JP2842147B2 - Acat阻害剤 - Google Patents
Acat阻害剤Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はACAT(アシル−コエ
ンザイムA コレステロール アシルトランスフェラー
ゼ)阻害剤に関する。
ンザイムA コレステロール アシルトランスフェラー
ゼ)阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ACATは脂肪酸アシル−コエンザイム
Aとコレステロールからコレステロールエステルへの合
成を触媒する酵素であり、生体内でのコレステロールの
エステル化のほとんどがACATの作用によってなされ
ていることが知られている[A.A.Spector
et al,Prog.Lipid Res.,第18
巻,第31〜53頁(1979年)]。また、実験的に
作成したアテローム性動脈硬化巣においてはACAT活
性の増大が認められることから、アテローム性動脈硬化
巣でのコレステロールエステルの蓄積とACAT活性と
の関連性が指摘されている[St.Clair eta
l,Circ.Res.,第27巻,第213〜225
頁(1970年),St.Clair et al,P
rog.Cardiovasc.Dis.,第26巻,
第109〜132頁(1983年),P.M.Kinn
uen etal,Biochemistry,第27
巻,第7344〜7350頁(1988年)]。
Aとコレステロールからコレステロールエステルへの合
成を触媒する酵素であり、生体内でのコレステロールの
エステル化のほとんどがACATの作用によってなされ
ていることが知られている[A.A.Spector
et al,Prog.Lipid Res.,第18
巻,第31〜53頁(1979年)]。また、実験的に
作成したアテローム性動脈硬化巣においてはACAT活
性の増大が認められることから、アテローム性動脈硬化
巣でのコレステロールエステルの蓄積とACAT活性と
の関連性が指摘されている[St.Clair eta
l,Circ.Res.,第27巻,第213〜225
頁(1970年),St.Clair et al,P
rog.Cardiovasc.Dis.,第26巻,
第109〜132頁(1983年),P.M.Kinn
uen etal,Biochemistry,第27
巻,第7344〜7350頁(1988年)]。
【0003】一方、食餌由来のコレステロールの吸収に
際しては、腸管内に存在する遊離型のコレステロールが
小腸粘膜内においてエステル化された後キロミクロンと
してリンパ管内に分泌されることが知られており、この
際にも小腸粘膜内に存在するACATによるコレステロ
ールのエステル化が大きく関与していることが知られて
いる[K.E.Suckling,et al,J.L
ipid Res.,第26巻,第647〜671頁
(1985年),J.G.Heider etal,
J.Lipid Res.,第34巻,第176〜18
3頁(1983年)]。
際しては、腸管内に存在する遊離型のコレステロールが
小腸粘膜内においてエステル化された後キロミクロンと
してリンパ管内に分泌されることが知られており、この
際にも小腸粘膜内に存在するACATによるコレステロ
ールのエステル化が大きく関与していることが知られて
いる[K.E.Suckling,et al,J.L
ipid Res.,第26巻,第647〜671頁
(1985年),J.G.Heider etal,
J.Lipid Res.,第34巻,第176〜18
3頁(1983年)]。
【0004】また、肝においてはACAT阻害剤によっ
てコレステロールエステルの生成が抑えられる結果、血
中コレステロールの低下作用につながると考えられる
[V.A.Kosykh,et al,Atheros
clerosis,第68巻,第67〜76頁(198
7年)]。
てコレステロールエステルの生成が抑えられる結果、血
中コレステロールの低下作用につながると考えられる
[V.A.Kosykh,et al,Atheros
clerosis,第68巻,第67〜76頁(198
7年)]。
【0005】このように、ACAT阻害剤は動脈硬化巣
に作用してコレステロールエステルの蓄積を抑制するこ
とによりアテローム性動脈硬化の生成、進展を抑制し、
肝臓に作用して血中コレステロールを低下し、また小腸
粘膜に作用してコレステロール吸収を抑制することが考
えられる。従来から知られているACAT阻害剤として
はアメリカ特許第4,623,662号明細書に開示さ
れた置換尿素誘導体、特開昭60−41655号および
特開昭63−253060号に開示されたアニリド誘導
体等があるが、それらの作用は未だ充分ではない。
に作用してコレステロールエステルの蓄積を抑制するこ
とによりアテローム性動脈硬化の生成、進展を抑制し、
肝臓に作用して血中コレステロールを低下し、また小腸
粘膜に作用してコレステロール吸収を抑制することが考
えられる。従来から知られているACAT阻害剤として
はアメリカ特許第4,623,662号明細書に開示さ
れた置換尿素誘導体、特開昭60−41655号および
特開昭63−253060号に開示されたアニリド誘導
体等があるが、それらの作用は未だ充分ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より強力な
ACAT阻害作用を有し、抗動脈硬化剤および脂質低下
剤として有用な薬剤を提供することを目的とする。
ACAT阻害作用を有し、抗動脈硬化剤および脂質低下
剤として有用な薬剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式[1]
【0008】
【0009】(式中、Xは炭素数1〜4のアルキル基ま
たは炭素数1〜4のアルコキシ基を示し、Yは水素原子
または炭素数1〜4のアルコキシ基を示し、Aは炭素数
1〜4のアルキレン基を示し、Rは炭素数1〜20のア
ルキル基、炭素数2〜20のアルカノイル基または「炭
素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい」ベン
ジル基を示し、nは0、1または2を示す。)で表され
るアニリド誘導体を有効成分とするACAT阻害剤であ
る。
たは炭素数1〜4のアルコキシ基を示し、Yは水素原子
または炭素数1〜4のアルコキシ基を示し、Aは炭素数
1〜4のアルキレン基を示し、Rは炭素数1〜20のア
ルキル基、炭素数2〜20のアルカノイル基または「炭
素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい」ベン
ジル基を示し、nは0、1または2を示す。)で表され
るアニリド誘導体を有効成分とするACAT阻害剤であ
る。
【0010】本発明において、アルキル基とは直鎖また
は分枝鎖状のアルキル基であり、たとえばXで表される
アルキル基とはメチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基な
どであり、Rで表されるアルキル基とはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、オクチル基、デシル基、ドデシ
ル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、エイコサニル
基などである。好ましくは、Xで表されるアルキル基は
イソプロピル基であり、Rで表されるアルキル基は炭素
数8〜16のアルキル基である。アルコキシ基とは直鎖
または分枝状のアルコキシ基であり、たとえばメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基である。ア
ルキレン基とは直鎖または分枝鎖状のアルキレン基であ
り、たとえばメチレン基、エチレン基、トリメチレン
基、ジメチルメチレン基、テトラメチレン基などであ
る。
は分枝鎖状のアルキル基であり、たとえばXで表される
アルキル基とはメチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基な
どであり、Rで表されるアルキル基とはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、オクチル基、デシル基、ドデシ
ル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、エイコサニル
基などである。好ましくは、Xで表されるアルキル基は
イソプロピル基であり、Rで表されるアルキル基は炭素
数8〜16のアルキル基である。アルコキシ基とは直鎖
または分枝状のアルコキシ基であり、たとえばメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基である。ア
ルキレン基とは直鎖または分枝鎖状のアルキレン基であ
り、たとえばメチレン基、エチレン基、トリメチレン
基、ジメチルメチレン基、テトラメチレン基などであ
る。
【0011】式[1]の化合物は、たとえば次の方法で
製造することができる。すなわち下記式[2]
製造することができる。すなわち下記式[2]
【0012】
【0013】(式中、X、YおよびAは前記と同意義で
ある。)で示されるアニリド誘導体のチオエステル部分
をエステルを加水分解する通常の方法(たとえば、含水
エタノール中水酸化カリウムと反応させる方法)で加水
分解してチオール体とし、直ちにこれと式R−Hal
(式中、Rは前記と同意義であり、Halはハロゲン原
子である。)で示される化合物とを反応させることによ
って式[1]の化合物のうちnが0の化合物を製造する
ことができる。
ある。)で示されるアニリド誘導体のチオエステル部分
をエステルを加水分解する通常の方法(たとえば、含水
エタノール中水酸化カリウムと反応させる方法)で加水
分解してチオール体とし、直ちにこれと式R−Hal
(式中、Rは前記と同意義であり、Halはハロゲン原
子である。)で示される化合物とを反応させることによ
って式[1]の化合物のうちnが0の化合物を製造する
ことができる。
【0014】式[1]の化合物のうちnが1または2の
化合物は、上記で得られた化合物を反応に不活性な溶媒
中で酸化して得ることができる。ここで用いられる酸化
剤としては、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過酢
酸等が挙げられ、反応に不活性な溶媒としては、水、酢
酸、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、第三ブチルアルコール等のアルコール類、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、塩化メチレン、クロ
ロホルム、アセトン等が挙げられる。
化合物は、上記で得られた化合物を反応に不活性な溶媒
中で酸化して得ることができる。ここで用いられる酸化
剤としては、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過酢
酸等が挙げられ、反応に不活性な溶媒としては、水、酢
酸、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、第三ブチルアルコール等のアルコール類、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、塩化メチレン、クロ
ロホルム、アセトン等が挙げられる。
【0015】また、式[1]の化合物は、次の方法によ
っても製造することができる。すなわち、下記式[3]
っても製造することができる。すなわち、下記式[3]
【0016】
【0017】(式中、X、YおよびAは前記と同意義で
あり、Halはハロゲン原子である。)で示されるアニ
リド誘導体を塩基の存在下、式R−SH(式中、Rは前
記と同意義である。)で示される化合物と反応させるこ
とによって式[1]の化合物のうちnが0の化合物を製
造することができる。式[1]の化合物のうちnが1ま
たは2の化合物は、前記と同様に酸化して得ることがで
きる。ここで用いられる塩基としては、たとえば炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン等の有機塩基、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、t−ブトキシカリウ
ム等のアルコキシドのほか、水素化ナトリウム、水素化
カリウム、ナトリウムアミド等を挙げることができる。
あり、Halはハロゲン原子である。)で示されるアニ
リド誘導体を塩基の存在下、式R−SH(式中、Rは前
記と同意義である。)で示される化合物と反応させるこ
とによって式[1]の化合物のうちnが0の化合物を製
造することができる。式[1]の化合物のうちnが1ま
たは2の化合物は、前記と同様に酸化して得ることがで
きる。ここで用いられる塩基としては、たとえば炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン等の有機塩基、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、t−ブトキシカリウ
ム等のアルコキシドのほか、水素化ナトリウム、水素化
カリウム、ナトリウムアミド等を挙げることができる。
【0018】さらに、式[1]の化合物は、以下に示す
方法によっても製造することができる。すなわち、下記
式[4]
方法によっても製造することができる。すなわち、下記
式[4]
【0019】
【0020】(式中、XおよびYは前記と同意義であ
る。)で示されるアニリン誘導体を塩基の存在下、式R
−S−A−CO−Hal(式中、RおよびAは前記と同
意義であり、Halはハロゲン原子である。)で示され
る化合物と反応させることにより、式[1]の化合物の
うちnが0の化合物を製造することができる。ここで用
いられる塩基は、上記で用いられたものと同様である。
また、硫黄原子の酸化反応も上記と同様である。
る。)で示されるアニリン誘導体を塩基の存在下、式R
−S−A−CO−Hal(式中、RおよびAは前記と同
意義であり、Halはハロゲン原子である。)で示され
る化合物と反応させることにより、式[1]の化合物の
うちnが0の化合物を製造することができる。ここで用
いられる塩基は、上記で用いられたものと同様である。
また、硫黄原子の酸化反応も上記と同様である。
【0021】式[1]の化合物を動脈硬化用剤および脂
質低下剤として用いるためには、錠剤、丸剤、カプセル
剤、顆粒剤、溶液剤、注射剤などの投与製剤で、経口的
または非経口的に投与される。上記の各製剤は慣用的な
製剤技術に従って製造され、たとえば溶液剤の場合、油
性基剤(植物油、プロピレングリコールエステル、トリ
グリセリド、ポリエチレングリコール、その他長鎖脂肪
酸など)に溶解することが好ましい。また、通常の増量
剤、結合剤、pH調節剤、溶解剤、界面活性剤などの添
加剤を添加することができる。本発明化合物は、成人の
患者に対して1〜1000mg/日を数回に分けて経口
的または非経口的に投与することができる。この投与量
は疾病の種類、患者の年齢、体重、症状により適宜増減
することができる。
質低下剤として用いるためには、錠剤、丸剤、カプセル
剤、顆粒剤、溶液剤、注射剤などの投与製剤で、経口的
または非経口的に投与される。上記の各製剤は慣用的な
製剤技術に従って製造され、たとえば溶液剤の場合、油
性基剤(植物油、プロピレングリコールエステル、トリ
グリセリド、ポリエチレングリコール、その他長鎖脂肪
酸など)に溶解することが好ましい。また、通常の増量
剤、結合剤、pH調節剤、溶解剤、界面活性剤などの添
加剤を添加することができる。本発明化合物は、成人の
患者に対して1〜1000mg/日を数回に分けて経口
的または非経口的に投与することができる。この投与量
は疾病の種類、患者の年齢、体重、症状により適宜増減
することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の化合物は、ウサギ小腸ミクロソ
ームを用いたACAT阻害試験およびコレステロール負
荷高脂血症ウサギを用いた血清中コレステロール増加抑
制試験において有意な活性を示したことから、抗動脈硬
化剤および脂質低下剤として有用である。
ームを用いたACAT阻害試験およびコレステロール負
荷高脂血症ウサギを用いた血清中コレステロール増加抑
制試験において有意な活性を示したことから、抗動脈硬
化剤および脂質低下剤として有用である。
【0023】
【実施例】以下、製造例、実施例および試験例を挙げ
て、本発明をさらに具体的に説明する。 製造例1 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(テト
ラデシルチオ)アセタミド(化合物1)の製造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−クロロ
アセトアミド(2.54g)、テトラデシルメルカプタ
ン(2.3g)、炭酸カリウム(3.6g)、ヨウ化ナ
トリウム(60mg)とエタノール(50ml)の混合
物をアルゴン雰囲気下6時間加熱還流した。反応溶媒を
減圧留去した後酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗
浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留
去し残渣をイソプロピルエーテルで結晶化して無色針状
晶の標記化合物(3.14g)を得た。 融点 62.5〜64℃
て、本発明をさらに具体的に説明する。 製造例1 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(テト
ラデシルチオ)アセタミド(化合物1)の製造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−クロロ
アセトアミド(2.54g)、テトラデシルメルカプタ
ン(2.3g)、炭酸カリウム(3.6g)、ヨウ化ナ
トリウム(60mg)とエタノール(50ml)の混合
物をアルゴン雰囲気下6時間加熱還流した。反応溶媒を
減圧留去した後酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗
浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留
去し残渣をイソプロピルエーテルで結晶化して無色針状
晶の標記化合物(3.14g)を得た。 融点 62.5〜64℃
【0024】製造例2 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(オク
チルチオ)アセトアミド(化合物2)の製造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(アセ
チルチオ)アセトアミド(5.87g)とエタノール
(80ml)の混合物中にアルゴン雰囲気下0℃で10
%水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を滴下した。反
応混合物を30分間攪拌した後、オクチルブロミド
(3.86g)を加え、室温で4時間攪拌した。反応混
合物を減圧留去し、残渣に酢酸エチルを加え、飽和食塩
水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:4)に付し、
ヘキサンで結晶化して無色針状晶の標記化合物(5.1
3g)を得た。 融点 86.5〜87.5℃
チルチオ)アセトアミド(化合物2)の製造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(アセ
チルチオ)アセトアミド(5.87g)とエタノール
(80ml)の混合物中にアルゴン雰囲気下0℃で10
%水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を滴下した。反
応混合物を30分間攪拌した後、オクチルブロミド
(3.86g)を加え、室温で4時間攪拌した。反応混
合物を減圧留去し、残渣に酢酸エチルを加え、飽和食塩
水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:4)に付し、
ヘキサンで結晶化して無色針状晶の標記化合物(5.1
3g)を得た。 融点 86.5〜87.5℃
【0025】同様の操作を行い以下の化合物を得た。 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(デシ
ルチオ)アセトアミド(化合物3) 融点 70〜71℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(ドデ
シルチオ)アセトアミド(化合物4) 融点 64〜66℃
ルチオ)アセトアミド(化合物3) 融点 70〜71℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(ドデ
シルチオ)アセトアミド(化合物4) 融点 64〜66℃
【0026】N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)
−2−(ヘキサデシルチオ)アセトアミド(化合物5) 融点 92.5〜93℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(オク
タデシルチオ)アセトアミド(化合物6) 融点 77.5〜78.5℃
−2−(ヘキサデシルチオ)アセトアミド(化合物5) 融点 92.5〜93℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(オク
タデシルチオ)アセトアミド(化合物6) 融点 77.5〜78.5℃
【0027】N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)
−2−(エイコシルチオ)アセトアミド(化合物7) 融点 105〜106℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(4−
第三ブチルベンジルチオ)アセトアミド(化合物8) 融点 137.5〜138.5℃
−2−(エイコシルチオ)アセトアミド(化合物7) 融点 105〜106℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(4−
第三ブチルベンジルチオ)アセトアミド(化合物8) 融点 137.5〜138.5℃
【0028】N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)
−2−メチル−2−(テトラデシルチオ)プロパンアミ
ド(化合物9) 融点 87.5〜89.5℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−4−(テト
ラデシルチオ)ブタンアミド(化合物10) 融点 64〜67℃ N−(2,4,6−トリメトキシフェニル)−2−(テ
トラデシルチオ)アセトアミド(化合物11) 融点 99〜101.5℃
−2−メチル−2−(テトラデシルチオ)プロパンアミ
ド(化合物9) 融点 87.5〜89.5℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−4−(テト
ラデシルチオ)ブタンアミド(化合物10) 融点 64〜67℃ N−(2,4,6−トリメトキシフェニル)−2−(テ
トラデシルチオ)アセトアミド(化合物11) 融点 99〜101.5℃
【0029】製造例3 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−3−(テト
ラデシルチオ)プロパンアミド(化合物12)の製造 3−(テトラデシルチオ)プロピオン酸(3.02g)
と塩化チオニル(20ml)の混合物を室温で 30分
間攪拌した後、減圧乾固して3−(テトラデシルチオ)
プロピオニルクロリドを得た。続いて、2,6−ジイソ
プロピルアニリン(1.77g)、トリエチルアミン
(2.1ml)およびトルエン(20ml)の混合物中
に上記で得た3−(テトラデシルチオ)プロピオニルク
ロリドのトルエン(5ml)溶液を滴下し、室温で1時
間攪拌した。反応溶液を3%塩酸、10%水酸化ナトリ
ウム液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサ
ン=1:5)に付し、イソプロピルエーテルで結晶化し
て無色針状晶の標記化合物(2.55g)を得た。 融点 73〜74℃
ラデシルチオ)プロパンアミド(化合物12)の製造 3−(テトラデシルチオ)プロピオン酸(3.02g)
と塩化チオニル(20ml)の混合物を室温で 30分
間攪拌した後、減圧乾固して3−(テトラデシルチオ)
プロピオニルクロリドを得た。続いて、2,6−ジイソ
プロピルアニリン(1.77g)、トリエチルアミン
(2.1ml)およびトルエン(20ml)の混合物中
に上記で得た3−(テトラデシルチオ)プロピオニルク
ロリドのトルエン(5ml)溶液を滴下し、室温で1時
間攪拌した。反応溶液を3%塩酸、10%水酸化ナトリ
ウム液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサ
ン=1:5)に付し、イソプロピルエーテルで結晶化し
て無色針状晶の標記化合物(2.55g)を得た。 融点 73〜74℃
【0030】製造例4 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(テト
ラデシルスルフェニル)アセトアミド(化合物13)の
製造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(テト
ラデシルチオ)アセトアミド(化合物1)(4.48
g)の塩化メチレン(100ml)溶液に氷冷下m−ク
ロロ過安息香酸(1.72g)の塩化メチレン(20m
l)溶液を滴下した。反応液を室温で1時間攪拌した
後、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)に付し無色プリズム晶の標記化合物(3.36
g)を得た。 融点 61〜64℃
ラデシルスルフェニル)アセトアミド(化合物13)の
製造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(テト
ラデシルチオ)アセトアミド(化合物1)(4.48
g)の塩化メチレン(100ml)溶液に氷冷下m−ク
ロロ過安息香酸(1.72g)の塩化メチレン(20m
l)溶液を滴下した。反応液を室温で1時間攪拌した
後、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)に付し無色プリズム晶の標記化合物(3.36
g)を得た。 融点 61〜64℃
【0031】製造例5 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(テト
ラデシルスルホニル)アセトアミド(化合物14)の製
造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(テト
ラデシルチオ)アセトアミド(化合物1)(4.48
g)の塩化メチレン(100ml)溶液に氷冷下m−ク
ロロ過安息香酸(3.45g)の塩化メチレン(40m
l)溶液を滴下した。反応液を室温で1時間攪拌した
後、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=
1:4)に付し、ヘキサンより結晶化して標記化合物
(3.84g)を得た。
ラデシルスルホニル)アセトアミド(化合物14)の製
造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(テト
ラデシルチオ)アセトアミド(化合物1)(4.48
g)の塩化メチレン(100ml)溶液に氷冷下m−ク
ロロ過安息香酸(3.45g)の塩化メチレン(40m
l)溶液を滴下した。反応液を室温で1時間攪拌した
後、飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=
1:4)に付し、ヘキサンより結晶化して標記化合物
(3.84g)を得た。
【0032】融点 89.5〜92℃
【0033】同様の操作によって以下の化合物を得た。
【0034】N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)
−2−(オクチルスルホニル)アセトアミド(化合物1
5) 融点 127〜132℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(デシ
ルスルホニル)アセトアミド(化合物16) 融点 110〜115.5℃
−2−(オクチルスルホニル)アセトアミド(化合物1
5) 融点 127〜132℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(デシ
ルスルホニル)アセトアミド(化合物16) 融点 110〜115.5℃
【0035】N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)
−2−(ドデシルスルホニル)アセトアミド(化合物1
7) 融点 100〜101℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(ヘキ
サデシルスルホニル)アセトアミド(化合物18) 融点 99〜100℃
−2−(ドデシルスルホニル)アセトアミド(化合物1
7) 融点 100〜101℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(ヘキ
サデシルスルホニル)アセトアミド(化合物18) 融点 99〜100℃
【0036】N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)
−2−(オクタデシルスルホニル)アセトアミド(化合
物19) 融点 91.5〜93℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(エイ
コシルスルホニル)アセトアミド(化合物20) 融点 85.5〜91℃
−2−(オクタデシルスルホニル)アセトアミド(化合
物19) 融点 91.5〜93℃ N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(エイ
コシルスルホニル)アセトアミド(化合物20) 融点 85.5〜91℃
【0037】製造例6 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(ドデ
カノイルチオ)アセトアミド(化合物21)の製造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(アセ
チルチオ)アセトアミド(1.5g)とエタノール(5
ml)の混合物にアルゴン雰囲気下10%水酸化ナトリ
ウム水溶液(2ml)を加え、室温で10分間攪拌し
た。反応液に3%塩酸を加え、エーテルで抽出した。エ
ーテル層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸アグネシウムで
乾燥した後、トリエチルアミン(0.77ml)および
ドデカノイルクロリド(1.16g)を加え、室温で1
時間攪拌した。反応混合物中の不溶物を濾過で除いたの
ち、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=5:
1)に付し無色針状晶の標記化合物(1.77g)を得
た。 融点 100.5〜101.5℃
カノイルチオ)アセトアミド(化合物21)の製造 N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−(アセ
チルチオ)アセトアミド(1.5g)とエタノール(5
ml)の混合物にアルゴン雰囲気下10%水酸化ナトリ
ウム水溶液(2ml)を加え、室温で10分間攪拌し
た。反応液に3%塩酸を加え、エーテルで抽出した。エ
ーテル層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸アグネシウムで
乾燥した後、トリエチルアミン(0.77ml)および
ドデカノイルクロリド(1.16g)を加え、室温で1
時間攪拌した。反応混合物中の不溶物を濾過で除いたの
ち、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=5:
1)に付し無色針状晶の標記化合物(1.77g)を得
た。 融点 100.5〜101.5℃
【0038】同様の操作によって以下の化合物を得た。 N−(2,4,6−トリメトキシフェニル)−2−(ド
デカノイルチオ)アセトアミド(化合物22) 融点 98.5〜100℃
デカノイルチオ)アセトアミド(化合物22) 融点 98.5〜100℃
【0039】実施例1 100gの化合物1、ヒドロキシプロピルセルロース8
0g、結晶セルロース50g、乳糖50g、軽質無水ケ
イ酸20gおよびタルク20gから、常法により直径9
mm、1錠の重さ320mgの錠剤を製造した。
0g、結晶セルロース50g、乳糖50g、軽質無水ケ
イ酸20gおよびタルク20gから、常法により直径9
mm、1錠の重さ320mgの錠剤を製造した。
【0040】実施例2 100gの化合物10、結晶セルロース100g、乳糖
150gおよび軽質無水ケイ酸20gから、常法により
1カプセル当りの内容量370mgのカプセル剤を製造
した。
150gおよび軽質無水ケイ酸20gから、常法により
1カプセル当りの内容量370mgのカプセル剤を製造
した。
【0041】実施例3 200gの化合物6、乳糖200g、ヒドロキシプロピ
ルセルロース20gおよびタルク10gから、常法によ
り顆粒剤を製造した。
ルセルロース20gおよびタルク10gから、常法によ
り顆粒剤を製造した。
【0042】実施例4 100gの化合物1を900gのプロピレングリコール
モノオレエートおよび5gのトゥイーン80に溶解し、
溶液剤を製造した。
モノオレエートおよび5gのトゥイーン80に溶解し、
溶液剤を製造した。
【0043】試験例1[ACAT阻害作用] ウサギ小腸ミクロソーム分画は常法に従って調製し、得
られたミクロソーム分画を0.1規定ショ糖、0.03
規定エチレンジアミン四酢酸(EDTA)および0.0
5規定塩化カリウムを含む0.04規定燐酸カリウム緩
衝液(pH7.4)に懸濁した。被検薬はジメチルスル
ホキシドに溶解して調製した。1%牛血清アルブミンを
含む0.05規定燐酸緩衝液(pH7.4)に上記ウサ
ギ小腸ミクロソーム分画懸濁液(タンパク質量として2
50μg)および[1〜14C]オレイル コエンザイ
ムAを加え、さらにこれに各種濃度の被検薬を加え全量
を500μlとした。この混合物を37℃で6分間イン
キュベートした後、クロロホルムとメタノールの混合液
(混合比=2:1)を加え反応を停止した。攪拌後クロ
ロホルム層を採取し、これを濃縮乾固した。これにコレ
ステロールオレエートのクロロホルム溶液(濃度10m
g/ml)30μlを加え、シリカゲル薄層板(メルク
社製,キーゼルゲル Art 5715)にスポット
し、ヘキサンと酢酸エチルの混合液(混合比=100:
3)で展開した。コレステロールオレエートに相当する
部分をかきとり、放射能活性を液体シンチレーションカ
ウンター(アロカ社製,LSC−3000)で測定し
た。被検薬を加えない試料についても同様に処理、測定
した。これらの結果から、下記の式を用いてACAT活
性の抑制率(%)を求め、IC50値を算出した。
られたミクロソーム分画を0.1規定ショ糖、0.03
規定エチレンジアミン四酢酸(EDTA)および0.0
5規定塩化カリウムを含む0.04規定燐酸カリウム緩
衝液(pH7.4)に懸濁した。被検薬はジメチルスル
ホキシドに溶解して調製した。1%牛血清アルブミンを
含む0.05規定燐酸緩衝液(pH7.4)に上記ウサ
ギ小腸ミクロソーム分画懸濁液(タンパク質量として2
50μg)および[1〜14C]オレイル コエンザイ
ムAを加え、さらにこれに各種濃度の被検薬を加え全量
を500μlとした。この混合物を37℃で6分間イン
キュベートした後、クロロホルムとメタノールの混合液
(混合比=2:1)を加え反応を停止した。攪拌後クロ
ロホルム層を採取し、これを濃縮乾固した。これにコレ
ステロールオレエートのクロロホルム溶液(濃度10m
g/ml)30μlを加え、シリカゲル薄層板(メルク
社製,キーゼルゲル Art 5715)にスポット
し、ヘキサンと酢酸エチルの混合液(混合比=100:
3)で展開した。コレステロールオレエートに相当する
部分をかきとり、放射能活性を液体シンチレーションカ
ウンター(アロカ社製,LSC−3000)で測定し
た。被検薬を加えない試料についても同様に処理、測定
した。これらの結果から、下記の式を用いてACAT活
性の抑制率(%)を求め、IC50値を算出した。
【0044】
【式1】
【0045】その結果を下記表1に示した。
【0046】
【表1】
【0047】試験例2[コレステロール負荷高脂血症ウ
サギに対する作用] 動物は、9週齢のNZW系雄性ウサギ(Kbs,北山ラ
ベス)20匹を使用した。ウサギを普通飼料(RC−
4,オリエンタル酵母)1日100g制限食で5日間予
備飼育した後、1%コレステロール添加飼料に切り替え
た。3日間飼育後、採血して血中コレステロール値を測
定し、この値で1群5匹4群に群分けして0日目の値と
した。その後、下記飼料(1)〜(4)を1日100g
ずつ11日間摂取させ、翌朝耳介静脈より採血して血清
を分取し、血清中総コレステロール値を測定した。
サギに対する作用] 動物は、9週齢のNZW系雄性ウサギ(Kbs,北山ラ
ベス)20匹を使用した。ウサギを普通飼料(RC−
4,オリエンタル酵母)1日100g制限食で5日間予
備飼育した後、1%コレステロール添加飼料に切り替え
た。3日間飼育後、採血して血中コレステロール値を測
定し、この値で1群5匹4群に群分けして0日目の値と
した。その後、下記飼料(1)〜(4)を1日100g
ずつ11日間摂取させ、翌朝耳介静脈より採血して血清
を分取し、血清中総コレステロール値を測定した。
【0048】コレステロール値は,オートアナライザー
(日立7150型)を使用し、酵素法で測定した。 (1)ウサギ用普通固形飼料RC−4
(普通飼料群) (2)RC−4に1%コレステロールを添加した飼料
(高コレステロール群) (3)(2)の高コレステロール飼料に0.015%の
化合物1を添加した飼料(本発明群1) (4)(2)の高コレステロール飼料に0.075%の
化合物1を添加した飼料(本発明群2) 増加抑制率は次式により算出した。
(日立7150型)を使用し、酵素法で測定した。 (1)ウサギ用普通固形飼料RC−4
(普通飼料群) (2)RC−4に1%コレステロールを添加した飼料
(高コレステロール群) (3)(2)の高コレステロール飼料に0.015%の
化合物1を添加した飼料(本発明群1) (4)(2)の高コレステロール飼料に0.075%の
化合物1を添加した飼料(本発明群2) 増加抑制率は次式により算出した。
【0049】
【式2】
【0050】結果を表2に示した。
【0051】
【表2】
【0052】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 31/165 CA(STN) MEDLINE(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】 式 (式中、Xは炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1
〜4のアルコキシ基を示し、Yは水素原子または炭素数
1〜4のアルコキシ基を示し、Aは炭素数1〜4のアル
キレン基を示し、Rは炭素数1〜20のアルキル基、炭
素数2〜20のアルカノイル基または「炭素数1〜4の
アルキル基で置換されていてもよい」ベンジル基を示
し、nは0、1または2を示す。)で表されるアニリド
誘導体を有効成分とするACAT阻害剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12113393A JP2842147B2 (ja) | 1992-05-26 | 1993-05-24 | Acat阻害剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-133206 | 1992-05-26 | ||
JP13320692 | 1992-05-26 | ||
JP12113393A JP2842147B2 (ja) | 1992-05-26 | 1993-05-24 | Acat阻害剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640898A JPH0640898A (ja) | 1994-02-15 |
JP2842147B2 true JP2842147B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=26458568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12113393A Expired - Fee Related JP2842147B2 (ja) | 1992-05-26 | 1993-05-24 | Acat阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2842147B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU1076695A (en) * | 1993-11-25 | 1995-06-13 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Composition of pharmaceutical preparation improved in peroral absorbability |
FR2741619B1 (fr) * | 1995-11-28 | 1998-02-13 | Pf Medicament | Nouveaux derives de 2,3,5-trimethyl-4-hydroxy-anilides, leur preparation et leur application en therapeutique |
FR2946341B1 (fr) * | 2009-06-05 | 2011-06-24 | Galderma Res & Dev | Nouveaux derives de n-phenyl acetamide, inhibiteurs de l'enzyme soat-1, compositions pharmaceutiques et cosmetiques les contenant. |
FR2946340B1 (fr) * | 2009-06-05 | 2011-06-24 | Galderma Res & Dev | Nouveaux n-phenyl acetamie, inhibiteurs de l'enzyme soat-1, compositions pharmaceutiques et cosmetiques les contenant. |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP12113393A patent/JP2842147B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0640898A (ja) | 1994-02-15 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |