JP2844042B2 - 仕切弁のシール構造 - Google Patents

仕切弁のシール構造

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JP2844042B2
JP2844042B2 JP5182793A JP18279393A JP2844042B2 JP 2844042 B2 JP2844042 B2 JP 2844042B2 JP 5182793 A JP5182793 A JP 5182793A JP 18279393 A JP18279393 A JP 18279393A JP 2844042 B2 JP2844042 B2 JP 2844042B2
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JP
Japan
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bonnet
door
downstream
seat ring
sheet
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JP5182793A
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健雄 綿貫
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダム用放流弁のような
高圧条件で使用される仕切弁のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダム用放流弁のような高圧条件
で使用される仕切弁は、図5に示すように、弁棒1の下
端に取付けられた扉体2が上流側ボンネット3と下流側
ボンネット4に保持されて、これらを案内に昇降できる
ように構成され、弁棒1はボンネットカバー5およびス
タンド6を貫通して、スタンド6の上部に配置されてい
る開閉装置7に連結されている。したがって、開閉装置
7の正逆駆動によって扉体2を上限位置まで上昇させる
ことにより全開状態になり、下限位置まで下降させるこ
とにより全閉状態になる。この場合、扉体2に流体圧P
が負荷されて扉体2を下流側ボンネット4の前面に取付
けられているボンネットシート8に一様に押付けて両者
の面圧によりシールするようになっている。
【0003】しかし、前記従来の仕切弁では、扉体全閉
時の流体圧が高い場合、扉体2、上流側ボンネット3お
よび下流側ボンネット4などに撓みを生じ、特に、扉体
2とボンネットシート8の上部(天側)と下部(地側)
との密着状態が局部的に悪くなって隙間を生じ、この隙
間から流体が洩れる欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、扉体全閉時の流体圧が高い場合、扉体、上流側ボ
ンネットおよび下流側ボンネットなどに撓みを生じて、
扉体とボンネットシートの密着状態が局部的に悪くな
り、扉体とボンネットシートの間に隙間を生じてシール
性が低下し、流体洩れが起こる点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、弁棒に取付け
られた扉体が上流側ボンネットと下流側ボンネットの間
に昇降可能に保持され、扉体の全閉時に該扉体を流体圧
により下流側ボンネットのボンネットシートに押付けて
シールする仕切弁のシール構造において、前記ボンネッ
トシートが環状スプリングと、この環状スプリングによ
り扉体側に付勢され扉体のシール面に押付けられる可撓
性シートリングによって構成されているとともに、下流
側ボンネットに設けた二重の環状リテーナによって可撓
性シートリングが軸方向の移動を可能に保持されている
ことを特徴とし、扉体全閉時の流体圧が高いために、扉
体、上流側ボンネットおよび下流側ボンネットなどに撓
みを生じても高いシール性を確保する目的を達成した。
【0006】
【作用】本発明によれば、扉体全閉時の流体圧が高い場
合、扉体、上流側ボンネットおよび下流側ボンネットな
どに撓みを生じて、扉体とボンネットシートの間に局部
的な隙間が生じようとしても、環状スプリングの付勢
と、可撓性シートリングのフレキシビリティによって前
記撓みに追従して可撓性シートリングを扉体に密着させ
て、シール性を確保することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す縦断側面図、図2
は要部の拡大断面図である。なお、従来例と同一もしく
は相当部分には同一符号を付して説明する。図1および
図2において、弁棒1の下端に取付けられた扉体2が上
流側ボンネット3と下流側ボンネット4に保持されて、
これらを案内に昇降できるように構成され、弁棒1はボ
ンネットカバー5およびスタンド6を貫通して、スタン
ド6の上部に配置されている開閉装置7に連結されてい
る。したがって、開閉装置7の正逆駆動によって扉体2
を上限位置まで上昇させることにより全開状態になり、
下限位置まで下降させることにより全閉状態になる。こ
の場合、扉体2に高い流体圧Pが負荷され扉体2を下流
側ボンネット4の前面に取付けられているボンネットシ
ート8に一様に押付けて両者の面圧によりシールするよ
うになっている。なお、扉体2の下端部にはテーパ加工
2a,2bが施され、特に、下流側ボンネット4側のテ
ーパ加工2bによって、扉体2とボンネットシート8と
の初期摺接時の衝突を避けて閉じ動作をスムーズに行う
ようにしている。
【0008】ボンネットシート8は、環状スプリング8
1と、この環状スプリング81により扉体2側に付勢さ
れ扉体2のシール面2Aに押付けられる可撓性シートリ
ング82によって構成され、これらは、下流側ボンネッ
ト4に設けた二重の環状リテーナ9によって可撓性シー
トリング82が軸方向に移動できるように保持されてい
る。すなわち、環状スプリング81は、互いに反対方向
に指向させて下流側ボンネット4側に対向配置した一対
の環状皿バネ81A,81Bによってなり、可撓性シー
トリング82は、断面山形の可撓性環状金属板によって
なる。そして、環状皿バネ81Bと可撓性シートリング
82の間に金属性の環状板によってなるスペーサ10を
介設している。また、二重の環状リテーナ9は、溶接1
1により下流側ボンネット4に固着された内周リテーナ
9Aと、ボルト12により下流側ボンネット4に着脱可
能に取付けられた外周リテーナ9Bによって構成され、
内周リテーナ9Aと外周リテーナ9Bの対向間隔Wは、
可撓性シートリング82とスペーサ10の軸方向の移動
が可能な大きさに設定され、かつ両者9A,9Bの先端
部に互いに相手側に張出す鍔部9a,9bが形成されて
いる。したがって、可撓性シートリング82の山形部
は、扉体2の全開時において、図3のように、環状スプ
リング81の付勢により鍔部9a,9bの対向空間に臨
み、その頂部が上流側ボンネット3側に突出している。
【0009】前記構成において、扉体2の全閉時には流
体圧Pにより扉体2を図2のように可撓性シートリング
82側に押付け、可撓性シートリング82を環状スプリ
ング81のばね力に抗して下流側ボンネット4側に移動
させる。つまり、流体圧Pと環状スプリング81のばね
力によって、扉体2と可撓性シートリング82の頂部の
面圧を高めることによって、扉体2全閉時のシールがな
されれる。一方、流体圧Pが高いために扉体2、上流側
ボンネット3および下流側ボンネット4などに撓みを生
じて、扉体2とボンネットシート8の間に局部的な隙間
を生じさせる相対変位が起こっても、環状スプリング8
1の付勢と、可撓性シートリング82のフレキシビリテ
ィによって前記撓みに追従して、図4のように、可撓性
シートリング82を扉体2に密着させて、高いシール性
を確保することができる。すなわち、扉体2全閉時の流
体圧Pが高いために、扉体2、上流側ボンネット3およ
び下流側ボンネット4などに撓みを生じても、この撓み
に追従して可撓性シートリング82を扉体2に密着させ
ることができるので、扉体2と可撓性シートリング82
との密着状態が局部的に悪くなって隙間を生じることは
ない。したがって、扉体2と可撓性シートリング82の
間から流体が洩れない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、扉体全
閉時の流体圧が高いために、扉体、上流側ボンネットお
よび下流側ボンネットなどに撓みを生じても、この撓み
に追従して可撓性シートリングを扉体に密着させること
ができるので、扉体と可撓性シートリングとの密着状態
が局部的に悪くなって隙間を生じることはない。したが
って、扉体と可撓性シートリングの間からの流体洩れを
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】扉体全開時のシートリングを示す拡大断面図で
ある。
【図4】撓み発生時におけるシール状態を示す拡大断面
図である。
【図5】従来例の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 弁棒 2 扉体 3 上流側ボンネット 4 下流側ボンネットコンクリート 8 ボンネットシート 9 二重の環状リテーナ 9A 内周リテーナ 9B 外周リテーナ 81 環状スプリング 82 可撓性シートリング P 流体圧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁棒に取付けられた扉体が上流側ボンネ
    ットと下流側ボンネットの間に昇降可能に保持され、扉
    体の全閉時に該扉体を流体圧により下流側ボンネットの
    ボンネットシートに押付けてシールする仕切弁のシール
    構造において、前記ボンネットシートが環状スプリング
    と、この環状スプリングにより扉体側に付勢され扉体の
    シール面に押付けられる可撓性シートリングによって構
    成されているとともに、下流側ボンネットに設けた二重
    の環状リテーナによって可撓性シートリングが軸方向の
    移動を可能に保持されていることを特徴とする仕切弁の
    シール構造。
JP5182793A 1993-07-23 1993-07-23 仕切弁のシール構造 Expired - Lifetime JP2844042B2 (ja)

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JP5182793A JP2844042B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 仕切弁のシール構造

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JPH0735246A JPH0735246A (ja) 1995-02-07
JP2844042B2 true JP2844042B2 (ja) 1999-01-06

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