JP2844385B2 - 電波暗室 - Google Patents
電波暗室Info
- Publication number
- JP2844385B2 JP2844385B2 JP16063390A JP16063390A JP2844385B2 JP 2844385 B2 JP2844385 B2 JP 2844385B2 JP 16063390 A JP16063390 A JP 16063390A JP 16063390 A JP16063390 A JP 16063390A JP 2844385 B2 JP2844385 B2 JP 2844385B2
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- Japan
- Prior art keywords
- radio wave
- anechoic chamber
- wave absorber
- lift
- floor
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電波暗室の改良に関し、詳しくは電波暗室の
利用目的に応じて床面に導体素地を露出させたり、導体
素地を電波吸収体で覆うことができる電波暗室における
床部入替え構造に関する。
利用目的に応じて床面に導体素地を露出させたり、導体
素地を電波吸収体で覆うことができる電波暗室における
床部入替え構造に関する。
(従来の技術) 電波暗室或は電波無響室と呼ばれる施設は、内壁に電
波吸収体を貼り巡らせた部屋であり、この部屋内で電波
の実験を行なう場合には天候、外来電波、建物等の障害
物の影響を受けることがなく、しかも電波が壁面で吸収
されて反射波を生成しないことから、アンテナの指向性
実験や、電子機器等が放射する電磁波雑音の評価試験に
用いられる。
波吸収体を貼り巡らせた部屋であり、この部屋内で電波
の実験を行なう場合には天候、外来電波、建物等の障害
物の影響を受けることがなく、しかも電波が壁面で吸収
されて反射波を生成しないことから、アンテナの指向性
実験や、電子機器等が放射する電磁波雑音の評価試験に
用いられる。
ところで、アンテナの指向性実験を行なうための電波
暗室は床面を含む全内壁面に電波吸収体を貼詰める必要
がある一方、電波雑音干渉(EMI)測定用の電波暗室
(電波半無響室)は床面だけを所定の広さに亙って鉄板
等の金属面にしておくことがEMI測定の仕様によって定
められている。
暗室は床面を含む全内壁面に電波吸収体を貼詰める必要
がある一方、電波雑音干渉(EMI)測定用の電波暗室
(電波半無響室)は床面だけを所定の広さに亙って鉄板
等の金属面にしておくことがEMI測定の仕様によって定
められている。
そして、従来は上記2つの利用目的に応じて個々別々
に専用の電波暗室を建設するのが一般であった。
に専用の電波暗室を建設するのが一般であった。
ところが、いずれの利用目的を有した電波暗室であっ
ても全体形状が大型(例えば、高さ約10m,床面の横幅25
m,奥行15m程度)、大重量(30トン以上)となるため、
各目的毎に個別に電波暗室を建設する従来の方法は経済
的でなく、設置場所の確保も困難であるという問題があ
った。
ても全体形状が大型(例えば、高さ約10m,床面の横幅25
m,奥行15m程度)、大重量(30トン以上)となるため、
各目的毎に個別に電波暗室を建設する従来の方法は経済
的でなく、設置場所の確保も困難であるという問題があ
った。
(発明の目的) 本発明は上記のように利用目的に応じて個別に電波暗
室を作製していたことに由来した欠点を除去するために
なされたものであり、一つの電波暗室によってアンテナ
の指向性実験と、電波雑音干渉の実験を行なうことを可
能ならしめた電波暗室における床部入替え構造を提供す
ることを目的としている。
室を作製していたことに由来した欠点を除去するために
なされたものであり、一つの電波暗室によってアンテナ
の指向性実験と、電波雑音干渉の実験を行なうことを可
能ならしめた電波暗室における床部入替え構造を提供す
ることを目的としている。
(発明の概要) 上記目的を達成するため本発明は金属床面を除いた内
壁を電波吸収体で被覆した電波暗室本体と、該床面に敷
詰められることによって該床面全体を電波吸収体で被覆
する複数の吸収体キャリアと、該電波暗室本体の側壁に
形成した搬出入用開口を介して該電波暗室本体内部と連
通したリフト・タワーとを備えた電波暗室であって、前
記各キャリアは前記開口を介して前記電波暗室本体と、
前記リフト・タワーとの間を移動可能であり、前記リフ
ト・タワー内部には該キャリアを搭載して昇降するリフ
トと、該リフトの駆動手段と、該リフトからキャリアを
受け取って係止する係止位置と係止しているキャリアを
リフト上に載置する退避位置との間を移動可能な係止片
とを備え、しかも前記暗室本体とリフト・タワーを全体
的に電磁シールドしたものである。
壁を電波吸収体で被覆した電波暗室本体と、該床面に敷
詰められることによって該床面全体を電波吸収体で被覆
する複数の吸収体キャリアと、該電波暗室本体の側壁に
形成した搬出入用開口を介して該電波暗室本体内部と連
通したリフト・タワーとを備えた電波暗室であって、前
記各キャリアは前記開口を介して前記電波暗室本体と、
前記リフト・タワーとの間を移動可能であり、前記リフ
ト・タワー内部には該キャリアを搭載して昇降するリフ
トと、該リフトの駆動手段と、該リフトからキャリアを
受け取って係止する係止位置と係止しているキャリアを
リフト上に載置する退避位置との間を移動可能な係止片
とを備え、しかも前記暗室本体とリフト・タワーを全体
的に電磁シールドしたものである。
(発明の実施例) 以下、添付図面に示した好適な実施例に基づいて本発
明を詳細に説明する。
明を詳細に説明する。
即ち、六面を金属壁にて構成した電波暗室本体1はそ
の天井及び内側壁に於いては実質的に電波反射面となる
金属面が露出しないよう電波吸収体2を貼り詰める一
方、床3面には所要のサイズに分割した電波吸収体キャ
リア4、4・・・を密接整列せしめ夫々が床3面を移動
し得るよう構成すると共に斯くの如く構成した電波暗室
本体1の隣にはその一外側壁下縁に設けた開口5を介し
て前記電波暗室本体1内部と交通自在のリフトタワー6
を連設し、該リフトタワー6は前記電波吸収体キャリア
4、4・・・を順次その中に格納したり、逆にリフトタ
ワー6中に格納されている電波吸収体キャリア4、4・
・・を順次電波暗室床3面に送出し得るようにし、前記
開口5の存在にも拘らず電波暗室本体1の電磁シールド
を完壁ならしめる為、電波暗室本体1とリフトタワー6
とを全体として充分にシールドしたものである。
の天井及び内側壁に於いては実質的に電波反射面となる
金属面が露出しないよう電波吸収体2を貼り詰める一
方、床3面には所要のサイズに分割した電波吸収体キャ
リア4、4・・・を密接整列せしめ夫々が床3面を移動
し得るよう構成すると共に斯くの如く構成した電波暗室
本体1の隣にはその一外側壁下縁に設けた開口5を介し
て前記電波暗室本体1内部と交通自在のリフトタワー6
を連設し、該リフトタワー6は前記電波吸収体キャリア
4、4・・・を順次その中に格納したり、逆にリフトタ
ワー6中に格納されている電波吸収体キャリア4、4・
・・を順次電波暗室床3面に送出し得るようにし、前記
開口5の存在にも拘らず電波暗室本体1の電磁シールド
を完壁ならしめる為、電波暗室本体1とリフトタワー6
とを全体として充分にシールドしたものである。
上述の如く構成した電波暗室本体の床3の表面に整列
せしめる電波吸収体キャリア4、4・・・は、その幅員
が電波暗室本体1のそれとほぼ一致し、前記開口5を通
過し得る寸法を有する金属板7の表面に電波吸収体2を
貼り詰めると共にその背面にはキャスタ8を設けたもの
であって、これらを電波暗室本体1の床面に密接整列せ
しめればこの電波暗室を完全な電波無響室として、又前
記電波吸収体キャリア4、4・・・を1個ずつ引き出し
前記開口を遠してリフトタワー6中を昇降するリフト9
に搭載しリフトタワー6中の適所に順次係止格納すれば
この電波暗室を電波半無響室として使用することができ
る。
せしめる電波吸収体キャリア4、4・・・は、その幅員
が電波暗室本体1のそれとほぼ一致し、前記開口5を通
過し得る寸法を有する金属板7の表面に電波吸収体2を
貼り詰めると共にその背面にはキャスタ8を設けたもの
であって、これらを電波暗室本体1の床面に密接整列せ
しめればこの電波暗室を完全な電波無響室として、又前
記電波吸収体キャリア4、4・・・を1個ずつ引き出し
前記開口を遠してリフトタワー6中を昇降するリフト9
に搭載しリフトタワー6中の適所に順次係止格納すれば
この電波暗室を電波半無響室として使用することができ
る。
ところで上述した如く電波吸収体キャリア4、4・・
・リフトタワー6内に順次格納する手段は種々考え得る
が例えば本図に示すような機構が簡単安価であろう。
・リフトタワー6内に順次格納する手段は種々考え得る
が例えば本図に示すような機構が簡単安価であろう。
即ち、リフト9はリフトタワー6の天井と底との間に
設けたプーリ10及び11の間に張ったケーブル12に固定す
ると共に該ケーブル12をモータと適当なブレーキ手段を
含む調速機とによって構成したリフト駆動装置13によっ
て昇降せしめるようにする。リフト9の縁部適所には数
個の切欠き14、14・・・を設け、これによってリフトタ
ワー6の内壁面から出没する電波吸収体キャリア係止爪
15、15・・・と昇降するリフト6との干渉を回避するよ
うにする。
設けたプーリ10及び11の間に張ったケーブル12に固定す
ると共に該ケーブル12をモータと適当なブレーキ手段を
含む調速機とによって構成したリフト駆動装置13によっ
て昇降せしめるようにする。リフト9の縁部適所には数
個の切欠き14、14・・・を設け、これによってリフトタ
ワー6の内壁面から出没する電波吸収体キャリア係止爪
15、15・・・と昇降するリフト6との干渉を回避するよ
うにする。
上記電波吸収体キャリア係止爪15、15・・・の最上段
のものは、これを電波吸収体キャリア4を搭載したリフ
トが通過した後リフトタワー6内壁から直角に起立する
と共に図示を省略したロック機構によってロックされ、
リフト9が次の電波吸収体キャリア4を搭載する為に降
下する際、リフト9縁部の切欠き14を介して搭載してい
た電波吸収体キャリア4の底を係止する。
のものは、これを電波吸収体キャリア4を搭載したリフ
トが通過した後リフトタワー6内壁から直角に起立する
と共に図示を省略したロック機構によってロックされ、
リフト9が次の電波吸収体キャリア4を搭載する為に降
下する際、リフト9縁部の切欠き14を介して搭載してい
た電波吸収体キャリア4の底を係止する。
上述の操作を繰返すことによって電波暗室本体1の床
3に整列していた電波吸収体キャリア4、4・・・は順
次リフトタワー6中に移送され各係止爪15、15・・・に
よって係止格納することができる。
3に整列していた電波吸収体キャリア4、4・・・は順
次リフトタワー6中に移送され各係止爪15、15・・・に
よって係止格納することができる。
尚、リフトタワー6中に係止格納した電波吸収体キャ
リア4、4・・・を電波暗室本体1の床3に移送する場
合は最下段の係止爪15に係止されている電波吸収体キャ
リア4とリフト9とが当接した時、この電波吸収体キャ
リア4を係止していた係止爪15のロックを解除し、然る
後にリフト9を前記電波暗室本体1の床3面まで降下せ
しめ前記開口5を通して電波暗室本体1内に送り込めば
よく、この操作を繰返えせばリフトタワー6内に係止さ
れていた電波吸収体キャリア4、4・・・を電波暗室本
体1内に移動し得ることは自明であろう。
リア4、4・・・を電波暗室本体1の床3に移送する場
合は最下段の係止爪15に係止されている電波吸収体キャ
リア4とリフト9とが当接した時、この電波吸収体キャ
リア4を係止していた係止爪15のロックを解除し、然る
後にリフト9を前記電波暗室本体1の床3面まで降下せ
しめ前記開口5を通して電波暗室本体1内に送り込めば
よく、この操作を繰返えせばリフトタワー6内に係止さ
れていた電波吸収体キャリア4、4・・・を電波暗室本
体1内に移動し得ることは自明であろう。
以上、リフトタワー6を小面積且つ安価に構成する一
実施例を示したが、前記電波吸収体キャリア4、4・・
・はその構造及びサイズを勘案するに相当な重量になる
であろう。
実施例を示したが、前記電波吸収体キャリア4、4・・
・はその構造及びサイズを勘案するに相当な重量になる
であろう。
然りとすれば電波吸収体キャリアを入力で移動するこ
とは困難であるのみならず極めて危険である。
とは困難であるのみならず極めて危険である。
この問題を解決する為、電波吸収体キャリアの移動手
段としては例えば第2図に示す如き機構を電波吸収体キ
ャリア4、床3及びリフト9に備えればよい。
段としては例えば第2図に示す如き機構を電波吸収体キ
ャリア4、床3及びリフト9に備えればよい。
即ち、電波吸収体キャリア4の基台となる金属板7の
底面前縁近傍両側に一端がカム16を構成しトーションピ
ンにて図上反時計方向に付勢された回動爪17を、又後縁
適所に前記回動爪17が係止し得る孔18を設け電波吸収体
キャリア4、4・・・を相互に連結すると共に前記金属
板7の前縁近傍両側にピン19を設け、これをリフト9の
両側縁に設けた電波吸収体キャリア牽引機構が備える首
振り可能な牽引爪20にて引掛け電波吸収体キャリア4、
4・・・を一体としてリフト9に引寄せる如く構成す
る。前記電波吸収体キャリア牽引機構は前記牽引爪20を
備えた油圧ピストン21がリフト9後端適所に設けたモー
タ22、減速機23を介して回転するスクリュー・シャフト
24上を移動するものであって、前記牽引爪20によって引
掛け、前記油圧ピストン21によって電波暗室本体1の床
3からリフト9まである距離だけ移動せしめた電波吸収
体キャリア4の一を完全にリフト9上に移すものであ
る。上述の如く電波吸収体キャリア4を電波暗室本体1
の床からリフト9へ移す際、前記回動爪17にて連結され
ている先頭の電波吸収体キャリアと後続のそれとを切離
す為、前記電波暗室本体1とリフトタワー6との境界近
傍の床3上に一定の範囲のみ回動し得るカムフォロワ25
を設け、これを前記カム16が超越する際回動爪17を前述
した電波吸収体キャリア連結孔18から外すよう構成す
る。尚、電波吸収体キャリア4がリフトタワー6から電
波暗室本体1の床3に移動する際には前記カム16はカム
フォロワ25を少しく回動させつつその頂部の傾面を超越
し、電波吸収体キャリアが先行するそれと衝突した際再
び相互の連結が行なわれることは図から明らかであろ
う。
底面前縁近傍両側に一端がカム16を構成しトーションピ
ンにて図上反時計方向に付勢された回動爪17を、又後縁
適所に前記回動爪17が係止し得る孔18を設け電波吸収体
キャリア4、4・・・を相互に連結すると共に前記金属
板7の前縁近傍両側にピン19を設け、これをリフト9の
両側縁に設けた電波吸収体キャリア牽引機構が備える首
振り可能な牽引爪20にて引掛け電波吸収体キャリア4、
4・・・を一体としてリフト9に引寄せる如く構成す
る。前記電波吸収体キャリア牽引機構は前記牽引爪20を
備えた油圧ピストン21がリフト9後端適所に設けたモー
タ22、減速機23を介して回転するスクリュー・シャフト
24上を移動するものであって、前記牽引爪20によって引
掛け、前記油圧ピストン21によって電波暗室本体1の床
3からリフト9まである距離だけ移動せしめた電波吸収
体キャリア4の一を完全にリフト9上に移すものであ
る。上述の如く電波吸収体キャリア4を電波暗室本体1
の床からリフト9へ移す際、前記回動爪17にて連結され
ている先頭の電波吸収体キャリアと後続のそれとを切離
す為、前記電波暗室本体1とリフトタワー6との境界近
傍の床3上に一定の範囲のみ回動し得るカムフォロワ25
を設け、これを前記カム16が超越する際回動爪17を前述
した電波吸収体キャリア連結孔18から外すよう構成す
る。尚、電波吸収体キャリア4がリフトタワー6から電
波暗室本体1の床3に移動する際には前記カム16はカム
フォロワ25を少しく回動させつつその頂部の傾面を超越
し、電波吸収体キャリアが先行するそれと衝突した際再
び相互の連結が行なわれることは図から明らかであろ
う。
以上、本発明に係る電波暗室の基本構成及び斯る構成
をとった場合に必要な付属的機構の一実施例を説明した
が付属機構の動作、即ちリフト9の昇降、電波吸収体キ
ャリア係止爪15の動作及び電波吸収体キャリア牽引機構
の駆動等の制御は例えばリフトタワー6内のリフト9昇
降経路上に設けたリミットスイッチ等による信号を用い
れば当業者にとって容易になし得ることは明らかである
から明細書の煩雑を避ける為これ以上の説明は省略す
る。
をとった場合に必要な付属的機構の一実施例を説明した
が付属機構の動作、即ちリフト9の昇降、電波吸収体キ
ャリア係止爪15の動作及び電波吸収体キャリア牽引機構
の駆動等の制御は例えばリフトタワー6内のリフト9昇
降経路上に設けたリミットスイッチ等による信号を用い
れば当業者にとって容易になし得ることは明らかである
から明細書の煩雑を避ける為これ以上の説明は省略す
る。
尚、実施例を示す図面には電波吸収体としてフェライ
ト底板の上に中空コーン形電波吸収材を付した最もポピ
ュラーと思われるもの描いたが本発明に係る電波暗室が
これのみを用いねばならぬ必然性のないことは自明であ
ろう。
ト底板の上に中空コーン形電波吸収材を付した最もポピ
ュラーと思われるもの描いたが本発明に係る電波暗室が
これのみを用いねばならぬ必然性のないことは自明であ
ろう。
更に電波吸収体キャリアの形状、サイズも又上述した
実施例の通りである必要はなく、その重量等の制約を考
慮して適宜自由に設計し得るものであり、電波暗室を電
波半無響室として使用する際必ずしも床にから全ての電
波吸収体を除去する必要もないので一部は固定しておい
ても差しつかえなく、このような変形も又本発明に含ま
れるものである。
実施例の通りである必要はなく、その重量等の制約を考
慮して適宜自由に設計し得るものであり、電波暗室を電
波半無響室として使用する際必ずしも床にから全ての電
波吸収体を除去する必要もないので一部は固定しておい
ても差しつかえなく、このような変形も又本発明に含ま
れるものである。
(発明の効果) 本発明に係る電波暗室は以上説明した如く構成するも
のであるから基本的に電波暗室本体とリフトタワーとを
併せた設置面積のみで当該暗室を電波に対する完全無響
室と半無響室の双方に使い分けることができ建設コスト
低減上極めて効果的である。
のであるから基本的に電波暗室本体とリフトタワーとを
併せた設置面積のみで当該暗室を電波に対する完全無響
室と半無響室の双方に使い分けることができ建設コスト
低減上極めて効果的である。
第1図(a)及び(b)は夫々本発明に係る電波暗室の
一実施例を示す平面図及びA−A断面図、第2図は本発
明の電波暗室に於いて使用すべき電波吸収体キャリア移
動機構の一例を示す側面図である。 1……電波暗室本体、2……電波吸収体、3……床、4
……電波吸収体キャリア、5……側壁開口、6……リフ
トタワー
一実施例を示す平面図及びA−A断面図、第2図は本発
明の電波暗室に於いて使用すべき電波吸収体キャリア移
動機構の一例を示す側面図である。 1……電波暗室本体、2……電波吸収体、3……床、4
……電波吸収体キャリア、5……側壁開口、6……リフ
トタワー
Claims (1)
- 【請求項1】電波吸収体で被覆した天井及び側壁と、導
体表面を露出した床と、該床表面に互いに密接配置され
るとともに所要の面積に分割され全体で実質的に前記床
全面を覆うに足り且つ夫々独立して床表面を移動し得る
電波吸収体キャリアとによって電波暗室本体を構成する
と共に、前記側壁の一部に設けた開口を介して前記電波
暗室本体と前記分割したキャリアを順次収納送出可能な
リフトタワーとを連通せしめ、該電波暗室本体と該リフ
トタワーを全体的に電磁シールドしたことを特徴とする
電波暗室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16063390A JP2844385B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 電波暗室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16063390A JP2844385B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 電波暗室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0449699A JPH0449699A (ja) | 1992-02-19 |
JP2844385B2 true JP2844385B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15719148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16063390A Expired - Lifetime JP2844385B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 電波暗室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2844385B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5448261B2 (ja) * | 2009-12-11 | 2014-03-19 | 東急建設株式会社 | 電磁波シールド性能測定装置及び方法 |
CN104007325B (zh) * | 2013-02-25 | 2017-12-26 | 深圳电信研究院 | 半电波和全电波自动转换电波暗室 |
-
1990
- 1990-06-18 JP JP16063390A patent/JP2844385B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0449699A (ja) | 1992-02-19 |
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