及び蓄電池131の電力を売電側に送
電する。つまり、住宅エネルギ制御システム101から
得られる最大電力を商用電力系統に供給することができ
る。
【0067】
【発明の効果】本発明の電力系統制御装置は、公共電力
を供給する電力供給線に接続されているコージェネレー
ションシステムを給電指令手段側から制御することがで
きる。これにより、電力系統の需給調整にコージェネレ
ーションシステムを組み込むことができる。この結果、
コージェネレーションシステムが有効に活用され、社会
全体の省エネ、及びコストの低下を図ることができると
いう極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電力系統制御装置1の全体構成図である。
【図2】コージェネレーションシステム21の構成図で
ある。
【図3】住宅エネルギ制御システム101の全体構成図
である。
【図4】引き込みメータユニット103の構成図であ
る。
【図5】パワーユニット109の構成図である。
【図6】制御装置115の構成図である。
【図7】分散給電指令制御処理のフローチャートであ
る。
【図8】個別指令入力制御処理のフローチャートであ
る。
【図9】個別指令出力制御処理のフローチャートであ
る。
【図10】分散・独立制御の選択ルーチンのフローチャ
ートである。
【図11】タスクの選択処理ルーチンのフローチャート
である。
【図12】独立空調機制御処理のフローチャートであ
る。
【図13】独立給湯制御処理のフローチャートである。
【図14】燃料供給量制御処理のフローチャートであ
る。
【図15】独立蓄電制御処理のフローチャートである。
【図16】独立送電制御処理のフローチャートである。
【図17】リアルタイム制御処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図18】軽送電処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図19】中送電処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図20】最大送電処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…電力系統制御装置 3…中央給電所 5…地方給電所 7…分散給電指令所 9…光ケーブルネットワーク 13…インバータユニット 18…個別端末装置 21…コージェネレーションシステム 101…住宅エネルギ制御システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 3/00 H02J 13/00 - 13/00 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管轄電力系統内に電力需要家によって設
    置されたコージェネレーションシステムの出力を制御す
    ることによって、管轄電力系統内に分散されて配置され
    ているコージェネレーションシステムを需給調整に活用
    する分散制御を行う電力系統制御装置であって、 管轄電力系統内に 公共電力を供給する電力供給線と、管轄電力系統 の電力供給状態を指令する給電指令手段
    と、上記 電力供給線に接続されたコージェネレーションシス
    テムと、 上記給電指令手段内に配設され、上記コージェネレーシ
    ョンシステムに給電指令を行うコージェネ給電指令手段
    と、 上記コージェネレーションシステム内に配設され、上記
    コージェネ給電指令手段からの給電指令を受信する給電
    指令受信手段と、上記コージェネレーションシステムを分散制御するかを
    設定する分散制御設定手段と、 該分散制御設定手段によって分散制御すると設定されて
    いる場合には、上記給電指令に基づいて、上記コージェ
    ネレーションシステムを分散制御し、 一方上記分散制御設定手段によって分散制御すると設定
    されていない場合には、上記コージェネレーションシス
    テムを上記給電指令に基づくことなく制御する コージェ
    ネ制御手段とを備える電力系統制御装置。
  2. 【請求項2】 上記電力需要家と電力供給線との間に送
    電される電力を計測する電力計測手段と、 上記給電指令に基づいて、上記電力計測手段が計測した
    電力を分別して積算する分散電力量計測手段とを加えた
    ことを特徴とする請求項1記載の電力系統制御装置。
  3. 【請求項3】 上記分散電力量計測手段を上記給電指令
    の内容と、上記分散制御設定手段の設定状態とに基づい
    て、上記電力計測手段が計測した電力を分別して 積算す
    るとしたことを特徴とする請求項2記載の電力系統制御
    装置。
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