JP2856380B2 - 射出成形用金型装置 - Google Patents
射出成形用金型装置Info
- Publication number
- JP2856380B2 JP2856380B2 JP6131291A JP13129194A JP2856380B2 JP 2856380 B2 JP2856380 B2 JP 2856380B2 JP 6131291 A JP6131291 A JP 6131291A JP 13129194 A JP13129194 A JP 13129194A JP 2856380 B2 JP2856380 B2 JP 2856380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- holder
- slide core
- moving
- type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2673—Moulds with exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds
- B29C45/2675—Mounting of exchangeable mould inserts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
の金型が交換自在な射出成形用金型装置に係り、特に、
アンダーカットのある成形品を取り出すためのスライド
コアの駆動構成の改良に関する。
出成形用金型装置においては、通常、金型保持用の1つ
のホルダーに複数種類の金型が装着され、金型はホルダ
ーに対して上方より挿入されることで両者の係合用の溝
と突出部が係合することで装着されるようになってい
る。そして、この種の装置における金型のキャビティに
よって成形される成形品にアンダーカットがある場合、
その成形品の取り出しのためには、金型のパーティング
面を開く方向とは異なる、例えば直交方向に移動可能な
スライドコア(割型)が金型に設けられており、このス
ライドコアを何等かの駆動源を用いて移動させること
で、アンダーカットを外すようにしている。その構成手
段として、金型のホルダー側に傾斜したアンギュラーピ
ンを設け、このアンギュラーピンに係合させたスライド
ブロックを設け、このスライドブロックに前記割型を接
続ねじにて連結した構成でなり、金型のパーティング面
を開く動きに連動してアンギュラーピンの作用によりス
ライドブロックを移動させ、もって割型を移動させるよ
うにしたものが知られている。
なアンギュラーピンを用いたアンダーカット処理構成
は、スライドブロックに割型を接続ねじにて連結した構
造であるので、金型交換時に、その都度、ねじ止め作業
が必要になり、作業性の低下を招来して、カセット式の
金型交換の簡易取付けの利点を損なうことになってい
た。また、このようなアンダーカット処理構成は、成形
品を金型のキャビティから押し出すのに、成形品の肉厚
を利用してストリッパープレートにて面突き出しを行う
方式には、適用不能であった。
であり、金型保持用のホルダーに複数種類のカセット式
金型が交換自在に装着されるものにおいては、ホルダー
の数の方が金型の数よりも少ないことから、成形品のア
ンダーカットを外すためのスライドコアを移動させる駆
動源をホルダー側に設けた方が合理的であることに着目
し、その場合に、駆動源とスライドコアとをボルトやね
じ止めすることなく駆動が連結されるように工夫したこ
とで、カセット式金型の交換時に作業性の低下を来たす
ことがなく、その簡易取付けの利点を活かし、かつ、こ
のアンダーカット処理用のスライドコアの駆動連結構成
が、面突き出しによる成形品のキャビティからの押し出
し方式にも適用可能な射出成形用金型装置を提供するこ
とを目的とする。
に請求項1の発明は、金型を保持するホルダーと、この
ホルダーに対して着脱自在に装着されるカセット式の金
型と、アンダーカットがある成形品の取り出しのために
前記金型のパーティング面を開閉するためのホルダーの
移動方向とは異なる方向に移動可能に該金型に設けられ
たスライドコアと、このスライドコアを移動させる駆動
手段とを有した射出成形用金型装置において、前記駆動
手段が前記ホルダーに配置され、前記駆動手段の駆動レ
バーと前記スライドコアのレバーとの連結部がその駆動
方向において互いに係合し合う形状とされ、前記金型を
前記ホルダーに装着するだけで前記駆動手段と前記スラ
イドコアとが連結されるようにしたものである。請求項
2の発明は、上記において、金型はホルダーに対して上
方より挿入することで装着され、前記連結部の互いに係
合し合う形状が上面視で略L字状であるものである。請
求項3の発明は、上記において、ホルダーは移動側と固
定側とからなり、移動側のホルダーに、スライドコアを
移動させる前記駆動手段が配置されると共に該スライド
コアの設けられた金型が装着され、前記ホルダーの移動
方向と前記スライドコアの移動方向とは直交した構成と
され、さらに、金型の種類によって異なるパーティング
面の位置に関連したスライドコアのレバー位置に対応す
るように前記駆動手段及びその駆動レバー位置をホルダ
ーの移動方向に移動させる移動手段を具備したものであ
る。
ーに対してカセット式の金型が着脱自在に装着され、金
型をホルダーに装着するだけで、ホルダーに配置された
スライドコア駆動用の駆動手段の駆動レバーと、スライ
ドコアを移動させるためのレバーとが、その駆動方向に
おいて互いに係合し合うように連結され、従って、装着
された金型種類に拘らずに、スライドコアを駆動可能な
状態にセットすることができ、しかも、駆動手段の駆動
レバーとスライドコアのレバーとをボルト等を用いるこ
となくワンタッチで連結可能な状態とすることができ
る。
型装置を図面とともに説明する。図1は同装置の要部構
成であるカセット式金型ユニットとそのホルダーを概念
的に示す図である。カセット式金型ユニット1は、固定
側の金型2と移動側の金型3とからなり、対向するパー
ティング面には樹脂等の成形材料が射出されて成形品を
成形するためのキャビティ4が設けられている。また、
移動側の金型3には、パーティング面を開いて成形品を
取り出す時に作動するエジェクタ板5(5a,5b)が
設けられている。金型ユニット1の金型2,3には、多
数の種類のものがあり、その詳細は後述するが、金型の
キャビティ4によって成形される成形品にアンダーカッ
トがある場合には、この成形品の取り出しのために金型
2,3のパーティング面を開く方向とは異なる方向に移
動可能なスライドコアが設けられている。また、成形品
をキャビティ4から取り出すための面突き出し用のスト
リッパープレートを含んだ3プレートタイプ等のものも
ある。
部材であり、ベースブロックを基体とした固定側ホルダ
ー7と移動側ホルダー8からなり、固定側のホルダー7
には取付板9とロックブロック10等が固定され、移動
側のホルダー8には取付板11とスペーサブロック12
とロックブロック13等が固定されている。これらロッ
クブロック10,13により夫々ホルダー溝14,15
が形成され、このホルダー溝14,15に上記金型2,
3の受け板2d,3dの突出部16,17が上方からス
ライド挿入されることで、金型ユニット1がホルダー6
に着脱自在に装着される。また、これらの固定側及び移
動側のホルダー7,8は不図示の成形機のダイプレート
に取り付けられ、成形機の作用により金型が開閉され、
成形品の取り出し等が行える。また、固定側のホルダー
7の図示手前側に射出装置が位置し、移動側のホルダー
8の図示奥側に成形品を取り出す時に作動してエジェク
タ板5の背面を突くロットが位置する。
6(7,8)の平面図である。本実施例では、アンダー
カットを外すためのスライドコアの駆動機構を備えたも
のを示している。ホルダー6は固定側と移動側のベース
ブロックを基本とし、その全体が不図示の成形機に固定
され、移動側のホルダー8が金型の開閉のために移動さ
れるようになっている。図3は図2のA矢視の側面図で
あり、固定側のホルダー7を示す。図4は図2のB矢視
の側面図であり、移動側のホルダー8を示す。図5は固
定側の金型2と移動側の金型3及びスライドコアの駆動
機構を示した平面図、図6はホルダー6に金型2,3を
装着した状態での要部平面図、図7及び図8はそれぞれ
金型2及び金型3の各パーティング面を見た斜視図であ
る。
は、取付板9とロックブロック10等を有し、移動側ホ
ルダー8は、取付板11とスペーサブロック12とロッ
クブロック13等を有する。これらホルダー7,8に
は、金型2,3が装着されたときに該金型が載置される
水管ブロック21,22が連結され、この水管ブロック
21,22は金型2,3のパーティング面を開くときの
ホルダー8の移動方向と同じ方向に移動可能にロッド2
3,24により支持され、エアシリンダ25,26によ
り駆動可能とされている。水管ブロック21,22の各
々には、金型2,3へ冷却水を循環供給するための吐出
及び吸入用の接続口27,28が設けられ、かつ、冷却
水循環用の水管が連結されている。接続口27,28に
は水漏れ防止用のパッキング部材29が嵌め込まれてい
る。また、水管ブロック21,22の各々には、金型
2,3が載置されたときに、金型2,3を磁気吸引して
固定するための電磁マグネット30,31と位置決め用
のピン32が設けられている。なお、スペーサブロック
12の前面の穴12aは、3プレートタイプの金型が装
着された場合のピンを逃がすための穴である。
の突出部16,17が挿入されるホルダー溝14,15
の上部開口近傍(本実施例では3箇所)に、装着された
金型の種別を識別するためのリミットスイッチ36,3
7,38が配置されている。突出部16,17の突出方
向寸法が金型の種類に応じて変えられており、金型がホ
ルダー7,8に装着された時のリミットスイッチ36,
37,38による検出信号で金型種別が識別できるよう
になっている(詳細は後述)。なお、ホルダー溝14,
15を形成するロックブロック10,13の上端部付近
には、図3、図4に示されるように、金型を挿入し易い
ようにテーパー40が切られている。また、固定側のホ
ルダー7の取付板9には射出装置のノズルが臨む開口9
aと成形機への取付用孔9bが設けられ、移動側のホル
ダー8の取付板11には成形品を突き出すためのエジェ
クタロッドが臨む開口11aと成形機への取付用孔11
bが設けられている。取付板9,11の外面には断熱板
9c,11cが貼られている(図6)。
のスライドコアを駆動するための機構(駆動手段)とし
て、第1及び第2シリンダ41,42が配設されてい
る。第1シリンダ41はスライドコア駆動用であって、
その駆動レバー41aの先端にスライドコアとの連結部
43が設けられている。第2シリンダ42は第1シリン
ダ41を含めてこの駆動機構全体を、金型の種別に応じ
て適正な位置に移動させるためのものである。すなわ
ち、図2、図4、図5から分かるように、第1シリンダ
41はシリンダ取付板45に取付けられ、このシリンダ
取付板45はリニアブッシュ46によりホルダー8側に
固定されたロッド47にガイドされ、所定範囲内で移動
可能とされている。第2シリンダ42はホルダー8側に
固定された取付板48に取付けられ、前記第1シリンダ
41が取付けられたシリンダ取付板45を移動させるも
のである。
図5〜図8を参照して説明する。金型2は、固定側型板
2aと型本体2bと型本体ベース2cと受け板2dから
構成され、金型3は、同様に移動側型板3aと型本体3
bと型本体ベース3cと受け板3dから構成され、各部
はボルト等にて一体に固定されている。金型2,3のそ
れぞれの型本体2b,3bの対向するパーティング面P
Lに成形品が成形されるキャビティ4が設けられ、金型
2の型本体2bには、キャビティ4に射出装置のノズル
から成形材料を射出するためのランナー52が設けら
れ、金型2,3の型板2a,3aには水管53が設けら
れている。また、金型3には、成形品のアンダーカット
を外すための割型であるスライドコア55(55a,5
5b)が設けられ、このスライドコア55には、レバー
55cが連結され、レバー55cの先端部は、第1シリ
ンダ41の駆動レバー41aと係合する連結部43とさ
れている。このスライドコア駆動機構は、左右両側に位
置してホルダー8に設けられる。
互いに係合し合うように、上面視で略L字状とされてい
る。金型2,3はホルダー7,8に対して上方より挿入
することで装着され、ワンタッチで連結部43が係合し
得る状態になる。ここに、金型2,3のパーティング面
を開く方向とスライドコア55の移動方向とは直交して
いる。また、金型の種類によってパーティング面の位置
は異なり、そのためにスライドコア55の位置も異なる
が、第1シリンダ41の駆動レバー41aは、個々の金
型種別に対応するように第2シリンダ42により移動さ
せられる。また、金型3には、成形品突き出し用のエジ
ェクタ板上下5a,5bがガイド5cに案内されて設け
られ、戻し方向に付勢するスプリング5dの嵌められた
リターンピン5eが設けられている(図5では図示を省
略)。エジェクタ板上下5a,5bが不図示のロットで
突かれることで、成形品は不図示の突出しピンで突き出
されるようになっている。
るとき、金型3に固定したガイドピン57の先端部が金
型2のガイドブッシュ58の孔に嵌まり込むことで、位
置決めがなされる。また、金型種別に応じて金型2,3
の受け板2d,3dの突出部16,17のセンターから
の長さが、図6に示すように、x,x+αというように
変えられており、金型2,3をホルダー7,8に装着し
たとき、上述したリミットスイッチ36,37,38の
検出信号より金型種別が識別できるようになっている。
また、図7、図8に示すように、金型2,3の上面に
は、水管53同士を繋いで循環水を折り返すためのパイ
プ59と装着作業用の把手60が取り付けられ、底面に
は、水管ブロック21,22の接続口27,28及び位
置決めピン32の各々に対応した水管開口と位置決め用
の穴が設けられている。また、金型2,3のパーティン
グ面は、互いの凹凸が干渉し合わないような形状とさ
れ、しかも、成形時にスライドコア55が射出圧により
外方へ移動することを防止するためのロック用の凸部6
1が金型2に設けられている。
いくつかの種類の金型を説明し、併せて、上述したリミ
ットスイッチ36,37,38(図2参照)により金型
種別を識別できるようにした点につき説明する。図9は
スライドコアを有した2プレートタイプの金型、図10
はスライドコアを有していない2プレートタイプの金
型、図11はスライドコアを有していない3プレートタ
イプの金型であり、各図において(a)は成形品をエジ
ェクタピンで突き出す方式、(b)は成形品をストリッ
パープレート3fで面突き出す方式のものを示す。そし
て、金型のタイプに応じて、受け板2dの中心側から両
端までの寸法が、図示のごとく、xとx+α、xとx、
x+αとx、というように異ならせており、この違いに
よりリミットスイッチ36,37,38(これらをLS
1,LS2,LS3とする)のオン・オフの状態が異な
り、これでもって、金型の識別が可能となる。また、金
型の全体長さはいずれも同じであるが、タイプに応じて
受け板2dからパーティング面PLまでの長さy1,y
2,y3がそれぞれ異なる。なお、図示の他に、スライ
ドコアを有した3プレートタイプの金型等もある。本実
施例では、次のような設定をしている。
て成形装置として次のような各種の制御を行うことがで
きる。(1)スライドコア55の連結部43を金型に応
じた所定の位置に移動させるように、シリンダ41,4
2を駆動制御することができる。(2)水管ブロック2
1,22を所定の位置に移動させるように、シリンダ2
5,26を駆動制御することができる。(3)スライド
コア55とエジェクタ動作時の突き出し用ピンとの接触
を防ぐためのインターロック制御等を行うことができ
る。なお、金型種類識別のセンサとしては、リミットス
イッチに限られず、マイクロスイッチ、近接スイッチそ
の他のセンサを使用可能である。
いては、ランナー部分の成形材料を取り除けるように固
定側の金型2の一部の型2gが可動とされており、成形
品の取り出しのために金型を開く時には、可動側の金型
3と一緒に型2gが移動し、最初にランナー部分のパー
ティングを開き、次いで、型2gと移動側の金型3との
間のパーティング面を開くようにしている。
しのストリッパープレートを有した金型に、本実施例の
スライドコア駆動機構が適用可能であり、この場合の動
作を図12に示している。成形品62を取り出す時の金
型の開閉動作は、金型を開、つまりストリッパープレ
ート3fと型板2aとの間を開き、スライドコア55
をシリンダー41の作動により連結部43を介して抜き
(後退)、エジェクタ板5a,5bを押す。これによ
り、ピン63が成形品62から抜け、成形品は自重によ
り落下する。その後、エジェクタ板5a,5bを戻
し、スライドコア55を前進させ、金型を閉じれば
よい。連結部43が上面視L字形であるので、上記の動
作をする上で何等の支障にならない。
4類型に分けられる。これを図13〜図16に示す。図
13は2プレートタイプ(サイドゲート)、図14は3
プレートタイプ(ピンゲート)、図15はストリッパー
プレートタイプ(サイドゲート、面突き出し)、図16
は4プレートタイプ(ピンゲート・面突き出し)であ
り、いずれも(a)は金型が閉じた状態、(b)は成形
品とランナーを取り出すために金型が開いた状態を示
し、各図において、左方が移動側(エジェクタ側)、右
方が固定側(射出装置側)であり、PLはパーティング
面を示す。なお、金型が開いた時に見えるピンは金型内
の異なる位置に嵌まり合う関係にある。
ダー7,8に水管ブロック21,22がパーティング面
の開方向に移動自在に設けられているが、この構造を図
17、図18を参照して説明する(図には水管ブロック
22を示す)。水管ブロック22にはロッド24が前記
方向に平行に固定され、このロッド24をホルダー8に
設けたリニアブッシュ64に差し込むことで、水管ブロ
ック22を移動自在としている。水管ブロック22に
は、上述したように、金型への冷却水循環用のホース
(水管)65がカプラーにて連結され、金型との接続口
27,28には、図19に示すようなリング状で断面が
高さ方向に大きく形成された耐熱性シリコンゴム等でな
る水漏れ防止用のパッキング部材29が嵌め込まれてい
る。また、水管ブロック22には、載置された金型3を
磁気吸引する電磁マグネット31などが設けられてい
る。
を採用することで、上記各種金型の全てのタイプについ
て、金型をホルダー6(7,8)に挿入するだけで、容
易に水管接続が可能となり、しかも水漏れが生じること
がない。図20(a)(b)は上記図16に示したタイ
プの金型の場合の水管ブロック21,22の周辺の接続
構成例を示している。
き出し構成とその動作について、図21(a)(b)を
用いて説明する。カセット式の金型ユニット1が固定側
及び移動側のホルダー7,8にセットした場合、セット
クリアランスの存在のために、ユニット全体がその重量
により僅かながら傾いた状態になる。本実施例では、成
形機のダイプレート66から突設され、エジェクタ板の
背面側を突くエジェクタロット67の先端部を曲率(R
5以上)を持った面形状にしている。そして、同ロット
67の先端部はエジェクタ板5bの背面側の中心部近傍
を突くようにし、その突き出し時にエジェクタ板5bの
移動に伴い先端部がエジェクタ板5bの背面上を滑りな
がら移動する。これにより、従来では、図22に示すよ
うに、エジェクタ板5bの摺動方向とエジェクタロット
68の突き出し方向とが異なることから、エジェクタ板
5bとエジェクタロット68との接点に無理な力が掛か
っていたが、本実施例ではそのようなことがなくなる。
アパージ構成について図23を参照して説明する。上記
のように金型には冷却用の水が循環されるようになって
いるが、本装置は、この冷却水を温度調整するための温
度調整器71を備えており、この温度調整器71と金型
ユニット1とは水回路72にて連通され、この水回路7
2の途中には回路を開閉する電磁弁ユニット73が配さ
れている。電磁弁ユニット73は、水回路72の往復路
中に設けた第1及び第2の電磁弁V1,V2と、金型交
換に際して金型を外す前に、金型側の水管内の水を抜く
ためにエアを供給するエアコンプレッサ74と、エアの
供給を制御する第3の電磁弁V3と、金型側の水回路を
大気に開放するための第4の電磁弁V4とからなる。
及び第2の電磁弁V1,V2のみを開き、金型交換に際
してはタイマ等に設定された所定時間、第3の電磁弁V
3を開いて金型側の水管内にエアコンプレッサ74より
エアを供給して金型側の水管内の水を温度調整器7側に
押し出し、エアパージを行う。その後、第1、第2及び
第3の電磁弁V1,V2,V3を閉じ、第4の電磁弁V
4のみを開いて大気開放し、この状態で金型交換を行
う。以降は成形時の状態とすればよい。この動作は、成
形動作を終えてから温度調整器71の電源をオフからオ
ンに切換えることで、自動的に行われるようにしてい
る。このような構成を採用することで、図24に示すよ
うに電磁弁ユニットを備えていない構成の場合に、金型
交換時に金型をホルダーから外した時に水が溢れ出て、
周辺を水浸しにすることがあったが、そのようなことが
防止され、しかも、大気圧に開放することにより、水気
を含んだ圧縮空気が噴出することもなくなり、金型交換
が簡単に行えるようになる。なお、本発明は上記実施例
構成に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範
囲において種々の変形が可能である。
置によれば、カセット式の金型をホルダーに装着するだ
けで、成形品のアンダーカットを外すために設けられた
スライドコアを駆動するための駆動手段とスライドコア
とが、その駆動方向において互いに係合し合うように構
成されているので、スライドコア駆動手段とスライドコ
アとをボルト等を用いることなくワンタッチで連結する
ことができ、金型交換を容易に行うことができ、スライ
ドコアを有した金型においても着脱装着方式の金型装置
の利点を損なうことがなくなる。また、金型によって異
なるパーティング面に位置するスライドコアに対応する
ように駆動手段の駆動レバーを移動させる移動手段を備
えれば、スライドコア付きの金型の形状を問わず、支障
なく金型の着脱装着方式を採用することが可能となる。
ニットとそのホルダーを概念的に示す図である。
ーの平面図である。
機構を示した平面図である。
である。
ドコア駆動機構を適用した例を示す図である。
る。
る。
る。
る。
た構造を示す側面図である。
及び断面図である。
接続構成例を示す図である。
突き出し構成を示す図である。
出し構成を示す図である。
構成を示す図である。
す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 金型を保持するホルダーと、このホルダ
ーに対して着脱自在に装着されるカセット式の金型と、
アンダーカットがある成形品の取り出しのために前記金
型のパーティング面を開閉するためのホルダーの移動方
向とは異なる方向に移動可能に該金型に設けられたスラ
イドコアと、このスライドコアを移動させる駆動手段と
を有した射出成形用金型装置において、 前記駆動手段が前記ホルダーに配置され、前記駆動手段
の駆動レバーと前記スライドコアのレバーとの連結部が
その駆動方向において互いに係合し合う形状とされ、前
記金型を前記ホルダーに装着するだけで前記駆動手段と
前記スライドコアとが連結されるようにしたことを特徴
とする射出成形用金型装置。 - 【請求項2】 金型はホルダーに対して上方より挿入す
ることで装着され、前記連結部の互いに係合し合う形状
が上面視で略L字状であることを特徴とする請求項1記
載の射出成形用金型装置。 - 【請求項3】 ホルダーは移動側と固定側とからなり、
移動側のホルダーに、スライドコアを移動させる前記駆
動手段が配置されると共に該スライドコアの設けられた
金型が装着され、前記ホルダーの移動方向と前記スライ
ドコアの移動方向とは直交した構成とされ、さらに、金
型の種類によって異なるパーティング面の位置に関連し
たスライドコアのレバー位置に対応するように前記駆動
手段及びその駆動レバー位置をホルダーの移動方向に移
動させる移動手段を具備したことを特徴とする請求項1
又は2に記載の射出成形用金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6131291A JP2856380B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 射出成形用金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6131291A JP2856380B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 射出成形用金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314506A JPH07314506A (ja) | 1995-12-05 |
JP2856380B2 true JP2856380B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=15054535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6131291A Expired - Fee Related JP2856380B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 射出成形用金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856380B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5307635B2 (ja) * | 2009-06-01 | 2013-10-02 | オリンパス株式会社 | カセット式先抜き型射出成形用金型 |
KR101689300B1 (ko) * | 2016-07-04 | 2016-12-23 | 성신화학주식회사 | 자동차의 아웃사이드 도어 핸들 스위치 러버 제조용 금형 장치 |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP6131291A patent/JP2856380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07314506A (ja) | 1995-12-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2920867B2 (ja) | 射出成形用金型装置 | |
KR100844548B1 (ko) | 주형 어셈블리 | |
WO2011145869A1 (en) | Injection mold | |
CN108115909B (zh) | 底切处理机构、成型用模具及成型品 | |
CN110774534A (zh) | 底切处理机构以及成型用模具 | |
JP2856381B2 (ja) | 射出成形用金型装置 | |
JP2856380B2 (ja) | 射出成形用金型装置 | |
JP2010069511A (ja) | ガス抜き装置ユニット、鋳造用金型、及び鋳造法 | |
JP2856382B2 (ja) | 射出成形用金型装置 | |
JP2926634B2 (ja) | 射出成形用金型装置 | |
US5073326A (en) | Apparatus and method for injection molding articles with sub-surface portions | |
JP3562481B2 (ja) | 射出成形方法および射出成形機 | |
JP2008531356A (ja) | 鋳型を収容するための装置 | |
JP2022132812A (ja) | ゲート切断装置及び成形用金型 | |
US20240342970A1 (en) | Injection molding tooling tool, cleaning method for an injection molding tooling tool and injection molding method | |
JP2009137191A (ja) | インサート成形用射出金型 | |
CN215283167U (zh) | 一种硅胶封位注射模具 | |
CN217803084U (zh) | 复位装置及注塑装置 | |
KR200227970Y1 (ko) | 사출금형의 제품취출장치 | |
CN111823511B (zh) | 成形方法 | |
CN213382766U (zh) | 模具抽芯机构和注塑模具 | |
JP2001009845A (ja) | 射出成形用金型 | |
JP3034326B2 (ja) | 圧縮成形法とその成形金型装置 | |
CN115038566A (zh) | 用于模具箱的导轨系统 | |
JP3313902B2 (ja) | 射出成形金型装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981020 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071127 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |