JP2843585B2

JP2843585B2 - 低エア漏洩ベッドを揺動させるエアサック

Info

Publication number: JP2843585B2
Application number: JP63505185A
Authority: JP
Inventors: ヴルザリク，ジョン・エッチ
Original assignee: Kinetic Concepts Inc
Current assignee: Kinetic Concepts Inc
Priority date: 1987-06-01
Filing date: 1988-06-01
Publication date: 1999-01-06
Anticipated expiration: 2014-01-06
Also published as: KR970002929B1; FI890454A; EP0318563A4; FI890454A0; FI88868B; JPH02500086A; EP0318563A1; WO1988009650A1; KR890701073A; FI88868C

Description

【発明の詳細な説明】発明の背景本出願は1984年12月17日付の出願番号683,153の部分
継続出願である1985年10月４日付の本出願人による共願
出願番号784,875の部分継続出願である1986年９月９日
付の本出願人による共願出願番号905,553の部分継続出
願である。

本発明は低エア漏洩の患者支持システムに使用するエ
アサックに関連するものである。更に特定的にいえば、
本出願人による共願出願番号905,553に於いて公開され
たような患者がベッドの端に移動させられた時に患者を
エアサック上に留める総合手段を有する低エア漏洩ベッ
ドに使用するエアサックに関連したものである。このよ
うなベッドは寝たきりの患者の床ずれや肺への液体の集
積を防ぐことに有益に用いられることができる。

米国と外国の両方で数多くの特許が交互に膨脹、収縮
するエアセルの一団で先ず患者を支え、次に別の一団に
よって支えるエアセルの組合わせを特徴とするエアマッ
トレスやクッションを公開している。これらの特許の中
には以下の米国特許:1,772,310,2,245,909,2,998,817,
3,390,674,3,467,081,3,587,568,3,653,083,4,068,334,
4,175,297,4,193,149,4,197,837,4,225,989,4,347,633,
4,391,009,及び4,472,847と以下の外国特許：英国959,1
03,オーストラリア401,767,ドイツ2446935,2919438及び
2807038とを含む。これらの特許によって公開された装
置の中には患者の体重をより広範なエアクッション又は
セル上に分散させるため、又は患者の体の各部の下の圧
力を交互に緩和させるためにその上に支えられた患者を
回転又は交互に移動させるものはない。

又、エアマットレス又はクッション以外のものである
が、先ずあるセルの組合わせにそして次に他のセルの組
合わせに交互に空気を供給することを内容とするふくら
まし可能な装置を公開した特許も数多く存在する。これ
らの特許の中には米国特許番号1,147,560,3,595,223及
び3,867,732と、英国特許番号1,405,333が含まれる。こ
れらの特許のうち英国の特許のみがその装置のセル内の
空気圧力の変化に伴う体の動きを公開している。これら
参考のために示したもののうちには低エア漏洩患者支持
システムでの使用に適合する器具を公開したものは存在
しない。

英国特許第946,831号は互いに並列し、流体で連絡し
合うふくらまし可能な先細形サックを有するエアマット
レスを公開している。この二個のサックの内側を接続す
る水管にはバルブが備えられている。患者を支持するの
に充分な量の空気を両方のサックに供給し、それにより
患者をベッド上又はそのエアマットレスが置かれる他の
面上に持ち上げる。患者の体重配分の何らかの不均衡
は、空気を一方のサックからもう一方のサックに向けて
押し出させ、患者がその時点で収縮したサックの側に寝
返りを打つのを可能にさせる。詳細の示されていない自
動切替えバルブがその時点で収縮したサックをふくらま
せ、その一方の最初にふくらんだサックを収縮させ、そ
れにより患者を反対方向に揺り動かすとしている。

その特許の中で公開された装置にはその床ずれを防止
する能力に限界があり、それは収縮したサック上に患者
が揺動した際に患者をベッド又はそのマットレスが置か
れている面より上で支持するのに不充分な空しかないか
もしれないからであり、結果としてエアマットレスなし
に板又は他の面から加えられるのと本質的には同一の圧
力が患者の体表面に加えられることになる。もしかりに
収縮したサックに患者を支えるのに充分な空気が残され
たとしても、エアマットレスが低エア漏洩式に組み立て
られていたとしても、サックの中に残る空気は患者が直
接ベッドの上に横になるか又は他の面の上で同様の状態
になるまで徐々に流失し続けるであろう。最後にその装
置は患者の快適さや治療上の理由のためにベッドのいく
つかの部分での傾きの角度を調節できるように、ベッド
に横になる患者の体の各部に合わせた蝶番を含んだ部分
を有するベッドには適合しない。

本発明は空気圧を維持する性能と、低エア漏洩ベッド
の作動中に一個又はそれ以上のエアサックを迅速且つ容
易に交換できる性能とエアサック内の空気圧調節の容易
さとを含めたいくつかの点での従来の技術に対する優位
性を特徴とする。

従って、本発明の上記特徴を得るための本発明の構成
は、夫々横断方向に取り付けられる複数のエアサック
（58、322、325、328、337）を取り付けた低エア漏洩ベ
ッドに使用するエアサックで、患者を支持するため及び
圧点を予防する目的で圧力を分散するために、上面と、
底部と、側壁と、側壁と、端壁と有する封入体（58、32
2、325、328、337）と、前記底部に取り付けられてお
り、前記封入体の内部と、気体で前記封入体を膨張させ
るための気体の源とを接続する手段（23、80）と、前記
封入体を低エア漏洩ベッドに解放可能に固定する手段
（23、32、34、54）と、前記エアサックが膨張させられ
た際に前記エアサック上に支持される患者を前記封入体
の一側端に向けて回転移動させる手段（324、329）と、
患者が前記封入体の側端に向けて回転させられる際に患
者を前記封入体の上面（323）に留め置くための前記封
入体と一体の手段（326）とを具備し、前記患者を前記
直方体の封入体の一側端に向けて回転移動させる手段
（324、329）が、その上面に位置する切抜き（324）を
有することを特徴とするエアサックである。

従って、上記本発明の構成によれば、次に示す効果が
ある。

各エアサックの封入体の切抜き（324）部分は、封入
体の上面から所定深さ部分を切り抜かれることにより形
成されてこの切抜き部分の下方になお空気封入部分を有
するので、患者が上記回転移動手段により回転移動させ
られて切抜き部分に落ち込んだときもこの切抜き部分の
下方空気封入部分により柔軟に受け留められ、ショック
を感ずることが無く、患者にとってやさしい構成を提供
できる。

前記複数のエアサックは夫々ベッドの横断方向に取り
付けられることにより原則的に１列が１個のエアサック
であるため（もちろん１列を複数個の横断方向に伸びる
エアサックにすることも機械的には可能であろう）、特
開昭49−121389号の如く１列が複数のエアサックを使用
するものに比して部品点数が少なく、構成が簡単とな
り、コストを低減しうると共に、エアサックの個数が少
ないのでエアの供給量の制御が容易である。

また前記複数のエアサックは適宜抜き取って互いに交
換することにより容易かつ迅速に患者の体型に合わせた
支持形状を変更作成し得、応用範囲がい。

他の効果は以下の開示により明らかにされる。

図面の簡単な説明第１図は本発明によるエアサックの現在推奨される実
施例をそこに含む低エア漏洩ベッドの透視図である。

第２図は一つのエアサックをその背後のエアサックと
供に示したもので第１図の線（２）−（２）に沿った断
面図であり、２つ目のエアサックは平明を期すために破
線で示した。

第３図は第１図に示した低エア漏洩ベッドに使用され
るエアサックの現在推奨される一実施例の側面図であ
る。

第４図は第１図に示した低エア漏洩ベッドに使用され
るエアサックの現在推奨される別の実施例の端面図であ
る。

第５図は第１図に示した低エア漏洩ベッドに使用され
るエアサックの現在推奨される別の実施例の端面図であ
る。

第６図は第１図に示した低エア漏洩ベッドに使用され
るエアサックの現在推奨される別の実施例の端面図であ
る。

第7A−7D図の（7D）は本発明による低エア漏洩ベッド
のエアサックの上面上に患者が支持されている端面図、
（7A）はその患者が低エア漏洩ベッドのフレームの一方
に向けて揺動された図、（7C）はその反対側に揺動され
た図、（図7B）は総てのエアサックが完全に膨脹した場
合で患者がエアサック上に支持されている図である。

推奨実施例の詳細な説明第１図に於いてフレーム（12）を含むベッド（10）を
示した。フレーム（12）は点（44′），（44″），（44
）で蝶番でつながる複数の部分（14′），（14″），
（14），（14′）と、端部材（16）とを含む。フレ
ーム（12）はその一端に頭板（20）と、そのも一方の端
に足板（21）とを有する。

エアサック（58）はその形状が本質的には直方体で夫
々ベッドの横断方向に配設され、水蒸気は出入できるが
水やその他の液体は通過できないコーティングを施され
た布又は類似の材質によって構成される。これに適合す
る材質の一つとして「GORE−TEX」の商標で販売されて
いるものがある。

第１〜６図に於いてエアサックをベッド（10）のフレ
ーム（12）に取り付ける位置に従って、用途の別に異な
った形状のエアサックを示した。例えば足部ベースボー
ド（46）に取りつけられたエアサックのいくつかは参照
番号（328）によって指定される形状のものである。同
様に、足部ベースボード（46）に取り付けられるエアサ
ックのいくつかは参照番号（322）で指定される形状の
ものであり、脚部ベースボード（48）と席部ベースボー
ド（50）とに取り付けるエアサックの総ては参照番号
（322）で指定される形状のものである。あるいは参照
番号（322）で指定されるエアサックの一部又は全部を
参照番号（322）（第４図を参照）又は（337）（第６図
を参照）と置き換えることも可能である。参照番号（32
2）で示したエアサックのいくつかは、又参照番号（5
8）で示した形状のエアサックのように頭部ベースボー
ド（52）に取り付けられる。

エアサック（58）．（322）．（325）．（328）．（3
37）は直方体の封入体の形態に構成されており、少なく
とも上面（323）の部分は上で述べたような水蒸気通過
性の材質で構成される。エアサック（58）．（322）．
（325）．（328）及び（337）は第２図にみられるよう
にベースボード（50）に取り付けられるガスマニホール
ド（80）の中にベースボード（50）上の穴（54）を通っ
て延びるニップル（23）（第２〜６図を参照）によって
エアサック封入体の内部を気体で封入体を膨脹させる気
体の発生源（図示されず）に接続する手段を含んでい
る。穴（54）でニップル（23）を密封するためにオー
（Ｏ）リング（68）が付けられ、エアサック（322）を
定位置に保つためにスクリュー（13）の下にエキステン
ションタブ（15）を適合させる。エアサック（58）（32
2）．（325）．（328）．（337）にはその一端に保持器
を有してベースボード（50）の下側と穴（54）を通して
係合するポスト（32）によってエアサック封入体を低エ
ア漏洩ベッド（10）に取りはずし可能な状態で固定する
手段も含まれる。

エアサック（322）．（325）．（328）及び（337）が
膨脹させられる際にエアサック（322）．（325）．（32
8）及び（337）上に支持される患者（348）（第7A−7D
図参照）をフレーム（12）の一側端に向けて移動させる
手段と、患者（348）がフレーム（12）の一側端又はそ
の反対向に回転又は揺り動かされた際に患者（348）を
エアサック（322）（325）．（328）及び（337）の上面
（323）上に留め置くための手段が含まれている。エア
サック（322）．（325）．（328）及び（337）が膨脹し
た際にエアサック（322）．（325）．（328）及び（33
7）上に支持される患者（348）をフレーム（12）の一側
端に向けて動かす手段は、本質的には直方体であるエア
サック（322）．（325）．（328）及び（337）の各々の
上部（323）に於ける切抜き（324）を特徴とする。

エアサック（322）．（325）．（328）及び（337）の
各々は又、エアサック（322）．（325）．（328）及び
（337）の各々の不可欠な一部で且つ膨脹させた際には
上向きに突き出して本質的には直方体の封入体であるエ
アサック（322）．（325）．（328）及び（337）の端及
び隅の部分を形成する柱を特徴としたエアサック（32
2）．（325）．（328）及び（337）の膨脹で患者（34
8）がフレーム（12）の一端に向けて回転させられた際
に患者（348）をエアサック（322）．（325）．（328）
及び（337）の上面（323）上に留め置く手段を有する。

第１図にみられるように、複数のエアサック（58）．
（322）．（325）．（328）及び／又は（337）をベッド
（10）のフレーム（12）上に横列に取り付けた。エアサ
ック（322）．（325）．（328）及び（337）は柱（32
6）と切抜き（324）がフレーム（12）の別の一端よりあ
る一端に近い第一セットと、柱（326）と切抜き（324）
がベッドフレーム（12）の第二の端の方に近い第二セッ
トに分けられる。第一セットのエアサック（322）．（3
25）．（328）及び（337）と、第二セットのエアサック
（322）．（325）．（328）及び（337）とはベースボー
ド（46）．（48）．（50）及び（52）の全長に沿って交
互に配される。説明を加えれば、第一セットのエアサッ
ク（322）．（325）．（328）及び（337）は気体発生源
（図示されず）からの空気で膨脹し、それによりその上
に支持されている患者（348）をベットフレーム（12）
の最初の端に向けて回転移動させ、次いで第二セットの
エアサック（322）．（325）．（328）及び（337）が膨
脹する間に収縮され、それによりその上に支持される患
者（348）はベッドフレーム（12）の反対側に向けて移
動する（第7A−7D図参照）。エアサックの両セット内の
空気圧はゲージ（241）によってモニターされる。

頭部ベースボード（52）に取り付けられたエアサック
（58）は、患者（348）の体部がまずベッドフレーム（1
2）の一側端へそして次に逆にベッドフレーム（12）の
もう一方の側端へと交互に回転移動させられている間
に、患者（348）の頭部が比較的一定の位置に保たれる
ように平らな上面（323）を有する。第３図に於いて、
患者（348）の頭の下に使用するエアサック（58）一個
を示す。エアサック（58）は本質的には直方体である
が、角（448）に隣接する部分（331）で傾斜する上面
（323）を有する。エアサック（58）の全高はエアサッ
ク（322）．（325）．（328）．及び（337）の高さより
も低く、これは患者（348）がエアサック（322）．（32
5）．（328）及び／又は（337）の上に横になった場合
により重たい部分即ち頭以外の体の各部分が第7D図に示
したように、エアサック（322）．（325）.328）及び／
又は（337）に沈み込むからである。頭の部分は体の他
の部分が、体の残りを支持するエアサック（322）．（3
28）．（325）及び（337）に沈み込む限りは、エアサッ
ク（58）に沈み込むことはないから、患者（348）がエ
アサック（322）．（325）．（328）及び／又は（337）
に沈み込んだ場合に、頭はエアサック（58）の上で平ら
に静止する。

足部ベースボード（46）に取り付けたエアサック（32
8）も又エアサック（322）について説明したような切抜
き（324）と柱（326）を有する。加えてエアサック328
はこぶ（330）を有し、患者（348）の脚が患者（348）
の行ったり来たりの交互の動きの間に比較的動きにくい
ようにして、これにより患者（348）の表面に加えられ
る圧力をより大きな地域に分散させようとするのと同時
に、患者（348）をエアサック（58）．（322）．（32
5）．（328）及び（337）の上面（323）上に留め置くの
を助けている。第５図に於いて、その上面（323）上に
形成されたこぶ（330）を有するエアサック（328）の正
面図を示した。見られる通り、エアサック（328）が膨
膨させられた場合、こぶ（330）と柱（326）とが上向き
に突き出して、患者（348）の回転運動がエアサック（3
28）の片側又はその反対側に行き過ぎないように防ぐ役
に立つ。

上で触れたように、足部ベースボード（46）に取り付
けるエアサックのうちのいくつかと、脚部ベースボード
（48）及び座部ベースボード（50）に取り付けるエアサ
ックのできれば全部とは第２図に参照番号322で示した
形状のものである。別法としては、エアサック（322）
を第４図の参照番号325又は第６図の参照番号337に示し
た形状に構成する方法がある。エアサック（325）はエ
アサック（322）．（328）及び（337）の切抜き（324）
とほぼ同じ深さの切抜き（324）を有するが、エアサッ
ク（325）の地域（329）の部分に当たる上面（323）
は、エアサック（322）．（328）及び（337）の上面（3
23）の地域（329）の部分に比して傾斜が少ない。エア
サック（325）は又参照番号327で示す折抜き（324）の
壁面の傾斜が逆転している地域を有する。エアサック
（325）の隅（335）は第7A及び7C図の示すのに従い、患
者（348）の体重が患者（348）がエアサック（325）の
各両端に向け回転移動するのを助けるように、患者（34
8）がエアサック（325）の一側端から反対の側端に交互
に回転移動させられる際には平衡点としての役割を果
す。患者が第7A及び7C図に示す位置に回転移動さられた
際に、患者（348）の肩及び腰にエアサック（325）から
加えられる圧力を更に分散させるために、切抜き（32
4）には柱（326）の壁面に参照番号339で示した傾きを
つけた部分が含まれる。エアサック（325）はエアサッ
ク（58）（322）．（328）及び又は（337）内の空気圧
の調節との兼ね合いで、患者（348）がベッドフレーム
（12）の一側端から反対側の端に回転移動させられる範
囲と速度を増加又は減少させるために、患者（348）の
体の異なった部分の下に用いられる。エアサック（32
5）は例えば患者（348）の肩の下での使用に特に良く適
合する。

第7A〜7D図に於いては患者（348）は参照番号325で示
す形状を有すエアサックによって支持されるところを示
すが、この開示により利益を受ける当業者には患者（34
8）がエアサック（322）．（328）及び（337）のいずれ
かによって支持された場合にも又行ったり来たりの回転
運動を交互にされ得ることが承知されよう。利用される
形状の如何なるかを問わず、エアサック（322）．（32
5）．（328）及び（337）の一方のセットが膨脹させら
れた時には患者（348）の一方の側端が切抜き（324）の
中に落ち込み、患者（348）はエアサック（322）．（32
5）．（328）及び（337）の一端に向けて回転させられ
る。エアサック（322）．（325）．（328）及び／又は
（337）のそのセットが収縮して、エアサック（322）．
（325）．（328）及び／又は（337）の第二セットが膨
脹すると、患者（328）は先ず第7D図に示した水平状態
に復帰しそして次にエアサック（322）．（325）．（32
8）及び／又は（337）の反対側に向けて回転させられ
る。

上で触れたように、エアサック（58）．（322）．（3
25）．（328）及び（337）の各々は本質的に直方体の封
入体であり、気体を封入しない際の四角形の寸法は約18
×39インである。膨脹した時には封入体の大きさは約16
×36インチである。各々はエアサック（58）．（32
2）．（325）．（328）及び（337）が膨脹させられた時
に、側壁（61）が弓型に曲がるのを防ぎ、支えるために
側壁（61）（第１及び２図参照）の内側に張り付けられ
たバッフル（460）を有する。隅（448）の各々は約３イ
ンチの曲率の半径を有し、切抜き（324）の線（452）に
示された方向に沿った寸法は約８インチから約13インチ
に及び、現在推奨される寸法はおよそ10インチである。
エアサック（325）．（328）及び（337）の柱（326）の
線（450）に沿った寸法は約５インチから約12インチに
及び、現在推奨される寸法は約７乃至約12インチであ
る。線（450）に沿ったこの範囲の寸法は柱（326）に充
分なかさを与え且つ従って膨脹した際の充分な固さを与
え、バッフル（460）と関連してエアサック（58）．（3
22）．（325）．（328）及び（337）の両セットが部分
的に膨脹即ち患者（348）が第7D図の位置に居るとき、
又は完全に膨脹して患者が第7B図に示す位置に居るとき
に柱（326）がベッドフレーム（12）の側から外に押し
出されるのを防ぐ。エアサック（325）の形状（第４図
参照）は切抜き（324）の底部に向かう柱（326）の壁上
の傾斜部分（339）により、柱（326）のその外側への変
形を防止するのに更に一層効果的であり、そしてこの開
示により利益を享受する当業者にはエアサック（32
2）．（328）及び（337）の柱（326）のいずれか又は総
てが同様な傾斜部分（339）を含み得ることが承知され
よう。

第２図に於いて、エアサック（322）の上面（323）の
線（459）に沿った寸法は約19インチである。上面（32
3）は面（329）に沿った半径約３インチの曲部（464）
に於いて切抜き（324）に落ち込んでいる。切抜き（32
4）の線（462）に示される方向に沿った寸法は柱（32
6）の線（450）の方向に沿った寸法に従ったものであ
り、約５乃至約10インチであり、現在推奨される寸法は
約７インチである。

第４図に於いて、切抜き（324）の線（452）によって
示される方向の寸法は約５から約10インチの間である。
エアサック（325）の上面（323）のオーバハング部分
（327）の傾斜は線（461）の寸法に従って決定され、こ
れは現在推奨される実施例では線（450）及び（452）の
寸法に従えば２乃至５インチであり、これらの総ては求
められる特定な操作方式や患者（348）の重量と大きさ
によって変動し得る。

エアサック（328）（第５図）の各寸法は以下の通り
である。上で触れたように、柱（326）の線（450）に沿
った寸法は約５から約12インチの間で変動し、切抜き
（324）の線（452）に沿った寸法も線（450）の寸法に
従って同様に変動し得る。エアサック（328）のこぶ（3
30）の線（454で示される方向の寸法は約５インチであ
り、線（456）で示す方向ではその寸法は約２インチで
ある。面（333）の線（458）によって示される寸法は約
14インチである。

次にエアサック（337）（第６図）に於いて地域（32
9）の線（453）で示される方向の寸法は約20インチであ
り、そしてその地域（329）は切抜き（324）に向けて半
径約３インチの曲線（455）と第５図の地域（329）より
急な傾斜を有する傾斜地域は（466）に沿って落ち込
む。

柱（326）と切抜き（324）の寸法は、エアサック（32
2）．（325）及び（328）に関連して先に述べたよう
に、変動する。

ベッドフレーム（12）の全長に渡る単一のエアクッシ
ョンより個別のエアサック（58）．（322）．（328）及
び（337）を使うことによって、一個が漏洩したり、掃
除やその他の注意を要す場合には個別のサックを交換で
きる。個別のエアサック（58）．（322）．（325）．
（328）及び（337）を各々のベースボード（46）．（4
8）．（50）及び（52）から取りはずしたいときは、ポ
スト（32）とリテーナ（34）を穴（54）からはずす（第
２図参照）。次にニップル（23）を延長タブ（15）がネ
ジ（13）から回ってはずれるまで回し、それからニップ
ル（23）を強く引いてそれを穴（54）からはずす。

エアサック（328）のこぶ（330）は、エアサック（32
8）の上表面にそって従の境界をつくり出し患者（348）
の両脚のうちの各々がその従の境界のどちらかに留め置
かれ、エアサック（328）の交互の膨脹と収縮の間もそ
うである。このように、こぶ（330）は患者（348）がエ
アサック（328）のどちらか一方に回転し過ぎるのを防
止する。更に、患者（348）の両脚は患者（348）がベッ
ドフレーム（12）の一方から他方へ交互に回転させられ
ている間、いっしょに合わさってすれたりこすれたりし
ない。当業者にはそこにこぶ（330）を有しているエア
サック（328）は特定の患者に対してのぞまれる治療の
方法や動作の程度によってはエアサック（322）．（32
5）または（337）と交換できることが承知されよう。

本発明を推奨される実施例に沿って記述してきたが、
この記述は説明の便宜上行ったものであり、本発明の限
界を構成するものではなく、その展望は以下の請求によ
ってのみ明らかである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A61G 7/00

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】夫々横断方向に取り付けられる複数のエア
サック（58、322、325、328、337）を取り付けた低エア
漏洩ベッドに使用するエアサックで、患者を支持するため及び圧点を予防する目的で圧力を分
散するために、上面と、底部と、側壁と、側壁と、端壁
と有する封入体（58、322、325、328、337）と、前記底部に取り付けられており、前記封入体の内部と、
気体で前記封入体を膨張させるための気体の源とを接続
する手段（23、80）と、前記封入体を低エア漏洩ベッドに解放可能に固定する手
段（23、32、34、54）と、前記エアサックが膨張させられた際に前記エアサック上
に支持される患者を前記封入体の一側端に向けて回転移
動させる手段（324、329）と、患者が前記封入体の側端に向けて回転させられる際に患
者を前記封入体の上面（323）に留め置くための前記封
入体と一体の手段（326）とを具備し、前記患者を前記直方体の封入体の一側端に向けて回転移
動させる手段（324、329）が、その上面に位置する切抜
き（324）を有することを特徴とするエアサック。
【請求項２】前記接続手段（23、80）が前記封入体の壁
を貫通して延びる先細形のシャンクを有するニップル
（23）と、前記ニップルのそのシャンクを前記封入体の
壁の定位置に留め置くフランジとを含んでいることを特
徴とする請求の範囲第１項に記載のエアサック。
【請求項３】前記ニップル（23）のシャンクが前記固定
手段であることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の
エアサック。
【請求項４】前記ニップルが前記封入体を取りはずし可
能に確保する低エア漏洩ベッド上のフランジに係合する
ためのタブ（15）を有することを特徴とする請求の範囲
第２項に記載のエアサック。
【請求項５】前記切抜き（324）がオーバハング部分（3
27）を有することを特徴とする請求の範囲第１項に記載
のエアサック。
【請求項６】前記直方体の封入体の上面が前記切抜き内
に向けて下り傾斜（329、466）していることを特徴とす
る請求の範囲第１項に記載のエアサック。
【請求項７】上面の傾斜部分がより傾斜の大きい面（32
9、466）を有する面を含むことを特徴とする請求の範囲
第６項に記載のエアサック。
【請求項８】前記封入体の上面に患者を留め置くための
前記手段（326）が、前記封入体の患者が回転させられ
る方向側の構成要素（326）であることを特徴とする請
求の範囲第１項に記載のエアサック。
【請求項９】その上面にこぶ（330）を有することを付
加的な特徴とする請求の範囲第１項に記載のエアサッ
ク。