JP2851866B2 - グラムシュミット方式妨害波除去装置 - Google Patents

グラムシュミット方式妨害波除去装置

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Description

【発明の詳細な説明】 以下、次の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1 実施例の構成(第1図、第2図) G2 実施例の動作(第1図、第2図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明はSSR(Secondary Surveillance Radar)等に
採用され、主アンテナの副ロープ領域で受信される複数
の妨害波信号を、補助アンテナで受信された複数の妨害
波信号を用いて抑圧あるいは有効に低減(以下、必要に
応じて除去という)せしめるグラムシュミット方式妨害
波除去装置に関する。
B 発明の概要 閉ループ回路がカスケード配列されたグラムシュミッ
ト方式が採用され、主アンテナの副ロープ領域で受信さ
れる複数の妨害波信号を、補助アンテナで受信される複
数の妨害波信号を用いて抑圧するグラムシュミット方式
妨害波除去装置において、 供給される信号からIおよびQ信号等を用いてベース
バント信号を生成し、且つ積分せしめた信号とIおよび
Q信号とで直角2相変調を施して合成し、ここで導出さ
れた信号を用いて妨害波成分信号を抑圧する閉ループ回
路がカスケード接続される際に、複数の補助チャネル信
号あるいは補助チャネル信号に係る信号を夫々に利得の
制御を行い略一定の信号の値に形成せしめて供給し、こ
れにより主アンテナから供給される主チャネル信号、あ
るいは補助チャネル信号に係る信号とにおいて、妨害波
成分信号を除去せしめることにより、 抑圧の信号処理に係る応答特性がより高速化し、到来
する複数の妨害波の受信強度に差異があり、あるいは微
弱である場合に閉ループ回路の追従制御が最適に行われ
て、複数の妨害波環境における妨害波の除去効率が向上
するようにしたものである。
C 従来の技術 この種の妨害波除去装置(ECCM=Electronic Counter
Counter Measure)はサイドローブキャンセラ(SLC)
と呼称される。
ここで2波の妨害波成分信号を除去せしめるべく閉ル
ープ回路が並列接続された妨害波除去装置の一例を第3
図に示す。さらに閉ループ回路がカスケード配列された
グラムシュミット方式妨害波除去装置の一例を第4図に
示す。
第3図中、主チャネル信号S2はINT用ビームアンテナ
等の副ローブ領域で受信され、SSR等の受信機(図示せ
ず)で中間周波数に変換された2波の妨害波成分を含む
信号である。
さらに、補助チャネル信号(A)S3、補助チャネル信号
(B)S4は、前記INT用ビームアンテナ等の副ローズ領域で
受信される2波の妨害波が夫々補助アンテナで受信され
た後、専用受信機で所定周波数、例えば、中間周波数に
変換された信号である。
この例は、先ず、主にチャネル信号S2が供給される減
算器2と、当該減算器2から導出さる信号を分割し、且
つ妨害波抑圧信号S6を導出する電力分配器4が配設され
ている。次いで、減算器2と、電力分配器4との間に閉
ループ回路CL1、CL2が設けられている。ここで閉ループ
回路CL1はパワーディバイダ6、90°ハイブリッド回路
8、制限増幅器10、90°ハイブリッド回路12、混合器14
aおよび14b、直流増幅器16aおよび16b、積分器18aおよ
び18b、変調器20aおよび20b、パワーコンバイナ22、パ
ワーディバイダ24を有している。なお閉ループ回路CL2
も同一に構成されている。斯かる構成においては、混合
器14aおよび14bからベースバンド信号S8a、S8bが導出さ
れた後、積分された変調信号S9a、S9bと、IおよびQ信
号で直角2相変調が施されて合成された信号が生成され
る。この後、減算器2に供給され、続いて電力分配器4
から妨害波抑圧信号S6が導出される。
この場合、閉ループ回路CL2も同様に作動し、これに
より主チャネル信号S2の2波の妨害波成分信号が低減せ
しめられる。
次に、前記の閉ループ回路CL1あるいはCL2と同一の回
路がカスケードに配列されるグラムシュミット方式妨害
波除去装置を説明する。この例は到来する妨害波と同数
の補助チャネル信号が生成されて供給され、これに対応
したカスケードの段数の回路が形成される。ここでは、
第4図に示されるように、閉ループ回路CL5、CL6、CL7
を配設し、夫々主チャネル信号S2、補助チャネル信号
(A)S3補助チャネル信号(B)S4が供給され、2波の妨害波
の抑圧例を示した。
この場合、カスケード配列における夫々の段階に必要
となる閉ループ回路数Niは一般に次式で与えられる。
Ni=M−i+1 …(1) ここで、Mは補助チャネル数、iはカスケードのi段
目を示す。また、グラムシュミット方式の配列では同じ
段の各閉ループ回路の各補助チャネル信号は共通の補助
チャネル信号、この場合、補助チャネル信号(B)S4をパ
ワーディバイダ30で分割して供給している。
このようにしてカスケードの1段目、すなわち、閉ル
ープ回路CL5、CL6において、2波の妨害波のなかで信号
強度の大なる妨害波成分信号が除去され、次いで、カス
ケードの2段目、すなわち、閉ループ回路CL7において
残留せしめられた信号強度の小なる妨害波成分信号の除
去処理が行われる。
D 発明が解決しようとする課題 然しながら、上記の従来の技術に係る妨害波除去装置
において、第3図に示される閉ループ回路CL1等が応答
するバンド幅αは α=(H+Gh|x|)/T0 …(2) で表される。(2)式中、Gは閉ループ回路の利得、h
は制限増幅器の出力電圧、T0は積分器の時定数、xは変
調器の補助チャネル側からの入力電圧である。ここで閉
ループ回路のバンド幅αは補助チャネル信号のレベルに
依存するため、妨害波成分信号の除去の応答時間は補助
チャネル信号が弱い場合に遅延する。
従って、第4図で示したグラムシュミット方式妨害波
除去装置において、補助チャネル信号のレベル変動によ
り応答時間が変化する。これは、1段目により強い妨害
波が除去されており、カスケードの2段目の閉ループ回
路の補助チャネル信号は微弱な妨害波信号となる。その
ため、2段目の閉ループ回路の応答が遅延し、強いては
全体の応答時間が遅延する夫々の欠点を有している。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであって、抑圧
の信号処理に係る応答特性がより高速化し、到来する複
数の妨害波の受信強度に差異があり、あるいは微弱であ
る場合に閉ループ回路の追従制御が最適に行われて、複
数の妨害波環境における妨害波の除去効率の向上が可能
となるグラムシュミット方式妨害波除去装置を提供する
ことを目的とする。
E 課題を解決するための手段 前記の課題を解決するために、本発明のグラムシュミ
ット方式妨害波除去装置においては、主チャネル入力端
子と補助チャネル入力端子とを有し、主チャネル入力端
子に入力された信号から補助チャネル入力端子に入力さ
れた信号を妨害波として除去し、妨害波の除去された信
号を出力する閉ループ処理による妨害波除去回路をグラ
ムシュミット型のカスケード配列により構成し、前記カ
スケード配列された各段毎の閉ループ処理による妨害波
除去回路の補助チャネル入力端子の入力側に、各段毎に
利得制御手段を配し、該利得制御手段により前記各段毎
の閉ループ処理による妨害波除去回路の補助チャネル入
力端子に入力される入力信号の値を略一定値としたこと
を特徴とする。
F 作用 上記のように構成される本発明のグラムシュミット方
式妨害波除去装置においては、供給される信号からIお
よびQ信号等を用いてベーバント信号を生成し、且つ積
分せしめた信号とIおよびQ信号とで直角2相変調を施
して合成し、ここで導出された信号を用いて妨害波成分
信号を抑圧する閉ループ回路が、カスケード接続され
る。この際、複数の補助チャネル信号あるいは補助チャ
ネル信号に係る信号を夫々に利得の制御を行い略一定の
信号の値に形成せしめて供給し、これにより主アンテナ
から供給される主チャネル信号、あるいは補助チャネル
信号に係る信号とにおいて、妨害波成分信号が除去され
る。
このようにして、妨害波成分信号の除去に係る応答特
性がより高速化し、且つ到来する複数の妨害波の受信強
度に差異が生起し、あるいは微弱である場合に閉ループ
回路の追従制御が最適化する。
G 実施例 次に、本発明に係るグラムシュミット方式妨害波除去
装置の一実施例を添付図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第1図は実施例の構成を示し、第2図は閉ループ回路
を詳細に示す。
G1 実施例の構成(第1図、第2図) 先ず、INT用ビームアンナア等の副ローブ領域で受信
された2波の妨害波信号がSSR等の受信機(図示せず)
に供給される。ここで中間周波数に変換された主チャネ
ル信号S20が供給される入力端子T1と、前記INT用ビーム
アンテナ等の副ローブ領域に対応して補助アンテナで受
信された2波の妨害波信号が専用受信機に供給される。
ここで所定周波数、例えば、中間周波数に変換された補
助チャネル信号S21およびS22が供給される入力端子T2
よびT3とを備えている。
そして、入力端子T1と一方の入力端と接続される閉ル
ープ回路CL10と、当該閉ループ回路CL10の出力端と一方
の入力端が接続される閉ループ回路CL12とを備え、さら
に、ここで導出された妨害波抑圧信号S24が導出される
出力端子T4が設けられている。
一方、入力端子T2と一方の入力端が接続される閉ルー
プ回路CL11と、さらに入力端子T3と接続される利得制御
手段CS1とを有し、さらに、利得制御手段CS1から導出さ
れる信号が分割される電力分割器35とを備えている。
さらに、電力分割器35で分割された信号が前記カスケ
ード配列の1段目を形成する閉ループ回路CL10、CL11
夫々の他方の入力端に接続されている。なお、前記閉ル
ープ回路CL12はカスケード配列の2段目を形成してい
る。
次いで、閉ループ回路CL11の出力端が入力端子に接続
されると共に、出力端が前記閉ループ回路CL12の他方の
入力端に接続される利得制御手段CS2とを有している。
ここで利得制御手段CS1、CS2を説明する(第1図参
照)。
利得制御手段CS1は補助チャネル信号S22が供給され
て、分割信号を送出する電力分割器42と、当該分割信号
が供給されて検波出力信号を送出する検波回路44と、前
記検波出力信号が供給されて、駆動信号を送出する増幅
器制御回路46と、前記分割信号および駆動信号が供給さ
れるとともに、供給された分割信号を所定の略一定の値
に形成して送出する可変利得増幅器48とで構成されてい
る。なお、利得制御手段CS2も電力分割器52、検波回路5
4、増幅器制御回路56、可変利得増幅器58とを有し前記
利得制御手段CS1と同様に構成されている。
次いで、閉ループ回路CL12を詳細に説明する(第2図
参照)。
なお、他の閉ループ回路CL10、CL11も同様に構成され
ている。
この例においては、閉ループ回路CL10からの信号が供
給される減算器62と、当該減算器62から供給される信号
を一方および他方の出力端に導出するパワーディバイダ
64と、前記他方の端が入力端と接続されるパワーディバ
イダ66とを有している。なお、パワーディバイダ66の一
方の出力端は、後記する妨害波抑圧信号S24が導出され
る出力端子T4と接続されている。
一方、利得制御手段CS2の出力端とパワーディバイダ6
8の入力端が接続され、さらに分割された信号が導出さ
れる一方および他方の出力端には、制限増幅器70と、供
給された導出信号を等振幅、且つ90°位相差を有したI
およびQ信号に生成して導出する90°ハイブリッド回路
72とが配設されている。
次いで、制限増幅器70の出力端が90°ハイブリッド回
路82に接続され、ここで等振幅、且つ90°位相差を有し
たIおよびQ信号が導出される一方および他方の出力端
は、夫々混合器84a、84bに接続されている。さらに混合
器84a、84bはパワーディバイダ66の出力端と夫々接続さ
れている。
そして混合器84a、84bの出力端と接続される直流増幅
器86a、86bと、当該直流増幅器86a、86bの出力端と接続
され、導出される信号が供給される積分器88a、88bとを
有している。さらにここで生成された変調信号S24a、S
24bと前記90°ハイブリッド回路72から導出されるIお
よびQ信号とが入力される変調器90a、90bとを有してい
る。さらに、ここで導出された夫々の信号が入力されて
電力合成されるパワーコンバイナ92とを備え、当該パワ
ーコンバイナ92の導出信号が前記減算器62の他方の入力
端に供され、ここで2波の妨害波成分信号を低減せし
め、パワーディバイダ64を介して妨害波抑圧信号S24
出力端子T4から導出される。
G2 実施例の動作(第1図、第2図) 先ず、利得制御手段CS1と閉ループ回路CL12の動作を
説明する。なお、利得制御手段CS2並びに閉ループ回路C
L10、CL11も同様に作動するものであり、この後、全体
の動作を説明する。
利得制御手段CS1は補助チャネル信号S22が電力分割器
42で分割された後、検波回路44および可変利得増幅器48
に入力される。そして、検波回路44で検波が行われ、こ
こで得られた検波信号、すなわち、補助チャネル信号S
22の入力レベル情報に係る信号が増幅器制御回路46に供
給され、ここで可変利得増幅器48の増幅値を所定の一定
値に形成するための制御信号(駆動信号)が送出され
る。
一方、補助チャネル信号S22が電力分割器42で分割さ
れて他方の出力端に導出される信号は可変利得増幅器48
に入力され、ここで増幅器制御回路46からの増幅値を所
定の一定値に形成するための制御信号(駆動信号)が供
給されて、所定の一定の値に形成された信号、すなわ
ち、分割された補助チャネル信号S22が導出される。
次いで、閉ループ回路CL12は、減算器62の一方の入力
端に閉ループ回路CL10から導出される信号が供給され
る。そして当該減算器62の出力端から導出される信号が
パワーディバイダ64に入力される。ここで分割された一
方の信号がパワーディバイダ66に供給される。なお他方
の出力端には後記する妨害波抑圧信号S24が出力端子T4
に導出される。さらに等分割された信号が夫々一方およ
び他方の出力端に導出される。
一方、パワーディバイダ68に入力された信号が等分割
されて夫々一方および他方の出力端に導出される。そし
て、一方の出力端に導出される信号が制限増幅器70に供
給され一定の電力に増幅された後、90°ハイブリッド回
路82に供給される。ここで90°位相が異なり、等振幅の
I信号並びにQ信号に分割される。当該I信号およびQ
信号は夫々混合器84a、84bに供給され、さらに混合器84
a、84bにはパワーディバイダ66の一方および他方の出力
端に導出された信号が入力され、乗算の処理が施され
る。これにより、IおよびQ信号の二つのベースバンド
信号S22a、S22bが生成されて、直流増幅器86a、86bの入
力端に供給される。直流増幅器86a、86bから夫々導出さ
れる信号が積分器88a、88bに供給される。ここで積分が
行われた変調信号S24a、S24bが夫々変調器90a、90bに供
給される。さらに、90°ハイブリッド回路72から導出さ
れたIおよびQ信号が変調器90a、90bに供給されて、前
記変調信号S24a、S24bで変調が施され、夫々パワーコン
バイナ92に供給されて電力合成された後、減算器62の他
方の入力端に供給される。この合成された信号は減算器
62の他方の入力端に入力され、ここで閉ループ回路CL10
から入力される信号から、利得制御手段CS2を介して供
給される信号に相当する妨害波成分信号を低減せしめ、
この後、パワーディバイダ64を介し、妨害波抑圧信号S
24として出力端子T4に導出される。
このような構成において、第1図に示されるカスケー
ド配列の第1段目の閉ループ回路CL10、CL11の電力分割
器35から分割して供給される補助チャネル信号S22は予
め利得制御手段CS1で略一定の値に形成されて供給され
ており、補助チャネル信号S22が小なる値においても高
速の信号処理が行われる。
次いで、カスケード配列の第2段目の閉ループ回路CL
12に供給される信号(補助チャネル信号)は、第1段目
の閉ループ回路CL11から導出される信号が供給される
が、当該信号は第1段目の閉ループ回路CL10、CL11と同
様に利得制御回路CS2を介して、略一定の値に利得制御
が行われる。そこで供給される信号(補助チャネル信
号)が小なる値においても高速の信号処理が行われる。
このようにして、カスケード配列された各閉ループ回
路CL10、CL11およびCL12に供給される補助チャネル信号
S22および利得制御回路CS2から導出される信号の値は略
一定になり、このため常時高速での妨害波成分信号の除
去、すなわち、到来する妨害波の除去の高速応答性が得
られる。また、到来する複数の妨害波の受信強度に差異
があり、あるいは微弱である場合に閉ループ回路CL10
CL11、CL12の追従制御が最適に行われて、複数の妨害波
環境における妨害波の除去効率が向上し、また2波の妨
害波の強度に強弱がある場合、並びに微弱妨害波環境下
においても高速の応答特性が得られる。
なお、上記の実施例では、2波の妨害波の除去につい
て説明したが3波以上の妨害波が到来する場合は、対応
して配列された閉ループ回路をカスケード接続し、さら
に利得制御回路とを併設して構成すれば良い。
H 発明の効果 以上説明したように、本発明のグラムシュミット方式
妨害波除去装置によれば、複数の補助チャネル信号ある
いは補助チャネル信号に係る信号を夫々に利得の制御を
行い略一定の信号の値に形成せしめて、カスケード接続
された閉ループ回路に供給されて主アンテナから供給さ
れる主チャネル信号、あるいは補助チャネル信号に係る
信号とにおいて、妨害波成分信号が除去されるように構
成され、これにより、妨害波成分信号の除去に係る応答
特性がより高速化し、且つ到来する複数の妨害波の受信
強度に差異が生起し、あるいは微弱である場合に閉ルー
プ回路の追従制御が最適化する効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るグラムシュミット方式妨害波除去
装置の一実施例の構成を示すブロック図、 第2図は第1図に示される実施例の閉ループ回路を詳細
に示すブロック図、 第3図は従来の技術に係る閉ループ回路が並列に配設さ
れた妨害波除去装置の構成を示すブロック図、 第4図は従来の技術に係るグラムシュミット方式妨害波
除去装置の概略を示すブロック図である。 35…電力分割器、42…電力分割器 44…検波回路、46…増幅器制御回路 48…可変利得増幅器、52…電力分割器 54…検波回路、56…増幅器制御回路 58…可変利得増幅器、62…減算器 64、66、68…パワーディバイダ 70…制限増幅器 72、82…90°ハイブリッド回路 84a、84b…混合器 86a、86b…直流増幅器、88a、88b…積分器 90a、90b…変調器 92…パワーコンバイナ S20…主チャネル信号 S21、S22…補助チャネル信号 S24…妨害波抑圧信号 S24a、S24b…変調信号 CL10〜CL12…閉ループ回路 CS1、CS2…利得制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鐘ヶ江 誠一 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電 機株式会社鎌倉製作所内 (72)発明者 広田 陽吉 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電 機株式会社鎌倉製作所内 (72)発明者 島田 淳 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電 機株式会社鎌倉製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−265802(JP,A) 特開 昭64−16981(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/02 G01S 7/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主チャネル入力端子と補助チャネル入力端
    子とを有し、主チャネル入力端子に入力された信号から
    補助チャネル入力端子に入力された信号を妨害波として
    除去し、妨害波の除去された信号を出力する閉ループ処
    理による妨害波除去回路をグラムシュミット型のカスケ
    ード配列により構成し、 前記カスケード配列された各段毎の閉ループ処理による
    妨害波除去回路の補助チャネル入力端子の入力側に、各
    段毎に利得制御手段を配し、該利得制御手段により前記
    各段毎の閉ループ処理による妨害波除去回路の補助チャ
    ネル入力端子に入力される入力信号の値を略一定値とし
    た ことを特徴とするグラムシュミット方式妨害波除去装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグラムシュミット方式妨害
    波除去装置において、利得制御手段は、 補助チャネル信号が供給され、分割信号を送出する電力
    分割器と、 分割信号が供給されて検波出力信号を送出する検波回路
    と、 検波出力信号が供給されて、制御信号を送出する増幅器
    制御回路と、 前記分割信号および制御信号が供給されて、分割信号を
    所定の略一定の値に形成せしめて送出する可変利得増幅
    器と、 を備えることを特徴とするグラムシュミット方式妨害波
    除去装置。
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